JPH10336444A - 画像読み取り方法及びその装置 - Google Patents

画像読み取り方法及びその装置

Info

Publication number
JPH10336444A
JPH10336444A JP10002064A JP206498A JPH10336444A JP H10336444 A JPH10336444 A JP H10336444A JP 10002064 A JP10002064 A JP 10002064A JP 206498 A JP206498 A JP 206498A JP H10336444 A JPH10336444 A JP H10336444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference data
white reference
sub
image reading
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10002064A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
毅 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10002064A priority Critical patent/JPH10336444A/ja
Priority to US09/048,786 priority patent/US6151419A/en
Priority to DE69828542T priority patent/DE69828542T2/de
Priority to EP98105641A priority patent/EP0868072B1/en
Publication of JPH10336444A publication Critical patent/JPH10336444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の原稿の画像を読み取る所要時間を短
縮することのできる画像読み取り方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の画像読み取り方法は、シェーデ
ィング補正に用いる白基準データを設定すると同時に光
源の光量を検出し光量基準を設定するステップ201
と、原稿を読み取る前の光源光量を検出するステップ2
03と、前記光量基準と前記原稿を読み取る前の光源光
量との比を白基準補正係数として設定するステップ20
5と、白基準補正係数により補正した白基準データを用
いてシェーディング補正を行いながら原稿を読み取るス
テップ206とを備え、複数の原稿を読み取る場合に
は、ステップ203〜206が繰り返されるため、白基
準データの再設定を省略することができ、画像読み取り
の所要時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を電気
信号に変換する画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像読み取り装置は、例えばフラットベ
ッド型の場合、箱型の筐体の上面に、ガラス等の透明板
からなる原稿台が設けられている。筐体の内部には、駆
動装置により原稿台に平行に移動するキャリッジが設け
られる。このキャリッジには、光源と多数の光電変換素
子を並べたラインセンサとが搭載されている。光源の照
射光は原稿台上の原稿表面で反射され、集光レンズによ
りラインセンサに集光されるようになっている。
【0003】原稿台の上方には、写真フィルム等の透過
原稿を読み取る場合のために、キャリッジの移動に伴っ
て移動する第2の光源が設けられている。
【0004】画像を読み取るときは、原稿台に置かれた
原稿に光源から光を照射し、原稿からの反射光または透
過光を集光レンズによりラインセンサに集光し、キャリ
ッジを移動させつつ検出して原稿の濃淡を電気信号に変
換する。ここで、ラインセンサの光電変換素子が並んで
いる方向を主走査方向、キャリッジと共にラインセンサ
が移動する方向を副走査方向という。
【0005】ラインセンサからの出力信号は、増幅器を
経てA/D変換部でデジタル信号に変換される。このデ
ジタル信号は、例えば読み取り階調が8ビットの場合、
0から255までの数値になる。
【0006】しかしながら、前記光源からの光を主走査
方向に均一の光量で原稿に照射することは困難であり、
一般に光源の両端に近づくほど光量は小さくなる。ま
た、ラインセンサの光電変換素子毎には感度のばらつき
があるので、例えば均一な原稿を読み取った場合でもラ
インセンサから出る信号は不均一になり、原稿の階調が
正確に再現されないという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、シェーディン
グ補正部においてシェーディング補正が行われる。シェ
ーディング補正は、原稿を読み取る前にあらかじめ黒基
準データと各光電変換素子についての白基準データとを
取り込んで記憶しておき、そのデータを使用して、A/
D変換部から出力されたデジタル信号を補正するので、
