JP2001238238A - 選択呼出方式及び情報提供方法 - Google Patents
選択呼出方式及び情報提供方法Info
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- JP2001238238A JP2001238238A JP2000048361A JP2000048361A JP2001238238A JP 2001238238 A JP2001238238 A JP 2001238238A JP 2000048361 A JP2000048361 A JP 2000048361A JP 2000048361 A JP2000048361 A JP 2000048361A JP 2001238238 A JP2001238238 A JP 2001238238A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiver
- group
- message
- selective
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メッセージ受信機能を有する選択呼出受信機
の任意にグループ化およびグループの再配置を利用者が
できるようにする選択呼出方式及びシステム並びにその
サービス方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも1つの選択呼出番号を書き込
んだ複数の無線選択呼出受信機に対し、情報を配信する
に際し、情報中にグループ又は個別識別用IDを含めて
送信すると共に各選択呼出受信機には書き込み読み出し
可能なメモリの中にグループID又は個別IDを記憶し
ておき、受信した前記IDと一致する場合のみ、受信機
能を継続する。又、前記受信機中のグループID・個別
IDは送信者側から情報中に含めた制御信号によって削
除・修正・追加が自由にできる。更には受信機保持者自
らIDの修正が可能である。
の任意にグループ化およびグループの再配置を利用者が
できるようにする選択呼出方式及びシステム並びにその
サービス方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも1つの選択呼出番号を書き込
んだ複数の無線選択呼出受信機に対し、情報を配信する
に際し、情報中にグループ又は個別識別用IDを含めて
送信すると共に各選択呼出受信機には書き込み読み出し
可能なメモリの中にグループID又は個別IDを記憶し
ておき、受信した前記IDと一致する場合のみ、受信機
能を継続する。又、前記受信機中のグループID・個別
IDは送信者側から情報中に含めた制御信号によって削
除・修正・追加が自由にできる。更には受信機保持者自
らIDの修正が可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して電話網によ
るメッセージ伝達通信手段に関し、さらに詳細には、メ
ッセージ受信機能を有する選択呼出受信機(いわゆるポ
ケットベルまたはページャ)に対し、同報呼出(または
グループ呼出)する見込みのある送信先を重複を許して
任意にグループ化し、又は随時グループの再配置をする
ことを可能とする方法およびシステム若しくはページャ
サービス方法に関する。
るメッセージ伝達通信手段に関し、さらに詳細には、メ
ッセージ受信機能を有する選択呼出受信機(いわゆるポ
ケットベルまたはページャ)に対し、同報呼出(または
グループ呼出)する見込みのある送信先を重複を許して
任意にグループ化し、又は随時グループの再配置をする
ことを可能とする方法およびシステム若しくはページャ
サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポケットベルとして広く知られる無線に
よる選択呼出システムには、個々の選択呼出受信機(即
ち、無線呼出装置あるいはページャ)を選択して呼び出
し所要メッセージを伝達する他に、いくつかをグループ
分けして、指定したグループに属する選択呼出受信機の
みを呼び出すグループ呼出や、全ての選択呼出受信機を
一斉に呼び出す一斉呼出などのサービスがある。実際に
現在行われているサービスには、個人加入者を主たる対
象としたものと、企業や団体を主たる対象としたものと
があり、後者は一般に同報サービスと称されている。前
者のサービスの運用形態は通常、一般加入者電話端末や
PHS、携帯電話機等を用い、まずポケットベルサービ
スセンタ等に電話をかける。センタに接続されると、セ
ンタから発せられる音声ガイダンスなどに従って呼び出
すべき相手方選択呼出受信機に割当てられた選択呼出番
号と、伝達すべきメッセージを電話端末装置を使用して
伝送する。メッセージの伝送は、例えば2桁の数字と一
対一に対応された数字・文字変換表に従って、プッシュ
ボタンを操作する。前記電話端末からメッセージ伝送が
終了した旨の符号が伝送されると、サービスセンタから
所要の無線基地局を介して対象選択呼出受信機に選択呼
出番号を付したメッセージが送信される。一方、後者の
同報ページングサービスでは、上述した電話端末から直
接操作する以外に、ユーザのコンピュータ端末をサービ
スセンタのホストコンピュータに接続し、ユーザコンピ
ュータ上で作成したメッセージあるいは各種データ、図
等を伝送することも可能となっており、その利用形態の
拡大が期待されている。尚、前者の個人サービスにおい
ては、現在のところ個別呼出サービスのみが実施されて
いるようであるが、システム的にはグループ呼出あるい
は一斉呼出も可能である。
よる選択呼出システムには、個々の選択呼出受信機(即
ち、無線呼出装置あるいはページャ)を選択して呼び出
し所要メッセージを伝達する他に、いくつかをグループ
分けして、指定したグループに属する選択呼出受信機の
みを呼び出すグループ呼出や、全ての選択呼出受信機を
一斉に呼び出す一斉呼出などのサービスがある。実際に
現在行われているサービスには、個人加入者を主たる対
象としたものと、企業や団体を主たる対象としたものと
があり、後者は一般に同報サービスと称されている。前
者のサービスの運用形態は通常、一般加入者電話端末や
PHS、携帯電話機等を用い、まずポケットベルサービ
スセンタ等に電話をかける。センタに接続されると、セ
ンタから発せられる音声ガイダンスなどに従って呼び出
すべき相手方選択呼出受信機に割当てられた選択呼出番
号と、伝達すべきメッセージを電話端末装置を使用して
伝送する。メッセージの伝送は、例えば2桁の数字と一
対一に対応された数字・文字変換表に従って、プッシュ
ボタンを操作する。前記電話端末からメッセージ伝送が
終了した旨の符号が伝送されると、サービスセンタから
所要の無線基地局を介して対象選択呼出受信機に選択呼
出番号を付したメッセージが送信される。一方、後者の
同報ページングサービスでは、上述した電話端末から直
接操作する以外に、ユーザのコンピュータ端末をサービ
スセンタのホストコンピュータに接続し、ユーザコンピ
ュータ上で作成したメッセージあるいは各種データ、図
等を伝送することも可能となっており、その利用形態の
拡大が期待されている。尚、前者の個人サービスにおい
ては、現在のところ個別呼出サービスのみが実施されて
いるようであるが、システム的にはグループ呼出あるい
は一斉呼出も可能である。
【0003】以下、現用システムに限ることなく、一般
論としてグループ呼出し及び一斉呼出方法について説明
する。グループ呼出の方式には、次の2とおりがある。
1つは、選択呼出受信機自体には個別呼出番号のみを付
加しておき、呼出側の装置が呼び出すべきグループに属
する選択呼出受信機の個別呼出番号を順次送出する方法
である。この方法は、グループ編成の変更が容易である
が、個別呼出番号を順次時系列的に送信することから、
呼び出すべき選択呼出受信機の数が多い場合、グループ
呼出の完了までに時間が掛かるうえ、トラフィック上効
率が悪い。第2の方法は、予めグループ毎にグループ呼
出番号を割り当て、各グループの選択呼出受信機にその
グループの呼出番号を書き込んでおく方法である(ここ
では、仮に「通信業者が提供するグループ呼出サービ
ス」と称する)。したがって、この方法では、グループ
に属する選択呼出受信機は、個別呼出番号の他に所属す
るグループのグループ呼出番号も記憶している。発信者
が、所望のグループの呼出番号に宛ててメッセージを発
信すると、その呼出番号を有する選択呼出受信機が、同
一のメッセージを受信することになる。この方法は、グ
ループ呼出に要する時間が短縮でき、トラフィックの効
率も良い。しかし、グループ編成の変更には、グループ
呼出番号の書き換えが必要となり、このため書き換えを
必要とする選択呼出受信機を業者に持ち込むという面倒
な作業が強いられる。
論としてグループ呼出し及び一斉呼出方法について説明
する。グループ呼出の方式には、次の2とおりがある。
1つは、選択呼出受信機自体には個別呼出番号のみを付
加しておき、呼出側の装置が呼び出すべきグループに属
する選択呼出受信機の個別呼出番号を順次送出する方法
である。この方法は、グループ編成の変更が容易である
が、個別呼出番号を順次時系列的に送信することから、
呼び出すべき選択呼出受信機の数が多い場合、グループ
呼出の完了までに時間が掛かるうえ、トラフィック上効
率が悪い。第2の方法は、予めグループ毎にグループ呼
出番号を割り当て、各グループの選択呼出受信機にその
グループの呼出番号を書き込んでおく方法である(ここ
では、仮に「通信業者が提供するグループ呼出サービ
ス」と称する)。したがって、この方法では、グループ
に属する選択呼出受信機は、個別呼出番号の他に所属す
るグループのグループ呼出番号も記憶している。発信者
が、所望のグループの呼出番号に宛ててメッセージを発
信すると、その呼出番号を有する選択呼出受信機が、同
一のメッセージを受信することになる。この方法は、グ
ループ呼出に要する時間が短縮でき、トラフィックの効
率も良い。しかし、グループ編成の変更には、グループ
呼出番号の書き換えが必要となり、このため書き換えを
必要とする選択呼出受信機を業者に持ち込むという面倒
な作業が強いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、メッセージ受信機能を有する選択呼出受信機の
任意にグループ化およびグループの再配置を利用者がで
きるようにする選択呼出方式及びシステム並びにそのサ
ービス方法を提供することである。
課題は、メッセージ受信機能を有する選択呼出受信機の
任意にグループ化およびグループの再配置を利用者がで
きるようにする選択呼出方式及びシステム並びにそのサ
ービス方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、複数の選択呼出受信機に
