JPH05223276A - 送風装置及びこの装置を備えた空気調和装置 - Google Patents
送風装置及びこの装置を備えた空気調和装置Info
- Publication number
- JPH05223276A JPH05223276A JP4025346A JP2534692A JPH05223276A JP H05223276 A JPH05223276 A JP H05223276A JP 4025346 A JP4025346 A JP 4025346A JP 2534692 A JP2534692 A JP 2534692A JP H05223276 A JPH05223276 A JP H05223276A
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- duct
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- fan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダクトから吐出された空気を空気調和装置の
本体もしくは送風装置にスムーズに導びくようにして通
風抵抗の減少と風量のアップを図ることを目的としたも
のである。 【構成】 オリフィス14のある吸込板13で送風路内
を通風ダクト27のある一次側空間とファン7のある二
次側空間とに区画すると共に、この通風ダクト27の空
気出口部31をファン7のブレード32の風下側面33
と対向させるようにしたものである。
本体もしくは送風装置にスムーズに導びくようにして通
風抵抗の減少と風量のアップを図ることを目的としたも
のである。 【構成】 オリフィス14のある吸込板13で送風路内
を通風ダクト27のある一次側空間とファン7のある二
次側空間とに区画すると共に、この通風ダクト27の空
気出口部31をファン7のブレード32の風下側面33
と対向させるようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気吸込用のオリフィ
スに臨むようにファンを配置した送風装置及びこの装置
を備えた空気調和装置に関する。
スに臨むようにファンを配置した送風装置及びこの装置
を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の「天井埋込型4方向カセット」と
呼ばれている空気調和装置の構造が示されたものとして
特公昭63−19780号公報がある。
呼ばれている空気調和装置の構造が示されたものとして
特公昭63−19780号公報がある。
【0003】この公報で示された構造は、下向き開口状
態の筺体に、吸込口が下向きで吹出方向が側方の遠心フ
ァンと、この遠心ファンの吹出方向が側方の遠心ファン
と、このファンの下方に位置してオリフィスがこのファ
ンの吸込口と対向する吸込板と、このファンの側方に位
置する熱交換器とを収納させ、この筺体の下向き開口
を、吸込口と吹出口とを有する化粧パネルで閉鎖するよ
うにしたものである。
態の筺体に、吸込口が下向きで吹出方向が側方の遠心フ
ァンと、この遠心ファンの吹出方向が側方の遠心ファン
と、このファンの下方に位置してオリフィスがこのファ
ンの吸込口と対向する吸込板と、このファンの側方に位
置する熱交換器とを収納させ、この筺体の下向き開口
を、吸込口と吹出口とを有する化粧パネルで閉鎖するよ
うにしたものである。
【0004】又、このような構造の空気調和装置が据付
けられた室内に、外気の新鮮な空気を導入する場合は、
外気導入用のダクトの空気出口部を筺体内の遠心ファン
の吸込側空間に臨ませて、室内空気と外気とを遠心ファ
ンを介して熱交換器へ導びいて冷却もしくは加熱して、
空気調和装置の吐出口から吹き出させるようにしてい
る。
けられた室内に、外気の新鮮な空気を導入する場合は、
外気導入用のダクトの空気出口部を筺体内の遠心ファン
の吸込側空間に臨ませて、室内空気と外気とを遠心ファ
ンを介して熱交換器へ導びいて冷却もしくは加熱して、
空気調和装置の吐出口から吹き出させるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、遠心ファンの
回転によってオリフィスに吸込まれる空気の流れはこの
遠心ファンの回転方向となる。
回転によってオリフィスに吸込まれる空気の流れはこの
遠心ファンの回転方向となる。
【0006】このように、オリフィスへ吸込まれる空気
の流れが一次空間において遠心ファンの回転方向となっ
