JPH06339023A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH06339023A
JPH06339023A JP5128675A JP12867593A JPH06339023A JP H06339023 A JPH06339023 A JP H06339023A JP 5128675 A JP5128675 A JP 5128675A JP 12867593 A JP12867593 A JP 12867593A JP H06339023 A JPH06339023 A JP H06339023A
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Hiroyuki Asai
博之 浅井
Minoru Ikeda
稔 池田
Mitsuharu Hori
光治 堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、イメージセンサでもって画像データ
を読み取る構成を採る画像読取装置に関し、高品質の画
像データの読み取りの実現を目的とする。 【構成】ラインイメージセンサの特定センサエレメント
に対して常時白レベル値を入力する構成を採って、この
特定センサエレメントの検出値に従って光源光量の変化
をリアルタイムで検出してシェーディング補正用の白レ
ベル値を補正する構成を採り、また、基準白色板上の白
レベル値の滑らかさを評価することでゴミの付着してい
ない領域を検出して、この中からシェーディング補正用
の白レベル値を読み取る構成を採り、また、装置の示す
MTF特性を検出可能にするとともに、画像データの強
調度合を変調可能にする演算手段を備える構成を採っ
て、検出されたMTF特性から上記演算手段の出力する
画像データの解像度が規定のものとなるようにと上記強
調度合を調整していく構成を採る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサでもっ
て画像データを読み取る構成を採る画像読取装置に関
し、特に、高品質の画像データの読み取りを実現する画
像読取装置に関する。
【0002】FAXやイメージスキャナ等の画像読取装
置では、蛍光灯等を照明用光源とし、CCDラインイメ
ージセンサ等を用いて画像データを読み取っていくこと
になる。このような画像読取装置では、高品質の画像デ
ータの読み取りを実現する構成を構築していく必要があ
る。
【0003】
【従来の技術】ラインイメージセンサを用いる画像読取
装置では、図18に示すように、読取対象となる原稿を
ガラス板に載置し、蛍光灯とラインイメージセンサとか
ら構成されるキャリアを移動させることで、ラインイメ
ージセンサによる原稿の読み取りを実行していくという
構成を採っている。
【0004】この構成を採るときにあって、画像読取装
置では、いわゆるシェーディングを補正するために、図
19に示すように、ガラス板の前段に基準白色板を設
け、原稿の読み取りに先立ってラインイメージセンサで
この基準白色板の特定位置(ホームポジション)の白レ
ベル値を読み取る構成を採って、この読み取った白レベ
ル値でもって読み取る原稿の画像データの信号レベルを
補正していくという構成を採っている。
【0005】従来の画像読取装置では、このような基準
白の白レベル値は、一度読み取ると、次の読み取りの機
会までの間、その値を変更することなくそのまま使用す
るという構成を採っていた。
【0006】一方、画像データの品質の1つとして解像
度がある。この解像度は、イメージセンサのセンサエレ
メント数が決まると、主にレンズ系で規定されることに
なる。
【0007】従来の画像読取装置では、レンズ系の調整
を行うことが難しいことから、メーカの出荷段階でレン
ズ系を調整すると、その後はそのままユーザの使用に委
ねて、解像度については何ら調整していかないという構
成を採っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、一度基準白の白レベル値を読み取ると、次の読
み取りの機会までの間、その値を変更することなくその
まま使用するという構成を採っていると、画像データの
読み取りに時間がかかる場合に読み取る画像データの品
質が劣化するという問題点があった。
【0009】例えば、画像読取装置の後段に接続される
データ処理装置の画像データ処理能力が低い場合、その
データ処理装置は、画像読取装置のキャリアの移動を画
像データの読み取り中に強制的に停止させる構成を採っ
ていくことになるが、このようなときには1枚の画像デ
ータの読み取りに時間がかかることから、この間におけ
る光源光量の変化により当初の基準白の白レベル値が本
来の適切なものから外れることで、読み取る画像データ
にムラができるといった問題点があったのである。
【0010】また、従来のように、基準白色板の特定位
置の白レベル値を検出して、この検出した白レベル値で
もってシェーディング補正を行うという構成を採ってい
ると、図20に示すように、その特定位置にゴミが付着
する場合には、正常な白レベル値を入手できないことか
