JP2000115825A - 無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線選択呼出受信機

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JP2000115825A
JP2000115825A JP30166198A JP30166198A JP2000115825A JP 2000115825 A JP2000115825 A JP 2000115825A JP 30166198 A JP30166198 A JP 30166198A JP 30166198 A JP30166198 A JP 30166198A JP 2000115825 A JP2000115825 A JP 2000115825A
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JP30166198A
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Tomohiro Nakayama
智裕 中山
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した情報メッセージをタイトル情報に基
づいて自動的に分類して管理するとともに、受信したタ
イトル情報毎に情報メッセージの格納件数を設定してメ
モリ容量の有効利用を実現する。 【解決手段】 複数のページャに共通して情報メッセー
ジを提供するための群呼出番号を受信して、群呼出番号
が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場合に、群
呼出番号に対応して受信した情報メッセージをメモリ6
5に格納するページャに適用され、制御部72が、受信
した情報メッセージをそのタイトル情報に基づいて分類
してメモリ65に格納する。件数設定手段にはタイトル
情報に対してメモリに格納する情報メッセージ件数Mが
設定され、制御部72による受信情報メッセージの格納
処理に際して、設定されているメッセージ件数Mとメモ
リ65に既に格納されている情報メッセージ件数とを比
較し、上限に達している場合には、既に格納されている
情報メッセージを古い順に消去して、受信情報メッセー
ジの格納処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天気情報やニュー
ス等と言った情報メッセージを複数の無線選択呼出受信
機に共通して提供するための群呼出番号を無線受信する
無線選択呼出受信機に関し、特に、受信した情報メッセ
ージを記憶手段に格納しておく件数を設定することがで
きる無線選択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線選択呼出システムは、数字情
報のみならず平仮名や漢字等の文字情報をも送信可能に
なり、単に個人宛にメッセージを送るだけでなく、情報
提供会社が提供するニュース、株価、天気等の各種情報
を送信可能となっている。無線選択呼出通信システムに
おいて、提供さえれる天気等の情報は情報メッセージと
して共通の呼出番号(群呼出番号)宛に無線送信され、
この群呼出番号をもつ複数の無線選択呼出受信機に情報
メッセージを受信させて表示画面に表示させる情報提供
サービスが行われている。
【0003】このような情報提供サービスを行うため
に、例えば特公平5−35933号公報には、2つのコ
ードのうち1つを個別選択呼出サービスに使用し、他の
1つを情報提供サービスに使用する発明が開示されてい
る。しかしながら、この発明にあっては、無線選択呼出
受信機は情報提供会社からの各種サービス情報を受信し
ても、当該サービス情報(情報メッセージ)は個人宛の
個別メッセージと同じメモリエリアに格納するため、格
納された情報メッセージのうちの特定の情報メッセージ
だけを表示出力させて見たい時でも、個人宛の個別メッ
セージと情報メッセージとが混在して表示されてしま
い、目的を達成するためにはユーザが表示切替操作を繰
り返し行わなければならず、極めて使い勝手が悪いとい
う問題があった。
