JP2000261840A - 情報送信システム、情報送信方法及び記録媒体 - Google Patents

情報送信システム、情報送信方法及び記録媒体

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JP2000261840A
JP2000261840A JP11059983A JP5998399A JP2000261840A JP 2000261840 A JP2000261840 A JP 2000261840A JP 11059983 A JP11059983 A JP 11059983A JP 5998399 A JP5998399 A JP 5998399A JP 2000261840 A JP2000261840 A JP 2000261840A
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Makoto Takamizu
眞 高水
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種の情報を複数の無線端末群へ送信する情
報送信システムで、契約者が契約内容の変更を気軽に行
なえ、選択した情報の分類のみを相応の料金で受信で
き、一方、情報提供者及びページングサービスセンタが
いたずらにグループ呼出番号を増加させず、管理が煩雑
化するのを回避できる。 【解決手段】複数種の情報より任意選択された情報を、
無線端末の個別呼出情報と対応付けて記憶する契約者フ
ァイルF1と、無線端末群に情報を送信する際、送信すべ
き無線端末の個別呼出情報を契約者ファイルF1から読出
し、読出した個別呼出情報が複数ある場合にそれらの個
別呼出情報で呼出される無線端末に、一時的に一斉に呼
出すための一斉呼出情報を無線で書込むサーバ本体とし
ての制御部13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線端末
群、例えばページング受信機に対して情報提供を行なう
情報送信システム、情報送信方法及び記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ページングサービスの加入
者、すなわちページング受信機の所有者に対し、通常の
受信すべきフレーム番号とアドレスデータとを含んだ個
別呼出情報の他に、情報提供サービス用のグループ呼出
情報を情報提供者毎にページングサービス会社に割当
て、且つ契約者のページング受信機にも予め書込んでお
くことで、契約者のページング受信機に対して情報を一
斉送信させるようにした技術がある。
【0003】このような情報提供サービスで配信される
情報は、ページング受信機が主にビジネスで使用されて
いた頃は、株価情報、円相場情報等のように、その種類
や性格が限られたものであったが、近年は幅広い年代に
普及しているため、占いやバーゲン情報等、その種類と
性格も大幅に増加、拡大しつつある。
【0004】図16は広範囲に渡る情報提供サービスの
分類の概念を示すもので、ここでは大分類として「ニュ
ース」「娯楽情報」「スポーツ速報」の3つを設定し、
各台分類毎にそれぞれ2つの中分類を設定し、またその
各中分類毎にそれぞれ2つの小分類を設定することで、
全部で12の小分類を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、情報提供サ
ービスを受ける側からすると、例えば上記図16で示し
たような分類の情報を一斉送信する情報提供者と契約し
たとしても、全ての情報が必要である可能性は低く、不
要な情報をも受信することで、受信機内の提供情報を記
憶するためのメモリを不要に占有してしまい、あるい
は、重要な情報を受信しても、その後に受信した不要な
情報に上書きされてしまう、などの不具合があった。
【0006】また、上記図16に示したような分類の情
報は、一般に契約者が随時任意にその受信を選択するこ
とができず、料金体系も一律である。そのため、小分類
の情報1つだけを受信するものとして契約しても、全て
の分類の情報を受信するものとして契約しても、契約料
金は同一であるという不公平な点も存在する。
【0007】この点を解決するべく、情報の分類毎にグ
ループ呼出情報を契約者のページング受信機に設定する
方法も考えられているが、契約者は受信を希望する情報
の分類を変更する度に、ページング呼出しを行なうペー
ジングセンタでのグループ呼出情報を書換えてもらわな
くてはならず、また該ページングセンタではグループ呼
出情報が著しく増えることで管理が非常に煩雑になると
いう危惧が予想される。
【0008】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、契約者にとって
は、契約内容の変更を気軽に行なえると共に、選択した
情報の分類のみを相応の料金で受信することができ、一
方、情報提供者及びページングサービスセンタにとって
は、いたずらにグループ呼出番号を増加させてしまうこ
とがなく、管理が煩雑化するのを回避できるような情報
提供サービスの情報送信システム、情報送信方法及び記
録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数種の情報を複数の無線端末群へ送信する情報送信シ
ステムであって、上記複数種の情報より任意に選択され
た情報を、上記無線端末の個別呼出情報と対応付けて記
憶する記憶手段と、上記無線端末群に情報を送信する
際、この情報を送信すべき無線端末の個別呼出情報を上
記記憶手段から読出す読出手段と、この読出手段で読出
した個別呼出情報が複数あるか否かを判別する判別手段
と、この判別手段により個別呼出情報が複数あると判別
すると、それらの個別呼出情報で呼出される無線端末
に、一時的に一斉に呼出すための一斉呼出情報を無線で
書込む書込手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、複数種の情報を複
数の無線端末群へ送信する情報送信方法であって、上記
複数種の情報より任意に選択された情報を、上記無線端
末の個別呼出情報と対応付けて記憶する記憶ステップ
と、上記無線端末群に情報を送信する際、この情報を送
信すべき無線端末の個別呼出情報を上記記憶手段から読
出す読出ステップと、この読出ステップで読出した個別
呼出情報が複数あるか否かを判別する判別ステップと、
この判別ステップで個別呼出情報が複数あると判別する
と、それらの個別呼出情報で呼出される無線端末に、一
時的に一斉に呼出すための一斉呼出情報を無線で書込む
書込ステップとを有したことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、複数種の情報を複
数の無線端末群へ送信するためのプログラムを記録した
記録媒体であって、上記複数種の情報より任意に選択さ
れた情報を、上記無線端末の個別呼出情報と対応付けて
記憶する記憶処理と、上記無線端末群に情報を送信する
際、この情報を送信すべき無線端末の個別呼出情報を上
記記憶手段から読出す読出処理と、この読出処理で読出
した個別呼出情報が複数あるか否かを判別する判別処理
と、この判別処理により個別呼出情報が複数あると判別
すると、それらの個別呼出情報で呼出される無線端末
に、一時的に一斉に呼出すための一斉呼出情報を無線で
書込む書込処理とをコンピュータに実行させる命令を含
むプログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】上記請求項1乃至3いずれに記載の発明に
よっても、無線端末を所有する各契約者にとっては、契
約内容の変更を気軽に行なえると共に、選択した情報の
分類のみを相応の料金で受信することができ、一方、情
報提供者及びページングサービスセンタにとっては、い
たずらにグループ呼出番号を増加させてしまうことがな
く、管理が煩雑化するのを回避できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を高度無線呼出方式F
LEX−TD(RCR STD−43)のページングサ
ービスシステムを用いた情報提供サービスシステムに適
用した本発明の実施の一形態に係る図面を参照して説明
する。
【0014】なお、本実施の形態においては、情報提供
サービスとして上記図16で示した分類に従った各種情
報を契約者が任意選択して送信するものとする。
【0015】まず、この高度無線呼出方式におけるデー
タフォーマットを図15に示す。同図において、Aは1
時間周期で送信されるデータのサイクル構成を示し、1
サイクル4分として、“0”から“14”までのNo.
