JPH0413280Y2 - - Google Patents

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JPH0413280Y2
JPH0413280Y2 JP607986U JP607986U JPH0413280Y2 JP H0413280 Y2 JPH0413280 Y2 JP H0413280Y2 JP 607986 U JP607986 U JP 607986U JP 607986 U JP607986 U JP 607986U JP H0413280 Y2 JPH0413280 Y2 JP H0413280Y2
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outer casing
stand
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panel
case
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JP607986U
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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は船舶用操舵スタンドの内部通気構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来、船舶用操舵スタンドの内部に配設されて
いる電気、電子部品等の温度上昇による故障等を
防止するため、スタンド内の通気を良くして、上
記部品の冷却効果を高める構造が提供されてい
る。
第4図A及びBはその一例の斜視図及びその外
筺の一側の断面図である。同図に示す例に於て
は、操舵スタンドRの頂部RTが前面(ハンドル
側)及び後面に下り傾斜となつている略々角柱状
外筺又はケースRCの対向側板R1を打ち出し加
工して、各々水平方向に延びる多数の通気孔R2
を垂直方向に略々平行に配設し、これ等通気孔R
2のうち、下方の通気孔R2より空気がスタンド
RのケースRC内に入り(矢印A1参照)、その内
部の部品により暖められた空気が、上方の通気孔
R2よりスタンドR外に出る(矢印A2参照)構
造である。この場合、各通気孔R2は、防滴等を
考慮して、その上方、外側にフードR2aが設け
られている。
他の例としては、第5図A及びBに示す如く、
スタンドRの角柱状のケースRCの底板R3に、
多数のスリツトR4を設け、これを通じて空気が
スタンドRのケースRC内に入り(矢印A1参
照)、内部で暖められた空気がその上部に設けた
開口R5を通じてケースRC外に排出(矢印A2
参照)している。尚、R6は、ケースRCの上方
の開口R5を覆う屋根で、防滴等の為に設けられ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した如く、従来のスタンドRの内部通気構
造は、第4図の例では、スタンドRのケースRC
の対向側板R1に打ち出しにより各々外側に突出
すフードR2aを有する多数の通気孔R2は、下
方の通気孔より外気がケースRC内に入り、上方
の通気孔より内部で暖められた空気がケースRC
外へ流出しているが、この際、最上段の通気孔と
いえども、ケースRCの頂部RTより下方に設け
られているので、それとケースRCの頂部RTと
の間に、密閉室ができ、そこに暖かい空気がこも
つて、空気の流れが行われず、冷却効果が悪い。
更に、フードR2aは側板R1の外側に突出して
いるので、美観がそこなわれる。
又、第5図に示す例では、ケースRCの最下部
及び最上部に、夫々空気流入及び排出口を設けた
ので、前例と異なり空気の対流は良く、冷却効果
が良くなるが、最上部の開口を防滴等のため屋根
で覆つているので、構造が複雑となり、高価とな
る。又、所要スペースが大となり、美観が著しく
そこなわれる。
〔問題点を解決するための手段〕
従つて、本考案は上述した従来の問題点を解決
せんとするもので、その手段は、外形が円柱状又
は多角形状とされ、前面に開口を有する外筺1の
上面に傾斜面を有する上面パネル2を有し、外筺
1の前面に、外筺1の底部まで延び、上記開口を
閉ぐ前面パネル3及び4が取り付けられて構成さ
れた操舵スタンドRの外筺1の底部を構成する前
面パネル4の底板に多数のスリツト又は孔4bを
設けて外筺1内への外気流入口となすと共に、上
記上面パネル2の頂部近傍に空隙7を設けて外筺
1内より外部への空気排出口となしたことを特徴
とする船舶用操舵スタンドの内部通気構造であ
る。
〔作用〕
上述した本考案の通気構造によれば、外筺1内
のアンプ5等の電子機器を冷却する外気を、外筺
1の開口を閉ぐ前面パネル4の底板4aに設けた
孔4bより導入し、アンプ5等で暖められた空気
を、外筺1の略々最上部、即ち上面パネル2の頂
部近傍に設けた空隙7よりその外部に排出する。
従つて、空気の自然対流を極めて効果的に利用し
得ると共に、外筺1内外への空気取り入れ及び排
出孔は、外筺1の外観に関係ない部分に設けてあ
るので、その美観をそこなうこともないし、安価
である。
〔実施例〕
以下、第1乃至第3図を参照して、本考案によ
る船舶用操舵スタンドの内部通気構造の一例を説
明する。第1図はその一例を具備した操舵スタン
ドRの側断面図である。尚、この例のスタンドR
