JPH1117610A - 情報提供システム、情報管理装置、及び、情報管理方法 - Google Patents

情報提供システム、情報管理装置、及び、情報管理方法

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JPH1117610A
JPH1117610A JP18058997A JP18058997A JPH1117610A JP H1117610 A JPH1117610 A JP H1117610A JP 18058997 A JP18058997 A JP 18058997A JP 18058997 A JP18058997 A JP 18058997A JP H1117610 A JPH1117610 A JP H1117610A
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JP
Japan
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information
data
transmission
management
transmitted
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JP18058997A
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English (en)
Inventor
Yoichi Aoki
陽一 青木
Shoichi Nagatomo
正一 永友
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで情報を提供することが可能な情報
提供システム、及び情報管理装置、及び、情報管理方法
を提供する。 【解決手段】 情報加工エンジン16では、外部データ
入力部81が情報提供会社18A〜18Cからの情報の
入力を検出すると、この情報に付されているコメントデ
ータから送信指定データ(例えば、送信指定日及び送信
指定時刻、送信エリア或いは送信対象者)を抽出すると
共に、情報を1回あたりでページャに送信できる情報量
以内のメッセージデータに分割する。そして、データベ
ース17内のコンテンツファイルF4に抽出した送信指
定データに従って、送信指定データと分割したメッセー
ジデータとを関連づけて記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページングシステ
ムや文字多重放送システムを利用して情報提供サービス
を行う情報提供システム、及びページングシステムや文
字多重放送システムにおいて送信又は放送する情報を管
理するのに好適な情報管理装置、及び情報管理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ページングシステムを用いて
加入者を一斉に呼び出して、メッセージデータとして情
報を送信することにより、該情報を提供する情報提供サ
ービスが知られている。従来の情報提供サービスは、図
23に示すように、ページャ211と、ページングセン
タ212と、送信局213と、電話機215と、公衆回
線網214と、電話機215と、情報提供会社218
と、から構成されている。ページングセンタ212は、
電話機215からの呼び出しに応じて送信局213から
ページャ211に呼び出し信号を送信すると共にダイレ
クトに接続された情報提供会社218から提供される情
報を送信局213から半ば放送的に送信している。
【0003】又、従来のページングシステムに適用され
ている情報提供サービスは、株式情報、為替情報等、主
に数値による情報がほとんどである。しかし、ページャ
にカナ表示機能が付き、さらには、漢字表示機能の付い
たページャも登場し、メッセージの表現方法も多種多様
になったことから、情報提供サービスの内容も数字表示
のみの情報から、カナ表示、さらには漢字表示主体の情
報に切り替わりつつある。
【0004】さらに、近年、ページングサービスの利用
者が、ビジネスマンから若年層に変化していることか
ら、情報提供サービスの内容も、株式情報、為替情報等
の定型的なものからコンサートチケット情報、レコード
等の売り上げ情報、ショッピング情報、レストラン情
報、地元の情報等、多様性に富んだミニコミ誌的な意味
合いの強い情報に変化してきている。
【0005】しかし、この種の情報提供サービスにおい
ては、情報提供元によって情報の種類が異なっており、
又、株式情報、為替情報等の定型的な数値による情報に
比べて、その加工や処理に手間がかかる。このため、ペ
ージングサービスの事業者側が、これらの処理を一括し
て第三者に委託するケースが増加しつつある。
【0006】したがって、図24に示すように、情報提
供会社218とページングセンタ212との間に情報加
工エンジン216を接続し、情報加工エンジン216に
よって情報提供会社218から提供された情報を加工・
管理するページングシステムが実現されている。
【0007】このページングシステムにおいては、例え
ば、イベント会社、出版社などの情報提供会社218か
ら情報加工エンジン216に加入者に送信すべき情報が
供給される。情報加工エンジン216は、この情報を、
当該ページングサービスで使用され、ページャ211が
解析できるメッセージデータの形態に加工し、予め情報
提供サービスの提供契約を交わしている加入者の所有す
るページャ211の、グループ呼出用の呼出番号(グル
ープ呼出番号)と共にページングセンタ212へ一括し
て出力する。ページングセンタ212は、送信局213
からページャ211にグループ呼出番号を送信すると共
にメッセージデータに変換した上記情報を送信してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述の如
く、情報提供会社218から情報加工エンジン216に
直接提供される情報は、ページャ211が解析できるデ
ータの形態ではない。また、近年登場したRCR−ST
D43という高度無線呼出方式により、ページャ211
に1回に送信できるメッセージデータの量は従来のPO
CSAG方式と比較して大幅に増加したもののページャ
211が1回に受信、及び表示できるデータ量は限られ
たものである。このため、情報加工エンジン216のオ
ペレータは、情報提供会社218から提供される情報の
内容を全て読んでチェックし、必要と思われる部分をピ
ックアップし、ページャ211に送信・表示できるメッ
セージデータに加工してデータベース217に格納する
という作業を逐次行い、その後、送信スケジュールを作
成して送信する必要があった。
【0009】このように、従来の送信対象情報の加工及
び管理は、実質的に全て手作業で行われており、情報の
加工及び管理に膨大な時間とコスト(人件費)がかかる
という問題があった。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、情報の加工及び管理の作
業を容易にし、低コストで情報を提供することが可能な
情報提供システム、及び情報管理装置、及び、情報管理
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムは、
情報提供元から提供された情報を、無線通信媒体を介し
て無線受信端末に提供する情報提供システムであって、
前記提供された情報より、該情報の管理情報を検出する
検出手段と、この検出手段によって検出された管理情報
に基づいて、前記提供された情報を記憶管理する記憶管
理手段と、前記管理情報に基づいて、前記記憶管理手段
より情報を読み出す読出手段と、この読出手段によって
読み出された情報を、前記管理情報に基づいて、前記無
線通信媒体を介して、前記無線受信端末に提供する提供
手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】この情報提供システムによれば、前記管理
情報に基づいて、情報が記憶管理される。また、前記管
理情報に基づいて、情報が読み出され、また、前記無線
受信端末に提供される。この情報提供システムにおい
て、前記管理情報の検出及び情報の記憶管理は、前記検
出手段及び前記記憶管理手段によって実行することがで
き、オペレータの手を介する必要がない。このため、低
コストで前記無線受信端末に情報を提供することができ
る。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる情報管理装置は、無線受信端末で構成され
るグループに送信すべき情報を外部から入力する入力手
段と、この入力された情報より、該情報の管理情報を検
出する検出手段と、この検出手段によって検出された管
理情報に基づいて、前記入力された情報を記憶管理する
記憶管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】この情報管理装置によれば、前記入力手段
が外部から入力した情報が、前記管理情報に基づいて、
記憶管理される。これらの前記管理情報の検出及び情報
の記憶管理は、前記検出手段及び前記記憶管理手段によ
って実行することができ、オペレータの手を介する必要
がない。このため、低コストで前記無線受信端末で構成
されるグループに情報を提供することができる。
【0015】上記情報管理装置は、例えば、現在時刻を
計時する計時手段を更に備えるものとすることができ
る。この場合、前記管理情報は、前記情報を送信すべき
日時情報を含み、前記記憶管理手段は、この送信すべき
日時情報に基づいて前記情報を記憶管理するものとする
ことができる。
【0016】この場合、前記無線受信端末に提供する情