が付けられた計15個のサイクルが送信される。
【0016】また、Bは上記1サイクルのフレーム構成
を示し、1サイクルは“0”から“127”までのN
o.が付けられた計128個のフレームにより構成され
ている。すなわち、1フレームは1.875秒であり、
1分間に32フレームが送信される。
【0017】さらに、Cに示すように上記1フレーム
は、そのデータ内容に応じて8つのデータ領域に区分さ
れ、同期部1(S1)C1、フレーム情報(FI)C
2、同期部2(S2)C3、ブロック情報(BI)C
4、アドレスフィールド(AF)C5、ベクトルフィー
ルド(VF)C6、メッセージフィールド(MF)C
7、及びアイドルブロック(IB)C8により構成され
ている。
【0018】また、上記8つのデータ領域は、Dに示す
ブロック構成を参照して分かるように、先頭部の3つの
データ領域、すなわち、同期部1(S1)C1、フレー
ム情報(FI)C2、及び同期部2(S2)C3からな
り、115ミリ秒で送信される同期信号部D1と、これ
に続く5つのデータ領域、すなわち、ブロック情報(B
I)C4、アドレスフィールド(AF)C5、ベクトル
フィールド(VF)C6、メッセージフィールド(M
F)C7、及びアイドルブロック(IB)C8からな
り、1ブロック160ミリ秒として計11ブロック(#
0〜#10)で送信され、複数フェーズのワードデータ
がインタリーブされたインタリーブブロック部D2とに
大別される。
【0019】同期部1(S1)C1は、2値FSK(F
requency Shift Keying)の変調
方式及び1600bpsの伝送速度で送信される112
ビットのデータを格納し、後述するページング受信機6
はこれを受信することでビット同期がとれるようになっ
ている。また、本フレームにおけるインタリーブブロッ
ク部D2のデータが以下に示す4種類のフレームタイプ
(変調方式及び伝送速度)のうち、どのフレームタイプ
で送信されるのかを規定したフレームタイプデータを格
納している。 2値FSK/1600bps 2値FSK/3200bps 4値FSK/3200bps 4値FSK/6400bps フレーム情報(FI)C2は、2値FSKの変調方式及
び1600bpsの伝送速度で送信される32ビットの
データを格納し、本フレームのフレームNo.、本フレ
ームが含まれるサイクルのサイクルNo.、複数回送信
の場合はその送信回数等を規定したフレームデータを格
納している。
【0020】同期部2(S2)C3は、上記同期部1
(S1)C1で規定されたフレームタイプで送信される
インタリーブブロック部D2のデータに、受信機の受信
タイミングを合わせるためのデータを格納している。
【0021】ブロック情報(BI)C4は、本フレーム
のインタリーブブロック部D2において、アドレスフィ
ールド(AF)C5及びベクトルフィールド(VF)C
6の起点となるワード番号やワード数等を規定したデー
タを格納している。また、所定のフレーム間隔で、時刻
補正サービスとして受信機の時計機能を補正するための
時刻補正情報を各サイクルのフレームNo.の当該ブロ
ック情報(BI)C4に格納している。
【0022】アドレスフィールド(AF)C5は、32
ビット、または64ビットからなるアドレスデータを格
納している。
【0023】ベクトルフィールド(VF)C6は、上記
アドレスフィールド(AF)C5と対を成しており、メ
ッセージフィールド(MF)C7の起点となるワード番
号やワード数、そのメッセージデータの長さやデータの
フォーマット形式等を規定したベクトルデータ(ベクト
ルタイプデータを含む)を格納している。
【0024】メッセージフィールド(MF)C7は、上
記ベクトルフィールド(VF)C6で規定されたフォー
マット形式のデータ(一般にはメッセージ)を格納して
いる。アイドルブロック(IB)C8は、未使用ブロッ
クであり、本フレーム内に空きが生じた場合に、「0」
もしくは「1」で連続するビットデータが挿入される。
【0025】以上のような高度無線呼出方式を採用した
ページングシステムについて、以下に図1乃至図14を
参照して説明する。
【0026】図1はシステム全体の概要構成を示すもの
である。同図で、情報を提供するプロバイダとしての情
報提供者1は、送信すべき情報等をデータベースである
情報ファイル2に分別して格納しており、この情報ファ
イル2から適宜読出した情報を、送信先のページング受
信機6の呼出番号、すなわち後述するテンポラリアドレ
ス呼出用の電話番号と共に、予め定められた送信制御プ
ログラムに基づいて公衆回線網3を介してページングセ
ンタ4へ送信する。
【0027】ページングセンタ4は、公衆回線網3を介
して情報提供者1から送られてきた呼出番号に基づいて
該当するページング受信機6のアドレスデータを読出
し、読出したアドレスデータを上記情報提供者1からの
情報と共に無線基地局5により無線送信させる。
【0028】ページング受信機6は、個別呼出用に予め
設定されている第1アドレスデータで、そのユーザであ
る契約者が選択した情報を受信する。
【0029】図2は上記情報提供者1と情報ファイル2
の備えるシステム回路構成について示すもので、情報提
供者1は、提供すべき情報を、ページング受信機6が受
信して表示できるコンテンツ(1乃至複数のメッセージ
データより構成されるもの)に加工(編集)すると共
に、グループ呼出番号とこの情報より加工されたコンテ
ンツとを上記ページングセンタ4に送信するネットワー
クサーバをメインフレームとしたアーキテクチャで構成
されている。
【0030】しかしてこの情報提供者1は、図示する如
く表示部11、操作部12、制御部13、ログファイル
14、送信データ作成処理部15、及びメモリ16を備
えている。