選択呼出符号を割り当て、必要に応じて所要の選択呼出
受信機に対し、選択呼出符号に伝達すべき情報を付して
送信し且つ受信する際の選択呼出方式において、前記複
数の選択呼出受信機各々に同一の選択呼出符号を設定
し、伝達すべき情報中に個々の選択呼出受信機に割り当
てた個有制御符号を設定すると共に各々の選択呼出受信
機においては前記個有制御符号の有無に基づいて当該選
択呼出受信機の起動、アラーム発生、表示機能の少なく
とも一つを制御することを特徴とする。請求項2の発明
は、前記選択呼出受信機において、個々の受信機に複数
の固有制御符号を設定しておき、それらのAND/OR
等の論理式によって任意に受信可能な選択呼出受信機の
グループを形成できるようにしたことを特徴とする。請
求項3の発明は、前記受信機には書き込み、書き換え可
能なメモリを備え、これに個々の選択呼出受信機に割当
てるべき固有制御符号を記憶すると共に、このメモリは
必要に応じて前記送信された情報中に含まれる固有制御
符号にて書き換え可能としたことを特徴とする。請求項
4の発明は、同一の呼出符号を設定した複数の選択呼出
受信機に対し所望のメッセージを通信手段を介して伝達
する情報提供方法において、前記受信機には書き換え可
能なメモリを備え、各々個有のID番号を記憶してお
き、当該サービスの利用者又はサービス提供者が、メッ
セージ中に前記個有ID番号を含めて呼び出したとき、
該ID番号と一致するID番号を前記メモリに記憶した
受信機のみが起動し伝送されたメッセージを表示し又は
アラームを発するようにしたことを特徴とする。請求項
5の発明は、前記受信機はいくつかのグループに区分け
され、それぞれのグループに属する前記メモリには各グ
ループに共通のID番号が記憶されており、メッセージ
中に所望のグループID番号が一つ又は複数含まれるこ
とによって任意のグループに属する受信機群を選択呼出
得ることを特徴とする。請求項6の発明は、前記メッセ
ージ中には所望の受信機の個有ID番号と、前記メモリ
に記憶したID番号を書き換える旨を指示する制御信号
と、新たに書き込むべきID番号とを含むことによっ
て、任意に個有ID番号を設定し得るようにしたことを
特徴とする。請求項7の発明は、前記メモリには複数の
ID番号が記憶されており、前記メッセージに含まれる
複数のID番号のAND/ORもしくは和等の論理式に
基づいて所望の受信機が選択され得るようにしたことを
特徴とする。請求項8の発明は、前記選択呼出受信機の
書き換え可能なメモリには属性データ入力領域が設けら
れており、この領域には当該選択呼出受信機から直接各
種データが入力又は修正可能であり、又は受信信号中に
含まれる制御符号によって各種データの入力又は修正が
可能であることを特徴とする。
めに、請求項1記載の発明は、複数の選択呼出受信機に
選択呼出符号を割り当て、必要に応じて所要の選択呼出
受信機に対し、選択呼出符号に伝達すべき情報を付して
送信し且つ受信する際の選択呼出方式において、前記複
数の選択呼出受信機各々に同一の選択呼出符号を設定
し、伝達すべき情報中に個々の選択呼出受信機に割り当
てた個有制御符号を設定すると共に各々の選択呼出受信
機においては前記個有制御符号の有無に基づいて当該選
択呼出受信機の起動、アラーム発生、表示機能の少なく
とも一つを制御することを特徴とする。請求項2の発明
は、前記選択呼出受信機において、個々の受信機に複数
の固有制御符号を設定しておき、それらのAND/OR
等の論理式によって任意に受信可能な選択呼出受信機の
グループを形成できるようにしたことを特徴とする。請
求項3の発明は、前記受信機には書き込み、書き換え可
能なメモリを備え、これに個々の選択呼出受信機に割当
てるべき固有制御符号を記憶すると共に、このメモリは
必要に応じて前記送信された情報中に含まれる固有制御
符号にて書き換え可能としたことを特徴とする。請求項
4の発明は、同一の呼出符号を設定した複数の選択呼出
受信機に対し所望のメッセージを通信手段を介して伝達
する情報提供方法において、前記受信機には書き換え可
能なメモリを備え、各々個有のID番号を記憶してお
き、当該サービスの利用者又はサービス提供者が、メッ
セージ中に前記個有ID番号を含めて呼び出したとき、
該ID番号と一致するID番号を前記メモリに記憶した
受信機のみが起動し伝送されたメッセージを表示し又は
アラームを発するようにしたことを特徴とする。請求項
5の発明は、前記受信機はいくつかのグループに区分け
され、それぞれのグループに属する前記メモリには各グ
ループに共通のID番号が記憶されており、メッセージ
中に所望のグループID番号が一つ又は複数含まれるこ
とによって任意のグループに属する受信機群を選択呼出
得ることを特徴とする。請求項6の発明は、前記メッセ
ージ中には所望の受信機の個有ID番号と、前記メモリ
に記憶したID番号を書き換える旨を指示する制御信号
と、新たに書き込むべきID番号とを含むことによっ
て、任意に個有ID番号を設定し得るようにしたことを
特徴とする。請求項7の発明は、前記メモリには複数の
ID番号が記憶されており、前記メッセージに含まれる
複数のID番号のAND/ORもしくは和等の論理式に
基づいて所望の受信機が選択され得るようにしたことを
特徴とする。請求項8の発明は、前記選択呼出受信機の
書き換え可能なメモリには属性データ入力領域が設けら
れており、この領域には当該選択呼出受信機から直接各
種データが入力又は修正可能であり、又は受信信号中に
含まれる制御符号によって各種データの入力又は修正が
可能であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例と添
付図面により本発明を詳細に説明する。なお、複数の図
面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。 (実施の形態1)本発明は、高度無線呼出システム(F
LEXTD RADIO PAGINGSYSTEM)
及びPOCSAG方式無線呼出システム(RADIO
PAGING SYSTEM BASED ON PO
CSAG METHOD)などを念頭に説明するが、こ
の例に限らず種々の無線呼出システムにおいて、通信業
者が提供するグループ呼出サービスと組み合わせて実施
することができるが、他にもメッセージ受信可能な選択
呼出受信機に広く応用可能である。図1は本発明に係る
無線選択呼出システムの一実施例を示すシステム構成図
である。同図において1−1、1−2、1−3…は選択
呼出受信機であって、呼出された際にアラーム音やLE
Dの点灯点滅等による報知手段の他、LCD等の表示手
段を備えており、伝送されたメッセージを表示できるよ
うになっている。これら選択呼出受信機1には図面上部
に記載した送信側装置2から例えば図中3に示すような
呼出信号が送信される。前記送信側装置2はユーザ端末
の一例としての電話機4もしくはパーソナルコンピュー
タ5と、ページングサービス業者のサービスセンタ等の
中央局6と、それに接続された無線基地局7及び、サー
ビスセンタとユーザ端末を接続する公衆通信回線PST
N等からなっている。この実施例において、前記送信さ
れる呼出信号3の構成と選択呼出受信機の構成に特徴が
ある。まず選択呼出受信機1−1、1−2、1−3…は
全て同一の選択呼出番号(アドレス)が設定されてお
り、従来の同報サービスにおいてサービス業者から割当
てられる選択呼出番号に該当する。このアドレスは一般
に読み出し専用メモリ(ROM)に記憶される。更に、
該選択呼出受信機1には書き込み書き換え可能なメモリ
を備えており、予めユーザが設定したグループID(グ
ループ選択呼出番号)が記憶されているが、このグルー
プIDは後述するようにユーザが任意に更新・削除・追
加ができるようになっている。尚、図に示す例では、共
通に設定された選択呼出番号は「5555」であり、グ
ループIDはそれぞれ「1234」、「2345」、
「5678」である。
付図面により本発明を詳細に説明する。なお、複数の図
面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。 (実施の形態1)本発明は、高度無線呼出システム(F
LEXTD RADIO PAGINGSYSTEM)
及びPOCSAG方式無線呼出システム(RADIO
PAGING SYSTEM BASED ON PO
CSAG METHOD)などを念頭に説明するが、こ
の例に限らず種々の無線呼出システムにおいて、通信業
者が提供するグループ呼出サービスと組み合わせて実施
することができるが、他にもメッセージ受信可能な選択
呼出受信機に広く応用可能である。図1は本発明に係る
無線選択呼出システムの一実施例を示すシステム構成図
である。同図において1−1、1−2、1−3…は選択
呼出受信機であって、呼出された際にアラーム音やLE
Dの点灯点滅等による報知手段の他、LCD等の表示手
段を備えており、伝送されたメッセージを表示できるよ
うになっている。これら選択呼出受信機1には図面上部
に記載した送信側装置2から例えば図中3に示すような
呼出信号が送信される。前記送信側装置2はユーザ端末
の一例としての電話機4もしくはパーソナルコンピュー
タ5と、ページングサービス業者のサービスセンタ等の
中央局6と、それに接続された無線基地局7及び、サー
ビスセンタとユーザ端末を接続する公衆通信回線PST
N等からなっている。この実施例において、前記送信さ
れる呼出信号3の構成と選択呼出受信機の構成に特徴が
ある。まず選択呼出受信機1−1、1−2、1−3…は
全て同一の選択呼出番号(アドレス)が設定されてお
り、従来の同報サービスにおいてサービス業者から割当
てられる選択呼出番号に該当する。このアドレスは一般
に読み出し専用メモリ(ROM)に記憶される。更に、
該選択呼出受信機1には書き込み書き換え可能なメモリ
を備えており、予めユーザが設定したグループID(グ
ループ選択呼出番号)が記憶されているが、このグルー
プIDは後述するようにユーザが任意に更新・削除・追
加ができるようになっている。尚、図に示す例では、共
通に設定された選択呼出番号は「5555」であり、グ
ループIDはそれぞれ「1234」、「2345」、
「5678」である。
【0007】このようなシステムにおいて以下、実際の
運用例を説明する。まず、ユーザは前記電話端末4もし
くはPC5を介して呼出信号3に準じてメッセージを送
信する。呼出信号3は図示したように選択呼出番号(ア
ドレス)に続けて、もしくは、サービスセンタのガイダ
ンスに従ってメッセージが送信される。メッセージは、
その先頭部分に以下がメッセージである旨を示すメッセ
ージ・ヘッダと、グループIDと、真のメッセージであ