ているため、この一次空間に、外気導入用のダクトの出
口部を臨ませると、この出口部付近の空気の流れが抵抗
となって、十分な量の外気がこの一次空間に流れ込まな
いおそれがあった。
の流れが一次空間において遠心ファンの回転方向となっ
ているため、この一次空間に、外気導入用のダクトの出
口部を臨ませると、この出口部付近の空気の流れが抵抗
となって、十分な量の外気がこの一次空間に流れ込まな
いおそれがあった。
【0007】又、この一次側空間は、筺体内の底部に位
置しており、外気導入用のダクトを筺体内の高さの中央
付近につないだ場合はダクトから筺体内に流れ込んだ空
気は略U字状に屈折されて流れるため、通風抵抗が大き
くなるおそれがあった。
置しており、外気導入用のダクトを筺体内の高さの中央
付近につないだ場合はダクトから筺体内に流れ込んだ空
気は略U字状に屈折されて流れるため、通風抵抗が大き
くなるおそれがあった。
【0008】本発明は、空気吸込用のオリフィスに臨む
ように配置されたファンの一次側(吸込側)空間に通風
ダクトの出口部を臨ませるようにした送風装置におい
て、このダクトの通風量の低下を小さく抑えることを目
的としたものである。
ように配置されたファンの一次側(吸込側)空間に通風
ダクトの出口部を臨ませるようにした送風装置におい
て、このダクトの通風量の低下を小さく抑えることを目
的としたものである。
【0009】更に、このような構造の送風装置を用いた
空気調和装置において、装置内の通風抵抗を小さく抑え
ることを目的としたものである。
空気調和装置において、装置内の通風抵抗を小さく抑え
ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために、第1の本発明は、空気吸込用のオリフィスを有
する吸込板で送風路内を一次側空間と二次側空間とに区
画し、この二次側空間には吸込板のオリフィスに臨むフ
ァンを配置させると共に、空気の出口部が一次側空間に
臨む通風ダクトを備え、この通風ダクトの出口部の開口
方向をファンの回転方向と一致させるようにしたもので
ある。
ために、第1の本発明は、空気吸込用のオリフィスを有
する吸込板で送風路内を一次側空間と二次側空間とに区
画し、この二次側空間には吸込板のオリフィスに臨むフ
ァンを配置させると共に、空気の出口部が一次側空間に
臨む通風ダクトを備え、この通風ダクトの出口部の開口
方向をファンの回転方向と一致させるようにしたもので
ある。
【0011】又、第2の本発明は、家屋の天井裏に収納
され熱交換器送風機を内蔵した本体と、この本体の下方
に位置し天井から露出する化粧パネルと、本体とこの化
粧パネルとの間に配置されるチャンバーとを備え、この
チャンバーに化粧パネルの空気吸込口と本体の空気吸込
口とを連通する通風路を設けると共に、このチャンバー
には通風路につながる外気導入用の通風ダクトを設ける
ようにしたものである。
され熱交換器送風機を内蔵した本体と、この本体の下方
に位置し天井から露出する化粧パネルと、本体とこの化
粧パネルとの間に配置されるチャンバーとを備え、この
チャンバーに化粧パネルの空気吸込口と本体の空気吸込
口とを連通する通風路を設けると共に、このチャンバー
には通風路につながる外気導入用の通風ダクトを設ける
ようにしたものである。
【0012】
【作用】通風ダクトの空気の出口部の開口方向をファン
の回転方向と一致させたので、この出口部から流出され
る外気は、オリフィスへ吸込まれる空気流の影響を受け
ずにスムーズに流れる。
の回転方向と一致させたので、この出口部から流出され
る外気は、オリフィスへ吸込まれる空気流の影響を受け
ずにスムーズに流れる。
【0013】又、送風機や熱交換器を内蔵した本体の下
方にチャンバーを設け、このチャンバーに通風ダクトを
取り付けたので、通風ダクトから流れ出た外気は本体内
の構造の影響を余り受けずに本体に導びかれる。
方にチャンバーを設け、このチャンバーに通風ダクトを
取り付けたので、通風ダクトから流れ出た外気は本体内
の構造の影響を余り受けずに本体に導びかれる。
【0014】
【実施例】図2において、1は家屋の天井2に据付けら
れた空気調和装置で、「4方向カセット」と呼ばれてい
るものである。この空気調和装置1は、天井裏の吊りボ
ルト3に吊り下げられた本体4と、天井から露出される
化粧パネル5と、この化粧パネル5と本体4との間に配
置されるチャンバー6とから構成されている。
れた空気調和装置で、「4方向カセット」と呼ばれてい
るものである。この空気調和装置1は、天井裏の吊りボ