原稿の階調を正確に再現することができる。
【0008】図9に示すのは、従来のシェーディング補
正を行う画像読み取り装置により複数の原稿を読み取る
場合のフローチャートである。
【0009】始めにステップ101で白基準データを設
定し、ステップ102ではその白基準データを用いてシ
ェーディング補正を行いながら原稿を読み取る。ステッ
プ103で次の原稿を読み取ると決定した場合、ステッ
プ104で光源の光量が白基準データを設定したときか
ら変動していないと判断されれば、前回読み取り時の白
基準データを使用してステップ102に戻って次の原稿
を読み取ることができる。
【0010】光源の光量は、電源を入れてからの経過時
間によって変動することがあり、また温度依存性もあ
る。従来の画像読み取り装置では、ステップ104で光
量が変動したと判断された場合にはステップ101に戻
って白基準データを再設定していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の画像読み取り装置によって白基準データを再設定
するには長時間を要する。例えばA4の原稿を600d
piの精度で読み取る場合には、白基準データとして5
000個以上のデータを設定しなければならない。
【0012】このため、複数枚の原稿を読み取るとき
に、読み取り開始から読み取り終了までの所要時間が長
くなるという問題があった。
【0013】一方、本発明者の実験によれば、光源の光
量変動は、主走査方向の光量分布に対してその変動率が
一定であることを見出した。
【0014】この実験結果を利用すると、光量の変動に
応じた白基準補正係数によって白基準データを補正する
ことにより、白基準データの再設定を省略することがで
きる。
【0015】本発明の目的は、複数枚の原稿を読み取る
ときに、画像読み取り開始から終了までの所要時間を短
縮することのできる画像読み取り方法及びその装置を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の画像読み取り方法によれば、a)シェーディング補正
に用いる白基準データを設定するときに、副走査白基準
データを検出し設定する行程と、b)各読み取りライン
における前記副走査白基準データを検出する行程と、
c)前記白基準データを設定したときの副走査白基準デ
ータと前記各読み取りラインにおける副走査白基準デー
タとの間の特定の相関関係を示す値を白基準補正係数と
して設定する行程と、d)前記白基準補正係数により補
正した白基準データを用いてシェーディング補正を行い
ながら原稿を読み取る行程とを含み、複数の原稿を読み
取る場合には、前記b)、c)、d)の行程が繰り返さ
れるため、2枚目以降の原稿の読み取りの際には白基準
データの再設定を省略することができ、画像読み取り開
始から終了までの所要時間を短縮することができる。
【0017】本発明の請求項2に記載の画像読み取り方
法によれば、前記特定の相関関係を示す値は、前記白基
準データを設定したときの副走査白基準データと黒基準
データとの差と、前記各読み取りラインにおける前記副
走査白基準データと前記黒基準データとの差の比であ
る。
【0018】本発明の請求項3に記載の画像読み取り方
法によれば、前記b)の行程と前記c)行程の間に、前
記副走査白基準データと次の原稿を読み取る前の副走査
白基準データとの差を判断する行程e)を含み、この差
が設定値よりも大きければ前記e)の行程から前記a)
の行程へ戻り、前記の差が設定値以下ならば前記e)の
行程から前記c)の工程に進むため、光量の差が小さい
ときには処理時間を短縮し、光量の差が大きい場合には
正確に白基準データを設定することができる。
【0019】本発明の請求項4に記載の画像読み取り装
置は、前記原稿からの光を電気信号に変換するラインセ
ンサと、前記ラインセンサからの電気信号をデジタル信
号に変換するA/D変換部と、白基準データを記憶して
おく白基準記憶部と、黒基準データを記憶しておく黒基
準記憶部と、白基準補正係数により補正された白基準デ
ータと黒基準データとを用いて前記A/D変換部の出力
信号をシェーディング補正するシェーディング補正部と
を備え、前記白基準補正係数は、前記白基準データを設
定したときの副走査白基準データと各読み取りラインに
おける副走査白基準データとの間の特定の相関関係を示
す値であるため、白基準データの再設定を省略しても適
切にシェーディング補正を行うことができ、複数枚の原
稿の画像読み取り開始から終了までの所要時間を短縮で
きる。
【0020】本発明の請求項5に記載の画像読み取り装
置によれば、前記特定の相関関係を示す値は、前記白基
準データを設定したときの副走査白基準データと黒基準
データとの差と、前記各読み取りラインにおける前記副
走査白基準データと前記黒基準データとの差の比であ
る。
【0021】本発明の請求項6記載の画像読み取り装置
によれば、前記シェーディング補正部は、前記白基準補
正係数により前記白基準データを補正する乗算回路と、
前記デジタル信号を前記黒基準データにより減算する減
算回路と、減算されたデジタル信号を前記白基準データ
と前記黒基準データとの差により除算する除算回路とを