ることを示す区切りマーク及びそれに続く伝達すべきメ
ッセージである「本日は特売日です。」なる文が送信さ
れる。この選択呼出信号が上述したPSTN、中央局を
経て基地局から送信されると、これを受信した選択呼出
受信機のうちアドレス、即ちサービス業者から与えられ
た選択呼出番号と一致するアドレスをもつ選択呼出受信
機のみが、自局が選択されたことを識別する。ただし、
本発明においては、この選択呼出番号が一致したのみで
はアラーム報知やメッセージ表示を行わないことが特徴
の一つである。図1においては3つの選択呼出受信機1
−1、1−2、1−3全てが同一のアドレスを有するの
で前記送信されたアドレスが「5555」である場合は
全てが自局呼出を識別することになる。
運用例を説明する。まず、ユーザは前記電話端末4もし
くはPC5を介して呼出信号3に準じてメッセージを送
信する。呼出信号3は図示したように選択呼出番号(ア
ドレス)に続けて、もしくは、サービスセンタのガイダ
ンスに従ってメッセージが送信される。メッセージは、
その先頭部分に以下がメッセージである旨を示すメッセ
ージ・ヘッダと、グループIDと、真のメッセージであ
ることを示す区切りマーク及びそれに続く伝達すべきメ
ッセージである「本日は特売日です。」なる文が送信さ
れる。この選択呼出信号が上述したPSTN、中央局を
経て基地局から送信されると、これを受信した選択呼出
受信機のうちアドレス、即ちサービス業者から与えられ
た選択呼出番号と一致するアドレスをもつ選択呼出受信
機のみが、自局が選択されたことを識別する。ただし、
本発明においては、この選択呼出番号が一致したのみで
はアラーム報知やメッセージ表示を行わないことが特徴
の一つである。図1においては3つの選択呼出受信機1
−1、1−2、1−3全てが同一のアドレスを有するの
で前記送信されたアドレスが「5555」である場合は
全てが自局呼出を識別することになる。
【0008】さて、上述した通り、各選択呼出受信機1
には予め設定したグループIDを記憶しているのでこれ
と、受信したメッセージ中に含まれるグループIDとの
一致を判別し、一致する場合のみアラーム音報知もしく
は受信したメッセージの表示を行う。従って、図示した
例では送信されたグループID「1234」と一致する
1−1のみが表示動作を行うことになる。以上説明した
ように、選択呼出番号が同一であってもメッセージ中に
含まれるグループIDによって動作するものを選択制御
することが可能である。更に、本発明では各選択呼出受
信機に付与するグループIDを任意に変更、削除するこ
とが容易に実行可能である。即ち、選択呼出受信機1に
は書き込み/書き換え可能なメモリを備え、このメモリ
にグループIDを記憶することは上述した通りである。
そこで、前記メッセージ中に対象とするグループID
と、新たに書き換えるべきグループIDと、書き換えを
実行すべき旨の指示を示す制御信号を含めて送信し、こ
の信号を受信したものであって該当するグループIDを
有する選択呼出受信機において指示通り処理を実行させ
るよう構成しておく。この手段によれば、従来のように
サービス業者に対象機を持ち込む必要がない上、必要に
応じて何回でも、自在にグループ編成が可能となる。
又、グループIDは1つに限ることはなく複数記憶して
おき、一つの受信機が複数のグループに属するよう設定
しておくこともできる。
には予め設定したグループIDを記憶しているのでこれ
と、受信したメッセージ中に含まれるグループIDとの
一致を判別し、一致する場合のみアラーム音報知もしく
は受信したメッセージの表示を行う。従って、図示した
例では送信されたグループID「1234」と一致する
1−1のみが表示動作を行うことになる。以上説明した
ように、選択呼出番号が同一であってもメッセージ中に
含まれるグループIDによって動作するものを選択制御
することが可能である。更に、本発明では各選択呼出受
信機に付与するグループIDを任意に変更、削除するこ
とが容易に実行可能である。即ち、選択呼出受信機1に
は書き込み/書き換え可能なメモリを備え、このメモリ
にグループIDを記憶することは上述した通りである。
そこで、前記メッセージ中に対象とするグループID
と、新たに書き換えるべきグループIDと、書き換えを
実行すべき旨の指示を示す制御信号を含めて送信し、こ
の信号を受信したものであって該当するグループIDを
有する選択呼出受信機において指示通り処理を実行させ
るよう構成しておく。この手段によれば、従来のように
サービス業者に対象機を持ち込む必要がない上、必要に
応じて何回でも、自在にグループ編成が可能となる。
又、グループIDは1つに限ることはなく複数記憶して
おき、一つの受信機が複数のグループに属するよう設定
しておくこともできる。
【0009】図1は、本発明による無線選択呼出システ
ムあるいは選択呼出方式を利用したシステムの一実施例
を示す概要構成図である。本発明によれば、利用者は、
電話端末4又はPC5から、所望の選択呼出受信機1に
対し、メッセージ3を用いて、グループIDを幾つでも
登録、追加し、また削除することができる。図2は本発
明の変形例を示す図であって、選択呼出番号を複数設定
した例である。例えば、選択呼出受信機1−1は、2つ
の選択呼出番号3333及び5555を有し、選択呼出
番号5555には、3つのグループID5432、12
34および5678が関係付けられている。同様に選択
呼出受信機1−2には、1つの呼出番号5555が割り
当てられていて、それには、1つのグループID234
5が関係付けられている。同様に、選択呼出受信機1−
3は、3つの呼出番号1111、5555及び7777
を有し、呼出番号5555には、3つのグループID1
234、5678および9012が関係付けられてい
る。なお、選択呼出受信機1−1の呼出番号3333、
並びに選択呼出受信機1−3の同報呼出番号1111及
び7777にも、それぞれグループIDが関係付けられ
ていてもよい。この例のようにサービス業者から割り当
てられる選択呼出番号(アドレス)を複数設定する理由
は、第一にはグループ呼出のバリエーションを多くする
ことであるが、更に次の効果も得られる。即ち、現用の
あるサービス・システムでは特定ユーザによる長時間占
有を防止するため、1アドレスに対するサービスが例え
ば4分間に1回程度に制限される場合がある。この制限
は伝送すべきメッセージやデータ量が少ない場合は問題
ないが、画像データや長文を伝送する場合には致命的障
害となる。一方、現用システムにおいても、選択呼出受
信機に複数のアドレス即ち、選択呼出番号を付与するこ
とが許されている。そこで、上述したように複数のアド
レスを付加しておき、通常はグループ区分けのバリエー
ション増加として利用しつつ、大量のデータ伝送に際し
て複数のアドレスを連続的に活用して長時間の途絶を招
くことなく所要データを伝送するように利用することも
可能である。尚、アドレス複数化にはサービス料金増加
を招く場合があるので大量データ伝送の可能性がないも
のには単一アドレスのままの方がよい。このようにし
て、業者が提供するグループ呼出サービスのグループを
細分化することができる。即ち、伝えたい情報内容と利
用者が登録したグループIDとをメッセージに含めて送
信することにより、細分化されたグループ毎に異なる情
報内容を送信することができる。
ムあるいは選択呼出方式を利用したシステムの一実施例
を示す概要構成図である。本発明によれば、利用者は、
電話端末4又はPC5から、所望の選択呼出受信機1に
対し、メッセージ3を用いて、グループIDを幾つでも
登録、追加し、また削除することができる。図2は本発
明の変形例を示す図であって、選択呼出番号を複数設定
した例である。例えば、選択呼出受信機1−1は、2つ
の選択呼出番号3333及び5555を有し、選択呼出
番号5555には、3つのグループID5432、12
34および5678が関係付けられている。同様に選択
呼出受信機1−2には、1つの呼出番号5555が割り
当てられていて、それには、1つのグループID234
5が関係付けられている。同様に、選択呼出受信機1−
3は、3つの呼出番号1111、5555及び7777
を有し、呼出番号5555には、3つのグループID1
234、5678および9012が関係付けられてい
る。なお、選択呼出受信機1−1の呼出番号3333、
並びに選択呼出受信機1−3の同報呼出番号1111及
び7777にも、それぞれグループIDが関係付けられ
ていてもよい。この例のようにサービス業者から割り当
てられる選択呼出番号(アドレス)を複数設定する理由
は、第一にはグループ呼出のバリエーションを多くする
ことであるが、更に次の効果も得られる。即ち、現用の
あるサービス・システムでは特定ユーザによる長時間占
有を防止するため、1アドレスに対するサービスが例え
ば4分間に1回程度に制限される場合がある。この制限
は伝送すべきメッセージやデータ量が少ない場合は問題
ないが、画像データや長文を伝送する場合には致命的障
害となる。一方、現用システムにおいても、選択呼出受
信機に複数のアドレス即ち、選択呼出番号を付与するこ
とが許されている。そこで、上述したように複数のアド
レスを付加しておき、通常はグループ区分けのバリエー
ション増加として利用しつつ、大量のデータ伝送に際し
て複数のアドレスを連続的に活用して長時間の途絶を招
くことなく所要データを伝送するように利用することも
可能である。尚、アドレス複数化にはサービス料金増加
を招く場合があるので大量データ伝送の可能性がないも
のには単一アドレスのままの方がよい。このようにし
て、業者が提供するグループ呼出サービスのグループを
細分化することができる。即ち、伝えたい情報内容と利
用者が登録したグループIDとをメッセージに含めて送
信することにより、細分化されたグループ毎に異なる情
報内容を送信することができる。
【0010】図3は、本発明においてグループIDの登
録、削除、および情報内容の送信に用いられるメッセー
ジのフォーマット例を示す。図3(a)は、基地局3か
ら送られる公知のフレーム(図示せず)に含まれる選択
呼出信号10を示す。選択呼出信号10は、選択呼出受
信機1を識別する番号であるアドレス(選択呼出番号)
11と、発信者から選択呼出受信機2に送信されるメッ
セージ12とからなる。アドレス11としては、前記の
個別呼出番号か、または同報呼出番号の何れかが使用さ
れる(以降、個別読出し番号と同報呼出番号を一括して
アドレス又は選択呼出番号と称する)。本発明では、図
3(a)のメッセージ12フィールドを後述のようにフ
ォーマット化して用いるので、利用者から実際に伝達さ
れる内容はメッセージ12フィールドの一部に収容され
て送信される。以下、真に伝達すべきメッセージ内容を
「情報内容」と言う。図3(b)、(c)および(d)