ルト3に吊り下げられた本体4と、天井から露出される
化粧パネル5と、この化粧パネル5と本体4との間に配
置されるチャンバー6とから構成されている。
【0015】7は本体内の略中央に配置されたファン
(ターボファン)、8はこのファン7を駆動するモータ
で、取付具9によって本体4に固定されている。10は
このファンを囲むように配置された熱交換器、11はこ
の熱交換器10の下方に配置されたドレンパンで、その
中央部には通風路12が形成されている。
(ターボファン)、8はこのファン7を駆動するモータ
で、取付具9によって本体4に固定されている。10は
このファンを囲むように配置された熱交換器、11はこ
の熱交換器10の下方に配置されたドレンパンで、その
中央部には通風路12が形成されている。
【0016】13はこのドレンパン11の下面に取り付
けられた吸込板で、オリフィス14が形成されており、
このオリフィス14はファン7の吸込口40に臨むよう
になっている。すなわち、この吸込板13によって通風
路12内は一次側空間15と二次側空間16とに区画さ
れており、二次側空間16にファン7が位置している。
そして、一次側空間15の下方は吸込口17となる。1
8は空気吹出口、19はこの本体の内壁に貼付された断
熱材である。
けられた吸込板で、オリフィス14が形成されており、
このオリフィス14はファン7の吸込口40に臨むよう
になっている。すなわち、この吸込板13によって通風
路12内は一次側空間15と二次側空間16とに区画さ
れており、二次側空間16にファン7が位置している。
そして、一次側空間15の下方は吸込口17となる。1
8は空気吹出口、19はこの本体の内壁に貼付された断
熱材である。
【0017】天井に配置された化粧パネル5は、図1で
示すよう略正方形である。そして、この化粧パネル5の
中央に吸込グリル20、そのグリル20のまわりに夫々
吹出口21が設けられており、この吹出口21には風向
変更羽根22が配置されている。23は吸込グリル20
の裏側に配置されたプレフィルタである。尚、図1にお
いては、吸込グリルプレフィルタ等を外した状態を示し
ている。
示すよう略正方形である。そして、この化粧パネル5の
中央に吸込グリル20、そのグリル20のまわりに夫々
吹出口21が設けられており、この吹出口21には風向
変更羽根22が配置されている。23は吸込グリル20
の裏側に配置されたプレフィルタである。尚、図1にお
いては、吸込グリルプレフィルタ等を外した状態を示し
ている。
【0018】この本体4と化粧パネル5との間に配置さ
れたチャンバー6には中性能フィルタ24が設けられた
吸込空間(通風路)25と、この吸込空間25の外側に
設けられた4つの吐出空間26とが形成されている。そ
して、この吸込空間25によって本体4の吸込口17と
化粧パネル5の吸込グリル20とが連通され、吐出空間
26によって本体4の吹出口18と化粧パネル5の吹出
口21とが連通される。
れたチャンバー6には中性能フィルタ24が設けられた
吸込空間(通風路)25と、この吸込空間25の外側に
設けられた4つの吐出空間26とが形成されている。そ
して、この吸込空間25によって本体4の吸込口17と
化粧パネル5の吸込グリル20とが連通され、吐出空間
26によって本体4の吹出口18と化粧パネル5の吹出
口21とが連通される。
【0019】27は外気導入用の通風ダクト(以下単に
「ダクト」という。)、28はこのダクト27に設けら
れたブースタファン装置で、フィルタ29やファン30
が収納されており、このファン30の運転によって外気
を空気調和装置1へ送り込むようにしている。このダク
ト27の出口部31はチャンバー6の側部を貫通して、
このチャンバー6の吸込空間25に臨んでいる。そし
て、この出口部31とファン7との位置関係を示せば図
1に示すとおりであり、出口部31の開口方向(実線矢
印)をファン7の回転方向(一点鎖線矢印)の方向と一
致させている。言い換えれば、出口部31はフォン7が
回転した時のブレード32の風下側面33と対向してい
る。
「ダクト」という。)、28はこのダクト27に設けら
れたブースタファン装置で、フィルタ29やファン30
が収納されており、このファン30の運転によって外気
を空気調和装置1へ送り込むようにしている。このダク
ト27の出口部31はチャンバー6の側部を貫通して、
このチャンバー6の吸込空間25に臨んでいる。そし
て、この出口部31とファン7との位置関係を示せば図
1に示すとおりであり、出口部31の開口方向(実線矢