備えるため、従来のシェーディング補正部の回路に対し
て少ない追加で、白基準データの再設定を省略すること
ができる。
【0022】本発明の請求項7記載の画像読み取り装置
によれば、前記ラインセンサの一部によって副走査白基
準を読み取ることにより、前記副走査白基準データを検
出することができるため、容易に、各読み取りラインに
おける副走査白基準データを得ることができる。
【0023】本発明の請求項8記載の画像読み取り装置
によれば、前記白基準記憶部には前記白基準データと前
記黒基準データの差が記憶されるため、白基準補正係数
を設定するときに白基準データと黒基準データの差を計
算する必要がなくなり、処理を簡略化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0025】本発明の一実施例のフラットベッド型の画
像読み取り装置の概略構造を図2に示す。
【0026】箱型の筐体2の上面に、ガラス等の透明板
からなる原稿台1が設けられている。筐体2の内部に
は、図示しない駆動装置により原稿台1に平行に移動す
るキャリッジ3が設けられ、このキャリッジ3に光源4
とラインセンサ5とが搭載されている。光源4の照射光
は原稿台1上の原稿8表面で反射され、集光レンズ7に
よりラインセンサ5に集光されるようになっている。ラ
インセンサ5には、例えばCCD等の電荷蓄積型光セン
サが使用される。
【0027】原稿台1の上方には、写真フィルム等の透
過原稿を読み取る場合のために、キャリッジ3の移動に
伴って移動する第2の光源6が設けられている。
【0028】上記のように構成された画像読み取り装置
の信号処理装置の機能構成を図3に示す。
【0029】A/D変換部12は、増幅器11を介して
入力したラインセンサ5からのデータをデジタル信号に
変換してシェーディング補正部13に渡すものである。
【0030】本発明の実施例におけるシェーディング補
正部13は、あらかじめ記憶しておいた黒基準データ
と、ラインセンサ5の各光電変換素子についての白基準
データと、白基準補正係数とを使用して、デジタル化さ
れた読み取りデータを下記の式で補正をする。
【0031】 Dn’=A・(Dn−Dk)/{C・(Dw−Dk)} ここで、Dnは補正前のデジタル信号データ、Dkは黒基
準データ、Dwは白基準データ、Aは定数、Cは白基準
補正係数、Dn’はシェーディング補正後のデータであ
る。定数Aは、例えば読み取り階調が8ビットの場合は
A=256であり、12ビットの場合はA=4096で
ある。
【0032】制御装置14は、CPU、RAM及びRO
M等からなるマイクロコンピュータにより構成され、画
像読み取り装置全体の制御を行い、インターフェイス1
5を介して外部の画像処理装置、例えばパーソナルコン
ピュータに接続される。その他の補正部16では、ガン
マ補正、色補正、エッジ強調及び領域拡大/縮小等の諸
変換を行う。
【0033】次に、上記のように構成された画像読み取
り装置により、複数枚の原稿を読み取るときの動作を説
明する。原稿読み取りの手順のフローチャートを図1に
示す。
【0034】(1)白基準データ及び光量基準の設定 まず、画像読み取り装置の電源を入れたときには、黒基
準データDkと白基準データDwとを設定する。
【0035】黒基準データDkとしては、光源消灯時の
読み取りデータをA/D変換部12でデジタル化したも
のを使用する。また、黒基準データDkは白基準データ
Dwに比べて主走査方向のばらつきや経過時間による変
動が少ないため、電源を入れた時に代表値を一度設定し
ておき、その値を用いることができる。
【0036】ステップ201では、白基準データ及び光
量基準が設定される。白基準データを設定するときは、
キャリッジ3を原稿台1の端部に移動させ、光源4を点
灯させて、原稿台1の原稿面側に主走査白基準9として
設けられた高反射率均一反射面からの光をラインセンサ
5の各光電変換素子で読み取る。なお、透過原稿の場合
は、光源6からの光を原稿を通さずに読み取る。読み取
ったデータはA/D変換部12でデジタル化され白基準
データDwとして、白基準記憶部24に記憶される。白
基準データDwはラインセンサ5の各素子について固有
の値をもち、白基準記憶部24としてはRAMなどのメ
モリを用いることができる。
【0037】白基準記憶部24に白基準データDwと黒
基準データDkの差Dw−Dkを記憶しておけば、後の行
程で読み取り中の計算を省くことができる。
【0038】ここで、ラインセンサ5の一つの素子を用
いて主走査白基準9を読み取り、A/D変換部12によ
りデジタル化した白基準データW0と黒基準データDkと
の差(W0−Dk)を光量基準L0として設定し、後の行
程で白基準補正係数の設定に用いることができる。ま
た、図4に示すよう副走査方向にも副走査白基準10を
設け、副走査白基準10をラインセンサ5の右端部分の
素子を用いて読み取った白基準データW0により光量基
準L0(=W0−Dk)を設定することもできる。そのほ
か、光量基準L0は光源の光量を図示しないセンサで直
接読み取って設定することもできる。
【0039】(2)原稿読み取りの指示 ステップ202では、原稿の読み取りをするかどうかの