報を、それを送信すべき日時情報に基づいて、例えば、
送信日時順に管理することが容易になる。
【0017】上記情報管理装置において、前記情報は、
複数のグループに送信され、前記管理情報は、前記複数
のグループのうち、前記情報を送信すべきグループを示
す情報を含むものとすることができる。この場合、前記
記憶管理手段は、前記情報を送信すべきグループを示す
情報に基づいて前記情報を記憶管理するものとすること
ができる。
【0018】この場合、前記無線受信端末に提供する情
報を、それを送信すべきグループを示す情報に基づい
て、例えば、情報の送信エリアや情報の送信対象者(男
女別など)の別毎に管理することが容易になる。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる情報管理方法は、無線受信端末で構成され
るグループに送信すべき情報を外部から入力するステッ
プと、この入力するステップにより入力された情報よ
り、該情報の管理情報を検出するステップと、この検出
するステップにより検出された管理情報に基づいて、前
記入力された情報を記憶管理するステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0020】この情報管理装置によれば、外部から入力
した情報が、前記管理情報に基づいて、記憶管理され
る。これらの前記管理情報の検出及び情報の記憶管理
は、次のステップにおいて、オペレータの手を介するこ
となく、実行することができる。このため、低コストで
前記無線受信端末で構成されるグループに情報を提供す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0022】[第1の実施の形態]この第1の実施の形
態では、本発明をページングシステムに適用した場合に
ついて説明する。
【0023】図1は、この第1の実施の形態のページン
グシステムの構成の一例を模式的に示す図である。図示
するように、このページングシステムは、複数のページ
ャ11(A〜I)と、これらページャ11(A〜I)を
呼び出すと共にメッセージデータを送信するページング
センタ12と、ページングセンタ12からのアドレスデ
ータ及びメッセージデータを電波信号に変換して送信す
る送信局13と、公衆回線網14を介してページングセ
ンタ12に接続された電話機15と、情報提供会社18
A〜18Cから提供される情報を加工してコンテンツを
作成する情報加工エンジン16と、情報提供会社18A
〜18Cから提供された情報及び情報加工エンジン16
により加工された情報(コンテンツ)を記憶するデータ
ベース17と、情報加工エンジン16に情報を提供する
複数の情報提供会社18A〜18Cとより構成されてい
る。ページングセンタ12と情報加工エンジン16とは
専用パケット回線19により接続されている。
【0024】ページングセンタ12は、ページャ11を
呼び出すと共に呼び出したページャ11にメッセージデ
ータを送信するものである。ページングセンタ12は、
図2に示すように、入出力回路31、切替部32、呼出
番号照合部33、加入者メモリ34、音声応答回路3
5、送信データメモリ36、制御部37、メッセージレ
ジスタ38、ベクトルレジスタ39、アドレスレジスタ
40、送信処理制御部41、フレーム/ブロック情報記
憶用メモリ42、時刻計時部43から構成されている。
【0025】図2において、入出力回路31は、公衆回
線網14を介して電話機15等から供給される呼出対象
となるページャ11の呼出番号及びメッセージ情報を入
力すると共に音声応答回路35からの音声メッセージを
公衆回線網14を介して電話機15に対して出力(応
答)する。
【0026】切換部32は、入出力回路31に接続され
ており、入出力回路31から入力されたデータのうち、
呼出番号を呼出番号照合部33に出力し、メッセージ情
報を制御部37に出力する。呼出番号照合部33は、切
換部32から供給された呼出番号と加入者メモリ34に
予め登録されている呼出番号とを比較して、一致したか
否かを判定する。
【0027】加入者メモリ34は、図3に示すように、
加入者名と、該加入者に関する個人情報と、各加入者が
所持するページャ(型番)と、個別呼出番号と、個別呼
出用のパスワード、アドレスデータが送信されるフレー
ムのフレームNo.、及びアドレスデータ(21ビッ
ト)と、グループ呼出番号と、グループ呼出用のパスワ
ード、グループアドレスデータが送信されるフレームの
フレームNo.、及びグループアドレスデータ(21ビ
ット)とを関連付けて記憶する。
【0028】加入者メモリ34を図3に示す構成とする
ことにより、例えば、電話機15から個別呼出番号「0
0−0000−0000」が発呼された場合には、この
呼び出しは、ページングセンタ12に着呼し、アドレス
データ「#A」に変換され、このアドレスデータが割り
付けられたページャ11AにフレームNo.1で送信さ
れる。
【0029】また、例えば、個別呼出番号「11−11
11−1111」が発呼された場合には、パスワードが
設定されているため、このパスワードが入力された場合
のみ、呼出番号がアドレス「#B」に変換され、このア
ドレスが割り付けられたページャ11BにフレームN
o.15で送信される。
【0030】また、グループ呼出番号「11−2222
−3333」が発呼され、パスワード「0123」が入
力されると、呼出番号がアドレス「#X」に変換され、
このアドレスが割り付けられたページャ11A,11
B,11CにフレームNo.30で送信される。
【0031】図2において、音声応答回路35は、入出
力回路31に接続され、制御部37の制御に従って、音
声メッセージを生成し、入出力回路31を介して公衆回
線網14によって回線接続された発呼者(電話機15)
に音声で応答する。
【0032】送信データメモリ36は、情報加工エンジ
ン16から一括送信された送信対象の情報(メッセージ
データ)を記憶する。
【0033】制御部37は、ページングセンタ12全体
の動作を制御すると共に、電話機15からの呼び出し要
求に応じてページャ11を呼び出す一連のページング処
理を制御する。また、制御部37は、情報加工エンジン
16と専用パケット回線19で接続されており、情報加
工エンジン16から専用パケット回線19を介して送ら
れてくるグループ呼出番号とメッセージデータとに応じ
て、これらのデータを送信データメモリ36に一度格納
し、その後、当該グループ呼出番号に対応するグループ
アドレスにより指定されたページャ11にメッセージデ
ータに加工された情報を一括して送信するためのページ
ング処理を制御する。
【0034】メッセージレジスタ38は、ページャ11
に送信するメッセージデータを制御部37から受け取っ
て格納すると共に、そのメッセージデータを送信処理制
御部41に出力する。メッセージレジスタ38に格納さ
れたメッセージデータは、後述する送信フレームのメッ
セージフィールド(MF)C7に設定される。
【0035】ベクトルレジスタ39は、送信するメッセ
ージデータの形態を特徴付けるデータ、例えば、メッセ
ージが数字のみを示すデータ形態であるか、もしくは漢
字と仮名が混じったメッセージの表示を示すデータ形態
であるか、又、上記メッセージフィールド(MF)C7
において、当該メッセージデータがどこから始まり、ど
のくらいのデータ長なのか等を示すベクトルデータを格
納すると共に、そのベクトルデータを送信処理制御部4
1に出力する。
【0036】アドレスレジスタ40は、呼び出すページ
ャの識別情報であるアドレスデータ及びフレームNo.
データを制御部37から受け取って記憶すると共に、そ
の情報を送信処理制御部41に出力する。アドレスレジ
スタ40に格納されたアドレスデータ及びフレームN
o.データはそれぞれ後述する送信フレームのアドレス
フィールド(AF)C5、フレーム情報(FI)C2に
格納される。
【0037】送信処理制御部41は、メッセージレジス
タ38、ベクトルレジスタ39及びアドレスレジスタ4
0に接続され、メッセージデータ、ベクトルデータ、ア
ドレスデータ及びフレームNo.データ等のデータを取
り出し、後述の高度無線呼出方式RCR−STD43標
準規格で定義されたデータ形式に分離、多重化処理(イ
ンタリーブ処理)して送信データを形成すると共に、制
御部37の制御に従ってこの送信データを送信局13に
出力する。
【0038】フレーム/ブロック情報記憶用メモリ42
は、制御部37により、送信フレームのフレーム情報
(F1)C2、及びブロック情報(BI)C4を設定す
るための設定情報を記憶するメモリであり、送信するフ
レームデータのサイクルNo.、フレームNo.及び送
信データに基づきアドレスフィールド(AF)C5及び
ベクトルフィールド(VF)C6の起点となるワード番
号等の情報が格納される。また、アドレスデータは、エ
ラーコードビットを含んで32ビット(ショート)と6
4ビット(ロング)の2種類があり、これらアドレスデ
ータのビット数によって、ベクトルフィールド(VF)
C6とメッセージフィールド(MF)C7の先頭アドレ
スが異なる。このため、これらのフィールドの先頭位置
を指示する。
【0039】時刻計時部43は、現在時刻を計時する。
【0040】次に、上記構成のページングセンタ12か
ら送信局13に送られるデータのフォーマットについて
説明する。
【0041】このページングシステムは、「RCR−S
TD43標準規格」(以下、STD−43と称する)に
準拠する。この規格で採用されるデータ構成を図4
(A)〜(D)に示す。図4(A)は、1時間周期で送
信されるデータの構成、(B)は(A)における1サイ
