JPH10336054A - 受信装置、及び受信データ処理方法 - Google Patents

受信装置、及び受信データ処理方法

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JPH10336054A
JPH10336054A JP10015899A JP1589998A JPH10336054A JP H10336054 A JPH10336054 A JP H10336054A JP 10015899 A JP10015899 A JP 10015899A JP 1589998 A JP1589998 A JP 1589998A JP H10336054 A JPH10336054 A JP H10336054A
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央 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、データ受信の際に所定の動作条件
が成立すると、予め設定され、通常動作時は無効として
いる特定の機能を有効に設定して動作させる受信装置、
及び受信データ処理方法を提供することである。 【解決手段】 CPU7は、データ受信の際に、その受
信データである時刻補正情報(実時間データ)や当該ペ
ージャー1宛の受信データ、及び当該ページャー1の各
種内部処理データの内容と、ROM9の動作条件メモリ
9mに格納されているプログラム動作条件テーブル(図
6参照)の各「動作条件」項目とを照合し、条件が一致
する「動作条件」項目がある場合は、この「動作条件」
項目に対応するサブプログラムをROM9から読み出し
て起動し、このサブプログラムに基づいて通常は実行さ
れない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御など
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信装置、及びデー
タ受信システムの受信データ処理方法に係り、詳細に
は、当該受信装置、及びデータ受信システムに予め設定
され、通常動作時は無効としている特定の機能を特定の
受信データやスイッチ操作等に応答して動作させる受信
装置、及び受信データ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信システムの一つとし
て、例えば、音声情報の授受を行うPHS(Personal H
andyphone System)や、文字情報の授受を行う無線ペー
ジングシステム等が知られている。そしてこのような移
動体通信システムにおいては、近年の移動体通信技術の
発達に伴って利用料金の低下や端末機の小型化等により
加入者が急速に増加している。
【0003】このような状況下において、さらなるサー
ビス内容の充実を図るために、例えば、無線ページング
システムにおいては、高度無線呼出方式(RCR−ST
D43標準規格)を採用し、大容量のデータ授受や漢字
によるメッセージ表示等を可能とし、また、基地局から
定期的に送信される時刻補正情報に基づいてページング
受信機の内部時計の時刻補正を可能とするなど高機能化
が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のページングシステムにおいては以下に述べる
ような課題があった。
【0005】すなわち、携帯電話やPHSの普及によ
り、ページングシステムの利用者層の若年化が進んでお
り、ページングサービスに対して利用者が求める情報や
機能がビジネスユースからパーソナルユースに移行しつ
つある。このような若年層の利用者は、ページャーに対
して単にビジネスツールとしての機能の高機能化を求め
るのではなく、友達同士等で情報伝達を行なうためのコ
ミュニケーションツールとしての付加的要素や一種の遊
び的要素を事業者に対して求めている。
【0006】これに答えて事業者は、例えば、情報サー
ビス面においては、占い情報やスキーのゲレンデ情報等
を定期的に送信したりしているが、常に新しいサービス
やページング受信機の新機能を提供していかないと、こ
れらの若年層の利用者が離れてしまうといった危惧があ
った。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、当該受信装置、及びデータ受信システムに
予め設定され、通常動作時は無効としている特定の機能
を、所定のデータやデータの所定の組み合わせの受信検
出や、受信時においてスイッチ操作の際に所定の動作条
件が成立すると、前記特定の機能を有効となるように設
定する受信装置、及び受信データ処理方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
特定の機能が予め無効に設定された受信装置において、
データを受信する受信手段と、この受信手段による受信
データより所定のデータを検出する検出手段と、この検
出手段により所定のデータが検出されると、前記特定の
機能が有効となるように設定する制御手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、検出手段に
より受信手段による受信データより所定のデータが検出
されると、制御手段は、当該受信装置に予め無効に設定
された特定の機能が有効となるように設定する。
【0010】また、請求項11記載の発明は、請求項1
記載の受信装置において、前記所定のデータ及び前記特
定の機能はそれぞれ複数種あり、かつ、各所定のデータ
はそれぞれ複数種の特定の機能のうちの少なくとも一つ
と対応付けられており、前記制御手段は、前記検出手段
により検出された所定のデータと、前記所定のデータと
前記特定の機能との対応付けに基づいて、特定の機能を
有効に設定し直すことを特徴としている。
【0011】請求項11記載の発明によれば、検出手段
により受信手段による受信データよりいずれかの所定の
データが検出されると、制御手段は、当該所定のデータ
に対応付けられた当該受信装置に予め無効に設定された
特定の機能が有効となるように設定する。
【0012】また、請求項36記載の発明によれば、特
定の機能が予め無効に設定されたデータ受信システムの
受信データ処理方法において、受信されたデータより所
定のデータが検出されると、前記特定の機能が有効とな
るように設定する。
【0013】この請求項1、11、及び36記載の発明
によれば、受信データに所定のデータが含まれていれ
ば、予め設定されている通常動作時は無効としている特
定の機能をデータ受信に応答して動作させることができ
る。
【0014】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の受信装置において、前記受信データに基づい
てメッセージを表示する表示手段を更に備え、前記所定
のデータは、前記表示手段に表示されるメッセージ自身
を示すメッセージデータに含まれるデータであってもよ
い。
【0015】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1記載の受信装置において、前記受信データに基づい
てメッセージを表示する表示手段を更に備え、前記所定
のデータは、前記表示手段に表示されるメッセージの表
示態様を制御する制御データに含まれるデータであって
もよい。
【0016】また、請求項4記載の発明のように、請求
項1記載の受信装置において、前記所定のデータは、前
記受信手段により定期的に受信される当該受信装置を制
御する制御データに含まれるデータであってもよい。
【0017】また、請求項5記載の発明のように、請求
項1記載の受信装置において、前記所定のデータは、当
該受信装置に個別に設定された識別データに含まれるデ
ータであってもよい。
【0018】この請求項2〜5記載の発明によれば、デ
ータ受信の際に、受信データとしてのメッセージデー
タ、メッセージの表示態様を制御する制御データ、定期
的に受信される当該受信装置を制御する制御データ、当
該受信装置に個別に設定された識別データ、に含まれる
所定のデータを検出することにより、当該受信装置に予
め設定されている通常動作時は無効としている特定の機
能を動作させることができる。
【0019】請求項12記載の発明は、特定の機能が予
め無効に設定された受信装置において、データ列を受信
する受信手段と、この受信手段による受信データ列より
データの所定の組み合わせを検出する検出手段と、この
検出手段によりデータの所定の組み合わせが検出される
と、前記特定の機能が有効となるように設定する制御手
段とを備えたことを特徴としている。
【0020】請求項12記載の発明によれば、検出手段
により受信手段による受信データ列よりデータの所定の
組み合わせが検出されると、制御手段は、当該受信装置
に予め無効に設定された特定の機能が有効となるように
設定する。
【0021】また、請求項22記載の発明は、請求項1
2記載の受信装置において、前記データの所定の組み合
わせ及び前記特定の機能はそれぞれ複数種あり、かつ、
各データの所定の組み合わせはそれぞれ複数種の特定の
機能のうちの少なくとも一つと対応付けられており、前
記制御手段は、前記検出手段により検出されたデータの
所定の組み合わせと、前記データの所定の組み合わせと
前記特定の機能との対応付けに基づいて、特定の機能を
有効に設定し直すことを特徴としている。
【0022】請求項22記載の発明によれば、検出手段
により受信手段による受信データ列よりいずれかのデー
タの所定の組み合わせが検出されると、制御手段は、当
該データの所定の組み合わせに対応付けられた当該受信
装置に予め無効に設定された特定の機能が有効となるよ
うに設定する。
【0023】また、請求項37記載の発明によれば、特
定の機能が予め無効に設定されたデータ受信システムの
受信データ処理方法において、受信されたデータ列より
データの所定の組み合わせが検出されると、前記特定の
機能が有効となるように設定することを特徴とする。
【0024】この請求項12、22、及び37記載の発
明によれば、受信データにデータの所定の組み合わせが
含まれていれば、予め設定されている通常動作時は無効
としている特定の機能をデータ受信に応答して動作させ
ることができる。
【0025】また、請求項13記載の発明のように、請
求項12記載の受信装置において、前記受信データ列に
基づいてメッセージを表示する表示手段を更に備え、前
記データの所定の組み合わせの少なくとも一つ以上のデ
ータは、前記表示手段に表示されるメッセージ自身を示
すメッセージデータに含まれるデータであってもよい。
【0026】また、請求項14記載の発明のように、請
求項12記載の受信装置において、前記受信データ列に
基づいてメッセージを表示する表示手段を更に備え、前
記データの所定の組み合わせの少なくとも一つ以上のデ
ータは、前記表示手段に表示されるメッセージの表示態
様を制御する制御データに含まれるデータであってもよ
い。
【0027】また、請求項15記載の発明のように、請
求項12記載の受信装置において、前記データの所定の
組み合わせの少なくとも一つ以上のデータは、前記受信
手段により定期的に受信される当該受信装置を制御する
制御データに含まれるデータであってもよい。
【0028】また、請求項16記載の発明のように、請
求項12記載の受信装置において、前記データの所定の
組み合わせの少なくとも一つ以上のデータは、当該受信
装置に個別に設定された識別データに含まれるデータで
あってもよい。
【0029】この請求項13〜16記載の発明によれ
ば、メッセージデータ、メッセージの表示態様を制御す
る制御データ、定期的に受信される当該受信装置を制御
する制御データ、当該受信装置に個別に設定された識別
データ、に含まれるデータを、当該受信装置に予め設定
されている通常動作時は無効としている特定の機能を動
作させるための受信データに含まれるデータの所定の組
み合せを構成する個々のデータとして設定できる。
【0030】請求項23記載の発明は、特定の機能が予
め無効に設定された受信装置において、受信データに対
して設定された外部条件と当該受信装置による内部処理
データに対して設定された内部条件とを記憶する記憶手
段と、データを受信する受信手段と、この受信手段によ
りデータが受信された際、受信データによる外部条件と
当該受信装置の内部処理データによる内部条件とがとも
に成立したことを、前記記憶手段を参照することにより
検出する検出手段と、この検出手段により前記双方の条
件がともに成立したことが検出されると、前記特定の機
能が有効となるように設定する制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0031】請求項23記載の発明によれば、受信手段
によりデータが受信された際、記憶手段を参照して検出
手段により受信データによる外部条件と当該受信装置の
内部処理データによる内部条件とがともに成立したこと
が検出されると、制御手段は、当該受信装置に予め無効
に設定された特定の機能が有効となるように設定する。
【0032】また、請求項35記載の発明は、請求項2
3記載の受信装置において、前記外部条件、前記内部条
件、及び前記特定の機能はそれぞれ複数種あり、かつ、
前記各外部条件と前記各内部条件とは、それぞれ複数種
の特定の機能のうちの少なくとも一つと対応付けられて
前記記憶手段に記憶され、前記制御手段は、前記検出手
段により検出された外部条件と内部条件との成立と、前
記記憶手段に記憶された前記外部条件、前記内部条件、
前記特定の機能との対応付けに基づいて、特定の機能を
有効に設定し直すことを特徴としている。
【0033】請求項35記載の発明によれば、受信手段
によりデータが受信された際、記憶手段を参照して検出
手段によりいずれかの外部条件と内部条件とが受信デー
タと当該受信装置の内部処理データとに基づいてともに
成立したことが検出されると、制御手段は、成立した外
部条件と内部条件とに対応付けて記憶された当該受信装
置に予め無効に設定された特定の機能が有効となるよう
に設定する。
【0034】また、請求項38記載の発明によれば、特
定の機能が予め無効に設定されたデータ受信システムの
受信データ処理方法において、受信されたデータに対し
て設定された外部条件と当該受信装置による内部処理デ
ータに対して設定された内部条件とを記憶し、受信され
たデータによる外部条件と当該受信装置の内部処理デー
タによる内部条件とがともに成立したことが検出される
と、前記特定の機能が有効となるように設定することを
特徴とする。
【0035】この請求項23、35、及び38記載の発
明によれば、データ受信の際に、受信データに対して設
定された外部条件と内部処理データに対して設定された
内部条件とがともに成立すれば、予め設定されている通
常動作時は無効としている特定の機能を動作させること
ができる。
【0036】また、請求項24記載の発明のように、請
求項23記載の受信装置において、前記外部条件は、前
記受信データに所定のデータが含まれることであっても
よい。
【0037】また、請求項25記載の発明のように、請
求項24記載の受信装置において、前記受信データに基
