JPH11252606A - 無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線選択呼出受信機

Info

Publication number
JPH11252606A
JPH11252606A JP10046716A JP4671698A JPH11252606A JP H11252606 A JPH11252606 A JP H11252606A JP 10046716 A JP10046716 A JP 10046716A JP 4671698 A JP4671698 A JP 4671698A JP H11252606 A JPH11252606 A JP H11252606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
message
title
stored
storage area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10046716A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroharu Yamaoka
弘治 山岡
秀之 ▲やなぎ▼谷
Hideyuki Yanagiya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP10046716A priority Critical patent/JPH11252606A/ja
Publication of JPH11252606A publication Critical patent/JPH11252606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が煩雑な設定操作を行わなくても受信
メッセージを分類して記憶し、更に目的の情報メッセー
ジを容易に表示させるようにして、使い勝手を向上させ
ることができる無線選択呼出受信機を提供する。 【解決手段】 個別選択呼出番号に対応して受信したメ
ッセージは通常メッセージ格納エリア78に格納し、群
呼出番号に対応して受信した情報メッセージにタイトル
情報があれば、当該タイトル情報に従って情報メッセー
ジを分類して受信情報格納エリア79に格納し、タイト
ル情報がなければタイトル無しの分類で情報メッセージ
を受信情報格納エリア79に格納する無線選択呼出受信
機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人宛のメッセー
ジや情報サービスのメッセージ(情報メッセージ)を受
信して表示する無線選択呼出受信機に係り、特に、受信
した情報メッセージを分類して表示することによって、
使い勝手を向上させることができる無線選択呼出受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の無線選択呼出受信機は、数字情報
だけでなく、ひらがなや漢字等の文字情報を受信して表
示することが可能となっており、個人宛のメッセージ
(以降は通常メッセージと呼ぶ)だけでなく、情報提供
会社が提供する天気、株価、天気予報等の各種情報(以
降は情報メッセージ)を受信して表示するものがある。
【0003】このような情報メッセージは、情報提供会
社から、サービスを受ける無線選択呼出受信機に共通の
呼出番号(群呼出番号)宛に無線送信され、当該群呼出
番号を持つ複数の無線選択呼出受信機が、該情報メッセ
ージを受信して表示するようになっている。
【0004】情報メッセージを受信する無線選択呼出受
信機としては、2つのコード(ID)を備え、一方のコ
ードを個人宛のメッセージ(通常メッセージ)受信用に
使用し、他方を情報メッセージ受信用に使用するものが
あった(特公平5−35933号公報参照)。
【0005】しかしながら、上述した従来の無線選択呼
出受信機では、情報メッセージと個人宛の通常メッセー
ジとを同一の記憶エリアに格納するようになっており、
例えば、特定の情報メッセージを表示させたい場合で
も、通常メッセージと情報メッセージとが混在した状態
で表示されるため、所望の情報メッセージを表示させる
には何度も表示切り替え操作を行わなければならず、使
い勝手が悪いという問題点があった。
【0006】そこで、別の従来の無線選択呼出受信機と
して、通常メッセージを記憶する記憶エリアとは別に、
特定フォーマットのメッセージのみを記憶する記憶エリ
ア(特定のエリア)を備え、受信メッセージが予め設定
されたフォーマットに合致すれば、受信メッセージを特
定のエリアに記憶するようにしたものがある(特開平8
−19027号公報参照)。
【0007】具体的には、利用者が、既に受信した情報
メッセージを参照して、分類して記憶したい情報メッセ
ージに特有の文字群等を「フォーマット」として設定し
ておき、メッセージを受信すると、受信メッセージ中
に、フォーマットとして設定された文字群等が含まれる
かどうかを判断するようになっている。
【0008】これにより、別の従来の無線選択呼出受信
機では、利用者が予めフォーマットを設定しておけば、
特定の情報メッセージを特定のエリアに記憶することが
でき、メッセージを表示する際に、所望のフォーマット
の情報メッセージのみを表示して、表示切り替え操作を
軽減できるようになっている。
【0009】更に、利用者がフォーマットを複数設定し
ておけば、受信メッセージをフォーマット毎に分類して
記憶し、また、フォーマット毎にメッセージを表示する
ことができるようになっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記別
の従来の無線選択呼出受信機では、受信メッセージを分
類するためには、利用者が予めフォーマットを設定して
おく必要があり、フォーマット設定の操作が煩雑である
という問題点があった。
【0011】また、上記別の従来の無線選択呼出受信機
では、設定されたフォーマットに合致しない情報メッセ
ージは、通常メッセージの記憶エリアに記憶するように
なっているため、設定されたフォーマット以外の情報メ
ッセージが多い場合には、個人宛の通常メッセージを記
憶する記憶容量が少なくなってしまうという問題点があ
った。
【0012】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、利用者が煩雑な設定操作を行わなくても受信メッセ
ージを分類して記憶し、更に目的の情報メッセージを容
易に表示させるようにして、使い勝手を向上させること
ができる無線選択呼出受信機を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、少なくとも1つの
群呼出番号を受信して、受信した群呼出番号が自己に割
り当てられた呼出番号と一致した場合に、当該受信した