【0031】表示部11は、データを表示するディスプ
レイモニタ等で構成され、一方、操作部12は、キーボ
ード、マウス等の入力デバイスで構成されるもので、こ
の表示部11及び操作部12により各種データ指示等を
入力、表示する。
【0032】制御部13は、MPU等から構成され、後
述するメモリ16に格納されたシステムプログラムにし
たがって制御動作を実行することで、情報ファイル2か
ら読出した情報をページングセンタ4へ送信する。
【0033】ログファイル14は、送信スケジュールを
設定した際に制御部13により自動的に設定されるもの
で、送信したスケジュールの情報ファイル名と対応し
て、実際にデータ送信を自費した場合の送信記録を格納
するファイルであり、データ送信時や送信ミスのチェッ
クの場合等に参照されるものである。
【0034】送信データ作成処理部15は、データ(ア
ドレスデータ及びメッセージデータ)が書込まれる送信
バッファを備え、この送信バッファに書込まれたデータ
をページングセンタ4を介してページング受信機6へ送
信する。
【0035】メモリ16は、RAM、ハードディスク装
置などから構成され、ファイル管理部161、システム
プログラムメモリ162、及び時刻計時部163を有す
るもので、制御部13のワークエリアとしても機能す
る。
【0036】ファイル管理部161は、契約者ファイル
F1、課金ファイルF2、送信制御ファイルF3、及び
契約コードファイルF4を格納、管理する。
【0037】図3は上記契約者ファイルF1の記憶内容
を例示するもので、情報の送信先の契約者のデータとし
て「契約者番号(No.)」「契約者氏名」「個別呼出
番号」「連絡先(電話番号)」「住所」「クレジット番
号」「契約コード」「月額料金」及び「サービス期間」
の各項目を設定している。
【0038】このうち、「クレジット番号」「月額料
金」及び「サービス期限」は上記課金ファイルF2の内
容ともリンクする、料金引落としのためのもので、特に
「月額料金」は、例えば上記図16の情報小分類1つを
例えば月当たり100円とした(したがって情報中分類
1つは200円、情報大分類1つは400円となる)契
約情報数に対応した金額を意味する。
【0039】また、「契約コード」は、情報ファイル2
の後述するファイル名とリンクする。
【0040】図4は、送信制御ファイルF3に格納され
る送信スケジュールテーブルの内容を例示するもので、
図中のハッチング部分が上記図16で示した各情報小分
類毎の一日における送信タイミングを示すものである。
【0041】図5は、契約コードファイルF4の記憶内
容を例示するもので、「ダイヤル番号」「ニューメリッ
クコード」「16進データ(契約コード)」「2進デー
タ」「提供される情報内容」及び「取出すべき情報のフ
ァイル名」の各項目を設定している。
【0042】ページング受信機6の所有者で、本情報提
供サービスの受信契約者は、情報提供者1に対して電話
接続して契約内容を変更する際に、ダイヤルデータ1桁
(「0」〜「9」)または「*0」「*5」「*2」
「*4」「*6」「*8」の2桁を送信することで受信
を希望する情報種を1つ契約することができるものと
し、情報提供者1はこの契約コードファイルF4を参照
することで、変更設定された契約の内容を判断する。
【0043】特に、上記ダイヤルデータ中の「*2」
「*4」「*6」は情報大分類A〜Cに対応し、このダ
イヤルデータを送信すると、例えば図16で「A」なら
ば「円相場」「株価ニュース」「一般ニュース」「芸能
ニュース」の受信を契約したことになる。
【0044】ところで、上記ファイル管理部161と共
にメモリ16を構成するシステムプログラムメモリ16
2はこの情報提供者1のシステム全体を統括する制御部
13のためのプログラムを格納するものであり、同時刻
計時部163は現在の時刻を計時する。
【0045】図6は、上記情報提供者1が有するデータ
ベースとしての情報ファイル2のファイル構成を示すも
のである。情報ファイル2は、実質的にはファイルサー
バであり、情報小分類毎に送信すべき情報がファイル管
理されている。
【0046】次に上記ページングセンタ4の詳細な回路
構成について図7により説明する。同図に示すように、
ページングセンタ4は、入出力回路401、切替部40
2、呼出番号照合部403、加入者メモリ404、音声
応答回路405、送信データメモリ406、制御部40
7、テンポラリアドレステーブル408、メッセージレ
ジスタ409、ベクトルレジスタ410、アドレスレジ
スタ411、ブロック情報記憶用メモリ412、時刻計
時部413、及び送信信号制御部414により構成され
ている。
【0047】入出力回路401は、公衆回線網3に接続
されており、公衆回線網3を介して回線接続された発呼
者(図示しない電話機)または情報提供者1から呼出対
象となるページング受信機6の呼出番号(電話番号)及
びページング受信機6に送信するメッセージデータとし
ての提供情報を入力すると共に、音声応答回路405か
らのアナウンスを回線接続された発呼者または情報提供
者1に対して出力する。
【0048】切替部402は、制御部407の制御信号
に応じて、入出力回路401に入力されたデータ中の呼
出番号を呼出番号照合部403へ、メッセージデータを
制御部407へそれぞれ出力する。
【0049】呼出番号照合部403は、切替部402か
ら入力された呼出番号を、予め加入者メモリ404に登
録されている複数の呼出番号と比較し、一致するものが
あるか否かを判定するもので、その判定結果を制御部4
07へ出力する。
【0050】加入者メモリ404は、呼出対象となるペ
ージング受信機6の呼出番号と、IDすなわち個別呼出
しのアドレスデータ(21ビット)とを契約している加
入者毎に関連付けて記憶する。