【0004】また、例えば特開平8−19027号公報
には、ユーザがキー操作によりメッセージメモリに記憶
されている任意のメッセージを読み出して、フォーマッ
ト及びファイル名を任意に設定してフォーマットメッセ
ージメモリに登録可能とし、これによって、ユーザが自
由に受信メッセージを分類して保存させることができる
ようにしてファイル管理を容易化し、また、受信メッセ
ージを登録したフォーマットデータに基づいて自動的に
分類して保存することができる発明が開示されている。
しかしながら、この発明にあっては、ユーザがいちいち
メッセージメモリに記憶されているメッセージを読み出
してフォーマット及びファイル名をフォーマットメッセ
ージメモリ予め登録しておかなければ、受信メッセージ
を自動的に分類して保存することができないという問題
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、上記のような課
題の他に、情報メッセージを受信格納する無線選択呼出
受信機に特有な課題もあった。すなわち、情報メッセー
ジの内容によっては、最新のメッセージのみ記憶格納し
ておけばよいものや、複数のメッセージを記憶格納して
おかなければならないものがある。具体的には、天気予
報や株価等の情報は刻一刻と内容が変化するので最新の
情報メッセージのみを記憶しておけばよく、また、ニュ
ース等の情報は内容がそれぞれ異なるので複数の情報メ
ッセージを記憶しておかなければならない。
【0006】しかしながら、上記した発明も含めて従来
にあっては、受信した情報メッセージをその内容毎に自
動的に分類して記憶格納し、しかも、その格納件数を情
報メッセージの種類毎に設定することはできなかった。
このため、記憶格納されている情報メッセージの読出操
作が煩雑となったり、情報メッセージを分類するための
操作が煩雑となり、しかも、不必要な情報メッセージま
でも記憶格納してしまうことから真に必要な情報メッセ
ージを記憶格納するためのメモリ容量が減少してしまう
という課題があった。
【0007】本発明は上記従来の情報に鑑みなされたも
ので、受信した情報メッセージをタイトル情報に基づい
て自動的に分類して管理するとともに、受信したタイト
ル情報毎に情報メッセージの格納件数を設定してメモリ
容量の有効利用を実現することができる無線無線選択呼
出受信機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の無線選
択呼出受信機に共通して情報メッセージを提供するため
の群呼出番号を無線受信して、受信した群呼出番号が自
己に割り当てられた呼出番号と一致した場合に、当該群
呼出番号に対応して受信した情報メッセージを記憶手段
に格納する無線選択呼出受信機に適用され、格納手段
が、受信した情報メッセージをそのタイトル情報に基づ
いて分類して記憶手段に格納する。そして、件数設定手
段にはタイトル情報に対して記憶手段に格納する情報メ
ッセージ件数が設定されており、格納手段による受信情
報メッセージの格納処理に際して、制御手段が、件数設
定手段に設定されているメッセージ件数と記憶手段に既
に格納されている情報メッセージ件数とを比較して設定
されているメッセージ件数に達している場合には、記憶
手段に既に格納されている情報メッセージを古い順に消
去して、格納手段に受信情報メッセージの格納処理を行
わせる。
【0009】これにより、タイトル情報と言ったメッセ
ージ内容を反映する情報に基づいて、受信情報メッセー
ジは自動的に分類されて記憶手段に記憶格納され、しか
も、この格納処理に際しては、古くから記憶格納されて
いる情報メッセージを消去することによって、タイトル
情報毎に設定した件数以上の情報メッセージが記憶手段
に格納されないようにして、記憶手段の記憶容量が不要
なメッセージ格納によって無駄に消費されることが回避
される。
【0010】また、本発明に係る無線選択呼出受信機で
は、情報メッセージはそのタイトル情報と格納する最大
数を規定するための情報メッセージ件数とが付加されて
無線送信され、また、タイトル情報には分類に用いるタ
イトルが含まれている。これにより、タイトルと言った
メッセージ内容を反映する情報に基づいて、受信情報メ