メッセージを記憶すると共に表示する無線選択呼出受信
機において、無線選択呼出受信機に共有な情報メッセー
ジを提供するための群呼出番号を受信すると、当該群呼
出番号に対応して受信した情報メッセージがタイトル情
報を備えていれば、当該タイトル情報に従って前記情報
メッセージを分類して格納し、前記情報メッセージがタ
イトル情報を備えていなければ、タイトル無しの分類に
て当該情報メッセージを格納することを特徴としてお
り、予め分類のための設定等を行わなくても情報メッセ
ージが分類されて格納でき、またタイトル情報を備えて
いない情報メッセージをタイトル無しの分類にて管理で
きる。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の無線選択呼出受信機
において、情報メッセージに付加された、タイトル情報
を備えているか否かを示す識別子を用いて、受信した情
報メッセージがタイトル情報を備えているか否かを判断
することを特徴としており、タイトル情報の有無を容易
に判断できる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項に係る発明について、その
実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明の実
施の形態に係る無線選択呼出受信機は、個別選択呼出番
号に対応して受信したメッセージと群呼出番号に対応し
て受信したメッセージとを別々の記憶領域に格納するよ
うにし、群呼出番号に対応して受信した情報メッセージ
にタイトル、サブタイトルのタイトル情報があれば、当
該タイトル情報に従って情報メッセージを分類して格納
し、タイトル情報がなければタイトル無しの分類で情報
メッセージを格納するものであり、予め分類のための設
定等を行わなくても情報メッセージが分類されて格納で
き、更にタイトル情報がない情報メッセージもタイトル
無しの分類にて通常のメッセージとは別の記憶領域に格
納するようにしているため、タイトル情報のない情報メ
ッセージによって通常メッセージの記憶容量を圧迫する
ことがなく、また目的の情報メッセージを容易に表示さ
せることができるため、使い勝手を向上させることがで
きるものである。
【0016】本発明の実施の形態に係る無線選択呼出受
信機について、ページャを例として説明する。まず、本
発明の実施の形態に係る無線選択呼出受信機たるページ
ャを用いた無線選択呼出通信システムについて、図1を
用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無
線選択呼出受信機を用いた無線選択呼出通信システムの
概略構成図である。
【0017】本発明の実施の形態に係る無線選択呼出受
信機たるページャを用いた無線選択呼出通信システム
は、図1に示すように、情報提供会社1と、電話機2
と、電話網3と、中央局4と、基地局5A,5B,…,
5Nと、ページャ6A,6B,…,6Nとから構成され
ている。
【0018】この無線選択呼出通信システムにおいて
は、情報提供会社1が作成した情報メッセージ又は電話
機2等の入力装置(例えば携帯電話、パーソナルコンピ
ュータ等)からの個別呼出のための通常メッセージは、
電話網3を介して中央局4に送信される。
【0019】中央局4は、情報メッセージ又は通常メッ
セージと、送信相手の呼出番号と、メッセージ信号と
(以下、「データ」と総称する)を各システムに適した
プロトコルに変換して複数の基地局5に送信するもので
ある。ここで、各システムに適したプロトコルとして
は、例えばPOCSAG(PostOffice Code Standardiz
ation Advisory Group )、NTT方式、RCR ST
D−42Aに規定されている、FLEX-TD RADIO PAGING S
YSTEM (以下単に「FLEX−TD」と称する)等のプ
ロトコルがあるが、これらに限られず、他のプロトコル
であっても構わない。
【0020】基地局5は、中央局4で各プロトコルに変
換されたデータを予め決められたデータ伝送速度(例え
ばFLEX−TDでは、1600bps(ビット毎
秒)、3200bps或いは6400bps)の無線信
号で複数のページャ6に送信出力するものである。
【0021】ページャ6は、基地局5から送信出力され
た無線信号を受信して、当該無線信号中に自己に割り当
てられた呼出番号と一致する信号を検出すると、呼出報
知及び受信したデータのうち、メッセージの内容を表示
するものである。具体的なページャ6の動作について
は、後述する。
【0022】次に、図2を用いて基地局5が送信出力す
る無線信号のフレームフォーマット(送信フレームフォ
ーマット)の一例を説明する。図2は、基地局5が送信
出力する無線信号のフレームフォーマットの一例を表す
説明図である。
【0023】図2に示すように、送信フレームフォーマ
ットは、同期部20と、ブロック情報(BI)21と、
アドレスフィールド(AF)22と、ベクトルフィール
ド(VF)23と、メッセージフィールド(MF)24
とから構成されている。
【0024】同期部20は、「1」と「0」とのパター
ンで構成されており、ページャ6に対して同期のタイミ
ングを与える信号である。ブロック情報21は、フレー
ム及びシステム構成の情報を含み、アドレスフィールド
22の起点、ベクトルフィールド23の起点、トラフィ
ックが次のフレームへ続くことを示す情報等からなるフ
ィールドである。
【0025】アドレスフィールド22は、特定のページ
ャ6を呼び出す個別選択呼出番号(以降は単に個別呼出
番号とする)又は、情報提供会社1からの情報を共通し
て受信することができるページャを特定するための群呼
出番号が少なくとも1つ格納されるフィールドである。
【0026】ベクトルフィールド23は、アドレスフィ
ールド22に格納されている個別呼出番号又は群呼出番
号に対応する通常メッセージ又は情報メッセージが、次
に続くメッセージフィールド24のどの位置に格納され
ているかを表す情報と、当該メッセージの内容の長さを
示す情報と、メッセージの内容が文字、英数字、16進
/2進のいずれで表されているものであるか等、メッセ
ージのタイプを示す情報等とが格納されるフィールドで
ある。メッセージフィールド24は、個別呼出番号又は
群呼出番号に対応する通常メッセージ又は情報メッセー
ジが格納されるフィールドである。
【0027】次に、情報提供会社1が共通情報を提供す
る場合、つまりアドレスフィールド22に群呼出番号が
格納されて送信されるフレームにおけるメッセージフィ
ールド24のフォーマットの一例を図3を用いて説明す
る。図3は、群呼出番号で送信されるフレームにおける
メッセージフィールド24のフォーマットの一例を表す
説明図である。
【0028】図3(a)に示すように、メッセージフィ
ールド24は、識別子241と、信号種別242と、メ