ら、読み取る画像データの品質が劣化するという問題点
があった。
【0011】このような問題点に対処するために、基準
白色板の特定位置周辺の白レベル値についてもサンプリ
ングする構成を採って、このサンプリングした白レベル
値でもって基準白色板の特定位置で検出した白レベル値
を補正していくという方法を採ることも行われている。
【0012】しかしながら、このような方法を採って
も、付着したゴミがその補正用のサンプリング箇所にま
で広がるような大きいものの場合には、正常な白レベル
値を入手できないことから、読み取る画像データの品質
が劣化するという問題点が依然残されていたのである。
【0013】また、従来のように、解像度に対しての調
整手段を持たない構成を採っていると、流通段階での振
動等や、使用段階での様々な環境条件によりレンズ系の
調整が狂うことで、解像度がメーカの出荷段階のものか
ら低下してしまい画像データの品質が劣化するという問
題点があった。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、高品質の画像データの読み取りを実現する新
たな画像読取装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1及び図2に本発明に
より構成される画像読取装置の原理構成を図示する。図
1(a)中、1は画像読取装置の持つ原稿面であって、
読取対象となる原稿を載置するもの、2aは基準白色板
であって、原稿面1の走査前段位置と、例えば原稿面1
の左右両端位置とに設けられて、シェーディング補正用
の基準白を発生するもの、10はラインイメージセンサ
であって、副走査方向(ラインイメージセンサ10の移
動方向)に移動されて主走査方向(図中の破線方向)に
画像データを読み取るもの、11は増幅手段であって、
ラインイメージセンサ10の読み取る画像データの電気
信号を増幅するもの、12aは基準白レベル値格納手段
であって、第1の格納領域120と第2の格納領域12
1とを備えて、シェーディング補正に用いる基準白の白
レベル値を格納するもの、13はシェーディング補正手
段であって、基準白レベル値格納手段12aの格納する
基準白レベル値を用いてシェーディング補正を実行する
もの、14は比較白レベル値抽出手段であって、基準白
レベル値格納手段12aの格納する基準白レベル値の補
正に必要となる信号レベル値を抽出するもの、15は算
出手段であって、基準白レベル値格納手段12aの格納
する基準白レベル値の補正に用いる比率値を算出するも
の、16は補正手段であって、基準白レベル値格納手段
12aの格納する基準白レベル値を補正するものであ
る。
【0016】図1(b)中、図1(a)で示したものと
同じものについては同一の記号で示してある。2bは基
準白色板であって、原稿面1の走査前段位置に設けられ
て、シェーディング補正用の基準白を発生するもの、1
2bは基準白レベル値格納手段であって、シェーディン
グ補正に用いる基準白の白レベル値を格納するもの、1
7は第1の指示手段であって、基準白色板2bの領域で
のラインイメージセンサ10の移動を指示するもの、1
8は第2の指示手段であって、ラインイメージセンサ1
0の特定位置への移動を指示するもの、19は判断手段
であって、第1の指示手段17の指示に応答して読み取
られる白レベル値の検出ラインが適切なものであるか否
かを判断するもの、20は検出手段であって、判断手段
19の判断結果を参照しつつ適切な白レベル値の検出ラ
インの連続する領域を検出するもの、21は決定手段で
あって、検出手段20の検出する領域の中からシェーデ
ィング補正用の白レベル値の検出に用いる検出ラインを
決定するもの、22は設定手段であって、基準白レベル
値格納手段12bの格納する基準白レベル値を設定する
ものである。
【0017】図2中、図1で説明したものと同じものに
ついては同一の記号で示してある。3はチャートであっ
て、例えば原稿面1の走査前段位置に設けられる白黒エ
ッジ画像であるもの、23はラインイメージやエリアイ
メージセンサ等のイメージセンサであって、画像データ
を読み取るもの、24は増幅手段であって、イメージセ
ンサ23の読み取る画像データの電気信号を増幅するも
の、25はチャート画像格納手段であって、イメージセ
ンサ23により読み取られるチャート3の白黒エッジ画
像を格納するもの、26は検出手段であって、装置の示
すMTF特性(Modulation Transfer Function)を検出
するもの、27は演算手段であって、設定されるパラメ
ータに応じてイメージセンサ23により読み取られる画
像データの強調度合を変調するもの、28は設定手段で
あって、演算手段27に対してパラメータを設定するも
のである。
【0018】
【作用】図1(a)に示す本発明の画像読取装置では、
ラインイメージセンサ10は、原稿の読み取りに先立っ
て、原稿面1の走査前段位置に設けられる基準白色板2
aの発生する基準白レベル値を検出して、その検出した
基準白レベル値を基準白レベル値格納手段12の第1及
び第2の格納領域120,121に格納し、続いて、原