ッセージは自動的に分類されて記憶手段に記憶格納さ
れ、しかも、記憶手段の記憶容量の浪費を回避するため
の情報メッセージ件数が、受信情報に基づいて自動的に
設定される。
【0011】また、本発明に係る無線選択呼出受信機で
は、情報メッセージはそのタイトル情報と格納する最大
数を規定するための情報メッセージ件数とが付加されて
無線送信され、また、タイトル情報には分類に用いるタ
イトル及びサブタイトルが含まれている。これにより、
タイトル並びにその下位のサブタイトルと言ったメッセ
ージ内容を反映する階層情報に基づいて、受信情報メッ
セージは自動的に階層的に分類されて記憶手段に記憶格
納され、しかも、記憶手段の記憶容量の浪費を回避する
ための情報メッセージ件数が、受信情報に基づいて自動
的に設定される。
【0012】また、本発明に係る無線選択呼出受信機で
は、入力手段からユーザ操作によって入力された情報メ
ッセージ件数を受け付けて、当該入力された情報メッセ
ージ件数を制御手段による前記格納制御に供するために
件数設定手段に保持させる。これにより、無線選択呼出
受信機を利用しているユーザ毎の必要性に応じて、タイ
トル情報毎に記憶格納しておける情報メッセージの件数
を任意に変更することができ、ユーザの使用状況に応じ
た記憶容量の有効利用が実現される。
【0013】ここに、本発明において、記憶手段に既に
格納されている情報メッセージは時間的に古い順に消去
するが、記憶手段に格納したメッセージをフラグ等を立
てて自動的に消去されないように保護するプロテクト機
能を有した無線選択呼出受信機においては、保護されて
いる情報メッセージを除いて時間的に古い順に消去すれ
ばよい。また、本発明において、情報メッセージのデー
タ長が固定されているような場合には、1つの新たな情
報メッセージを格納するために1つの古い情報メッセー
ジを消去すれば足りるが、情報メッセージのデータ長が
種々選択できたり任意である場合等では、1つの新たな
情報メッセージを格納するに必要な記憶容量を確保する
ために、古い順に複数の情報メッセージを消去すればよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を、無線選択呼出受信機と
してのページャに適用した一実施形態を用いて詳しく説
明する。このページャが用いられる無線選択呼出通信シ
ステムは個別呼出による個別メッセージの送信と群呼出
による情報メッセージの送信とを行い、当該ページャは
個別メッセージと情報メッセージとを受信して記憶格納
する機能を有している。本例の無線選択呼出通信システ
ムは、図1に示すように、情報提供会社1、電話機2、
電話網3、中央局4、基地局4A、5B・・・、5N、
ページャ6A、6B、・・・、6N、で構成されてい
る。このシステム構成において、情報提供会社1が作成
した情報メッセージ及び電話機2或いは別の入力装置
(図示せず、例えば携帯電話、パーソナルコンピュータ
等)からの個別呼出のための個別メッセージが電話網3
を介して中央局4に送信される。
【0015】中央局4は上記のメッセージや送信先の呼
出番号を無線通信システムに適したプロトコルに変換し
て複数の基地局5A〜5Nへ送信する。なお、無線通信
システムに適したプロトコルとしては、例えばPOCS
AG(Psot Office Code Standardization Advisory Gr
oup)、NTT方式、RCRSTD−42Aに規定され
ているFLEX−TD RADIO PAGINGSY
STEM(FLEX−TD)等のプロトコルがあるが本
発明は他の形式にも利用することができる。
【0016】基地局5A〜5Nは上記のように変換され
たデータを予め決められたデータ伝送速度(例えばFL
EX−TDでは、1600bps(ビット毎秒)、32
00bps或いは6400bps)の無線信号で複数の
ページャ6A〜6Nに送信する。ページャ6A〜6Nは
上記の無線信号を受信して、この無線信号中に自己に割
り当てられた呼出番号と一致する信号を検出した時に、
呼出報知をし、受信したメッセージの記憶格納及びその
内容の画面表示を行う。なお、受信して記憶格納したメ
ッセージは後にユーザ操作によってメモリから読み出し