は、上述したグループIDの登録および削除ならびに情
報内容の送信にそれぞれ用いられる登録メッセージ12
a、削除メッセージ12b及び情報メッセージ12cで
ある。何れのメッセージ12もヘッダ13で始まり、ヘ
ッダとしては、例えば「**#n」のような形式とし、
nの値によりメッセージの種類12a〜12cを識別す
る。例えば、**#0が登録メッセージ12aの登録ヘ
ッダ13a、**#1が削除メッセージ12bの削除ヘ
ッダ13b、そして**#2が情報メッセージ12cの
情報ヘッダ13cという具合に決める。登録メッセージ
12aでは、ヘッダ13aに続いてその時点において設
定されている対象受信機のグループID14を配置し、
これに続いて新たに登録したいグループID15を配置
する。これにより、任意の受信機に対して所要のグルー
プIDを登録できる。削除する場合は(c)に示すよう
に削除ヘッダ13bに続いて現用グループIDと削除す
るグループIDを送信する。情報内容を送信する情報メ
ッセージ12cは、グループID15に続いて、アドレ
スの最後を示す適当なアドレス終了符号(EOA)16
を配置し、これに続けて情報内容を17を置く。尚、上
述した登録、削除用メッセージの中に、例えば「お持ち
の受信機のグループを○○○に変更しました」、「この
受信機のグループID○○○を削除しました」等の情報
内容を(EOA)なる符号に続けて送信してもよい。
録、削除、および情報内容の送信に用いられるメッセー
ジのフォーマット例を示す。図3(a)は、基地局3か
ら送られる公知のフレーム(図示せず)に含まれる選択
呼出信号10を示す。選択呼出信号10は、選択呼出受
信機1を識別する番号であるアドレス(選択呼出番号)
11と、発信者から選択呼出受信機2に送信されるメッ
セージ12とからなる。アドレス11としては、前記の
個別呼出番号か、または同報呼出番号の何れかが使用さ
れる(以降、個別読出し番号と同報呼出番号を一括して
アドレス又は選択呼出番号と称する)。本発明では、図
3(a)のメッセージ12フィールドを後述のようにフ
ォーマット化して用いるので、利用者から実際に伝達さ
れる内容はメッセージ12フィールドの一部に収容され
て送信される。以下、真に伝達すべきメッセージ内容を
「情報内容」と言う。図3(b)、(c)および(d)
は、上述したグループIDの登録および削除ならびに情
報内容の送信にそれぞれ用いられる登録メッセージ12
a、削除メッセージ12b及び情報メッセージ12cで
ある。何れのメッセージ12もヘッダ13で始まり、ヘ
ッダとしては、例えば「**#n」のような形式とし、
nの値によりメッセージの種類12a〜12cを識別す
る。例えば、**#0が登録メッセージ12aの登録ヘ
ッダ13a、**#1が削除メッセージ12bの削除ヘ
ッダ13b、そして**#2が情報メッセージ12cの
情報ヘッダ13cという具合に決める。登録メッセージ
12aでは、ヘッダ13aに続いてその時点において設
定されている対象受信機のグループID14を配置し、
これに続いて新たに登録したいグループID15を配置
する。これにより、任意の受信機に対して所要のグルー
プIDを登録できる。削除する場合は(c)に示すよう
に削除ヘッダ13bに続いて現用グループIDと削除す
るグループIDを送信する。情報内容を送信する情報メ
ッセージ12cは、グループID15に続いて、アドレ
スの最後を示す適当なアドレス終了符号(EOA)16
を配置し、これに続けて情報内容を17を置く。尚、上
述した登録、削除用メッセージの中に、例えば「お持ち
の受信機のグループを○○○に変更しました」、「この
受信機のグループID○○○を削除しました」等の情報
内容を(EOA)なる符号に続けて送信してもよい。
【0011】図4は、本発明の一実施例による選択呼出
受信機1の構成を示す略ブロック図である。図3におい
て、選択呼出受信機1は、アンテナ21と、それに接続
された公知の無線受信回路22と、その復調出力信号か
らアドレス11およびメッセージ12を受け取り呼出処
理を行う制御部23と、サービス業者から割当てられた
選択呼出番号(アドレス)が記憶されたメモリ24と、
制御部23により使用される不揮発メモリ25と表示装
置26と、利用者に呼出呼の受信を知らせるスピーカな
どのアラーム手段27および利用者が操作するためのス
イッチ類を含む操作部(入力部)28から構成される。
前記不揮発メモリ25には、前記選択呼出番号(アドレ
ス)に関係付けられたグループIDリストなどが記憶さ
れている。制御部23は、周知のようにCPU(図示せ
ず)、RAM(ランダムアクセスメモリ)(図示せず)
などを含み、選択呼出処理の他、時計機能、電話帳機能
等の処理を行うこともある。図5は、以上のような構成
の選択呼出受信機1が呼を受信した場合の、制御部23
の動作を示すフローチャートである。無線受信回路22
は、無線電波を受信し、復調してその出力を制御部23
に渡す。これに応じて、制御部23は、図5の処理を開
始する。ステップ50において、アドレス11がメモリ
24に記憶された選択呼出番号30と一致するかどうか
調べる。一致する場合、ステップ51において、メッセ
ージヘッダ13が、登録ヘッダ(先の例では**#0)
かどうか調べる。登録ヘッダならば、ステップ52にお
いて、次のフィールド14が、不揮発性メモリ25に記
憶された自己のグループIDのいずれかと一致するか否
かを判断する。一致しない場合は、自局が呼ばれたもの
ではないと判断して、受信データ10を破棄して、処理
を終了する。一方、ステップ52において、フィールド
14が、メモリ25に記憶されたグループIDと一致す
る場合はステップ54において、その選択呼出番号31
に対応するグループIDリストに、メッセージ12aの
グループID15を追加する。ステップ51において、
メッセージヘッダ13が、登録ヘッダ(例えば、**#
0)でない場合、ステップ55において削除ヘッダ13
b(先の例では、**#1)かどうか判断する。削除ヘ
ッダ13bでない場合、後述するステップ61におい
て、通常の個別呼出処理を行う。ステップ55におい
て、メッセージヘッダ13が、削除ヘッダ(例えば、*
*#1)13bである場合、次のフィールド値であるグ
ループID14が、不揮発性メモリ24に記憶された自
己のグループIDのいずれかに一致するかどうか判断す
る。一致するものがある場合、ステップ59において、
そのグループID14に関係付けられたグループIDリ
ストから、メッセージ12b中に含まれたグループID
15を削除して、処理を終了する。
受信機1の構成を示す略ブロック図である。図3におい
て、選択呼出受信機1は、アンテナ21と、それに接続
された公知の無線受信回路22と、その復調出力信号か
らアドレス11およびメッセージ12を受け取り呼出処
理を行う制御部23と、サービス業者から割当てられた
選択呼出番号(アドレス)が記憶されたメモリ24と、
制御部23により使用される不揮発メモリ25と表示装
置26と、利用者に呼出呼の受信を知らせるスピーカな
どのアラーム手段27および利用者が操作するためのス
イッチ類を含む操作部(入力部)28から構成される。
前記不揮発メモリ25には、前記選択呼出番号(アドレ
ス)に関係付けられたグループIDリストなどが記憶さ
れている。制御部23は、周知のようにCPU(図示せ
ず)、RAM(ランダムアクセスメモリ)(図示せず)
などを含み、選択呼出処理の他、時計機能、電話帳機能
等の処理を行うこともある。図5は、以上のような構成
の選択呼出受信機1が呼を受信した場合の、制御部23
の動作を示すフローチャートである。無線受信回路22
は、無線電波を受信し、復調してその出力を制御部23
に渡す。これに応じて、制御部23は、図5の処理を開
始する。ステップ50において、アドレス11がメモリ
24に記憶された選択呼出番号30と一致するかどうか
調べる。一致する場合、ステップ51において、メッセ
ージヘッダ13が、登録ヘッダ(先の例では**#0)
かどうか調べる。登録ヘッダならば、ステップ52にお
いて、次のフィールド14が、不揮発性メモリ25に記
憶された自己のグループIDのいずれかと一致するか否
かを判断する。一致しない場合は、自局が呼ばれたもの
ではないと判断して、受信データ10を破棄して、処理
を終了する。一方、ステップ52において、フィールド
14が、メモリ25に記憶されたグループIDと一致す
る場合はステップ54において、その選択呼出番号31
に対応するグループIDリストに、メッセージ12aの
グループID15を追加する。ステップ51において、
メッセージヘッダ13が、登録ヘッダ(例えば、**#
0)でない場合、ステップ55において削除ヘッダ13
b(先の例では、**#1)かどうか判断する。削除ヘ
ッダ13bでない場合、後述するステップ61におい
て、通常の個別呼出処理を行う。ステップ55におい
て、メッセージヘッダ13が、削除ヘッダ(例えば、*
*#1)13bである場合、次のフィールド値であるグ
ループID14が、不揮発性メモリ24に記憶された自
己のグループIDのいずれかに一致するかどうか判断す
る。一致するものがある場合、ステップ59において、
そのグループID14に関係付けられたグループIDリ
ストから、メッセージ12b中に含まれたグループID
15を削除して、処理を終了する。
【0012】なお、ステップ50において、受信したア
ドレス11が自局の呼出番号30でない場合は、周知の
通り処理を終了して次の受信に備える。一方、ステップ
61において、メッセージヘッダ13が、情報ヘッダ
(この例では、**#2)13cであるかどうか判断す
る。情報ヘッダでない場合、ステップ62において、通
常の同報呼出処理を行って、処理を終了する。ステップ
61において、メッセージヘッダ13が、情報ヘッダ1
3cであるならば、ステップ63において、メッセージ
12cの次のフィールド値15が、不揮発性メモリ25
のグループIDリストにあるかどうか判断する。ない場
合、メッセージ12cの次のフィールドが、所定の区切
り符号であるかどうか判断する。区切り符号でない場
合、ステップ63に戻る。区切り符号ならば、誤りと判
断して、ステップ66において受信データ10を破棄し
て、処理を終了する。ステップ63において、メッセー
ジ12cの次のフィールド値15が不揮発性メモリ25
のグループIDリスト31にある場合、ステップ64に
おいて、警報(アラーム)を発すると共に、所定のアド
レス終了符号(EOA)16の次のフィールド17の内
容、即ち情報内容を表示装置26に表示する。例えば、
図2に示したように、グループIDを1234とし、情
報内容を「本日は特売日です」としたメッセージを選択
呼出番号(アドレス)5555に送ると、アドレス番号
