JP2555095Y2 - 閉鎖配電盤の吸気装置 - Google Patents

閉鎖配電盤の吸気装置

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JP2555095Y2
JP2555095Y2 JP2899092U JP2899092U JP2555095Y2 JP 2555095 Y2 JP2555095 Y2 JP 2555095Y2 JP 2899092 U JP2899092 U JP 2899092U JP 2899092 U JP2899092 U JP 2899092U JP 2555095 Y2 JP2555095 Y2 JP 2555095Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吸気口の面積に比し吸
気効率のよいスイッチギヤ吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の閉鎖配電盤の吸気装置は、図3に
示す構成になっている。同図において、1はチャンネル
ベース、2は箱体、3は箱体2の前面開口を開閉する
扉、4は扉3の平面ハンドル、5は扉3の下部に透設さ
れた吸気口、6は扉3の背面に吸気口5を覆って密着さ
れた防塵用エアフイルタであり、フイルタ6の有効面積
は吸気口5と同一であり、箱体2の天井部に排気フアン
が設けられ、フアンにより吸気口5から外気を吸入して
排出し、箱体2の内部で発生した各種電気機器の熱を放
出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の前記装置におい
て、箱体2の内部の発熱量が大きく、換気量を増大する
場合、フアンの風速を上げると、フイルタ5での圧力損
失が大きくなり、十分な換気量が得られない。又、フア
ンの定格を大きくせずに十分な換気量を得るためには吸
気口の面積を大きくせざるを得ず、扉3の下部の大部分
の面積を吸気口が占めることになり、箱体2とくに扉3
の美観を損なうという問題点がある。
【0004】本考案は、前記の点に留意し、吸気口の面
積が小さく、フアンの定格が大きくならないで十分な換
気量が得られる吸気効率のよい閉鎖配電盤の吸気装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案の閉鎖配電盤の吸気装置は、スイッチギヤの
箱体に設けられた排気用フアンと、箱体の板体に透設さ
れた吸気口と、吸気口の面積より十分大きい面積を有す
る防塵用エアフイルタと、フイルタの周縁部を固着した
枠体と、枠体の少なくとも一部を板体の背面より離し枠
体を吸気口の周縁部の板体に装着した支持体とを備えた
ものである。
【0006】
【作用】前記のように構成された本考案の閉鎖配電盤の
吸気装置は、防塵用エアフイルタの面積が吸気口の面積
より十分大きく、フイルタの周縁を固着した枠体の少な
くとも一部が、支持体により吸気口の板体の背面より離
れて装着されているため、吸気口を通る外気の風速は増
大しても、フイルタの圧力損失は小さく、フアンの定格
を大きくせずに、十分な換気量が得られ、吸気口の面積
が比較的小さく、外観を損うことがなく、吸気効率がよ
い。
【0007】
【実施例】1実施例について図1及び図2を参照して説
明する。それらの図において図3と同一符号は同一もし
くは相当するものを示す。7は箱体2の前面の扉からな
る板体、8は板体7の下部に透設された吸気口より十分
大きい面積を有する防塵用エアフイルタ、9はフイルタ
8の周縁部を固着した枠体、10は支持体であり、枠体
9の少なくとも一部を板体7の背面より離し、枠体9を
吸気口5の周縁部の板体7に装着する。11は支持体1
0を構成する矩形状の底板であり、枠体9の下縁に折曲
により連設されている。12は支持体10を構成する2
枚の三角形状の側板であり、枠体9の側縁に折曲により
連設されている。13は両側板12の端縁に折曲により
連設された2個の取付板であり、フイルタ8,枠体9,
支持体10が枠体7の吸気口5を覆うよう、取付板13
が板体7の背面に装着されている。
【0008】この場合、フイルタ8の面積は吸気口5の
面積の約2倍であり、フイルタ8が斜め上向きに配設さ
れているため、吸気口5を通った空気は約2倍の面積の
フイルタ8を通って箱体2の中央部に流入し、フイルタ
8の圧力損失は極めて小さい。なお、支持体10の形状
は図示に限らず、底板11と同形状のものを上板にし、
矩形状の側板を用い、フイルタ8を板体7に平行に配設
するようにしてもよい。
【0009】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本考案の閉
鎖配電盤の吸気装置は、防塵用エアフイルタ8の面積が
吸気口5の面積より十分大きく、フイルタ8の周縁を固
着した枠体9の少なくとも一部が、支持体10により吸
気口5の板体7の背面より離れて装着されているため、
吸気口5を通る外気の風速は増大しても、フイルタ8の
圧力損失を小さくすることができ、フアンの定格を大き
くせずに、十分な換気量が得られ、吸気口5の面積を小
さくできて外観を損うことを防止することができ、吸気
効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A,Bは本考案の1実施例の正面図,切断側面
図である。
【図2】図1の一部の背部からの斜視図である。
【図3】A,Bは従来例の正面図,切断側面図である。
【符号の説明】
2 箱体 5 吸気口 7 板体 8 防塵用エアフイルタ 9 枠体 10 支持体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉鎖配電盤の箱体に設けられた排気用フ
    アンと、前記箱体の板体に透設された吸気口と、該吸気
    口の面積より十分大きい面積を有する防塵用エアフイル
    タと、該フイルタの周縁部を固着した枠体と、該枠体の
    少なくとも一部を前記板体の背面より離し前記枠体を前
    記吸気口の周縁部の前記板体に装着した支持体とを備え
    た閉鎖配電盤の吸気装置。
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