稿の読み取りに入っていく。このとき、シェーディング
補正手段13は、第1の格納領域120の格納する基準
白レベル値を用いてシェーディング補正を実行する。
【0019】この原稿の読み取り時に、ラインイメージ
センサ10は、原稿面1の左右両端位置に設けられる基
準白色板2aの発生する基準白レベル値を検出するの
で、比較白レベル値抽出手段14は、ラインイメージセ
ンサ10のセンサエレメントを指定することで、ライン
イメージセンサ10により読み取られる画像データの中
から、この基準白色板2aの発生する基準白レベル値を
抽出する。
【0020】この抽出結果を受けて、算出手段15は、
比較白レベル値抽出手段14の抽出する基準白レベル値
と、第2の格納領域121に格納されるその抽出白レベ
ル値に対応する原稿読み取り前の基準白レベル値との比
率値を算出し、補正手段16は、この算出された比率値
と第2の格納領域121に格納される基準白レベル値と
の乗算値を算出して第1の格納領域120に格納される
基準白レベル値を更新していく。
【0021】このように、図1(a)に示す本発明の画
像読取装置では、画像データの読み取り中に、ラインイ
メージセンサ10の特定センサエレメントに対して常時
白レベル値を入力する構成を採って、この特定センサエ
レメントの検出した画像データの読み取り前の白レベル
値と、この特定センサエレメントの検出する画像データ
の読み取り中の白レベル値との比率値から、画像データ
の読み取り前に検出したシェーディング補正用の基準白
レベル値を補正する構成を採ることから、画像データの
読み取りに時間がかかるようなことがあっても、読み取
る画像データの品質が劣化するということが起こらない
のである。
【0022】一方、図1(b)に示す本発明の画像読取
装置では、第1の指示手段17は、原稿の読み取りに先
立って、基準白色板2bの領域でのラインイメージセン
サ10の移動を指示する。この指示に応答して、ライン
イメージセンサ10により白レベル値が読み取られるこ
とになるので、判断手段19は、この読み取られる白レ
ベル値の滑らかさを検出ライン毎に評価することで、こ
の白レベル値の各検出ラインがゴミの付着していない滑
らかな特性を示す適切なものであるか否かを判断する。
【0023】この判断結果を受けて、検出手段20は、
基準白色板2bの領域の中で適切な白レベル値の検出ラ
インの連続する領域を検出(複数ある場合には、例えば
その内の最も長く連続する領域を検出する)し、決定手
段21は、例えば中央部分の検出ラインといったよう
に、この検出された領域の中から特定の検出ラインを決
定する。
【0024】そして、この決定を受けて、第2の指示手
段18は、決定手段21の決定する検出ライン位置へラ
インイメージセンサ10の移動を指示し、設定手段22
は、この指示に応答して読み取られる白レベル値を基準
白レベル値格納手段12bに格納していくことで、決定
手段21の決定する検出ラインから読み取られる白レベ
ル値をシェーディング補正用の基準白レベル値として設
定していく。このとき、設定手段22は、決定手段21
の決定する検出ラインから読み取られる白レベル値と、
この検出ラインの近傍に存在する1つ又は複数の適切な
白レベル値の検出ラインから読み取られる白レベル値と
の平均値等を算出していくことで、シェーディング補正
用の白レベル値を算出して設定していくことがある。
【0025】このように、図1(b)に示す本発明の画
像読取装置では、基準白色板2bの中のゴミの付着して
いない領域を検出して、その領域の中から読み取られる
白レベル値を使ってシェーディング補正用の基準白レベ
ル値を設定していく構成を採ることから、基準白色板2
bにゴミが付着するようなことがあっても、読み取る画
像データの品質が劣化するということが起こらないので
ある。
【0026】一方、図2に示す本発明の画像読取装置で
は、イメージセンサ23は、例えば一定の調整周期に達
することを検出すると、チャート3の白黒エッジ画像を
読み取ってチャート画像格納手段25に格納する。
【0027】このようにして、チャート画像格納手段2
5にチャート3の白黒エッジ画像が格納されると、検出
手段26は、この白黒エッジ画像の画像データから装置
の示すMTF特性を検出し、この検出結果を受けて、設
定手段28は、検出手段26の検出するMTF特性と規
定のMTF特性とから、演算手段27の出力する画像デ
ータの解像度が規定のものになるパラメータを特定して
演算手段27に設定する。
【0028】このように、図2に示す本発明の画像読取
装置では、読み取る画像データの解像度が例えばメーカ
出荷段階のものというように一定のものに維持できるよ
うになることから、読み取る画像データの品質が劣化す
るということが起こらないのである。
【0029】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。最初に、図1(a)に原理構成を図示した画像読取
装置の一実施例について説明する。
【0030】図1(a)で説明したように、図1(a)
に原理構成を図示した画像読取装置では、ラインイメー
