JPH10336958A - 発電装置の排風ダクト - Google Patents

発電装置の排風ダクト

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JPH10336958A
JPH10336958A JP16196997A JP16196997A JPH10336958A JP H10336958 A JPH10336958 A JP H10336958A JP 16196997 A JP16196997 A JP 16196997A JP 16196997 A JP16196997 A JP 16196997A JP H10336958 A JPH10336958 A JP H10336958A
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JP
Japan
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exhaust duct
outlet
exhaust
generator
duct
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Application number
JP16196997A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Saito
義和 斎藤
Jun Yoshida
潤 吉田
Shin Takase
慎 高瀬
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Denyo Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Denyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、吹出し口への積雪が回避され、第2
に、もって吹出し口の雪降ろしも不要化し、第3に、地
面の積雪を溶かす利点もある、発電装置の排風ダクトを
提案する。 【解決手段】 発電装置1は、壁面に吸気口と排気口3
を備えた箱体4内に、エンジンや発電機が収納され、フ
ァンが配設されている。そして排風ダクト12は、排気
口3に連接されて外部Cに突出すると共に、上面9と下
面14に、それぞれ外部Cへの吹出し口10が形成され
ている。そして、この排風ダクト12の両吹出し口10
は、いずれか一方が、選択的に開放され使用可能とさ
れ、残りの他方が、閉鎖され使用不能とされる。吹出し
口10の閉鎖には、着脱可能なカバー16が用いられ
る。もって、屋外に設置された場合、降雪時期には、上
面9の吹出し口10がカバー16にて閉鎖され、下面1
4の吹出し口10が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電装置の排風ダ
クトに関する。すなわち、内部にエンジンや発電機が収
納された発電装置において、その排気口に付設される排
風ダクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は発電装置の従来例の説明に供し、
(1)図は正面説明図、(2)図は側面説明図である。
同図にも示したように、この種の発電装置1は、壁面に
吸気口2と排気口3とを備えた箱体4内に、エンジン5
や発電機6が収納されると共に、ファン7が配設されて
なり、屋外の地面上に設置されることが多い。そして排
気口3には、従来より排風ダクト8が連設されており、
この排風ダクト8には、その上面9に吹出し口10が形
成されていた。11は金網であり、この金網11は、例
えば鳥が排風ダクト8内に巣を作らないようにするた
め、その他排風ダクト8内を保護するため、上面9の吹
出し口10上を覆うべく配されている。さて、この発電
装置1にあっては、発電時には、図中矢示したように空
気の流れAが形成される。そして、内部Bへと導かれた
空気が、排風ダクト8,吹出し口10,金網11等を介
し外部Cへと排気されることにより、エンジン5や発電
機6が冷却されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。上述し
たように排風ダクト8の吹出し口10は、従来、上面9
に形成されており、もって、吹出し口10から外部Cに
排気された暖かい空気が、地面に反射して吸気口2に向
かったりしないように、更に近くを通る人に不快感を与
えたりしないようになっていた。しかしながら、このよ