て画面表示させることもでき、また、ページャ6A〜6
Nは、受信時には呼出報知や画面表示せずにメモリに記
憶格納しておき、後にユーザ操作によってメモリから読
み出して画面表示させるように構成してもよい。
【0017】次に、図2を用いて基地局5A〜5Nから
送信される無線信号のフレームフォーマットの一例を説
明する。同図に示すように、送信フレームフォーマット
は、同期部20、ブロック情報(BI)21、アドレス
フィールド(AF)22、ベクトルフィールド(VF)
23、メッセージフィールド(MF)24で構成され
る。同期部20は、「1」と「0」とのパターンで構成
され、ページャ6A〜6Nに対して同期のタイミングを
与える信号である。ブロック情報21は、フレーム及び
システム構成の情報を含み、アドレスフィールド22の
起点、ベクトルフィールド23の起点、トラフィックが
次のフレームへ続くことを示す情報等からなるフィール
ドである。アドレスフィールド22は、特定のページャ
を呼び出す個別呼出番号または情報提供会社1からの情
報を共通して受信することができるページャを特定する
ための群呼出番号が1つ以上格納されるフィールドであ
る。ベクトルフィールド23は、上記の個別呼出番号或
いは群呼出番号に対応する個別メッセージ或いは情報メ
ッセージが次に続くメッセージフィールド24のどの位
置に格納されているかの情報、そのメッセージ内容の長
さを示す情報、メッセージ内容が文字、メッセージ内容
が英数字、メッセージ内容が16進/2進であることを
示すメッセージのタイプを示す情報などが格納されるフ
ィールドである。メッセージフィールド24は、個別呼
出番号或いは群呼出番号に対応する個別メッセージ或い
は情報メッセージが格納されるフィールドである。
【0018】次に、ページャに情報提供会社1からの共
通情報を提供するための群呼出番号がアドレスフィール
ド22に格納された場合の、メッセージフィールド24
のフォーマットの一例を図3を用いて説明する。図3
(a)に示すように、メッセージフィールド24は、識
別子241、信号種別242、メッセージ通番243、
情報フラグ244、情報タイトルフィールド245、メ
ッセージ本文フィールド246で構成される。識別子2
41は当該メッセージフィールド24が後述するタイト
ル情報を含んでいるか否かを区別するためのものであ
り、信号種別242はこのメッセージフィールド24が
情報提供会社1からの情報を提供するための情報メッセ
ージであることを示すものであり、メッセージ通番24
3は情報メッセージの送信毎に付けられる通し番号であ
る。
【0019】情報フラグ244は、後述するように情報
提供を行うためのメッセージフィールド24のフォーマ
ット種別及びその働きを示すものである。情報タイトル
フィールド245には後述するように情報提供会社1等
が作成した情報メッセージの分類及び保存に用いられる
タイトル情報、及び、このタイトル情報によって保存さ
れる情報メッセージの件数の上限を規定するメッセージ
件数が挿入され、情報メッセージ本文フィールド246
には情報提供会社1等が作成した情報メッセージ本文
(文字などで記述されたメッセージの内容)が挿入され
る。
【0020】更に、図3(b)に示すように、情報タイ
トルフィールド245は、タイトルのコード番号(以
下、N1とする)とタイトル(すなわち、タイトルの内
容)、サブタイトル1のコード番号(以下、N2とす
る)とサブタイトル1、サブタイトル2のコード番号
(以下、N3とする)とサブタイトル2、及び、このタ
イトル情報によって保存される情報メッセージの最大件
数を規定するメッセージ件数(M)を挿入するフィール
ドで構成されている。なお、N1、N2、N3はそれぞ
れのタイトル、サブタイトルに付与されるコード番号で
あり、タイトル及びサブタイトルは本文内容の見出しの
ような文字列である。この情報タイトルは図6に示すよ
うに自動的に情報メッセージを分類して保存するために
用いられるものである。
【0021】ここで、本例では、タイトル情報245を
メッセージフィールド24に含ませ、また、格納メッセ
ージ件数(M)を情報タイトルフィールドに含ませてい
