JP2827196B2 - 4方向吹出形空調機 - Google Patents

4方向吹出形空調機

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JP2827196B2
JP2827196B2 JP8300997A JP30099796A JP2827196B2 JP 2827196 B2 JP2827196 B2 JP 2827196B2 JP 8300997 A JP8300997 A JP 8300997A JP 30099796 A JP30099796 A JP 30099796A JP 2827196 B2 JP2827196 B2 JP 2827196B2
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多門 清滝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井部に設置され
る4方向吹出形空調機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4方向吹出形空調機は、機体下面
部の吸込口から吸い込まれた還気を熱交換して機体下面
部外周縁の吹出口から4方向へ吹き出す構造となってい
た。また、熱交換コイルは環状に形成した特殊なものを
使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造では、次のような問題点があった。中間期や冬期に冷
房が必要となる場合でも、外気冷房できず、ランニング
コストがかかる。しかも、室内空調に外気を必要とする
場合、この空調機とは別にエアハンドリングユニットな
どを設置しなければならず、無駄が多い。また、上述の
ような特殊なコイルではコスト高となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、かかる問題点を
解決するために、本発明の4方向吹出形空調機は、機体
下面部の吸込口から吸い込まれた還気を熱交換してこの
機体下面部外周縁の吹出口から4方向へ吹き出す4方向
吹出形空調機において、上記機体を上部空室と下部空室
に区画すると共にこの上部空室と下部空室を第一開口部
と第二開口部にて連通させ、この下部空室には、上記吸
込口と上記第一開口部に連通する還気路を形成しかつ上
記吹出口と上記第二開口部に連通する給気路を上記還気
路の周囲に形成し、上記上部空室には、フィルター、送
風機及び熱交換コイルを上記第一開口部と上記第二開口
部の間にて水平方向に並べ、上記機体側面部に、この機
体外部と上記上部空室の第一開口部側に連通する外気取
入口を、形成し、この外気取入口からの外気と上記第一
開口部からの環気を風量調整自在又は通風・遮断自在と
するダンパ機構を、設けたものである。
【0005】さらに、機体下面部に下部空室を露呈させ
る揺動開閉自在なパネルを設けると共に、上部空室を露
呈させる揺動開閉自在な仕切板を設け、さらに、この上
部空室に、送風機を機体側面より引出・収納自在とする
ファンブロックを、設ける。
【0006】また、給気路を上側と下側に区画し、この
下側には吹出口に連通する吐出部を形成し、上記上側で
あって第二開口部に対応する部分には、上記吐出部と連
通しかつ上記第二開口部よりも水平断面積が大で還気路
側へ張り出す空気溜り部を、形成すると共に、この空気
溜り部と上記吐出部とに連通する分流部を上記上側の残
部に形成し、上記空気溜り部は上記吐出部よりも水平断
面積を大とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明の4方向吹
出形空調機の一実施例を示している。この空調機は、図
1のように、中空状の機体1に、フィルター2、送風機
3、熱交換コイル4及びドレンパン5等を内装してな
り、熱交換コイル4は冷・温水などを熱媒とする全体形
状が扁平状の一般的なものである。
【0008】機体1の内部は、上部空室6と下部空室7
に仕切られており、上部空室6と下部空室7は第一開口
部8と第二開口部9にて連通している。また、機体1の
下面部には、矢印Hのごとく揺動開閉自在かつ閉じた状
態にロック可能なパネル10が、設けられており、下部空
室7を自由に露呈させることができようになっている。
【0009】11は室内の還気を吸い込むための吸込口
で、パネル10と機体1下面中央部の開口部によって環状
に形成されおり、この周りの機体1下面部外周縁には4
箇所の細長状の吹出口12、12…が配置される(図2参
照)。
【0010】そして、図1と図3に示すように、吸込口
11と第一開口部8に連通する還気路13と、吹出口12と第
二開口部9に連通する給気路14と、が下部空室7に形成
され、給気路14は還気路13の周囲に形成される。
【0011】この給気路14は上側と下側に区画されてお
り、下側には吹出口12に連通する吐出部15が形成され
る。また、上側であって第二開口部9に対応する部分に
は、第二開口部9近傍の吐出部12と連通しかつ第二開口
部9よりも水平断面積が大で還気路側へ張り出す空気溜
り部16が、形成される。
【0012】さらに、空気溜り部16と吐出部15とに連通
する分流部17が、(空気溜り部16以外の)上側の残部に
形成される。この空気溜り部16は吐出部12よりも水平断
面積を大とする。
【0013】次に、上部空室6には、フィルター2、送
風機3及び熱交換コイル4が第一開口部8と第二開口部
9の間にて水平方向に順次並べられる。この上部空室6
と下部空室7の間には、矢印Lのごとく揺動開閉自在か
つ閉じた状態にロック可能な仕切板19が、設けられてお
り、上部空室6を自由に露呈させることができようにな
っている。
【0014】さらに、上部空室6には、図4のようにモ
ータ22を含めた送風機3を機体1の側面より引出・収納
自在とするファンブロック20が、設けられる。ファンブ
ロック20はスライド・固定自在に構成され、機体1側面
の取出口21から出し入れされる。この取出口21は運転時
には図示省略のカバーにて施蓋される。
【0015】また、図1と図3に示すように、機体1側
面部には、機体1外部と上部空室6の第一開口部8側に
連通する外気取入口18が、形成される。そして、上部空
室6には、外気取入口18からの外気と第一開口部8から
の環気を風量調整自在とするダンパ機構22が、設けられ
る。
【0016】ダンパ機構22は、(図1の矢印Pの方向