印)をファン7の回転方向(一点鎖線矢印)の方向と一
致させている。言い換えれば、出口部31はフォン7が
回転した時のブレード32の風下側面33と対向してい
る。
【0020】このような構成を有する空気調和装置1を
運転させることによって室内空気は図2の実線矢印で示
すように流れて室内の冷暖房を行なう。そして、外気を
室内へ導入する場合は、ブースタファン装置28を運転
させる。これによって、外気は破線矢印のように流れ
る。すなわち、ダクト27内を流れてきた外気はチャン
バー6の吸込空間25を介して、前述の中性能フィルタ
24を通過した室内空気と合流して吸込板13のオリフ
ィス14に吸込まれる。
運転させることによって室内空気は図2の実線矢印で示
すように流れて室内の冷暖房を行なう。そして、外気を
室内へ導入する場合は、ブースタファン装置28を運転
させる。これによって、外気は破線矢印のように流れ
る。すなわち、ダクト27内を流れてきた外気はチャン
バー6の吸込空間25を介して、前述の中性能フィルタ
24を通過した室内空気と合流して吸込板13のオリフ
ィス14に吸込まれる。
【0021】すなわち、外気導入用のダクト27を従来
は本体4に取り付けていたが、本発明はこのダクト27
を本体1の下方へ配置したチャンバー6に取り付けるよ
うにしたので、このダクト27を流れてきた外気はスム
ーズに本体1の吸込口17に流れ込み、これによってダ
クト27内を流れる通風量の低下を小さく抑えることが
できる。
は本体4に取り付けていたが、本発明はこのダクト27
を本体1の下方へ配置したチャンバー6に取り付けるよ
うにしたので、このダクト27を流れてきた外気はスム
ーズに本体1の吸込口17に流れ込み、これによってダ
クト27内を流れる通風量の低下を小さく抑えることが
できる。
【0022】又、ダクト27の出口部31の開口方向と
ファン7の回転方向とを一致させたので、遠心ファン7
の回転によってオリフィス14へ流れ込む空気の流れ方
向(実線矢印)とダクト27から流出する空気の流れ方
向(実線矢印)とが一致し、このダクト27から流出す
る空気(外気)はスムーズに室内空気とともにオリフィ
ス14へ流れ込む。
ファン7の回転方向とを一致させたので、遠心ファン7
の回転によってオリフィス14へ流れ込む空気の流れ方
向(実線矢印)とダクト27から流出する空気の流れ方
向(実線矢印)とが一致し、このダクト27から流出す
る空気(外気)はスムーズに室内空気とともにオリフィ
ス14へ流れ込む。
【0023】これに対し、ダクト50を図3のように、
すなわち、出口部51をファン7の回転時のブレード3
2の風上側面52と対向するように取り付けた場合は、
ダクト50から吐出された空気流と、オリフィス14へ
流れ込む空気流とは相反する(実線矢印参照)。このた
め、ダクト50から吐出された空気の一部は、一次側空
間15を形成している壁面53に沿って一点鎖線矢印の
ように流れてオリフィス14に吸込まれず化粧パネル5
の吸込グリル20から流出することが実験によって確認
された。
すなわち、出口部51をファン7の回転時のブレード3
2の風上側面52と対向するように取り付けた場合は、
ダクト50から吐出された空気流と、オリフィス14へ
流れ込む空気流とは相反する(実線矢印参照)。このた
め、ダクト50から吐出された空気の一部は、一次側空
間15を形成している壁面53に沿って一点鎖線矢印の
ように流れてオリフィス14に吸込まれず化粧パネル5
の吸込グリル20から流出することが実験によって確認
された。
【0024】次にダクト60を図4のように、すなわち
チャンバー6の略中央に取り付けた場合は、ダクト60
の出口部61の左部62から吐出された空気Aはオリフ
ィス14へ吸込まれる空気と共に、スムーズにこの吸込
空間に導入されるものの、出口部61の右部63から吐
出された空気はオリフィス14へ吸込まれる空気と衝突
してオリフィス14に吸込まれずに渦流Bとなることが
考えられる。
チャンバー6の略中央に取り付けた場合は、ダクト60
の出口部61の左部62から吐出された空気Aはオリフ
ィス14へ吸込まれる空気と共に、スムーズにこの吸込
空間に導入されるものの、出口部61の右部63から吐
出された空気はオリフィス14へ吸込まれる空気と衝突
してオリフィス14に吸込まれずに渦流Bとなることが
考えられる。
【0025】そして、この空気調和装置1の総合風量
(複数の吐出口21から吹き出される合計風量)と、こ
の空気調和装置に流入する外気の風量との結果を示せば