クルの構成、(C)は1サイクル中の1フレームの構
成、そして、(D)は1フレームのブロック構成を示し
ている。
【0042】図4(A)に示すように、1時間当たりに
送信されるデータは、“No.0”から“No.14”
までの番号が付けられた15個のサイクルよりなる。各
サイクルは、図4(B)に示すように、“No.0”か
ら“No.127”までの番号が付けられた128個の
フレームよりなり、4分周期で送信される。そして1フ
レームの送信時間は、1.875秒である。
【0043】図4(C)及び(D)に示すように、各フ
レームはその内容に応じて、大きく分けて同期信号部D
1とインタリーブブロック部D2とに分かれる。同期信
号部D1は、先頭部より、同期部1(S1)C1、フレ
ーム情報(FI)C2、同期部2(S2)C3からな
り、115ミリ秒で送信される。また、インタリーブブ
ロック部D2は、11ブロックで構成され、先頭より1
ブロック乃至数ブロック単位でブロック情報(BI)C
4、アドレスフィールド(AF)C5、ベクトルフィー
ルド(VF)C6、メッセージフィールド(MF)C
7、及びアイドルブロック(IB)C8の5種類のデー
タが設定される。そして、1ブロックにつき160ミリ
秒で送信される。
【0044】同期部1(S1)C1は、2値FSK変調
された1600BPSの112ビットから構成され、当
該フレームの受信タイミングや1600BPSシンボル
データの受信タイミング、及びインタリーブブロック部
D2が、以下の4種類のフレームタイプのうちどのフレ
ームタイプでインタリーブされているか、その送信形態
を示す情報が含まれている。 I .2値FSK変調/1600BPS II .2値FSK変調/3200BPS III .4値FSK変調/3200BPS IV .4値FSK変調/6400BPS
【0045】フレーム情報(FI)C2は、2値FSK
変調された1600BPSの32ビットで構成され、図
4(A)に示すデータ構成において本フレームが属する
サイクルのNo.データ(4ビット)、そしてこのサイ
クルNo.において、本フレームが属するフレームのN
o.データ(7ビット)、及び複数回送信表示、及びそ
の送信回数を規定する情報が格納される。
【0046】同期部2(S2)C3、及びブロック情報
(BI)C4からアイドルブロック(IB)C8までの
インタリーブブロック部D2は、同期部1(S1)C1
で規定されたフレームタイプで送信されるデータであ
る。同期部2(S2)C3は同期部1(S1)C1で規
定された変調方式及び伝送速度で送信されるインタリー
ブブロック部D2に対し、呼び出されたページャが取り
込めるようにタイミング情報を与えるブロックである。
【0047】ブロック情報(BI)C4は、インタリー
ブブロック部D2のブロック#0にあるデータであり、
本フィールドが終了し、後述のアドレスフィールド(A
F)C5の開始点となるワード番号(2ビット)、及び
ベクトルフィールド(VF)C6の開始点となるワード
番号(6ビット)等の情報等を格納するブロック情報1
と、フレームNo.が0の時はサイマルキャストシステ
ムID、カレンダー、実時間情報、タイムゾーン、及び
システムメッセージが格納されるブロック情報2、3、
4とを含む。
【0048】アドレスフィールド(AF)C5は、発呼
先のページャ11のアドレスデータを格納するフィール
ドであり、エラーコードビットを含んで、ショートアド
レスデータ(32ビット)、又はロングアドレスデータ
(64ビット)を格納する。
【0049】ベクトルフィールド(VF)C6は、アド
レスフィールド(AF)C5と対を成して設定されるも
ので、後述のメッセージフィールド(MF)C7におい
て自己宛てのメッセージデータが開始されるワード番
号、及び自己メッセージデータのデータ長を示すワード
数、及び自己メッセージデータのデータ形態等の情報を
格納するフィールドである。メッセージフィールド(M
F)C7は、ベクトルフィールド(VF)C6で規定さ
れた情報に応じたメッセージデータを格納するフィール
ドである。そして、アイドルブロック(IB)C8は、
未使用ブロックであり、ここには“1”又は“0”のパ
ターンがセットされる。
【0050】送信局13は、上述のフォーマットで送信
されてくるデータのうち、図4(D)に示す同期信号部
D1については送信処理データをそのまま、又、インタ
リーブブロック部D2についてはインタリーブ処理を施
し、さらに、これらを同期部1(S1)で規定されたフ
レームタイプで周波数変調して無線送信する。
【0051】次に、送信局から送信されてくる無線信号
を受信するページャ11について説明する。ページャ1
1は、上述のアドレスデータにより呼び出され、メッセ
ージデータを受信するものであり、図5に示すように、
アンテナ51と、受信部52と、デコーダ53と、CP
U54と、バッファメモリ55と、デインタリーブ回路
56と、BCHデコーダ57と、ID−ROM58と、
ROM59と、RAM60と、送信データメモリ61
と、ドライバ62と、表示部63と、LEDドライバ6
4と、LED65と、送信バッファ66と、D/A変換
部67と、アンプ68と、スピーカ69と、キー入力部
70とを備えている。
【0052】アンテナ51は、送信局13から図4を参
照して前述した送信フォーマットで送信されてくる1フ
レームのデータを受信して受信部52に出力する。
【0053】受信部52は、デコーダ53に接続され、
デコーダ53からの制御信号に基づいて動作し、受信デ
ータを復調する。受信部52は、同期部1(S1)C1
を取り込むことによって変調方式(I〜IV)を判別し、
判別した変調方式に従って受信データを復調し、シリア
ルのビットデータを出力する。
【0054】デコーダ53は、初期設定の際にCPU5
4から出力された制御データや、受信された同期信号部
D1に含まれているフレームタイプデータのうち、変調
方式に関するデータや伝送速度に関するデータに基づい
てCPU54により制御される。
【0055】CPU54は、受信処理等のタイミングを
調整するために使用されるクロックを発生させるクロッ
クジェネレーター等を具備し、受信データとクロックと
に従って、バスBを介して結合されている各回路部を制
御する。
【0056】バッファメモリ55は、同期部1(S1)
C1より読み出したフレームパターン、フレーム情報
(FI)C2より読み出したデータ(サイクルNo.、
フレームNo.、複数回送信の回数)、ブロック情報
(BI)C4、及び、ベクトルフィールド(VF)C5
より読み出したデータ(アドレスフィールド(AF)、
ベクトルフィールド(VF)、メッセージフィールド
(MF)における自己のメッセージデータの開始ワード
番号やメッセージデータのワード数)等をブロック単位
で1フレーム分格納する。また、バッファメモリ55
は、インタリーブ回復処理、誤り訂正処理、或いはアド
レス照合の際のワークエリアとして使用される。
【0057】デインタリーブ回路56は、バッファメモ
リ55に格納された3200BPS(2値)、3200
BPS(4値)、もしくは6400BPS(4値)の各
データ1ブロックについて、それぞれのフレームパター
ンに応じて、多重化された1フレームのデータをフェー
ズ毎に分離して復元(インタリーブ回復)する回路であ
る。
【0058】BCHデコーダ57は、デインタリーブ回
路56で復元処理された各ブロックデータに含まれる1
0ビットのBCH符号と偶数パリティビットを用いて、
誤り訂正を施す。
【0059】ID−ROM58は、自機ページャ11に
割り付けられている個別アドレス及びグループアドレス
とを記憶している。
【0060】ROM59は、CPU54を動作させるた
めの各種プログラムを記憶している。RAM60は、C
PU54が動作するためのワークエリアと、受信したメ
ッセージデータの格納処理に使用するメモリエリアとを
具備している。
【0061】送信データメモリ61は予め作成されたメ
ッセージデータ等を記憶する為のメモリである。送信デ
ータメモリ61は、受信したメッセージデータを複数
(例えば、30)記憶するための記憶エリアを有する。
【0062】表示部63は、例えば、液晶パネル等から
構成され、ドライバ62によって駆動されることでメッ
セージデータを解析して復元処理したメッセージ等の表
示情報を表示する。
【0063】LEDドライバ64は、このページャ11
が発信する呼出番号、メッセージ情報等をDTMF信号
で送信するために、アンプ68を駆動する回路である。
発光ダイオード65は、LEDドライバ64がアンプ6
8を駆動している間、点灯して、DTMF信号を送信中
であることを報知する。送信バッファ66は、実際に送
信されるデータを一時的に格納するメモリエリアであ
る。D/A変換部67は送信バッファ66に格納された
デジタルデータをアナログデータに変換する回路部であ
る。アンプ68は、LEDドライバ64により駆動さ
れ、D/A変換部67により変換されたアナログ信号を
音声信号(DTMF信号)に変換し、スピーカ69から
放音する。
【0064】次に、情報加工エンジン16とデータベー
ス17について説明する。情報加工エンジン16は、情
報提供会社18A〜18Cから提供される情報を、ペー
ジャ11が受信及び表示できるコンテンツ(1乃至複数
のメッセージデータより構成されるもの)に加工(編
集)するとともにグループ呼出番号とこの情報より加工
されたコンテンツとをページングセンタ12に送信する
ネットワークサーバをメインフレームとしたアーキテク
チャで構成されている。
【0065】この情報加工エンジン16は、図6に示す
ように、外部データ入力部81と、操作部82と、制御