指示を待つ。具体的には、使用者が画像読み取り装置の
インターフェイス15に図示しないパーソナルコンピュ
ータを接続し、原稿台1に原稿8を置いてパーソナルコ
ンピュータから範囲を指定して読み取りの実行を指令し
たときに、次の行程に進む。
【0040】(3)光源光量の検出 ステップ203では、読み取りの前の光源光量L1を検
出する。光源光量L1は、(1)の行程で光量基準L0を
設定したときと同じ方法で検出することができる。
【0041】また、光源光量L1を副走査白基準10を
読み取ることにより、または直接センサで読み取ること
により設定した場合には、後述するように各読み取りラ
インで光源光量L1を検出することもできる。
【0042】(4)白基準補正係数の設定 光源の光量は、電源を入れてからの経過時間や温度など
により変動する。本発明者の実験によれば、光源の光量
変動は、主走査方向の光量分布に対してその変動率が一
定であることを見出した。
【0043】したがって、ある光源光量のときに設定し
たラインセンサの1番目からn番目までの素子の白基準
データをAW1,AW2,…AWnとし、光源光量が変動した
後の白基準データをBW1,BW2,…BWnとして黒基準デ
ータをDkすると、(AW1−Dk)/(BW1−Dk)≒
(AW2−Dk)/(BW2−Dk)≒…≒(AWn−Dk)/
(BWn−Dk)の関係が成り立つ。例えば所定時間経過
後に光源が暗くなった場合は図5に示すようになる。こ
の結果を利用すると、下記のように白基準補正係数を設
定して白基準データを補正すれば、光源の光量の変動に
よる影響を補正することができる。
【0044】ステップ205では、白基準設定時に設定
した光量基準L0と原稿読み取りの前に検出した光源光
量L1とを用いて白基準補正係数Cが下記の式により算
出され設定される。
【0045】 C=L1/L0=(W1−Dk)/(W0−Dk) 白基準データの設定はラインセンサの全ての素子で白基
準を読み取る必要があるので時間がかかるのに対し、白
基準補正係数は光源光量L1を1つ検出することで設定
できるので短い時間で終了する。
【0046】(5)原稿の読み取り ステップ206では原稿が読み取られる。制御装置14
は光源4(透過原稿の場合は光源6)を点灯させ、キャ
リッジ3を各読み取りライン位置に順次移動させる。こ
れにより、各読み取りライン位置において、原稿8の反
射率(又は透過率)に比例した量の電荷(信号電荷)が
ラインセンサ5に蓄積される。ラインセンサ5に蓄積さ
れた電荷は所定時間経過後に増幅器11に出力され、ラ
インセンサ5は次の読み取りライン位置に移動される。
【0047】ラインセンサ5の各光電変換素子からの出
力信号は、増幅器11により増幅されてからA/D変換
部12によりデジタルの光量信号データDnに変換され
て、シェーディング補正部13に順次出力される。
【0048】本発明の実施例のシェーディング補正部1
3の回路は図6に示すように表され、下記の、、
、、のように補正が行われる。
【0049】A/D変換部12からのデジタル信号デ
ータDnは、減算回路21に入り、ここで前記デジタル
信号データDnと黒基準記憶部22の黒基準データDkと
の差Dn−Dkが計算される。
【0050】次に、乗算回路25で白基準記憶部24
に記憶された白基準データDwと黒基準データDkの差D
w−Dkに白基準補正係数Cを乗じて補正する。
【0051】次に、除算回路23で減算回路21から
の出力Dn−Dkを乗算回路25からの出力C・(Dw−
Dk)により除算して補正後のデータDn’が求められ
る。
【0052】補正後のデータDn’はその他の補正部
16へ出力される。その他の補正部16へ出力された信
号は、ガンマ補正、拡大縮小などの諸変換が行われ、イ
ンターフェイス15を介してパーソナルコンピュータ等
に出力される。
【0053】以下、ラインセンサの各素子からの信号
について前記〜の行程が繰り返される。
【0054】次の読み取りラインについても、上記の処
理が繰り返し行われ、指定した範囲の画像が読み取られ
る。
【0055】光源光量をセンサで直接読み取って検出す
る場合あるいは副走査白基準10を読み取って検出する
場合には、各読み取りラインごとに光源光量L1を検出
して白基準補正係数Cを設定することにより、1枚の原
稿を読み取る間の光量変動についてもシェーディング補
正部で補正することができる。
【0056】この場合の図1のステップ203〜206
をさらに詳しく説明したフローチャートを図7に示す。
ステップ301で各読み取りラインにおける光源光量L
1を検出し、ステップ302ではステップ205と同様
に白基準補正係数Cを設定する。ステップ303で読み
取った1つの読み取りラインのデータDnに対して、ス
テップ304で上記の、、、、のように白基
準補正係数Cを用いてシェーディング補正が行われる。
ステップ305では、ステップ303で読み取ったライ
ンが原稿読み取り前に指定した最後のラインならば読み
取りを終了し、そうでなければステップ306で次の読
み取りラインに移動してからステップ301に戻る。
【0057】上記のステップ201、202、203、
205、206を経て1枚の原稿が読み取られる。次の
原稿を読み取る場合にはステップ202に戻り、ステッ