ッセージ通番243と、情報フラグ244と、情報タイ
トルフィールド245と、情報メッセージ本文フィール
ド246とから構成されているものである。
【0029】ここで、識別子241は、当該メッセージ
フィールド24が後述するタイトル情報を含んでいるか
否かを区別するためのものであり、具体的には、メッセ
ージフィールド24がタイトル情報を含んでいるときに
は、特定の識別子となっており(以下、「識別子有り」
と称する)、含んでいないときには、特定の識別子とな
っていない(以下、「識別子無し」と称する)ものであ
る。
【0030】信号種別242は、メッセージフィールド
24が情報提供会社1から提供される情報メッセージで
あるか否かを示すものである。メッセージ通番243
は、情報メッセージの送信毎に付けられる通し番号であ
る。
【0031】情報フラグ244は、後述するように情報
提供会社1が情報の提供を行うためのメッセージフィー
ルド24のフォーマット種別及びその働きを示すもので
ある。尚、フォーマット種別及びその働きの詳細につい
ては、後述する。
【0032】情報タイトルフィールド245には後述す
るように情報提供会社1等が作成した情報メッセージの
分類及び保存に用いられるタイトル情報が挿入され、情
報メッセージ本文フィールド246には情報提供会社1
等が作成した情報メッセージ本文(文字等で記述された
メッセージの内容)が挿入される。
【0033】更に、図3(b)に示すように、情報タイ
トルフィールド245は、タイトルのコード番号(以
下、N1とする)と、タイトルの名前(タイトル名)
と、サブタイトル1のコード番号(以下、N2とする)
と、サブタイトルlの名前(タイトル名)と、サブタイ
トル2のコード番号(以下、N3とする)と、サブタイ
トル2の名前(タイトル名)とが挿入されている。
【0034】尚、N1〜N3はそれぞれのタイトル、サ
ブタイトルに付与されるコード番号であり、各タイトル
名は本文内容の見出しとなる文字列である。この情報タ
イトルフィールドに設定されて送信されたタイトル情報
が、受信した情報メッセージを分類して保存するために
用いられるものである。
【0035】尚、個別呼出用の通常メッセージの場合に
は、メッセージフィールド24が、図3における信号種
別242と情報メッセージ本文フィールド246とから
構成され、信号種別242は、情報メッセージとは異な
る通常メッセージであることを示すものとなり、また、
情報メッセージ本文フィールド246は、呼出者が作成
したメッセージ内容(メッセージ本文)が挿入されるよ
うになっている。
【0036】そしてページャ6は、通常メッセージと情
報メッセージとを区別して取り扱い、後述するように通
常メッセージは通常メッセージ格納用に確保されたメモ
リエリアに記憶し、情報メッセージは情報メッセージ格
納用に確保されたメモリエリアに記憶するようになって
いる。
【0037】次に、図4を参照しつつ、本発明の実施の
形態に係る無線選択呼出受信機を用いた無線選択呼出通
信システムで採用されている情報メッセージのメッセー
ジフィールド24のフォーマットの例について説明す
る。図4は、本発明の実施の形態に係る無線選択呼出受
信機を用いた無線選択呼出通信システムで採用されてい
る情報メッセージのメッセージフィールド24のフォー
マットの例を表す説明図である。
【0038】図4(a)〜(c)に示すように、ここで
は3種類のフォーマットがあり、識別子241、信号種
別242、メッセージ通番243、情報フラグ244は
各フォーマットに共通している。図4(a)に示すフォ
ーマットは、情報タイトルフィールド245と、情報メ
ッセージ本文フィールド246とから構成されており、
情報タイトルフィールド245内が、タイトルとサブタ
イトル1とサブタイトル2について、それぞれのコード
番号(N1〜N3)とタイトル名が挿入されているフォ
ーマットである(以下、フォーマット1とする)。フォ
ーマット1は、通常用いられるフォーマットである。
【0039】図4(b)に示すフォーマットは、タイト
ル情報のみを送信する場合に用いられるフォーマットで
あり(以下、フォーマット2とする)、タイトルの作
成、タイトルの変更、タイトルの削除等に用いられる。
【0040】図4(c)に示すフォーマットは、フォー
マット1と同様に情報タイトルフィールド245と、情
報メッセージ本文フィールド246とから構成されてい
るが、情報タイトルフィールド245内のタイトルとサ
ブタイトル1とサブタイトル2の各タイトル名を省略し
て、それらに対応するコード番号(N1〜N3)のみを
情報メッセージ本文フィールド246とともに送信する
フォーマットである(以下、フォーマット3とする)。
フォーマット3を用いることで、送信データ量を削減す
ることができるようになっている。
【0041】尚、上記した各フォーマットにおいて、サ
ブタイトル1,2のタイトル名、又はN2〜N3等がフ
ォーマットに含まれていない場合には、情報メッセージ
本文フィールド246が左側へつめて送信されるように
なる。
【0042】このような3種のフォーマット1〜3をペ
ージャ6が識別できるようにするために、情報フラグ2
44が用いられる。情報フラグ244には5つの値があ
り、情報フラグ244の値が「A」のときにはメッセー
ジフィールド24がフォーマット1に従ってフォーマッ
トされていることを示している。
【0043】以下、同様にして、情報フラグ244の値
が「B」のときにはメッセージフィールド24がフォー
マット2に従っていることを、「C」のときにはフォー
マット2であって更にページャが受信しているタイト
ル、サブタイトル1,2の変更を、「D」のときにはフ
ォーマット2であってページャが既に受信しているタイ
トル、サブタイトル1,2及びこれに対応して記憶して
いる情報メッセージ本文の削除をそれぞれ示している。
さらに、情報フラグ244の値が「E」のときには、メ
ッセージフィールド24がフォーマット3に従ってフォ
ーマットされていることを示す。
【0044】これらをまとめると、次の[表1]のよう
になる。
【0045】
【表1】
【0046】次に、本発明の実施の形態に係る無線選択
呼出受信機(本ページャ)の構成について図5を用いて
説明する。図5には、本発明の実施の形態に係る無線選
択呼出受信機の構成ブロック図である。尚、本ページャ
は、図1におけるページャ6A,6B,…,6Nに相当
するものである。
【0047】本ページャは、アンテナ60と、受信部6
1と、デコーダ部62と、ID−ROM63と、ROM
64と、RAM65と、表示駆動部66と、表示部67
と、LED68と、鳴音部69と、振動部70と、操作
部71と、制御部72とから構成されている。
【0048】更に、RAM65は、通常メッセージ格納
エリア78と、受信情報格納エリア79を備えている。
また、制御部72は、ID比較手段73と、通常メッセ