部83と、メモリ84と、送信処理部85と、時刻計時
部86と、表示部88とを備える。
【0066】外部データ入力部81は、情報提供会社1
8A〜18Cより提供される情報を入力する。外部デー
タ入力部81は、情報提供会社18A〜18Cから情報
が入力されると、制御部83に対して割り込みを要求
し、制御部83に後述するフローチャートに示すプログ
ラムを実行させる。また、外部データ入出力部81は、
情報提供会社18A〜18Cから情報が入力されると、
入力された情報から後述する識別コードを検出する機能
を有する。
【0067】操作部82は、キーボード、マウス等の入
力デバイスで構成されている。表示部88はデータを表
示するディスプレイモニタ等で構成され、データ、指示
等を入力及び表示する。
【0068】制御部83は、MPU等から構成され、後
述するフローチャートに示すプログラムなどのメモリ8
4に格納されたプログラムに従って動作し、情報を検索
及び加工し、加工した情報を送信する。メモリ84は、
RAM、ハードディスク装置などから構成され、制御部
83の動作プログラム、例えば、システム全体の動作を
制御するためのシステムプログラム、送信すべきコンテ
ンツ(メッセージデータ)を検索して抽出するための検
索プログラムなどを記憶すると共に制御部83のワーク
エリアとして機能する。送信処理部85は、ページャ1
1に送信するデータ(アドレスデータ及びメッセージデ
ータ)が書き込まれる送信バッファを備え、送信バッフ
ァに書き込まれたデータをページングセンタ12に送信
する。時刻計時部86は、現在時刻を計時する。
【0069】情報提供会社18A〜18Cから情報加工
エンジン16に送られる情報は、例えば、図7に示すよ
うに、情報X1と、コメントデータX2と、識別情報X
3とから構成される。
【0070】情報X1は、ページャ11(A〜I)に送
信する情報からなるもので、後述するようにページャ1
1(A〜I)が1回に受信可能なデータ長、すなわち図
4(C)のメッセージフィールド(MF)C7に入れる
ことが可能なデータ長の1または複数のメッセージデー
タに編集・加工・分割されてデータベース17のコンテ
ンツファイルF4に格納・管理される。
【0071】コメントデータX2は、図8に示すよう
に、情報X1のコンテンツ名、情報X1から加工された
メッセージデータをページャ11(A〜I)に送信する
期限(送信期限)、送信希望日付(送信指定日)、送信
希望時刻(送信指定時刻)、送信エリア、及び後述する
G−IDマスタファイルF2のコメント欄の内容で特定
できる送信対象やキーワード等のデータを、それぞれ
「00」〜「05」までの識別番号を先頭部につけたも
のからなる。また、コメントデータX2に含まれるデー
タのうちからいずれかのデータ(この第1の実施の形態
においては、「コンテンツ名」、「送信指定日」、「送
信指定時刻」、「送信期限」)が、後述する情報(コン
テンツ)の格納管理を行うためのデータとして抽出さ
れ、編集、加工された情報と対応付けられてコンテンツ
ファイルF4に格納される。また、コメントデータX2
自体もコンテンツファイルF4に格納される。
【0072】識別情報X3は、情報X1を提供する情報
提供会社を識別するものであり、例えば、情報提供会社
18Aには「A#」が、情報提供会社18Bには「B
#」が、情報提供会社18Cには「C#」が割り当てら
れている。なお、情報X1と、コメントデータX2と、
識別情報X3との順番は図7に示す順番に限るものでは
なく、またコメントデータX2についても「00」〜
「05」まで全てのデータがそろっていなくても良い。
【0073】一方、データベース17は、情報加工エン
ジン16の一種の外部記憶装置として構成されており、
図6に示すように、バッファ領域87、会員マスタファ
イルF1、グループマスタファイルF2、送信スケジュ
ールファイルF3、コンテンツファイルF4、ログファ
イルF5、及び識別情報テーブルF6とを備える。バッ
ファ領域87は、情報提供会社18から提供され、外部
データ入力部81から入力した情報を一時的に蓄える。
【0074】次に、データベース17内の各ファイルの
構成を説明する。会員マスタファイルF1のファイル構
成は、図9に示すように、このページングシステムの情
報提供サービスに加入した加入者(以下会員と称す
る。)全員に関して、「会員番号」、「会員氏名」、
「住所」、「電話」、「年齢」、「性別」、「端末種
別」、1又は複数の「G−ID」、「有効期限」等の情
報を格納する。
【0075】「会員番号」は、ファイル管理の為に、操
作者が任意に設定できるユニーク番号である。「会員氏
名」は、会員の氏名・名称である。「住所」は、会員の
住所である。「電話番号」は、会員の連絡先の電話番号
である。「年齢」は、会員の年齢である。「性別」は、
会員の性別であり、「1」は男性、「2」は女性として
「1」又は「2」の数値データが設定される。「端末種
別」は、会員が使用している端末(ページャ)の性能や
種別、例えば、ページングタイプが文字及び数字を表示
できるインフォメーションページャであれば「1」、数
字、もしくはフリーワードメッセージを表示できるニュ
ーメリックページャであれば「2」というふうに数値デ
ータで設定される。又、「端末種別」の欄は、表示可能
な文字桁数、格納可能なメッセージの本数、メーカー等
によって数値データが細分化されて設定される。
【0076】「G−ID」は、その会員が属するグルー
プのグループ呼出番号に対応して設定された例えば3桁
の数字データであり、予め会員の性別、年齢層、職業等
のカテゴリや、ページングサービスを行うサービスエリ
ア(地域)等に応じて体系付けられた複数の数字データ
が用意されている。したがって契約内容に応じて、一会
員でも複数の「G−ID」を設定することも可能であ
る。なお、本実施の形態で適用される情報提供サービス
は、グループ単位での情報の提供であるため、個別呼出
用の呼出番号は設定されていない。又、「有効期限」
は、この会員の会員権の有効期限を示す。
【0077】G−IDマスタファイルF2のファイル構
成は、図10に示すように、上述の「G−ID」と、
「グループ呼出番号」と、「コメント」とからなる。
「G−ID」は、上述した管理者が任意に設定できる3
桁の数字データである。「グループ呼出番号」は、その
グループ単位でアドレスコードデータが割り振られたペ
ージャ全てを呼び出すために設定されたグループアドレ
スを設定する呼出番号が設定され、この呼出番号に基づ
いてページングセンタ12で、21ビットのグループア
ドレスデータに変換される。「コメント」は、このグル
ープの特徴が判別できるような情報を格納する部分であ
り、グループの年齢層、性別、送信希望エリアや、送信
すべきコンテンツのカテゴリ、例えば、「ビジネス」、
「株価」、「ショッピング」、「レストラン」等の文字
情報(キーワード)を格納する部分である。
【0078】送信スケジュールファイルF3のファイル
構成は、図11に示すように、「送信予定時刻」、「コ
ンテンツNo.」、「優先度」と、「G−ID」、「送
信時間」、「送信OK/NG」を1組とした1乃至複数
(N個)の組の各項目からなる。
【0079】「送信予定時刻」には、コンテンツ(1乃
至複数のメッセージデータよりなる情報の1単位を示
す)をページングセンタ12に送信する予定日時が10
分単位で設定される。「コンテンツNo.」は、後述す
るコンテンツファイルF4内における送信すべきコンテ
ンツの番号(コンテンツNo.)が設定される。「優先
度」は、送信対象のコンテンツの送信にかかる優先度を
示すもので、送信の優先度の高いものから、「1」は緊
急、「2」は必送、「3」は通常として「1」〜「3」
のいずれかの数値データが設定される。「G−ID」
は、G−IDマスタファイルF2で規定されている3桁
の数字データが設定される。またこの「G−ID」に対
応づけて「送信時間」、及び「送信OK/NG」が設定
され、「送信時間」はページングセンタ12に実際に送
信された時間を記憶する。「送信OK/NG」は、ペー
ジングセンタ12へ送信した結果、即ち、ページングセ
ンタ12から返送されるデータに基づいて、今回の送信
が成功したか失敗したかの区別を示すフラグを設定す
る。送信が失敗(NG)であり、優先度が緊急であった
場合には、送信スケジュールが再設定されて再送信さ
れ、その送信時間と送信結果も登録される。
【0080】コンテンツファイルF4のファイル構成
は、図12に示すように、情報提供会社の識別情報毎に
「識別情報」と、「コンテンツNo.」と、「コンテン
ツ名」と、「メッセージ」と、「送信指定日」と、「送
信指定時刻」と、「コメントデータ」と、「送信期限」
との記憶領域を備え、それぞれを格納管理している。
又、どの情報提供会社にも含まれない情報については
「その他」の記憶領域に情報を格納する。
【0081】「識別情報」は、情報(コンテンツ)を供
給した情報提供会社18A〜18Cの識別情報を示すも
のであり、図7における識別情報X3にあたる。「コン
テンツNo.」は、後述の処理プログラムより自動設定
され、コンテンツと対応付けて記憶されるものであり、
情報提供会社に従って大別され、送信指定日順にナンバ
リングされる。
【0082】「コンテンツ名」は、図8に示すコメント
データX2に設定される「コンテンツ名」がそのまま格
納される。「メッセージ」は、情報X1をページャ11
(A〜I)が1回に受信可能なデータ長、すなわち図4
(C)のメッセージフィールド(MF)C7に入れるこ
とが可能なメッセージデータに分割し、これを送信すべ
き順に格納しているところである。又、これらの分割さ
れた各メッセージデータは、格納される際には、図12