ジセンサ10の特定センサエレメントに対して常時白レ
ベル値を入力する構成を採る。例えば、図3に示すよう
に、原稿面1の裏側に、原稿面1を取り囲む形で基準白
色板2aを設けることで、ラインイメージセンサ10の
特定センサエレメントに対して常時白レベル値を入力す
る構成を採るのである。
【0031】そして、この特定センサエレメントの検出
値に従って光源光量の変化をリアルタイムで検出して、
この検出値に従って画像データの読み取りに先立って読
み込んだシェーディング補正用の基準白レベル値を補正
する構成を採るものである。
【0032】この処理構成は、ハードウェア構成とソフ
トウェア構成のいずれの方法を用いることでも実現可能
であるが、図4に、ソフトウェア構成で実現する場合の
処理フローの一実施例を図示する。
【0033】次に、この処理フローに従って、図1
(a)に原理構成を図示した画像読取装置の実行する処
理について詳細に説明する。画像読取装置は、図4の処
理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、原
稿の読み取りに先立って、原稿面1の走査前段に位置す
る基準白色板2aの発生する白レベル値を読み取ること
で、ラインイメージセンサ10の全画素(全センサエレ
メント)について基準白レベル値を記録する。次に、ス
テップ2で、この記録した基準白レベル値の中から、ラ
インイメージセンサ10の特定の左右1画素の検出する
白レベル値を抽出して記録する。
【0034】続いて、ステップ3で、ラインイメージセ
ンサ10を副走査方向に1検出ライン移動することで原
稿の読み取りに入る。続いて、ステップ4で、この原稿
の読み取り時に、ステップ2で指定したラインイメージ
センサ10の左右1画素の検出する白レベル値をモニタ
する。
【0035】続いて、ステップ5で、ステップ2で記録
した読み取り開始時の白レベル値と、ステップ4でモニ
タする読み取り中の白レベル値とから、ステップ2で指
定したラインイメージセンサ10の左右1画素の検出す
る白レベル値の変化率を算出する。この算出処理は、具
体的には、ステップ2で記録した白レベル値をA,Bと
し、ステップ4でモニタする白レベル値をAN,N とす
るならば、 C=(AN /A+BN /B)/2 に従って変化率Cを算出することで行う。この変化率C
が、光源光量の変化率に対応することになる。
【0036】続いて、ステップ6で、ステップ5で算出
した変化率Cと、ステップ1で記録した基準白レベル値
とを乗算することで、シェーディング補正用の基準白レ
ベル値を算出して設定する。読み取られる原稿の画像デ
ータのシェーディング補正は、このステップ6で設定す
る基準白レベル値を用いて行う。続いて、ステップ7
で、原稿の読み取りを終了したか否かを判断し、終了し
ていないことを判断するときには、ステップ3に戻って
いくことで原稿の読み取りを実行していく。
【0037】このようにして、図1(a)に示す本発明
の画像読取装置は、この図4の処理フローを実行するこ
とで、光源光量の変化に応じてシェーディング補正に用
いる基準白レベル値を変化させていく構成を採る。これ
から、従来であれば、図5(a)に示すように、イメー
ジセンサ10のビデオ出力とシェーディング補正に用い
る基準白レベル値との動きが一致しないという不都合が
あったが、本発明を用いることで、図5(b)に示すよ
うに、その2つの動きが一致することになるので、原稿
の読み取りに時間がかかるようなことがあっても、正確
なシェーディング補正を実行することが可能になる。
【0038】次に、図1(b)に原理構成を図示した画
像読取装置の一実施例について説明する。図1(b)で
説明したように、図1(b)に原理構成を図示した画像
読取装置では、基準白色板2bの白レベル値の滑らかさ
を評価することでゴミの付着していない領域を検出し
て、この中からシェーディング補正用の基準白レベル値
を読み取る構成を採るものである。
【0039】この処理構成は、ハードウェア構成とソフ
トウェア構成のいずれの方法を用いることでも実現可能
であるが、図6に、ソフトウェア構成で実現する場合の
処理フローの一実施例を図示する。
【0040】次に、この処理フローに従って、図1
(b)に原理構成を図示した画像読取装置の実行する処
理について詳細に説明する。ここで、図7に示すよう
に、基準白色板2bの最前段位置の検出ラインをWP
1、最後段位置の検出ラインをWP2と定義することに
する。
【0041】画像読取装置は、図6の処理フローに示す
ように、先ず最初に、ステップ1で、ラインイメージセ
ンサ10を検出ラインWP1の位置に移動する。すなわ
ち、基準白色板2bの最前段位置の検出ライン位置にラ
インイメージセンサ10を移動するのである。次に、ス
テップ2で、現在の検出ライン位置を表示する変数WP
に0をセットし、連続検出ライン数を表示する変数Yに
0をセットするとともに、連続検出ライン領域の先頭検
出ライン位置を表示する変数WPn に0をセットする。
【0042】続いて、ステップ3で、変数WPの値の示
す検出ラインの白レベル値を読み取る。今の場合には、
検出ラインWP1における白レベル値を読み取るのであ