図5のとおりである。この図5において、(イ)は本体
4に直接外気導入用のダクトを取り付けた場合を示し、
このダクトで導入された外気は本体4内で曲折状態に流
れるため、2m3/分程度の外気導入量しか得られなか
った。
(複数の吐出口21から吹き出される合計風量)と、こ
の空気調和装置に流入する外気の風量との結果を示せば
図5のとおりである。この図5において、(イ)は本体
4に直接外気導入用のダクトを取り付けた場合を示し、
このダクトで導入された外気は本体4内で曲折状態に流
れるため、2m3/分程度の外気導入量しか得られなか
った。
【0026】これに対し、(ロ),(ハ),(ニ)は外
気導入用のダクト27,50,60を本体4の下方に設
けたチャンバー6に取り付けた場合を示し、いずれの場
合も(イ)の場合よりも2倍以上の外気導入量が得られ
た。(ニ)と(ハ)を比較すると(ハ)の方が総合風量
が減少したのは、ダクト60と1つの吐出口64とが図
4で示すよう交差するので、この1つの吐出口64を閉
鎖して、3つの吐出口21から調温空気を吐出させたた
めである。
気導入用のダクト27,50,60を本体4の下方に設
けたチャンバー6に取り付けた場合を示し、いずれの場
合も(イ)の場合よりも2倍以上の外気導入量が得られ
た。(ニ)と(ハ)を比較すると(ハ)の方が総合風量
が減少したのは、ダクト60と1つの吐出口64とが図
4で示すよう交差するので、この1つの吐出口64を閉
鎖して、3つの吐出口21から調温空気を吐出させたた
めである。
【0027】(イ),(ロ),(ニ)においては4つの
吐出口から調温空気を吐出させていることは言うまでも
ない。更に(ロ)において、4つの吐出口21から調温
空気を吐出させているのにもかかわらず総合風量が少な
いのは図3の一点鎖線矢印で示したように外気の一部が
吸込グリル20から吐出されてしまっているためと考え
られる。
吐出口から調温空気を吐出させていることは言うまでも
ない。更に(ロ)において、4つの吐出口21から調温
空気を吐出させているのにもかかわらず総合風量が少な
いのは図3の一点鎖線矢印で示したように外気の一部が
吸込グリル20から吐出されてしまっているためと考え
られる。
【0028】尚、上記実施例では、オリフィスへ臨ませ
るファンとして遠心ファンを用いたが、これに限定され
るものではなく、プロペラファン等であっても良い。
るファンとして遠心ファンを用いたが、これに限定され
るものではなく、プロペラファン等であっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明は空気吸
込用のオリフィスを有する吸込板で送風路内を一次側空
間と二次側空間とに区画し、この二次側空間には前記オ
リフィスに臨むファンを配置し、空気の出口部が前記一
次側空間に臨む通風ダクトを備えると共に、この通風ダ
クトの出口部の開口方向をファンの回転方向と一致させ
たので、このダクト内の空気は出口部からスムーズに流
れ出し、このダクトからの吐出される風量の減少を小さ
く抑えることができる。
込用のオリフィスを有する吸込板で送風路内を一次側空
間と二次側空間とに区画し、この二次側空間には前記オ
リフィスに臨むファンを配置し、空気の出口部が前記一
次側空間に臨む通風ダクトを備えると共に、この通風ダ
クトの出口部の開口方向をファンの回転方向と一致させ
たので、このダクト内の空気は出口部からスムーズに流
れ出し、このダクトからの吐出される風量の減少を小さ
く抑えることができる。
【0030】又、第2の発明は家屋の天井裏に収納され
熱交換器送風機を内蔵した本体と、この本体の下方に位
置し天井から露出する化粧パネルと、本体とこの化粧パ
ネルとの間に配置されるチャンバーとを備え、このチャ
ンバーに化粧パネルの空気吸込口と本体の空気吸込口と
を連通する通風路を設けると共に、このチャンバーには
通風路につながる外気導入用の通風ダクトを設けるよう
にしたので、本体の内部構造に余り影響を受けずに外気
を本体に導びくことができ十分な換気量を得ることがで
きる。
熱交換器送風機を内蔵した本体と、この本体の下方に位
置し天井から露出する化粧パネルと、本体とこの化粧パ
ネルとの間に配置されるチャンバーとを備え、このチャ
ンバーに化粧パネルの空気吸込口と本体の空気吸込口と
を連通する通風路を設けると共に、このチャンバーには
通風路につながる外気導入用の通風ダクトを設けるよう
にしたので、本体の内部構造に余り影響を受けずに外気