ージ抽出手段74と、タイトル情報抽出手段75と、フ
ォルダ作成手段76と、情報メッセージ抽出手段77と
を備えている。
【0049】次に、本ページャの各部の構成を具体的に
説明する。アンテナ60は、図1の基地局5からの無線
信号を取り込み、受信部61は、基地局5から送信され
た図2に示すフレームフォーマットの無線信号をアンテ
ナ60を介して受信し、デコーダ部62は、受信した信
号を復号するものである。
【0050】ID−ROM63は、予め割り当てられた
自己の呼出番号(個別選択呼出番号)及び情報メッセー
ジを受信するために割り当てられた群呼出番号及び受信
すべきフレームの番号を記憶するものである。ROM6
4は、各機能部を制御するための各種プログラムを格納
しており、RAM65は、受信したメッセージを格納す
るものである。
【0051】表示駆動回路66は、制御部72からの入
力信号に基づいて表示部67を駆動し、表示部67は、
メッセージ等を表示するものである。
【0052】LED68は、呼出があったことを光によ
り報知するためのものであり、鳴音部69は、呼出があ
ったことをスピーカ等により音により報知するためのも
のであり、振動部70は、呼出があったことをバイブレ
ータ等により振動により報知するためのものであり、操
作部71は、メッセージ等の読み出しや呼出動作の停止
等を利用者が行うためのである。
【0053】ここで、本発明の実施の形態に係る無線選
択呼出通信システムは、メッセージ等のデータを複数の
フレームで重複して送信するダイバーシチ的な形式とし
ていることから、ID−ROM63には受信すべきフレ
ームの番号が記憶されていて、当該フレームの番号に基
づいて各ページャ6A〜6Nは自己に該当するフレーム
を受信処理する。尚、本発明はこのような形式の通信シ
ステムに限らず、他の種々な形式の通信システムにおい
ても実現できることは勿論のことである。
【0054】また、本ページャには上記の各部61〜7
1を統括制御する制御部72が備えられている。以下、
制御部72における各手段を具体的に説明する。ID比
較手段73は、受信した信号のアドレスフィールド22
の呼出番号とID−ROM63に記憶されている個別呼
出番号あるいは群呼出番号との比較を行う手段である。
通常メッセージ抽出手段74は、受信した信号が個別呼
出番号と一致した場合に次に続く通常メッセージを抽出
する手段である。
【0055】タイトル情報抽出手段75は、受信した信
号が群呼出番号に一致した場合に、次に続く情報メッセ
ージを分類して保存するためのタイトル情報を抽出し、
抽出したタイトル情報と受信情報格納エリア79に格納
されているタイトル情報とを比較する手段である。
【0056】フォルダ作成手段76は、情報メッセージ
を格納するフォルダを受信情報格納エリア79に作成す
る手段である。情報メッセージ抽出手段77は、受信し
た信号が群呼出番号と一致した場合に情報メッセージの
本文を抽出する手段である。
【0057】また、RAM65は、個別呼出番号に一致
したメッセージ等を保存するための通常メッセージ格納
エリア78と、群呼出番号に一致したメッセージ等を保
存するための受信情報格納エリア79とに分割されてい
る。
【0058】具体的に通常メッセージ格納エリア78に
は、個別呼出番号宛に送信された通常メッセージが保存
され、受信情報格納エリア79には、群呼出番号宛に送
信されたタイトル情報が付された情報メッセージがタイ
トルに従って分類して保存され、またタイトル情報が付
されない形式で送信された情報メッセージもタイトル無
しという分類で保存されるようになっている。
【0059】このため、これらエリア78、79は独立
してメモリ容量が確保され、通常のメッセージ等を格納
するための容量と、タイトルで分類した情報メッセージ
を格納するための容量とが、互いの消費容量に影響され
ることなく確保され、例えば、極めて多くの情報メッセ
ージを受信情報格納エリア79に格納したとしても、通
常メッセージ格納エリア78はこれに影響されることな
く、通常の個別呼出メッセージを保存することができる
ものである。
【0060】また、受信情報格納エリア79には、群呼
出番号に一致した場合であって、前述したフォーマット
とは異なるタイトル情報が付加されていない形式の情報
メッセージを(以下特定メッセージとする)受信した場
合に、この特定メッセージを格納するエリアが別に設け
られている。従って、特定メッセージを受信情報格納エ
リア79内の当該エリアに格納するため、通常メッセー
ジ格納エリア78に影響を与えるものではない。
【0061】尚、本発明の実施の形態では、同一のメモ
リフィールドに2つのエリアを分割して形成している
が、これらエリアを互いに異なるメモリ装置によって構
成しても構わない。また、上記のように2つのエリアを
分割するのが好ましいが、本発明の他の目的からすれ
ば、このようにエリアを分割することは必須ではない。
【0062】次に、本発明の無線選択呼出受信機の特徴
部分である群呼出番号で送信された情報メッセージの分
類方法の概念及び格納方法の一例について図6を用いて
説明する。図6は、本発明の群呼出番号で送信された情
報メッセージの格納方法の一例を示す説明図である。
尚、図6では、情報メッセージの内容がニュース情報と
天気情報との2つを例にして説明する。
【0063】本発明の無線選択呼出受信機は、群呼出信
号で呼出されて受信した情報メッセージを階層的に分類
して保存するために、メッセージフィールド24に挿入
されているタイトル情報であるタイトル、サブタイトル
1、2に従って階層的に分類を行う。
【0064】そして、分類された情報メッセージの内容
(情報メッセージ本文)の格納方法の一例として、図6
に示すようにタイトル、サブタイトル1、2と階層的に
フォルダを作成し、分類されたタイトル情報に対応する
フォルダ下を格納エリアとして情報メッセージ本文の保
存を行う。
【0065】具体例で説明すると、ニュースに関する情
報の場合、情報タイトルフィールド245にタイトルと
してタイトル名“ニュース”及びタイトル番号“NO.
1”が挿入された情報メッセージを受け取ると、対応す
るタイトルフォルダ「ニュースNo.1」が作成され、
このタイトルを詳細に分類するためのサブタイトル1と
して“日本”とこの番号“NO.1”、“世界”とこの
番号“NO.2”、“芸能”とこの番号“NO.3”、
“スポーツ”とこの番号“NO.4”を受け取ると、そ
れぞれに対応するサブタイトル1フォルダが作成され
る。
【0066】更に、サブタイトル1の“日本”“世界”
について、詳細分類するサブタイトル2として“政治”
とこの番号“NO.1”、“経済”とこの番号“NO.
2”を受け取ると、それぞれに対応するフォルダが作成
される。また、サブタイトル1の“スポーツ“について
も同様にサブタイトル2の“野球”とこの番号“NO.