る。続いて、ステップ4で、ステップ3で読み取った白
レベル値の滑らかさを評価する。すなわち、隣接する白
レベル値の差分値を算出して、この差分値が滑らかに変
化していくか否かを評価していくことで、読み取った白
レベル値の滑らかさを評価するのである。
【0043】続いて、ステップ5で、ステップ4での評
価がどちらであったのか否かを判断して、適切な検出ラ
インの評価であると判断するとき、すなわち、滑らかな
白レベル値の検出ラインの評価であると判断するときに
は、ステップ6に進んで、変数Yの値が0であるか否か
を判断する。このステップ6で0と判断するときには、
変数WPn に変数WPの値をセットし、続くステップ8
で、変数Yの値を1つカウントアップする。一方、この
ステップ6で0でないと判断するときには、ステップ7
の処理を省略して直ちにステップ8に進んで変数Yの値
を1つカウントアップする。
【0044】すなわち、変数Yの値が0であるというこ
とは、処理開始の検出ラインが適切な検出ラインである
ことを意味するか、それまでの不適切な検出ラインから
適切な検出ラインに転じたことを意味するので、変数W
n に現在の検出ライン位置をセットしてから変数Yの
値を1つカウントアップし、一方、変数Yの値が0でな
いということは、それまでの適切な検出ラインが連続し
ていることを意味するので、変数WPn の値については
更新することなく、変数Yの値のみを1つカウントアッ
プしていくのである。
【0045】一方、ステップ5で、ステップ4で不適切
な検出ラインと評価されたと判断するときには、処理開
始の検出ラインが不適切な検出ラインであることを意味
するか、適切な検出ラインが途切れたことを意味する
か、不適切な検出ラインが連続していることを意味する
ので、ステップ9に進んで、最大連続検出ライン数を表
示する変数YMAX の値が変数Yの値よりも大きいか否か
を判断して、小さいと判断するときには、ステップ10
に進んで、変数YMAX に変数Yの値をセットするととも
に、最大連続検出ライン領域の先頭検出ライン位置を表
示する変数WPMA X に変数WPn の値をセットし、続く
ステップ11で、変数Yに0をセットし、一方、大きい
と判断するときには、ステップ10の処理を省略して直
ちにステップ11に進んで変数Yに0をセットする。
【0046】すなわち、変数YMAX の値が変数Yの値よ
りも小さいということは、今回途切れた適切な検出ライ
ンの連続検出ライン数の方がそれまでのものよりも大き
いことを意味するので、今回途切れた適切な検出ライン
の連続検出ライン数を変数Y MAX にセットするととも
に、その先頭検出ライン位置を変数WPMAX にセットし
てから変数Yに0をセットし、一方、変数YMAX の値が
変数Yの値よりも大きいということは、今回途切れた適
切な検出ラインの連続検出ライン数がそれまでのものよ
りも小さいことを意味するので、変数YMAX,WPMAX
値については更新することなく変数Yに0をセットして
いくのである。
【0047】このようにして、ステップ8/ステップ1
1の処理を終了すると、ステップ12に進んで、ステッ
プ3で1検出ラインの白レベル値を読み取ったことに対
応させて、変数WPの値を1つカウントアップし、続く
ステップ13で、変数WPの値が基準白色板2bの最後
段位置のWP2よりも大きくなったか否かを判断して、
大きくなっていないと判断するときにはステップ3に戻
っていく。一方、大きくなったと判断するときには、ス
テップ14に進んで、変数YMAX の値が変数Yの値より
も大きいか否かを判断して、小さいと判断するときに
は、ステップ15に進んで、変数YMAX に変数Yの値を
セットするとともに、変数WPMAX に変数WPn の値を
セットし、一方、大きいと判断するときには、このステ
ップ15の処理を省略する。
【0048】そして、最後に、ステップ16で、ライン
イメージセンサ10を検出ライン「YMAX /2+WP
MAX 」の位置に移動して、そこで白レベル値を読み取っ
て、シェーディング補正用の基準白レベル値として設定
して処理を終了する。このとき、この検出ライン「Y
MAX /2+WPMAX 」から「±YMAX /2」の検出ライ
ン数に収まる検出ラインは全て適切な検出ラインである
で、この領域に含まれる検出ラインの白レベル値を読み
取り、その平均値を求めてシェーディング補正用の基準
白レベル値として設定していくことも好ましいことであ
る。
【0049】このようにして、図1(b)に示す本発明
の画像読取装置は、この図6の処理フローを実行するこ
とで、基準白色板2bの白レベル値の滑らかさを評価す
ることで、基準白色板2bの領域の中からゴミの付着し
ていない最大長領域を検出して、この中からシェーディ
ング補正用の基準白レベル値を読み取る構成を採る。こ
れから、従来であれば、図8(a)に示すように、基準
白色板2bのホームポジション位置にゴミがあると正確
な基準白レベル値を読み取ることができないという不都
合があったが、本発明を用いることで、図8(b)に示
すように、ゴミのない基準白色板2bの位置から基準白
