JPH11196180A - 受信データ管理システム - Google Patents

受信データ管理システム

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JPH11196180A
JPH11196180A JP9341687A JP34168797A JPH11196180A JP H11196180 A JPH11196180 A JP H11196180A JP 9341687 A JP9341687 A JP 9341687A JP 34168797 A JP34168797 A JP 34168797A JP H11196180 A JPH11196180 A JP H11196180A
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JP
Japan
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information service
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Application number
JP9341687A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Shiina
靖彦 椎名
Yuji Enoki
勇司 榎
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11196180A publication Critical patent/JPH11196180A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、格納された各情報サービスデータ
の重要度を判別し、情報サービスデータを上書きする際
に、重要度の低い情報を優先的に削除、若しくはデータ
圧縮して、情報のタイトルやヘッドラインは残すように
する受信データ管理システムを提供することである。 【解決手段】 CPU106は、着信処理に際して、R
AM111内のIPメッセージメモリエリア111b内
の格納領域を調べ、新たに受信した情報サービスデータ
を上書きすることなく保存できる空き容量がある場合
は、通常の格納処理を行う。また、空き容量がない場合
は、情報重要度判定処理を実行し、IPメッセージメモ
リエリア111b内に保存されている各情報サービスデ
ータについて、フラグA、B、C、の値に基づいてその
重要度を判定し、判定処理結果に従って重要度の低い情
報サービスデータを削除して空き容量を確保した後、こ
の空き容量に前記新たに受信した情報サービスデータを
格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線呼出し(以下
にページングと称する)システムを利用した情報通信シ
ステム等に適用される受信データ管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電話回線を使用した文字情報の送
受を行う通信システムとしては、無線ページングシステ
ムやホームバンキングシステムなどがある。そして、無
線ページングシステムにおける送信データフォーマット
としては、POCSAG方式がある。
【0003】しかしながら、近年の移動体通信技術の発
達に伴ってサービス利用料金の値下げや、ビジネスユー
スのみならずパーソナルユース、特に、若年層への普及
が進んだ結果、サービス加入者が増加して、十分なサー
ビスの提供が困難になっている。
【0004】このように、最近の急激な需要の増加や機
能の拡張に伴って、サービスも高度にする必要があり、
その結果、標準規格「RCR STD−43」で規定さ
れた高度ページング方式が導入されている。
【0005】まず、この高度ページング方式について以
下に簡単に説明する。この高度ページング方式に採用さ
れるデータ構成を図27に示す。図27において、Aは
1時間周期で送信されるサイクルデータ構成、Bは上記
サイクルデータ構成Aにおける1サイクルのフレームデ
ータ構成、Cは上記フレームデータ構成Bにおける1フ
レーム内のデータ構成、そして、Dは1フレームのブロ
ック構成を示している。サイクルデータ構成Aは、“N
o.0”から“No.14”までの番号が付けられた1
5個のサイクルよりなる。
【0006】又、フレームデータ構成Bは、“No.
0”から“No.127”までの番号が付けられた12
8個のフレームよりなり、これは4分周期で送信され
る。1フレームはデータ長が1.875秒あり、データ
構成Cにおいて、1フレームのデータの中はそのデータ
内容に応じて8つに区分されている。
【0007】これら8つのデータ内容はデータ構成C、
ブロック構成Dで示されるように、先頭部より、同期部
1(S1)C1、フレーム情報(FI)C2、同期部2
(S2)C3からなる115ミリ秒で送信される同期信
号部D1と、ブロック情報(BI)C4、アドレスフィ
ールド(AF)C5、ベクトルフィールド(VF)C
6、メッセージフィールド(MF)C7、及びアイドル
ブロック(IB)C8の、データ属性に応じて5種類に
区分されたデータよりなり、1ブロックにつき、フレー
ムタイプに応じて8〜32ワード(32ビットを1ワー
ドとして)格納される160ミリ秒で11ブロックで送
信されるインターリーブブロック部D2とで構成され
る。
【0008】同期信号部D1の内、同期部1(S1)C
1は、2値FSK変調された1600BPSの112ビ
ットから構成され、当該フレームの受信タイミングや1
600BPSシンボルデータの受信タイミング、及びイ
ンターリーブブロック部D2が、以下の4種類のフレー
ムタイプのうちどのフレームタイプでインターリーブ送
信されるか、その送信形態を示す情報が含まれている。
【0009】1.2値FSK変調/1600BPS 2.2値FSK変調/3200BPS 3.4値FSK変調/3200BPS 4.4値FSK変調/6400BPS フレーム情報(FI)C2は、2値FSK変調された1
600BPSの32ビットで構成され、サイクルデータ
構成Aにおいて当該フレームが属するサイクルのサイク
ルNo.のデータ(4ビット)、そしてこのサイクルN
o.のサイクルにおいて、当該フレームが属するフレー
ムNo.のデータ(7ビット)、及び複数回送信表示、
及びその送信回数を規定する情報が格納される。
【0010】同期部2(S2)C3、及びブロック情報
(BI)C4からアイドルブロック(IB)C8までの
インターリーブブロック部D2は、上記同期部1(S
1)C1で規定されたフレームタイプで送信されるデー
タが格納されている。
【0011】同期部2(S2)C3は同期部1(S1)
C1で規定された変調方式及び伝送速度で送信されるイ
ンターリーブブロック部D2に対し、呼び出されたペー
ジャーが取り込めるようにタイミング情報を与えるブロ
ックである。
【0012】ブロック情報(BI)C4は、インターリ
ーブブロック部D2のブロック#0にある、通常は1ワ
ードで構成されたデータであり、本フィールドが終了
し、後述のアドレスフィールド(AF)C5の開始点と
なるワード番号(2ビット)、及びベクトルフィールド
(VF)C6の開始点となるワード番号(6ビット)等
の情報等を格納するブロック情報1が格納される。又、
システムから定期的に送信されるブロック情報は2、
3、又は4ワードあり、サイマルキャストシステムI
D、そして、フレームNo.が0の時はカレンダー、実
時間情報、タイムゾーン、及びシステムメッセージが格
納される。
【0013】アドレスフィールド(AF)C5は、発呼
先のページャーのアドレスデータを格納するフィールド
であり、ショートアドレス(32ビット)、又はロング
アドレス(64ビット)を格納する。
【0014】ベクトルフィールド(VF)C6は、アド
レスフィールド(AF)C5と対を成し、後述のメッセ
ージフィールド(MF)C7における自己メッセージデ
ータが開始されるワード番号、及び自己メッセージデー
タのデータ長を示すワード数、及び自己メッセージデー
タのデータ形態等の情報を格納するフィールドである。
【0015】メッセージフィールド(MF)C7は、ベ
クトルフィールド(VF)C6で規定された情報に応じ
たメッセージデータを格納するフィールドである。そし
て、アイドルブロック(IB)C8は、未使用ブロック
であり、ここには“1”又は“0”のビットパターンデ
ータがセットされる。
【0016】また、図27に示した上述の送信データフ
ォーマットは、それぞれa,b,c,dの4つの独立し
たフェーズで時系列的に平行してインターリーブ送信さ
れる。すなわち、STD−43方式を採用すれば、ペー
ジングサービス会社はこの4つのフェーズを単独または
2乃至4つ使用することにより、内容の異なる1フレー
ムのデータを多重化して一度に送信することも可能であ
る。
【0017】この高度ページング方式では、以上のデー
タ構成を利用して提供されるサービスとして、基本的な
ページングサービス(個別呼出し)の他に、ページング
受信機(以下、ページャーという)の着信アドレス毎に
センター側設備からのメッセージデータにメッセージ番
号を付加して送信し、又、センターでもこの送信したメ
ッセージデータを管理する「メッセージ通番サービス」
や、センターから為替相場等種々の情報をページャー利
用者に提供する「情報サービス」等がある。
【0018】この高度ページング方式に対応するページ
ャーを利用する加入者は、基本サービスと付加的なこれ
らのサービスを選択することができ、例えば、上記「情
報サービス」を選択した場合は、種々の情報提供会社か
ら種々の情報を受信することができる。
【0019】このような高度ページング方式において、
ページングセンターから情報サービスの契約利用者のペ
ージャーに情報サービスデータを送信する場合、例えば
送信フレームNo.と対応づけて30分等の所定期間毎
に情報サービスデータを送信するようになっており、ペ
ージャー側では定期的に送信される情報サービスデータ
を逐次報知処理せずに内蔵メモリに上書きしながら格納
している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のページャーでは、定期的に送信される情報サ
ービスデータを逐次受信し、その受信した順番で内蔵メ
モリに上書きして格納させるようにしていたため、新た
な情報サービスデータを受信した際に内蔵メモリに空き
容量が無い場合、これまでに内蔵メモリに格納されてい
た情報サービスデータを、利用者にとって興味がある内
容の情報であるか否か、あるいは未読であるか否か等に
かかわらず、例えば受信日時の古い順に消去してしまう
という問題があった。
【0021】また、このように新たな情報サービスデー
タを上書きする際には、以前に受信した一つの情報サー
ビスデータを全て消去してしまうことから、該情報サー
ビスデータを利用者が未確認であった場合、利用者は受
信した情報サービスデータがどのような内容であったの
か、その概略すらわからず情報提供サービスとして使い
勝手に欠けるという問題があった。
【0022】本発明の課題は、格納された各情報サービ
スデータの重要度を判断し、情報サービスデータを上書
きする際に、重要度の低い情報を優先的に削除、若しく
はデータ圧縮して、情報のタイトルやヘッドラインは残
すようにする受信データ管理システムを提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の受
信データ管理システムは、第1のデータとデータ量がこ
の第1のデータより大きい第2のデータとを受信する受
信手段と、この受信手段により受信された第1のデータ
と第2のデータとを関連付けて記憶する記憶手段と、こ
の記憶手段の空き容量を管理する空き容量管理手段と、
前記受信手段によって新たに第1のデータと第2のデー
タとを受信すると、この受信された第1のデータと第2
のデータとの総データ量と、前記空き容量管理手段によ
って管理される前記記憶手段の空き容量とを比較する比
較手段と、この比較手段による比較の結果、前記受信さ
れた第1のデータと第2のデータとの総データ量は空き
容量より大きく、受信された第1のデータ量は空き容量
より小さいと判別すると、前記受信された第1のデータ
と第2のデータの内、第1のデータのみを前記記憶手段
に記憶させる記憶制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0024】この請求項1記載の発明の受信データ管理
システムによれば、受信手段により受信された第1のデ
ータとデータ量がこの第1のデータより大きい第2のデ
ータとを関連付けて記憶手段に記憶し、この記憶手段の
空き容量を空き容量管理手段により管理し、前記受信手
段によって新たに第1のデータと第2のデータとを受信
すると、比較手段により、この受信された第1のデータ
と第2のデータとの総データ量と、前記空き容量管理手
段によって管理される前記記憶手段の空き容量とを比較
し、この比較の結果、前記受信された第1のデータと第
2のデータとの総データ量は空き容量より大きく、受信
された第1のデータ量は空き容量より小さいと判別する
と、記憶制御手段により、前記受信された第1のデータ
と第2のデータの内、第1のデータのみを前記記憶手段
に記憶させる。
【0025】したがって、受信した新たなデータを上書
きして保存しなければならない場合に、第1のデータの
みを保存することにより、受信した情報の第1のデータ
は確認することができるため、情報提供サービス機能の
使い勝手を向上することができる。
【0026】また、請求項2に記載する発明のように、
請求項1記載の受信データ管理システムにおいて、前記
記憶手段に記憶された第2のデータが確認されたか否か
を判別する判別手段と、前記比較手段による比較の結
果、前記受信された第1のデータと第2のデータとの
内、第1のデータのデータ量が空き容量より大きいと判
別すると、前記判別手段により未確認と判別された第2
のデータを削除する削除手段と、を更に備える構成であ