るが、本発明では、情報メッセージとそのタイトル情報
及び格納メッセージ件数とを互いに対応付けて送信でき
れば、フレーム構成に特に限定はない。なお、個別呼出
用の通常の個別メッセージの場合には、信号種別242
によって情報メッセージとは異なる個別メッセージであ
ることが示され、また、情報メッセージ本文フィールド
246には呼出者が作成したメッセージ内容が挿入され
る。また、このような個別メッセージは、ページャ6A
〜6Nで情報メッセージとは異なるものとして取り扱わ
れ、本例では後述するように通常メッセージ格納用に確
保されたメモリエリアに記憶される。
【0022】次に、図4を参照して、本例において情報
メッセージフィールド24に適用されるフォーマット例
を説明する。本例においては3種類のフォーマットがあ
り、図4(a)〜(c)に示すように、識別子241、
信号種別242、メッセージ通番243、情報フラグ2
44は各フォーマットに共通して用いられる。
【0023】図4(a)に示すフォーマットは、タイト
ル、サブタイトル1、サブタイトル2とそれぞれのコー
ド番号(N1〜N3)、格納メッセージ件数(M)及び
情報本文フィールド246で構成されており(以下、フ
ォーマット1とする)、通常用いられるフォーマットで
ある。図4(b)に示すフォーマットは、タイトル情報
のみを送信する場合に用いられるフォーマットであり
(以下、フォーマット2とする)、タイトルやサブタイ
トルのみの作成、タイトルやサブタイトルの変更、タイ
トルやサブタイトルの削除などに用いられる。
【0024】図4(c)に示すフォーマットは、既に送
信されたと同一のタイトル、サブタイトル1及びサブタ
イトル2の情報メッセージを送信するときに、タイトル
情報としてタイトル、サブタイトル1及びサブタイトル
2の内容部分は省略してそれらのコード番号(N1〜N
3)のみを情報メッセージ本文246と送信するフォー
マットあり(以下、フォーマット3とする)、これによ
って送信データ量を削減するものである。なお、上記し
た各フォーマットにおいて、サブタイトル1、2及びN
1、N2がフォーマットに含まれていない場合には、情
報メッセージ本文246が左側へつめられる。
【0025】このような3種類のフォーマット1〜3を
ページャ6A〜6Nが識別するために、上述した情報フ
ラグ244が用いられる。この情報フラグ244の構成
と働きを表1に示す。具体的には、情報フラグ244に
は5つの働きがあり、情報フラグ244が「A」のとき
にはフォーマット1を示し、「B」のときにはフォーマ
ット2を示し、「C」のときにはフォーマット2であっ
て更にページャが受信しているタイトル、サブタイトル
1、2の変更を示し、「D」のときにはフォーマット2
であって更にページャが受信しているタイトル、サブタ
イトル1、2及びこれに対応して記憶している情報メッ
セージ本文の削除を示し、「E」ときにはフォーマット
3を示す。
【0026】
【表1】
【0027】図5には、本例のページャ(表示付無線選
択呼出受信機)の構成を示してある。本例のページャ6
A〜6Nにおいて、60は無線信号を受信するアンテ
ナ、61は基地局5A〜5Nから送信された上記如きの
フレームフォーマットの無線信号をアンテナ60を介し
て受信する受信部、62は受信した信号を復号するデコ
ーダ部、63は予め割り当てられた自己の個別呼出番号
及び情報メッセージを受信するために割り当てられた群
呼出番号及び受信すべきフレームの番号を記憶するID
−ROM、64は各機能部を制御するための各種プログ
ラムが格納されているROM、65は受信したメッセー
ジを格納するための記憶手段であるRAM、66は制御
部72からの入力信号に基づいて表示部67を駆動する
表示駆動回路、67はメッセージ等を表示するLCD表
示画面から成る表示部、68は呼出があったことを光に
より報知するためのLED、69は呼出があったことを
音により報知するためのスピーカ等の鳴音部、70は呼
出があったことを振動により報知するためのバイブレー
タ等の振動部、71はメッセージの読み出し表示や呼出
動作の停止等をユーザが行うための操作部である。
【0028】ここで、本例の通信システムは、メッセー