に)揺動して外気取入口18と第一開口部8を開閉する蓋
体23と、この蓋体23を任意の角度に揺動駆動させて固定
させる図示省略の電動モータなどの駆動機と、を備えて
おり、簡単な構造で製作が容易である。
【0017】この4方向吹出形空調機の運転例をあげる
と、室内の熱負荷によって、中間期乃至冬期(11月〜
3月)に、第一開口部8を閉じて外気取入口18を開き、
外気のみを熱交換コイル4へ送風することにより外気冷
房が行える。このとき、必要に応じて熱交換コイル4へ
温水を供給する。あるいは、蓋体23の揺動角度を変え
て、第一開口部8と外気取入口18の開き具合(開度)を
適宜調整し、還気と新鮮な外気を所定割合で混合して熱
交換コイル4へ送風することができる。夏期には、第一
開口部8を開いて外気取入口18を閉じ、還気のみを熱交
換コイル4へ送風することにより効率良く冷房を行う。
【0018】また、運転中においては、熱交換コイル4
で熱交換された給気が、第二開口部9から空気溜り部16
に流れ込む際、水平断面積が急に拡大するために渦流と
なりかつ風速が遅くなって、分流部17側に分流しやすく
なり、4つの吹出口12の風量が均一化される。(なお、
従来は空気溜り部16がなかったため分流しにくく、部分
的に吐出部15の幅をいくら調整しても4つの吹出口12の
風量が均一とならず1つの吹出口に偏っていた。)しか
も、空気溜り部16は消音器としての作用も期待できる。
【0019】なお、図1の実施例では、フィルター2、
送風機3、熱交換コイル4の順に並べて押し込み式とし
ているが、たとえば、図5に示すように、フィルター
2、熱交換コイル4、送風機3の順として吸込み式とす
るも自由である。
【0020】また、上述の各実施例において、ダンパ機
構22の構造変更は自由である。たとえば、蓋体23で外気
取入口18と第一開口部8を択一的に開閉して通風・遮断
自在とする構成とすれば、オンオフだけの簡単な制御で
すむ。あるいは、図示省略するが、蓋体23をスライド式
やシャッター式にするも自由である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明では、中間期乃至冬期
(11月〜3月)に、外気冷房が可能となり省エネルギ
ーとなる。エアハンドリングユニットなどの併設が不要
となり設備コストを削減できる。フィルター2、送風機
3、熱交換コイル4を横に並べかつ還気路13の周りに給
気路14を形成して機体1全体が扁平で低くなるようにし
てあるので、狭小なスペースの天井内にも設置可能であ
る。フィルター2を外気と還気のろ過に兼用でき、か
つ、一般的で安価な熱交換コイル4を使用できるので、
部品点数及びコスト低減を図れる。
【0022】請求項2の発明では、天井内に埋込んで設
置した場合でもパネル10と仕切板19を開けることにより
フィルター2、熱交換コイル4及び送風機3のメンテナ
ンスを容易に行える。また、送風機3を機体1から簡単
に引出せるのでメンテナンスが一層容易となる。
【0023】請求項3の発明では、吹出口12の風量が偏
らずに済み、消音作用も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面の断面図である。
【図2】同実施例の下面図である。
【図3】同実施例の内部構造を一部省略して簡略化した
斜視図である。
【図4】同実施例の外観の斜視図である。
【図5】他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 フィルター 3 送風機 4 熱交換コイル 6 上部空室 7 下部空室 8 第一開口部 9 第二開口部 10 パネル 11 吸込口 12 吹出口 13 還気路 14 給気路 15 吐出部 16 空気溜り部 17 分流部 18 外気取入口 19 仕切板 20 ファンブロック 22 ダンパ機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1下面部の吸込口11から吸い込まれ
    た還気を熱交換してこの機体1下面部外周縁の吹出口12
    から4方向へ吹き出す4方向吹出形空調機において、上
    記機体1を上部空室6と下部空室7に区画すると共にこ
    の上部空室6と下部空室7を第一開口部8と第二開口部
    9にて連通させ、この下部空室7には、上記吸込口11と
    上記第一開口部8に連通する還気路13を形成しかつ上記
    吹出口12と上記第二開口部9に連通する給気路14を上記
    還気路13の周囲に形成し、上記上部空室6には、フィル
    ター2、送風機3及び熱交換コイル4を上記第一開口部
    8と上記第二開口部9の間にて水平方向に並べ、上記機
    体1側面部に、この機体1外部と上記上部空室6の第一
    開口部8側に連通する外気取入口18を、形成し、この外
    気取入口18からの外気と上記第一開口部8からの環気を
    風量調整自在又は通風・遮断自在とするダンパ機構22
    を、設けたことを特徴とする4方向吹出形空調機。
  2. 【請求項2】 機体1下面部に下部空室7を露呈させる
    揺動開閉自在なパネル10を設けると共に、上部空室6を
    露呈させる揺動開閉自在な仕切板19を設け、さらに、こ
    の上部空室6に、送風機3を上記機体1側面より引出・
    収納自在とするファンブロック20を、設けた請求項1記
    載の4方向吹出形空調機。
  3. 【請求項3】 給気路14を上側と下側に区画し、この下
    側には吹出口12に連通する吐出部15を形成し、上記上側
    であって第二開口部9に対応する部分には、上記吐出部
    15と連通しかつ上記第二開口部9よりも水平断面積が大
    で還気路13側へ張り出す空気溜り部16を、形成すると共
    に、この空気溜り部16と上記吐出部15とに連通する分流
    部17を上記上側の残部に形成し、上記空気溜り部16は上
    記吐出部15よりも水平断面積を大とした請求項1又は2
    記載の4方向吹出形空調機。
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CN106287947B (zh) * 2016-08-01 2022-03-01 奥克斯空调股份有限公司 一种壁挂式空调
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