レベル値を読み取る構成を採ることから、正確な基準白
レベル値が読み取れるようになって正確なシェーディン
グ補正を実行することが可能になる。
【0050】次に、図2に原理構成を図示した画像読取
装置の一実施例について説明する。図2で説明したよう
に、図2に原理構成を図示した画像読取装置では、装置
の示すMTF特性を検出可能にするとともに、画像デー
タの強調度合を変調可能にする演算手段を備える構成を
採って、検出されたMTF特性から上記演算手段の出力
する画像データの解像度が規定のものとなるようにと上
記強調度合を調整していく構成を採るものである。
【0051】図9に、図2に示したチャート3の一実施
例を図示するとともに、図10に、このチャート3の配
置形態の一実施例を図示する。この図9に示すチャート
3は、主走査方向(イメージセンサ23としてラインイ
メージセンサを用いる場合には、ラインイメージセンサ
の走査方向)と、副走査方向(イメージセンサ23とし
てラインイメージセンサを用いる場合には、ラインイメ
ージセンサの移動方向)との双方に対して45度の傾き
を持つ白黒エッジ画像から構成されるものであって、こ
の図10に示すように、例えば、原稿面1の走査前段位
置に設けられることになる。
【0052】このチャート3の画像データは、図11に
示す回路構成に従って画像読取装置の備えるイメージバ
ッファに取り込まれることになる。図2に示した検出手
段26は、図2で説明したように、このイメージバッフ
ァに格納されるチャート3の画像データから装置の示す
MTF特性を検出する。このMTF特性の検出処理は、
具体的には、図12(a)(b)に示すように、主走査方
向(x)と副走査方向(y)との夫々について、チャー
ト3の画像データを1ライン分読み取り、次に、図12
(c)に示すように、主走査方向(x)と副走査方向
(y)との夫々について、この読み取った画像データの
微分値を算出し、続いて、図12(d)に示すように、
主走査方向(x)と副走査方向(y)との夫々につい
て、この微分画像データにフーリエ変換を施すことで空
間周波数に対してのパワー値を得ることで実行されるこ
とになる。
【0053】このようにして得られるMTF特性は、装
置の光学系も含めた解像特性を表している。図2に示し
た演算手段27は、図2で説明したように、設定される
パラメータに応じてイメージセンサ23により読み取ら
れる画像データの強調度合を変調するものである。この
演算手段27は、例えばラプラシアン強調を利用して画
像データの強調度合を変調する構成を採るものであっ
て、ラプラシアン強調を利用する場合には、図13
(a)に示す5×5マトリクス画素の中心画素の画素デ
ータS2 を、
【0054】
【数1】
【0055】という画像データ値S2 ’に置き換えてい
く演算を行うことになる。ここで、K x は主走査方向の
強調パラメータであり、Ky は副走査方向の強調パラメ
ータである。なお、演算手段27が1次元のラプラシア
ン強調を利用する場合には、図13(b)に示す1次元
画素の中心画素の画素データS2 を、
【0056】
【数2】
【0057】という画像データS2 ’に置き換えていく
演算を行うことになる。演算手段27は、このラプラシ
アン強調に従い、図14に示すように、強調パラメータ
Kの値によって、画像データの強調度合を空間周波数に
依存させて変化させていくというフィルタリング処理を
行うことになる。
【0058】図15に、ラプラシアン強調を利用する場
合の演算手段27の回路構成を図示する。図中、30は
縦続接続される4台のFIFOであって、画像データを
バッファリングするもの、31は5×5台のフリップフ
ロップであって、画像データをラッチするもの、32は
加算器であって、図13の画素データS0,4 の加算値
を算出するもの、33は加算器であって、図13の画素
データS5,8 の加算値を算出するもの、34は加算器
32の出力値を入力とする乗算器であって、〔数1〕式
の右辺第2項を算出するもの、35は加算器33の出力
値を入力とする乗算器であって、〔数1〕式の右辺第3
項を算出するもの、36は画素データS 2 を入力とする
乗算器であって、〔数1〕式の右辺第1項を算出するも
の、37は乗算器34,35,36の出力値を入力とす
る加算器であって、〔数1〕式の値を算出するものであ
る。
【0059】この図15の回路構成に従って、演算手段
27は、ラプラシアン強調を利用して画像データの強調
度合を変調する機能を発揮することになる。図2に示し
た設定手段28は、図2で説明したように、検出手段2
6の検出するMTF特性と規定のMTF特性とから、演
算手段27の出力する画像データの解像度が規定のもの
になるパラメータを特定して演算手段27に設定するも
のである。
【0060】すなわち、例えば、メーカ出荷段階におけ
るMTF特性が図16(a)の破線に示すものであると
きにあって、定期的あるいはユーザの要求により起動さ
れる検出手段26の検出処理に従って、このMTF特性
が高空間周波数成分の低下をもたらす図16(a)の実
線に示すようなものとなることが検出されると、設定手
段28は、演算手段27の用いる強調パラメータとして