5555に関係付けられたグループIDリストに123
4が含まれる選択呼出受信機、即ち、1−1および1−
3に着信し、情報内容が表示される。以上のようにし
て、利用者は、電話端末もしくはPCを介して、グルー
プ化およびグループ構成員の削除により、容易にグルー
プの再編成を行うことができる。なお、グループの登録
もしくは削除の際に、登録メッセージ12aにパスワー
ドを含めることも可能である。不揮発性メモリ25のグ
ループIDリスト中のグループIDは、登録者のパスワ
ードと一緒に記憶する。この場合、削除の際に、登録し
た利用者が、削除メッセージにも同じパスワードを含め
て送信することにより、ステップ57の後、グループI
DリストからグループIDを削除する前に、パスワード
チェックを行い(ステップ58)、チェックに通った場
合のみステップ59に進み、削除できるようにする。こ
うすることにより、故意または偶然を問わず、登録者以
外の者が削除するのを防ぐことができる。
ドレス11が自局の呼出番号30でない場合は、周知の
通り処理を終了して次の受信に備える。一方、ステップ
61において、メッセージヘッダ13が、情報ヘッダ
(この例では、**#2)13cであるかどうか判断す
る。情報ヘッダでない場合、ステップ62において、通
常の同報呼出処理を行って、処理を終了する。ステップ
61において、メッセージヘッダ13が、情報ヘッダ1
3cであるならば、ステップ63において、メッセージ
12cの次のフィールド値15が、不揮発性メモリ25
のグループIDリストにあるかどうか判断する。ない場
合、メッセージ12cの次のフィールドが、所定の区切
り符号であるかどうか判断する。区切り符号でない場
合、ステップ63に戻る。区切り符号ならば、誤りと判
断して、ステップ66において受信データ10を破棄し
て、処理を終了する。ステップ63において、メッセー
ジ12cの次のフィールド値15が不揮発性メモリ25
のグループIDリスト31にある場合、ステップ64に
おいて、警報(アラーム)を発すると共に、所定のアド
レス終了符号(EOA)16の次のフィールド17の内
容、即ち情報内容を表示装置26に表示する。例えば、
図2に示したように、グループIDを1234とし、情
報内容を「本日は特売日です」としたメッセージを選択
呼出番号(アドレス)5555に送ると、アドレス番号
5555に関係付けられたグループIDリストに123
4が含まれる選択呼出受信機、即ち、1−1および1−
3に着信し、情報内容が表示される。以上のようにし
て、利用者は、電話端末もしくはPCを介して、グルー
プ化およびグループ構成員の削除により、容易にグルー
プの再編成を行うことができる。なお、グループの登録
もしくは削除の際に、登録メッセージ12aにパスワー
ドを含めることも可能である。不揮発性メモリ25のグ
ループIDリスト中のグループIDは、登録者のパスワ
ードと一緒に記憶する。この場合、削除の際に、登録し
た利用者が、削除メッセージにも同じパスワードを含め
て送信することにより、ステップ57の後、グループI
DリストからグループIDを削除する前に、パスワード
チェックを行い(ステップ58)、チェックに通った場
合のみステップ59に進み、削除できるようにする。こ
うすることにより、故意または偶然を問わず、登録者以
外の者が削除するのを防ぐことができる。
【0013】(実施の形態2)上述の実施の形態では、
選択呼出受信機にグループIDを設定する例を示した
が、本発明によれば、更に個々の個別IDを設定するこ
とも可能である。図6は、個別IDを用いた実施例にお
ける選択呼出受信機1の不揮発性メモリ25aの内容例
を示す。図6においては、選択呼出番号31(この例で
は、012−345−3333)に関係付けられたグル
ープIDリストの先頭に、個々の選択呼出受信機を識別
するために234という識別情報(個別ID)15aを
設定する。尚、選択呼出番号(アドレス)は一般にRO
Mに記憶され従来の選択呼出受信機にも備えられるもの
であるが、本発明の実施にあたっては図6に示すように
他のIDと一緒に同一メモリに記憶することもできる。
この実施例では、例えば、管理者が選択呼出受信機1を
グループの構成員に配布する際に、予め個別IDを各選
択呼出受信機1に記憶させておくものとする。個別ID
15aは、個人という最小のグループに対するグループ
ID15であると考えれば、グループID15と本質的
な差異はないが、それを変更する必要はなく、それ以外
のグループIDの削除・変更・追加を行う上で有用であ
る。
選択呼出受信機にグループIDを設定する例を示した
が、本発明によれば、更に個々の個別IDを設定するこ
とも可能である。図6は、個別IDを用いた実施例にお
ける選択呼出受信機1の不揮発性メモリ25aの内容例
を示す。図6においては、選択呼出番号31(この例で
は、012−345−3333)に関係付けられたグル
ープIDリストの先頭に、個々の選択呼出受信機を識別
するために234という識別情報(個別ID)15aを
設定する。尚、選択呼出番号(アドレス)は一般にRO
Mに記憶され従来の選択呼出受信機にも備えられるもの
であるが、本発明の実施にあたっては図6に示すように
他のIDと一緒に同一メモリに記憶することもできる。
この実施例では、例えば、管理者が選択呼出受信機1を
グループの構成員に配布する際に、予め個別IDを各選
択呼出受信機1に記憶させておくものとする。個別ID
15aは、個人という最小のグループに対するグループ
ID15であると考えれば、グループID15と本質的
な差異はないが、それを変更する必要はなく、それ以外
のグループIDの削除・変更・追加を行う上で有用であ
る。
【0014】図7は、この実施例で用いるメッセージの
一例を示す。この実施例では、呼出は、選択呼出番号に
電話するので、図7(a)に示すようにアドレスフィー
ルド11は、上記同様選択呼出番号(アドレス)であ
る。同図(b)は、個別IDの変更に使用するメッセー
ジ12dのフォーマット例である。このメッセージ12
dは、個別ID変更ヘッダ13a、現在の個別ID15
a、および新しい個別ID15bからなる。このメッセ
ージを受け取ると、図3のコントローラ23は、メモリ
24aの個別ID15aフィールドを新しい個別IDに
書き換える。これにより、例えば、構成員の人数が増え
て現在の個別IDの桁数では間に合わなくなった場合な
どに、個別ID15aを変更することができる。なお、
個別IDは必ず必要なので、削除する機能は不要であろ
うが、削除は上述した場合と同様に行えばよい。さら
に、現在は、図1に示すようにパーソナルコンピュータ
(PC)5からグループ呼出サービス会社の電子メール
アドレスに同報呼出番号を指定して電子メールを送る
と、その電子メールを同報呼出番号に配信してくれるサ
ービスがある。このサービスを利用すると、電話機のダ
イヤルボタン以外の文字も容易に送ることができる。し
たがって、呼出側がPC5を用いて呼び出すならば、グ
ループID15は、必ずしも番号である必要はなく、そ
の無線呼出サービスで利用できる文字なら、何を用いて
もよい。以上の説明では、グループID15(または個
別ID)を用いて、呼出先のグループを特定した。しか
し、グループID15は、容易に登録や削除ができると
はいえ、無計画にグループIDを発生すると、殆ど利用
されないグループIDが増えたりして非効率的になり管
理し難くなる。この点を考慮すると、グループID15
は、ある程度固定的または継続的なグループを呼び出す
のに向いている言える。そこでグループIDを用いるこ
となく、その時々の状況に応じて、求められる条件にあ
った構成員をまとめて呼び出すことができれば便利であ
る。以下、これを可能とする無線呼出システムを説明す
る。
一例を示す。この実施例では、呼出は、選択呼出番号に
電話するので、図7(a)に示すようにアドレスフィー
ルド11は、上記同様選択呼出番号(アドレス)であ
る。同図(b)は、個別IDの変更に使用するメッセー
ジ12dのフォーマット例である。このメッセージ12
dは、個別ID変更ヘッダ13a、現在の個別ID15
a、および新しい個別ID15bからなる。このメッセ
ージを受け取ると、図3のコントローラ23は、メモリ
24aの個別ID15aフィールドを新しい個別IDに
書き換える。これにより、例えば、構成員の人数が増え
て現在の個別IDの桁数では間に合わなくなった場合な
どに、個別ID15aを変更することができる。なお、
個別IDは必ず必要なので、削除する機能は不要であろ
うが、削除は上述した場合と同様に行えばよい。さら
に、現在は、図1に示すようにパーソナルコンピュータ
(PC)5からグループ呼出サービス会社の電子メール
アドレスに同報呼出番号を指定して電子メールを送る
と、その電子メールを同報呼出番号に配信してくれるサ
ービスがある。このサービスを利用すると、電話機のダ
イヤルボタン以外の文字も容易に送ることができる。し
たがって、呼出側がPC5を用いて呼び出すならば、グ
ループID15は、必ずしも番号である必要はなく、そ
の無線呼出サービスで利用できる文字なら、何を用いて
もよい。以上の説明では、グループID15(または個
別ID)を用いて、呼出先のグループを特定した。しか
し、グループID15は、容易に登録や削除ができると
はいえ、無計画にグループIDを発生すると、殆ど利用
されないグループIDが増えたりして非効率的になり管
理し難くなる。この点を考慮すると、グループID15
は、ある程度固定的または継続的なグループを呼び出す
のに向いている言える。そこでグループIDを用いるこ
となく、その時々の状況に応じて、求められる条件にあ
った構成員をまとめて呼び出すことができれば便利であ
る。以下、これを可能とする無線呼出システムを説明す
る。
【0015】図8は、本発明の他の実施例を説明するた
めの呼出信号フォーマットの一例を示す図である。即
ち、図8は、図5に属性データ部33を追加したもので
あり、d0は、選択呼出番号31、個別ID(PID)
15a、グループID15、および属性データ部33の
間の境界を示す区切り符号である。d1は、複数のグル
ープID15どうしの境界を示す区切り符号である。属
性データ部33には種々の構成が考えられるが、ここで
は、実際のデータの前に固定長のデータ長のフィールド
を設ける方法と、区切り符号を用いる方法を説明する。
図9は、データ長フィールドを用いて属性データ部33
を構成し、この属性データ部33と同じデータ構造を用
いてグループ選択呼出を行う方式を説明する図である。
図9(a)の属性データ部33では、属性データの個数
をaとした場合、D1からDaまでの各属性データの前
にそれぞれのデータ長を表すデータ長フィールドL1〜
Laが配置されている。(b)は属性データ部33の一
例である。(b)の属性データ部は、例えば、1桁の性