プ201の白基準データの再設定を省略することができ
るので、複数枚の原稿を読み取るときに原稿読み取り開
始から終了までの所要時間を短縮することができる。
【0058】本発明の別の実施例により、複数枚の原稿
を読み取る場合のフローチャートを図8に示す。
【0059】この実施例では、光源光量L1を検出する
ステップ203の次に、ステップ204を含む。ステッ
プ204では、光量基準L0と光源光量L1との差の絶対
値|L1−L0|(=|W1−W0|)がある設定値以下な
らば次のステップ205に進んで原稿を読み取り、|L
1−L0|がある設定値よりも大きければステップ201
に戻って、より正確に読み取るために白基準データを再
設定してから原稿を読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例により複数枚の原稿を読み取る
ときの手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施例におけるフラットベッド型の画
像読み取り装置の一例の概略構造を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施例における画像読み取り装置の信
号処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】本発明におけるフラットベッド型の画像読み取
り装置の主走査白基準と副走査白基準の位置を示す平面
図である。
【図5】ラインセンサの位置に対応する白基準データの
分布の経過時間による変動を模式的に表すグラフであ
る。
【図6】本発明の実施例の画像読み取り装置によるシェ
ーディング補正の回路を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例により原稿を読み取る行程を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の別の実施例により複数枚の原稿を読み
取るときの手順を示すフローチャートである。
【図9】従来の画像読み取り装置により複数枚の原稿を
読み取るときの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿台 2 筐体 3 キャリッジ 4 光源 5 ラインセンサ 6 光源 7 集光レンズ 8 原稿 9 主走査白基準 10 副走査白基準 11 増幅器 12 A/D変換部 13 シェーディング補正部 14 制御装置 15 インターフェイス 16 その他の補正部 21 減算回路 22 黒基準記憶部 23 除算回路 24 白基準記憶部 25 乗算回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源により原稿を照射して原稿からの光
    を電気信号に変換する画像読み取り方法において、 a)シェーディング補正に用いる白基準データを設定す
    るときに副走査白基準データを検出し設定する行程と、 b)各読み取りラインにおける前記副走査白基準データ
    を検出する行程と、 c)前記白基準データを設定したときの副走査白基準デ
    ータと前記各読み取りラインにおける副走査白基準デー
    タとの間の特定の相関関係を示す値を白基準補正係数と
    して設定する行程と、 d)前記白基準補正係数により補正した白基準データを
    用いてシェーディング補正を行いながら原稿を読み取る
    行程とを含み、 複数の原稿を読み取る場合には、前記b)、c)、d)
    の行程が繰り返されることを特徴とする画像読み取り方
    法。
  2. 【請求項2】 前記特定の相関関係を示す値は、前記白
    基準データを設定したときの副走査白基準データと黒基
    準データとの差と、前記各読み取りラインにおける前記
    副走査白基準データと前記黒基準データとの差の比であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り方
    法。
  3. 【請求項3】 前記b)の行程と前記c)行程の間に、
    前記副走査白基準データと次の原稿を読み取る前の副走
    査白基準データとの差を判断する行程e)を更に含み、
    この差が設定値よりも大きければ前記e)の行程から前
    記a)の行程へ戻り、前記の差が設定値以下ならば前記
    e)の行程から前記c)の工程に進むことを特徴とする
    請求項1または2のいずれかに記載の画像読み取り方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像読み取り方法を実
    施するための画像読み取り装置において、 前記原稿からの光を電気信号に変換するラインセンサ
    と、 前記ラインセンサからの電気信号をデジタル信号に変換
    するA/D変換部と、 白基準データを記憶しておく白基準記憶部と、 黒基準データを記憶しておく黒基準記憶部と、 白基準補正係数により補正された白基準データと黒基準
    データとを用いて前記A/D変換部の出力信号をシェー
    ディング補正するシェーディング補正部とを備え、 前記白基準補正係数は、前記白基準データを設定したと