うに吹出し口10が上面9に形成されていたので、発電
装置1が屋外に設置された場合、降雪時期において、雪
が吹出し口10の金網11上に積雪してしまう、という
問題が指摘されていた。すなわち、積雪が排風ダクト8
の吹出し口10を塞いでしまい、発電時の外部への排気
が不能となり、前述した空気の流れAが阻止され、結
局、エンジン5や発電機6の冷却が実施されなくなる事
態が発生していた。そして、このような事態を回避する
ため、従来は、吹出し口10,金網11上の積雪の雪降
ろしが行われており、非常に手間がかかり面倒である、
という問題も指摘されていた。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、請求項
1,2では、上下両面に吹出し口を形成して、その一方
のみを選択的に使用し、他方をカバーで閉鎖するように
したことにより、請求項3では、上下いずれかの面に吹
出し口を形成すると共に、上下を反転して着脱可能と
し、もって吹出し口を適宜上向き又は下向き状態で使用
するようにしたことにより、第1に、吹出し口への積雪
が回避され、第2に、もって吹出し口の雪降ろしも不要
化し、第3に、地面の積雪を溶かす利点もある、発電装
置の排風ダクトを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
の発電装置の排風ダクトは、壁面に吸気口と排気口とを
備えた箱体内に、エンジンや発電機が収納されると共に
ファンが配設された、発電装置において用いられる。そ
して該排風ダクトは、該排気口に連設されて外部に突出
すると共に、上下両面にそれぞれ外部への吹出し口が形
成されている。そして、該排風ダクトの両該吹出し口
は、そのいずれか一方が、選択的に開放され使用可能と
されると共に、残りの他方が、閉鎖され使用不能とされ
ること、を特徴とする。
【0006】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2の発電装置の排風ダクトは、請求
項1に記載した発電装置の排風ダクトにおいて、両該吹
出し口に対し着脱可能な共通のカバーを備えてなる。そ
して、該排風ダクトの両該吹出し口は、そのいずれか
が、該カバーの装着により選択的に閉鎖され使用不能と
されること、を特徴とする。
【0007】又、請求項3については次のとおり。すな
わち、この請求項3の発電装置の排風ダクトは、壁面に
吸気口と排気口とを備えた箱体内に、エンジンや発電機
が収納されると共にファンが配設された、発電装置にお
いて用いられる。そして該排風ダクトは、該排気口に連
接し外部に突出して取付けられ、上下いずれかの面に外
部への吹出し口が形成されている。そして該排風ダクト
は、該箱体の該排気口廻りの側壁面に対し、上下を反転
して着脱可能に取付けられていること、を特徴とする。
【0008】この発電装置の排風ダクトは、このように
なっているので、屋外に設置された場合、降雪時期とそ
れ以外の通常の時期とで、季節的に使い分けられる。ま
ず、降雪時期において、請求項1,2の排風ダクトは、
上面の吹出し口が、カバーにより閉鎖されて使用不能と
され、下面の吹出し口が、開放されて使用され発電時の
排気に供される。請求項3の排風ダクトは、吹出し口
が、下向きの状態となるべく取付けて使用され、もって
発電時の排気に供される。このようにして、排気用の吹
出し口への積雪が回避される。これに対し、降雪時期以
外の時期において、請求項1,2の排風ダクトは、下面
の吹出し口が、カバーにより閉鎖されて使用不能とさ
れ、上面の吹出し口が、開放されて使用され発電時の排
気に供される。請求項3の排風ダクトは、吹出し口が、
上向きの状態となるべく取付けて使用され、もって発電
時の排気に供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2
は、本発明の実施の形態の説明に供する。そして図1
は、その第1例の説明に供する斜視図であり、(1)図
は、上面の吹出し口の使用状態を、(2)図は、下面の
吹出し口の使用状態を示す。図2は、第2例の説明に供
する斜視図であり、(1)図は、吹出し口が上向きの状
態を、(2)図は、吹出し口が下向きの状態を示す。な
お図3は、前述したように発電装置の説明に供し、
(1)図は正面説明図、(2)図は他方の側面の側面説
明図である。
【0010】まず図3により、発電装置1について概説
する。この発電装置1は、壁面に吸気口2と排気口3と
を備えた箱体4内に、エンジン5や発電機6が収納され
ると共に、ファン7が配設されている。
