JP3627383B2 - レンジフード - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房内においてガスレンジ等の上方に配置され、調理時に発生する廃ガスや油煙等を捕集して室内の空気とともに室外に排出するレンジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】
厨房内に配置されるレンジフードは、フード本体と排気用ファンユニットとを備えたものであり、調理時に発生する廃ガスや油煙等を捕集して室外に排出する。
【0003】
最近の住宅は省エネの観点や、ツーバイ工法、パネル工法等の建築工法も関連して、室内の高気密化が進んで来た。特に寒冷地の住宅は室内を高気密化して冬季の暖房効果を向上している。
【0004】
前述のように、レンジフードにより調理時に発生する煙り、湯気、臭気等を室外に排気する際に室内の空気も室外に排出されるので、前述のように室内が高気密化された住宅においては排出された排気量に見合った外気を室内に取入れできず、十分な排気(または換気・レンジフード)性能が発揮できないし、室内の気圧が低下してドアの開閉が重くなると共に、酸欠が生じたりすることがある。
【0005】
一般の地域では冬季でも窓を開けたり、通気口を開いて外気の取り外れができるので、前述のレンジフードを使用できるが、寒冷地等では冬季に窓を開けたり、通気口を開けることは実際上行われないので外気の室内取入れ量不足による前述のことが起る。
【0006】
このようなことから、調理時に発生する廃ガス、油煙等を室外に排出すると同時に室外の空気を室内に取り入れる給気手段を備えた給排気式レンジフードが種々提案されている。
例えば、実開昭57−130139号公報、実開昭57−1301838号公報、実開昭57−130137号公報などに示された給排気式レンジフードが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の給気及び排気機能を有する給排気式レンジフードはフード本体内に給気風路を構成しているために、この給排気式レンジフードと前述の排気機能だけの標準的レンジフードとは構造が異なり、給排気式レンジフードと標準的レンジフードは別々に製作している。
【0008】
このために、2種類のレンジフードを製作、輸送、販売、据付けるので、その管理が大変面倒となるし、使用者の希望により既設の標準的レンジフードを給排気式レンジフードに交換するには既設の標準的レンジフードを取り外し、新らしく給排気式レンジフードを取付ける必要がある。
【0009】
そこで、本発明の前述の課題を解決できるようにしたレンジフードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、送風機18を内蔵し、上面1aに排出口14を有するフード本体1と、
このフード本体1の上面1aに着脱自在に取付けられ、上面2aと下面2bに開口した排気用風路及び上面2aと前面2cに開口した給気用風路を有する給排気ボックス2と、
前記フード本体1の上面1aに取付けられ、前記給気用風路に対応する給気口29を有する幕板3と、
前記フード本体1に取付けた給排気ボックス2の上面2aに、前記排気用風路と連通するように着脱自在に取付けられると共に、前記フード本体1の上面1aの排出口14に連通するように前記フード本体1に直接取付けられる排気継手4と、
前記給排気ボックス2の上面2aに給気用風路と連通するように取付けられる給気継手5より構成したことを特徴とするレンジフードである。
【0011】
第2の発明は、第1の発明における排気継手4、給気継手5を給排気ボックス2の上面2aにそれぞれ取付けた時に、両者が同一高さとなるようにしたレンジフードである。
【0012】
【作用】
第1の発明によれば、排気継手4をフード本体1の上面1aに、その排出口14と連通するように直接取付ければ標準的レンジフードとなる。また、フード本体1の上面1aに給排気ボックス2を取付けると共に、その給排気ボックス2の上面2aに排気継手4、給気継手5を、排気用風路、給気用風路に連通するように取付ければ給排気式レンジフードとなる。
【0013】
このようであるから、フード本体1、給排気ボックス2、幕板3、排気継手4、給気継手5を製作し、それらを組立てることで標準的レンジフード、給排気式レンジフードとすることができ、その管理が簡単となる。
また、既設の標準的レンジフードを簡単に給排気式レンジフードに変更できる。
【0014】
第2の発明によれば、排気継手4、給気継手5が同一高さであるから、排気用ダクトと給気用ダクトを同一高さ位置として段差なく取付けできるから、そのダクト取付工事が簡単となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、送風機を内蔵したフード本体1と、このフード本体1の上面1aに着脱自在に取付けられる給排気ボックス2及び幕板3と、そのフード本体1の上面1a及び給排気ボックス2の上面2aに着脱自在に取付けられる排気継手4と、前記給排気ボックス2の上面2aに着脱自在に取付けられる給気継手5とでレンジフードとしてある。
【0016】
前記フード本体1は前板10と後板11と左右の側板12と上板13とで下面を開口した状態で、その上板13の一方の側板12寄りに排出口14が形成してある。
【0017】
前記フード本体1内には図2に示すように、仕切板15が取付けてあり、この仕切板15と上板13とに亘ってフィルター16が取付けられて吸引室17を形成している。この吸引室17内に送風機18が取付けてある。この送風機18はケース19内にファン20を設け、そのファン20をケース19に取付けたモータ21で回転駆動するものである。このケース19が上板13に取付けられ、そのケース19の出口19aが排出口14と連続している。