ってもよい。
【0027】この請求項2記載の発明の受信データ管理
システムによれば、受信した新たなデータを上書きして
保存しなければならない場合に、既に保存されているデ
ータにおいて第2のデータを利用者が確認したか否かに
より、各データの重要度を判別し、重要度の低い第2の
データを優先的に削除することにより、利用者にとって
重要な情報は残すことができる。また、削除した第2の
データに対応する第1のデータは残すようにしたため、
利用者が未確認である重要度の低いデータにおいても、
第1のデータのみは確認することができ、情報提供サー
ビス機能の使い勝手を向上することができる。
【0028】また、請求項3に記載する発明のように、
請求項1記載の受信データ管理システムにおいて、前記
記憶手段に記憶された第2のデータが確認されたか否か
を判別する判別手段と、前記比較手段による比較の結
果、前記受信された第1のデータと第2のデータとの
内、第1のデータのデータ量が空き容量より大きいと判
別すると、前記判別手段により未確認と判別された第2
のデータを圧縮する圧縮手段と、を更に備える構成であ
ってもよい。
【0029】この請求項3記載の発明の受信データ管理
システムによれば、受信した新たなデータを上書きして
保存しなければならない場合に、既に保存されているデ
ータにおいて第2のデータを利用者が確認したか否かに
より、各データの重要度を判別し、重要度の低い第2の
データを圧縮することにより、利用者にとって重要な情
報を残すだけでなく、未確認である重要度の低いデータ
において、第1のデータだけでなく第2のデータも残す
ことが可能となり、情報提供サービス機能の使い勝手を
向上することができる。
【0030】また、請求項4に記載する発明のように、
請求項3記載の受信データ管理システムにおいて、第2
のデータの確認を指示する指示手段と、この指示手段に
より確認指示された第2のデータが圧縮されているもの
か否かを判断する判断手段と、この判断手段より、確認
指示された第2のデータが圧縮されているものと判断す
ると、この第2のデータを解凍する解凍手段と、を更に
備える構成であってもよい。
【0031】この請求項4記載の発明の受信データ管理
システムによれば、第2のデータの確認時に、第2のデ
ータが圧縮されている場合には、データを解凍すること
により、未確認である重要度の低いデータにおいて、第
1のデータだけでなく第2のデータも読み出すことが可
能となる。
【0032】また、請求項5に記載する発明のように、
請求項3記載の受信データ管理システムにおいて、外部
装置と接続するためのインターフェース手段と、前記圧
縮された第2のデータを前記外部装置へ転送する転送手
段と、を更に備える構成であってもよい。
【0033】この請求項5記載の発明の受信データ管理
システムによれば、容量の大きい画像データを受信した
場合に、ページャー本体に画像を表示させる為のデバイ
スを備えていなくても、画像表示デバイスを備えた外部
装置にデータ圧縮した画像データ転送して解凍し、表示
させることも可能である。
【0034】請求項6記載の発明の受信データ管理シス
テムは、第1のデータと第2のデータとを受信する受信
手段と、この受信手段により受信された第1のデータと
第2のデータとを関連付けて記憶する記憶手段と、この
記憶手段の空き容量を管理する空き容量管理手段と、前
記記憶手段に記憶された第2のデータが確認されたか否
かを判別する判別手段と、前記受信手段によって新たに
第1のデータと第2のデータとを受信すると、前記空き
容量管理手段によって管理される前記記憶手段の空き容
量と、前記新たに受信された第1のデータと第2のデー
タとの総データ量とを比較する比較手段と、この比較手
段の比較結果に応じて、前記判別手段で未確認と判別さ
れた第2のデータとこの第2のデータと関連する第1の
データとの少なくとも一方を、前記新たに受信された第
1のデータと第2のデータとが記憶できる容量になるま
で削除する制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0035】この請求項6記載の発明の受信データ管理
システムによれば、受信手段により受信された第1のデ
ータと第2のデータとを関連付けて記憶手段に記憶し、
この記憶手段の空き容量を空き容量管理手段により管理
し、判別手段により前記記憶手段に記憶された第2のデ
ータが確認されたか否かを判別し、前記受信手段によっ
て新たに第1のデータと第2のデータとを受信すると、
比較手段により、前記空き容量管理手段によって管理さ
れる前記記憶手段の空き容量と、前記新たに受信された
第1のデータと第2のデータとの総データ量とを比較
し、この比較結果に応じて、制御手段が、前記判別手段
で未確認と判別された第2のデータとこの第2のデータ
と関連する第1のデータとの少なくとも一方を、前記新
たに受信された第1のデータと第2のデータとが記憶で
きる容量になるまで削除する。
【0036】したがって、受信した新たなデータを上書
きして保存しなければならない場合に、データの格納に
関し、メモリを無駄なく、より効率的に利用したうえ
で、重要度の低い第1のデータあるいは第2のデータを
優先的に削除することにより、利用者にとって重要な情
報は残すことができる。
【0037】請求項7記載の発明の受信データ管理シス
テムは、第1のデータと第2のデータとを受信する受信
手段と、この受信手段により受信された第1のデータと
第2のデータとを関連付けて記憶する記憶手段と、この
記憶手段の空き容量を管理する空き容量管理手段と、前
記記憶手段に記憶された第2のデータが確認されたか否
かを判別する判別手段と、前記受信手段によって新たに
第1のデータと第2のデータとを受信すると、前記空き
容量管理手段によって管理される前記記憶手段の空き容
量と、前記新たに受信された第1のデータと第2のデー
タとの総データ量とを比較する比較手段と、この比較手
段の比較結果に応じて、前記判別手段で未確認と判別さ
れた第2のデータとこの第2のデータと関連する第1の
データとの少なくとも一方を、前記新たに受信された第
1のデータと第2のデータとが記憶できる容量になるま
で圧縮する制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0038】この請求項7記載の発明の受信データ管理
システムによれば、受信手段により受信された第1のデ
ータと第2のデータとを関連付けて記憶手段に記憶し、
この記憶手段の空き容量を空き容量管理手段により管理
し、判別手段により前記記憶手段に記憶された第2のデ
ータが確認されたか否かを判別し、前記受信手段によっ
て新たに第1のデータと第2のデータとを受信すると、
比較手段により、前記空き容量管理手段によって管理さ
れる前記記憶手段の空き容量と、前記新たに受信された
第1のデータと第2のデータとの総データ量とを比較
し、この比較結果に応じて、制御手段が、前記判別手段
で未確認と判別された第2のデータとこの第2のデータ
と関連する第1のデータとの少なくとも一方を、前記新
たに受信された第1のデータと第2のデータとが記憶で
きる容量になるまで圧縮する。
【0039】したがって、受信した新たなデータを上書
きして保存しなければならない場合に、データの格納に
関し、メモリを無駄なく、より効率的に利用したうえ
で、重要度の低いデータを圧縮することにより、利用者
にとって重要な情報を残すだけでなく、未確認である重
要度の低いデータにおいても、データを残すことが可能
となる。
【0040】また、請求項8に記載する発明のように、
請求項7記載の受信データ管理システムにおいて、第2
のデータの確認を指示する指示手段と、この指示手段に
より確認指示された第2のデータが、圧縮されているも
のか否かを判断する判断手段と、この判断手段より、確
認指示された第2のデータが圧縮されているものと判断
すると、この第2のデータを解凍する解凍手段と、を更
に備える構成であってもよい。
【0041】この請求項8記載の発明の受信データ管理
システムによれば、受信した新たなデータを上書きして
保存しなければならない場合に、データの格納に関し、
メモリを無駄なく、より効率的に利用したうえで、第2
のデータの確認時に、第2のデータが圧縮されている場
合には、データを解凍することにより、未確認である重
要度の低いデータにおいて、第1のデータだけでなく第
2のデータも読み出すことが可能となる。
【0042】また、請求項9に記載する発明のように、
請求項7記載の受信データ管理システムにおいて、外部
装置と接続するためのインターフェース手段と、前記圧
縮された第2のデータを前記外部装置へ転送する転送手
段と、を更に備える構成であってもよい。
【0043】この請求項9記載の発明の受信データ管理
システムによれば、容量の大きい画像データを受信した
場合に、ページャー本体に画像を表示させる為のデバイ
スを備えていなくても、画像表示デバイスを備えた外部
装置にデータ圧縮した画像データ転送して解凍し、表示
させることも可能である。
【0044】また、請求項10に記載する発明のよう
に、請求項2から9の何れかに記載の受信データ管理シ
ステムにおいて、データに基づく情報を出力する出力手
段を更に備え、前記確認手段は前記出力手段によって第
2のデータに基づいた情報が出力されたか否かで、確認
の判断をする構成であってもよい。
【0045】この請求項10記載の発明の受信データ管
理システムによれば、第2のデータに基づいた情報を出
力したか否かにより確認の有無を判別するため、第2の
データを確認していない情報を利用者にとって重要度の
低い情報であると自動的に判断することができる。
【0046】また、請求項11に記載する発明のよう
に、請求項1から9の何れかに記載の受信データ管理シ
ステムにおいて、前記第1のデータは、前記第2のデー
タに基づく情報内容を端的に表現したものである構成で
あってもよい。
【0047】この請求項11記載の発明の受信データ管
理システムによれば、重要度の低い第2のデータを削除
して、第1のデータは残す場合に、受信した情報の概略
は確認することができ、情報提供サービス機能の使い勝
手を向上することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0049】(第1の実施の形態)図1〜図11は、本
発明を適用したページングシステムの第1の実施の形態
を示す図である。
【0050】まず、構成を説明する。
【0051】図1は、本第1の実施の形態のページング
システムの概略構成を示す図である。当該システムにお
いて、1はページャーであり、2はページャー1の利用
者であり、3は提供すべき各種情報を蓄積するパーソナ
ルコンピュータ(PC)である。パーソナルコンピュー
タ3は、モデムを備え、公衆回線網6を介してページン
グセンター4と接続されている。また、ページングセン
ター4は、送信局アンテナ5と接続されている。
【0052】ページングセンター4は、パーソナルコン
ピュータ3から公衆回線網6を介して入力される各種情
報サービスデータ(ヘッドライン(見出し)データ+コ
ンテンツ(コンテンツ)データで構成される)を、従来
の図27に示したRCR STDー43の送信データフ
ォーマットに基づいてメッセージフィールド(MF)C
7にセットし、送信局アンテナ5から情報サービス契約
を行っている利用者2のページャー1に送信する。
【0053】このページングセンター4から送信される
メッセージフィールド(MF)C7にセットされた情報
サービスデータのイメージを図2に示す。この図2にお
いて、Mの「携帯電話の電波は人体に無害」が当該情報
サービスデータの情報内容を端的に表現しているヘッド
ラインデータ(第1のデータ)、Nの「『携帯電話の電
波は人体に無害』とする報告書を、・・・」が当該情報
サービスデータの情報内容を表現しているコンテンツデ
ータ(第2のデータ)であり、これらの各データは改行
マーク又はスペース等の表示制御データを識別情報とし
て区分されている。なお、この図2に示すデータ構成
は、あくまでもイメージであり、実際にはコード化さ
れ、インターリーブ処理されたデータがメッセージフィ
ールド(MF)C7にセットされてページャー1に送信
される。
【0054】次いで、図1のページャー1の内部の回路
構成のブロック図を図3に示す。
【0055】同図において、ページャー1は、アンテナ
101、受信部102、デコーダー103、バッファメ
モリ104、デインターリーブ回路105、CPU10
6、ドライバ107、表示部108、キー入力部10
9、ID−ROM110、RAM111、ROM11
2、ドライバ113、スピーカ114、LED115及
びバイブレーター116等により構成されている。
【0056】アンテナ101は、図1のページングセン
ター4により送信局アンテナ5から上記図27に示した
送信データフォーマットで送信されるデータを受信して
受信部102に出力する。
【0057】受信部102は、デコーダー103に接続
され、このデコーダー103からの制御信号に基づいて
駆動し、受信データの復調及び検波を行う。この受信部
102は、図27の同期部1(S1)C1を取り込むこ
とによって2値あるいは4値の変調方式に従ってシリア
ルのビットデータをデコーダー103に選択出力する。
【0058】デコーダー103は、CPU106の制御
の下、受信部102から入力される2値あるいは4値の
シリアルのビットデータをフレームタイプに応じて8ビ
ットのパラレルデータに並び換えてバスBに出力する。
また、デコーダー103は、CPU106による受信し
たフレームデータのアドレスフィールド(AF)C5に
格納されるアドレスデータと、ID−ROM110に登
録されているアドレスデータとの照合の後、一致検出さ
れた際に出力される検出信号を受け取ると、一致したア
ドレスデータが含まれるフレームのベクトルフィールド
(VF)C6、メッセージフィールド(MF)C7、ア
イドルブロック(IB)C8の継続受信を受信部102
に指示する機能を有している。
【0059】バッファメモリ104は、自己フレームに