の外形は、第4図Aに示すものと略々同一であ
る。又、第1図に於いて、スタンドR内には種々
の機器が配設されているが、その多くは本考案に
直接関係がないので、一部をブロツクで示し、他
は省略してある。
第1図に於いて、1は第4図AのケースRCと
同様外形のスタンドRの外筺、2はその上面パネ
ル、3及び4は外筺1の前面の開口部(この開口
部を通じてアンプ5等がその内部に配設され、且
つジヤイロコンパス6が外筺1内外に出し入れさ
れる)を閉じる全面パネルを夫々示す。尚、本例
においては、外筺1の上面にも開口が設けられて
おり、上記上面パネル2は、その開口を閉ぐ一種
の蓋の代わりとなつている。
扨て、第1図の部分Aの一部を下から拡大して
見た第2図に示す如く、下方の前面パネル4のコ
字状に折曲され水平に伸びる底板4aには、多数
の孔又はスリツト4bがその略々全長に亘つて設
けられ、これ等の孔4bを通じて外気が矢印A1
の如く外筺1内に流入する。
一方、第1図の部分Bの拡大図である第3図に
示す如く、水平に対し斜め上方に伸びる上面パネ
ル2の水平な最上縁2aから斜め下方(後面側)
へ僅かに折曲げた部分2bの下縁と、外筺1の後
面側において斜め上方へ伸びる部分の水平な対向
上縁との間に、両縁の略々全長に亘り伸びる如く
空隙7を設ける。この場合、外筺1の水平に伸び
る上縁1aの一部を逆L字状に内側に折曲げ、上
記空隙7を設けると共に、この逆L字状に折曲げ
た部分1aにより防滴効果を図つている。
扨て、上述の如く、前面パネル4の底板4aの
多数の孔4bより外筺1内に矢印A1の如く流入
した冷たい外気は、外筺1内に配設した電源トラ
ンス、半導体素子等の電気、電子部品等を冷却
し、流入した外気自体は徐々に暖められながら上
方に流動し、外筺1の略々最上部に設けた空隙7
より矢印A2の如く外筺1外に流出する所謂自然
対流をする。
尚、上記実施例は、外筺1と上面パネル2とを
夫々別体に形成して、外筺1の上面開口に上面パ
ネル2を取り付けた例を示したが、もちろん外筺
1と上面パネル2とを一体に形成するようにして
もよい。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によれば、外筺1内の空気
の流れは、その最下部の孔から最上部の空隙へ
と、全く自然対流方式で、且つ外筺1の最上部、
即ち上面パネル2の頂部近傍に空気流出用の空隙
が設けてあるため、外筺1内に暖かい空気が溜ま
る空間が無いので、冷却効果が大である。
又、構造が簡単のため、安価であり、防滴、防
光にも秀れている。
更に、通気孔、即ち孔4b及び空隙7が外から
実質的に見えない場所に設けてあるため、スタン
ドの美観がそこなわれない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の船舶用操舵スタンドの内部通
気構造の一例を具備せる操舵スタンドRの側断面
図、第2図は第1図の部分Aの一部を下方より見
た拡大平面図、第3図は第1図の部分Bの拡大
図、第4図A及びBは従来例の斜視図及びその一
側の断面図、第5図A及びBは従来の他の斜視図
及びそのケースの側断面図である。図に於いて、
Rは操舵スタンド、1は外筺、2は上面パネル、
3,4は前面パネル、4aは底板、4bは孔、7
は空隙を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外形が円柱状又は多角形状とされ、前面に開口
    を有する外筺の上面に傾斜面を有する上面パネル
    を有し、上記外筺の上記前面に、外筺の底部まで
    延び、上記開口を閉ぐ前面パネルが取り付けられ
    て構成された操舵スタンドの上記外筺の底部を構
    成する上記前面パネルの底板に多数のスリツト又
    は孔を設けて上記外筺内への外気流入口となすと
    共に、上記上面パネルの頂部近傍に空隙を設けて
    上記外筺内より外部への空気排出口となしたこと
    を特徴とする船舶用操舵スタンドの内部通気構
    造。
JP607986U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0413280Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP607986U JPH0413280Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP607986U JPH0413280Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62117199U JPS62117199U (ja) 1987-07-25
JPH0413280Y2 true JPH0413280Y2 (ja) 1992-03-27

Family

ID=30788256

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JP607986U Expired JPH0413280Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JPS62117199U (ja) 1987-07-25

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