図16(b)に示すような高空間周波数成分を強調する
ものを選択して設定していくことで、図16(c)に示
すように、演算手段27の出力する画像データの示すM
TF特性がメーカ出荷段階のものとなるように処理する
のである。
【0061】このようにして、図2に示す本発明の画像
読取装置では、読み取る画像データの解像度が例えば出
荷段階のものというように一定のものに維持できるよう
になることから、読み取る画像データの品質が劣化する
ということが起こらないのである。
【0062】図示実施例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、図6に示す処
理フローでは、ステップ16で、ラインイメージセンサ
10を検出ライン「YMAX /2+WPMAX 」の位置に移
動することで基準白レベル値を得る構成を開示したが、
本発明はこれに限られることなく、前もって読み取った
白レベル値を記憶しておく構成を採って、この白レベル
値の中から検出ライン「YMAX /2+WPMAX 」のもの
を選択することで基準白レベル値を得る構成を採ること
も可能である。
【0063】また、この処理フローでは、基準白色板2
bの領域の中からゴミの付着していない最大長領域を検
出していく構成を開示したが、本発明はこれに限られる
ことなく、ゴミの付着していない連続領域を検出してい
くことでもよいのである。
【0064】また、例えば、図10に示す実施例では、
チャート3を原稿面1の走査前段位置に1つ設ける構成
を開示したが、本発明はこれに限られることなく、図1
7に示すように、チャート3を読取対象の画像データの
異なる画像部分に対応させて複数用意する構成を採っ
て、検出手段26が各チャート対応に光学系のMTF特
性を検出していくとともに、設定手段28が各チャート
対応に強調パラメータを特定して設定していく構成を採
ることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置によれば、ラインイメージセンサの特定センサエレ
メントに対して常時白レベル値を入力する構成を採っ
て、この特定センサエレメントの検出値に従って光源光
量の変化をリアルタイムで検出してシェーディング補正
用の白レベル値を補正する構成を採ることから、画像デ
ータの読み取りに時間がかかるようなことがあっても、
読み取る画像データの品質が劣化するということが起こ
らない。
【0066】また、本発明の画像読取装置によれば、基
準白色板上の白レベル値の滑らかさを評価することでゴ
ミの付着していない領域を検出して、この中からシェー
ディング補正用の白レベル値を読み取る構成ことから、
基準白色板にゴミが付着するようなことがあっても、読
み取る画像データの品質が劣化するということが起こら
ない。
【0067】また、本発明の画像読取装置によれば、読
み取る画像データの解像度が例えば出荷段階のものとい
うように一定のものに維持できるようになることから、
読み取る画像データの品質が劣化するということが起こ
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】基準白色板の一実施例である。
【図4】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図5】本発明の補正処理の説明図である。
【図6】本発明の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図7】基準白色板の位置記号の説明図である。
【図8】本発明の基準白レベル値の入手処理の説明図で
ある。
【図9】チャートの一実施例である。
【図10】チャートの配置形態の一実施例である。
【図11】画像読取装置の持つ回路の構成図である。
【図12】検出手段の実行する検出処理の説明図であ
る。
【図13】演算手段の演算回路構成の説明図である。
【図14】演算手段の演算内容の説明図である。
【図15】演算手段の回路構成の一実施例である。
【図16】本発明の補正処理の説明図である。
【図17】チャートの配置形態の他の実施例である。
【図18】画像読取装置の装置構成図である。
【図19】シェーディング補正技術の説明図である。
【図20】従来技術の問題点の説明図である。
【符号の説明】 1 原稿面 2a 基準白色板 2b 基準白色板 3 チャート 10 ラインイメージセンサ 11 増幅手段 12a 基準白レベル値格納手段 120 第1の格納領域 121 第2の格納領域 13 シェーディング補正手段 14 比較白レベル値抽出手段 15 算出手段 16 補正手段 17 第1の指示手段 18 第2の指示手段 19 判断手段 20 検出手段 21 決定手段 22 設定手段 23 イメージセンサ 24 増幅手段 25 チャート画像格納手段 26 検出手段 27 演算手段 28 設定手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインイメージセンサでもって画像デー
    タを読み取るとともに、この画像データの読み取りに先