に示すように、各メッセージデータの境界を示す境界符
号(図中「/」で示す)で分けられる。「送信指定日」
は、コメントデータX2から「送信指定日」を抽出して
格納するものである。「送信指定時刻」は、コメントデ
ータX2から「送信指定時刻」を抽出して格納するもの
である。「コメントデータ」は、情報X1と共に送られ
たコメントデータX2の内、「コンテンツ名」、「送信
指定日」、「送信指定時刻」、「送信期限」を除いたも
のをそのまま格納するものである。又「送信期限」は、
コメントデータX2から「送信期限」を抽出して格納す
るものである。
【0083】ログファイルF5は、送信スケジュールを
設定した際に自動的に設定されるものであり、送信スケ
ジュールファイル中のコンテンツNo.と対応して、実
際にデータ送信を実行した場合の送信記録を格納するフ
ァイルであり、データ送信時や送信ミスのチェックの場
合等に参照されるものである。
【0084】識別情報テーブルF6は、図13に示され
るように、情報提供会社18A〜18Cから送信される
図7〜8に示されるデータをコンテンツファイルF4に
格納・管理する際、識別情報X3に設定される識別情報
から情報提供会社を特定するための情報提供会社テーブ
ルと、コメントデータX2内の各データを識別するため
の識別番号のそれぞれを特定するためのコメントデータ
テーブルとからなる。
【0085】このうち、情報提供会社テーブルは、図1
4に示されるように情報提供会社18A〜Cから送信さ
れる識別情報X3とこの識別情報X3で特定される情報
提供会社の社名とが対応付けられて記憶されており、情
報提供会社から送信された情報を格納・管理する際に利
用される。
【0086】又、コメントデータテーブルは、図15に
示されるようにコメントデータX2の各データの先頭部
に付けられる識別番号と、その識別番号で特定付けられ
るコメント内容(各データの種類の名前)とを対応づけ
て記憶し、情報提供会社から送信された情報を格納・管
理する際に利用する。
【0087】以下、このように構成されたページングシ
ステムの動作を説明する。この情報提供システムは、
A)ページング動作と、B)情報提供動作とを行う。
【0088】以下、これらの動作を順次説明する。 A−1) 個別呼び出し(通常のページング動作) 発呼者は、呼び出し対象のページャ11の呼出番号を電
話機15から入力する。すると、この呼出番号により、
電話機15とページングセンタ12とが回線接続され、
ページングセンタ12において、この呼出番号は入出力
回路31を経由して切替部32に供給される。切替部3
2は、供給されたデータが呼出番号であることを判別
し、この呼出番号を呼出番号照合部33に供給する。呼
出番号照合部33は、加入者メモリ34をアクセスし
て、該当する呼出番号が加入者メモリ34に登録されて
いるか否かを判別し、判別結果を制御部37に通知す
る。
【0089】制御部37は、該当する呼出番号が登録さ
れていないと判別した場合、音声応答回路35に入力さ
れた呼出番号が誤っている旨を音声応答回路35に出力
させる。この出力は、音声による回答アナウンスに変換
され、入出力回路31を介して電話機15に送信され
る。その後、入出力回路31は、接続された回線を切断
する。この回答アナウンスにより、発呼者は入力した呼
出番号が間違っていたことを認識する。
【0090】一方、制御部37は、入力された呼出番号
が加入者メモリ34に登録されていると判別した場合に
は、加入者メモリ34から対応するフレームNo.とア
ドレスデータとを読み出し、送信データメモリ36に格
納する。このとき、制御部37は、音声応答回路35に
送信すべきメッセージデータを入力する旨の回答アナウ
ンスを出力させる。この回答アナウンスは、入出力回路
31を介して電話機15に送信され、出力される。そし
てこの電話機15からの回答アナウンスに従って、発呼
者は送信すべきメッセージデータを、ダイアル操作する
ことにより入力する。
【0091】入出力回路31は、入力されたメッセージ
データを受け付け、切替部32に出力する。切替部32
は、入力されたメッセージデータを制御部37に出力す
る。制御部37は、入力されたメッセージデータを送信
データメモリ36に先に入力されたアドレスデータと対
応付けて格納する。
【0092】又、制御部37は、一定時間毎に、送信デ
ータメモリ36からグループ呼出番号、及び情報サービ
ス用のメッセージデータを読み出してメッセージレジス
タ38にセットし、このグループ呼出番号に対応するグ
ループアドレスデータをアドレスレジスタ40にセット
する。更に、ベクトルレジスタ39にベクトルデータを
適宜設定する。更に又、今回のフレームデータ送信に関
わる、サイクルNo.フレームNo.や、送信フレーム
のブロック構成をフレーム/ブロック情報記憶用メモリ
42にフレーム情報(FI)、及びブロック情報(B
I)として格納する。
【0093】制御部37は、メッセージレジスタ38、
ベクトルレジスタ39、アドレスレジスタ40、及びフ
レーム/ブロック情報記憶用メモリ42にそれぞれ定義
されたデータを格納すると、送信処理制御部41に送信
処理の開始を指示すると共に時刻計時部43から取得し
た現在時刻を通知する。制御部37は、メッセージレジ
スタ38、ベクトルレジスタ39、アドレスレジスタ4
0、及びフレーム/ブロック情報記憶用メモリ42にそ
れぞれデータを格納すると、送信処理制御部41に送信
処理の開始を指示すると共に現在時刻を通知する。
【0094】この通知に応答し、送信処理制御部41
は、メッセージレジスタ38に格納されたメッセージデ
ータ、ベクトルレジスタ39に格納されたベクトルデー
タ、アドレスレジスタ40に格納されたアドレスデー
タ、及びフレーム/ブロック情報記憶用メモリ42に格
納されたフレーム情報(FI)、及びブロック情報(B
I)とを読み出して多重化(インタリーブ処理)し、図
4(C)に示すフレーム構成、及び図4(D)に示すブ
ロック構成で1フレームの送信データを組み立て、図4
(A),(B)に示すフォーマットで送信局13に送信
する。送信局13は、受信したフレームをページャ11
(A〜I)に順次送信する。
【0095】送信局13から送信されたFSK搬送波
は、自己フレームのフレームNo.の送信タイミングで
間欠受信している各ページャ11のアンテナ51を介し
て受信部52に供給される。受信部52は、受信データ
のを復調及び検波する。デコーダ53は、この信号をデ
コードする。CPU54は、デコードされた信号を一旦
バッファメモリ55に格納する。
【0096】デインタリーブ回路56は、バッファメモ
リ55に順次格納されていくデータをブロック単位でイ
ンタリーブ回復処理し、BCHデコーダ57に出力す
る。BCHデコーダ57は、このインタリーブ回復処理
されたデータの誤り訂正を行う。CPU54は、BCH
デコーダ57により誤り訂正処理が施されたデータの
内、アドレスフィールド(AF)C5に設定されている
アドレスデータを読み出し、この受信アドレスデータと
同じアドレスデータがID−ROM58に格納されてい
るか否かを判別する。ID−ROM58に格納されてい
ない場合には、バッファメモリ55に格納されているデ
ータはそのページャ宛てではないので、破棄する。
【0097】一方、受信したアドレスデータと同じアド
レスデータがID−ROM58に格納されている場合、
CPU54はバッファメモリ55に格納されたデータを
RAM60に格納する。CPU54は、ユーザのキー入
力部70のキー操作に応答して、RAM60に格納され
たデータの内、メッセージデータを、ベクトルデータに
よる表示制御内容に応じてドライバ62を介して表示部
63に表示させる。このようにして、メッセージデータ
が表示される。
【0098】又、このページャ11は、受信したメッセ
ージを利用して、加入者が作成した返答メッセージを送
信することも可能である。この場合、ユーザは、キー入
力部70を操作して、メッセージ送信先のページャの呼
出番号と返答メッセージデータとを、ページャ11に入
力する。CPU54は、入力された呼出番号と返答メッ
セージデータとを送信データメモリ61に順次蓄積す
る。
【0099】入力が終了すると、ユーザは、ページャ1
1を電話機15の送話口に近づけて、キー入力部70か
ら送信を指示する。この指示に応答し、CPU54は、
送信データメモリ61に格納されていた呼出番号とメッ
セージデータを読み出し、送信バッファ66にセットす
る。
【0100】送信バッファ66は、まず、呼出番号を出
力する。この呼出番号は、D/A変換部67によりアナ
ログ信号に変換され、アンプ68に供給される。アンプ
68はLEDドライバ64により駆動され、供給された
アナログ信号をDTMF信号に変換し、スピーカから放
音する。また、アンプ68が駆動されている間、発光ダ
イオード65が点灯し、放音中であることを報知する。
【0101】送信されたDTMF信号は、公衆回線網1
4を介してページングセンタ12に送信され、入出力回
路31に受付られ、通常の呼び出しと同様に処理され
る。DTMF信号により、電話機15とページングセン
タ12の間で回線接続を確立すると、CPU54は返答
メッセージデータをDTMF信号に変換して送信する。
この返答メッセージデータも通常のメッセージデータの
送信と同様に処理され、送信先のページャに送信され
る。
【0102】A−2) グループ呼び出し あるグループに属す複数のページャ11を呼び出す場
合、発呼者は、呼び出し対象のグループに割り付けられ
たグループ呼出番号と送信すべきメッセージデータとを
電話機15から入力する。このグループ呼出番号によ