【0011】すなわち、この発電装置1は、定置式の自
家用発電装置や非常用発電装置として用いられ、屋外の
地面上に設置されることが多い。その箱体4は、下面が
開放された大きな箱状・カバー状をなし、その正面と背
面の壁面上部に、それぞれ吸気ダクトD付の吸気口2が
形成されると共に、一方の側面の壁面上部に、排風ダク
ト12付の排気口3が形成されている。そして、このよ
うな箱体4内部Bの下部に、エンジン5や発電機6が収
納されており、図示例では、地面たる床上に据え付けら
れると共に、上部から箱体4にて覆われている。エンジ
ン5は、ディーゼル式の原動機よりなり、発電機6は、
このエンジン5の回転を利用して発電する。又、この発
電装置1では、発電時に図中矢示したような空気の流れ
Aを形成すべく、内部Bに仕切壁13とファン7が配設
されている。そこで発電時には、外部Cから吸気ダクト
D,吸気口2等を介し、内部Bに取り入れられた空気
が、仕切壁13やファン7にて導かれ、もって運転され
て高温となった発電機6やエンジン5を経由し、その熱
を奪って冷却する。そして暖められた空気が、排気口
3,排風ダクト12,吹出し口10等を介し、外部Cへ
と排気される。発電装置1は、概略このようになってい
る。
【0012】以下、本発明の排風ダクト12について説
明する。まず、図1の第1例について述べる。この第1
例の排風ダクト12は、排気口3に連設されて外部Cに
突出すると共に、その上面9と下面14の両面に、それ
ぞれ外部Cへの吹出し口10が形成されている。そし
て、この排風ダクト12の両吹出し口10は、そのいず
れか一方が、選択的に開放され使用可能とされると共
に、残りの他方が、閉鎖され使用不能とされる。
【0013】このような第1例の排風ダクト12につい
て、更に詳述する。排風ダクト12は、上面9が水平で
下面14が箱体4側に向け下降傾斜した角筒状をなし、
開放された一側面側が、箱体4の一側面の排気口3廻り
の側壁面15に対し、取付け固定され、もって、外部C
に突出しつつ排気口3に連設されている(これらの点に
関しては、前述したこの種従来例の排風ダクト8と変わ
りはない)。そして、この排風ダクト12は、上面9の
みならず下面14にも、外部Cへの吹出し口10が形成
されており、この上下の両吹出し口10は、それぞれ金
網11で覆われている。なお、図示例の吹出し口10
は、上面9のものと下面14のものとが、同一の大きさ
・形状よりなっている。
【0014】又、この排風ダクト12は、両吹出し口1
0に対し着脱可能な共通のカバー16を備えてなり、両
吹出し口10は、そのいずれかがカバー16の装着によ
り、選択的に閉鎖され使用不能とされる。すなわち、プ
レート状・板状をなすカバー16の外周には、複数個の
取付孔17が周設されており、対応して、排風ダクト1
2の上面9や下面14についても、吹出し口10の外周
に複数個のねじ穴状の取付孔18が周設されている。そ
して、このような取付孔17と取付孔18間を、ボルト
19にて止着することにより、カバー16が、上面9又
は下面14のいずれかの吹出し口10に装着される。つ
まり、上述したように排風ダクト12の上面9と下面1
4の両吹出し口10は、同一の大きさ・形状よりなるの
で、このようにカバー16は、両者に共通に使用可能で
あり、そのいずれかに選択的に装着され、これを使用不
能に閉鎖する。
【0015】このようにして、この排風ダクト12の上
面9の吹出し口10と、下面14の吹出し口10とは、
そのいずれか一方が、カバー16が装着されることなく
開放され使用可能とされると共に、残りの他方が、カバ
ー16の装着により閉鎖され使用不能とされる。ところ
で図示例では、排風ダクト12の上面9や下面14の吹
出し口10は、それぞれ2つのパートに区画されてお
り、勿論、上面9と下面14間でも同一の大きさ・形状
のパートに区画された関係となっている。そこで、この
ような2つのパートに区画された吹出し口10に装着さ
れるカバー16も、2つのパートに分かれ、2枚にて構
成されている。なお、このような図示例によらず、上面
9や下面14の吹出し口10を、それぞれ区画すること
なく1個とし、もってカバー16も1枚よりなる構成も
可能である。図中20は、カバー16に付設された取手
であり、この取手20は、カバー16の装着,取外しの
際に利用される。図1の第1例の排風ダクト12は、こ
のようになっている。
【0016】次に、図2の第2例について述べる。この
第2例の排風ダクト12は、排気口3に連接し外部に突
出して取付けられ、上下いずれかの面に外部への吹出し