1”、“サッカー”とこの番号“NO.2”、“ゴル
フ”とこの番号“NO.3”を受け取ると、それぞれに
対応するフォルダが作成される。
【0067】次に、天気に関する情報の場合について説
明すると、ニュース情報と同様に、まず、タイトルとし
て“天気”とこのタイトル番号“NO.2”に対応する
タイトルフォルダを作成し、このタイトルを詳細に分類
するためのサブタイトル1として“北海道”とこの番号
“NO.1”、“東北”とこの番号“NO.2”、“関
東”とこの番号“NO.3”にそれぞれ対応するサブタ
イトル1フォルダが作成される。
【0068】また、サブタイトル1の“関東” につい
ては更に詳細に分類するために、サブタイトル2として
“東京”とこの番号“NO.1”、“千葉”とこの番号
“NO.2”、“神奈川”とこの番号“NO.3”、
“埼玉”とこの番号“NO.4”を受け取ると、それぞ
れに対応するサブタイトル2フォルダが作成される。
【0069】このようにタイトル、サブタイトル1ある
いはサブタイトル2によって分類し、作成されたフォル
ダには、それぞれのタイトル、サブタイトル1、2に属
する情報メッセージが保存される。また、既存のシステ
ムから送信されるタイトル情報を伴わない情報メッセー
ジを保存するために、上記したタイトル“ニュース”及
び“天気”を基に作成されたフォルダの他に、特定フォ
ルダが作成される。
【0070】このようにして本例では、タイトル情報を
基にして、タイトルの下に複数のサブタイトル1、更に
サブタイトル1の下に複数のサブタイトル2に分類して
これらのタイトル、サブタイトル1、2に対応する情報
メッセージを格納するフォルダ(格納エリア)を作成す
ることにより、情報メッセージ本文を受信時に階層的に
分類して保存することができるとともに既存のシステム
から送信されるタイトル情報を伴わない情報メッセージ
についても特定フォルダの下に格納し、保存することが
できる。
【0071】次に、本発明の無線選択呼出受信機におい
て、群呼出番号で送信された情報メッセージを格納する
受信情報格納エリア79内の具体的な構成について説明
する。本発明の受信情報格納エリア79は、登録された
タイトルの情報を格納するタイトル情報格納エリアと、
受信した情報メッセージをタイトル毎に分類して格納す
る情報メッセージ格納エリアとで構成される。
【0072】まず、タイトル情報格納エリアについて図
7を用いて具体例で説明する。図7は、受信情報格納エ
リア79内のタイトル情報格納エリアの構成例を示す説
明図である。タイトル情報格納エリアは、図7に示すよ
うに、順番号であるメモリ番号と、タイトル情報が何階
層に位置するかを示す階層情報を格納するエリアと、タ
イトル及びサブタイトル1、2のコード番号を格納する
ためのエリア(N1、N2、N3のコード番号3桁を合
わせて情報コードとする)と、当該情報コードのタイト
ル名を格納するためのエリアとで構成される。
【0073】このタイトル情報格納エリアに、例えば、
タイトル名が“ニュース”でありタイトル番号N1が
“NO.1”のタイトル情報を保存する場合には、空き
エリア(ここでは、メモリ番号1とする)に第1階層を
示す“1”、情報コード(N1、N2、N3)は、N1
にコード番号“1”、N2、N3、には、コード番号に
使用されていないことを示す例えば“0”が格納され、
タイトル名として“ニュース”が格納される。
【0074】また、タイトル“ニュース”の中のサブタ
イトル1“芸能”でサブタイトル番号が“3”の情報を
保存する場合には、例えばメモリ番号8の欄に、階層情
報として第2階層を示す“2”、情報コードは、N1に
はこのサブタイトル“芸能”が属するタイトル“ニュー
ス” のコード番号“1”、N2には“ 芸能”のコード
番号“3”、N3には“0”が格納され、更にタイトル
名として“芸能”が格納される。
【0075】同様に、タイトル“天気”のサブタイトル
1“関東”の下のサブタイトル2“埼玉”でサブタイト
ル番号が“4”の情報を保存する場合には、例えばメモ
リ番号20の欄に、第3階層を示す階層情報“3”、情
報コードとして“埼玉”が属するタイトル(天気)のコ
ード番号“2”(N1)と、サブタイトル1(関東)の
コード番号“3”(N2)及び“埼玉”のコード番号
“4”が格納され、タイトル名に“埼玉”が格納され
る。
【0076】このような構成とすることで、タイトルと
サブタイトル1、2とを属性をもたせて階層化して管理
することができ、後の情報メッセージ表示の際の読出処
理等において容易に目的の情報を捜し出すことができ
る。
【0077】また、タイトル情報を伴わない形式で送信
される情報メッセージ(特定メッセージ)を格納するた
めの特定フォルダを管理するために、メモリ番号Nの欄
に、第1階層(この特定情報には下位階層が存在しない
ため)を示す“1”、情報コードとしては、この特定メ
ッセージはコード番号が付与されていないため、文字或
いは記号(ここでは、“*”)が格納され、タイトル名
として“タイトル無し”が格納される。
【0078】次に、情報メッセージ格納エリアについて
図8を用いて具体例で説明する。図8は、受信情報格納
エリア79内の情報メッセージ格納エリアの構成例を示
す説明図である。情報メッセージ格納エリアは、図8に
示すように、N1、N2、N3のコード番号3桁から成
る情報コードを格納するためのエリアと、各情報コード
毎の情報メッセージを区別する順番号を格納するための
エリアと、受信した情報メッセージの内容(情報メッセ
ージ本文)を格納する情報メッセージ本文エリアで構成
される。
【0079】この情報メッセージ格納エリアに格納され
る情報メッセージは、上記情報コードに対応する情報メ
ッセージ本文が格納され、例えば、“ニュース”で“日
本”に関連するもののうちの“政治”に関する情報メッ
セージ本文が、情報コード「111」と共に保存され
る。
【0080】また、情報コード「***」が格納される
エリア(以下特定エリアとする)には、タイトル情報が
付加されていない形式の情報メッセージ本文が保存され
る。
【0081】次に、本発明の無線選択呼出受信機の制御
部72における受信処理動作の一例について、図9,図
10を用いて説明する。図9は、本発明の無線選択呼出
受信機の制御部72における受信処理動作の流れを示す
フローチャート図であり、図10は、図9における群番
号呼出受信処理部分を示すフローチャート図である。
【0082】本発明の無線選択呼出受信機の制御部72
において、ID−ROM63に記憶されているフレーム
番号に従った自己宛の受信フレームを受け取り(ステッ
プS10)、ID比較手段73の動作として受信したフ
レームのアドレスフィールド22の呼出番号とID−R
OM63に記憶されている個別呼出番号との比較を行い
(ステップS11)、比較の結果、両者が一致しない場
合(No)には群番号呼出受信処理として後述する図1
0のA以降の処理を行う。
【0083】一方、呼出番号と個別呼出番号の両者が一
致した場合(Yes)には、続くベクトルフィールド2