づいてメッセージを表示する表示手段を更に備え、前記
所定のデータは、この表示手段に表示されるメッセージ
自身を示すメッセージデータに含まれるデータであって
もよい。
【0038】また、請求項26記載の発明のように、請
求項24記載の受信装置において、前記受信データに基
づいてメッセージを表示する表示手段を更に備え、前記
所定のデータは、前記表示手段に表示されるメッセージ
の表示態様を制御する制御データに含まれるデータであ
ってもよい。
【0039】また、請求項27記載の発明のように、請
求項24記載の受信装置において、前記所定のデータ
は、前記受信手段により定期的に受信される当該受信装
置を制御する制御データに含まれるデータであってもよ
い。
【0040】また、請求項28記載の発明のように、請
求項24記載の受信装置において、前記所定のデータ
は、当該受信装置に個別に設定された識別データに含ま
れるデータであってもよい。
【0041】この請求項24〜28記載の発明によれ
ば、データ受信の際に、受信データとしてのメッセージ
データ、メッセージの表示態様を制御する制御データ、
定期的に受信される当該受信装置を制御する制御デー
タ、当該受信装置に個別に設定された識別データ、に所
定のデータを含んでいることを、当該受信装置に予め設
定されている通常動作時は無効としている特定の機能を
動作させるための外部条件として設定できる。
【0042】また、請求項29記載の発明のように、請
求項23記載の受信装置において、前記受信手段による
データの受信回数を記憶する受信回数記憶手段を更に備
え、前記内部条件は、この受信回数記憶手段に記憶され
た受信回数に対して設定された条件であってもよい。
【0043】また、請求項30記載の発明のように、請
求項23記載の受信装置において、計時手段を更に備
え、前記内部条件は、この計時手段により計時された日
時データに対して設定された条件であってもよい。
【0044】この請求項29及び30記載の発明によれ
ば、データ受信の際に、当該受信装置におけるデータ受
信回数や日時データを、当該受信装置に予め設定されて
いる通常動作時は無効としている特定の機能を動作させ
るための内部条件として設定できる。
【0045】請求項6、17、及び31記載の発明は、
請求項1〜5、12〜16、23〜30のいずれかに記
載の受信装置において、報知手段を更に備え、前記特定
の機能とは、この報知手段による報知を通常とは異なる
報知形態で行なう機能であることを特徴としている。
【0046】請求項6、17、及び31記載の発明によ
れば、当該受信装置に予め無効に設定された特定の機能
は、報知手段による報知を通常とは異なる報知形態で行
なう。
【0047】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該受信装置による内部処理データに対し
て設定された内部条件とがともに成立すること、等の所
定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該受信
装置に予め設定されている通常動作時は無効としている
特定の機能が動作して、報知を通常とは異なる報知形態
で行なう。これにより、例えば、受信データに“緊急”
を示すメッセージデータが含まれていた場合に、着信報
知音を緊急用の報知音に変更することができる等、受信
装置の使い勝手を向上することができる。
【0048】請求項7、18、及び32記載の発明は、
請求項2、3、13、14、25、26のいずれかに記
載の受信装置において、前記特定の機能とは、前記表示
手段における表示を通常とは異なる表示形態で行なう機
能であることを特徴としている。
【0049】請求項7、18、及び32記載の発明によ
れば、当該受信装置に予め無効に設定された特定の機能
は、表示手段における表示を通常とは異なる表示形態で
行なう。
【0050】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該受信装置による内部処理データに対し
て設定された内部条件とがともに成立すること、等の所
定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該受信
装置に予め設定されている通常動作時は無効としている
特定の機能が動作して、表示を通常とは異なる表示形態
で行なう。これにより、例えば、受信データの中に“緊
急”を示すメッセージデータが含まれていた場合に、表
示文字のサイズや字体を変更することができる等、受信
メッセージの表示形態の多様化を図ることができる。
【0051】請求項8、19、及び33記載の発明は、
請求項2、3、13、14、25、26のいずれかに記
載の受信装置において、画像データを記憶する画像記憶
手段を更に備え、前記特定の機能とは、この画像記憶手
段に記憶された画像データを前記表示手段に表示する機
能であることを特徴としている。
【0052】請求項8、19、及び33記載の発明によ
れば、当該受信装置に予め無効に設定された特定の機能
は、画像記憶手段に記憶された画像データを表示手段に
表示する。
【0053】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該受信装置による内部処理データに対し
て設定された内部条件とがともに成立すること、等の所
定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該受信
装置に予め設定されている通常動作時は無効としている
特定の機能が動作して、表示画面に画像表示を行なう。
これにより、例えば、受信データの中に“おめでとう”
を示すメッセージデータが含まれていた場合に、このメ
ッセージに対応する予め記憶された画像を表示すること
ができる等、受信メッセージの表現形態の多様化を図る
ことができる。
【0054】請求項9記載の発明は、請求項2、又は3
に記載の受信装置において、画像データを記憶する画像
記憶手段を更に備え、前記特定の機能とは、前記表示手
段が、受信データに基づくメッセージを表示するモード
以外でも、前記所定のデータに基づく画像データを表示
することを特徴としている。
【0055】請求項9記載の発明によれば、当該受信装
置に予め無効に設定された特定の機能は、前記表示手段
が、受信データに基づくメッセージを表示するモード以
外でも、前記所定のデータに基づく画像データを表示す
る。
【0056】請求項20記載の発明は、請求項13、又
は14に記載の受信装置において、画像データを記憶す
る画像記憶手段を更に備え、前記特定の機能とは、前記
表示手段が、受信データに基づくメッセージを表示する
モード以外でも、前記データの所定の組み合わせに基づ
く画像データを表示することを特徴としている。
【0057】請求項20記載の発明によれば、当該受信
装置に予め無効に設定された特定の機能は、前記表示手
段が、受信データに基づくメッセージを表示するモード
以外でも、前記データの所定の組み合わせに基づく画像
データを表示する。
【0058】したがって、ユーザー自身の設定によって
画像の表示を行うだけでなく、他者から着信したメッセ
ージデータによって画像が表示されるため、送信者、受
信者の双方にとっての受信装置によるメッセージのやり
とりの楽しみを増すことができる。
【0059】請求項10、21、及び34記載の発明
は、請求項1〜5、12〜16、23〜のいずれかに記
載の受信装置において、当該受信装置に通常に設定され
た機能の拡張情報を記憶する拡張情報記憶手段を更に備
え、前記特定の機能とは、この拡張情報記憶手段に記憶
された拡張情報に基づいて前記通常の設定機能を拡張す
る機能であることを特徴としている。
【0060】請求項10、21、及び34記載の発明に
よれば、当該受信装置に予め無効に設定された特定の機
能は、拡張情報記憶手段に記憶された拡張情報に基づい
て当該受信装置の通常の設定機能を拡張する。
【0061】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該受信装置による内部処理データに対し
て設定された内部条件とがともに成立すること、等の所
定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該受信
装置に予め設定されている通常動作時は無効としている
特定の機能が動作して、当該受信装置の通常の設定機能
を拡張する。これにより、例えば、自己宛メッセージの
受信回数に応じて使用可能なフリーワードを段階的に増
やしていく(拡張する)ことができる等、加入者に対す
るサービス内容の充実を図ることができる。
【0062】また、以上のようなことから本発明によれ
ば、データ受信の際に所定の動作条件が成立すると、当
該受信装置に予め設定されている通常動作時は無効とし
ている特定の機能が動作して、報知形態や表示形態を変
更したり、画像表示や設定機能の拡張を行なう。したが
って、どのような動作条件に基づいてこのような機能が
動作するのかといった疑問をユーザーに対して提示する
こととなり、当該受信装置に対するユーザーの興趣を高
めることができ、また、その動作条件を把握することに
よって該機能による様々な効果を得ることができる等、
コミュニケーションツールとしての付加的要素や一種の
遊び的要素を加入者に対して提供することが可能とな
る。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0064】なお、本実施の形態では、ページングシス
テムとして高度無線呼出方式(RCR−STD43標準
規格)に従うものとする。
【0065】まず、この高度無線呼出方式におけるデー
タ構成を図29に示す。
【0066】同図において、50は1時間周期で送信さ
れるデータのサイクル構成を示し、1サイクル4分とし
て、“0”から“14”までのNo.が付けられた計1
5個のサイクルが送信される。また、51は上記1サイ
クルのデータ構成を示し、1サイクルは、“0”から
“127”までのNo.が付けられた計128個のフレ
ームにより構成されている。すなわち、1フレームは
1.875秒であり、1分間に32フレームが送信され
る。
【0067】そして更に、52に示すように上記1フレ
ームは、そのデータ内容に応じて8つのデータ領域に区
分され、同期部1(S1)52A、フレーム情報(F
I)52B、同期部2(S2)52C、ブロック情報
(BI)52D、アドレスフィールド(AF)52E、
ベクトルフィールド(VF)52F、メッセージフィー
ルド(MF)52G、及びアイドルブロック(IB)5
2Hにより構成されている。
【0068】また、上記8つのデータ領域は、53に示
すブロック構成を参照してわかるように、先頭部の3つ
のデータ領域、すなわち、同期部1(S1)52A、フ
レーム情報(FI)52B、及び同期部2(S2)52
Cからなり、115ミリ秒で送信される同期信号部53
Aと、これに続く5つのデータ領域、すなわち、ブロッ
ク情報(BI)52D、アドレスフィールド(AF)5
2E、ベクトルフィールド(VF)52F、メッセージ
フィールド(MF)52G、及びアイドルブロック(I
B)52Hからなり、1ブロック160ミリ秒として計
11ブロック(#0〜#10)、1.76秒で送信さ
れ、複数フェーズのワードデータがインターリーブされ
たインターリーブブロック部53Bと、に大別される。
【0069】同期部1(S1)52Aは、2値FSK
(Frequency Shift Keying)の変調方式及び1600B
PSの伝送速度で送信される112ビットのデータを格
納し、本フレームにおけるインターリーブブロック部5
3Bのデータが以下に示す4種類のフレームタイプ(変
調方式及び伝送速度)のうち、どのフレームタイプで送
信されるのかを規定したフレームタイプデータを格納し
ている。
【0070】2値FSK/1600BPS 2値FSK/3200BPS 4値FSK/3200BPS 4値FSK/6400BPS
【0071】フレーム情報(FI)52Bは、2値FS
Kの変調方式及び1600BPSの伝送速度で送信され
る32ビットのデータを格納し、本フレームのフレーム
No.、本フレームが含まれるサイクルのサイクルN
o.、複数回送信の場合はその送信回数等を規定したフ
レームデータを格納している。
【0072】同期部2(S2)52Cは、上記同期部1
(S1)52Aで規定されたフレームタイプで送信され
るインターリーブブロック部53Bのデータに、受信機
の受信タイミングを合わせるためのデータを格納してい
る。
【0073】ブロック情報(BI)52Dは、本フレー
ムのインターリーブブロック部53Bにおいて、アドレ
スフィールド(AF)52E及びベクトルフィールド
(VF)52Fの起点となるワード番号やワード数等を
規定したデータを格納している。また、所定のフレーム
間隔で、時刻補正サービスとして受信機の時計機能を補
正するための時刻補正情報(実時間データ(月,日,
年、或いは、秒,分,時))を各サイクルのフレームN
o.0の当該ブロック情報(BI)52Dに格納してい
る。
【0074】アドレスフィールド(AF)52Eは、3
2ビット、または64ビットの、発呼先の受信機のアド
レスデータを格納している。
【0075】ベクトルフィールド(VF)52Fは、上
記アドレスフィールド(AF)52Eと対を成してお
り、メッセージフィールド(MF)52Gの起点となる
ワード番号やワード数、そのメッセージデータの長さや
データタイプ等を規定したベクトルデータを格納してい
る。
【0076】メッセージフィールド(MF)52Gは、
上記ベクトルフィールド(VF)52Fで規定されたデ
ータ形態のメッセージデータを格納している。
【0077】アイドルブロック(IB)52Hは、未使
用ブロックであり、本フレーム内に空きが生じた場合
に、「0」、若しくは「1」で連続するビットパターン
が挿入される。
【0078】また、図29に示したデータ構成は、それ
ぞれa,b,c,dの4つの独立したフェーズで時系列
的に平行してインターリーブ送信される。すなわち、高
度無線呼出方式を採用すれば、ページングサービス会社
では、この4つのフェーズを単独、または2〜4つ使用
することにより、内容の異なる1フレームのデータを多
重化して一度に送信することが可能となる。
【0079】以上のようなデータ構成を有する高度無線
呼出方式のページングシステムにおいて、そのページン
グ受信機に対して本発明を適用した場合について、以下
に図1〜図28を参照して説明する。
【0080】(第1の実施の形態)まず、構成を説明す
る。図1は、本第1の実施の形態におけるページャー1
の回路構成を示すブロック図である。
【0081】同図においてページャー1は、アンテナ
2、受信部3、デコーダー4、バッファメモリ5、デイ
ンターリーブ回路6、CPU7、ID−ROM8、RO
M9、RAM10、表示部11、ELバックライト1
2、ドライバ13、キー入力部14(a〜d)、ドライ
バ15、スピーカー16、LED17、及びバイブレー
ター18により構成されており、各部はバス19によっ
て接続されている。また、20は電源電池である。
【0082】アンテナ2は、ページャーサービス会社の
基地局(図示せず)から280[MHz]帯で周波数変