【0018】
前記給排気ボックス2は図1に示すように、第1室22と第2室23を有する箱体で、その下縁にフランジ24を備えている。前記第1室22は下部開口25で下面2bに開口し、かつ第1上部開口26で上面2aに開口して上面と下面に開口した排気用風路を構成している。前記第2室23は第2上部開口27で上面2aに開口し、かつ前部開口28で前面2cに開口して上面と前面に開口した給気用風路を構成している。
【0019】
前記幕板3は縦板状で、前記前部開口28と対向した給気口29を有している。
【0020】
前記排気継手4は図1に示すように筒体30の一端開口縁にフランジ31を一体的に設けてある。前記給気継手5は筒体32の一端開口縁にフランジ33を一体的に設けてある。
【0021】
このようであるから、排気のみの標準的レンジフードとする場合には図3に示すように、フード本体1の上板13(上面1a)に排気継手4を、その筒体30が排出口14と連続して取付けると共に、幕板3を取付ける。
【0022】
このようにすれば、送風機18によって調理時に発生した廃ガスや油煙を室内の空気とともに吸引して排気用ダクト34を経て室外に排出できる。なお、幕板3は図1に示す幕板3を取付けても良いし、給気口29のない幕板3を取付けても良い。
【0023】
また、給排気式レンジフードとする場合には図4と図5に示すように、フード本体1の上板13(上面1a)に給排気ボックス2を、その下部開口25が排出口14と連続し、前部開口28が幕板3の給気口29と連続するように取付ける。
【0024】
給排気ボックス2の上面2aに排気継手4を第1上部開口26と連続して取付けると共に、給気継手5を第2上部開口27と連続して取付ける。
【0025】
このようにすれば、送風機18によって調理時に発生した廃ガスや油煙を室内の空気とともに吸引して吸排気ボックス2の第1室22、排気継手4、排気用ダクト34を経て室外に排出できる。また、室内の空気が室外に排出されて室内の気圧が低下することで室外の空気が、給気用ダクト35、給気継手5、給排気ボックス2の第2室23、前部開口28、幕板3の給気口29より室内に流入する。
【0026】
また、前記排気継手4と給気継手5とは同一高さとしてある。これにより、排気用ダクト34と給気用ダクト35を同一高さ位置で段差をつけずに取付け工事できるから、そのダクト取付工事がやり易い。
【0027】
なお、幕板3の給気口29は図6に示すように上部に形成しても良い。この場合には室外の空気が給排気ボックス2の前部開口28より矢印のように流れて吸気口29より室内に流入する。また、給排気ボックス2内、排気継手4、給気継手5のいずれかにシャッタを取付けてレンジフード未使用時に外気が室内に流れ込まないようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、排気継手4をフード本体1の上面1aに、その排出口14と連通するように直接取付ければ標準的レンジフードとなる。また、フード本体1の上面1aに給排気ボックス2を取付けると共に、その給排気ボックス2の上面2aに排気継手4、給気継手5を、排気用風路、給気用風路に連通するように取付ければ給排気式レンジフードとなる。
【0029】
このようであるから、フード本体1、給排気ボックス2、幕板3、排気継手4、給気継手5を製作し、それらを組立てることで標準的レンジフード、給排気式レンジフードとすることができ、その管理が簡単となる。
また、既設の標準的レンジフードを簡単に給排気式レンジフードに変更できる。
【0030】
請求項2に係る発明によれば、排気継手4、給気継手5が同一高さであるから、排気用ダクトと給気用ダクトを同一高さ位置として段差なく取付けできるから、そのダクト取付工事が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】フード本体の断面図である。
【図3】標準的レンジフードの排気部分の断面図である。
【図4】給排気式レンジフードの排気部分の断面図である。
【図5】給排気式レンジフードの給気部分の断面図である。
【図6】幕板の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…フード本体、1a…上面、2…給排気ボックス、2a…上面、3…幕板、4…排気継手、5…給気継手、14…排出口、18…送風機、22…第1室、23…第2室、25…下部開口、26…第1上部開口、27…第2上部開口、28…前部開口、29…給気口。

Claims (2)

  1. 送風機18を内蔵し、上面1aに排出口14を有するフード本体1と、
    このフード本体1の上面1aに着脱自在に取付けられ、上面2aと下面2bに開口した排気用風路及び上面2aと前面2cに開口した給気用風路を有する給排気ボックス2と、
    前記フード本体1の上面1aに取付けられ、前記給気用風路に対応する給気口29を有する幕板3と、
    前記フード本体1に取付けた給排気ボックス2の上面2aに、前記排気用風路と連通するように着脱自在に取付けられると共に、前記フード本体1の上面1aの排出口14に連通するように前記フード本体1に直接取付けられる排気継手4と、
    前記給排気ボックス2の上面2aに給気用風路と連通するように取付けられる給気継手5より構成したことを特徴とするレンジフード。
  2. 排気継手4、給気継手5を給排気ボックス2の上面2aにそれぞれ取付けた時に、両者が同一高さとなるようにした請求項1記載のレンジフード。
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