別を表す属性データS、3桁の地域コードAAA、およ
び構成員をある面から分類したクラスを示す1桁の分類
コードCからなる。本発明のこの実施の形態の無線選択
呼出システムでは、仮に、先に述べたメッセージヘッダ
が**#i(iは、ヘッダ識別番号)であるとすると、
1=0〜8に対して、図11のようなメッセージフォー
マットが考えられる。例えば、図11のように、**#
0は、PID(個別ID15a)を変更する登録ヘッ
ダ、**#1は、GID(グループID)15を登録す
る登録ヘッダ、**#2は、属性データフィールドを追
加する登録ヘッダ、**#3は、促成データ登録ヘッ
ダ、**#4は、GID削除用の削除ヘッダ、**#5
は、属性データフィールド削除用の削除ヘッダ、**#
6は、PID指定によりメッセージを送信する情報ヘッ
ダ **#7は、GID指定によりメッセージを送信する情
報ヘッダ **#8は、条件式指定によりメッセージを送信する情
報ヘッダ である。不揮発性メモリ25に、まだ属性データ部33
が格納されていない(即ち、d0数の3個である)場
合、図9(a)のような属性データ部33を各選択呼出
受信機1に登録する場合、I=3として、 **#3PIDd3L1D1L2D2・・・LaDa という登録メッセージを送信すればよい。このようにし
て、選択呼出受信機1に属性データ33を登録してある
場合、属性データを用いてメッセージを送る例を示す。
めの呼出信号フォーマットの一例を示す図である。即
ち、図8は、図5に属性データ部33を追加したもので
あり、d0は、選択呼出番号31、個別ID(PID)
15a、グループID15、および属性データ部33の
間の境界を示す区切り符号である。d1は、複数のグル
ープID15どうしの境界を示す区切り符号である。属
性データ部33には種々の構成が考えられるが、ここで
は、実際のデータの前に固定長のデータ長のフィールド
を設ける方法と、区切り符号を用いる方法を説明する。
図9は、データ長フィールドを用いて属性データ部33
を構成し、この属性データ部33と同じデータ構造を用
いてグループ選択呼出を行う方式を説明する図である。
図9(a)の属性データ部33では、属性データの個数
をaとした場合、D1からDaまでの各属性データの前
にそれぞれのデータ長を表すデータ長フィールドL1〜
Laが配置されている。(b)は属性データ部33の一
例である。(b)の属性データ部は、例えば、1桁の性
別を表す属性データS、3桁の地域コードAAA、およ
び構成員をある面から分類したクラスを示す1桁の分類
コードCからなる。本発明のこの実施の形態の無線選択
呼出システムでは、仮に、先に述べたメッセージヘッダ
が**#i(iは、ヘッダ識別番号)であるとすると、
1=0〜8に対して、図11のようなメッセージフォー
マットが考えられる。例えば、図11のように、**#
0は、PID(個別ID15a)を変更する登録ヘッ
ダ、**#1は、GID(グループID)15を登録す
る登録ヘッダ、**#2は、属性データフィールドを追
加する登録ヘッダ、**#3は、促成データ登録ヘッ
ダ、**#4は、GID削除用の削除ヘッダ、**#5
は、属性データフィールド削除用の削除ヘッダ、**#
6は、PID指定によりメッセージを送信する情報ヘッ
ダ **#7は、GID指定によりメッセージを送信する情
報ヘッダ **#8は、条件式指定によりメッセージを送信する情
報ヘッダ である。不揮発性メモリ25に、まだ属性データ部33
が格納されていない(即ち、d0数の3個である)場
合、図9(a)のような属性データ部33を各選択呼出
受信機1に登録する場合、I=3として、 **#3PIDd3L1D1L2D2・・・LaDa という登録メッセージを送信すればよい。このようにし
て、選択呼出受信機1に属性データ33を登録してある
場合、属性データを用いてメッセージを送る例を示す。
【0016】例えば、GIDiのグループに所属し、性
別がSで、地域コードAAAで、分類コードがCの人に
メッセージを送る場合、 **#8GDIid3SAAAC[EOA]情報内容 ・・・(1) という情報メッセージを送る。このアドレス指定方式の
場合、指定したGID、および属性データの論理積でグ
ループ呼出が指定される。ここで使用されるGIDおよ
び属性データは、所望のデータを1文字「*」で置き換
えることにより、指定から外すことができる。例えば、
メッセージ表現(1)において、 **#8*d3*AAAC[EOA]情報内容 を送ると、予め設定したグループIDおよび性別を問わ
ず、地域コードAAAで分類コードCに該当する人々に
情報内容を送ることになる。このグループ指定方法は、
区切り符号d3および全ての属性データまたはそれらの
コードを電話機の入力ボタンで入力できる文字に限定す
れば、電話機からでも十分送信することができる。
別がSで、地域コードAAAで、分類コードがCの人に
メッセージを送る場合、 **#8GDIid3SAAAC[EOA]情報内容 ・・・(1) という情報メッセージを送る。このアドレス指定方式の
場合、指定したGID、および属性データの論理積でグ
ループ呼出が指定される。ここで使用されるGIDおよ
び属性データは、所望のデータを1文字「*」で置き換
えることにより、指定から外すことができる。例えば、
メッセージ表現(1)において、 **#8*d3*AAAC[EOA]情報内容 を送ると、予め設定したグループIDおよび性別を問わ
ず、地域コードAAAで分類コードCに該当する人々に
情報内容を送ることになる。このグループ指定方法は、
区切り符号d3および全ての属性データまたはそれらの
コードを電話機の入力ボタンで入力できる文字に限定す
れば、電話機からでも十分送信することができる。
【0017】図10は、さらに柔軟な条件指定を可能と
する属性データ部33のデータ構造とグループ指定フォ
ーマットを示す。図10(a)の属性データ部33は、
属性データD1,D2,...,Db(bは、属性デー
タの種類の数)の間を区切り符号d1で区切るほか、下
位の区切り符号d2も用いることにより、同じ種類のデ
ータ(例えば、Di)を複数個Di1、Di2、...、D
iM格納できるように構成されている。図9(b)に属性
データ部33の例を示す。(b)の属性データ部33
は、性別コードS,生年月日YYYYMMDD、地域コ
ードAAA、各個人が可能な作業のコードSC1、SC
2およびSC3、並びに各人が即座に出動可能かどうか
を示す即応フラグPなどを含む。この選択呼出受信機1
の保有者は、3つの作業が可能である。属性データ部の
各データフィールドには、左から純に1,2,...、
bとフィールド番号を割り当てるものとする。そして、
フィールド番号「0」はグループID15を指定するも
のと仮定する。これにより、フィールド番号とそのフィ
ールドの所望の値を用いて、各データフィールドに条件
を設定することができる。この時、=(一致)、==
(否定)、<(不等号)および<=(一致を含む不等
号)の符号が使用でき、かつデータの値は“”で囲むも
のとする。例えば、3=“123”は、D3即ち、地域
コードが123であると言う条件を表す。これらの条件
を組み合わせて条件式を生成して、アドレスとする。例
えば、図9(c)に示すようなメッセージ **#8(3=“123”)x(4=“45”+“6
7”)x (5=“0”)[EOA]情報内容 は、地域コードが123で、可能な作業のコードが45
または67、且つ即座に出動可能な人々に情報内容を送
る情報メッセージである。[EOA]は、アドレスの終了
を表す区切り符号である。図9のアドレス指定方式は、
アドレス部が複雑になるので、図1のコンピュータ4か
ら呼び出す場合に利用するのに向いている。この場合
は、選択呼出受信機1が漢字を表示する機能があれば、
漢字も使用できるので、属性データは無理にコード化す
る必要はない。図10(a)に示したデータのうち、図
9に示したIDを拡張したグループ指定方式に使用する
可能性のあるデータを先頭に集めて配置し、メッセージ
ヘッダが「**#8」の場合に使用するデータフィール
ドを先頭から幾つまでと決めておけば、発信する端末の
種類の応じて、メッセージヘッダを**#8と**#9
と使い分けることができる。なお、属性データは、呼出
側が登録するものとして説明したが、データの性質によ
っては、選択呼出受信機の保有者が設定するべきものも
ある。例えば、図10の例では、保有者が即座に発進可
能な状態にあるかどうかを表す即応フラグPは、保持者
が自分が保有する受信機のメモリに入力すべきである。
このため、属性データのうち所定のデータフィールドの
データは、保有者が登録することができるようにしてお
く。また、場合によっては属性データのほとんどを同様
に受信機保有者が入力できるようにし、呼出側はその項
目を保有者に提示するようにしてもよい。この方法によ
れば個人のプライバシー保護上の配慮も可能である。
する属性データ部33のデータ構造とグループ指定フォ
ーマットを示す。図10(a)の属性データ部33は、
属性データD1,D2,...,Db(bは、属性デー
タの種類の数)の間を区切り符号d1で区切るほか、下
位の区切り符号d2も用いることにより、同じ種類のデ
ータ(例えば、Di)を複数個Di1、Di2、...、D
iM格納できるように構成されている。図9(b)に属性
データ部33の例を示す。(b)の属性データ部33
は、性別コードS,生年月日YYYYMMDD、地域コ
ードAAA、各個人が可能な作業のコードSC1、SC
2およびSC3、並びに各人が即座に出動可能かどうか
を示す即応フラグPなどを含む。この選択呼出受信機1
の保有者は、3つの作業が可能である。属性データ部の
各データフィールドには、左から純に1,2,...、
bとフィールド番号を割り当てるものとする。そして、
フィールド番号「0」はグループID15を指定するも
のと仮定する。これにより、フィールド番号とそのフィ
ールドの所望の値を用いて、各データフィールドに条件
を設定することができる。この時、=(一致)、==
(否定)、<(不等号)および<=(一致を含む不等
号)の符号が使用でき、かつデータの値は“”で囲むも
のとする。例えば、3=“123”は、D3即ち、地域
コードが123であると言う条件を表す。これらの条件
を組み合わせて条件式を生成して、アドレスとする。例
えば、図9(c)に示すようなメッセージ **#8(3=“123”)x(4=“45”+“6
7”)x (5=“0”)[EOA]情報内容 は、地域コードが123で、可能な作業のコードが45
または67、且つ即座に出動可能な人々に情報内容を送
る情報メッセージである。[EOA]は、アドレスの終了
を表す区切り符号である。図9のアドレス指定方式は、
アドレス部が複雑になるので、図1のコンピュータ4か