り、電話機15とページングセンタ12とが回線接続さ
れる。ページングセンタ12は、個別呼び出し動作の場
合と同様に、呼び出し対象のグループのグループアドレ
スデータとメッセージデータとを含むフレームデータを
図4(C)に示すフォーマットに組み立て、図4
(A),(B)に示すフォーマットで送信局13に送信
する。送信局13は、この一連のデータを順次送信す
る。
【0103】各ページャ11は、送信局13から送信さ
れたアドレスを受信すると、そのアドレスデータが自己
のID−ROM58に格納されているか否かを判別し、
格納されている場合には、そのメッセージを受信し、表
示する。例えば、図3に示すように、ページャA〜Cが
グループ1、ページャD〜Fがグループ2、ページャG
〜Iがグループ3を構成している場合に、グループ1の
グループ呼出番号11−2222−3333で定義され
るグループの呼出依頼を受けた際には、このグループ呼
出番号はグループアドレスデータ#Xに変換され、ペー
ジャA〜Cが呼び出される。
【0104】B) 情報提供動作 情報提供動作は、情報加工エンジン16から、ページン
グセンタ12を経由してページャ11に情報サービスを
送信するための動作であり、ページングセンタ12から
ページャ11へのデータ送信については、A−2)に記
載したグループ呼び出し動作と変わるところは無い。こ
こでは、情報提供動作における情報加工エンジン16の
動作について説明する。
【0105】情報提供動作は、以下の3つの工程で構成
される。 (1)情報提供会社18A〜18Cから提供された情報
を情報加工エンジン16で1乃至複数のメッセージデー
タからなるコンテンツに編集・加工・分割してコンテン
ツファイルF4に登録する工程 (2)コンテンツファイルF4に蓄積したコンテンツの
中から送信すべきコンテンツ(メッセージデータ)を抽
出し、送信スケジュールに設定する工程 (3)送信スケジュールに設定されたコンテンツ(メッ
セージデータ)をページャ11に送信する工程以下、各
工程を順番に説明する。
【0106】まず、工程(1)における処理について、
図16のフローチャートを参照して説明する。このフロ
ーチャートの処理は、情報加工エンジン16の外部デー
タ入力部81が情報提供会社18A〜18Cからの情報
の入力を検出し、制御部83に割り込みを要求すること
によってスタートする。
【0107】処理がスタートすると、まず、外部データ
入力部81が入力した情報X1に付された識別情報X3
を外部データ入出力部81が検出できたかどうかを判別
する(ステップS11)。識別情報X3が検出できなか
ったと判別した場合には、入力した情報を破棄し、この
フローチャートの処理を終了する。
【0108】ステップS11で識別情報X3が検出でき
たと判別した場合には、外部データ入力部81から入力
した情報(情報X1、コメントデータX2及び識別情報
X3を含む)をデータベース17のバッファ領域87に
一時記憶する(ステップS12)。
【0109】次に、ステップS11で検出した識別情報
X3と同じ識別情報を有するコンテンツがコンテンツフ
ァイルF4に設定されているかどうか、コンテンツファ
イルF4内を検索し(ステップS13)、同じ識別情報
を有するコンテンツがコンテンツファイルF4内に設定
されているかどうかを判別する(ステップS14)。ス
テップS14で同じ識別情報を有するコンテンツが設定
されていると判別したときは、後述するステップS15
の処理に進む。一方、ステップS14で同じ識別情報を
有するコンテンツが設定されていないと判別したとき
は、後述するステップS20の処理に進む。
【0110】ステップS15では、バッファ領域87に
一時記憶された情報中のコメントデータX2内を調べ、
コメントデータX2から送信指定日、送信指定時刻を検
出できたかどうかを判別する。
【0111】ステップS15で送信指定日、送信指定時
刻を検出できたと判別した場合は、バッファ領域87に
一時記憶された情報X1を、その情報の構成内容にした
がって編集・加工し、前述したメッセージフィールド
(MF)C7に書き込める文字数以内のメッセージデー
タに、分割して各メッセージデータ間に境界符号「/」
を挿入する(ステップS16)。尚、情報提供会社18
A〜18Cから提供されるデータの形態は、ワープロソ
フトで作成されたテキストデータで良く、またこのテキ
ストデータには、分割すべき箇所に、「改行コード」が
予め設定されているものとする。
【0112】次に、ステップS11で検出した識別情報
X3に対応するコンテンツファイルF4の記憶領域に、
ステップS15で検出した送信指定日、送信指定時刻に
基づいて順番をソート、すなわち、送信期限順にステッ
プS16でメッセージデータに編集・加工・分割した情
報X1を格納する。このとき、コメントデータX2から
コンテンツ名を抽出し、また、コンテンツNo.を割り
振って、識別情報、コンテンツNo.、コンテンツ名、
送信指定日、送信指定時刻、送信期限及び情報X1を分
割したメッセージデータと対応付けて格納する(ステッ
プS17)。そして、このフローチャートの処理を終了
する。
【0113】ステップS15で送信指定日、送信指定時
刻を検出できなかったと判別した場合は、ステップS1
6と同様に情報X1をメッセージデータに編集・加工・
分割し(ステップS18)、ステップS11で検出した
識別情報X3に対応するコンテンツファイルF4の記憶
領域中、既に格納されているコンテンツの一番最後にス
テップS16でメッセージデータに編集・加工・分割し
た情報X1を格納する。このとき、コメントデータX2
からコンテンツ名を抽出し、また、コンテンツNo.を
割り振って、識別情報、コンテンツNo.、コンテンツ
名、送信指定日、送信指定時刻、送信期限及び情報X1
を分割したメッセージデータと対応付けて格納する(ス
テップS19)。そして、このフローチャートの処理を
終了する。
【0114】又、ステップS20では、バッファ領域8
7に一時記憶された情報中のコメントデータX2内を調
べ、コメントデータX2から送信指定日、送信指定時刻
を検出できたかどうかを判別する。
【0115】ステップS20で送信指定日、送信指定時
刻を検出できたと判別した場合は、ステップS16と同
様に情報X1をメッセージデータに編集・加工・分割し
(ステップS21)、コンテンツファイルF4の「その
他」の記憶領域に、検出した送信指定日、送信指定時刻
に基づいて順番をソートして、ステップS16で分割し
たメッセージデータを格納する。このとき、コメントデ
ータX2からコンテンツ名を抽出し、また、コンテンツ
No.を割り振って、識別情報、コンテンツNo.、コ
ンテンツ名、送信指定日、送信指定時刻、送信期限及び
情報X1を分割したメッセージデータと対応付けて格納
する(ステップS22)。そして、このフローチャート
の処理を終了する。
【0116】ステップS20で送信指定日、送信指定時
刻を検出できなかったと判別した場合は、ステップS1
6と同様に情報X1をメッセージデータに分割し(ステ
ップS23)、コンテンツファイルF4のどのコンテン
ツの記憶領域にも含まれない「その他」の記憶領域の、
既に格納されているコンテンツの次にステップS16で
メッセージデータに編集・加工・分割した情報X1を格
納する。このとき、コメントデータX2からコンテンツ
名を抽出し、また、コンテンツNo.を割り振って、識
別情報、コンテンツNo.、コンテンツ名、送信指定
日、送信指定時刻、送信期限及びコメントデータを分割
したメッセージデータと対応付けて格納する(ステップ
S24)。そして、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0117】以上の処理によって、情報提供会社18A
〜18Cから供給され、外部データ入力部81が入力し
た情報X1を、オペレータの手を介さずにページャ11
に1回あたりに送信できるメッセージデータに加工し、
送信期限に従ってデータベース17内のコンテンツファ
イルF4に格納することができる。このため、情報の提
供にかかるコストを低くすることができる。
【0118】次に、工程(2)における処理について、
説明する。コンテンツファイルF4内にコンテンツが送
信指定日、送信指定時刻順に記憶され、管理されてい
る。オペレータは、例えば、情報加工エンジン16の操
作部82を操作することによってコンテンツファイルF
4から送信指定日が1週間以内となっているものを表示
部88に表示させ、操作部82から所定の操作入力を行
うことによって図11に示した送信スケジュールファイ
ルF3を作成する。この送信スケジュールファイルF3
の作成は、例えば、1日単位で行われる。
【0119】次に、工程(3)における処理について、
説明する。制御部83はメモリ84に格納されたシステ
ムプログラムの送信プログラムに従って動作し、送信ス
ケジュールファイルF3により定義されるスケジュール
に従ってページングセンタ12に送信先のグループ呼出
番号とメッセージデータとを送信する。このとき、グル
ープ呼出番号は、コンテンツファイルF4内のコメント
データとG−IDファイルF2のコメントとを比較する
ことによって適切なものが選択される。また、分割され
てコンテンツファイルF4に記憶されたメッセージデー
タは、それぞれグループ呼出番号と共に順次ページング
センタ12に送信される。
【0120】なお、ページングセンタ12が情報加工エ
ンジン16から受信したグループ呼出番号をグループア
ドレスデータに変換し、メッセージデータをページャ1
1(A〜I)に送信する工程は、前述のグループ呼び出
しの場合と同じである。
【0121】以上説明したように、この実施の形態のペ