口10が形成されている。そして、この排風ダクト12
は、箱体4の排気口3廻りの側壁面15に対し、上下を
反転して着脱可能に取付けられている。
【0017】このような第2例の排風ダクト12につい
て、更に詳述する。この排風ダクト12は、上面9が水
平で下面14が箱体4側に向け下降傾斜した角筒状をな
し、例えば上面9に、外部Cへの吹出し口10が形成さ
れ、吹出し口10は金網11にて覆われている(これら
の点に関しては、前述したこの種従来例の排風ダクト8
と変わりはない)。そして、この排風ダクト12は、開
放された一側面側が、箱体4の一側面の排気口3廻りの
側壁面15に対し、着脱可能に取付けられている。そこ
で、このように外部Cに突出して取付けられる排風ダク
ト12は、図示例では、吹出し口10付の上面9と、閉
鎖された下面14とを、上下反転して取付けることが可
能となっている。つまり、この排風ダクト12は、吹出
し口10付の本来の上面9を下向きとし、閉鎖された本
来の下面14を上向きとすべく、上下逆に向きを変え、
反転可能である。
【0018】このような着脱を可能とすべく、図示例で
は、排風ダクト12の開放された一側面側に、外フラン
ジ部21が形成されており、この外フランジ部21に
は、取付孔(図示は省略)が周設され、対応して、箱体
4の排気口3廻りの側壁面15にも、ねじ穴状の取付孔
(図示は省略)が周設されている。もって、このような
外フランジ部21側の取付孔と、側壁面15側の取付孔
間を、ボルト19にて止着することにより、排風ダクト
12が、箱体4の側壁面15に着脱可能に取付けられ
る。
【0019】そして、このような排風ダクト12の外フ
ランジ部21側の取付孔と、箱体4の側壁面15側の取
付孔とは、排風ダクト12を前述により上下反転して取
付けた際も位置が合い、ボルト19にて共通に止着でき
るように、その位置が設定されている。つまり、これら
の取付孔は、例えば上下対称,左右対称,仮想された傾
斜線に対し対称等を選択又は併用しつつ、その位置が設
定されている。なお図示例によらず、ボルト19の頭部
側(勿論、ボルト19に代え短いねじシャフトを用いて
もよい)を、箱体4の排気口3廻りの側壁面15側に周
設,固定しておき、このような各ボルト19に対し、排
風ダクト12の外フランジ部21側の取付孔を通して、
ナットにて止着するようにしてもよい。勿論この場合
も、上下反転しても共通に使用可能なように、このよう
なボルト19や取付孔は、位置設定される。
【0020】なお、図中22はアイボルトである。そし
て、このアイボルト22は、排風ダクト12の上面9や
下面14の各コーナー部に立設されており、前述により
排風ダクト12を上下反転する際に利用される。すなわ
ち、排風ダクト12の上下反転に際しては、まず、排風
ダクト12を、アイボルト22を利用してクレーン等に
て吊持,保持してから、各ボルト19を取付孔から取外
してその止着を解く。それから、このようにして箱体4
の側壁面15から取外された排風ダクト12を、クレー
ン等にて一旦地面に降ろし、その上下を反転させる。し
かる後、アイボルト22を利用して、このように上下が
反転された排風ダクト12を再びクレーン等にて吊上げ
た後、そのまま吊持,保持しつつ、各ボルト19を取付
孔に止着することにより、上下が反転された排風ダクト
12が、箱体4の側壁面15に取付けられる。図2の第
2例の排風ダクト12は、このようになっている。
【0021】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この発電装置1の排風
ダクト12は、屋外に設置された場合、冬等の降雪時期
とそれ以外の通常の時期とで、季節的に使い分けられ
る。
【0022】すなわち、まず降雪時期において、図1の
第1例の排風ダクト12は、図1の(2)図に示したよ
うに、上面9の吹出し口10が、カバー16の装着によ
り閉鎖され使用不能とされると共に、下面14の吹出し
口10が、開放されて使用され、もって発電時に下面1
4の吹出し口10から外部Cへの排気が行われる。又、
図2の第2例の排風ダクト12は、図2の(2)図に示
したように、吹出し口10が下向きの状態となるべく
(つまり図示例では、吹出し口10付の本来の上面9が
下向きとなり、本来の下面14が上向きとなるべく、上
下反転され)、箱体4の排気口3廻りの側壁面15に取
付けて使用され、もって、発電時に下向きの吹出し口1
0から外部Cへの排気が行われる。
【0023】これに対し、降雪時期以外の時期におい