おける最大1フレーム分(インターリーブブロック部D
2)をアイドルブロック(IB)C8検出による着信処
理1の終了までブロック単位で一時的に記録し、後述す
るデインターリーブ回路105によるインターリーブ回
復や、CPU106による誤り訂正処理、アドレス照合
の際にワークエリアとして使用されるメモリである。
【0060】デインターリーブ回路105は、上記デコ
ーダー103より出力された2値あるいは4値、又は伝
送速度に応じて8ビットの各パラレルビットデータにつ
いて、それぞれのフレームパターンに応じて、フェーズ
毎に分離して復元処理し、バスBに出力する回路であ
る。
【0061】CPU(Central Processing Unit )10
6は、ROM112に格納されている各種制御プログラ
ムに基づいて着信データを解析するとともに、キー入力
部109から入力される各種制御信号、並びに上記各種
制御プログラムに基づいてページャー1内の各回路部を
制御する。
【0062】また、CPU106は、後述する着信処理
1に際して、後述するRAM111内のIPメッセージ
メモリエリア111b内の格納領域を調べ、新たに着信
した情報サービスデータを保存できる空き容量がある場
合は、通常の格納処理を行なう。また、前記空き容量が
ない場合は、図9に示す情報重要度判定処理を実行、即
ち、IPメッセージメモリエリア111b内に保存され
ている各情報サービスデータについて、後述するフラグ
A、B、Cの値に基づいてその重要度を判定し、判定処
理結果に従って、空き容量が確保できるまで重要度の低
い情報サービスデータを削除した後、この空き容量に前
記新たに受信した情報サービスデータを格納する。
【0063】また、CPU106は、後述するメッセー
ジ読み出しモード処理1において、表示部108に一覧
表示出力させたヘッドラインデータに対応するIPメッ
セージメモリエリア111bに格納された情報サービス
データのフラグAに1をセットする。また、前記一覧表
示出力させたヘッドラインデータの中からカーソルキー
1113のキー操作により選択されたヘッドラインデー
タについて、ページキー1114のキー操作を検出する
と、前記選択されたヘッドラインデータの詳細な情報内
容であるコンテンツデータをIPメッセージメモリエリ
ア111bから読み出して表示部108に表示出力さ
せ、この情報サービスデータのフラグBに1をセットす
る。
【0064】さらに、CPU106は、フラグBに1が
セットされた情報サービスデータ、すなわち、既に一度
以上、コンテンツデータが表示部108に表示出力さ
れ、利用者により情報の詳細内容まで確認された情報サ
ービスデータについては、ページキー1114のキー操
作により当該情報サービスデータを削除しないようにす
るプロテクトの設定を行うことが可能である。すなわ
ち、前記ページキー1114のキー操作によりフラグC
に1、又は0をセット(1はプロテクトの設定、0はプ
ロテクトの解除)する。
【0065】ドライバ107は、CPU106から入力
される表示出力制御情報に基づいて、表示部108を駆
動させる表示駆動回路である。表示部108は、不図示
の表示バッファ、及びELバックライト等を備えた、例
えば、ドットマトリクスの液晶パネル等で構成され、ド
ライバ107により駆動制御されて液晶パネル上にメッ
セージ等の情報を表示する。
【0066】キー入力部109は、例えば、負極が接地
された電源電池20の正極に接続され、電源のON/O
FF切り替え、着信報知のリセット検出、及び情報サー
ビスデータ着信時におけるヘッドラインデータ表示を利
用者が確認したか否かを検出するメインスイッチ111
1、着信待ちモード、報知形態設定モード、メッセージ
読み出しモード等のモード切り替え操作を検出するモー
ドキー1112、各モードにおけるメニューの選択操
作、あるいは、メッセージ読み出しモードにおいて表示
部108に一覧表示出力されたヘッドラインデータの選
択操作を検出するカーソルキー1113、及び、上記各
モードにおける諸設定の決定、あるいは、メッセージ読
み出しモードにおいて、選択されたヘッドラインデータ
に対応するコンテンツデータの読み出し操作を検出する
ページキー1114からなり、各キーの入力操作に応じ
た各種操作信号をCPU106に出力する。
【0067】ID−ROM110は、図4に示すよう
に、例えばページャー1に設定される受信すべきフレー
ムNo.データ、アドレスデータ(32bit)と、図
27のデータ構成Cのベクトルフィールド(VF)C6
に設定されるv2、v1、v0の3ビットのベクトルタ
イプとを対応づけて記憶する。
【0068】例えば、図4に示すように、ページャー1
の場合、個別呼出用アドレスデータ#Aについて3種
類、情報サービス用アドレスデータ#Bについて1種類
のアドレスを、呼出し時の設定内容に応じて記憶してい
る。
【0069】また、その個別呼出用アドレスデータ#A
の設定内容は、呼種別をベクトルデータの設定の差異に
より通常3種類設定しており、詳細には、1stアドレ
スデータ(基本呼出用)、2ndアドレスデータ(デュ
アルコール用)、3rdアドレスデータ(通番サービス
用)が記憶される。また、これらの1st〜3rdアド
レスデータは、NPページングサービス用(数字メッセ
ージ、フリーワード、定型句)のものである。
【0070】また、その情報サービス用アドレスデータ
#Bは、4thアドレス(IPメッセージ・情報サービ
ス)用に設定されるものである。したがって、この4t
hアドレスデータは、当該ページャー1の所有者がペー
ジングセンター4で情報サービスの提供を申し込むと、
ページャー1に書き込まれるものである。また、この4
thアドレスデータはIPページングサービス用であ
り、上記1st〜3rdアドレスデータとは異なり、か
な漢字等で構成された比較的データ量の多い文字情報を
受信するためのもので、ベクトルタイプも16進/2進
(トランスペアレント)メッセージタイプに設定されて
いる。
【0071】RAM(Random Access Memory)111
は、図5に示すように、上記ID−ROM110に設定
される1st〜3rdアドレスで着信したメッセージデ
ータを格納するNPメッセージメモリエリア111a
と、上記4thアドレスで着信したデータを格納、管理
するIPメッセージメモリエリア111bとで構成され
る。
【0072】NPメッセージメモリエリア111aは、
上記ID−ROM110に設定される1st〜3rdア
ドレスで着信したNPページングサービスのメッセージ
データを格納する。
【0073】IPメッセージメモリエリア111bは、
図6に示すように、4thアドレスで着信した情報サー
ビスデータを格納アドレス毎にヘッドラインデータとコ
ンテンツデータとに区分して格納する。また、格納した
各情報サービスデータ毎にフラグA、フラグB、及びフ
ラグCを対応づけて記憶している。
【0074】なお、ページングセンター4から送信され
てくる情報サービスデータのデータ構成が、ヘッドライ
ンデータとコンテンツデータとを区別して構成されてい
ない場合は、着信した情報サービスデータのうち、改
行、スペース等の表示制御データを識別情報としてそれ
以前のデータをヘッドラインデータとして抽出して格納
し、これ以降のデータをコンテンツデータとして格納す
る。
【0075】上記フラグAは、情報サービスデータ着信
時にこの情報サービスデータのヘッドラインデータを表
示部108に一定時間(例えば10分)表示出力し、こ
の一定時間の間にメインスイッチ1111の押圧を検出
したか否か(確認済みならば1、未確認ならば0がセッ
トされる)、すなわち、ヘッドラインデータを利用者が
確認したか否かを示すフラグである。また、上記フラグ
Bは、ヘッドラインデータを確認した情報サービスデー
タのコンテンツデータを表示部108に表示出力したか
否か(表示出力ならば1、非表示出力ならば0がセット
される)、すなわち、コンテンツデータを利用者が確認
したか否かを示すフラグである。また、上記フラグC
は、情報サービスデータを削除しないようにするプロテ
クトの設定有無(プロテクト設定時は1、非設定時は0
がセットされる)を示すフラグであり、フラグBに1が
セットされている場合にのみ当該プロテクトの設定を行
なうことができる。
【0076】また、情報サービスデータ、すなわち、ヘ
ッドラインデータ及びコンテンツデータの格納領域は、
それぞれ所定のメモリ容量を備え、IPメッセージメモ
リエリア111bは、所定数の情報サービスデータを格
納可能である。
【0077】ROM(Read Only Memory)112は、表
示制御プログラムやその他各種プラグラム等を格納する
不揮発性の記憶媒体である。
【0078】ドライバ113は、CPU106により制
御され、スピーカー114、LED115、及びバイブ
レーター116を駆動制御する回路である。スピーカー
114は、ドライバ113からの駆動信号に基づいて着
信時に呼出音を鳴音したり、メッセージ表示出力に応じ
て所定のメロディ音を鳴音する。LED(Light Emitti
ng Diode)115は、ドライバ15からの駆動信号に基
づいて着信時等に点灯、或いは点滅発行する。バイブレ
ーター116は、ドライバ113から駆動信号に基づい
て着信時等に振動を発生する。
【0079】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。
【0080】ページングセンター4では、パーソナルコ
ンピュータ3から公衆回線網6を介して提供された4t
hアドレスデータ用の呼び出し番号と情報サービスデー
タとに基づいてRCR STD−43で規定された上記
図27のデータ構成に従って送信データを生成し、ペー
ジャー1に送信する。
【0081】以下に、ページャー1のCPU106にお
いて実行される着信処理1及びメッセージ読み出しモー
ド処理1について図7〜図8に示すフローチャートに基
づいて説明する。
【0082】ページャー1内のCPU106は、電源ス
イッチの操作による電源投入後、各回路部の初期化設定
や制御データの設定を行ない、フレーム同期を計ると間
欠受信モードに移行する(ステップS1)。そして、自
己フレームの受信タイミングであるか否かを判別し(ス
テップS2)、自己フレームの受信タイミングでない場
合は、ステップS1に戻る。
【0083】また、CPU106は、自己フレームの受
信タイミングであると判別した場合は、着信処理を開始
する(ステップS3)。すなわち、アンテナ101によ
り受信された信号の変調波が受信部102に出力され、
更に検波、復調され、デコーダー103に出力される。
デコーダー103は、受信部102より入力されたフレ
ームタイプに応じたシリアルデータを8bitのパラレ
ルデータに並び換えてバスBに出力してバッファメモリ
104に格納する。この後、CPU106がバッファメ
モリに順次格納されるデータに対し、インタリーブ回復
・誤り訂正処理を行って、アドレスフィールド(AF)
C5内のアドレスデータと、ID−ROM110に登録
されたアドレスデータとを照合し、自己の着信アドレス
(1st〜4th)のいずれかと一致するか否かを判別
する。いずれとも一致しなければ、着信処理を打ち切っ
てバッファメモリ104に格納されたデータを消去し、
逆にいずれかと一致した際には、受信されているデータ
を継続して取り込む。
【0084】そして、CPU106は、先に一致を検出
したアドレスデータが4thアドレスデータか否かを検
出する(ステップS4)。4thアドレスデータでなけ
れば、取り込んだフレームデータをRAM111内のN
Pメッセージメモリエリア111aに格納し、スピーカ
ー114、LED115、あるいはバイブレーター11
6を駆動して着信報知を行なうとともに、メッセージフ
ィールド(MF)C7に格納されるメッセージデータに
基づく内容を表示部108に表示出力して(ステップS
5)、着信処理1を終了する。
【0085】また、CPU106は、ステップS4にお
いて先に一致したアドレスデータが4thアドレスデー
タであれば、取り込んだデータを情報サービスデータと
判断し、IPメッセージメモリエリア111b内の格納
状態を調べ(ステップS6)、この情報サービスデータ
を格納ができる空き容量があるか否かを判別する(ステ
ップS7)。空き容量がある場合は、この空き容量に取
り込んだ情報サービスデータを格納した後(ステップS
8)、ステップ13に移行する。
【0086】また、空き容量がない場合は、それまでに
IPメッセージメモリエリア111b内に保存されてい
る各情報サービスデータの中から重要度の低い情報サー
ビスデータを選択するために、各情報サービスデータ毎
に設定されたフラグA、B、Cの検索を行なった後(ス
テップS9)、後述する情報重要度判定処理を実行し
(ステップS10)、各情報サービスデータについて、
「興味がない情報」、「未確認情報」、「興味がある情
報」、及び、「重要な情報」のいずれであるかを判定す
る。
【0087】ここで、この情報重要度判定処理について
図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0088】まず、CPU106は、IPメッセージメ
モリエリア111b内に保存されている各情報サービス
データについて、対応する各々のフラグAに1がセット
されているか否か、すなわち、各情報サービスデータに
ついて、着信時に一定時間(例えば10分)、表示部1
08に表示出力した情報サービスデータのヘッドライン
データが利用者に確認をされた情報サービスデータであ
るか否かを判別する(ステップA1)。
【0089】そして、フラグAに0がセットされている
情報サービスデータ、すなわち、ヘッドラインデータの
表示出力が、まだ一度も確認されていない情報サービス
データを「未確認情報」と判定する(ステップA2)。
【0090】また、CPU106は、フラグAに1がセ
ットされている情報サービスデータについては、次い
で、その各々のフラグCに1がセットされているか否
か、すなわち、当該情報サービスデータについてプロテ
クトの設定が行なわれているか否かを判別する(ステッ