    きの副走査白基準データと各読み取りラインにおける副
    走査白基準データとの間の特定の相関関係を示す値であ
    ることを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記特定の相関関係を示す値は、前記白
    基準データを設定したときの副走査白基準データと黒基
    準データとの差と、前記各読み取りラインにおける前記
    副走査白基準データと前記黒基準データとの差の比であ
    ることを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記シェーディング補正部は、前記白基
    準補正係数により前記白基準データを補正する乗算回路
    と、 前記デジタル信号を前記黒基準データにより減算する減
    算回路と、 減算されたデジタル信号を補正された白基準データと前
    記黒基準データの差により除算する除算回路とを備える
    ことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の
    画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記ラインセンサの一部によって副走査
    白基準を読み取ることにより、前記副走査白基準データ
    を検出することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一
    項に記載の画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記白基準記憶部には前記白基準データ
    と前記黒基準データの差が記憶されることを特徴とする
    請求項4〜7のいずれか一項に記載の画像読み取り装
    置。
JP10002064A 1997-03-27 1998-01-08 画像読み取り方法及びその装置 Pending JPH10336444A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10002064A JPH10336444A (ja) 1997-04-02 1998-01-08 画像読み取り方法及びその装置
US09/048,786 US6151419A (en) 1997-03-27 1998-03-27 Image reading method and image reading apparatus
DE69828542T DE69828542T2 (de) 1997-03-27 1998-03-27 Schattierungskorrektur für einen Bildscanner
EP98105641A EP0868072B1 (en) 1997-03-27 1998-03-27 Shading correction for an image scanner

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-84240 1997-04-02
JP8424097 1997-04-02
JP10002064A JPH10336444A (ja) 1997-04-02 1998-01-08 画像読み取り方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10336444A true JPH10336444A (ja) 1998-12-18

Family

ID=26335381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10002064A Pending JPH10336444A (ja) 1997-03-27 1998-01-08 画像読み取り方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10336444A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001086303A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Toshiba Corp 紙葉類読取装置と紙葉類区分システム
KR100397774B1 (ko) * 1999-12-28 2003-09-13 가부시키가이샤 리코 화상 판독유닛 및 화상 형성 장치
US7095039B2 (en) 2002-09-30 2006-08-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Radiation image read-out method and apparatus
JP2010011439A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Riso Kagaku Corp 画像読取装置および画像読取方法
JP2012054758A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