を本体に導びくことができ十分な換気量を得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施例を示す空気調和装置の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示した空気調和装置の縦断面図である。
【図3】図2に示した外気導入用のダクトの取り付け位
置を図1と異なる位置とした状態を示す空気調和装置の
平面図である。
置を図1と異なる位置とした状態を示す空気調和装置の
平面図である。
【図4】外気導入用のダクトを図3と異なる位置に取り
付けた状態を示す空気調和装置の平面図である。
付けた状態を示す空気調和装置の平面図である。
【図5】外気導入用のダクトの取り付け位置を図1,図
3,図4とした場合の実験結果を示す説明図である。
3,図4とした場合の実験結果を示す説明図である。
4 本体 5 化粧パネル 6 チャンバー 7 送風機(遠心ファン) 10 熱交換器 12 送風路 13 吸込板 14 オリフィス 15 一次側空間 16 二次側空間 17 吸込口 27 通風ダクト 31 空気出口部 32 ブレード 33 風下側面
Claims (2)
- 【請求項1】 空気吸込用のオリフィスを有する吸込板
で送風路内を一次側空間と二次側空間とに区画し、この
二次側空間には前記オリフィスに臨むファンが配置され
た送風装置において、空気の出口部が前記一次側空間に
臨む通風ダクトを備えると共に、この通風ダクトの出口
部の開口方向を前記ファンの回転方向と一致させたこと
を特徴とする送風装置。 - 【請求項2】 家屋の天井裏に収納され熱交換器送風機
を内蔵した本体と、この本体の下方に位置し天井から露
出する化粧パネルと、前記本体とこの化粧パネルとの間
に配置されるチャンバーとを備え、このチャンバーに前
記化粧パネルの空気吸込口と前記本体の空気吸込口とを
連通する通風路を設けた空気調和装置において、前記チ
ャンバーにはこの通風路につながる外気導入用の通風ダ
クトを設けたことを特徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4025346A JPH05223276A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 送風装置及びこの装置を備えた空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4025346A JPH05223276A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 送風装置及びこの装置を備えた空気調和装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18602099A Division JP3276941B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223276A true JPH05223276A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12163324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4025346A Pending JPH05223276A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 送風装置及びこの装置を備えた空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223276A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010019479A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和システム |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP4025346A patent/JPH05223276A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010019479A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和システム |
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