調されて送信される無線信号を受信して受信部3に出力
する。
【0083】受信部3は、デコーダー4に接続され、こ
のデコーダー4からの制御信号に基づいて間欠駆動し、
アンテナ2から入力される前述した4種類のフレームタ
イプ(変調方式及び伝送速度)の無線信号について復調
及び検波を行なった後、この受信データをデコーダー4
に出力する。
【0084】デコーダー4は、受信データのフレームタ
イプを前記同期部1(S1)52Aに格納されたフレー
ムタイプデータに基づいて判別し、判別結果に応じた制
御信号を生成して受信部3に出力し、受信部3を駆動制
御する。また、デコーダー4は、受信部3から供給され
る復調及び検波された自己フレームのシリアルデータ
(受信データ)を8ビットのパラレルデータに変換して
バッファメモリ5に順次出力する。
【0085】バッファメモリ5は、パラレルデータに変
換された最大1フレーム分(インターリーブブロック部
53B分)の受信データを一時的に格納し、インターリ
ーブ回復、BCH訂正処理が行なわれるメモリエリアを
有する。
【0086】デインターリーブ回路6は、バッファメモ
リ5より順次出力された1フレームのパラレルデータに
ついて、同期部1(S1)52Aに格納されたフレーム
タイプデータに応じて各フェーズ毎に分離して復元処理
(インターリーブ回復:並び換え)を行なう。
【0087】なお、このデインターリーブ回路6では、
基地局(図示せず)からインターリーブ送信された32
00BPS(2値/4値)16ビット及び6400BP
S(4値)32ビットの受信データについてのみインタ
ーリーブ回復を行なう。すなわち、1600BPS(2
値)の場合は、前記デコーダー4におけるパラレルデー
タへの変換の段階でデインターリーブ(並び換え)する
必要がないことからインターリーブ回復を行なわない。
【0088】CPU(Central Processing Unit )7
は、ROM9に格納される各種制御プログラムに従って
ページャー1の各部を制御する中央演算処理装置であ
り、現在時刻(年,月,日,時,分,秒)を計時する内
部クロック7aを備えている。具体的には、CPU7
は、メインスイッチ14aがスライド操作されて電源投
入がなされると初期処理を行ない、その後、後述する着
信制御処理(図11参照)を実行する。
【0089】この着信制御処理においてCPU7は、時
刻補正情報(実時間データ)や当該ページャー1宛の受
信データ、当該ページャー1の各種内部処理データの内
容と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されている
プログラム動作条件テーブル(図6参照)の各「動作条
件」項目とを照合し、条件が一致する「動作条件」項目
がある場合は、この「動作条件」項目に対応するサブプ
ログラム名を取得して、RAM10の設定内容管理メモ
リ10a(図8参照)において関連するフラグの値を書
き換えた後、このサブプログラムをROM9の各種プロ
グラムメモリ9g,9h,9iから読み出して起動し、
通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、
或いは、機能拡張制御等を行なう。
【0090】また、CPU7は、電源投入後、メインス
イッチ14aの押圧操作(取消指示)や、メモリキー1
4b、セレクトキー14c、及びセットキー14dの押
圧操作により、後述するキー入力制御処理(図17参
照)を実行する。
【0091】このキー入力制御処理においてCPU7
は、キー入力に応じて、RAM10のキー入力メモリ1
0eに格納された、所定期間内に押圧操作された複数の
キーの押圧操作情報、当該ページャー1の各種内部処理
データの内容と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納
されているプログラム動作条件テーブル(図16参照)
の各「動作条件」項目とを照合し、条件が一致する「動
作条件」項目がある場合は、上記着信制御処理の場合と
同様にして、この「動作条件」項目に対応するサブプロ
グラムをROM9から読み出して起動し、通常動作とし
て設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能
拡張制御等を行なう。
【0092】また、CPU7は、データ受信に際し、バ
ッファメモリ5に格納された8ビットのパラレルデータ
を順次、デインターリーブ回路6に出力して復元処理
(インターリーブ回復)を行なわせる。
【0093】ID−ROM(Identification code RO
M)8は、図2に示すように、当該ページャー1に設定
された4種類の着信アドレス(1stアドレス、2nd
アドレス(デュアルコール用)、3rdアドレス(通番
サービス用)、4thアドレス(情報サービス用))を
識別するため、当該ページャー1に設定された32bi
tのアドレスデータ(#A、#B)とベクトルタイプ
(v2,v1,v0の3ビット情報)との組み合わせを
記憶したメモリである。
【0094】なお、ベクトルタイプが“011(標準数
字ベクトル)”、“100(特別フォーマット数字ベク
トル)”、“111(番号付き数字ベクトル)”の場合
は、メッセージが数字、あるいはフリーワードの場合の
みに対応するので、ページングタイプはニューメリック
ページャー(NP)となる。また、ベクトルデータが
“110(16進/2進ベクトル)”の場合は、メッセ
ージとして漢字を扱うことが可能であり、ページングタ
イプはインフォメーションページャー(IP)となる。
【0095】ROM(Read Only Memory)9は、EEP
ROM(Electrical Erasable Programmable ROM)
からなり、図3に示すように、プログラムメモリ(P
M)9a、キャラクタジェネレータメモリ(CG)9
b、ダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT)9c、
フリーワード変換マトリクスメモリ(FM)9d、シフ
トJISコード変換テーブルメモリ(ST)9e、定型
句変換テーブルメモリ(TT)9f、表示制御プログラ
ムメモリ(DC)9g、報知制御プログラムメモリ(F
C)9h、機能拡張制御プログラムメモリ(KC)9
i、画像データメモリ(GC)9j、メロディデータメ
モリ(LC)9k、及び動作条件メモリ(CM)9mに
より構成されている。
【0096】プログラムメモリ(PM)9aは、ページ
ャー1の各部を制御するための各種制御プログラム、後
述する受信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理
(図17参照)等のプログラムを格納するメモリエリア
である。
【0097】キャラクタジェネレータメモリ(CG)9
bは、表示部11に表示されるカナ、英数字、漢字、記
号等のキャラクタデータを格納するメモリエリアであ
る。
【0098】ダイアルデータ変換テーブルメモリ(D
T)9cは、着信アドレスが1st〜3rdアドレスで
あった場合に、受信データのメッセージフィールド(M
F)52Gに格納されているメッセージデータ(ビット
データ)を、図4に示すように4ビット(B3,B2,
B1,B0)ずつ対応するダイアルデータに変換するた
めのダイアルデータ変換テーブルを格納するメモリエリ
アである。
【0099】フリーワード変換マトリクスメモリ(F
M)9dは、上記ダイアルデータ変換テーブルによって
ダイアルデータに変換されたメッセージデータについ
て、フリーワード開始コードである“−−”(ダイアル
入力「*2*2」)以降のメッセージデータ(ダイアル
データ)を、図5に示すように2桁、或いは3桁ずつ対
応するフリーワードに変換するためのフリーワード変換
マトリクスを格納するメモリエリアである。
【0100】なお、図5に示すフリーワード変換マトリ
クスにおいて、初回電源投入時に変換可能(使用可能)
なフリーワードは、ダイアル入力「11」〜「00」に
対応する初期設定領域91の計100個である。すなわ
ち、ダイアル入力「1*2」〜「0*0」に対応する拡
張領域92の計40個のフリーワードは初回電源投入時
には使用することができない(また、この拡張領域92
のフリーワードの存在はユーザーに知らされない)。
【0101】この拡張領域92は、各々8個のフリーワ
ードからなる計5つのサブ領域92a〜92eにより構
成され、各サブ領域92a〜92eには使用を禁じるプ
ロテクトがかかっている。このプロテクトは、後述する
着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図1
7参照)において所定の条件が成立すると、後述する設
定内容管理メモリ(MCM)10aにより、各サブ領域
92a〜92e毎に解除され、解除された部分のフリー
ワードが以後、使用可能となる。
【0102】シフトJISコード変換テーブルメモリ
(ST)9eは、着信アドレスが4thアドレスであっ
た場合に、受信データのメッセージフィールド(MF)
52Gに格納されているメッセージデータ(ビットデー
タ)をシフトJISコードに変換するためのシフトJI
Sコード変換テーブル(図示省略)を格納するメモリエ
リアである。
【0103】定型句変換テーブルメモリ(TT)9f
は、上記ダイアルデータ変換テーブルによってダイアル
データに変換されたメッセージデータについて、定型句
開始コードである“UU”(ダイアル入力「*4*
4」)以降の2桁のメッセージデータ(ダイアルデー
タ)を対応する「おはよう」「連絡せよ」等の定型句に
変換するための定型句変換テーブル(図示省略)を格納
するメモリエリアである。
【0104】表示制御プログラムメモリ(DC)9g、
報知制御プログラムメモリ(FC)9h、及び機能拡張
制御プログラムメモリ(KC)9iは、後述する着信制
御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参
照)において、そのサブプログラムとして実行される各
種画像表示や自動照明表示等の表示制御、メロディアラ
ーム報知等の報知制御、或いは、所定の条件の成立に応
じてフリーワード変換マトリクス(図5参照)における
使用可能領域を拡張する等の機能拡張制御を司るプログ
ラムを各々格納するメモリエリアである。
【0105】画像データメモリ(GC)9jは、上記表
示制御プログラムメモリ9g及び機能拡張制御プログラ
ムメモリ9iに格納されている表示制御や機能拡張制御
を司る各サブプログラムによって表示部11に表示され
る各種画像データを格納するメモリエリアである。
【0106】メロディデータメモリ(LC)9kは、上
記報知制御プログラムメモリ9hに格納されている報知
制御を司る各サブプログラムによってスピーカー16か
ら出力される各種メロディデータを格納するメモリエリ
アである。
【0107】動作条件メモリ(CM)9mは、後述する
着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図1
7参照)においてそのサブプログラムとして起動される
表示制御や報知制御、或いは機能拡張制御用の各プログ
ラムのプログラム名と、この各プログラムの起動条件
(動作条件)とを対応付けて記憶したプログラム動作条
件テーブル(図6及び図16参照)を格納するメモリエ
リアである。
【0108】この図6に示すプログラム動作条件テーブ
ルにおいて、例えば、格納アドレスNo.1では、受信
したメッセージデータ(ダイアルデータ)に、フリーワ
ード開始コード“−−”(ダイアル入力「*2*2」)
と、“79”(電話マーク)と、フリーワード終了コー
ド“_(スペース)”(ダイアル入力「*8」)とが順
に含まれており、かつ、今までに同様のメッセージデー
タを5回以上受信していれば、動作条件が成立し、「表
示制御プログラムI 」が起動され、このサブプログラム
に基づいて受信メッセージの表示制御が行なわれること
を意味している。
【0109】また、格納アドレスNo.4では、受信デ
ータのアドレスフィールド(AF)52Eに格納されて
いるアドレスデータが“#A”であり、ベクトルフィー
ルド(VF)52Fに格納されているベクトルデータが
“111”の場合、すなわち、着信アドレスが3rdア
ドレスであり、かつ、メッセージ通番サービスにより受
信されたメッセージ番号が“10”である場合に動作条
件が成立し、「機能拡張制御プログラムII」が起動さ
れ、このサブプログラムに基づいて当該ページャー1の
機能拡張制御が行なわれることを意味している。
【0110】RAM(Random Access Memory)10は、
図7に示すように、設定内容管理メモリ(MCM)10
a、メッセージメモリ(MM)10b、アドレス帳メモ
リ(AM)10c、動作条件成立カウントメモリ(D
M)10d、及びキー入力メモリ(IM)10eにより
構成されている。
【0111】設定内容管理メモリ(MCM)10aは、
図8に示すように、当該RAM10のメッセージメモリ
10b及びアドレス帳メモリ10cにおける受信データ
や住所録データの格納上限本数、ROM9のフリーワー
ド変換マトリクスメモリ9dに格納されたフリーワード
変換マトリクス(図5参照)における使用可能領域、R
OM9の表示制御プログラムメモリ9gに格納された表
示制御用の各サブプログラムの中から実際にメッセージ
表示の際に使用する表示制御プログラム、報知制御プロ
グラムメモリ9hに格納された報知制御用の各サブプロ
グラムの中から実際に報知時に使用する報知制御プログ
ラム、機能拡張制御プログラムメモリ9iに格納された
機能拡張制御用の各サブプログラムの中から実際に使用
する機能拡張制御プログラム、等をフラグにより管理す
るメモリエリアである。
【0112】さらに、設定内容管理メモリ10aは、当
該RAM10のメッセージメモリ10b及びアドレス帳
メモリ10cに現在格納されている受信データや住所録
データの格納本数を記憶するメモリエリアを有する。
【0113】なお、この図8に示す設定内容管理メモリ
10aにおいて、フラグの値は、初回電源投入時におけ
る初期状態を示している。すなわち、初期状態において
RAM10のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メ
モリ10cは、後述するが、それぞれ15本及び12本
の受信データ及び住所録データを格納することが可能で
ある。また、初期状態において、フリーワード変換マト
リクス(図5参照)は、ダイアル入力「11」〜「0
0」に対応する初期設定領域91の計100個が使用可
能であり、加えて、メッセージ表示の際には、「通常表
示制御プログラム」が起動されて通常の表示制御が行な
われ、報知の際には、「通常報知制御プログラム」が起
動されて通常の報知制御が行なわれる。また、初期状態
においては、いずれの「機能拡張制御プログラム」も起
動されない。
【0114】この設定内容管理メモリ10aにおける各
フラグの値は、後述する着信制御処理(図11参照)や
キー入力制御処理(図17参照)において、プログラム
動作条件テーブル(図6参照)に示した動作条件を満た
した場合にCPU7により書き換えられる。
【0115】メッセージメモリ(MM)10bは、図9
に示すように、着信したアドレスデータ、ベクトルデー