ら呼び出す場合に利用するのに向いている。この場合
は、選択呼出受信機1が漢字を表示する機能があれば、
漢字も使用できるので、属性データは無理にコード化す
る必要はない。図10(a)に示したデータのうち、図
9に示したIDを拡張したグループ指定方式に使用する
可能性のあるデータを先頭に集めて配置し、メッセージ
ヘッダが「**#8」の場合に使用するデータフィール
ドを先頭から幾つまでと決めておけば、発信する端末の
種類の応じて、メッセージヘッダを**#8と**#9
と使い分けることができる。なお、属性データは、呼出
側が登録するものとして説明したが、データの性質によ
っては、選択呼出受信機の保有者が設定するべきものも
ある。例えば、図10の例では、保有者が即座に発進可
能な状態にあるかどうかを表す即応フラグPは、保持者
が自分が保有する受信機のメモリに入力すべきである。
このため、属性データのうち所定のデータフィールドの
データは、保有者が登録することができるようにしてお
く。また、場合によっては属性データのほとんどを同様
に受信機保有者が入力できるようにし、呼出側はその項
目を保有者に提示するようにしてもよい。この方法によ
れば個人のプライバシー保護上の配慮も可能である。
【0018】図12は、保有者が属性データを入力する
ためのプログラムのフローチャートである。選択呼出受
信機の保有者が、操作部(入力部)28の所定のスイッ
チを操作することにより、図12の処理が開始される。
ステップ70において、利用者が登録可能なデータ項目
の名称(例えば、証券取引なら「銘柄」、「商品」)を
表示し、所望の項目を選ぶように促す。ステップ71に
おいて、利用者が選択した場合、ステップ72におい
て、そのデータについて、入力データの候補があれば、
それ表示して利用者に選ばせ、入力データ候補が無けれ
ば、所望のデータ値のコードを入力させる。ステップ7
3において、入力されたデータを対応するデータフィー
ルドに格納する。これにより、呼出側が希望する相手先
を呼び出すだけでなく、保有者が希望する情報内容の時
に呼び出して貰うか又は欲しい情報を選択して配信して
もらうようにすることができる。例にあげたヘッダ13
またはアドレス終了符号(EOA)16以外に捕らわれ
ることなく、全く自由に設定することができる。ヘッダ
や区切り符号を全く使用しなくてもよいが、一般のメッ
セージと混同することのないようなフォーマットが好ま
しい。グループIDリストの容量は、グループIDを十
分な数だけ登録できる大きさに設定することが好まし
い。なお、選択呼出受信機1は、操作部(入力部)28
の操作により、設定されている選択呼出番号31と各選
択呼出番号31に関係付けられたグループIDリストを
表示する機能、所望のグループIDを削除する機能、さ
らに指定したグループIDを一時的に無効にする機能を
備えることが好ましい。このようにすることにより、本
発明の選択呼出受信機1の利用者の主体性を確保し、ユ
ーザの需要にマッチしたサービスを行うことができる。
以上説明した実施例においては、ユーザが携帯する選択
呼出受信機に各種メッセージを伝送する事例を示した
が、本発明はこの例に限らず種々の利用形態が考えられ
る。例えば、選択呼出受信機をデータ受信端末として利
用し、伝送される各種データ出力をパーソナルコンピュ
ータ等やデータ処理装置に供給して、所望の処理を行う
場合の選択呼出方式あるいはデータ伝送システムとして
利用することが出来る。又、このようなシステムの一つ
として、例えば、上述した選択呼出受信機出力を家庭の
テレビ受像機に接続するか、あるいはパーソナルコンピ
ュータに接続しておき、送信者側からスーパーマーケッ
トの特売情報や市町村役場からの各種お知らせを画像と
して配信する例も考えられる。尚、家庭のテレビ受像機
を用いる場合は出力データをビデオ信号化する必要があ
るから、その機能を付加する必要はあるが、さほど複雑
高価な仕組みは必要ない。
ためのプログラムのフローチャートである。選択呼出受
信機の保有者が、操作部(入力部)28の所定のスイッ
チを操作することにより、図12の処理が開始される。
ステップ70において、利用者が登録可能なデータ項目
の名称(例えば、証券取引なら「銘柄」、「商品」)を
表示し、所望の項目を選ぶように促す。ステップ71に
おいて、利用者が選択した場合、ステップ72におい
て、そのデータについて、入力データの候補があれば、
それ表示して利用者に選ばせ、入力データ候補が無けれ
ば、所望のデータ値のコードを入力させる。ステップ7
3において、入力されたデータを対応するデータフィー
ルドに格納する。これにより、呼出側が希望する相手先
を呼び出すだけでなく、保有者が希望する情報内容の時
に呼び出して貰うか又は欲しい情報を選択して配信して
もらうようにすることができる。例にあげたヘッダ13
またはアドレス終了符号(EOA)16以外に捕らわれ
ることなく、全く自由に設定することができる。ヘッダ
や区切り符号を全く使用しなくてもよいが、一般のメッ
セージと混同することのないようなフォーマットが好ま
しい。グループIDリストの容量は、グループIDを十
分な数だけ登録できる大きさに設定することが好まし
い。なお、選択呼出受信機1は、操作部(入力部)28
の操作により、設定されている選択呼出番号31と各選
択呼出番号31に関係付けられたグループIDリストを
表示する機能、所望のグループIDを削除する機能、さ
らに指定したグループIDを一時的に無効にする機能を
備えることが好ましい。このようにすることにより、本
発明の選択呼出受信機1の利用者の主体性を確保し、ユ
ーザの需要にマッチしたサービスを行うことができる。
以上説明した実施例においては、ユーザが携帯する選択
呼出受信機に各種メッセージを伝送する事例を示した
が、本発明はこの例に限らず種々の利用形態が考えられ
る。例えば、選択呼出受信機をデータ受信端末として利
用し、伝送される各種データ出力をパーソナルコンピュ
ータ等やデータ処理装置に供給して、所望の処理を行う
場合の選択呼出方式あるいはデータ伝送システムとして
利用することが出来る。又、このようなシステムの一つ
として、例えば、上述した選択呼出受信機出力を家庭の
テレビ受像機に接続するか、あるいはパーソナルコンピ
ュータに接続しておき、送信者側からスーパーマーケッ
トの特売情報や市町村役場からの各種お知らせを画像と
して配信する例も考えられる。尚、家庭のテレビ受像機
を用いる場合は出力データをビデオ信号化する必要があ
るから、その機能を付加する必要はあるが、さほど複雑
高価な仕組みは必要ない。
【0019】このように、スーパーマーケット等の販売
店の広告情報を配信する場合を想定すれば、第8図を用
いて説明した属性データを活用したグループIDの指定
手段の効用がより一層明確となろう。即ち、商店街やデ
パート、スーパー等の小売店をスポンサーとして広告配
信サービス業務を請け負い、顧客に上述した選択呼出受
信機付きディスプレイもしくは家庭用テレビ受像機に画
像出力可能な機能を付した選択呼出受信機を配布する。
そして、必要に応じてあるいは定期的に小売店の広告情
報を配信する。このようなシステムあるいはサービス提
供を想定すれば、属性データに基づいてそれぞれの広告
情報配信グループを設定すれば不必要な情報の配信が減
少し、ユーザにとってみれば興味深い広告が厳選されて
届けられるサービスが得られることになるので、注目度
が高まりシステムの効果が大きくなる。例えば、図8に
示した属性データとしてユーザの家庭の人員構成、年
齢、趣味、その他希望する広告情報の種類等々の項目リ
ストを選択呼出受信機の所定メモリ領域に設定してお
き、各ユーザにおいてそのリストに自分の家庭に対応し
たデータを入力してもらう。この情報は単に選択呼出受
信機のメモリに記憶されるのみであるから、他人に知ら
れることがなく、プライバシー侵害のおそれがない。こ
の状態において広告配信サービス側は、個々の広告情報
配信に際して、その情報内容に応じて適切な属性情報を
設定した上で、それをグループIDとして情報に付加し
て送信すればよい。例えば、幼児がいる家庭が車を保有
していれば、その家庭にはチャイルドシートやベビー用
品の特売情報は有用且つ欲しい情報であろうし、入学や
卒業時期の情報もそれに関連する商品のPR情報を選択
することが出来る。各家庭の情報は時期が過ぎれば、あ
るいは自在に自ら修正可能としておけばサービス提供者
側では何ら手間がかかるものではない。以上、本発明の
説明のために実施の形態の例を掲げたが、本発明の技術
思想または原理に沿って上述の実施の形態に種々の変
更、修正または追加を行うことは、当業者には容易であ
る。
店の広告情報を配信する場合を想定すれば、第8図を用
いて説明した属性データを活用したグループIDの指定
手段の効用がより一層明確となろう。即ち、商店街やデ
パート、スーパー等の小売店をスポンサーとして広告配
信サービス業務を請け負い、顧客に上述した選択呼出受
信機付きディスプレイもしくは家庭用テレビ受像機に画
像出力可能な機能を付した選択呼出受信機を配布する。
そして、必要に応じてあるいは定期的に小売店の広告情
報を配信する。このようなシステムあるいはサービス提
供を想定すれば、属性データに基づいてそれぞれの広告
情報配信グループを設定すれば不必要な情報の配信が減
少し、ユーザにとってみれば興味深い広告が厳選されて
届けられるサービスが得られることになるので、注目度
が高まりシステムの効果が大きくなる。例えば、図8に
示した属性データとしてユーザの家庭の人員構成、年
齢、趣味、その他希望する広告情報の種類等々の項目リ
ストを選択呼出受信機の所定メモリ領域に設定してお
き、各ユーザにおいてそのリストに自分の家庭に対応し
たデータを入力してもらう。この情報は単に選択呼出受
信機のメモリに記憶されるのみであるから、他人に知ら
れることがなく、プライバシー侵害のおそれがない。こ
の状態において広告配信サービス側は、個々の広告情報
配信に際して、その情報内容に応じて適切な属性情報を
設定した上で、それをグループIDとして情報に付加し
て送信すればよい。例えば、幼児がいる家庭が車を保有
していれば、その家庭にはチャイルドシートやベビー用
品の特売情報は有用且つ欲しい情報であろうし、入学や
卒業時期の情報もそれに関連する商品のPR情報を選択
することが出来る。各家庭の情報は時期が過ぎれば、あ
るいは自在に自ら修正可能としておけばサービス提供者
側では何ら手間がかかるものではない。以上、本発明の
説明のために実施の形態の例を掲げたが、本発明の技術
思想または原理に沿って上述の実施の形態に種々の変
更、修正または追加を行うことは、当業者には容易であ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、選択呼出受信機を業者