プA3)。そして、フラグCに1がセットされている情
報サービスデータ、すなわち、プロテクトが設定され、
利用者により削除禁止が指示されている情報サービスデ
ータを「重要な情報」と判定する(ステップA4)。
【0091】また、CPU106は、フラグCに0がセ
ットされている、すなわち、プロテクトが設定されてい
ない情報サービスデータについては、次いで、各々のフ
ラグBに1がセットされているか否か、すなわち、情報
サービスデータについて、そのコンテンツデータを既に
1度以上表示部108に表示出力し、利用者が当該コン
テンツデータを確認した情報サービスデータであるか否
かを判別する(ステップA5)。そして、フラグBに1
がセットされている情報サービスデータ、すなわち、そ
のコンテンツデータが既に1度以上、表示部108に表
示出力され、当該コンテンツデータを利用者が確認した
情報サービスデータを「興味がある情報」と判定する
(ステップA6)。また、フラグBに0がセットされて
いる情報サービスデータ、すなわち、コンテンツデータ
をまだ一度も表示部108に表示出力していない情報サ
ービスデータを「興味がない情報」と判定し(ステップ
A7)、本情報重要度判定処理を終了する。
【0092】図7に戻り、ステップS10の上記情報重
要度判定処理によって格納されている各情報サービスデ
ータの重要度が判定されると、次いで、CPU106
は、「興味がない情報」、「未確認情報」、「興味があ
る情報」、「重要な情報」の順番により、重要度の最も
低い情報サービスデータから選択して削除し(ステップ
S11)、IPメッセージメモリエリア111bに空き
領域を確保する。そして空き容量、この空き容量に新た
に着信した情報サービスデータを格納する(ステップS
12)。
【0093】次いで、CPU106は、タイマーをスタ
ートさせ(ステップS13)、今回着信した情報サービ
スデータのヘッドラインデータを所定期間(例えば10
分)、表示部108に表示出力する(ステップS1
4)。
【0094】その後、CPU106は、メインスイッチ
1111の押圧操作検出により利用者によってこのヘッ
ドラインデータの表示出力を確認したか否かを判別し
(ステップS15)、メインスイッチ1111の押圧操
作が検出されずタイムアップを検出するとヘッドライン
データの表示出力を終了させ(ステップS16、ステッ
プS17)、IPメッセージメモリエリア111bに格
納した新たに受信した情報サービスデータに対応するフ
ラグAに0をセットし(ステップS18)、着信処理1
を終了する。
【0095】また、CPU106は、ステップS15に
おいてメインスイッチ1111の押圧操作によりヘッド
ラインデータの確認が検出されると、図8に示すメッセ
ージ読み出しモード処理1に移行する。なお、ステップ
S19以降のメッセージ読み出しモード処理1は、モー
ドキー1112の所定回数のキー操作によりメッセージ
読み出しモードが指定された場合にも実行される。
【0096】このメッセージ読み出しモード処理1の当
初においては、CPU106は、IPメッセージメモリ
エリア111bに格納した、直近に着信した情報サービ
スデータを含む少なくとも1つ以上の各情報サービスデ
ータのヘッドラインデータを読み出して表示部108に
一覧表示出力させており、着信処理時ではなく、このメ
ッセージ読み出しモード処理1時にヘッドラインデータ
の表示出力確認(メインスイッチ1111押圧操作検出
による)を検出すると、IPメッセージメモリエリア1
11bにおいてこの確認させたヘッドラインデータに対
応する各情報サービスデータのフラグAに1をセットす
る(ステップS19)。
【0097】次いで、CPU106は、カーソルキー1
113のキー操作によりページ切り替えが指示されたか
否かを判別し(ステップS20)、ページ切り替えが指
示された場合は、ステップS19に戻り、IPメッセー
ジメモリエリア111b内に格納された他の情報サービ
スデータ(1つ以上)のヘッドラインデータを読み出し
て表示部108に一覧表示出力させ、この一覧表示出力
させたヘッドラインデータにおいて、表示出力確認が検
出されたものについては対応する各情報サービスデータ
のフラグAに1をセットする(ステップS19)。
【0098】このようにステップS19〜S20の処理
によりカーソルキー1113のキー操作によってページ
切り替えが指示されると、表示部108に一覧表示出力
させたヘッドラインデータを、IPメッセージメモリエ
リア111b内の他の情報サービスデータのヘッドライ
ンデータの一覧表示出力に切り替えることができる。
【0099】図10は、メッセージ読み出しモード処理
1においてヘッドラインデータを表示部108に表示出
力した際の画面表示出力例について示す図である。この
場合、ある一つの情報サービスデータのヘッドラインデ
ータの表示出力内容である「携帯電話の電波は人体に無
害」と、この情報サービスデータを発表した日付である
「H9.4.5」が表示部108に表示出力される。こ
の時、このヘッドラインデータに対応するコンテンツデ
ータの表示出力を確認していない場合、即ち、フラグB
が0の状態の時は、表示部108の左下に、コンテンツ
データ未確認を示す封筒を模したアイコンaを表示出力
する。また、ヘッドラインデータの表示出力の時、カー
ソルキー1113のキー操作によりページ切り替えを指
示すると、IPメッセージメモリエリア111b内に格
納されている他の情報サービスデータのヘッドラインデ
ータを表示部108に切替表示出力させることができ
る。
【0100】なお、この表示部108に表示出力される
ヘッドラインデータは、図10に示すように1ページ
(1画面)に対して一つであるとは限らず、複数の情報
サービスデータのヘッドラインデータを同時に1画面に
表示出力(一覧表示出力)してもよいことは勿論であ
る。
【0101】次いで、CPU106は、モードキー11
12、或いはページキー1114のキー操作を検出する
と(ステップS21)、検出したキーがモードキー11
12である場合は、メッセージ読み出しモード処理1を
終了し、他のモード処理に移行する。
【0102】また、検出したキーがページキー1114
である場合は、表示部108に表示出力された、ヘッド
ラインデータの選択と判断し、選択されたヘッドライン
データに対応するコンテンツデータをIPメッセージメ
モリエリア111b内から読み出して表示部108に表
示出力させ(ステップS22)、IPメッセージメモリ
エリア111bにおいて、フラグBに1がセットされて
なければ、この情報サービスデータのフラグBを1にセ
ットした後(ステップ23)、メッセージ読み出しモー
ド処理1を終了する。
【0103】図11は、図10に示したヘッドラインデ
ータの表示出力時に、ページキー1114のキー操作に
より前記ヘッドラインデータに対応するコンテンツデー
タをIPメッセージメモリエリア111bから読み出し
て表示部108に表示出力した際の画面表示例について
示す図である。
【0104】図11(a)は、ページキー1114のキ
ー操作に応じて、選択されたヘッドラインデータに対応
するコンテンツデータのみを表示部108に表示出力し
た際の画面表示出力例である。また、図11(b)は、
ページキー1114のキー操作に応じて、コンテンツデ
ータを対応するヘッドラインデータとともに表示部10
8に表示出力した際の画面表示出力例である。
【0105】以上のように、本第1の実施の形態のペー
ジャー1では、図9に示した情報重要度判定処理、及
び、図7に示した着信処理1において、RAM111内
のIPメッセージメモリエリア111bに保存された各
情報サービスデータの重要度を、ヘッドラインデータや
コンテンツデータの確認及びプロテクトの設定の有無に
より判別して、重要度の低い情報サービスデータを優先
的に削除するようにしたため、新たな情報サービスデー
タの着信処理時に、IPメッセージメモリエリア111
bに前記受信した情報サービスデータを格納する空き容
量がない場合、利用者にとって最も重要度の低い情報サ
ービスデータを削除することにより確保した空き容量
に、前記受信した情報サービスデータを保存する。
【0106】したがって、定期的に受信した情報サービ
スデータ中から利用者にとって最も重要度の低い情報サ
ービスデータを削除して格納領域を確保し、当該格納領
域に新たに受信した情報サービスデータを保存すること
ができるので、重要な情報サービスデータを消去してし
まう等といった不具合を生じることなく、受信した情報
サービスデータを保存することが可能となり、ページャ
ー1における情報提供サービス機能の使い勝手を向上す
ることができる。
【0107】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
おいてIPメッセージメモリエリア111bのヘッドラ
インデータ及びコンテンツデータの格納領域は、それぞ
れ所定のメモリ容量を備え、IPメッセージメモリエリ
ア111bには、所定数の情報サービスデータを格納可
能であった。第2の実施の形態では、受信した情報サー
ビスデータの総データ量に応じてこの情報サービスデー
タのヘッドラインデータ及びコンテンツデータの格納領
域のメモリ容量を設定してこの受信した情報サービスデ
ータを格納することにより、情報サービスデータの格納
に際し、IPメッセージメモリエリアのメモリ容量を無
駄なく、より効率的に利用可能なページャーについて説
明する。
【0108】図12〜図14は、本発明を適用したペー
ジャーの第2の実施の形態について示す図である。な
お、本第2の実施の形態のページングシステムのシステ
ム構成は、上記第1の実施の形態の図1に示したシステ
ム構成と同一であることから図示及び説明を省略する。
【0109】図12は、本第2の実施の形態のページャ
ー12の内部構成を示す図である。なお、同図におい
て、第1の実施の形態におけるページャー1の内部構成
(図3参照)と同一の構成要素には同一符号を振り、説
明を省略するものとする。
【0110】図12においてページャー12は、前記図
3に示したアンテナ101、受信部102、デコーダー
103、バッファメモリ104、デインターリーブ回路
105、ドライバ107、表示部108、キー入力部1
09、ID−ROM110、ROM112、ドライバ1
13、スピーカ114、LED115及びバイブレータ
ー116と、CPU120、比較回路121、及びRA
M122とにより構成されている。
【0111】CPU120は、ROM112に格納され
ている各種制御プログラムに基づいて着信したビットデ
ータを解析するとともに、キー入力部109から入力さ
れる各種制御信号、並びに上記各種制御プログラムに基
づいてページャー12内の各回路部を制御する。
【0112】また、CPU120は、後述する着信処理
2に際して、比較回路121からの検知信号の信号レベ
ルに基づいてRAM122内のIPメッセージメモリエ
リア122bのメモリ容量を調べ、新たに受信した情報
サービスデータを上書きすることなく保存できる空き容
量がある場合は、通常の格納処理を行なう。また、前記
空き容量がない場合は、第1の実施の形態において述べ
た情報重要度判定処理(図9参照)を実行し、IPメッ
セージメモリエリア122b内に保存されている各情報
サービスデータについて、フラグA、B、Cの値に基づ
いてその重要度を判定する。そして、判定処理結果に従
って、格納されている情報サービスデータの中から重要
度の低い情報サービスデータのコンテンツデータのみを
少なくとも1つ以上削除して、前記受信した情報サービ
スデータを格納するだけの空きメモリ容量を確保した
後、IPメッセージメモリエリア122bに前記受信し
た情報サービスデータを格納する。
【0113】RAM122は、第1の実施の形態におい
て述べたNPメッセージメモリエリアと、4thアドレ
スで着信した1フレームのデータを格納、管理するIP
メッセージメモリエリア122bとで構成される。
【0114】IPメッセージメモリエリア122bは、
図13に示すように、4thアドレスで着信した情報サ
ービスデータを格納アドレス毎にヘッドラインデータと
コンテンツデータとに区分して格納する。また、格納し
た各情報サービスデータ毎にフラグA、フラグB、及び
フラグCを対応づけて記憶している。
【0115】なお、本第2の実施の形態におけるIPメ
ッセージメモリエリア122bは、受信した情報サービ
スデータの総情報量に応じて、CPU120により情報
サービスデータのヘッドラインデータ及びコンテンツデ
ータの格納領域のメモリ容量が設定され、前記受信した
情報サービスデータが格納される。
【0116】また、ページングセンター4から送信され
てくる情報サービスデータのデータ構成が、ヘッドライ
ンデータとコンテンツデータとを区別して構成されてい
ない場合は、着信した情報サービスデータのうち、改
行、スペース等の表示制御データを識別情報としてそれ
以前のデータをヘッドラインデータとして抽出して格納
し、これ以降のデータをコンテンツデータとして格納す
る。
【0117】また、フラグA、B、Cについては、第1
の実施の形態において述べたフラグA、B、Cと同様で
あるので説明を省略する。
【0118】比較回路121は、後述する着信処理2に
おいて、新たに受信した情報サービスデータの総データ
量とIPメッセージメモリエリア122b内の空き容量
とを比較して、IPメッセージメモリエリア122b内
に前記受信した情報サービスデータのヘッドラインデー
タ、及びコンテンツデータを格納するだけの空きメモリ
容量がある場合に“Hi”、そうでない場合に“Lo
w”となる検知信号をCPU120に出力する。
【0119】次に、本第2の実施の形態の動作を説明す
る。
【0120】ページングセンター4では、パーソナルコ
ンピュータ3から公衆回線網6を介して受信した情報サ
ービスデータに基づいてRCR STD−43で規定さ
れた上記図27のデータ構成に従って送信データを生成
し、ページャー12に送信する。
【0121】以下に、ページャー12のCPU120に