タ、メッセージデータ、着信日時、及び付加情報(メッ
セージ通番サービスにおけるメッセージ番号データ等)
からなる当該ページャー1宛の受信データを管理番号の
昇順に所定数格納可能なメモリエリアを有する。
【0116】なお、図9に示すメッセージメモリ10b
において、初回電源投入時における受信データの格納上
限本数は、初期設定領域101に示す計15本である。
すなわち、拡張領域102に示す計10本分の格納領域
は、初回電源投入時には使用することができない(ま
た、この拡張領域102の存在はユーザーに知らされな
い)。この拡張領域102には使用を禁じるプロテクト
がかかっており、このプロテクトは、後述する着信制御
処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)
において所定の条件が成立すると解除され、以後、受信
データの格納上限本数が25本となる。
【0117】また、格納フラグは、受信データが格納さ
れると“0”から“1”にセットされる。したがって、
この格納フラグのセット数(“1”の数)により当該メ
ッセージメモリ10bに格納された受信データの格納本
数がわかる。
【0118】アドレス帳メモリ(AM)10cは、図1
0に示すように、名前、性別、電話番号(呼出番号)、
住所、及び誕生日からなる住所録データを管理番号の昇
順に所定数格納可能なメモリエリアを有する。なお、性
別欄に格納される性別データは、女性の場合“1”、男
性の場合“0”となる。
【0119】また、図10に示すアドレス帳メモリ10
cにおいて、初回電源投入時における住所録データの格
納上限本数は、初期設定領域111に示す計12本であ
る。すなわち、拡張領域112に示す計18本分の格納
領域は、初回電源投入時には使用することができない
(また、この拡張領域112の存在はユーザーに知らさ
れない)。この拡張領域112には、使用を禁じるプロ
テクトがかかっており、このプロテクトは、後述する着
信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17
参照)において所定の条件が成立すると解除され、以
後、住所録データの格納上限本数が30本となる。ま
た、格納フラグは、住所録データが格納されると“0”
から“1”にセットされる。したがって、この格納フラ
グのセット数(“1”の数)により当該アドレス帳メモ
リ10cに格納された住所録データの格納本数がわか
る。
【0120】動作条件成立カウントメモリ(DM)10
dは、前述したプログラム動作条件テーブル(図6参
照)に示した各動作条件(格納アドレスNo.)毎に、
当該動作条件の成立回数データを記憶するメモリエリア
を有する。また、この動作条件成立カウントメモリ10
dは、当該ページャー1宛の受信データの総着信回数デ
ータを記憶するメモリエリアを有する。
【0121】キー入力メモリ(IM)10eは、当該ペ
ージャー1に備わる各キーの押圧操作に応じて、そのキ
ーの押圧操作情報(押圧操作されたキー、押圧時間、同
時に押圧操作されたキーの有無等)を複数記憶するメモ
リエリアを有する。
【0122】表示部11は、例えばドットマトリクスタ
イプの液晶表示パネルにより構成され、ドライバ13か
らの表示データに基づいて受信メッセージやアニメーシ
ョン(動画)等を表示する。また、EL(Elector Lum
inescence )バックライト12は、ドライバ13からの
駆動信号に基づいて発光し、表示部11の液晶パネルを
裏面から照明する光源である。ドライバ13は、CPU
7により制御され、表示部11及びELバックライト1
2を駆動制御する回路である。
【0123】キー入力部14は、例えば、負極が接地さ
れた電源電池20の正極に接続され、電源のON/OF
F切り替え、着信報知のリセットを検出するメインスイ
ッチ14a、メッセージメモリ(MM)10bに格納さ
れているメッセージデータに基づくメッセージの読み出
し操作を検出するメモリキー14b、着信待ちモード、
報知形態設定モード等のモード切り替え操作を検出する
セレクトキー14c、及び、各モードにおける諸設定の
決定を検出するセレクトキー14dからなり、各キーの
入力操作に応じた各種操作信号をCPU7に出力する。
【0124】ドライバ15は、CPU7により制御さ
れ、スピーカー16、LED17、及びバイブレーター
18を駆動制御する回路である。スピーカー16は、ド
ライバ15からの駆動信号に基づいて着信時に呼出音を
鳴音したり、メッセージ表示に応じて所定のメロディ音
等を鳴音する。LED(Light Emitting Diode)17
は、ドライバ15からの駆動信号に基づいて着信時等に
点灯、或いは点滅発光する。バイブレーター18は、ド
ライバ15からの駆動信号に基づいて着信時等に振動を
発生する。
【0125】以上が本第1の実施の形態におけるページ
ャー1の構成である。
【0126】次に、動作を説明する。まず、ページャー
1のCPU7において実行される着信制御処理につい
て、図11に示すフローチャートと図12〜図15に示
す表示例とに基づいて説明する。
【0127】CPU7では、メインスイッチ14aが操
作されて電源投入がなされると初期処理を行なう。この
初期処理には、例えば、RAM10の設定内容管理メモ
リ10aに格納された各フラグの値を参照して、メッセ
ージメモリ10bやアドレス帳メモリ10cのデータ格
納可能領域を設定したり、ROM9のフリーワード変換
マトリクスメモリ9dに格納されたフリーワード変換マ
トリクス(図5参照)の使用可能領域を設定する等の処
理が含まれる。この初期処理の後、CPU7は、ROM
9のプログラムメモリ9aに格納されている着信制御処
理に関するプログラムを読み出してその処理を開始す
る。
【0128】まず、CPU7は、自己フレームを検出す
るまでデータの連続受信を行なわせて、自己フレームを
検出すると、以後、自己フレームと時刻補正情報が含ま
れたフレームのみを間欠受信させるようにデータ受信に
係わる当該ページャー1の各部を制御する。
【0129】ちなみに、この時刻補正情報(実時間デー
タ(月,日,年、秒,分,時))は、基本的に各サイク
ルのフレームNo.0のブロック情報(BI)52Dに
格納されており、4分に1回の割合で受信される。ま
た、1回の受信で取得できる実時間データは、「月,
日,年」データ、或いは「秒,分,時」データのいずれ
か一方である。
【0130】そして、CPU7は、時刻補正情報を受信
したか否かを判別し(ステップS1)、時刻補正情報を
受信した場合は、その実時間データを取得した後(ステ
ップS2)、この取得した実時間データ、当該ページャ
ー1の各種内部処理データと、ROM9の動作条件メモ
リ9mに格納されているプログラム動作条件テーブル
(図6参照)の各「動作条件」項目とを照合し(ステッ
プS3)、条件が一致する「動作条件」項目があるか否
かを判別する(ステップS4)。そして、CPU7は、
条件が一致する「動作条件」項目がないと判別した場合
は上記ステップS1に戻る。
【0131】また、CPU7は、条件が一致する「動作
条件」項目があると判別した場合は、RAM10の動作
条件成立カウントメモリ10dにおいて該当する動作条
件格納アドレスNo.の成立回数データの値を更新した
後、前記プログラム動作条件テーブルにおいて、条件が
一致した「動作条件」項目に対応するサブプログラムの
プログラム名を取得する。
【0132】そして、CPU7は、RAM10の設定内
容管理メモリ10a(図8参照)の「表示制御プログラ
ムメモリ」、「報知制御プログラムメモリ」、「機能拡
張制御プログラムメモリ」の各項目において関連するフ
ラグの値を書き換えた後、前記取得したプログラム名の
サブプログラムをROM9の表示制御プログラムメモリ
9gや、報知制御プログラムメモリ9h、或いは、機能
拡張制御プログラムメモリ9iから読み出して起動する
(ステップS5)。
【0133】そして、CPU7は、この起動したサブプ
ログラムに基づいて、通常動作として設定されていない
表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の各種制
御処理を実行し(ステップS6)、このサブプログラム
の終了に応じて(ステップS7)、上記ステップS1に
戻る。
【0134】この時刻補正情報の受信に応じて動作条件
が成立した場合に実行される上記制御処理の一例を以下
に述べる。
【0135】例えば、ページャー1が受信した時刻補正
情報(実時間データ)の「時」データが“8”であり、
RAM10のアドレス帳メモリ10cに格納されている
住所録データの総格納本数が「8」本である場合、プロ
グラム動作条件テーブル(図6参照)の格納アドレスN
o.5の動作条件が成立し、CPU7は、「機能拡張制
御プログラムIII 」を起動させる。
【0136】この「機能拡張制御プログラムIII 」にお
いてCPU7は、RAM10の設定内容管理メモリ10
a(図8参照)を参照してアドレス帳メモリ10cにお
ける住所録データの格納上限本数が「12」本である場
合は、この格納上限本数を「30」本に拡張して設定
し、その旨を表示部11に表示する。
【0137】一方、CPU7は、上記ステップS1にお
いて時刻補正情報を受信していないと判別した場合は、
次いで、自己フレームを検出したか否かを判別し(ステ
ップS8)、自己フレームを検出していない場合は上記
ステップS1に戻る。
【0138】また、CPU7は、自己フレームを検出し
たと判別した場合は、当該自己フレームのデータを順
次、受信(復調、検波、パラレルデータ変換、インター
リーブ回復、及び誤り訂正処理を含む)して(ステップ
S9)、アドレスフィールド(AF)52Eに格納され
ているアドレスデータとベクトルフィールド(VF)5
2Fに格納されているベクトルデータとの組み合わせが
ID−ROM8に格納されている自己の着信アドレス
(1st〜4th)のいずれかと一致するか否かを判別
する(ステップS10)。そして、CPU7は、受信デ
ータの着信アドレスが自己の着信アドレスのいずれとも
一致しないと判別した場合は、データ受信を中止して上
記ステップS1に戻る。
【0139】また、CPU7は、受信データの着信アド
レスが自己の着信アドレスのいずれかと一致したと判別
した場合は、当該自己フレームのデータ受信を継続し、
メッセージフィールド(MF)52Gに格納されている
メッセージデータの受信処理を終了した後、着信アドレ
ス、ベクトル、メッセージデータ、着信日時、及び付加
情報からなる当該ページャー1宛の受信データをRAM
10のメッセージメモリ10b(図9参照)に格納する
(ステップS11)。また、CPU7は、RAM10の
動作条件成立カウントメモリ10dにおいて、受信デー
タの総着信回数データの値を更新する。
【0140】そして、CPU7は、この受信データ、当
該ページャー1の各種内部処理データの内容と、ROM
9の動作条件メモリ9mに格納されているプログラム動
作条件テーブル(図6参照)の各「動作条件」項目とを
照合し(ステップS12)、条件が一致する「動作条
件」項目があるか否かを判別する(ステップS13)。
【0141】そして、CPU7は、条件が一致する「動
作条件」項目がないと判別した場合は、RAM10の設
定内容管理メモリ10aの「表示制御プログラムメモ
リ」及び「報知制御プログラムメモリ」項目を参照し
て、フラグの値が“1”にセットされている通常表示制
御プログラム及び通常報知制御プログラムをROM9の
表示制御プログラムメモリ9g及び報知制御プログラム
メモリ9hから読み出して起動し、前記受信したメッセ
ージデータについて、通常のメッセージ表示制御及び着
信報知制御を実行した後(ステップS14)、上記ステ
ップS1に戻る。
【0142】また、CPU7は、上記ステップS13に
おいて条件が一致する「動作条件」項目があると判別し
た場合は、RAM10の動作条件成立カウントメモリ1
0dにおいて該当する動作条件格納アドレスNo.の成
立回数データの値を更新した後、上述したステップS5
〜ステップS7の処理を実行して、前記プログラム動作
条件テーブルにおいて条件が一致した「動作条件」項目
に対応するサブプログラムを読み出して起動し、この起
動したサブプログラムに基づいて、通常動作として設定
されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制
御等の各種制御処理を実行した後、上記ステップS1に
戻る。
【0143】このデータ受信に応じて動作条件が成立し
た場合に実行される各種制御処理の具体例を以下に述べ
る。
【0144】例えば、ページャー1が受信データ(メッ
セージデータ)としてダイアルデータで“*2*279
*80123−456−7890”を着信すると(実際
はダイアルデータではなく、このダイアルデータに対応
するビットデータであるが、便宜上ダイアルデータとす
る。)、CPU7はメッセージ表示処理において、この
メッセージデータの先頭から順に、“*2*2”はフリ
ーワード開始コード、“79”は「電話マーク」(フリ
ーワード)、“*8”はフリーワード終了コードである
と解析する。そして、このような構成のメッセージデー
タを今までに5回以上受信していれば、RAM10の動
作条件成立カウントメモリ10dに、当該動作条件格納
アドレスNo.1に対応させて“5”以上の成立回数デ
ータの値が記憶されているので、プログラム動作条件テ
ーブル(図6参照)において格納アドレスNo.1の動
作条件の成立を検出し、「表示制御プログラムI 」を起
動させる。
【0145】この「表示制御プログラムI 」においてC
PU7は、図12(a)に示すように前記受信したメッ
セージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部1
1に表示するとともに、図12(b)に示す画像データ
をROM9の画像データメモリ9jから読み出して表示
部11に表示する。この図12(a)に示すメッセージ
内容の表示と図12(b)に示す画像データの表示は、
所定時間毎に交互に行なわれる。
【0146】また、ページャー1が受信データ(メッセ
ージデータ)としてダイアルデータで“*2*2157
444044513881636*8”を着信すると、
CPU7はこのメッセージデータの先頭から順に、“*
2*2”はフリーワード開始コード、“1574440
44513”は「おめでとう」(フリーワード)、“8
8”は空白であると解析する。したがって、プログラム
動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.2の動作
条件の成立を検出し、「表示制御プログラムII」を起動
する。
【0147】この「表示制御プログラムII」においてC
PU7は、図13(a)に示すように前記受信したメッ
セージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部1
1に表示した後、図13(b)、(c)、及び(d)に
示す3つの画像データを画像データメモリ9jから読み
出して表示部11に連続的に表示し、動画表示(アニメ
ーション表示)を行なう。この一連の動画表示は、メッ