3を参照してメッセージフィールド24があるか否かの
判断を行い(ステップS12)、メッセージフィールド
24が存在する場合(Yes)には、通常メッセージ抽
出手段74の動作として受信したメッセージを抽出し
て、通常メッセージ格納エリア78に格納し(ステップ
S13)、表示駆動回路66を制御して表示部67に当
該メッセージの表示を行い(ステップS14)、LED
68、鳴音部69あるいは振動部70を駆動して呼出が
あったことの報知動作を行う(ステップS15)。な
お、ステップS12でメッセージフィールド24が存在
しないとき(No)は、ステップS15に飛んで、呼出
があったことのみをLED、鳴音部あるいは振動部によ
り報知する。
【0084】一方、ステップS11において受信呼出番
号と個別呼出番号とが一致しない場合(No)には、図
10に示すように、まず、ID比較手段73の動作とし
て受信呼出番号とID−ROM63に記憶されている群
呼出番号との比較を行い(ステップS16)、両者が一
致しない場合(No)には、図9のIへ戻って受信動作
を終了する。
【0085】一方、ステップS16において受信呼出番
号と群呼出番号との両者が一致した場合(Yes)に
は、次に続くベクトルフィールド23を参照してメッセ
ージフィールド24があるか否かの判断を行い(ステッ
プS17)、メッセージフィールド24が存在しない場
合(No)には、図9のIへ戻って受信動作を終了す
る。
【0086】一方、ステップS17においてメッセージ
フィールド24が存在した場合(Yes)には、次に識
別子241が存在するか否かの確認がなされ(ステップ
S18)、識別子241が存在しない場合(No)に
は、当該情報メッセージはタイトル情報を伴わない形式
の特定メッセージであるため、前記した図8に示すよう
に特定メッセージを格納するためのエリア(特定フォル
ダ)を作成し(ステップS19)、受信した情報メッセ
ージ本文をこの特定フォルダに記憶して(ステップS2
0)、後述するステップS25以降の処理がなされる。
【0087】一方、ステップS18において識別子24
1が存在する場合(Yes)には、タイトル情報を伴う
情報メッセージであるとして、タイトル情報抽出手段7
5の動作で受信したタイトル情報を抽出し、受信したタ
イトル情報で図7のタイトル情報格納エリアに記憶され
ているタイトル情報の検索を行い、一致するタイトル情
報が存在するか判断し(ステップS21)、一致するタ
イトル情報が存在しない場合(No)には、フォルダ作
成手段76の動作として、新規のタイトル情報登録処理
を行い(ステップ22)、ステップ23へ進む。
【0088】ここで、タイトル情報登録処理とは、受信
したタイトル情報を図7のタイトル情報格納エリアに格
納し、図8に示すように受信タイトル情報に対応する情
報メッセージを格納するための情報メッセージ格納エリ
アを作成する処理である。尚、情報メッセージ格納エリ
アの作成とは、タイトル情報の階層に従ってタイトル及
びサブタイトル1及びサブタイトル2に対応するフォル
ダを作成することである。
【0089】一方、ステップS21において受信したタ
イトル情報と一致するタイトル情報が存在する場合(Y
es)には、受信した情報メッセージに情報メッセージ
本文フィールド246が存在するか否かの判断を行い
(ステップS23)、情報メッセージ本文フィールド2
46が存在しない場合(No)は、前記したように情報
フラグ244が“B”又は“C”又は“D”であるの
で、それぞれの情報フラグに対応する処理を行い(ステ
ップS27)、図9のIへ戻って受信動作を終了する。
ここで、情報フラグに対応する処理とは、“C”ならば
タイトル名の変更、“D”ならばタイトル情報の削除で
あり、“B”ならば既にステップS22で登録を行って
いるので、何の処理も行わない。
【0090】また、ステップS23において情報メッセ
ージ本文フィールド246が存在する場合(Yes)
は、すなわち情報フラグが“A”又は“E”の場合であ
り、タイトル情報に対応する情報メッセージの本文が存
在するため、情報メッセージ抽出手段77の動作とし
て、情報メッセージ本文を抽出して、受信したタイトル
情報に対応する情報メッセージ格納エリアに受信情報メ
ッセージ本文を格納し(ステップS24)、表示駆動回
路66を制御して表示部67に当該情報メッセージ本文
の表示を行い(ステップS25)、更に、LED68、
鳴音部69あるいは振動部70により呼出があったこと
の報知動作を行い(ステップS26)、図9のIへ進ん
で受信処理を終了する。
【0091】次に、本発明の無線選択呼出受信機におい
て記憶した情報メッセージを読み出して表示する方法に
ついて具体例で説明する。本発明の無線選択呼出受信機
において受信して記憶された情報メッセージを表示する
場合は、情報メッセージがタイトル、サブタイトル1、
2で階層化して分類されて記憶されているため、例え
ば、まず受信情報格納エリア79のタイトル情報格納エ
リアに階層情報が“1”で登録されているタイトル名を
表示部67に表示する。
【0092】具体的には、図7に示したタイトル情報が
登録されている場合は、図11に示すようにタイトル情
報としてメモリ番号1に記憶されている“ニュース”
と、メモリ番号13に記憶されている“天気”と、メモ
リ番号Nに記憶されている“タイトル無し”のタイトル
名が表示される。図11は、本発明のタイトル名の表示
例を示す説明図である。
【0093】そして、画面に表示されているタイトル名
の何れかを選択入力することにより、選択されたタイト
ル名のタイトルに対応する情報メッセージ本文が受信情
報格納エリア79の情報メッセージ格納エリアから読み
込まれて表示されるか、又は選択されたタイトル名のタ
イトルにサブタイトル1がある場合は、階層情報が
“2”のタイトル名が表示される。
【0094】例えば、上記で“ニュース”が選択される
と、N1が1であり且つ階層情報が“2”でるメモリ番
号2に記憶されている“日本”と、メモリ番号5に記憶
されている“世界”と、メモリ番号8に記憶されている
“芸能”と、メモリ番号9に記憶されている“スポー
ツ”のサブタイトル1のタイトル名が表示される。
【0095】そして同様に、画面に表示されているタイ
トル名の何れかを選択入力することにより、選択された
タイトル名のサブタイトル1に対応する情報メッセージ
本文が受信情報格納エリア79の情報メッセージ格納エ
リアから読み込まれて表示されるか、又は選択されたタ
イトル名のサブタイトル1にサブタイトル2がある場合
は、階層情報が“3”のタイトル名が表示され、更にタ
イトル名の何れかを選択入力することにより、選択され
たタイトル名のサブタイトル2に対応する情報メッセー
ジ本文が受信情報格納エリア79の情報メッセージ格納
エリアから読み込まれて表示されるようになっている。
【0096】尚、選択されたタイトル名に対して情報メ
ッセージ本文が複数ある場合は、スクロール操作等によ
ってタイトル情報に対応する情報メッセージ本文が順に
表示されるようになっている。
【0097】次に、本発明の無線選択呼出受信機の動作