おいて実行される着信処理2について図14に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、この着信処理2
においてサブルーチンとして実行される情報重要度判定
処理、並びに、この着信処理2に引き続いて行なわれる
メッセージ読み出しモード処理は、第1の実施の形態に
おいて述べた情報重要度判定処理(図9参照)及びメッ
セージ読み出しモード処理1(図8参照)と同様である
ので図示及び説明を省略する。
【0122】まず、着信処理2においてCPU120
は、ステップS31〜S35において、第1の実施の形
態において述べた着信処理1(図7参照)のステップS
1〜S5までの一連の処理と同様の処理を行なう。その
後、CPU120は、比較回路121からの検知信号の
信号レベルに基づいてRAM122内のIPメッセージ
メモリエリア122bの空き容量を調べ(ステップS3
6)、新たに受信した情報サービスデータを上書きする
ことなく保存できる空き容量があるか否かを判別する
(ステップS37)。そして、前記検知信号の信号レベ
ルが“Hi”であり、前記空き容量がある場合は、IP
メッセージメモリエリア122bに前記受信した情報サ
ービスデータを格納した後(ステップS38)、ステッ
プS44に移行する。
【0123】なお、受信した情報サービスデータをIP
メッセージメモリエリア122bに格納する際、CPU
120は、受信した情報サービスデータの総情報量に応
じて、IPメッセージメモリエリア122b内の当該情
報サービスデータのヘッドラインデータ及びコンテンツ
データの格納領域の空き容量を設定してこれらを格納す
る。
【0124】また、前記検知信号の信号レベルが“Lo
w”であり、前記空き容量がない場合は、まず、それま
でにIPメッセージメモリエリア122b内に保存され
ている各情報サービスデータの中から重要度の低い情報
サービスデータを選択するために、各情報サービスデー
タ毎に設定されたフラグA、B、Cの検索を行なった後
(ステップS39)、第1の実施の形態において述べた
情報重要度判定処理(図9参照)を実行し(スッテプS
40)、前記各情報サービスデータについて、「興味が
ない情報」、「未確認情報」、「興味がある情報」、及
び、「重要な情報」のいずれであるかを判定する。
【0125】次いで、CPU120は、「興味がない情
報」、「未確認情報」、「興味がある情報」、「重要な
情報」の順番により、重要度の最も低い情報サービスデ
ータを選択し、その情報サービスデータのヘッドライン
データは残したままコンテンツデータのみを削除して順
次ソートしていき(ステップS41)、IPメッセージ
メモリエリア122bに空き容量を確保する。
【0126】その後、CPU120は、ステップS37
と同様にして、比較回路121からの検知信号の信号レ
ベルに基づいて、前記受信した情報サービスデータを上
書きすることなく保存できる空きメモリ容量が確保でき
たか否かを判別し(ステップS42)、前記検知信号の
信号レベルが“Low”であり、前記空き容量が確保で
きていない場合は、ステップS41に戻り、次に重要度
の低い情報サービスデータのコンテンツデータのみをさ
らに削除して、空き容量を増やす。
【0127】なお、新たに受信した情報サービスデータ
を格納するためのメモリ容量をIPメッセージメモリエ
リア122b内に確保する間、前記受信した情報サービ
スデータは一時的にバッファメモリ104に格納され
る。
【0128】このようにしてIPメッセージメモリエリ
ア122b内に、前記受信した情報サービスデータを格
納するだけの空きメモリ容量を確保した後、CPU12
0は、バッファメモリ104から前記受信した情報サー
ビスデータを読み出して、IPメッセージメモリエリア
122bに格納する(ステップS43)。
【0129】その後、CPU120は、ステップS44
〜S49において、第1の実施の形態において述べた着
信処理1(図7参照)のステップS13〜S18までの
一連の処理と同様の処理を行ない、着信処理2を終了す
る。
【0130】以上のように、本第2の実施の形態のペー
ジャー12では、受信した情報サービスデータのヘッド
ラインデータ及びコンテンツデータの情報量に応じて、
RAM122内のIPメッセージメモリエリア122b
のヘッドラインデータ及びコンテンツデータの格納領域
のメモリ容量を設定して前記受信した情報サービスデー
タを格納する。また、比較回路121の検知信号の信号
レベルに基づいて、IPメッセージメモリエリア122
b内に、新たに受信した情報サービスデータを上書きす
ることなく保存できる空き容量がない場合は、格納され
ている情報サービスデータの中から重要度の低い情報サ
ービスデータのコンテンツデータのみを少なくとも1つ
以上削除して、前記受信した情報サービスデータを格納
するだけの空き容量を確保した後、前記情報サービスデ
ータを格納する。
【0131】したがって、第1の実施の形態の場合と比
較して、情報サービスデータの格納に関し、IPメッセ
ージメモリエリア122bの空き容量を無駄なく、より
効率的に利用することが可能となる。また、受信した情
報サービスデータを上書きして保存しなければならない
場合に、保存されている各情報サービスデータの中から
重要度の低い情報サービスデータを1つ以上削除する場
合にも、そのヘッドラインデータのみは残すようにした
ことから、未確認の受信情報サービスデータについて、
その概略のみは確認可能とすることができ、ページャー
12における情報提供サービス機能の使い勝手を向上す
ることができる。
【0132】(第3の実施の形態)第2の実施の形態で
は、受信した情報サービスデータを上書きして保存しな
ければならない場合には、保存されている各情報サービ
スデータの中から重要度の低い情報サービスデータのコ
ンテンツデータのみを削除して、ヘッドラインデータは
残すようにした。第3の実施の形態では、保存されてい
る各情報サービスデータついて、ヘッドラインデータが
確認されていない情報サービスデータが一定数を越えた
場合には、新たに受信した情報サービスデータについて
はヘッドラインデータのみを格納することにより、情報
サービスデータの格納に関し、IPメッセージメモリエ
リアの空き容量をさらに無駄なく、より効率的に利用可
能なページャーについて説明する。
【0133】図15〜図17は、本発明を適用したペー
ジャーの第3の実施の形態について示す図である。な
お、本第3の実施の形態のページングシステムのシステ
ム構成は、上記第1の実施の形態の図1に示したシステ
ム構成と同一であることから図示及び説明を省略する。
【0134】図15は、本第3の実施の形態のページャ
ー13の内部構成を示す図である。なお、同図におい
て、第2の実施の形態におけるページャー12の内部構
成(図12参照)と同一の構成要素には同一符号を振
り、説明を省略するものとする。
【0135】図15においてページャー13は、前記図
12に示したアンテナ101、受信部102、デコーダ
ー103、バッファメモリ104、デインターリーブ回
路105、ドライバ107、表示部108、キー入力部
109、ID−ROM110、ROM112、ドライバ
113、スピーカ114、LED115、バイブレータ
116、及びRAM122と、CPU130及びメモリ
管理回路131とにより構成されている。
【0136】CPU130は、ROM112に格納され
ている各種制御プログラムに基づいて着信したビットデ
ータを解析するとともに、キー入力部109から入力さ
れる各種制御信号、並びに上記各種制御プログラムに基
づいてページャー13内の各回路部を制御する。
【0137】また、CPU130は、後述する着信処理
3に際して、メモリ管理回路131からの未確認情報量
検知信号の信号レベルに基づいて、IPメッセージメモ
リエリア122bに「未確認情報」(フラグA=0)の
情報サービスデータが一定数以上格納されているか否か
を判別し、一定数以上格納されている場合は、新たに受
信した情報サービスデータについてはヘッドラインデー
タのみをIPメッセージメモリエリア122bに格納す
る。また、一定数以上格納されていない場合は、メモリ
管理回路131からの空きメモリ容量検知信号の信号レ
ベルに基づいてIPメッセージメモリエリア122bの
メモリ容量を調べ、その空きメモリ容量に応じて第2の
実施の形態において述べた情報サービスデータの格納制
御と同様の格納制御を行なう。
【0138】メモリ管理回路131は、第2の実施の形
態において述べた比較回路121と同様に、新たに受信
した情報サービスデータの情報量とIPメッセージメモ
リエリア122b内の空きメモリ容量とを比較して、I
Pメッセージメモリエリア122b内に前記受信した情
報サービスデータを格納するだけの空きメモリ容量があ
る場合に“Hi”、そうでない場合に“Low”となる
空き容量検知信号をCPU130に出力する。
【0139】さらに、このメモリ管理回路131では、
後述する着信処理3に際して、IPメッセージメモリエ
リア122bに格納されている各情報サービスデータに
ついて、フラグAが0にセットされている「未確認情
報」の情報サービスデータが一定数以上あるか否かを判
別し、一定数以上ある場合に“Hi”、一定数以上ない
場合に“Low”となる未確認情報量検知信号をCPU
130に出力する。
【0140】なお、本第3の実施の形態においてRAM
122は、第2の実施の形態において述べたRAM12
2と同一であり、特にそのIPメッセージメモリエリア
122bは、受信した情報サービスデータ総情報量に応
じて、CPU130により当該受信した情報サービスデ
ータのヘッドラインデータ及びコンテンツデータの格納
領域の空き容量が設定され、前記受信した情報サービス
データが格納される(図13参照)。
【0141】次に、本第3の実施の形態の動作を説明す
る。
【0142】以下に、ページャー13のCPU130に
おいて実行される着信処理3について図16に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、この着信処理3
においてサブルーチンとして実行される情報重要度判定
処理、並びに、この着信処理3に引き続いて行なわれる
メッセージ読み出しモード処理は、第1の実施の形態に
おいて述べた情報重要度判定処理(図9参照)及びメッ
セージ読み出しモード処理1(図8参照)と同様である
ので図示及び説明を省略する。
【0143】まず、着信処理3においてCPU130
は、ステップS51〜S55において、第1の実施の形
態において述べた着信処理1(図7参照)のステップS
1〜S5までの一連の処理と同様の処理を行なう。
【0144】その後、CPU130は、メモリ管理回路
131からの未確認情報量検知信号の信号レベルに基づ
いてIPメッセージメモリエリア122bに格納されて
いる各情報サービスデータを調べ(ステップS56)、
フラグAが0にセットされている「未確認情報」の情報
サービスデータが一定数以上あるか否かを判別する(ス
テップS57)。前記未確認情報量検知信号の信号レベ
ルが“Hi”であり、一定数以上ある場合は、受信した
情報サービスデータのヘッドラインデータのみをIPメ
ッセージメモリエリアに122bに格納した後(ステッ
プS58)、ステップS66に移行する。
【0145】また、CPU130は、前記未確認情報量
検知信号が“Low”であり、一定数以上ない場合は、
次いで、メモリ管理回路131からの空き容量検知信号
の信号レベルに基づいてIPメッセージメモリエリア1
22bの空き容量を調べ、その空き容量に応じてステッ
プS59〜S65において、第2の実施の形態において
述べた着信処理2(図14参照)のステップS37〜S
43までの一連の処理と同様の処理を行ない、新たに受
信した情報サービスデータを上書きすることなく保存で
きる空き容量がある場合は、IPメッセージメモリエリ
ア122bに前記受信した情報サービスデータ(ヘッド
ラインデータ+コンテンツデータ)を格納する。また、
前記空き容量がない場合は、IPメッセージメモリエリ
ア122b内に保存されている各情報サービスデータの
中から重要度の低い情報サービスデータのコンテンツデ
ータのみを少なくとも1つ以上削除して、前記受信した
情報サービスデータを格納するだけの空き容量を確保し
た後、IPメッセージメモリエリア122bに前記受信
した情報サービスデータを格納する。
【0146】その後、CPU130は、ステップS66
〜S71において、第1の実施の形態において述べた着
信処理1(図7参照)のステップS13〜S18までの
一連の処理と同様の処理を行なった後、着信処理3を終
了する。
【0147】なお、ステップS57により、IPメッセ
ージメモリエリア122bに格納されている各情報サー
ビスデータについて、「未確認情報」の情報サービスデ
ータが一定数以上ある場合は、ステップS58以降の処
理を図17に示すような制御構成に変更してもよい。以
下に、この変形例について図17に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0148】CPU130は、ステップS57により、
IPメッセージメモリエリア122bに格納されている
各情報サービスデータについて、フラグAが0にセット
されている「未確認情報」の情報サービスデータが一定
数以上あるか否かを判別して(ステップS57)、一定
数以上ない場合は、着信処理3のステップS59へ移行
する。また、一定数以上ある場合は、次いで、メモリ管
理回路131からの空き容量検知信号の信号レベルに基
づいてIPメッセージメモリエリア122bのメモリ容
量を調べ、新たに受信した情報サービスデータのヘッド
ラインデータのみを上書きすることなく保存できる空き
容量があるか否かを判別する(ステップS81)。そし
て、前記空き容量検知信号の信号レベルが“Hi”であ
り、前記空き容量がある場合は、IPメッセージメモリ
エリア122bに前記受信した情報サービスデータのヘ
ッドラインデータのみを格納した後(ステップS8
2)、着信処理3のステップS66に移行する。
【0149】また、前記空きメモリ容量検知信号の信号