て、図1の第1例の排風ダクト12は、図1の(1)図
に示したように、下面14の吹出し口10が、カバー1
6の装着により閉鎖され使用不能とされると共に、上面
9の吹出し口10が、開放されて使用され、もって発電
時に上面9の吹出し口10から、外部Cへの排気が行わ
れる。又、図2の第2例の排風ダクト12は、図2の
(1)図に示したように、吹出し口10が上向きの状態
となるべく(つまり図示例では、吹出し口10付の上面
9が本来の上向きとされ、下面14が本来の下向きとさ
れ)、箱体4の排気口3廻りの側壁面15に取付けて使
用され、もって、発電時に上向きの吹出し口10から外
部Cへの排気が行われる。さてそこで、このような第1
例,第2例の排風ダクト12にあっては、共に、次の第
1,第2,第3のようになる。
【0024】第1に、この発電装置1は、屋外に設置さ
れることが多いが、降雪時期において、第1例の排風ダ
クト12では、図1の(2)図に示したように下面14
の吹出し口10が使用され、第2例の排風ダクト12で
は、図2の(2)図に示したように吹出し口10を下向
きとして使用される。このように降雪時期において、第
1例では、下面14の吹出し口10から、下方に向け外
部Cへの排気が行われ、第2例では、下向きとなった吹
出し口10から、下方に向け外部Cへの排気が行われる
ので、吹出し口10に雪が積もることは、確実に回避さ
れる。つまり、降る雪が吹出し口10を塞ぐようなこと
はなくなる。
【0025】第2に、このようにこの第1例や第2例の
排風ダクト12によると、屋外に設置されても降雪時期
において、吹出し口10への積雪が回避される。そこ
で、吹出し口10に積もった雪を、雪降ろしする必要も
なくなる。
【0026】第3に、この第1例や第2例の排風ダクト
12によると、このように、屋外の地面上に設置された
場合、降雪時期には、下面14の吹出し口10や下向き
となった吹出し口10から、下方に向け外部Cへの排気
が行われる。そこで、発電装置1付近の地面に積もった
雪が、このように排風ダクト8の吹出し口10から排気
される暖かい空気にて、溶かされるようになる。
【0027】なお、この第1例や第2例の発電装置1の
排風ダクト12にあっては、降雪時期において、このよ
うに吹出し口10から下方に向け排気が行われるが、こ
れにより特に障害が生じることもない。すなわち、降雪
時期にあっては当然外部Cの気温も低く、このように排
気された暖かい空気は、すぐに冷やされるので、地面に
反射した後、吸気ダクトD,吸気口2に向かうことがあ
っても、暖かいまま取り入れられてしまうことはない。
つまり、この発電装置1から排気された空気は、外部C
で一旦冷やされてから、発電装置1に取り入れられるよ
うになる。又、このような発電装置1の近くを通る人
に、不快感を与えることもない。つまり、発電装置1か
ら排気された直後の空気は暖かいが、降雪時期にあって
は外部Cの気温が低いので、人に特に不快感を与えるこ
とはない。更に、排気された暖かい空気は事後直ちに冷
やされるので、この面からも、人に特に不快感を与える
ことはない。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る発電装置の排風ダクトは、
以上説明したように、請求項1,2では、上下両面に吹
出し口を形成して、その一方のみを選択的に使用し、他
方をカバーで閉鎖するようにしたことにより、請求項3
では、上下いずれかの面に吹出し口を形成すると共に、
上下を反転して着脱可能とし、もって吹出し口を適宜上
向き又は下向き状態で使用するようにしたことにより、
次の効果を発揮する。
【0029】第1に、吹出し口への積雪が回避される。
すなわち、この発電装置の排風ダクトは、屋外に設置さ
れた場合に、冬等の降雪時期とそれ以外の通常の時期と
で、季節的に使い分けることにより、吹出し口への積雪
が回避される。つまり降雪時期において、請求項1,2
の排風ダクトは、上面の吹出し口がカバーで閉鎖され使
用不能とされると共に、下面の吹出し口が開放されて使
用される。又、請求項3の排風ダクトは、吹出し口が下
向きの状態となるべく、取付けて使用される。このよう
に、下面の吹出し口や下向きとなった吹出し口が使用さ
れるので、屋外に設置されても、前述したこの種従来例
のように、積雪が吹出し口を塞ぐことはない。もって、
発電時の外部への排気が支障なく行われ、所期のごとく
空気の流れが形成され、エンジンや発電機の冷却が実施
される。
【0030】第2に、もって吹出し口の雪降ろしも不要
化する。すなわち、この発電装置の排風ダクトでは、屋