について、図5を用いて説明する。本発明の無線選択呼
出受信機では、無線呼出のフレームがアンテナ60を介
して受信部61で受信され、デコーダ部62で復号さ
れ、制御部72で自己宛のフレームか判断され、自己宛
である場合に、個別呼出番号による呼出か群呼出番号に
よる呼出かが判断される。
【0098】そして、個別呼出番号による呼出である場
合には、メッセージ本文が通常メッセージ格納エリア7
8に格納されて、メッセージ本文が表示部67に表示さ
れ、LED68又は鳴音部69又は振動部70で呼出報
知が為される。
【0099】一方、群呼出番号による呼出である場合に
は、情報メッセージに含まれるタイトル情報が受信情報
格納エリア79のタイトル情報格納エリアに登録される
と共に、情報メッセージ本文を格納するエリアが受信情
報格納エリア79の情報メッセージ格納エリアに確保さ
れ、タイトル情報に対応付けて情報メッセージ本文が情
報メッセージ格納エリアに格納されるようになってい
る。
【0100】また、群呼出番号による呼出であり、情報
メッセージにタイトル情報が含まれないようなメッセー
ジについては、受信情報格納エリア79のタイトル情報
格納エリアにタイトル無しとして登録されると共に、受
信情報格納エリア79の情報メッセージ格納エリア内に
特定メッセージ格納エリアとして確保され、情報メッセ
ージ本文が特定メッセージ格納エリアに格納されるよう
になっている。
【0101】そして、受信情報格納エリア79の情報メ
ッセージ格納エリアに記憶された群呼出番号による呼出
の受信メッセージを表示する場合には、受信情報格納エ
リア79のタイトル情報格納エリアに登録されたタイト
ル名が階層毎に表示され、表示中のタイトル名が選択さ
れる毎に下の階層のタイトル名が階層的に表示され、選
択されたタイトル名に対応する情報メッセージ本文が受
信情報格納エリア79の情報メッセージ格納エリアから
読み込まれて表示されるようになっている。
【0102】本発明の無線選択呼出受信機によれば、個
別呼出番号による呼出のメッセージは通常メッセージ格
納エリア78に記憶し、群呼出番号による呼出のメッセ
ージは受信情報格納エリア79に記憶するので、群呼出
番号による呼出のメッセージが大量に受信されても、個
別呼出番号によるメッセージの記憶エリアを圧迫するこ
とが無く、個別呼出の重要なメッセージを受信し損なう
事態を回避できる効果がある。
【0103】また、本発明によると、タイトル情報が付
加された情報メッセージか否かを識別子で判断するの
で、タイトル情報の有無を容易に判断し、既存の装置や
システムからの識別子及びタイトル情報を付加しない形
式の情報メッセージにも対応でき、当該メッセージもタ
イトル情報無しとして分類して、個別呼出のメッセージ
とは異なる受信情報格納エリア79に記憶するので、個
別呼出用のメッセージのメモリ容量を圧迫することなく
受信して保存することができ、既存の装置やシステムと
の併用を可能とすることができる。
【0104】また、本発明の無線選択呼出受信機によれ
ば、群呼出番号による呼出の情報メッセージを受信する
と、情報メッセージに含まれるタイトル情報に従って分
類して管理するので、従来のように予め利用者がフォー
マットデータ等分類のための設定等をする必要が無く、
使い勝手の向上を図ることができる効果がある。
【0105】更に、受信した情報メッセージを上記タイ
トル情報に従って分類して管理・保存するので、タイト
ル情報に対応づけて情報メッセージを抽出し表示でき、
容易に目的の情報を捜し出すことができる効果がある。
【0106】また、タイトル情報の分類の方法が、タイ
トル、サブタイトル1、サブタイトル2という形で階層
化して分類し、タイトル情報に従ったフォルダを形成し
て情報メッセージを格納するので、表示したい目的の情
報を階層的に容易に捜し出すことができる効果がある。
【0107】また、本発明ではタイトル情報をタイトル
情報格納エリアに記憶し、情報メッセージの内容部分を
情報メッセージ格納エリアに記憶して、それぞれのエリ
アに分けて階層的に管理するので、まずタイトル情報格
納エリアに記憶されたタイトル情報で階層的に目的の情
報を容易に捜し出して選択し、更に選択されたタイトル
に対応する情報メッセージの内容を情報メッセージ格納
エリアから容易に特定して読み出すことができ、表示し
たい目的の情報を階層的に容易に捜し出すことができる
効果がある。
【0108】尚、上記説明では、タイトル情報と情報メ
ッセージの内容部分とをそれぞれのエリアに分け、特に
情報メッセージについては階層構造のフォルダを用いて
管理・格納するようにしていたが、タイトル情報に基づ
いて情報メッセージを分類して管理できる態様であれ
ば、他の種々な態様とすることができる。
【0109】例えば、情報コードをキーとして情報メッ
セージ本文を対応付けて記憶し、表示のために選択され
たタイトル名から情報コードを対応付け、更に当該情報
コードをキーとして情報メッセージ本文を検索して順に
表示するようにしても構わない。
【0110】尚、上記説明では、個別選択呼出番号と群
呼出番号の両方で動作する無線選択呼出受信機について
説明したが、群呼出番号のみで動作する無線選択呼出受
信機であっても構わない。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、群呼出番
号を受信すると、当該群呼出番号に対応して受信した情
報メッセージにタイトル情報があれば、当該タイトル情
報に従って情報メッセージを分類して格納し、タイトル
情報がなければタイトル無しの分類にて情報メッセージ
を格納する無線選択呼出受信機としているので、予め分
類のための設定等を行わなくても情報メッセージが分類
されて格納でき、またタイトル情報を備えていない情報
メッセージをタイトル無しの分類にて管理でき、目的の
情報メッセージを容易に表示させることができるため、
使い勝手を向上させることができる効果がある。
【0112】請求項2記載の発明によれば、受信した情
報メッセージがタイトル情報を備えているか否かを判断
するのに、情報メッセージに付加された識別子を用い行
う請求項1記載の無線選択呼出受信機としているので、
タイトル情報の有無を容易に判断できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線選択呼出受信機
を用いた無線選択呼出通信システムの概略構成図であ
る。
【図2】基地局が送信出力する無線信号のフレームフォ
ーマットの一例を表す説明図である。
【図3】群呼出番号で送信されるフレームにおけるメッ
セージフィールド24のフォーマットの一例を表す説明
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る無線選択呼出受信機
を用いた無線選択呼出通信システムで採用されている情
報メッセージのメッセージフィールド24のフォーマッ
トの例を表す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る無線選択呼出受信機