US8982436B2 (en) 2012-02-13 2015-03-17 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus, image reading method and a program for measuring black and white reference data

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0334774A (ja) * 1989-06-30 1991-02-14 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH06225137A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JPH06339023A (ja) * 1993-05-31 1994-12-06 Pfu Ltd 画像読取装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0334774A (ja) * 1989-06-30 1991-02-14 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH06225137A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JPH06339023A (ja) * 1993-05-31 1994-12-06 Pfu Ltd 画像読取装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001086303A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Toshiba Corp 紙葉類読取装置と紙葉類区分システム
KR100397774B1 (ko) * 1999-12-28 2003-09-13 가부시키가이샤 리코 화상 판독유닛 및 화상 형성 장치
US7095039B2 (en) 2002-09-30 2006-08-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Radiation image read-out method and apparatus
JP2010011439A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Riso Kagaku Corp 画像読取装置および画像読取方法
JP2012054758A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
US8982436B2 (en) 2012-02-13 2015-03-17 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus, image reading method and a program for measuring black and white reference data

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0868072B1 (en) Shading correction for an image scanner
JP3165747B2 (ja) 画像読取装置
JPH05500444A (ja) 固体イメージセンサの出力における感度変動を補償するための方法及び装置
JPH04365264A (ja) 原稿読取装置
JPH10336444A (ja) 画像読み取り方法及びその装置
JPH10327322A (ja) 画像読み取り装置
JPH0249589B2 (ja)
JPH1141463A (ja) 画像読み取り装置
JPS622225A (ja) 倍率ピント調整方式
US6897989B2 (en) Black reference data calculation method and image reader
JPH0354510B2 (ja)
JP2618923B2 (ja) 原稿読取装置
JPH0965214A (ja) 受光素子特性補正方法及び装置並びにそれらを備えた撮像装置
JPH0324827B2 (ja)
JPH0865506A (ja) 画像読み取り装置
JPH07131645A (ja) 画像読み取り装置
JP3130558B2 (ja) 画像読取方法
JP2727712B2 (ja) 画像入力装置の画像信号処理方法
JPH10283522A (ja) リニアイメージセンサのシェーディング補正方法
JPH10224574A (ja) 画像読取装置
JPH02141065A (ja) 原稿読み取り装置
JPH099056A (ja) 画像読み取り装置
JPS62154973A (ja) マイクロフイルム・スキヤナ
JPS59128871A (ja) 画像読取装置
JPH1075353A (ja) シェーディング補正方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030729