    立って、ラインイメージセンサでもって白レベル値を読
    み取って、該白レベル値に従って読み取る画像データに
    対してシェーディング補正を実行していく構成を採る画
    像読取装置において、 画像データの読み取り中に、上記ラインイメージセンサ
    の特定センサエレメントに対して常時白レベル値を入力
    していく構成を採り、 かつ、上記特定センサエレメントの検出した画像データ
    の読み取り前の白レベル値と、上記特定センサエレメン
    トの検出する画像データの読み取り中の白レベルとの比
    率値を算出する算出手段(15)と、 上記算出手段(15)の算出する比率値に従って、画像デー
    タの読み取り前に検出したシェーディング補正用の白レ
    ベル値を補正する補正手段(16)とを備えることを、 特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、 特定センサエレメントとして、ラインイメージセンサの
    端部分の1つ又は複数のセンサエレメントを用いる構成
    を採ることを、 特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 ラインイメージセンサでもって画像デー
    タを読み取るとともに、この画像データの読み取りに先
    立って、ラインイメージセンサでもって白レベル値を読
    み取って、該白レベル値に従って読み取る画像データに
    対してシェーディング補正を実行していく構成を採る画
    像読取装置において、 上記白レベル値を発生するゾーン内でのラインイメージ
    センサの移動を指示する指示手段(17)と、 上記指示手段(17)の指示に応答して読み取られる白レベ
    ル値の滑らかさを検出ライン毎に評価することで、該白
    レベル値の各検出ラインが適切な白レベル値の検出ライ
    ンであるか否かを判断する判断手段(19)と、 上記判断手段(19)の判断結果を参照しつつ、上記ゾーン
    内で適切な白レベル値の検出ラインの連続する領域を検
    出する検出手段(20)と、 上記検出手段(20)の検出する領域の中から特定の検出ラ
    インを決定する決定手段(21)と、 上記決定手段(21)の決定する検出ラインから読み取られ
    る白レベル値をシェーディング補正用の白レベル値とし
    て設定する設定手段(22)とを備えることを、 特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像読取装置において、 検出手段(20)は、最も長く適切な白レベル値の検出ライ
    ンの連続する領域を検出していくよう処理することを、 特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の画像読取装置にお
    いて、 決定手段(21)は、検出手段(20)の検出する領域の中央部
    分の検出ラインを決定していくよう処理することを、 特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、4又は5記載の画像読取装置
    において、 設定手段(22)は、決定手段(21)の決定する検出ラインか
    ら読み取られる白レベル値と、該検出ラインの近傍に存
    在する1つ又は複数の適切な白レベル値の検出ラインか
    ら読み取られる白レベル値とから、シェーディング補正
    用の白レベル値を算出して設定していくよう処理するこ
    とを、 特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】 イメージセンサでもって画像データを読
    み取る構成を採る画像読取装置において、 白黒エッジ画像のチャート(3) をイメージセンサで読み
    取り可能とする構成を採り、 かつ、イメージセンサで読み取られる上記チャート(3)
    の白黒エッジ画像の画像データから、装置の示すMTF
    特性を検出する検出手段(26)と、 設定されるパラメータに応じて、イメージセンサで読み
    取られる画像データの強調度合を変調可能とする演算手
    段(27)と、 上記検出手段(26)の検出するMTF特性と規定のMTF
    特性とから、上記演算手段(27)の出力する画像データの
    解像度が規定のものになる上記パラメータを特定して上
    記演算手段(27)に設定する設定手段(28)とを備えること
    を、 特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像読取装置において、 チャート(3) が読取対象の画像データの異なる画像部分
    に対応させて複数用意され、 検出手段(26)は、各チャート対応に光学系のMTF特性
    を検出するとともに、設定手段(28)は、各チャート対応
    にパラメータを特定して設定するよう処理することを、 特徴とする画像読取装置。
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