セージ内容の表示後、繰り返し行なわれる。
【0148】また、ページャー1が受信データ(メッセ
ージデータ)としてダイアルデータで“00−7777
−9999”を着信すると、CPU7は、このメッセー
ジデータに含まれる“777”により、プログラム動作
条件テーブルにおいて格納アドレスNo.3の動作条件
の成立を検出し、「機能拡張制御プログラムI 」を起動
する。
【0149】この「機能拡張制御プログラムI 」におい
てCPU7は、図14(a)に示すように前記受信した
メッセージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示
部11に表示した後、当該表示部11において可変表示
ゲーム(スロットゲーム)を行なう。
【0150】すなわち、CPU7は、図14(b)に示
すように表示部11にスロットマシンの画像を表示し
て、その3つの表示窓11a,11b,11cにおいて
それぞれ数字やマーク、絵等の複数の図柄を予め定めら
れた順序で可変表示して、メモリキー14b、セレクト
キー14c、セットキー14dの押圧操作に応じて前記
各表示窓11a,11b,11cの図柄を停止させる。
【0151】このスロットゲームにおいて、表示部11
における停止図柄態様が、例えば、図14(c)に示す
ように“777”等の当たり図柄であった場合、CPU
7は、以下に示すフリーワード変換マトリクスの使用可
能領域の拡張処理を実行する。
【0152】すなわち、CPU7は、フリーワード変換
マトリクス(図5参照)における計5つのサブ領域92
a〜92eからなる拡張領域92のプロテクト解除状況
を管理するRAM10の設定内容管理メモリ10a(図
8参照)の「フリーワード変換マトリクス」項目の各フ
ラグの値を参照し、まだ拡張されていない、いずれか1
つのサブ領域に該当する項目のフラグの値を“0”から
“1”にセットしてプロテクトを解除し、図14(d)
に示すように、解除された部分のフリーワードが使用可
能となった旨のメッセージを表示部11に表示する。
【0153】なお、この可変表示ゲーム(スロットゲー
ム)に必要な画像データは、ROM9の画像データメモ
リ9jに格納されており、通常は表示されないものとし
て設定されている。また、可変表示ゲームは、スロット
ゲームに限定されるものではなく、ルーレットゲームや
じゃんけんゲーム等、表示が可変することにより成立す
るゲームであればよい。
【0154】また、CPU7が受信データ(メッセージ
データ)にダイアルデータ“_○○○○”(スペース+
4桁の数値データ)が含まれていることを検出した場
合、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレス
No.6、或いは、格納アドレスNo.8の動作条件の
成立を検出する。
【0155】まず、格納アドレスNo.6の場合につい
て説明する。CPU7は、格納アドレスNo.6の動作
条件の成立を検出すると、「表示制御プログラムIII 」
を起動する。
【0156】この「表示制御プログラムIII 」において
CPU7は、図15(a)に示すように受信したメッセ
ージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部11
に表示した後、前記ダイアルデータ“_○○○○”を電
話番号の下4桁のデータと判断し、RAM10のアドレ
ス帳メモリ10cから前記電話番号を有する該当者の住
所録データを検索する。
【0157】そして、該当者がいれば、その住所録デー
タから誕生日データを取得して、この誕生日データと内
部クロック7aから得られた日付データとを照合し、一
致していれば該当者の名前データと画像データメモリ9
jから読み出した画像データとに基づいて、図15
(b)、(c)、及び(d)に示すような動画表示を行
なうとともに、さらに、「報知制御プログラムI 」を起
動して、メロディデータメモリ9kから誕生日に関連す
るメロディデータを読み出してメロディ音をスピーカー
16から出力する。
【0158】一方、CPU7は、格納アドレスNo.8
の動作条件の成立を検出すると、「表示制御プログラム
V 」を起動する。
【0159】この「表示制御プログラムV 」においてC
PU7は、前記ダイアルデータ“_○○○○”を電話番
号の下4桁のデータと判断し、RAM10のアドレス帳
メモリ10cから前記電話番号を有する該当者の住所録
データを検索する。そして、該当者がいれば、その住所
録データから性別データを取得して、この性別データの
値が“1”(女性)であるか否かを判別し、女性である
場合は、受信したメッセージデータに基づくメッセージ
表示を丸文字フォントで行なう。
【0160】また、CPU7が受信データ(メッセージ
データ)にフリーワードで“キンキュウ”、或いはシフ
トJISで“緊急”が含まれていることを検出した場
合、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレス
No.7の動作条件の成立を検出し、まず、「報知制御
プログラムII」を起動する。
【0161】この「報知制御プログラムII」においてC
PU7は、着信報知を緊急用の報知音で行なうととも
に、「表示制御プログラムIV」を起動して、当該メッセ
ージデータの読み出し操作がPM6:00〜AM2:0
0の間に行なわれた場合は、このメッセージ表示の際
に、ELバックライト12を点灯させる。
【0162】また、受信データのアドレスフィールド
(AF)52Eに格納されているアドレスデータが“#
A”、または“#B”である場合、すなわち、当該ペー
ジャー1宛の受信データであり、かつ、RAM10の動
作条件成立カウントメモリ10dに格納された受信デー
タの総着信回数データの値が予め設定された所定回数
(例えば、50回と100回と200回等)である場
合、CPU7は、プログラム動作条件テーブルにおいて
格納アドレスNo.9の動作条件の成立を検出し、「機
能拡張制御プログラムI ’」を起動する。
【0163】この「機能拡張制御プログラムI ’」にお
いてCPU7は、前記受信したメッセージデータに基づ
いてそのメッセージ内容を表示部11に表示した後、可
変表示ゲームを行なわずに、フリーワード変換マトリク
ス(図5参照)の使用可能領域の拡張処理を実行する。
すなわち、CPU7は、RAM10の設定内容管理メモ
リ10aの「フリーワード変換マトリクス」項目の各フ
ラグの値を参照し、まだ拡張されていない、いずれか1
つのサブ領域に該当する項目のフラグの値を“0”から
“1”にセットしてプロテクトを解除し、解除された部
分のフリーワードが使用可能となった旨のメッセージを
表示部11に表示する。
【0164】以上がCPU7において実行される着信制
御処理の動作手順である。
【0165】次に、ページャー1のCPU7において実
行されるキー入力制御処理について、図16に示すプロ
グラム動作条件テーブルと図17に示すフローチャート
とに基づいて説明する。
【0166】図16は、ROM9の動作条件メモリ9m
に格納されるプログラム動作条件テーブルについて示す
図(その2)である。同図に示すプログラム動作条件テ
ーブルは、キー入力制御処理においてそのサブプログラ
ムとして起動される表示制御や報知制御、或いは機能拡
張制御用の各プログラムのプログラム名と、この各プロ
グラムの起動条件(動作条件)とを対応付けて記憶した
テーブルである。
【0167】この図16に示すプログラム動作条件テー
ブルにおいて、例えば、格納アドレスNo.11では、
所定期間内に連続してメモリキー14bが1回、セレク
トキー14cが2回、セットキー14dが5回押圧操作
されると動作条件が成立し、「機能拡張制御プログラム
I 」が起動され、このサブプログラムに基づいて当該ペ
ージャー1の機能拡張制御が行なわれることを意味して
いる。
【0168】このプログラム動作条件テーブルでは、当
該ページャー1に設けられた各キーの押圧操作の所定の
組み合わせ、或いは、前記組み合わせと当該ページャー
1の内部処理データが所定条件を満たすことをサブプロ
グラムの動作条件として設定している。
【0169】次に、図17は、CPU7において実行さ
れるキー入力制御処理のフローチャートである。CPU
7では、電源投入後、メインスイッチ14aの押圧操作
(取消指示)や、メモリキー14b、セレクトキー14
c、及びセットキー14dの押圧操作により、ROM9
のプログラムメモリ9aに格納されているキー入力制御
処理に関するプログラムを読み出してその処理を開始す
る。
【0170】まず、CPU7は、押圧操作されたキーの
キー入力を解析し(ステップS21)、その押圧操作情
報(押圧操作されたキー、押圧時間、同時に押圧操作さ
れたキーの有無等)をRAM10のキー入力メモリ10
eに格納する(ステップS21)。
【0171】次いで、CPU7は、キー入力メモリ10
eに格納された、所定期間内に押圧操作された複数のキ
ーの押圧操作情報を取得して、この複数のキーの押圧操
作情報、当該ページャー1の各種内部処理データの内容
と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されているプ
ログラム動作条件テーブル(図16参照)の各「動作条
件」項目とを照合し(ステップS23)、条件が一致す
る「動作条件」項目があるか否かを判別する(ステップ
S24)。そして、CPU7は、条件が一致する「動作
条件」項目がないと判別した場合は、押圧操作されたキ
ーに基づいて通常のキー入力処理を行なった後(ステッ
プS25)、上記ステップS1に戻る。
【0172】また、CPU7は、条件が一致する「動作
条件」項目があると判別した場合は、RAM10の動作
条件成立カウントメモリ10dにおいて該当する動作条
件格納アドレスNo.の成立回数データの値を更新した
後、前記着信制御処理(図11参照)のステップS5〜
ステップS7と同様にして、前記プログラム動作条件テ
ーブルにおいて条件が一致した「動作条件」項目に対応
するサブプログラムを読み出して起動し(ステップS2
6)、この起動したサブプログラムに基づいて、通常動
作として設定されていない表示制御や報知制御、或い
は、機能拡張制御等の各種制御処理を実行し(ステップ
S27)、このサブプログラムの終了に応じて(ステッ
プS28)、上記ステップS21に戻る。なお、当該キ
ー入力制御処理は、所定時間以上キー入力がなかった場
合や、割り込み命令が入力された場合に終了する。
【0173】このキー入力に応じて動作条件が成立した
場合に実行される各種制御処理の具体例を以下に述べ
る。
【0174】例えば、所定期間内に連続してメモリキー
14bが1回、セレクトキー14cが2回、セットキー
14dが5回押圧操作された場合、或いは、セレクトキ
ー14cが押圧操作(1回)された時の時刻データ
(時,分,秒)が、3時11分11秒のように同一数字
が3つ以上連続した場合、CPU7は、プログラム動作
条件テーブル(図16参照)において格納アドレスN
o.11及び格納アドレスNo.12の動作条件の成立
を検出し、前述した「機能拡張制御プログラムI 」を起
動し、可変表示ゲームの停止図柄態様に応じてフリーワ
ード変換マトリクスの使用可能領域を拡張設定する。
【0175】なお、セレクトキー14cが押圧操作(1
回)されたタイミングが、時刻補正情報の受信タイミン
グ(4分に1回の割合で受信される)と一致した場合
に、上記「機能拡張制御プログラムI 」を起動する動作
条件としてもよい。
【0176】また、所定期間内に連続してセットキー1
4dが2回押圧操作された時、RAM10のメッセージ
メモリ10bにおけるメッセージデータの格納本数が
“10”本である場合、CPU7は、プログラム動作条
件テーブルにおいて格納アドレスNo.13の動作条件
の成立を検出し、「機能拡張制御プログラムII’」を起
動して、設定内容管理メモリ10a(図8参照)を参照
してメッセージメモリ10bにおけるメッセージデータ
の格納上限本数が「10」本である場合は、この格納上
限本数を「25」本に拡張して設定し、その旨を表示部
11に表示する。
【0177】以上がCPU7において実行されるキー入
力制御処理の動作手順である。
【0178】以上のようなことから、本第1の実施の形
態におけるページャー1によれば、CPU7(検出手段
及び制御手段)は、アンテナ2、受信部3、デコーダー
4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、ID
−ROM8等からなるデータ受信部(受信手段)によっ
て受信された受信データより、動作条件メモリ9mのプ
ログラム動作条件テーブルに記憶された所定の、アドレ
スデータ、ベクトルデータ、メッセージデータ、時刻補
正情報等のうち、いずれかのデータを検出すると、当該
データに対応するサブプログラムをROM9から読み出
して起動し、このサブプログラムに基づいて通常動作と
して設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機
能拡張制御等の制御処理(当該ページャー1に予め設定
されている通常動作時は無効としている特定の機能)を
行なう。
【0179】したがって、CPU7は、受信データの中
に所定のデータが含まれていれば、当該ページャー1に
予め設定されている通常動作時は無効としている制御処
理をデータ受信に応答して動作させることができる。
【0180】また、この際、CPU7は、データ受信の
際に、受信データとしてのメッセージデータ、フリーワ
ード開始コードやシフトJISコード等(メッセージの
表示態様を制御する制御データ)、時刻補正情報(定期
的に受信される当該ページャー1を制御する制御デー
タ)、アドレスデータ(当該ページャー1に個別に設定
された識別データ)、に含まれる所定のデータを検出す
ることにより、当該ページャー1に予め設定されている
通常動作時は無効としている制御処理(特定の機能)を
動作させることができる。
【0181】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、CPU7(検出手段及び制御手段)
は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメ
モリ5、デインターリーブ回路6、ID−ROM8等か
らなるデータ受信部(受信手段)によって受信された受
信データ列より、動作条件メモリ9mのプログラム動作
条件テーブルに記憶された、アドレスデータ、ベクトル
データ、メッセージデータ、時刻補正情報等からなる複
数の動作条件項目(データの所定の組み合わせ)のう
ち、いずれかの動作条件項目が成立したことを検出する
と、当該動作条件項目に対応するサブプログラムをRO
M9から読み出して起動し、このサブプログラムに基づ
いて通常動作として設定されていない表示制御や報知制
御、或いは、機能拡張制御等の制御処理(当該ページャ
ー1に予め設定されている通常動作時は無効としている
特定の機能)を行なう。
【0182】したがって、CPU7は、受信データにデ
ータの所定の組み合わせが含まれていれば、当該ページ
ャー1に予め設定されている通常動作時は無効としてい
る制御処理をデータ受信に応答して動作させることがで
きる。
