JPH09321473A - 電子ユニットボックスの冷却構造 - Google Patents

電子ユニットボックスの冷却構造

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JPH09321473A
JPH09321473A JP8129953A JP12995396A JPH09321473A JP H09321473 A JPH09321473 A JP H09321473A JP 8129953 A JP8129953 A JP 8129953A JP 12995396 A JP12995396 A JP 12995396A JP H09321473 A JPH09321473 A JP H09321473A
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JP
Japan
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peripheral wall
electronic unit
air
air layer
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP8129953A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yamada
広明 山田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ユニットの高温雰囲気中における断熱性
や放熱性を向上させる。 【解決手段】 電子ユニットボックスの外側の一次周壁
と内側の二次周壁との間に空気層を形成し、一次周壁に
空気取入口と空気排出口とを設け、二次周壁内に収容し
た電子ユニットを空気層で冷却する第一の構造で、一次
周壁の内側で且つ空気層の外側に断熱材を設けた。ま
た、電子ユニットボックスの周壁35内に電子ユニット
28を収容する第二の構造で、周壁35と電子ユニット
28との間に空気層27を形成し、周壁35に、空気取
入口30に対応する通孔38と空気排出口31に対応す
る通孔39とを設けて、電子ユニット28を冷却エア3
2で直接冷却可能とした。さらに周壁35の外側に位置
する外周壁36と周壁35との間に断熱材37を充填し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
る電子ユニット(ECU)の高温雰囲気中における断熱
性や放熱性を向上させた電子ユニットボックスの冷却構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6〜図7は従来の電子ユニットボック
スの冷却構造を示すものである。この電子ユニットボッ
クス51の冷却構造は、合成樹脂製のボックス本体52
の周壁53の内側にユニット収容ケース54を装着し、
該周壁53とユニット収容ケース54との間に空気層5
5を構成させ、該空気層55内に空気取入口56から冷
却エア57を取り入れて空気排出口58から排出させる
ことにより、ユニット収容ケース54内の電子ユニット
59の放熱を行わせるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子ユニットボックスの冷却構造にあっては、エン
ジンルーム等、外気熱が高温の部位に電子ユニットボッ
クス51を搭載する場合に、空気層55内の冷却エアが
流動中に高温化し、それがために電子ユニット59の放
熱効率が落ちるという懸念があった。
【0004】本発明は、上記した点に鑑み、外気熱が高
温であっても電子ユニットの放熱性を悪化させることの
ない電子ユニットボックスの冷却構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電子ユニットボックスの外側の一次周壁
と内側の二次周壁との間に空気層を形成し、該一次周壁
に空気取入口と空気排出口とを設け、該二次周壁内に収
容した電子ユニットを該空気層で冷却する電子ユニット
ボックスの冷却構造において、該一次周壁の内側で且つ
該空気層の外側に断熱材を設けた第一の構造を採用す
る。また、電子ユニットボックスの周壁内に電子ユニッ
トを収容する構造において、該周壁と該電子ユニットと
の間に空気層を形成し、該周壁に空気取入口と空気排出
口とを設けて、該電子ユニットを冷却エアで直接冷却可
能とした第二の構造を併せて採用する。該周壁の外側に
位置する外周壁と該周壁との間に断熱材を充填した構造