に持ち込むことなく、利用者が、電話端末を通してグル
ープの構築、再編成をことが可能となる。
に持ち込むことなく、利用者が、電話端末を通してグル
ープの構築、再編成をことが可能となる。
【図1】本発明による無線呼出システムにおいてグルー
プを構成する選択呼出受信機の一部を示す図である。
プを構成する選択呼出受信機の一部を示す図である。
【図2】本発明による選択呼出受信機の他の例を示す図
である。
である。
【図3】本発明によりグループIDの登録、削除、およ
び情報内容の送信に用いられるメッセージのフォーマッ
トを示す図である。
び情報内容の送信に用いられるメッセージのフォーマッ
トを示す図である。
【図4】本発明の一実施例による選択呼出受信機2の構
成を示す略ブロック図である。
成を示す略ブロック図である。
【図5】選択呼出受信機2が呼を受信した場合の、制御
部23の動作を示すフローチャートである。
部23の動作を示すフローチャートである。
【図6】同報呼出番号のみを用いた実施例における選択
呼出受信機2の不揮発性メモリ24aの内容例を示す図
である。
呼出受信機2の不揮発性メモリ24aの内容例を示す図
である。
【図7】個別呼出番号を使用しない実施の携帯で用いる
メッセージの一例を示す図である。
メッセージの一例を示す図である。
【図8】呼出側が指定した条件に合致する属性を有する
グループ構成員を呼び出すことを可能とする選択呼出受
信機の不揮発性メモリ内のアドレス指定に関係するデー
タの構造を示す図である。
グループ構成員を呼び出すことを可能とする選択呼出受
信機の不揮発性メモリ内のアドレス指定に関係するデー
タの構造を示す図である。
【図9】データ長フィールドを用いて属性データ部33
を構成し、且つ呼出先のアドレス指定も属性データ部3
3と同じデータ構造を用いて行う方式を説明する図であ
る。
を構成し、且つ呼出先のアドレス指定も属性データ部3
3と同じデータ構造を用いて行う方式を説明する図であ
る。
【図10】さらに柔軟な条件指定を可能とする属性デー
タ部33のデータ構造とアドレス指定フォーマットを示
す図である。
タ部33のデータ構造とアドレス指定フォーマットを示
す図である。
【図11】本発明の無線呼出システムにおいて、使用で
きるメッセージのフォーマットを示す図である。
きるメッセージのフォーマットを示す図である。
【図12】保有者が属性データを入力するためのプログ
ラムのフローチャートである。
ラムのフローチャートである。
1:選択呼出受信機 3:選択呼出信号 4:電話端末 5:コンピュータ(パーソナルコンピュータ) 7:基地局 11:アドレス(選択呼出番号) 12:メッセージ 13:メッセージヘッダ 13d:個別ID変更ヘッダ 14:グループID(現用グループID) 15:グループID 15a:個別ID 15b:新しい個別ID 16:アドレス終了符号(EOA) 17:情報内容 21:アンテナ 22:無線受信回路 23:制御部 24、25、25a:不揮発性メモリ 26:表示装置 27:アラーム手段 28:操作部(入力部) 31:選択呼出番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04L 11/00 310B 102 (72)発明者 飯田 勝洋 東京都板橋区常盤台1−38−9 飯田電子 設計株式会社内 Fターム(参考) 5K015 AB00 AB01 AB03 AD01 AD03 AF05 BA00 CA00 CA04 5K024 AA05 AA44 AA71 CC01 CC09 CC11 CC14 DD01 DD04 DD06 FF03 GG03 GG06 5K033 CB13 DA19 5K067 AA34 BB22 CC13 DD27 EE02 FF02 FF07 FF23 FF27 HH07 HH22 HH23 KK15 9A001 BB04 BB06 CC02 CC05
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の選択呼出受信機に選択呼出符号を
割り当て、必要に応じて所要の選択呼出受信機に対し、
選択呼出符号に伝達すべき情報を付して送信し且つ受信
する際の選択呼出方式において、前記複数の選択呼出受
信機各々に同一の選択呼出符号を設定し、伝達すべき情
報中に個々の選択呼出受信機に割り当てた個有制御符号
を設定すると共に各々の選択呼出受信機においては前記
個有制御符号の有無に基づいて当該選択呼出受信機の起
動、アラーム発生、表示機能の少なくとも一つを制御す
ることを特徴とする選択呼出方式。 - 【請求項2】 前記選択呼出受信機において、個々の受
信機に複数の固有制御符号を設定しておき、それらのA
ND/OR等の論理式によって任意に受信可能な選択呼
出受信機のグループを形成できるようにしたことを特徴
とする請求項1記載の選択呼出方式。 - 【請求項3】 前記受信機には書き込み、書き換え可能
なメモリを備え、これに個々の選択呼出受信機に割当て
るべき固有制御符号を記憶すると共に、このメモリは必
要に応じて前記送信された情報中に含まれる固有制御符
号にて書き換え可能としたことを特徴とする請求項1又
は2記載の選択呼出方式。 - 【請求項4】 同一の呼出符号を設定した複数の選択呼
出受信機に対し所望のメッセージを通信手段を介して伝
達する情報提供方法において、前記受信機には書き換え
可能なメモリを備え、各々個有のID番号を記憶してお
き、当該サービスの利用者又はサービス提供者が、メッ
セージ中に前記個有ID番号を含めて呼び出したとき、
該ID番号と一致するID番号を前記メモリに記憶した
受信機のみが起動し伝送されたメッセージを表示し又は
アラームを発するようにしたことを特徴とする情報提供
方法。 - 【請求項5】 前記受信機はいくつかのグループに区分
けされ、それぞれのグループに属する前記メモリには各
グループに共通のID番号が記憶されており、メッセー
ジ中に所望のグループID番号が一つ又は複数含まれる
ことによって任意のグループに属する受信機群を選択呼
出得ることを特徴とする請求項4の情報提供方法。 - 【請求項6】 前記メッセージ中には所望の受信機の個
有ID番号と、前記メモリに記憶したID番号を書き換
える旨を指示する制御信号と、新たに書き込むべきID
番号とを含むことによって、任意に個有ID番号を設定
し得るようにしたことを特徴とする請求項4又は5記載
の情報提供方法。 - 【請求項7】 前記メモリには複数のID番号が記憶さ
れており、前記メッセージに含まれる複数のID番号の
AND/ORもしくは和等の論理式に基づいて所望の受
信機が選択され得るようにしたことを特徴とする請求項
4、5又は6記載の情報提供方法。 - 【請求項8】 前記選択呼出受信機の書き換え可能なメ
モリには属性データ入力領域が設けられており、この領
域には当該選択呼出受信機から直接各種データが入力又
は修正可能であり、又は受信信号中に含まれる制御符号
によって各種データの入力又は修正が可能であることを
特徴とする請求項1〜7記載の選択呼出方式又は情報提
供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000048361A JP2001238238A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 選択呼出方式及び情報提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000048361A JP2001238238A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 選択呼出方式及び情報提供方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001238238A true JP2001238238A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18570456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000048361A Withdrawn JP2001238238A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 選択呼出方式及び情報提供方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001238238A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007221621A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システムおよび無線通信システムのグループ変更方法 |
US7272389B2 (en) | 2004-09-02 | 2007-09-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Wireless communication apparatus for use in communication using identification data |
JP2010524334A (ja) * | 2007-04-04 | 2010-07-15 | トムソン ライセンシング | 装置グループ制御 |
US8150907B2 (en) | 2003-05-29 | 2012-04-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Composite service providing system for a plurality of communicatively connected electronic devices |
JP2016063408A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | 株式会社日立国際電気 | 無線通信システム、端末局装置、通信グループ判定方法 |
JP2016167687A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 富士通株式会社 | 配信システム及び配信方法 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000048361A patent/JP2001238238A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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