【0183】また、この際、メッセージデータ、フリー
ワード開始コードやシフトJISコード等(メッセージ
の表示態様を制御する制御データ)、時刻補正情報(定
期的に受信される当該ページャー1を制御する制御デー
タ)、アドレスデータ(当該ページャー1に個別に設定
された識別データ)、に含まれるデータを、当該ページ
ャー1に予め設定されている通常動作時は無効としてい
る制御処理(特定の機能)を動作させるための受信デー
タに含まれるデータの所定の組み合せを構成する個々の
データとして設定できる。
【0184】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、CPU7(検出手段及び制御手段)
は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメ
モリ5、デインターリーブ回路6、ID−ROM8等か
らなるデータ受信部(受信手段)によりデータ受信が行
なわれた際に、動作条件メモリ9mのプログラム動作条
件テーブル(記憶手段)を参照して、受信データに対し
て設定された外部条件(例えば、受信データに所定のデ
ータが含まれていること、受信データにデータの所定の
組み合わせが含まれていること等)と、当該ページャー
1による内部処理データに対して設定された内部条件
(例えば、データ受信回数が所定回数以上であること、
日時データに同一数字が3つ以上連続していること等)
との組み合せからなる複数の動作条件項目のうち、いず
れかの動作条件項目が成立したことを検出すると、当該
動作条件項目に対応するサブプログラムをROM9から
読み出して起動し、このサブプログラムに基づいて通常
動作として設定されていない表示制御や報知制御、或い
は、機能拡張制御等の制御処理(当該ページャー1に予
め設定されている通常動作時は無効としている特定の機
能)を行なう。
【0185】したがって、CPU7は、データ受信の際
に、受信データに対して設定された外部条件と当該ペー
ジャー1による内部処理データに対して設定された内部
条件とがともに成立すれば、当該ページャー1に予め設
定されている通常動作時は無効としている特定の機能を
動作させることができる。
【0186】また、この際、データ受信の際に、受信デ
ータとしてのメッセージデータ、フリーワード開始コー
ドやシフトJISコード等(メッセージの表示態様を制
御する制御データ)、時刻補正情報(定期的に受信され
る当該ページャー1を制御する制御データ)、アドレス
データ(当該ページャー1に個別に設定された識別デー
タ)、に所定のデータを含んでいることを、当該ページ
ャー1に予め設定されている通常動作時は無効としてい
る制御処理(特定の機能)を動作させるための外部条件
として設定できる。
【0187】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、当該ページャー1の内部処理データに
基づく内部条件は、RAM10の動作条件成立カウント
メモリ10d(受信回数記憶手段)に格納される各動作
条件(格納アドレスNo.)毎の成立回数データや当該
ページャー1宛の受信データの総着信回数データに対し
て設定される。また、前記内部条件は、内部クロック7
a(計時手段)により計時された現在時刻(年,月,
日,時,分,秒)に対して設定される。
【0188】したがって、データ受信の際に、当該ペー
ジャー1におけるデータ受信回数や日時データを、当該
ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効と
している特定の機能を動作させるための内部条件として
設定できる。
【0189】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されてい
る通常動作時は無効としている報知制御(特定の機能)
は、スピーカー16、LED17、バイブレーター18
(報知手段)による報知を通常とは異なる報知形態で行
なう。
【0190】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該ページャー1による内部処理データに
対して設定された内部条件とがともに成立すること、等
の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該
ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効と
している報知制御が動作して、報知を通常とは異なる報
知形態で行なう。これにより、例えば、受信データに
“緊急”を示すメッセージデータが含まれていた場合
に、着信報知音を緊急用の報知音に変更することなどが
可能となる。
【0191】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されてい
る通常動作時は無効としている表示制御(特定の機能)
は、表示部11(表示手段)における表示を通常とは異
なる表示形態で行なう。
【0192】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該ページャー1による内部処理データに
対して設定された内部条件とがともに成立すること、等
の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該
ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効と
している表示制御が動作して、表示を通常とは異なる表
示形態で行なう。これにより、例えば、受信データの中
に“緊急”を示すメッセージデータが含まれていた場合
に、表示文字のサイズや字体を変更することなどが可能
となる。
【0193】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されてい
る通常動作時は無効としている表示制御(特定の機能)
は、画像データメモリ9j(画像記憶手段)に記憶され
た画像データを表示部11(表示手段)に表示する。
【0194】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該ページャー1による内部処理データに
対して設定された内部条件とがともに成立すること、等
の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該
ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効と
している表示制御が動作して、表示画面に画像表示を行
なう。これにより、例えば、受信データの中に“おめで
とう”を示すメッセージデータが含まれていた場合に、
このメッセージに対応する予め記憶された画像を表示す
ることなどが可能となる。
【0195】また、本第1の実施の形態におけるページ
ャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されてい
る通常動作時は無効としている機能拡張制御(特定の機
能)は、設定内容管理メモリ10a(拡張情報記憶手
段)に記憶されたフラグ情報(拡張情報)に基づいて、
当該ページャー1に設定されたフリーワード変換機能
や、メッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10
cにおけるデータ格納機能(通常の設定機能)を拡張す
る。
【0196】したがって、受信データに所定のデータが
含まれていること、受信データにデータの所定の組み合
わせが含まれていること、受信データに対して設定され
た外部条件と当該ページャー1による内部処理データに
対して設定された内部条件とがともに成立すること、等
の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該
ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効と
している機能拡張制御が動作して、当該ページャー1の
通常の設定機能を拡張する。これにより、例えば、自己
宛メッセージの受信回数に応じて使用可能なフリーワー
ドを段階的に増やしていく(拡張する)ことなどが可能
となる。
【0197】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態においては、データ受信の際に所定の動作条件が成立
すると、当該受信装置に予め設定されている通常動作時
は無効としている特定の機能が動作して、報知形態や表
示形態を変更したり、画像表示や設定機能の拡張を行な
うことにより、コミュニケーションツールとしての付加
的要素や一種の遊び的要素を加入者に対して提供するこ
とを可能とする場合について説明した。本第2の実施の
形態においては、他者から送信されて着信したメッセー
ジデータが所定の条件を満たす場合に、着信待機画面に
表示する背景画像を自動設定するページャー1について
説明する。
【0198】なお、本第2の実施の形態におけるページ
ャー1の回路構成は、図1に示す前記第1の実施の形態
におけるページャー1の回路構成とほぼ同様の構成であ
り、図1におけるROM9、RAM10、及び表示部1
1の各構成要素に変更が加えられるのみであるので、そ
れぞれをROM9’、RAM10’、表示部11’に置
き換えることとして全体の構成図の図示を省略し、以
下、変更内容についてのみ詳細に説明することとする。
【0199】ROM9’は、EEPROMよりなり、図
18に示すように、第1の実施の形態における図3と同
一のプログラムメモリ(PM)9a、キャラクタジェネ
レータメモリ(CG)9b、ダイアルデータ変換テーブ
ルメモリ(DT)9c、フリーワード変換マトリクスメ
モリ(FM)9d、シフトJISコード変換テーブルメ
モリ(ST)9e、定型句変換テーブルメモリ(TT)
9f、表示制御プログラムメモリ(DC)9g、報知制
御プログラムメモリ(FC)9h、機能拡張制御プログ
ラムメモリ(KC)9i、画像データメモリ(GC)9
j、メロディデータメモリ(LC)9kと、変更部分で
ある動作条件メモリ(CM)9m’、及び背景画像メモ
リ(BC)9nとにより構成されている。
【0200】動作条件メモリ(CM)9m’は、前記第
1の実施の形態において説明した着信制御処理(図11
参照)においてそのサブプログラムとして起動される表
示制御や報知制御、或いは機能拡張制御用の各プログラ
ムのプログラム名と、この各プログラムの起動条件(動
作条件)とを対応付けて記憶したプログラム動作条件テ
ーブル(図19参照)を格納するメモリエリアである。
【0201】この図19に示すプログラム動作条件テー
ブルにおいて、格納アドレスNo.10では、受信した
メッセージデータ(ダイアルデータ)に、フリーワード
開始コード“−−”(ダイアル入力「*2*2」)と、
フリーワード“つくる”(ダイアル入力「43239
3」)と、フリーワードによるキーワード(予め背景画
像メモリ(BC)9nに格納されているキーワード、図
20参照)と、画像データの表示位置を示す2桁の番号
とが順に含まれていれば、動作条件が成立し、「表示制
御プログラムVI」が起動され、このサブプログラムに基
づいて所定の背景画像の表示制御が行なわれることを意
味している。
【0202】また、背景画像メモリ(BC)9nは、着
信待ち時の基本画面において表示される画像データの、
画像データメモリ(GC)9j内の格納アドレスとキー
ワードとを対応づけて記憶した背景画像データテーブル
(図20参照)を格納するメモリエリアである。
【0203】この図20に示す背景画像データテーブル
において、例えば、GC格納アドレスNo.11では、
キーワード“いえ”(ダイアル入力「1214」)が対
応づけられている。また、画像データメモリ(GC)9
j内のGC格納アドレスNo.11には、図20の右欄
に示すような“いえ”を表す画像データが格納されてい
る。同様に、GC格納アドレスNo.14では、キーワ
ード“つき”(ダイアル入力「4322」)が対応づけ
られ、画像データメモリ(GC)9j内のGC格納アド
レスNo.14には、図20の右欄に示すような“つ
き”を表す画像データが格納されている等、背景画像メ
モリ(BC)9nには、複数のキーワードと画像データ
の格納アドレスNo.が対応づけられて格納されてい
る。
【0204】RAM10’は、図21に示すように、前
記第1の実施の形態における図7と同一のメッセージメ
モリ(MM)10b、アドレス帳メモリ(AM)10
c、動作条件成立カウントメモリ(DM)10d、キー
入力メモリ(IM)10eと、変更部分である設定内容
管理メモリ(MCM)10a’、及び基本画面表示制御
メモリ(DCM)10fとにより構成されている。
【0205】設定内容管理メモリ(MCM)10a’
は、図22に示すように、当該RAM10’のメッセー
ジメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cにおける受
信データや住所録データの格納上限本数、ROM9’の
フリーワード変換マトリクスメモリ9dに格納されたフ
リーワード変換マトリクス(前記第1の実施の形態にお
ける図5参照)における使用可能領域、ROM9’の表
示制御プログラムメモリ9gに格納された表示制御用の
各サブプログラムの中から実際にメッセージ表示の際に
使用する表示制御プログラム、報知制御プログラムメモ
リ9hに格納された報知制御用の各サブプログラムの中
から実際に報知時に使用する報知制御プログラム、機能
拡張制御プログラムメモリ9iに格納された機能拡張制
御用の各サブプログラムの中から実際に使用する機能拡
張制御プログラム、等をフラグにより管理するメモリエ
リアである。
【0206】さらに、設定内容管理メモリ10a’は、
当該RAM10’のメッセージメモリ10b及びアドレ
ス帳メモリ10cに現在格納されている受信データや住
所録データの格納本数を記憶するメモリエリアを有す
る。
【0207】なお、この図22に示す設定内容管理メモ
リ10a’において、フラグの値は、初回電源投入時に
おける初期状態を示している。すなわち、初期状態にお
いてRAM10’のメッセージメモリ10b及びアドレ
ス帳メモリ10cは、前記第1の実施の形態と同様に、
それぞれ15本及び12本の受信データ及び住所録デー
タを格納することが可能である。また、初期状態におい
て、フリーワード変換マトリクス(前記第1の実施の形
態における図5参照)は、ダイアル入力「11」〜「0
0」に対応する初期設定領域91の計100個が使用可
能であり、加えて、メッセージ表示の際には、「通常表
示制御プログラム」が起動されて通常の表示制御が行な
われ、報知の際には、「通常報知制御プログラム」が起
動されて通常の報知制御が行なわれる。また、初期状態
においては、いずれの「機能拡張制御プログラム」も起
動されない。
【0208】また、この設定内容管理メモリ10a’に
おける各フラグの値は、第1の実施の形態では、着信制
御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参
照)において、プログラム動作条件テーブル(図6参
照)に示した動作条件を満たした場合にCPU7により
