JP3137820B2 - バグフィルタの排風装置 - Google Patents

バグフィルタの排風装置

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JP3137820B2 JP05354830A JP35483093A JP3137820B2 JP 3137820 B2 JP3137820 B2 JP 3137820B2 JP 05354830 A JP05354830 A JP 05354830A JP 35483093 A JP35483093 A JP 35483093A JP 3137820 B2 JP3137820 B2 JP 3137820B2
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瑞夫 村松
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村松風送設備工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として塵埃や煤煙を
排除するための集塵装置に用いられるバグフィルタの改
良に関するものであり、特に、その排風ファンから生じ
る騒音を軽減するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バグフィルタは塵埃や煤煙など
(以下、単に塵埃などという)を含む気流を大気中へ排
出する通路に設けられ、その気流中に含まれる粉塵を除
去するために使用される。そこでは、前記通路に介装さ
れる大きな空室と、その内部を前後の2室に区画する袋
状の濾過膜によって構成されている。そして、濾過され
る気流が100℃を越える高温である場合、バグフィル
タから排出される気流は煙突を通し、人身から離れた位
置で大気中へ排出されるが、それより低温の場合はバグ
フィルタから直接に大気中へ放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、前記粉塵などを
含む気流は、バグフィルタの下流側に設けられた排風フ
ァンによって大気中へ送り出されるが、その排風ファン
の出力が大きい場合は発生する騒音が大きく、場合によ
っては80デシベルを越える騒音が気流と共に大気中へ
放散する。特に、この騒音がバグフィルタから直接に大
気中へ放出される場合には、その排出口が地表に近いた
め周囲に与える影響が大きかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、筐体の内部
をフィルタ要素によって上下2室に区画し、その下側を
入風室に、また、上側を排風室にそれぞれ構成し、前記
排風室の頂部に排風室内と大気とを連通する排風通路を
開口させ、その開口部に排風ファンを設けるとともに、
前記排風通路を筐体の上面に沿って略水平方向へ延びる
着脱可能な排風ユニットとし、その排風ユニットの内面
に水平方向へ伸びる多数の吸音細路を有する排風消音器
を設け、その排風消音器を排風通路の断面全般に亘って
配置された繊維で作られ、円筒形に作られた吸音材によ
って構成することによって解決される。
【0005】
【作用】水平方向へ伸びる排風通路には、排風ファンよ
り下流に排風消音器が設けられ、排風消音器は水平方向
へ向けて配置して上下方向の高さを低くし、排風通路の
高さを低くすることによる地表の騒音増加を、円筒形の
吸音材によって区画された多数の吸音細路によって回避
する。筐体の上部に取り付けられる排風通路は、水平方
向へ向けて低く作られており、水平方向へ向けて設けた
られた多数の円筒形の吸音材からなる吸音細路によっ
て、排風通路の高さが低いことによる騒音の増加を回避
する。筐体に設けた排風室の開口部に排風ファンが設け
られ、排風ファンが排風通路へ突き出ることがなくな
る。また、筐体と排風ユニットを分離すれば、接合部に
排風ファンが露出する。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図中、10は3対の要素10a、10aを一体的
に結合して作られたバグフィルタである。各要素10a
は鋼板を溶接して組み立てた筐体11を有する。筐体1
1は略四角形に形成され、その下面は逆四角錐状をなす
ホッパ12が付設されている。10bは後述するフィル
タ要素13に付着した塵埃などを叩き落とすためのビー
タである。
【0007】筐体11の内部は水平方向に配置され吊り
下げられた多数の通気性バッグからなるフィルタ要素1
3によって上下に区画されており、その下側を入風室1
4に、また、上側を排風室15にそれぞれ構成してあ
る。すなわち、入風室14の側面には入風口16が設け
られ、排風室15の頂面には排風口17が開口させてあ
る。18は前記ホッパ12の下端部に設けられた塵埃
箱、19は後述する排出口24に取り付けられた庇部材
である。40は筐体11の周囲に設けられた手すり付き
の踏み台である。
【0008】前記排風室15の頂面には前記排風口17
を覆って頂面と平行に水平方向へ伸びる排風ユニット2
0が着脱可能に付設されている。すなわち、排風ユニッ
ト20は鋼板を溶接して作られた大略長方形の箱状をな