の構成ブロック図である。
【図6】本発明の群呼出番号で送信された情報メッセー
ジの格納イメージを示す説明図である。
【図7】受信情報格納エリア79内のタイトル情報格納
エリアの構成例を示す説明図である。
【図8】受信情報格納エリア79内の情報メッセージ格
納エリアの構成例を示す説明図である。
【図9】本発明の無線選択呼出受信機の制御部72にお
ける受信処理動作の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図10】図9における群番号呼出受信処理部分を示す
フローチャート図である。
【図11】本発明のタイトル名の表示例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…情報提供会社、 2…電話機、 3…電話網、 4
…中央局、 5…基地局、 6…ページャ、 60…ア
ンテナ、 61…受信部、 62…デコーダ部、 63
…ID−ROM、 64…ROM、 65…RAM、
66…表示駆動部、 67…表示部、 68…LED、
69…鳴音部、 70…振動部、 71…操作部、
73…ID比較手段、 74…通常メッセージ抽出手
段、 75…タイトル情報抽出手段、 76…フォルダ
作成手段、 77…情報メッセージ抽出手段、 78…
通常メッセージ格納エリア、 79…受信情報格納エリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの群呼出番号を受信し
    て、受信した群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番
    号と一致した場合に、当該受信したメッセージを記憶す
    ると共に表示する無線選択呼出受信機において、 無線選択呼出受信機に共有な情報メッセージを提供する
    ための群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応
    して受信した情報メッセージがタイトル情報を備えてい
    れば、当該タイトル情報に従って前記情報メッセージを
    分類して格納し、前記情報メッセージがタイトル情報を
    備えていなければ、タイトル無しの分類にて当該情報メ
    ッセージを格納することを特徴とする無線選択呼出受信
    機。
  2. 【請求項2】 情報メッセージに付加された、タイトル
    情報を備えているか否かを示す識別子を用いて、受信し
    た情報メッセージがタイトル情報を備えているか否かを
    判断することを特徴とする請求項1記載の無線選択呼出
    受信機。
JP10046716A 1998-02-27 1998-02-27 無線選択呼出受信機 Pending JPH11252606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10046716A JPH11252606A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 無線選択呼出受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10046716A JPH11252606A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 無線選択呼出受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11252606A true JPH11252606A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12755079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10046716A Pending JPH11252606A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 無線選択呼出受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11252606A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2099253C (en) Selective call receiver having user defined message information in memory and presentation methods thereof
EP0317230B1 (en) Paging receiver with a message selecting circuit
US20060229056A1 (en) Radio
JPH11239371A (ja) 通信装置
US6400256B2 (en) Communication apparatus capable of displaying simultaneously the latest messages received from a plurality of callers
US5892456A (en) Index managing method and apparatus of received messages for a radio paging receiver
JPH11252606A (ja) 無線選択呼出受信機
JPH11243569A (ja) メッセージ受信機
JP2990081B2 (ja) 無線選択呼出受信システムおよび無線選択呼出受信方法
JP3797782B2 (ja) メッセージ受信機
JP3611459B2 (ja) 選択呼出受信機
JP2000115825A (ja) 無線選択呼出受信機
JP2000059836A (ja) 無線選択呼出受信機
JPH11168766A (ja) メッセージ受信機
JP2001238238A (ja) 選択呼出方式及び情報提供方法
JP3407407B2 (ja) メッセージデータ受信装置
US6028530A (en) Paging receiver with message dividing function
JPH1013881A (ja) 無線呼出受信機
JP2000224635A (ja) 通信システム、及び受信装置
JP2908345B2 (ja) 無線選択呼出受信機
KR100191926B1 (ko) 멀티 캡코드 방식의 광역 무선호출기와 무선호출 수신 제어방법
JP3703317B2 (ja) メッセージ受信機
JPH1155710A (ja) 無線呼出受信機および無線呼出方法
JPH099319A (ja) 無線呼び出しを用いた情報サービス提供方式
KR19980024618A (ko) 선택 호출 무선 수신기 및 수신 메시지를 디스플레이하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907