書き換えられることとされていたが、本第2の実施の形
態では、図22に示す設定内容管理メモリ10a’にお
いて、図19に示すプログラム動作条件テーブル9m’
の格納アドレスNo.10に対応する表示制御プログラ
ムVIのフラグの値は、常時「1」(起動可能)に設定さ
れている。
【0209】基本画面表示制御メモリ(DCM)10f
は、着信時の画面から基本画面(着信待機画面)へ移行
する際に、基本画面に表示する画像データを表示指定位
置と対応づけて格納する基本画面画像テーブル(図23
参照)を記憶するメモリエリアである。この図23にお
いて、基本画面画像テーブルは、表示部11’上に設定
された表示指定位置11a’((01〜22)図24参
照)と、背景画像となる画像データの画像データメモリ
(GC)9j内の格納位置とを対応づけて記憶してい
る。
【0210】表示部11’は、例えばドットマトリクス
タイプの液晶表示パネルにより構成され、図1に示すド
ライバ13からの表示データに基づいて受信メッセージ
やアニメーション(動画)等を表示する。この表示部1
1’の表示画面には、図24に示すような表示位置が設
定されている。すなわち、表示部11’の表示画面は縦
4×横11の表示ブロックで構成され、このうち1行目
と4行目(図中にハッチングで示す表示指定位置11
a’)には、表示位置が2桁の番号(01〜22)で定
義されており、前記基本画面表示制御メモリ(DCM)
10fに記憶されたデータに基づく画像データが表示さ
れる。
【0211】以上が、本第2の実施の形態におけるペー
ジャー1の前記第1の実施の形態におけるページャー1
との構成上の相違点である。
【0212】次に、本第2の実施の形態におけるページ
ャー1の動作について説明する。前記第1の実施の形態
の着信制御処理(図11参照)と同様の処理において、
着信待機時においては表示部11’は、図26に示すよ
うな基本画面を表示しているが、例えば、ページャー1
が受信データ(メッセージデータ)としてダイアルデー
タで“*2*243239343220096”を着信
すると、CPU7はメッセージ表示処理において、この
メッセージデータの先頭から順に、“*2*2”はフリ
ーワード開始コード、“432393”は「つくる」
(フリーワード)、“4322”は「つき」(フリーワ
ードによるキーワード(図20参照))、“0096”
は「01」(フリーワード)であることを解析する。
【0213】そして、この解析結果より表示部11’
は、図27に示すように「つくるつき01」を表示する
とともに、CPU7は、キーワード「つくる」と、背景
画像メモリ(BC)9nに設定されている「つき」を検
出したことにより、プログラム動作条件テーブル(図1
9参照)において格納アドレスNo.10の動作条件の
成立を検出し、「表示制御プログラムVI」を起動させ
る。
【0214】この「表示制御プログラムVI」においてC
PU7は、図25に示すように背景画像メモリ(BC)
9nに設定されている「つき」のGC格納アドレスN
o.14を、「つくるつき」の後に指定された表示指定
位置「01」に対応づけて基本画面表示制御メモリ(D
CM)10fに設定する。そして、キー入力部14の操
作(いずれのキー操作でもよい)を検出すると、基本画
面(着信待機画面)に戻り、図25に示すように基本画
面表示制御メモリ(DCM)10fに設定されたデータ
に基づいて、図28に示すように、表示部11’の表示
指定位置「01」の位置に、背景画像データ11b’
(図28中では月の画像)を表示する。
【0215】なお、基本画面の表示においては、すでに
画像データが設定されている表示指定位置に新規に画像
データを設定するメッセージデータを着信した場合は、
常時上書きされるものとする。
【0216】以上のようなことから、本第2の実施の形
態におけるページャー1によれば、CPU7(検出手段
及び制御手段)は、アンテナ2、受信部3、デコーダー
4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、ID
−ROM8等からなるデータ受信部(受信手段)によっ
て受信された受信データより、動作条件メモリ9m’の
プログラム動作条件テーブルに記憶された所定のメッセ
ージデータを検出すると、当該データに対応するサブプ
ログラムとしてROM9’から、表示制御プログラムVI
を読み出して起動し、この表示制御プログラムVIに基づ
いて表示部11’の所定の表示位置に背景画像を表示す
る。
【0217】したがって、ユーザー自身の設定によって
背景画像の設定を行うだけでなく、他者から着信したメ
ッセージデータによって背景画像が設定されるため、送
信者、受信者の双方にとってのページャー1によるメッ
セージのやりとりの楽しみを増すことができる。
【0218】以上、本発明を実施の形態に基づいて具体
的に説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に変
更可能であることは勿論である。
【0219】例えば、上記実施の形態例においては、本
発明を高度無線呼出方式に対応するページング受信機1
に適用した場合について述べたが、これは前記ページン
グ受信機に限定されるものではなく、例えば、NTT方
式やPOCSAG方式のページング受信機であってもよ
い。また、上記実施の形態例は、本発明をページング受
信機に適用した場合について述べたが、文字放送を受信
できるFM文字多重放送受信機、テレターミナルシステ
ム等のMCAデータ通信システムで活用されているPD
A(Personal Digital Assistant)、及びデータ通信機
能を備えた携帯電話、PHS、スマートフォン(Smart
Phone )等に本発明を適用してもよい。更には、電子メ
ールシステム等のデータ受信端末であっても良い。
【0220】
【発明の効果】請求項1、11、及び36記載の発明に
よれば、受信データに所定のデータが含まれていれば、
予め設定されている通常動作時は無効としている特定の
機能をデータ受信に応答して動作させることができる。
【0221】請求項2〜5記載の発明によれば、データ
受信の際に、受信データとしてのメッセージデータ、メ
ッセージの表示態様を制御する制御データ、定期的に受
信される当該受信装置を制御する制御データ、当該受信
装置に個別に設定された識別データ、に含まれる所定の
データを検出することにより、当該受信装置に予め設定
されている通常動作時は無効としている特定の機能を動
作させることができる。
【0222】請求項12、22、及び37記載の発明に
よれば、受信データにデータの所定の組み合わせが含ま
れていれば、予め設定されている通常動作時は無効とし
ている特定の機能をデータ受信に応答して動作させるこ
とができる。
【0223】請求項13〜16記載の発明によれば、メ
ッセージデータ、メッセージの表示態様を制御する制御
データ、定期的に受信される当該受信装置を制御する制
御データ、当該受信装置に個別に設定された識別デー
タ、に含まれるデータを、当該受信装置に予め設定され
ている通常動作時は無効としている特定の機能を動作さ
せるための受信データに含まれるデータの所定の組み合
せを構成する個々のデータとして設定できる。
【0224】請求項23、35、及び38記載の発明に
よれば、データ受信の際に、受信データに対して設定さ
れた外部条件と内部処理データに対して設定された内部
条件とがともに成立すれば、予め設定されている通常動
作時は無効としている特定の機能を動作させることがで
きる。
【0225】請求項24〜28記載の発明によれば、デ
ータ受信の際に、受信データとしてのメッセージデー
タ、メッセージの表示態様を制御する制御データ、定期
的に受信される当該受信装置を制御する制御データ、当
該受信装置に個別に設定された識別データ、に所定のデ
ータを含んでいることを、当該受信装置に予め設定され
ている通常動作時は無効としている特定の機能を動作さ
せるための外部条件として設定できる。
【0226】請求項29及び30記載の発明によれば、
データ受信の際に、当該受信装置におけるデータ受信回
数や日時データを、当該受信装置に予め設定されている
通常動作時は無効としている特定の機能を動作させるた
めの内部条件として設定できる。
【0227】請求項6、17、及び31記載の発明によ
れば、受信データに所定のデータが含まれていること、
受信データにデータの所定の組み合わせが含まれている
こと、受信データに対して設定された外部条件と当該受
信装置による内部処理データに対して設定された内部条
件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデー
タ受信の際に成立すれば、当該受信装置に予め設定され
ている通常動作時は無効としている特定の機能が動作し
て、報知を通常とは異なる報知形態で行なう。これによ
り、例えば、受信データに“緊急”を示すメッセージデ
ータが含まれていた場合に、着信報知音を緊急用の報知
音に変更することができる等、受信装置の使い勝手を向
上することができる。
【0228】請求項7、18、及び32記載の発明によ
れば、受信データに所定のデータが含まれていること、
受信データにデータの所定の組み合わせが含まれている
こと、受信データに対して設定された外部条件と当該受
信装置による内部処理データに対して設定された内部条
件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデー
タ受信の際に成立すれば、当該受信装置に予め設定され
ている通常動作時は無効としている特定の機能が動作し
て、表示を通常とは異なる表示形態で行なう。これによ
り、例えば、受信データの中に“緊急”を示すメッセー
ジデータが含まれていた場合に、表示文字のサイズや字
体を変更することができる等、受信メッセージの表示形
態の多様化を図ることができる。
【0229】請求項8、19、及び33記載の発明によ
れば、受信データに所定のデータが含まれていること、
受信データにデータの所定の組み合わせが含まれている
こと、受信データに対して設定された外部条件と当該受
信装置による内部処理データに対して設定された内部条
件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデー
タ受信の際に成立すれば、当該受信装置に予め設定され
ている通常動作時は無効としている特定の機能が動作し
て、表示画面に画像表示を行なう。これにより、例え
ば、受信データの中に“おめでとう”を示すメッセージ
データが含まれていた場合に、このメッセージに対応す
る予め記憶された画像を表示することができる等、受信
メッセージの表現形態の多様化を図ることができる。
【0230】請求項9、及び20記載の発明によれば、
ユーザー自身の設定によって画像の表示を行うだけでな
く、他者から着信したメッセージデータによって画像が
表示されるため、送信者、受信者の双方にとっての受信
装置によるメッセージのやりとりの楽しみを増すことが
できる。
【0231】請求項10、21、及び34記載の発明に
よれば、受信データに所定のデータが含まれているこ
と、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれて
いること、受信データに対して設定された外部条件と当
該受信装置による内部処理データに対して設定された内
部条件とがともに成立すること、等の所定の動作条件が
データ受信の際に成立すれば、当該受信装置に予め設定
されている通常動作時は無効としている特定の機能が動
作して、当該受信装置の通常の設定機能を拡張する。こ
れにより、例えば、自己宛メッセージの受信回数に応じ
て使用可能なフリーワードを段階的に増やしていく(拡
張する)ことができる等、加入者に対するサービス内容
の充実を図ることができる。
【0232】また、以上のようなことから本発明によれ
ば、データ受信の際に所定の動作条件が成立すると、当
該受信装置に予め設定されている通常動作時は無効とし
ている特定の機能が動作して、報知形態や表示形態を変
更したり、画像表示や設定機能の拡張を行なう。したが
って、どのような動作条件に基づいてこのような機能が
動作するのかといった疑問をユーザーに対して提示する
こととなり、当該受信装置に対するユーザーの興趣を高
めることができ、また、その動作条件を把握することに
よって該機能による様々な効果を得ることができる等、
コミュニケーションツールとしての付加的要素や一種の
遊び的要素を加入者に対して提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態におけるペ
ージャー1の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1のID−ROM8のメモリ構成を示す図で
ある。
【図3】図1のROM9のメモリ構成を示す図である。
【図4】図3のダイアルデータ変換テーブルメモリ(D
T)に格納されるダイアルデータ変換テーブルについて
示す図である。
【図5】図3のフリーワード変換マトリクスメモリ(F
M)に格納されるフリーワード変換マトリクスについて
示す図である。
【図6】図3の動作条件メモリ(CM)に格納されるプ
ログラム動作条件テーブルについて示す図(その1)で
ある。
【図7】図1のRAM10のメモリ構成を示す図であ
る。
【図8】図7の設定内容管理メモリ(MCM)のメモリ
構成を示す図である。
【図9】図7のメッセージメモリ(MM)のメモリ構成
を示す図である。
【図10】図7のアドレス帳メモリ(AM)のメモリ構
成を示す図である。
【図11】図1のCPU7において実行される着信制御
処理のフローチャートである。
【図12】図11の着信制御処理において実行される受
信メッセージの表示制御の一例について示す図(その
1)である。
【図13】図11の着信制御処理において実行される受
信メッセージの表示制御の一例について示す図(その
2)である。
【図14】図11の着信制御処理において実行される機
能拡張制御の一例について示す図である。
【図15】図11の着信制御処理において実行される受
信メッセージの表示及び報知制御の一例について示す図
である。
【図16】図3の動作条件メモリ(CM)に格納される
プログラム動作条件テーブルについて示す図(その2)
である。
【図17】図1のCPU7において実行されるキー入力
制御処理のフローチャートである。
【図18】本発明を適用した第2の実施の形態における
ページャー1を構成するROM9’のメモリ構成を示す
図である。
【図19】図18に示す動作条件メモリ(CM)9m’
に格納されるプログラム動作条件テーブルについて示す
図である。
【図20】図18に示す背景画像メモリ(BC)9nに
格納される背景画像データテーブルについて示す図であ
る。
【図21】RAM10’のメモリ構成を示す図である。
【図22】図21の設定内容管理メモリ(MCM)10
a’のメモリ構成を示す図である。
【図23】図21に示す基本画面表示制御メモリ(DC
M)10fに格納される基本画面画像テーブルについて
示す図である。
【図24】表示部11’の表示指定位置11a’を示す
図である。
【図25】本発明を適用した第2の実施の形態における
ページャー1において、メッセージデータを受信した場