レベルが“Low”であり、前記空き容量がない場合
は、IPメッセージメモリエリア122bに格納されて
いる各情報サービスデータについて、フラグCに0がセ
ットされているいずれかの情報サービスデータ、すなわ
ち、プロテクトが設定されていないいずれかの情報サー
ビスデータのコンテンツデータを削除して空き容量を確
保し(ステップS83)、IPメッセージメモリエリア
122bに前記受信した情報サービスデータのヘッドラ
インデータのみを格納した後(ステップS82)、着信
処理3のステップS66に移行する。
【0150】なお、ステップS83においてIPメッセ
ージメモリエリア122bに格納されている各情報サー
ビスデータの中からプロテクトが設定されていないいず
れかの情報サービスデータのコンテンツデータを削除す
る際には、前記各情報サービスデータについて重要度を
判別し、重要度の低い情報サービスデータのコンテンツ
データのみを削除する制御構成としてもよい。
【0151】以上のような制御構成とすれば、IPメッ
セージメモリエリア122bのメモリ容量をさらに無駄
なく、より効率的に利用することが可能となる。
【0152】以上のように、本第3の実施の形態のペー
ジャー13では、メモリ管理回路131の未確認情報量
検知信号の信号レベルに基づいて、IPメッセージメモ
リエリア122b内に格納された各情報サービスデータ
について、フラグAが0にセットされている「未確認情
報」の情報サービスデータが一定数以上ある場合は、新
たに受信した情報サービスデータについてヘッドライン
データのみを格納する。
【0153】したがって、第2の実施の形態の場合と比
較して、情報サービスデータの格納に関し、IPメッセ
ージメモリエリア122bの空き容量をさらに無駄な
く、より効率的に利用することが可能となる。また、ヘ
ッドラインデータが確認されていない情報サービスデー
タの格納数が一定数を越えると、新たに受信した情報サ
ービスデータについてはヘッドラインデータのみを保存
するようにしたことから、未確認の情報サービスデータ
が増えた場合においても、新たに受信した情報サービス
データの概略のみは確認可能とすることができ、ページ
ャー13における情報提供サービス機能の使い勝手を向
上することができる。
【0154】(第4の実施の形態)第2の実施の形態に
おいて、受信した情報サービスデータを上書きして保存
しなければならない場合には、保存されている各情報サ
ービスデータの中から重要度の低い情報サービスデータ
のヘッドラインデータは残して、そのコンテンツデータ
は削除するようにした。第4の実施の形態では、保存さ
れている各情報サービスデータの中から重要度の低い情
報サービスデータのヘッドラインデータは残し、そのコ
ンテンツデータはデータ圧縮して保存することにより、
IPメッセージメモリエリアの空き容量を無駄なく、効
率的に利用可能なうえに、重要度の低い情報サービスデ
ータに対しても、データの解凍によりコンテンツデータ
を読み出すことが可能なページャーについて説明する。
【0155】図18〜図25は、本発明を適用したペー
ジャーの第4の実施の形態について示す図である。な
お、本第4の実施の形態のページングシステムのシステ
ム構成は、上記第1の実施の形態の図1に示したシステ
ム構成と同一であることから図示及び説明を省略する。
【0156】図18は、本第4の実施の形態のページャ
ー14の内部構成を示す図である。なお、同図におい
て、第2の実施の形態におけるページャー12の内部構
成(図12参照)と同一の構成要素には同一符号を振
り、説明を省略するものとする。
【0157】図18において、ページャー14は、前記
図12に示したアンテナ101、受信部102、デコー
ダ103、バッファメモリ104、デインターリーブ回
路105、ドライバ107、表示部108、キー入力部
109、ID−ROM110、比較回路121、ROM
112、ドライバ113、スピーカ114、LED11
5、及びバイブレータ116と、CPU140、RAM
142、圧縮・解凍プログラムROM117、解凍デー
タ用RAM118とにより構成されている。
【0158】CPU140は、ROM112に格納され
ている各種制御プログラムに基づいて着信したビットデ
ータを解析するとともに、キー入力部109から入力さ
れる各種制御信号、並びに上記各種制御プログラムに基
づいてページャー14内の各回路部を制御する。
【0159】また、CPU140は、後述する着信処理
4に際して、比較回路121からの検知信号の信号レベ
ルに基づいてRAM142内のIPメッセージメモリエ
リア142bのメモリ容量を調べ、新たに受信した情報
サービスデータを上書きすることなく保存できる空き容
量がない場合は、第1の実施の形態において述べた情報
重要度判定処理(図9参照)によりIPメッセージメモ
リエリア142b内に保存されている各情報サービスデ
ータについて重要度を判定し、重要度の低い情報サービ
スデータの、非データ圧縮メモリLに格納されているコ
ンテンツデータを少なくとも1つ以上データ圧縮し、そ
のデータ圧縮したコンテンツデータをデータ圧縮メモリ
Nに転送しコンテンツデータ格納アドレスを書き換えて
格納し、前記受信した情報サービスデータを格納するだ
けの空きメモリ容量を確保した後、IPメッセージメモ
リエリア142bに前記受信した情報サービスデータを
格納する。
【0160】さらに、CPU140は、後述するメッセ
ージ読み出しモード処理2において、選択されたヘッド
ラインデータについてページキー1114のキー操作を
検出すると、そのヘッドラインデータに対応するコンテ
ンツデータが、IPメッセージメモリエリア142b内
においてデータ圧縮されているか否かを判別し、データ
圧縮されている場合は、データ圧縮メモリNに格納され
ているコンテンツデータを解凍データ用RAM118に
転送しデータ解凍を行った後、そのコンテンツデータを
表示部108に表示出力させる。
【0161】RAM142は、第1の実施の形態におい
て述べたNPメッセージメモリエリアと、4thアドレ
スで着信した1フレームのデータを格納、管理するIP
メッセージメモリエリア142bとで構成される。
【0162】IPメッセージメモリエリア142bは、
図19に示すように、ヘッドラインデータメモリM、デ
ータ圧縮メモリN、及び、非データ圧縮メモリLから構
成されている。ヘッドラインデータメモリMは、受信し
た情報サービスデータのヘッドラインデータを格納アド
レス毎に格納しており、その各ヘッドラインデータ毎
に、着信日時、フラグA、フラグB、フラグC、及び、
各ヘッドラインデータに対応するコンテンツデータの格
納アドレスである対応コンテンツデータ格納アドレスを
対応づけて記憶している。データ圧縮メモリNは、新た
に受信した情報サービスデータを上書きしないで保存で
きる空き容量がない場合に、情報重要度判定処理により
判定された重要度の低い情報サービスデータのコンテン
ツデータをデータ圧縮して、コンテンツデータ格納アド
レス毎に格納している。また、非データ圧縮メモリL
は、受信した情報サービスデータのコンテンツデータを
コンテンツデータ格納アドレス毎に格納している。
【0163】なお、本第4の実施の形態におけるIPメ
ッセージメモリエリア142bにおいては、受信した情
報サービスデータのヘッドラインデータとコンテンツデ
ータは、それぞれヘッドラインデータメモリMと非デー
タ圧縮メモリLに別々に対応づけて格納される。
【0164】また、フラグA、B、Cについては、第1
の実施の形態において述べたフラグA、B、Cと同様で
あるので説明を省略する。
【0165】圧縮・解凍プログラムROM117は、デ
ータ圧縮用プログラム及びデータ解凍用プログラムを格
納する不揮発性の記憶媒体である。このデータ圧縮用プ
ログラムは、新たに受信した情報サービスデータを上書
きしないで保存できる空き容量がない場合に、非データ
圧縮メモリLに格納されるコンテンツデータの中の重要
度の低い情報サービスデータのコンテンツデータをデー
タ圧縮するプログラムである。また、データ解凍用プロ
グラムは、データ圧縮メモリNに格納された前記データ
圧縮されたコンテンツデータを、解凍データ用RAM1
18に転送させてデータ解凍するプログラムである。
【0166】解凍データ用RAM118は、データ圧縮
メモリNに格納されているデータ圧縮されたコンテンツ
データを、前記圧縮・解凍プログラムROM117内に
格納されたデータ解凍用プログラムに基づいてデータ解
凍し、そのデータ解凍されたコンテンツデータを格納す
るメモリエリアを形成している。
【0167】次に、本第4の実施の形態の動作を説明す
る。
【0168】以下に、ページャー14のCPU140に
おいて実行される着信処理4について図20に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、この着信処理4
においてサブルーチンとして実行される情報重要度判定
処理は、第1の実施の形態において述べた情報重要度判
定処理(図9参照)と同様であるので図示及び説明は省
略する。
【0169】まず、着信処理4においてCPU140
は、ステップS131〜S135において、第1の実施
の形態において述べた着信処理1(図7)参照のステッ
プS1〜S5までの一連の処理と同様の処理を行う。
【0170】その後、CPU140は、比較回路121
からの検知信号の信号レベルに基づいてRAM142内
のIPメッセージメモリエリア142bの空き容量を調
べ(ステップS136)、新たに受信した情報サービス
データを上書きすることなく保存できる空き容量がある
か否かを判別する(ステップS137)。そして、前記
検知信号の信号レベルが“Hi”であり、前記空き容量
が有る場合は、IPメッセージメモリエリア142のヘ
ッドラインデータメモリMに前記受信した情報サービス
データのヘッドラインデータを格納し、非データ圧縮メ
モリLにコンテンツデータを格納した後(ステップS1
38)、ステップS144に移行する。
【0171】また、前記検知信号の信号レベルが“Lo
w”であり、前記空き容量がない場合は、まず、それま
でにIPメッセージメモリエリア142bのヘッドライ
ンデータメモリMに保存されている各情報サービスデー
タのヘッドラインデータ毎に設定されたフラグA、B、
Cの検索を行った後(ステップS139)、第1の実施
の形態において述べた情報重要度判定処理(図9参照)
を実行する(ステップS140)。
【0172】次いで、CPU140は、重要度の最も低
い情報サービスデータを選択し、その情報サービスデー
タのヘッドラインデータはヘッドラインデータメモリM
に残したまま、非データ圧縮メモリLに格納されている
コンテンツデータをデータ圧縮して、データ圧縮メモリ
Nに転送しコンテンツデータ格納アドレスを書き換えて
格納して(ステップS141)、IPメッセージメモリ
エリア142bに空き容量を確保する。前記コンテンツ
データのデータ圧縮は、圧縮・解凍プログラムROM1
17内に格納されるデータ圧縮プログラムに基づいて行
われる。
【0173】その後、CPU140は、ステップ137
と同様にして、比較回路121からの検知信号の信号レ
ベルに基づいて、前記受信した情報サービスデータを上
書きすることなく保存できる空きメモリ容量が確保でき
たか否かを判別し(ステップS142)、前記検知信号
の信号レベルが“Low”であり、前記空き容量が確保
できていない場合は、ステップS141に戻り、次に重
要度の低い情報サービスデータのコンテンツデータをさ
らにデータ圧縮して、空き容量を増やす。
【0174】なお、新たに受信した情報サービスデータ
を格納するためのメモリ容量をIPメッセージメモリエ
リア142b内に確保する間、前記受信した情報サービ
スデータは一時的にバッファメモリ104に格納され
る。
【0175】このようにしてIPメッセージメモリエリ
ア142b内に、前記受信した情報サービスデータを格
納するだけの空きメモリ容量を確保した後、CPU14
0は、バッファメモリ104から前記受信した情報サー
ビスデータを読み出して、ヘッドラインデータをIPメ
ッセージメモリエリア142bのヘッドラインデータメ
モリMに格納し、コンテンツデータを非データ圧縮メモ
リLに格納する(ステップS143)。
【0176】図21は、新たに受信した情報サービスデ
ータを上書きすることなく保存できる空き容量がない場
合に、重要度の低い情報サービスデータをデータ圧縮す
ることにより、新たな情報サービスデータを格納したと
きのIPメッセージメモリエリア142bを示す図であ
る。また、前述した図19は、新たな情報サービスデー
タを受信する前のIPメッセージメモリエリア142b
を示す図である。
【0177】まず、図19において、例えば、ヘッドラ
インデータメモリMの格納アドレス02に格納されてい
るヘッドラインデータ「『もんじゅ』のさや160メー
トル流されていた。」は、フラグAに1、フラグBに
0、フラグCに0がセットされており、対応コンテンツ
データ格納アドレスには21が対応づけて記憶されてい
る。すなわち、このヘッドラインデータに対応するコン
テンツデータは、非データ圧縮メモリLのコンテンツデ
ータ格納アドレス21に格納されている。
【0178】この図19において、新たに受信した情報
サービスデータを上書きすることなく保存できる空き容
量がない場合に、ヘッドラインデータメモリMの格納ア
ドレス02に格納されるヘッドラインデータ「『もんじ
ゅ』のさや・・・」が、重要度の低い情報サービスデー
タと判定される。
【0179】そして、図21に示すように、図19にお
いて非データ圧縮メモリLのコンテンツデータ格納アド
レス21に格納されていたコンテンツデータがデータ圧
縮されて、データ圧縮メモリNのコンテンツデータ格納
アドレス10に転送され格納される。また、ヘッドライ
ンデータメモリMの格納アドレス02に格納される
「『もんじゅ』のさや・・・」に対応づけて記憶される
対応コンテンツデータ格納アドレスには、10が記憶さ
れる。次いで、新たに受信した情報サービスデータのヘ
ッドラインデータがヘッドラインデータメモリMの格納