ージングシステムにおいて、情報加工エンジン16は、
情報提供会社18A〜18Cから提供された情報を1回
の呼び出しでページャ11に送信できるメッセージデー
タに分割し、コンテンツファイルF4に格納し、情報を
管理できるようにしている。この処理は、オペレータの
手を介することなく行うことができる。従って、コンテ
ンツファイルF4の作成にオペレータの手を介すること
がないので、ページャ11に送信する情報を低コストで
提供することができる。
【0122】[第2の実施の形態]上記の第1の実施で
は、情報加工エンジン16で編集、加工及び管理した情
報を1つの送信局13に対して提供し、また、情報加工
エンジン16が情報の送信期限によって情報を管理する
場合について説明した。これに対し、この第2の実施の
形態では、情報の送信地域が異なる複数の送信局を備
え、送信地域によって管理した情報を情報加工エンジン
からそれぞれの送信局に供給するページングシステムに
本発明を適用した例について説明する。
【0123】図17は、この第2の実施の形態のページ
ングシステムの構成の一例を模式的に示す図である。こ
のページングシステムでは、情報加工エンジン16は、
複数のページングセンタ12A〜12Cと接続されてい
る。各ページングセンタ12A〜12Cに対応して送信
局13A〜13Cが設けられている。また、送信局13
A〜13Cは、それぞれ互いに異なるローカルエリアA
〜C内のページャ11に情報を送信するものである。
【0124】この第2の実施の形態において、ページャ
11、ページングセンタ12、送信局13、及び情報加
工エンジン16の構成は、情報加工エンジン16が複数
のページングセンタ12A〜12Cとそれぞれ専用パケ
ット回線19A〜19Cとで接続されていることを除い
て、第1の実施の形態のものと同じである。但し、デー
タベース17では、図に示すように、データベース17
に格納されるコンテンツファイルF4’は、図12に示
したコンテンツファイルに「送信エリア」を加えた構成
となっている。
【0125】「送信エリア」は、「識別情報」の次に格
納され、情報提供会社18A〜18Cから提供された情
報に付されたコメントデータX2中の「送信エリア」が
設定される。又この「送信エリア」は、例えば、情報加
工エンジン16からページングセンタ12Aに情報を送
る場合は「A$」、ページングセンタ12Bに情報を送
る場合は「B$」、ページングセンタ12Cに情報を送
る場合は「C$」に設定する。また、「送信エリア」が
指定されていない場合は、ページングセンタ12A〜1
2Cのすべてに情報を送るものとしは「$$」を設定す
る。
【0126】また、送信スケジュールファイルF3は、
ページングセンタ12A〜12Cのそれぞれに対応する
ものが、記憶領域内のそれぞれ別の領域に記憶される。
【0127】以下、この第2の実施の形態のページング
システムにおける情報提供動作について説明する。この
第2の実施の形態においても、情報提供動作は、以下の
3つの工程で構成される。 (1)情報提供会社18A〜18Cから提供された情報
を情報加工エンジン16で1乃至複数のメッセージデー
タからなるコンテンツに加工してコンテンツファイルF
4’に登録する工程 (2)コンテンツファイルF4’に蓄積したコンテンツ
の中から送信すべきコンテンツ(メッセージデータ)を
抽出し、送信スケジュールに設定する工程 (3)送信スケジュールに設定されたコンテンツ(メッ
セージデータ)をページャ11に送信する工程
【0128】まず、工程(1)における処理について、
図19のフローチャートを参照して説明する。このフロ
ーチャートの処理は、情報加工エンジン16の外部デー
タ入力部81が情報提供会社18A〜18Cからの情報
の入力を検出し、制御部83に割り込みを要求すること
によってスタートする。
【0129】このフローチャートに示したステップS3
1〜S44の処理は、それぞれ図16のフローチャート
のステップS11〜S24に示した処理とほぼ同じであ
る。但し、このフローチャートの処理では、送信指定
日、送信指定時刻ではなくではなく、「送信エリア」に
従って情報が格納・管理される。先ず、ステップS35
及びステップS40で検出できたかどうかを判別するデ
ータは「送信エリア」であり、ステップS37及びステ
ップS42では送信エリア毎にメッセージデータをコン
テンツファイルF4’のそれぞれの領域に格納する。こ
のとき、「送信エリア」には、特に順番に情報のソート
は行わない。また、ステップS39及びステップS44
では、送信エリア未定義として、コンテンツファイルF
4’の「送信エリア」の欄に「$$」を入れてメッセー
ジデータを格納する。
【0130】工程(2)では、第1の実施の形態と同様
に、オペレータが操作部82から所定の操作入力を行う
ことによって送信スケジュールファイルF3を作成す
る。送信スケジュールファイルF3も、送信エリアに応
じてそれぞれ別の領域に記憶される。
【0131】次に、工程(3)における処理について、
説明する。この第2の実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様に、制御部83はメモリ84に格納され
たシステムプログラムの送信プログラムに従って動作
し、送信スケジュールファイルF3により定義されるス
ケジュールに従ってページングセンタ12A〜12Cに
送信先のグループ呼出番号とメッセージデータとを送信
する。但し、ここでは、コンテンツファイルF4’と送
信スケジュールファイルF3とは、送信エリアに従って
それぞれの領域に分けられており、それぞれの領域毎の
記憶内容に従ってページングセンタ12A〜12Cにそ
れぞれ送信先のグループ呼出番号とメッセージデータと
を送信する。
【0132】以上説明したように、この第2の実施の形
態のページングシステムでも、オペレータの手を介する
ことなく、情報提供会社18A〜18Cから提供された
情報を1回の呼び出しでページャ11に送信できるメッ
セージデータに分割し、コンテンツファイルF4’に格
納し、情報を管理できる。しかも、この第2の実施の形
態では、送信エリア毎にコンテンツファイルF4内の異
なる領域にメッセージデータを記憶するため、情報を送
信する地域に応じた情報の管理が容易になる。
【0133】[第3の実施の形態]上記の第1、第2の
実施の形態では、本発明をページングシステムに適用し
た場合について説明した。しかしながら、本発明は、F
M文字多重放送システムなどの放送システムに適用して
もよい。以下、本発明をFM文字多重放送システムに適
用した第3の実施の形態について説明する。
【0134】図20は、本発明を適用したFM文字多重
放送システムの一例を模式的に示す図である。このFM
文字多重放送システムの構成は、図1に示すページング
システムの構成とほぼ同じであるが、ページングセンタ
12が放送局92に、送信局13が放送アンテナ93
に、ページャ11(A〜I)が文字放送受信機91に置
き換えられている。
【0135】情報加工エンジン16で加工され、管理さ
れている情報は、放送局92に送られる。放送局92
は、図1のページングセンタ12が備える機能を有する
が、情報加工エンジン16から供給された文字放送のデ
ータをDARC方式のフォーマットに従ってFMラジオ
音声情報に多重化したFM搬送波を放送アンテナ93か
ら放送する。文字放送受信機91は、FM搬送波から文
字情報を分離、復調し、液晶表示装置などからなる表示
部に表示する。
【0136】図20に示したFM文字多重放送システム
の情報提供エンジン16が実行する処理は、第1の実施
の形態で説明した「送信」を「放送」に置き換えれば、
他は第1の実施の形態のページングシステムの情報提供
エンジン16が実行する処理と実質的に同じである。こ
れにより、FM文字多重放送における情報の放送時間を
容易に管理することができる。
【0137】図21は、本発明を適用したFM文字多重
放送システムの他の例を模式的に示す図である。このF
M文字多重放送システムの構成は、図17に示すページ
ングシステムの構成とほぼ同じであるが、ページングセ
ンタ12A〜12Cが放送局92A〜92Cに、送信局
13A〜13Cが放送アンテナ93A〜93Cに、ペー
ジャ11(A〜I)が文字放送受信機91に置き換えら
れている。図17示すローカルエリアA〜Cが、放送エ
リアA〜Cに置き換えられている。また、放送局92A
〜92Cは、図20の放送局92と同じ機能を有し、そ
れぞれFM搬送波を放送アンテナ93A〜93Cから放
送する。文字放送受信機91は、図20に示す文字放送
受信機と同一の構成を有する。
【0138】図21に示したFM文字多重放送システム
の情報提供エンジン16が実行する処理は、第1の実施
の形態で説明した「送信」を「放送」に置き換えれば、
他は第2の実施の形態のページングシステムの情報提供
エンジン16が実行する処理と実質的に同じである。F
M文字多重放送システムでは、一般に、放送エリアが特
定の地域内に限定される。従って、本発明をFM文字多
重放送システムに適用した場合に、このように放送地域
によって情報を管理することは、非常に有効である。
【0139】[実施の形態の変形]本発明は、上記の第
1〜第3の実施の形態に限られるものではなく、上記の
第1〜第3の実施の形態を様々に変形することが可能で
ある。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変
形例について説明する。
【0140】上記の第1の実施の形態では、情報加工エ
ンジン16は送信指定日、送信指定時刻によって情報を
管理していた。上記の第2の実施の形態では、情報加工
エンジン16は、送信エリアによって情報を管理してい