【0051】音声応答回路405は、上記入出力回路4
01に接続され、制御部407の制御に基づいてアナウ
ンス内容を生成し、入出力回路401を介して回線接続
した発呼者または情報提供者1にこのアナウンスを出力
する。
【0052】送信データメモリ406は、入出力回路4
01から入力された発呼者または情報提供者1からのメ
ッセージデータを一時的に保持する。
【0053】制御部407は、このページングセンタ4
全体の動作を制御すると共に、一連のページング処理を
制御するもので、情報提供者1からの呼出し要求に応答
してページング受信機6を呼出すための処理を行なう。
【0054】テンポラリアドレステーブル408は、図
8に示すように、テンポラリアドレスを使用してのペー
ジング受信機6の一斉呼出しの際の、ページング受信機
6側に書込むべきテンポラリアドレス(21ビット)
と、対応する公衆電話番号とを組にして記憶させたもの
で、ここでは例えば16本組分の内容が記憶されている
ものとする。
【0055】メッセージレジスタ409は、例えば4ビ
ット単位の数値コード(漢字データ)で構成されるメッ
セージデータを格納できる記憶容量を有し、制御部40
7の制御に従ってページング受信機6へ発信するメッセ
ージデータを受取り、格納すると共に、格納してメッセ
ージデータを送信信号制御部414に出力する。
【0056】ベクトルレジスタ410は、制御部407
の制御に従ってアドレスデータと対になるベクトルデー
タを格納すると共に、格納したベクトルデータを送信信
号制御部414に出力する。
【0057】アドレスレジスタ411は、制御部407
の制御に従ってページング受信機6を呼出すアドレスデ
ータ及びフレームデータ等の情報を受取り、格納すると
共に、格納したデータを送信信号制御部414に出力す
る。
【0058】ブロック情報記憶用メモリ412は、制御
部407の制御に従ってデータフレーム中のブロック情
報(BI)C4を設定するための設定情報を記憶するた
めのもので、送信データに基づき送信するデータのアド
レスフィールド(AF)C5及びベクトルフィールド
(VF)C6の起点となるワード番号等の情報が格納さ
れる。
【0059】時刻計時部413は、現在の正確な時刻を
計時する。
【0060】送信信号制御部414は、メッセージレジ
スタ409、ベクトルレジスタ410、アドレスレジス
タ411にそれぞれ格納されているメッセージデータ、
ベクトルデータ、アドレスデータ、及びフレームデータ
等の情報を取出し、上記図15で説明した如くRCR
STD−43で規定されたデータ形式に変換して送信デ
ータを形成すると共に、制御部407の制御に従って送
信データを無線基地局5に出力する。
【0061】無線基地局5は、送信信号制御部414で
形成された送信データを受取ると、受取ったデータを変
調し、変調したデータを搬送波としてアンテナより各ペ
ージング受信機6に無線送信する。
【0062】図9は上記ページング受信機6の回路構成
を示すものである。同図で、ページング受信機6は、ア
ンテナ601、受信部602、デコーダ603、バッフ
ァメモリ604、データ処理回路605、CPU60
6、表示ドライバ607、表示部608、キー入力部6
09、ID−ROM610、RAM611、ROM61
2、報知ドライバ613、スピーカ614、LED61
5、バイブレータ616、及びバス6B等により構成さ
れている。
【0063】アンテナ601は、上記無線基地局5から
送信されてくるデータを受信して受信部602に出力す
る。
【0064】受信部602は、デコーダ603に接続さ
れ、このデコーダ603からの制御信号に基づいて駆動
し、受信データの復調及び検波を行なうもので、具体的
には受信した信号の同期部を取込むことによって2値あ
るいは4値の変調方式に従ってシリアルのビットデータ
をデコーダ603に選択出力する。
【0065】デコーダ603は、受信部602から入力
される2値あるいは4値のシリアルのビットデータを8
ビットのパラレルデータに並び換えてバス6Bに出力す
る。また、デコーダ603は、CPU606による受信
された信号中のアドレスフィールドのアドレスデータ
と、ID−ROM610に登録されたアドレスデータと
の照合の後、一致の際に出力される検出信号を受け取る
と、一致したアドレスデータが含まれる信号中のフレー
ムのベクトルフィールド及びメッセージフィールドの全
データの継続受信を受信部602に指示する機能を有し
ている。
【0066】バッファメモリ604は、自己フレームに
おける最大1フレーム分のデータを着信処理終了までブ
ロック単位で一時的に記憶する。
【0067】データ処理回路605は、インターリーブ
回復回路、BCH訂正回路、アドレス照会回路等を含む
もので、インターリーブ回復回路は、上記デコーダ60
3より出力され、バッファメモリ604に記憶される2
値あるいは4値の8ビットの各パラレルビットデータに
ついて、それぞれのフレームパターンに応じて、フェー
ズ毎に分離して復元処理(インタリーブ回復)し、BC
H訂正回路はバッファメモリ604に保持されたデータ
のBCH符号を復号化して誤り訂正処理を行なう。
【0068】CPU606は、ROM612に格納され
ている各種制御プログラムに基づいて着信したビットデ
ータを解析すると共に、キー入力部609から入力され
る各種制御信号に応じてこのページング受信機内の各回
路部を統括制御する。
【0069】表示ドライバ607は、CPU606から
入力される表示制御情報に基づいて表示部608を駆動
させる。表示部608は、不図示の表示バッファ及びE
Lバックライト等を備えたドットマトリクス型の液晶パ
ネル等で構成され、表示ドライバ607により駆動制御
されて該液晶表示パネル上にメッセージデータ及び提供
情報等を表示する。