アドレス03に格納され、コンテンツデータが非データ
圧縮メモリLのコンテンツデータ格納アドレス21に格
納される。
【0180】その後、CPU140は、ステップS14
4〜S149において、第1の実施の形態において述べ
た着信処理1(図7参照)のステップS13〜S18ま
での一連の処理と同様の処理を行い、着信処理4を終了
する。
【0181】また、CPU140は、ステップS146
においてメインスイッチ1111の押圧操作によりヘッ
ドラインデータの確認が検出されると、図22に示すメ
ッセージ読み出しモード処理2に移行する。
【0182】まず、このメッセージ読み出しモード処理
2の当初においては、CPU140は、IPメッセージ
メモリエリア142bに格納した、直近に着信した情報
サービスデータを含む少なくとも一つ以上の各情報サー
ビスデータのヘッドラインデータを読み出して表示部1
08に一覧表示させている。そして、ステップS119
〜S121において、第1の実施の形態において述べた
メッセージ読み出しモード処理1(図8参照)のステッ
プS19〜S21までの一連の処理と同様の処理を行
う。
【0183】図23は、メッセージ読み出しモード処理
2においてヘッドラインデータを表示部108に表示出
力した際の画面表示出力例について示す図である。この
場合、表示されているヘッドラインデータ「『もんじ
ゅ』のさや・・・」のコンテンツデータがデータ圧縮さ
れていることを示すアイコンbが表示されている。
【0184】次いで、CPU140は、ステップS12
1において検出したキーがページキー1114である場
合は、表示部108に表示出力されたヘッドラインデー
タの選択と判断し、選択されたヘッドラインデータに対
応するコンテンツデータがデータ圧縮されているか否か
を判別し(ステップS122)、データ圧縮されていな
い場合は、ステップS124に移行する。
【0185】また、データ圧縮されている場合は、デー
タ圧縮メモリNに格納されている、前記選択されたヘッ
ドラインデータに対応するコンテンツデータを、解凍デ
ータ用RAM118に転送し、圧縮・解凍プログラムR
OM117に格納されているデータ解凍プログラムに基
づいてデータ解凍を行う(ステップS123)。
【0186】図24は、ステップS123におけるデー
タ解凍中に、データ解凍中である旨を表示部108に表
示出力した際の画面表示出力例について示す図である。
表示部108の上部に、現在コンテンツデータをデータ
解凍中のヘッドラインデータと着信日時が表示され、中
央部に、「コンテンツデータ解凍中」の表示とともに、
データ解凍処理における処理メータが表示される。
【0187】そして、そのデータ解凍されたコンテンツ
データを解凍データ用RAM118から読み出して表示
部108に表示出力させ(ステップS124)、IPメ
ッセージメモリエリア142bのヘッドラインデータメ
モリMにおいて、この情報サービスデータのヘッドライ
ンデータに対応するフラグBに1がセットされていなけ
れば、1をセットした後(ステップS125)、メッセ
ージ読み出しモード処理2を終了する。
【0188】図25は、データ解凍されたコンテンツデ
ータをヘッドラインデータとともに表示部108に表示
出力した際の画面表示出力例を示す図である。表示部1
08の上部には、ヘッドラインデータメモリMの格納ア
ドレス02から読み出されたヘッドラインデータ「『も
んじゅ』のさや・・・」が着信日時とともに表示されて
いる。また、中央部には、データ圧縮メモリNのコンテ
ンツデータ格納アドレス10にデータ圧縮され格納され
ていたコンテンツデータが、解凍データ用RAM118
に転送され解凍された後、読み出されて表示されてい
る。
【0189】以上のように、本第4の実施の形態のペー
ジャー14では、IPメッセージメモリエリア142b
内に、新たに受信した情報サービスデータを上書きする
ことなく保存できる空き容量がない場合は、重要度の低
い情報サービスデータの非データ圧縮メモリLに格納さ
れているコンテンツデータを少なくとも1つ以上データ
圧縮して、データ圧縮メモリNに転送し格納して、空き
容量を確保し、前記受信した情報サービスデータを格納
する。そして、選択されたヘッドラインデータについ
て、対応するコンテンツデータがデータ圧縮されている
場合は、データ圧縮メモリN内のデータ圧縮されたコン
テンツデータを解凍データ用RAM118に転送しデー
タ解凍を行った後、表示部108に表示出力させる。
【0190】したがって、第2の実施の形態の場合と比
較して、受信した情報サービスデータを上書きして保存
しなければならない場合に、利用者にとって重要度の低
い情報サービスデータにおいて、ヘッドラインは残し、
そのコンテンツデータも削除しないでデータ圧縮して残
すようにしたことから、IPメッセージメモリエリアの
空き容量を無駄なく、効率的に利用可能なうえに、重要
度の低い情報サービスデータに対しても、データの解凍
によりコンテンツデータを読み出すことが可能となり、
ページャーにおける情報提供サービス機能の使い勝手を
向上することができる。
【0191】なお、本第4の実施の形態では、第2の実
施の形態における重要度の低い情報サービスデータのコ
ンテンツデータを削除する構成部分において、前記コン
テンツデータをデータ圧縮する構成としたが、第3の実
施の形態における重要度の低い情報サービスデータのコ
ンテンツデータを削除する構成部分を、データ圧縮する
構成とし、そのうえで、ヘッドラインデータが確認され
ていない情報サービスデータの格納数が一定数を越える
と、新たに受信した情報サービスデータについては、ヘ
ッドラインデータのみを保存するようにすることも可能
である。
【0192】また、第4の実施の形態では、データ圧縮
されたコンテンツデータは、ページャー14の圧縮・解
凍プログラムROM117に記憶されるデータ解凍プロ
グラムでのみデータ解凍されるようにしているが、例え
ば図26に示されるようにページャー15本体でコンテ
ンツデータを圧縮し、このページャー15とインターフ
ェース119を介して圧縮されたコンテンツデータを送
信し、このコンテンツデータを解凍・表示を行う外部装
置16とで、本発明を構成しても良い。
【0193】この場合、図26に示すページャー15
は、上記第4の実施の形態の変形例として示されるもの
であり、第4の実施の形態におけるページャー14の内
部構成(図18参照)と同一の構成要素には同一符号を
振り、説明を省略するものとする。図26において、ペ
ージャー15は、前記図18に示したアンテナ101、
受信部102、デコーダ103、バッファメモリ10
4、デインターリーブ回路105、ドライバ107、表
示部108、キー入力部109、ID−ROM110、
比較回路121、RAM142、ROM112、ドライ
バ113、スピーカ114、LED115、及びバイブ
レータ116と、CPU150、圧縮プログラムROM
151、インターフェース119とにより構成されてい
る。
【0194】また、このインターフェース119を介し
て、データの解凍・表示を行う外部装置16は、CPU
161、ドライバ162、表示部163、キー入力部1
64、解凍プログラムROM165、RAM166とに
より構成されている。
【0195】CPU150は、ROM112に格納され
ている各種制御プログラムに基づいて着信したビットデ
ータを解析するとともに、キー入力部109から入力さ
れる各種制御信号、並びに上記各種制御プログラムに基
づいてページャー15内の各回路部を制御する。また、
CPU150は、第4の実施の形態における着信処理4
及びメッセージ読み出し処理2を制御するが、データ圧
縮されている場合のデータ圧縮メモリNに格納されてい
るコンテンツデータの解凍は行わず、インターフェース
119を介して入力されるCPU161からの制御信号
に基づいて、データ圧縮されたコンテンツデータを対応
するヘッドラインデータとともに外部装置16のRAM
166へ転送させる。
【0196】圧縮プログラムROM151は、データ圧
縮用プログラムを格納する不揮発性の記憶媒体である。
このデータ圧縮用プログラムは、新たに受信した情報サ
ービスデータを上書きしないで保存できる空き容量がな
い場合に、非データ圧縮メモリLに格納されるコンテン
ツデータの中の重要度の低い情報サービスデータのコン
テンツデータをデータ圧縮するプログラムである。
【0197】インターフェース119は、例えばPCカ
ードスロットタイプのコネクタで形成されており、外部
装置16のインターフェース119と接続して、データ
圧縮されたコンテンツデータを対応するヘッドラインデ
ータとともに転送するためのものである。
【0198】また、外部装置16は、例えば、携帯情報
端末装置(PDA)に代表される小型のコンピューター
であり、その内部には、インターフェース119、CP
U161、ドライバ162、表示部163、キー入力部
164、解凍プログラムROM165、及びRAM16
6を備えている。
【0199】そして、CPU161は、インターフェー
ス119が、ページャー15側のインターフェース11
9と接続されたことを検出すると、表示部163に転送
すべき情報サービスデータの選択を指示し、選択された
情報サービスデータのコンテンツデータがデータ圧縮メ
モリNに格納されているものであった場合、対応するヘ
ッドラインデータとともにRAM166にこれらを転送
し、解凍プログラムROM165を起動させて、コンテ
ンツデータを解凍し、ドライバ162を駆動させて、表
示部163にヘッドラインデータ、及びメッセージデー
タを表示させる。
【0200】このようにすると、例えば容量の大きい画
像データを受信し、ページャー本体には画像を表示させ
る為のデバイスを備えていなくても、画像表示デバイス
を備えた携帯情報端末等にデータ圧縮した画像データ転
送して解凍し、表示させることも可能である。
【0201】以上、本発明を第1〜第4の実施の形態に
基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で適宜に変更可能であることは勿論である。
【0202】例えば、上記第1〜第4の実施の形態で
は、本発明を高度無線呼出方式に対応するページング受
信機に適用した場合について述べたが、これは前記ペー
ジング受信機に限定されるものではなく、例えば、文字
放送を受信できるFM文字多重放送受信機、テレターミ
ナルシステム等のMCAデータ通信システムで活用され
ているPDA(Personal Digital Assistant)、及びデ
ータ通信機能を備えた携帯電話、PHS、スマートフォ
ン(Smart Phone )等に本発明を適用してもよい。
【0203】また、本発明は、上記無線通信システムに
適用される通信端末に限定されるものではなく、上記実
施の形態で、ヘッドラインデータをメールのタイトル名
及び送信元情報(送信者・経由したネットワーク)、コ
ンテンツデータをメール内容とすれば、パーソナル・コ
ンピューター等のネット端末とネットワークサーバとを
利用する電子メールシステムに、またヘッドラインデー
タをファイルのファイル名、コンテンツデータを当該フ
ァイルの実データとすれば、無線信号を適用したソフト
のダウンロードにも適用できる。
【0204】
【発明の効果】請求項1記載の発明の受信データ管理シ
ステムによれば、受信した新たなデータを上書きして保
存しなければならない場合に、第1のデータのみを保存
することにより、受信した情報の第1のデータは確認す
ることができるため、情報提供サービス機能の使い勝手
を向上することができる。
【0205】請求項2記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、受信した新たなデータを上書きして保存
しなければならない場合に、既に保存されているデータ
において第2のデータを利用者が確認したか否かによ
り、各データの重要度を判別し、重要度の低い第2のデ
ータを優先的に削除することにより、利用者にとって重
要な情報は残すことができる。また、削除した第2のデ
ータに対応する第1のデータは残すようにしたため、利
用者が未確認である重要度の低いデータにおいても、第
1のデータのみは確認することができ、情報提供サービ
ス機能の使い勝手を向上することができる。
【0206】請求項3記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、受信した新たなデータを上書きして保存
しなければならない場合に、既に保存されているデータ
において第2のデータを利用者が確認したか否かによ
り、各データの重要度を判別し、重要度の低い第2のデ
ータを圧縮することにより、利用者にとって重要な情報
を残すだけでなく、未確認である重要度の低いデータに
おいて、第1のデータだけでなく第2のデータも残すこ
とが可能となり、情報提供サービス機能の使い勝手を向
上することができる。
【0207】請求項4記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、第2のデータの確認時に、第2のデータ
が圧縮されている場合には、データを解凍することによ
り、未確認である重要度の低いデータにおいて、第1の
データだけでなく第2のデータも読み出すことが可能と
なる。
【0208】請求項5記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、容量の大きい画像データを受信した場合
に、ページャー本体に画像を表示させる為のデバイスを
備えていなくても、画像表示デバイスを備えた外部装置
にデータ圧縮した画像データ転送して解凍し、表示させ
ることも可能である。
【0209】請求項6記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、受信した新たなデータを上書きして保存
しなければならない場合に、データの格納に関し、メモ
リを無駄なく、より効率的に利用したうえで、重要度の
低い第1のデータあるいは第2のデータを優先的に削除