ジ等のデータを複数のフレームで重複して送信するダイ
バーシチ的な形式としていることから、ID−ROM6
3には受信すべきフレームの番号が記憶されて、当該フ
レームの番号に基づいて各ページャ6A〜6Nは自己に
該当するフレームを受信処理する。なお、本発明はこの
ような形式の通信システムに限られず、他の種々は形式
の通信システムにおいても実現できることは勿論であ
る。
【0029】また、このページャには上記の各機能部6
1〜71を統括制御する制御部72が備えられている。
この制御部72は、主に本発明に係る機能手段として、
受信した信号のアドレス(呼出番号)とID−ROM6
3に記憶されている個別呼出番号或いは群呼出番号との
比較を行うID比較手段73、受信した信号が個別呼出
番号と一致した場合に次に続く個別メッセージを抽出す
る通常メッセージ抽出手段74、受信した信号が群呼出
番号に一致した場合に次に続く情報メッセージを分類し
て保存するためのタイトル情報を抽出するタイトル情報
抽出手段75、設定された情報メッセージ件数を格納す
る容量を有するフォルダを受信情報格納エリア79に作
成するフォルダ作成手段76、受信した信号が群呼出番
号と一致した場合に次に続く情報メッセージを抽出する
情報メッセージ抽出手段77を構成している。なお、制
御部72は、他にも、RAM65に対するメッセージや
タイトル情報の読み出し処理を行う機能手段、RAM6
5に既に格納されているタイトル情報と受信したタイト
ル情報との比較処理を行う機能手段、設定された格納メ
ッセージ件数(M)に基づいた判断及びメッセージの消
去処理を行う機能手段等を構成している。
【0030】更に、上記RAM65は、個別メッセージ
を保存するための通常メッセージ格納エリア78と、タ
イトル情報が付された情報メッセージをタイトルに従っ
て分類して保存するための受信情報格納エリア79とを
有しており、この受信情報格納エリア79にタイトル情
報毎に格納できるメッセージの件数(M)が設定され
る。このため、これらエリア78、79は独立してメモ
リ容量が確保され、個別メッセージ等を格納するための
容量と、タイトルで分類した情報メッセージを格納する
ための容量とが、互いの消費容量に影響されることなく
確保され、例えば、極めて多くの情報メッセージを受信
情報格納エリア79に格納したとしても、通常メッセー
ジ格納エリア78はこれに影響されることなく、個別呼
出メッセージを保存してページャ本来の機能を維持する
ことができる。なお、本例では、同一のメモリフィール
ドに2つのエリアを分割して形成しているが、これらエ
リアを互いに異なるメモリ装置によって構成してもよ
い。また、上記のように2つを分割するのが好ましい
が、本発明の他の目的からすれば、このようにエリアを
分割することは必須ではない。
【0031】次に、図6を参照して、情報メッセージを
階層的に分類して保存する時のメモリ格納概念を説明す
る。ここでは、群呼出番号に引き続く情報メッセージの
内容がニュース情報と天気情報の2つである場合を例に
して説明する。上述した群呼出信号で呼び出されたペー
ジャは、受信した情報メッセージを保存するにあたり、
メッセージフィールド24に挿入されているタイトル、
サブタイトル1、2に従って分類を行い、これらに対応
する格納エリアであるフォルダを作成して保存を行う。
【0032】まず、ニュースに関する情報メッセージに
ついて説明すると、上述した情報メッセージに付随して
いるタイトルの”ニュース”及びタイトル番号”NO.
1”に対応するフォルダが作成され、このタイトルを階
層化して詳細に分類するためのサブタイトル1の”日
本”とこの番号”NO.1”、”世界”とこの番号”N
O.2”、”芸能”とこの番号”NO.3”、”スポー
ツ”とこの番号”NO.4”を抽出して、それぞれに対
応するフォルダが作成される。サブタイトル1の”日
本”と”世界”については更に階層化して詳細に分類す
るためのサブタイトル2の”政治”とこの番号”NO.
1”、”経済”とこの番号”NO.2”に対応するフォ
ルダが作成される。また、サブタイトル1の”スポー
ツ”についても同様にサブタイトル2の”野球”とこの
番号”NO.1”、”サッカー”とこの番号”NO.