【0070】キー入力部609は、例えば、電源のON
/OFF切換え、各モードにおける諸設定の決定を検出
するメインスイッチ、着信待ちモード/報知形態設定モ
ード/着信し記憶したメッセージデータの読出しモード
等のモード切換操作を行なうモードキー、データの選択
等を行なうためのカーソルキー、選択指定した機能等の
実行を指示する「ENTER」キー、メッセージの読出
し操作を検出するメモリキー、着信報知のリセット、モ
ード状態の解除を検出する解除キー、及び、数字、英
字、ひらがな、カタカナ、漢字、記号等の文字入力用に
備えられた例えばQWERTY配列のキーボードからな
り、各キーの入力操作に応じた各種操作信号をCPU6
06に出力する。
【0071】ID−ROM610は、図10に示すよう
に、このページング受信機6に設定されている受信すべ
きフレームのフレームNo.、呼出検出のためのアドレ
スデータ、ベクトルフィールドに設定されるベクトルタ
イプ、そのアドレスデータの設定内容、ページングタイ
プ、及び呼出番号を対応づけて記憶するもので、ここで
はフレームNo.、アドレスデータ、ページングタイ
プ、及び呼出番号を共通として、通常のファーストアド
レスで呼出しを行なうためのベクトルタイプ「011」
と、後続するテンポラリアドレスデータ及びフレームN
o.データを一時的に取込むための簡易命令ベクトルを
表わすベクトルタイプ「001」の2組分記憶するもの
で、自己アドレスデータの検出に続いて上記ベクトルタ
イプ「001」を受信した場合には、ベクトルフィール
ド内に設定されるテンポラリアドレスとこのテンポラリ
アドレスが送信されるフレームNo.とをデコーダ60
3にセットすることとなる。
【0072】RAM11は、上記CPU6のワークエリ
アの他に、個別呼出で受信したメッセージデータを記憶
するメモリエリアPMと、情報提供サービスで受信した
情報を記憶するメモリエリアIMを有しており、これら
メモリエリアPM,IMは電源オフ時にも電源バックア
ップされてその記憶内容が保持される。
【0073】ROM612は、主としてCPU606の
動作プログラムや表示制御プログラム、その他各種プロ
グラム等を記憶したプログラムメモリエリアと、文字コ
ードに対応したキャラクタ(文字)のドットパターンデ
ータを記憶したキャラクタジェネレータ等で構成されて
いる。
【0074】報知ドライバ613は、個別呼出しサービ
スでメッセージを着信した際に、予め設定した報知内容
に従い、スピーカ614を拡声駆動して報音し、LED
615を点滅駆動し、あるいはバイブレータ616を振
動させる。
【0075】次いで上記実施の形態の動作について説明
する。
【0076】まず、図11及び図12により情報提供者
1における契約者の受信契約の更新、変更動作と情報の
送信に係る処理について説明する。
【0077】なお、契約者の新規契約については電話に
より行なうことはできないものとして、ここではその説
明を省略する。
【0078】同図は主として情報提供者1内の制御部1
3により動作制御されるもので、その当初には、契約者
からの受付を待っている状態で、上記図4で示したメモ
リ16の送信制御ファイルF3と時刻計時部163で計
時する現在の時刻とにより、情報の送信を行なうタイミ
ングであるか否かを判断し(ステップA01)、該タイ
ミングでなければ、公衆回線網3を介しての回線接続を
検出したか否か、すなわち契約者からの受信契約の更
新、変更のための着信があったか否かを判断する(ステ
ップA02)、という処理を繰返し実行することで、情
報の送信タイミングとなるか、契約者からの回線接続の
検出を待機する。
【0079】しかして、ステップA02で契約者からの
回線接続を検出したと判断すると、情報提供者1は第1
のアナウンス音声、例えば「こちらは○×インフォメー
ション、契約変更案内でございます。」を発呼側の契約
者に対して送信出力すると共に(ステップA03)、時
刻計時部163により予め定められた所定時間のカウン
トを開始させる。
【0080】その後、該契約者から個別呼出番号が入力
されたか否かを判断し(ステップA04)、入力されな
ければ上記所定時間が経過したか否かを判断する(ステ
ップA15)、という処理を繰返し実行することで、所
定時間内に個別呼出番号が入力されるのを待機する。
【0081】ここで、個別呼出番号の入力が検出されな
いままに所定時間が経過したと判断した場合には、その
まま接続されている回線を切断し(ステップA18)、
再び契約者からの受付を待つ状態に戻るが、個別呼出番
号の入力が検出されたと判断した場合には、次いで入力
を検出した個別呼出番号をメモリ16のファイル管理部
161の契約者ファイルF1と照合する(ステップA0
5)。
【0082】この照合の結果、入力した個別呼出番号が
契約者ファイルF1に登録されている個別呼出番号のい
ずれとも一致しなかったか、あるいは全く登録されてい
なかった場合には、情報提供者1は第3のアナウンス音
声、例えば「お客様が入力された呼出番号は、本サービ
スに契約されていません。」を発呼側の契約者に対して
送信出力し(ステップA16)、その後に接続されてい
る回線を切断し(ステップA18)、再び契約者からの
受付を待つ状態に戻る。
【0083】また、上記ステップA07で、入力された
個別呼出番号が契約者ファイルF1に登録しているもの
と一致したと判断した場合には、情報提供者1は第2の
アナウンス音声、例えば「受信を希望する番組(図16
における小分類のこと)のダイヤルを押して下さい。」
を発呼側の契約者に対して送信出力すると共に(ステッ
プA07)、時刻計時部163により予め定められた所
定時間のカウントを開始させる。
【0084】その後、該契約者からダイヤルデータの入
力を検出したか否かを判断し(ステップA08)、検出