し、その下縁部をボルトなどの分解可能な締結具(図示
してない)によって筐体11の外面に取り付けられ、そ
の一側に前記した庇部材19がねじ止めされている。
【0009】排風ユニット20の流入口は下面に突出さ
せた流入口部材22によって形成され、そこには排風フ
ァン23が取り付けられている。23aは排風ファン2
3を駆動するための駆動電動機である。24は排風ユニ
ット20の端面に開口させた排出口である。かくて、排
風ユニット20の内面に前記排風口17から大気に通じ
る排風通路25が形成される。24aは排出口24に設
けたフランジ、26は排風ユニット20の端部に設けた
点検口を閉じるための点検扉、27は前記排風ファン2
3に給電するための電気制御箱である。
【0010】排風ユニット20の内部は排風ファン23
の近傍に形成される比較的大きな空室からなる膨張室2
0aと他側に設けられる排風消音器30からなってい
る。排風消音器30はこの実施例では排風通路25の断
面全般に亘って配置された円筒形の吸音材31によって
形成される吸音細路32を備えている。すなわち、吸音
細路32はグラスウール、金属ウールその他の耐熱性の
繊維を円筒形に成形したものである。排風消音器30は
筐体11の頂面に沿って水平に配置された排風通路25
内に収められているので、バグフィルタ10の高さを低
く抑えることができている。
【0011】
【0012】この実施例は以上のように構成されている
ので、排風ファン23が運転されると、筐体11の内圧
が低下し、除去すべき塵埃などを含んだ排風が入風口1
6から入風室14内へ流入する。排風は入風室14から
排風室15へ向けて上昇する間にフィルタ要素13によ
って塵埃などが除去される。そして、排風ファン23が
設けられた排風口17を経て排風通路25をなす排風ユ
ニット20へ流入し、水平に流動して排風消音器30に
至る。
【0013】排風消音器30は排風通路25の一部に介
装されており、排風は吸音材31によって形成された吸
音細路32を通過する際に、そこに含まれる騒音は吸音
材31によって吸音され減衰する。かくて、この実施例
では排風消音器30を設けないとき約80デシベルあっ
た騒音レベルがこれを設置することによって58デシベ
ルに低下した。
【0014】
【発明の効果】排風ファンの下流側に、水平方向へ伸び
る多数の吸音細路を有する排風消音器を設けることによ
って、排風消音器自体の高さを低くすることができ、そ
の結果、バグフィルタの高さを低くすることができる。
排風通路が筐体の頂部に沿って水平に設けられ、そこに
水平方向へ伸びる多数の吸音細路を有する排風消音器を
設けることによって、排風消音器を含む排風通路の高さ
を低くし、バグフィルタの高さを低くすることができ
る。また、バグフィルタの高さを低くしても排出される
騒音の量を低く抑えられる。筐体と排風消音器を設けた
排風ユニットとの間を着脱可能とし、それらの間に排風
ファンが設けたから、高さの低い排風通路に排風ファン
を設けることができ、バグフィルタの高さを低くするこ
とができる。また、バグフィルタの高さを低くしても排
出される騒音の量を低く抑えられる。などの効果を生じ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、装置を適用
したバグフィルタの正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】図2中のIII−III断面図である。
【図4】その要部を示す一部を破断した平面図である。
【図5】図4中のV−V断面図である。
【図6】その右側面図である。
【図7】その左側面図である。
【符号の説明】
10・・・・バグフィルタ 10a・・・要素 11・・・・筐体 12・・・・ホッパ 13・・・・フィルタ要素 14・・・・入風室 15・・・・排風室 16・・・・入風口 17・・・・排風口 18・・・・塵埃箱 19・・・・庇部材 20・・・・排風ユニット 20a・・・膨張室 22・・・・流入口部材 23・・・・排風ファン 23a・・・駆動電動機 24・・・・排出口 24a・・・フランジ 25・・・・排風通路 26・・・・点検扉 27・・・・電気制御箱 30・・・・排風消音器 31・・・・吸音材 31’・・・金属パイプ 32・・・・吸音細路 40・・・・整備台

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の内部をフィルタ要素によって上下2
    室に区画し、その下側を入風室に、また、上側を排風室
    にそれぞれ構成し、前記排風室の頂部に排風室内と大気
    とを連通する排風通路を開口させ、その開口部に排風フ
    ァンを設けるとともに、前記排風通路を筐体の上面に沿
    って略水平方向へ延びる着脱可能な排風ユニットとし、
    その排風ユニットの内面に水平方向へ伸びる多数の吸音
    細路を有する排風消音器を設け、その排風消音器を排風
    通路の断面全般に亘って配置された繊維で作られ、円筒
    に作られた吸音材によって構成してなるバグフィルタ
    の排風装置。
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