することにより、利用者にとって重要な情報は残すこと
ができる。
【0210】請求項7記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、受信した新たなデータを上書きして保存
しなければならない場合に、データの格納に関し、メモ
リを無駄なく、より効率的に利用したうえで、重要度の
低いデータを圧縮することにより、利用者にとって重要
な情報を残すだけでなく、未確認である重要度の低いデ
ータにおいても、データを残すことが可能となる。
【0211】請求項8記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、受信した新たなデータを上書きして保存
しなければならない場合に、データの格納に関し、メモ
リを無駄なく、より効率的に利用したうえで、第2のデ
ータの確認時に、第2のデータが圧縮されている場合に
は、データを解凍することにより、未確認である重要度
の低いデータにおいて、第1のデータだけでなく第2の
データも読み出すことが可能となる。
【0212】請求項9記載の発明の受信データ管理シス
テムによれば、容量の大きい画像データを受信した場合
に、ページャー本体に画像を表示させる為のデバイスを
備えていなくても、画像表示デバイスを備えた外部装置
にデータ圧縮した画像データ転送して解凍し、表示させ
ることも可能である。
【0213】請求項10記載の発明の受信データ管理シ
ステムによれば、第2のデータに基づいた情報を出力し
たか否かにより確認の有無を判別するため、第2のデー
タを確認していない情報を利用者にとって重要度の低い
情報であると自動的に判断することができる。
【0214】請求項11記載の発明の受信データ管理シ
ステムによれば、重要度の低い第2のデータを削除し
て、第1のデータは残す場合に、受信した情報の概略は
確認することができ、情報提供サービス機能の使い勝手
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信データ管理システムを適用した第
1の実施の形態のページングシステムの全体構成を示す
図である。
【図2】図1のページングセンター4からページャー1
に送信されるメッセージフィールド(MF)C7にセッ
トされた情報サービスデータのイメージ例を示す図であ
る。
【図3】図1のページャー1の内部の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図3のID−ROM110内のメモリ構成を示
す図である。
【図5】図3のRAM111内のメモリ構成を示す図で
ある。
【図6】図5のIPメッセージメモリエリア111b内
に記憶される情報を示す図である。
【図7】図3のCPU106において実行される着信処
理1を示すフローチャートである。
【図8】図3のCPU106において実行される着信処
理1に続くメッセージ読み出しモード処理を示すフロー
チャートである。
【図9】図3のCPU106において実行される情報重
要度判定処理を示すフローチャートである。
【図10】図8のステップS19において表示部108
に表示出力されたヘッドラインデータの具体例を示す図
である。
【図11】(a)は、図8のステップS23において表
示部108に表示出力されたコンテンツデータの具体例
を示す図である。(b)は、図8のステップS23にお
いて表示部108に表示出力されたヘッドラインデータ
とコンテンツデータの具体例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態のページャー12の内部の
回路構成を示すブロック図である。
【図13】図12のRAM122のIPメッセージメモ
リエリア122b内のメモリ構成を示す図である。
【図14】図12のCPU120において実行される着
信処理2を示すフローチャートである。
【図15】第3の実施の形態のページャー13の内部の
回路構成を示すブロック図である。
【図16】図15のCPU130において実行される着
信処理3を示すフローチャートである。
【図17】図15のCPU130において実行される図
16の着信処理3のステップS56に続く第3の実施の
形態の変形例を示すフローチャートである。
【図18】第4の実施の形態のページャー14の内部の
回路構成を示すブロック図である。
【図19】図18のRAM142のIPメッセージメモ
リエリア142b内のメモリ構成を示す図である。
【図20】図18のCPU140において実行される着
信処理4を示すフローチャートである。
【図21】新たな情報サービスデータを格納したときの
IPメッセージメモリエリア142bを示す図である。
【図22】図18のCPU140において実行される着
信処理4に続くメッセージ読み出し処理2を示すフロー
チャートである。
【図23】メッセージ読み出しモード処理2においてヘ
ッドラインデータを表示部108に表示出力した際の画
面表示出力例を示す図である。
【図24】図22のステップ123において、データ解
凍中である旨を表示部108に表示出力した際の画面表
示出力例を示す図である。
【図25】図22のステップ124において、コンテン
ツデータをヘッドラインデータとともに表示部108に
表示出力した際の画面表示出力例を示す図である。
【図26】第4の実施の形態の変形例のページャー15
及び外部装置16の内部の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図27】従来の高度ページングシステムの標準規格
「RCR STD−43」で規定されたデータ構成を示
す図である。
【符号の説明】
1、12、13、14、15 ページャー 2 利用者 3 パーソナルコンピュータ 4 ページングセンター 5 送信局アンテナ 6 公衆回線網 20 電源電池 101 アンテナ 102 受信部 103 デコーダ 104 バッファメモリ 105 デインターリーブ回路 106、120、130、140、150、161
CPU 107、162 ドライバ 108、163 表示部 109、164 キー入力部 1111 メインスイッチ 1112 モードキー 1113 カーソルキー 1114 ページキー 110 ID−ROM 111、122、142、166 RAM 111a NPメッセージメモリエリア 111b、122b、142b IPメッセージメモリ
エリア 112 ROM 113 ドライバ 114 スピーカー 115 LED 116 バイブレーター 117 圧縮・解凍プログラムROM 118 解凍データ用RAM 119 インターフェース 121 比較回路 131 メモリ管理回路 151 圧縮プログラムROM 165 解凍プログラムROM a、b アイコン M ヘッドラインデータメモリ N データ圧縮メモリ L 非データ圧縮メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04H 1/00 H04B 7/26 109M

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のデータとデータ量がこの第1のデー
    タより大きい第2のデータとを受信する受信手段と、 この受信手段により受信された第1のデータと第2のデ
    ータとを関連付けて記憶する記憶手段と、 この記憶手段の空き容量を管理する空き容量管理手段
    と、 前記受信手段によって新たに第1のデータと第2のデー
    タとを受信すると、この受信された第1のデータと第2
    のデータとの総データ量と、前記空き容量管理手段によ
    って管理される前記記憶手段の空き容量とを比較する比
    較手段と、 この比較手段による比較の結果、前記受信された第1の
    データと第2のデータとの総データ量は空き容量より大
    きく、受信された第1のデータ量は空き容量より小さい
    と判別すると、前記受信された第1のデータと第2のデ
    ータの内、第1のデータのみを前記記憶手段に記憶させ
    る記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信データ管理システム。
  2. 【請求項2】前記記憶手段に記憶された第2のデータが
    確認されたか否かを判別する判別手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記受信された第1の
    データと第2のデータとの内、第1のデータのデータ量
    が空き容量より大きいと判別すると、前記判別手段によ
    り未確認と判別された第2のデータを削除する削除手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の受信デー
    タ管理システム。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶された第2のデータが
    確認されたか否かを判別する判別手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記受信された第1の
    データと第2のデータとの内、第1のデータのデータ量
    が空き容量より大きいと判別すると、前記判別手段によ
    り未確認と判別された第2のデータを圧縮する圧縮手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の受信デー
    タ管理システム。
  4. 【請求項4】第2のデータの確認を指示する指示手段
    と、 この指示手段により確認指示された第2のデータが圧縮
    されているものか否かを判断する判断手段と、 この判断手段より、確認指示された第2のデータが圧縮
    されているものと判断すると、この第2のデータを解凍
    する解凍手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の受信デー
    タ管理システム。
  5. 【請求項5】外部装置と接続するためのインターフェー
    ス手段と、 前記圧縮された第2のデータを前記外部装置へ転送する
    転送手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の受信デー
    タ管理システム。
  6. 【請求項6】第1のデータと第2のデータとを受信する
    受信手段と、 この受信手段により受信された第1のデータと第2のデ
    ータとを関連付けて記憶する記憶手段と、 この記憶手段の空き容量を管理する空き容量管理手段
    と、 前記記憶手段に記憶された第2のデータが確認されたか
    否かを判別する判別手段と、 前記受信手段によって新たに第1のデータと第2のデー
    タとを受信すると、前記空き容量管理手段によって管理
    される前記記憶手段の空き容量と、前記新たに受信され
    た第1のデータと第2のデータとの総データ量とを比較
    する比較手段と、 この比較手段の比較結果に応じて、前記判別手段で未確
    認と判別された第2のデータとこの第2のデータと関連
    する第1のデータとの少なくとも一方を、前記新たに受
    信された第1のデータと第2のデータとが記憶できる容
    量になるまで削除する制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信データ管理システム。
  7. 【請求項7】第1のデータと第2のデータとを受信する
    受信手段と、 この受信手段により受信された第1のデータと第2のデ
    ータとを関連付けて記憶する記憶手段と、 この記憶手段の空き容量を管理する空き容量管理手段
    と、 前記記憶手段に記憶された第2のデータが確認されたか
    否かを判別する判別手段と、 前記受信手段によって新たに第1のデータと第2のデー
    タとを受信すると、前記空き容量管理手段によって管理
    される前記記憶手段の空き容量と、前記新たに受信され
    た第1のデータと第2のデータとの総データ量とを比較
    する比較手段と、 この比較手段の比較結果に応じて、前記判別手段で未確
    認と判別された第2のデータとこの第2のデータと関連
    する第1のデータとの少なくとも一方を、前記新たに受
    信された第1のデータと第2のデータとが記憶できる容
    量になるまで圧縮する制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信データ管理システム。
  8. 【請求項8】第2のデータの確認を指示する指示手段
    と、 この指示手段により確認指示された第2のデータが、圧
    縮されているものか否かを判断する判断手段と、 この判断手段より、確認指示された第2のデータが圧縮
    されているものと判断すると、この第2のデータを解凍
    する解凍手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項7記載の受信デー
    タ管理システム。
  9. 【請求項9】外部装置と接続するためのインターフェー
    ス手段と、 前記圧縮された第2のデータを前記外部装置へ転送する
    転送手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項7記載の受信デー
    タ管理システム。
  10. 【請求項10】データに基づく情報を出力する出力手段
    を更に備え、 前記判別手段は前記出力手段によって第2のデータに基
    づいた情報が出力されたか否かで、確認の判断をするこ
    とを特徴とする請求項2から9の何れかに記載の受信デ
    ータ管理システム。
  11. 【請求項11】前記第1のデータは、前記第2のデータ
    に基づく情報内容を端的に表現したものであることを特
    徴とする請求項1から9の何れかに記載の受信データ管
    理システム。
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