も有効である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図3は本発明
に係る電子ユニットボックスの冷却構造の第一実施例を
示すものである。
【0007】この電子ユニットボックス1の冷却構造
は、合成樹脂製のボックス本体2の周壁(一次周壁)3
の内側に合成樹脂製のユニット収容ケース4を挿着し、
該周壁3と該ユニット収容ケース4の周壁(二次周壁)
5との間に空気層6を構成させ、空気層6内に空気取入
口7から冷却エア8を導入し、冷却エア8を空気層6内
に循環させ、空気排出口9から加熱エア10を導出させ
るものであって、該ボックス本体2の一次周壁3の内面
3a(図3)に発泡スチロール等の断熱材11を接着
(密着)して設けたことを特徴とする。
【0008】該断熱材11は、ボックス本体2の周壁3
とユニット収容ケース4の周壁5との間において設けら
れ、該断熱材11とユニット収容ケース2との間に空気
層6が形成されている。本例において断熱材11は空気
層6の厚みよりも薄く形成され、ボックス本体2の周壁
3の内面3aの下端から上端にかけて全内周面に渡って
設けられている。
【0009】該ユニット収容ケース4は、ボックス本体
2の一次周壁3の上部開口を塞ぐ蓋部12を一体に有し
ている。前記空気取入口7と空気排出口9とはボックス
本体2の周壁3に貫設され、図2,図3の如く該断熱材
11に、該空気取入口7と空気排出口9とに対する通孔
13,14がそれぞれ貫設されている。該空気取入口7
と空気排出口9とはそれぞれ外側のダクト15,16に
連続し、吸気ダクト15は例えば車体の外気取り込み口
(図示せず)に続き、排気ダクト16は例えば強制吸引
用の電動ファン(図示せず)に続いている。
【0010】本実施例においては空気取入口7と空気排
出口9とが比較的近接して設けられ、空気層6内におい
て空気取入口7と空気排出口9との間に遮断壁17が配
設されている。この遮断壁17は図3の如く冷却エア8
を迂回させてユニット収容ケース4の全周を冷却させる
ためのものである(特願平8−98698号で提案
済)。
【0011】前記断熱材11は、遮断壁17のない構造
においても勿論有効であり、ユニット収容ケース4を用
いずに、ボックス本体2の一次周壁3の内側にボックス
本体2の二次周壁を配置した電子ユニットボックス(図
示せず)においても有効である。
【0012】該断熱材11により外気熱が遮断され、空
気層6内の流動空気の温度上昇が抑えられる。それによ
り、ユニット収容ケース4の収容孔22内の電子ユニッ
ト18(図2)の放熱性が向上する。なお、図1におい
て、19は、ボックス本体2の上部開口20を塞ぐ蓋、
21はボックス本体2のフード壁を示す。
【0013】図4〜図5は本発明に係る電子ユニットボ
ックスの冷却構造の第二実施例を示すものである。この
電子ユニットボックス25の冷却構造は、ユニット収容
ケース26の収容孔内にやや隙間(空気層)27を存し
て電子ユニット28を収容させ、該空気層27を直接的
にボックス本体29の空気取入口30と空気排出口31
とに連通させて、電子ユニット28を吸気ダクト33か
らの冷却エア32で直接冷却するようにしたものであ
る。
【0014】該ユニット収容ケース26の周壁(二次周
壁)35とボックス本体29の周壁(一次周壁)36と
の間には前例同様の断熱材37が隙間なく充填されてい
る。そして該ユニット収容ケース26の周壁35に、ボ
ックス本体29の空気取入口30と空気排出口31とに
対応する通孔(空気取入口38,空気排出口39)がそ
れぞれ設けられ、且つ該断熱材37に、各通孔38,3
9に対する連通孔40,41がそれぞれ貫設されてい
る。
【0015】すなわち、連通孔40と通孔38とを介し
て空気取入口30とユニット収容ケース26内の空気層
27が連通され、通孔39と連通孔41とを介して空気
層27と空気排出口31とが連通されている。吸気ダス
ト33から空気取入口30、連通孔40及び通孔38を
経て空気層27内に導入された冷却エア32は電子ユニ
ット28に直接触れて電子ユニット28の熱を奪い、通
孔39及び連通孔41、空気排出口31を経て排気ダス
ト34に導出される。吸気ダスト34に吸引用の電動フ
ァン(図示せず)を設けることも可能である。
【0016】ユニット収容ケース26とボックス本体2
9との間に充填された断熱材37はその厚さを図示より
も薄くすることが可能であり、且つユニット収容ケース
26とボックス本体39との間に第一実施例のような空
気層(図3の符号6)を有さないから、ボックス本体2