されなければ上記所定時間が経過したか否かを判断する
(ステップA17)、という処理を繰返し実行すること
で、所定時間内にダイヤルデータが入力されるのを待機
する。
【0085】ここで、契約者は、事前(例えば新規契約
時)に、ダイヤルデータと受信契約できる情報の種別と
を対応づけた表を配付されているものとする。
【0086】しかして、ダイヤルデータの入力が検出さ
れないままに所定時間が経過したと判断した場合には、
そのまま接続されている回線を切断し(ステップA1
8)、再び契約者からの受付を待つ状態に戻るが、ダイ
ヤルデータの入力が検出されたと判断した場合には、次
いで情報提供者1は第4のアナウンス音声、例えば「ご
利用ありがとうございました。回線を切断して下さ
い。」を発呼側の契約者に対して送信出力すると共に
(ステップA09)、自らも接続されている回線を切断
する(ステップA10)。
【0087】その後、入力されたダイヤルデータによ
り、ファイル管理部161の契約コードファイルF4を
参照することで、変更設定された契約の内容に対応する
契約コードを読出し(ステップA11)、この読出した
契約コードに基づいて当該契約者の新たな月額料金を算
出する(ステップA12)。
【0088】そして、算出した月額料金と上記個別呼出
番号とによりメモリ16内のファイル管理部161の契
約者ファイルF1の内容を更新設定し(ステップA1
3)、以上でこの処理を終了して、再び契約者からの受
付を待つ状態に戻る。
【0089】また、上記ステップA01で送信制御ファ
イルF3を参照し、ある情報の送信を行なうタイミング
であると判断すると、情報ファイル2から送信すべき分
類の情報ファイルを読出し(ステップA19)、新たに
送信すべき(未送信の)データの内容を判断する(ステ
ップA20)。
【0090】次いで、このデータの送信指定が複数の個
別呼出番号にあるか否か、すなわちこのデータを送信す
べき先の個別呼出番号が上記契約者ファイルF1に複数
登録されているか否かを判断する(ステップA21)。
【0091】ここで、個別呼出番号が複数あると判断し
た場合には、一括呼出しを行なうために、対応する個別
呼出番号を全て契約者ファイルF1から読出して、送信
すべきデータに追加する(ステップA22)。
【0092】そして、上記図8で示したページングセン
タ4のテンポラリアドレステーブル408に記憶されて
いるテンポラリアドレス用の公衆電話番号でページング
センタ4にアクセスし(ステップA23)、全ての個別
呼出番号とデータとをページングセンタ4へ送信出力す
る(ステップA24)。
【0093】その後、ログファイル14に送信した内容
を全て記録し(ステップA25)、以上でこの処理を終
了して、再び契約者からの受付を待つ状態に戻る。
【0094】また、上記ステップA21で送信先の個別
呼出番号が1つしかないと判断した場合には、テンポラ
リアドレスを使用する必要がないため、通常の個別呼出
しと同様に、その個別呼出番号のみ契約者ファイルF1
から読出し(ステップA26)、送信すべきデータに追
加設定して(ステップA27)、そのままページングセ
ンタ4へ送信出力する(ステップA24)。
【0095】その後、ログファイル14に送信した内容
を記録し(ステップA25)、以上でこの処理を終了し
て、再び契約者からの受付を待つ状態に戻る。
【0096】次に、情報提供者1から上記のようなデー
タを受けたページングセンタ4での動作について図13
を用いて説明する。
【0097】ページングセンタ4においては、主として
制御部407によりこの図13に示す受付け待ち状態か
らの処理が実行される。
【0098】その当初には、公衆回線網3を介しての着
信があり、回線接続を検出したか否かを判断し(ステッ
プB01)、検出しなかったと判断した場合には、続け
て簡易命令ベクトルで指定したフレームの送信タイミン
グであるか否かを判断する(ステップB06)、という
処理を繰返し実行して、回線接続を検出するか、あるい
は簡易命令ベクトルで指定したフレームの送信タイミン
グとなるのを待機する。
【0099】上記ステップB01で回線接続を検出した
と判断した場合には、さらにその回線接続がテンポラリ
アドレス用の電話番号でなされたものであるか否かを判
断する(ステップB02)。
【0100】ここで、電話番号がテンポラリアドレス用
のものではないと判断した場合には、情報提供サービス
による一斉送信ではなく、通常の個別呼出のための送信
として、電話番号に続くデータを送信データメモリ40
6に格納すると共にメッセージデータに変換し(ステッ
プB05)、得たメッセージデータを用いての送信動作
に移行する。
【0101】また、上記ステップB02で、テンポラリ
アドレス用の電話番号で回線接続がなされたと判断した
場合には、後続のデータに含まれる複数の個別呼出番号
に対応するアドレスデータを加入者メモリ404から読
出し(ステップB03)、読出した各アドレスデータに
それぞれ簡易命令ベクトルと、情報提供サービスによる
データを書込むアドレスデータ及びフレームNo.とを
メッセージデータとしてセットして(ステップB0
4)、上記図10で示したベクトルタイプ「001」を
ベクトルフィールドに配した送信動作に移行する。
【0102】その後、上記ステップB01,B06を繰
返し、ステップB06で簡易命令ベクトルで指定したフ
レームの送信タイミングとなったと判断すると、あらた
めて、情報提供サービスに基づくデータを送信するべ
く、送信データメモリ406に格納すると共に、呼出用
アドレスとして上記ステップB04でセットして一度送
信したテンポラリアドレスデータを設定し、これに提供
すべきデータをメッセージデータに変換して付加設定し
た上で、送信動作に移行する。