合に基本画面表示制御メモリ(DCM)10fに格納さ
れるデータの一例を示す図である。
【図26】表示部11’の基本画面(着信待機時の画
面)の一例を示す図である。
【図27】表示部11’の着信時の画面の一例を示す図
である。
【図28】図27に示す例の着信画面から切り替わった
後の、所定の背景画像が表示された基本画面を示す図で
ある。
【図29】高度無線呼出方式におけるデータ構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 ページャー 2 アンテナ 3 受信部 4 デコーダー 5 バッファメモリ 6 デインターリーブ回路 7 CPU 7a 内部クロック 8 ID−ROM 9 ROM 9a プログラムメモリ(PM) 9b キャラクタジェネレータメモリ(CG) 9c ダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT) 9d フリーワード変換マトリクスメモリ(FM) 91 初期設定領域 92 拡張領域 92a〜92e サブ領域 9e シフトJISコード変換テーブルメモリ(S
T) 9f 定型句変換テーブルメモリ(TT) 9g 表示制御プログラムメモリ(DC) 9h 報知制御プログラムメモリ(FC) 9i 機能拡張制御プログラムメモリ(KC) 9j 画像データメモリ(GC) 9k メロディデータメモリ(LC) 9m 動作条件メモリ(CM) 10 RAM 10a 設定内容管理メモリ(MCM) 10b メッセージメモリ(MM) 101 初期設定領域 102 拡張領域 10c アドレス帳メモリ(AM) 111 初期設定領域 112 拡張領域 10d 動作条件成立カウントメモリ(DM) 10e キー入力メモリ(IM) 11 表示部 11a,11b,11c 表示窓 12 ELバックライト 13 ドライバ 14 キー入力部 14a メインスイッチ 14b メモリキー 14c セレクトキー 14d セットキー 15 ドライバ 16 スピーカー 17 LED 18 バイブレーター 19 バス 20 電源電池

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の機能が予め無効に設定された受信装
    置において、 データを受信する受信手段と、 この受信手段による受信データより所定のデータを検出
    する検出手段と、 この検出手段により所定のデータが検出されると、前記
    特定の機能が有効となるように設定する制御手段とを備
    えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】前記受信データに基づいてメッセージを表
    示する表示手段を更に備え、 前記所定のデータは、前記表示手段に表示されるメッセ
    ージ自身を示すメッセージデータに含まれることを特徴
    とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】前記受信データに基づいてメッセージを表
    示する表示手段を更に備え、 前記所定のデータは、前記表示手段に表示されるメッセ
    ージの表示態様を制御する制御データに含まれることを
    特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 【請求項4】前記所定のデータは、前記受信手段により
    定期的に受信される当該受信装置を制御する制御データ
    に含まれることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  5. 【請求項5】前記所定のデータは、当該受信装置に個別
    に設定された識別データに含まれることを特徴とする請
    求項1記載の受信装置。
  6. 【請求項6】報知手段を更に備え、 前記特定の機能とは、この報知手段による報知を通常と
    は異なる報知形態で行なう機能であることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の受信装置。
  7. 【請求項7】前記特定の機能とは、前記表示手段におけ
    る表示を通常とは異なる表示形態で行なう機能であるこ
    とを特徴とする請求項2、又は3に記載の受信装置。
  8. 【請求項8】画像データを記憶する画像記憶手段を更に
    備え、 前記特定の機能とは、この画像記憶手段に記憶された画
    像データを前記表示手段に表示する機能であることを特
    徴とする請求項2、又は3に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】画像データを記憶する画像記憶手段を更に
    備え、 前記特定の機能とは、前記表示手段が、受信データに基
    づくメッセージを表示するモード以外でも、前記所定の
    データに基づく画像データを表示することを特徴とする
    請求項2、又は3に記載の受信装置。
  10. 【請求項10】当該受信装置に通常に設定された機能の
    拡張情報を記憶する拡張情報記憶手段を更に備え、 前記特定の機能とは、この拡張情報記憶手段に記憶され
    た拡張情報に基づいて前記通常の設定機能を拡張する機
    能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の受信装置。
  11. 【請求項11】前記所定のデータ及び前記特定の機能は
    それぞれ複数種あり、かつ、各所定のデータはそれぞれ
    複数種の特定の機能のうちの少なくとも一つと対応付け
    られており、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された所定の
    データと、前記所定のデータと前記特定の機能との対応
    付けに基づいて、特定の機能を有効に設定し直すことを
    特徴とする請求項1記載の受信装置。
  12. 【請求項12】特定の機能が予め無効に設定された受信
    装置において、 データ列を受信する受信手段と、 この受信手段による受信データ列よりデータの所定の組
    み合わせを検出する検出手段と、 この検出手段によりデータの所定の組み合わせが検出さ
    れると、前記特定の機能が有効となるように設定する制
    御手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  13. 【請求項13】前記受信データ列に基づいてメッセージ
    を表示する表示手段を更に備え、 前記データの所定の組み合わせの少なくとも一つ以上の
    データは、前記表示手段に表示されるメッセージ自身を
    示すメッセージデータに含まれることを特徴とする請求
    項12記載の受信装置。
  14. 【請求項14】前記受信データ列に基づいてメッセージ
    を表示する表示手段を更に備え、 前記データの所定の組み合わせの少なくとも一つ以上の
    データは、前記表示手段に表示されるメッセージの表示
    態様を制御する制御データに含まれることを特徴とする
    請求項12記載の受信装置。
  15. 【請求項15】前記データの所定の組み合わせの少なく
    とも一つ以上のデータは、前記受信手段により定期的に
    受信される当該受信装置を制御する制御データに含まれ
    ることを特徴とする請求項12記載の受信装置。
  16. 【請求項16】前記データの所定の組み合わせの少なく
    とも一つ以上のデータは、当該受信装置に個別に設定さ
    れた識別データに含まれることを特徴とする請求項12
    記載の受信装置。
  17. 【請求項17】報知手段を更に備え、 前記特定の機能とは、この報知手段による報知を通常と
    は異なる報知形態で行なう機能であることを特徴とする
    請求項12〜16のいずれかに記載の受信装置。
  18. 【請求項18】前記特定の機能とは、前記表示手段にお
    ける表示を通常とは異なる表示形態で行なう機能である
    ことを特徴とする請求項13、又は14に記載の受信装
    置。
  19. 【請求項19】画像データを記憶する画像記憶手段を更
    に備え、 前記特定の機能とは、この画像記憶手段に記憶された画
    像データを前記表示手段に表示する機能であることを特
    徴とする請求項13、又は14に記載の受信装置。
  20. 【請求項20】画像データを記憶する画像記憶手段を更
    に備え、 前記特定の機能とは、前記表示手段が、受信データに基
    づくメッセージを表示するモード以外でも、前記データ
    の所定の組み合わせに基づく画像データを表示すること
    を特徴とする請求項13、又は14に記載の受信装置。
  21. 【請求項21】当該受信装置に通常に設定された機能の
    拡張情報を記憶する拡張情報記憶手段を更に備え、 前記特定の機能とは、この拡張情報記憶手段に記憶され
    た拡張情報に基づいて前記通常の設定機能を拡張する機
    能であることを特徴とする請求項12〜16のいずれか
    に記載の受信装置。
  22. 【請求項22】前記データの所定の組み合わせ及び前記
    特定の機能はそれぞれ複数種あり、かつ、各データの所
    定の組み合わせはそれぞれ複数種の特定の機能のうちの
    少なくとも一つと対応付けられており、 前記制御手段は、前記検出手段により検出されたデータ
    の所定の組み合わせと、前記データの所定の組み合わせ
    と前記特定の機能との対応付けに基づいて、特定の機能
    を有効に設定し直すことを特徴とする請求項12記載の
    受信装置。
  23. 【請求項23】特定の機能が予め無効に設定された受信
    装置において、 受信データに対して設定された外部条件と当該受信装置
    による内部処理データに対して設定された内部条件とを
    記憶する記憶手段と、 データを受信する受信手段と、 この受信手段によりデータが受信された際、受信データ
    による外部条件と当該受信装置の内部処理データによる
    内部条件とがともに成立したことを、前記記憶手段を参
    照することにより検出する検出手段と、 この検出手段により前記双方の条件がともに成立したこ
    とが検出されると、前記特定の機能が有効となるように
    設定する制御手段とを備えたことを特徴とする受信装
    置。
  24. 【請求項24】前記外部条件は、前記受信データに所定
    のデータが含まれることであることを特徴とする請求項
    23記載の受信装置。
  25. 【請求項25】前記受信データに基づいてメッセージを
    表示する表示手段を更に備え、 前記所定のデータは、この表示手段に表示されるメッセ
    ージ自身を示すメッセージデータに含まれることを特徴
    とする請求項24記載の受信装置。
  26. 【請求項26】前記受信データに基づいてメッセージを
    表示する表示手段を更に備え、 前記所定のデータは、前記表示手段に表示されるメッセ
    ージの表示態様を制御する制御データに含まれることを
    特徴とする請求項24記載の受信装置。
  27. 【請求項27】前記所定のデータは、前記受信手段によ
    り定期的に受信される当該受信装置を制御する制御デー
    タに含まれることを特徴とする請求項24記載の受信装
    置。
  28. 【請求項28】前記所定のデータは、当該受信装置に個
    別に設定された識別データに含まれることを特徴とする
    請求項24記載の受信装置。
  29. 【請求項29】前記受信手段によるデータの受信回数を
    記憶する受信回数記憶手段を更に備え、 前記内部条件は、この受信回数記憶手段に記憶された受
    信回数に対して設定された条件であることを特徴とする
    請求項23記載の受信装置。
  30. 【請求項30】計時手段を更に備え、 前記内部条件は、この計時手段により計時された日時デ
    ータに対して設定された条件であることを特徴とする請
    求項23記載の受信装置。
  31. 【請求項31】報知手段を更に備え、 前記特定の機能とは、この報知手段による報知を通常と
    は異なる報知形態で行なう機能であることを特徴とする
    請求項23〜30のいずれかに記載の受信装置。
  32. 【請求項32】前記特定の機能とは、前記表示手段にお
    ける表示を通常とは異なる表示形態で行なう機能である
    ことを特徴とする請求項25、又は26に記載の受信装
    置。
  33. 【請求項33】画像データを記憶する画像記憶手段を更
    に備え、 前記特定の機能とは、この画像記憶手段に記憶された画
    像データを前記表示手段に表示する機能であることを特
    徴とする請求項25、又は26に記載の受信装置。
  34. 【請求項34】当該受信装置に通常に設定された機能の
    拡張情報を記憶する拡張情報記憶手段を更に備え、 前記特定の機能とは、この拡張情報記憶手段に記憶され
    た拡張情報に基づいて前記通常の設定機能を拡張する機
    能であることを特徴とする請求項23〜30のいずれか
    に記載の受信装置。
  35. 【請求項35】前記外部条件、前記内部条件、及び前記
    特定の機能はそれぞれ複数種あり、かつ、前記各外部条
    件と前記各内部条件とは、それぞれ複数種の特定の機能
    のうちの少なくとも一つと対応付けられて前記記憶手段
    に記憶され、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された外部条
    件と内部条件との成立と、前記記憶手段に記憶された前
    記外部条件、前記内部条件、前記特定の機能との対応付
    けに基づいて、特定の機能を有効に設定し直すことを特
    徴とする請求項23記載の受信装置。
  36. 【請求項36】特定の機能が予め無効に設定されたデー
    タ受信システムの受信データ処理方法において、 受信されたデータより所定のデータが検出されると、前
    記特定の機能が有効となるように設定することを特徴と
    する受信データ処理方法。
  37. 【請求項37】特定の機能が予め無効に設定されたデー
    タ受信システムの受信データ処理方法において、 受信されたデータ列よりデータの所定の組み合わせが検
    出されると、前記特定の機能が有効となるように設定す
    ることを特徴とする受信データ処理方法。
  38. 【請求項38】特定の機能が予め無効に設定されたデー
    タ受信システムの受信データ処理方法において、 受信されたデータに対して設定された外部条件と当該受
    信装置による内部処理データに対して設定された内部条
    件とを記憶し、受信されたデータによる外部条件と当該
    受信装置の内部処理データによる内部条件とがともに成
    立したことが検出されると、前記特定の機能が有効とな
    るように設定することを特徴とする受信データ処理方
    法。
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