たが、送信指定日、送信指定時刻と送信エリアとの両方
によって情報を管理してもよい。また、情報加工エンジ
ン16は、送信指定日、送信指定時刻及び送信エリアに
替えて、または送信指定日、送信指定時刻及び送信エリ
アに加えて送信対象者(加入者の性別、年齢等)によっ
て情報を管理してもよい。
【0141】図22は、送信対象者によって情報を管理
する場合のコンテンツファイルF4”のファイル構成を
示す図である。この場合のコンテンツファイルF4”
は、図18に示すコンテンツファイルF4’の「送信エ
リア」の代わりに送信対象者の性別等を示す「送信対象
データ」を含むものである。
【0142】この場合の情報提供動作は、上記第1、第
2の実施の形態で説明した情報提供動作とほぼ同じであ
るが、コメントデータX2から抽出するデータは、送信
対象となり、これに基づいてコンテンツファイルF4”
内の情報が管理される。
【0143】上記の第1、第2の実施の形態ではページ
ングシステムに、上記の第3の実施の形態ではFM文字
多重放送システムに本発明を適用した場合について説明
した。しかしながら、本発明はこれに限定されるもので
はなく、他の送受信システム、放送システム等を利用し
た情報提供システムにも適用することができる。さらに
は、本発明は、送受信システムや放送システム以外で
も、1単位あたりでの情報量が制限される媒体に情報を
配信する他の情報提供システムにも適用することができ
る。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線通信(受信)端末に提供すべき情報をオペレータの
手を介することなく、記憶管理することができる。従っ
て、低コストにて端末に情報を配信することが可能とな
る。
【0145】また、管理情報が情報を送信すべき日時情
報を含むものとし、この日時情報に基づいて情報を記憶
管理することによって、例えば、情報の送信日時順など
の時間順での情報の管理が容易になる。
【0146】また、管理情報が複数のグループのうちの
情報送信すべきグループ示す情報を含むものとし、この
グループを示す情報に基づいて情報を記憶管理するもの
とすれば、例えば、送信エリアや送信対象者の別毎での
情報の管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のページングシステ
ムの構成の一例を模式的に示す図である。
【図2】図1のページングシステムにおけるページング
センタ12の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のページングセンタ12が備える加入者メ
モリ34のメモリ構成を示す図である。
【図4】図1のページングシステムにおいてページング
センタ12から送信局13に送られ、無線送信される高
度無線呼出システム(RCR−STD43標準規格)の
データのフォーマットを示す図である。
【図5】図1のページングシステムにおけるページャ1
1の構成を示すブロック図である。
【図6】図1のページングシステムにおける情報加工エ
ンジン16とデータベース17の構成を示すブロック図
である。
【図7】図1のページングシステムにおいて、情報提供
会社から情報加工エンジン16に送られる情報のフォー
マットを示す図である。
【図8】図7の情報のフォーマットにおいて、コメント
データX2に設定されるデータのフォーマットを示す図
である。
【図9】図6のデータベース17内に格納される会員マ
スタファイルF1のファイル構成を示す図である。
【図10】図6のデータベース17内に格納されるG−
IDマスタファイルF2のファイル構成を示す図であ
る。
【図11】図6のデータベース17内に格納される送信
スケジュールファイルF3のファイル構成を示す図であ
る。
【図12】図6のデータベース17内に格納されるコン
テンツファイルF4のファイル構成を示す図である。
【図13】図6のデータベース17内に格納される識別
情報テーブルF6のメモリ構成を示す図である。
【図14】図13の識別情報テーブルF6の情報管理会
社テーブルF61の記憶内容を示す図である。
【図15】図13の識別情報テーブルF6のコメントデ
ータテーブルF62の記憶内容を示す図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態の情報加工エンジ
ン16における処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施の形態のページングシス
テムの構成の一例を模式的に示す図である。
【図18】図17のページングシステムのデータベース
17内に格納されるコンテンツファイルF4’のファイ
ル構成を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態のページングシス
テムの情報加工エンジン16が実行する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図20】本発明の第3の実施の形態のFM文字多重放
送システムの構成の一例を模式的に示す図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態のFM文字多重放
送システムの構成の他の例を模式的に示す図である。
【図22】送信対象によって情報を管理するためのコン
テンツファイルF4”のファイル構成を示す図である。
【図23】従来例のページングシステムの構成を模式的
に示す図である。
【図24】従来例のページングシステムの構成を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
11(A〜I)・・・ページャ、12・・・ページングセン
タ、13・・・送信局、14・・・公衆回線網、15・・・電話
機、16・・・情報加工エンジン、17・・・データベース、
18A〜18C・・・情報提供会社、81・・・外部データ入
力部、82・・・操作部、83・・・制御部、84・・・メモ
リ、85・・・送信処理部、86・・・時刻計時部、87・・・
バッファ領域、88・・・表示部、F1・・・会員マスタファ
イル、F2・・・G−IDマスタファイル、F3・・・送信ス
ケジュールファイル、F4・・・コンテンツファイル、F
5・・・ログファイル、F6・・・識別情報テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報提供元から提供された情報を、無線通
    信媒体を介して無線受信端末に提供する情報提供システ
    ムであって、 前記提供された情報より、該情報の管理情報を検出する
    検出手段と、 この検出手段によって検出された管理情報に基づいて、
    前記提供された情報を記憶管理する記憶管理手段と、 前記管理情報に基づいて、前記記憶管理手段より情報を
    読み出す読出手段と、 この読出手段によって読み出された情報を、前記管理情
    報に基づいて、前記無線通信媒体を介して、前記無線受
    信端末に提供する提供手段とを備えたことを特徴とする
    情報提供システム。
  2. 【請求項2】無線受信端末で構成されるグループに送信
    すべき情報を外部から入力する入力手段と、 この入力された情報より、該情報の管理情報を検出する
    検出手段と、この検出手段によって検出された管理情報
    に基づいて、前記入力された情報を記憶管理する記憶管
    理手段とを備えたことを特徴とする情報管理装置。
  3. 【請求項3】現在時刻を計時する計時手段を更に備え、 前記管理情報は、前記情報を送信すべき日時情報を含
    み、 前記記憶管理手段は、この送信すべき日時情報に基づい
    て前記情報を記憶管理することを特徴とする請求項2に
    記載の情報管理装置。
  4. 【請求項4】前記情報は、複数のグループに送信され、 前記管理情報は、前記複数のグループのうち、前記情報
    を送信すべきグループを示す情報を含み、 前記記憶管理手段は、前記情報を送信すべきグループを
    示す情報に基づいて前記情報を記憶管理することを特徴
    とする請求項2に記載の情報管理装置。
  5. 【請求項5】無線受信端末で構成されるグループに送信
    すべき情報を外部から入力するステップと、 この入力するステップにより入力された情報より、該情
    報の管理情報を検出するステップと、 この検出するステップにより検出された管理情報に基づ
    いて、前記入力された情報を記憶管理するステップとを
    備えたことを特徴とする情報管理方法。
JP18058997A 1997-06-20 1997-06-20 情報提供システム、情報管理装置、及び、情報管理方法 Pending JPH1117610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085577B1 (en) 1999-03-10 2006-08-01 International Business Machines Corporation Mobile communication system and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7085577B1 (en) 1999-03-10 2006-08-01 International Business Machines Corporation Mobile communication system and method

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