9を第一実施例よりもコンパクト化することができる。
逆に、第一実施例と同様なボックス本体(図3の符号
2)の大きさであれば、断熱材37の厚さを厚くして断
熱効果を増すことができる。とにかく、空気取入口30
からの冷却エア32が電子ユニット28に吹き付けら
れ、且つ電子ユニット28の外周面に沿って空気層27
内の冷却エア32が電子ユニット28を直接冷却するか
ら、放熱性が格段に向上する。
【0017】図4,図5の如く、吸気ダクト33の入口
と、排気ダクト34の出口とに、空気のみを通して水を
通さない素材の防水部材42,43を設けて、防水効果
を高めることも可能である。また、図4の如くユニット
収容ケース26の蓋部44の内側に、空気層27を密閉
して且つ電子ユニット28を厚さ及び幅方向に支持する
鍔部45を周設してもよい。
【0018】また、図5の如くユニット収容ケース26
の内側に、近接した通孔38と通孔39との間で空気層
27を遮断する遮断壁46を突設してもよい。また、ユ
ニット収容ケース26を用いずに、接続箱本体の一次周
壁(外周壁)36と内側の二次周壁(内周壁)との間に
断熱材37を充填し、該二次周壁(35に対応)内に電
子ユニット28を収容して電子ユニット28との間に空
気層(27に対応)を構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の如くに、本発明の請求項1によれ
ば、空気層が断熱材によって外部から遮断され、それに
より外気熱が断熱されるから、空気層内の温度が一定以
下に保たれて、電子ユニットの放熱が確実に行われる。
また、請求項2によれば、電子ユニットが周壁を介さず
に冷却エアで直接冷却されるから、電子ユニットの放熱
性が向上する。また、請求項3によれば、断熱材により
電子ユニットの外気熱による加熱が防止されることは勿
論のこと、請求項1の構成に較べて空気層を外周壁と周
壁との間に構成しない分、電子ユニットボックスのコン
パクト化が図れ、あるいは断熱材を厚くして断熱性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子ユニットボックスの冷却構造
の第一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じく縦断面図(図1のA−A相当断面図)で
ある。
【図3】同じく横断面図(図1のB−B相当断面図)で
ある。
【図4】電子ユニットボックスの冷却構造の第二実施例
を示す縦断面図である。
【図5】同じく横断面図である。
【図6】従来例を示す縦断面図である。
【図7】同じく横断面図である。
【符号の説明】
1,25 電子ユニットボックス 3,36 一次周壁(外周壁) 5,35 二次周壁 6,27 空気層 7,30 空気取入口 9,31 空気排出口 18,28 電子ユニット 11,37 断熱材 8,32 冷却エア 38 通孔(空気取入口) 39 通孔(空気排出口)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ユニットボックスの外側の一次周壁
    と内側の二次周壁との間に空気層を形成し、該一次周壁
    に空気取入口と空気排出口とを設け、該二次周壁内に収
    容した電子ユニットを該空気層で冷却する電子ユニット
    ボックスの冷却構造において、該一次周壁の内側で且つ
    該空気層の外側に断熱材を設けたことを特徴とする電子
    ユニットボックスの冷却構造。
  2. 【請求項2】 電子ユニットボックスの周壁内に電子ユ
    ニットを収容する構造において、該周壁と該電子ユニッ
    トとの間に空気層を形成し、該周壁に空気取入口と空気
    排出口とを設けて、該電子ユニットを冷却エアで直接冷
    却可能としたことを特徴とする電子ユニットボックスの
    冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記周壁の外側に位置する外周壁と該周
    壁との間に断熱材を充填したことを特徴とする請求項2
    記載の電子ユニットボックスの冷却構造。
JP8129953A 1996-05-24 1996-05-24 電子ユニットボックスの冷却構造 Pending JPH09321473A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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