外に設置された場合、上述したように吹出し口への積雪
が回避されるので、前述したこの種従来例のように、吹
出し口の積雪の雪降ろしの必要がなくなり、その分、手
間が省け煩わしさが解消される。
【0031】第3に、地面の積雪を溶かす利点もある。
すなわち、この発電装置の排風ダクトは、屋外に設置さ
れた場合、冬等の降雪時期においては、下面の吹出し口
や下向きとなった吹出し口が使用されるので、発電時に
吹出し口から外部に排気された暖かい空気が、付近の地
面の積雪を溶かしてしまう、という利点もある。このよ
うに、この種従来例に存した課題がすべて解決される
等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電装置の排風ダクトについて、
発明の実施の形態の第1例の説明に供する斜視図であ
り、(1)図は、上面の吹出し口の使用状態を、(2)
図は、下面の吹出し口の使用状態を示す。
【図2】同発明の実施の形態の第2例の説明に供する斜
視図であり、(1)図は、吹出し口が上向きの状態を、
(2)図は、吹出し口が下向きの状態を示す。
【図3】発電装置の従来例の説明に供し、(1)図は正
面説明図、(2)図は側面説明図である。
【符号の説明】
1 発電装置 2 吸気口 3 排気口 4 箱体 5 エンジン 6 発電機 7 ファン 8 排風ダクト(従来例のもの) 9 上面 10 吹出し口 11 金網 12 排風ダクト(本発明のもの) 13 仕切壁 14 下面 15 側壁面 16 カバー 17 取付孔 18 取付孔 19 ボルト 20 取手 21 外フランジ部 22 アイボルト A 空気の流れ B 内部 C 外部 D 吸気ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 慎 東京都昭島市田中町600番地 昭和飛行機 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に吸気口と排気口とを備えた箱体内
    に、エンジンや発電機が収納されると共にファンが配設
    された発電装置において、 該排気口に連設されて外部に突出すると共に、上下両面
    にそれぞれ外部への吹出し口が形成された、排風ダクト
    を有してなり、 該排風ダクトの両該吹出し口は、そのいずれか一方が、
    選択的に開放され使用可能とされると共に、残りの他方
    が、閉鎖され使用不能とされること、を特徴とする発電
    装置の排風ダクト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した発電装置の排風ダク
    トにおいて、該排風ダクトの両該吹出し口に対し着脱可
    能な共通のカバーを備えてなり、 該排風ダクトの両該吹出し口は、そのいずれかが、該カ
    バーの装着により選択的に閉鎖され使用不能とされるこ
    と、を特徴とする発電装置の排風ダクト。
  3. 【請求項3】 壁面に吸気口と排気口とを備えた箱体内
    に、エンジンや発電機が収納されると共にファンが配設
    された発電装置において、 該排気口に連接し外部に突出して取付けられ、上下いず
    れかの面に外部への吹出し口が形成された、排風ダクト
    を有してなり、 該排風ダクトは、該箱体の該排気口廻りの側壁面に対
    し、上下を反転して着脱可能に取付けられていること、
    を特徴とする発電装置の排風ダクト。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282484A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Denyo Co Ltd エンジン駆動作業機
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JP2014166061A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 全閉外扇形回転電機
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JP2018182981A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社日立産機システム 外転型回転電機及びこれを用いたエレベータ用巻上機

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