【0103】このようなページングセンタ4からの送信
を受けるページング受信機6においては、図14に示す
ような受信処理が実行される。
【0104】この図14は主としてCPU606により
その動作が制御される着信待ち状態からの処理であり、
まずその時点で受信を行なうべきフレームタイミングと
なるのを待機し(ステップC01)、当該フレームタイ
ミングとなったと判断した時点で、1フレーム分のデー
タを取込み、インターリーブ回復、BCH訂正等の受信
処理を施す(ステップC02)。
【0105】次いで上記受信したフレームタイミングが
簡易命令ベクトルで指定されたものであるか否か、すな
わち受信した1フレーム分のデータに含まれているメッ
セージデータが情報提供サービスにより提供されたデー
タであるか否かを判断する(ステップC03)。
【0106】ここで、受信したフレームタイミングが簡
易命令ベクトルで指定されたものではないと判断する
と、上記図10で示したID−ROM610に記憶して
いるフレームNo.でのタイミングに応じたものである
こととなるので、次にその着信アドレスがテンポラリア
ドレスであったか、あるいは「#A」その他であったか
をLED615内のアドレス照会回路により判断する
(ステップC08)。
【0107】着信アドレスが「#A」その他であった場
合には、次にベクトルフィールドのベクトルタイプが
「001」であったか否かにより簡易命令ベクトルを検
出したか否かを判断し(ステップC09)、簡易命令ベ
クトルを検出しなかったと判断すると、続いてそのメッ
セージデータが通常の個別呼出しのためのものであるか
否かを上記ベクトルタイプが「011」であるか否かに
より判断する(ステップC10)。
【0108】ここで、通常の個別呼出しのためのメッセ
ージデータであると判断すると、そのままそのメッセー
ジデータをRAM611の個別呼出し用のメモリエリア
PMに格納し(ステップC11)、併せて報知ドライバ
613によりスピーカ614、LED615、及びバイ
ブレータ616のうちの予め設定したものを駆動させて
メッセージデータの着信があったことを報知させると共
に、該メッセージデータを表示ドライバ607により表
示部608にて表示出力させて(ステップC12)、以
上でこの処理を一旦終了して再び上記ステップC01か
らの着信待ちの状態に戻る。
【0109】また、上記ステップC09で簡易命令ベク
トルを検出したと判断した場合には、後続データに含ま
れているテンポラリアドレスをデータ処理回路605内
のアドレス照会回路に一旦記憶設定した上で(ステップ
C13)、該後続データ中に記述されているフレームN
o.に基づいてフレーム受信タイミングを変更設定し
(ステップC14)、以上でこの処理を一旦終了して、
変更設定したフレームNo.で上記ステップC01から
の着信待ちの状態に戻る。
【0110】しかる後に、この変更設定したフレームN
o.での1フレーム分のデータの受信に際して、ステッ
プC01,C02の処理を介してステップC03で簡易
命令ベクトルにより指定されたフレームタイミングでの
受信であると判断すると、受信した1フレーム分のデー
タに含まれているメッセージデータが情報提供サービス
により提供されたデータであることとなるので、確認の
ために、受信したアドレスと上記ステップC13でデー
タ処理回路605内のアドレス照会回路に記憶設定した
テンポラリアドレスとを照合させ(ステップC04)、
その照合の結果両アドレスが一致したか否かを判断する
(ステップC05)。
【0111】ここで両アドレスが一致したと判断する
と、あらためて受信したデータのメッセージフィールド
中のメッセージデータが情報提供サービスによるデータ
であるものと確認し、そのデータをRAM611の情報
提供サービス用のメモリエリアIMに格納して(ステッ
プC06)、以上でこの処理を一旦終了して再びステッ
プC01からの着信待ちの状態に戻る。
【0112】また、上記ステップC05で、受信したデ
ータのアドレスとデータ処理回路605内のアドレス照
会回路に記憶設定したテンポラリアドレスとが一致した
かったと判断した場合には、該テンポラリアドレスによ
る情報提供サービスのデータが何らかの理由で受信でき
なかったものとして、該アドレス照会回路に記憶設定し
たテンポラリアドレスを消去させ(ステップC07)、
以上でこの処理を一旦終了して再びステップC01から
の着信待ちの状態に戻る。
【0113】このように、FLEX−TD方式のページ
ングシステムでのグループ呼出機能を利用した情報提供
サービスに関して、ページング受信機6を所有する該サ
ービスの各契約者にとっては、受信したい情報の分類の
変更を気軽に行なえると共に、選択した情報の分類のみ
を相応の料金で受信することができ、一方、情報提供者
1及びページングセンタ4にとっては、いたずらにグル
ープ呼出番号を増加させてしまうことがなく、管理が煩
雑化するのを回避できる。
【0114】なお、上記実施の形態は、FLEX−TD
方式のページングサービスシステムを用いた情報提供サ
ービスシステムに適用した場合について説明したもので
あるが、本発明は特定のページングサービスシステムに
限定するものではなく、無線端末機群中の任意グループ
に対する一斉呼出しを行なうことができるような無線シ
ステムであればいずれにも適用可能である。
【0115】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲内で種々変形して実施することが可能であるものとす
る。
【0116】
【発明の効果】請求項1乃至3いずれに記載の発明によ
っても、無線端末を所有する各契約者にとっては、契約
内容の変更を気軽に行なえると共に、選択した情報の分
類のみを相応の料金で受信することができ、一方、情報
提供者及びページングサービスセンタにとっては、いた
ずらにグループ呼出番号を増加させてしまうことがな
く、管理が煩雑化するのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るシステム全体の構
成を示す図。
【図2】同実施の形態に係る情報提供者の機能回路構成
を示すブロック図。
【図3】図2のメモリ内のファイル管理部に保持される
契約者ファイルの内容を例示する図。
【図4】図2のメモリ内のファイル管理部に保持される
送信制御ファイルの内容を例示する図。
【図5】図2のメモリ内のファイル管理部に保持される
契約コードファイルの内容を例示する図。
【図6】図2の情報ファイル内にプールされる情報の内
容を例示する図。
【図7】同実施の形態に係るページングセンタの機能回
路構成を示すブロック図。
【図8】図7のテンポラリアドレステーブルの記憶内容
を例示する図。
【図9】同実施の形態に係るページング受信機の回路構
成を示すブロック図。
【図10】図9のID−ROMの記憶内容を例示する
図。
【図11】同実施の形態に係る情報提供者の受付待ち状
態からの処理内容を示すフローチャート。
【図12】同実施の形態に係る情報提供者での受付待ち
状態からの処理内容を示すフローチャート。
【図13】同実施の形態に係るページングセンタでの受
付待状態からの処理内容を示すフローチャート。
【図14】同実施の形態に係るページング受信機での着
信待状態からの処理内容を示すフローチャート。
【図15】FLEX−TD方式による送信データのフォ
ーマット構成を示す図。
【図16】広範囲に渡る情報提供サービスの情報種の分
類を例示する図。
【符号の説明】
1…情報提供者 11…情報提供者 12…操作部 13…制御部 14…ログファイル 15…送信データ作成処理部 16…メモリ 161…ファイル管理部 F1…契約者ファイル F2…課金ファイル F3…送信制御ファイル F4…契約コードファイル 162…システムプログラムメモリ 163…時刻計時部 2…情報ファイル 3…公衆回線網 4…ページングセンタ 401…入出力回路 402…切替部 403…呼出番号照合部 404…加入者メモリ 405…音声応答回路 406…送信データメモリ 407…制御部 408…テンポラリアドレステーブル 409…メッセージレジスタ 410…ベクトルレジスタ 411…アドレスレジスタ 412…ブロック情報記憶用メモリ 413…時刻計時部 414…送信信号制御部 5…無線基地局 6…ページング受信機 601…アンテナ 602…受信部 603…デコーダ 604…バッファメモリ 605…データ処理回路 606…CPU 607…表示ドライバ 608…表示部 609…キー入力部 610…ID−ROM 611…RAM PM…(メッセージデータ用)メモリエリア IM…(情報提供サービス用)メモリエリア 612…ROM 613…報知ドライバ 614…報知ドライバ 615…LED 616…バイブレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の情報を複数の無線端末群へ送信す
    る情報送信システムであって、 上記複数種の情報より任意に選択された情報を、上記無
    線端末の個別呼出情報と対応付けて記憶する記憶手段
    と、 上記無線端末群に情報を送信する際、この情報を送信す
    べき無線端末の個別呼出情報を上記記憶手段から読出す
    読出手段と、 この読出手段で読出した個別呼出情報が複数あるか否か
    を判別する判別手段と、 この判別手段により個別呼出情報が複数あると判別する
    と、それらの個別呼出情報で呼出される無線端末に、一
    時的に一斉に呼出すための一斉呼出情報を無線で書込む
    書込手段とを具備したことを特徴とする情報送信システ
    ム。
  2. 【請求項2】複数種の情報を複数の無線端末群へ送信す
    る情報送信方法であって、 上記複数種の情報より任意に選択された情報を、上記無
    線端末の個別呼出情報と対応付けて記憶する記憶ステッ
    プと、 上記無線端末群に情報を送信する際、この情報を送信す
    べき無線端末の個別呼出情報を上記記憶手段から読出す
    読出ステップと、 この読出ステップで読出した個別呼出情報が複数あるか
    否かを判別する判別ステップと、 この判別ステップで個別呼出情報が複数あると判別する
    と、それらの個別呼出情報で呼出される無線端末に、一
    時的に一斉に呼出すための一斉呼出情報を無線で書込む
    書込ステップとを有したことを特徴とする情報送信方
    法。
  3. 【請求項3】複数種の情報を複数の無線端末群へ送信す
    るためのプログラムを記録した記録媒体であって、 上記複数種の情報より任意に選択された情報を、上記無
    線端末の個別呼出情報と対応付けて記憶する記憶処理
    と、 上記無線端末群に情報を送信する際、この情報を送信す
    べき無線端末の個別呼出情報を上記記憶手段から読出す
    読出処理と、 この読出処理で読出した個別呼出情報が複数あるか否か
    を判別する判別処理と、 この判別処理により個別呼出情報が複数あると判別する
    と、それらの個別呼出情報で呼出される無線端末に、一
    時的に一斉に呼出すための一斉呼出情報を無線で書込む
    書込処理とをコンピュータに実行させる命令を含むプロ
    グラムを記録したことを特徴とする、コンピュータが読
    取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

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