2”、”ゴルフ”とこの番号”NO.3”に対応するフ
ォルダが作成される。
【0033】次に、天気に関する情報メッセージについ
て説明すると、ニュース情報と同様に、まず、タイトル
の”天気”とこのタイトル番号”NO.2”に対応する
タイトルフォルダを作成する。このタイトルを階層化し
て詳細に分類するためのサブタイトル1の”北海道”と
この番号”NO.1”、”東北”とこの番号”NO.
2”、”関東”とこの番号”NO.3”にそれぞれに対
応するサブタイトルフォルダが作成される。また、サブ
タイトル1の”関東”については更に階層化して詳細に
分類するために、サブフォルダ2の”東京”とこの番
号”NO.1”、”千葉”とこの番号”NO.2”、”
神奈川”とこの番号”NO.3”、”埼玉”とこの番
号”NO.4”のそれぞれに対応するサブタイトルフォ
ルダが作成される。このようにタイトル、サブタイトル
1或いはサブタイトル2によって分類し、作成されたフ
ォルダには、それぞれのタイトル、サブタイトル1、2
に属する情報メッセージが記憶格納される。
【0034】このようにして本例では、タイトルを基に
して、タイトルの下に複数のサブタイトル1、更にサブ
アドレス1の下に複数のサブタイトル2に分類してこれ
らのタイトル、サブタイトル1、2に対応する情報メッ
セージを格納するフォルダ(格納エリア)を作成するこ
とにより、情報メッセージ本文を自動的に階層的に分離
して保存することができる。なお、本例では、サブタイ
トルまで用いて階層化して分類することにより読み出し
検索操作において目的の情報メッセージがより一層発見
し易いようにしているが、本発明の他の目的であるとこ
ろの格納メッセージ件数に基づいたメモリ容量のきめ細
かな管理からすれば、タイトル情報にはサブタイトルが
含まれず、タイトルによって情報メッセージを分類管理
するようにしてもよい。
【0035】図7及び図8には、図5に示した情報メッ
セージを格納するための受信情報格納エリア79の構成
を示してある。受信情報格納エリア79は、図7に示す
ようなタイトル情報格納エリアと、図8に示すような情
報メッセージ格納エリアとで構成される。図7に示すよ
うに、タイトル情報格納エリアは、メモリ番号と、タイ
トル情報が何階層に位置するかを示す階層情報と、タイ
トル及びサブタイトル1、2のコード番号(N1、N
2、N3のコード番号3桁をあわせて情報コードとす
る)と、当該コード番号のタイトル情報によって情報メ
ッセージ格納エリアに格納できるメッセージの件数
(M)と、当該コード番号のタイトル或いはサブタイト
ルと、をそれぞれ格納するエリアで構成されている。
【0036】このタイトル情報格納エリアに、例えば、
タイトルが”ニュース”でタイトル番号N1が”NO.
1”のタイトル情報が保存される場合には、空きエリア
(ここでは、メモリ番号1とする)に第1階層を示す”
1”、情報コード(N1、N2、N3)は、N1にコー
ド番号”1”、N2、N3、には、コード番号に使用さ
れていない例えば”0”が加えられ、N1に”1”、N
2に”0”、N3に”0”、この情報コードで格納され
る情報メッセージの格納最大件数Mには”3”、タイト
ル情報に”ニュース”が格納される。また、サブタイト
ル1が”芸能”でサブタイトル番号が”3”の情報が保
存される場合には、メモリ番号8の欄で、階層エリアに
第2の階層を示す”2”、情報コードは、N1にはこの
サブタイトル”芸能”が属するタイトル”ニュース”の
コード番号”1”、N2には”芸能”のコード番号”
3”、N3には”0”、この情報コードで格納される情
報メッセージの格納最大件数Mには”1”、タイトル情
報には”芸能”が格納される。
【0037】また、サブタイトル2が”埼玉”でサブタ
イトル番号が”4”の情報が保存される場合には、メモ
リ番号27の欄で、第3の階層を示す”3”、情報コー
ドとして”埼玉”が属するタイトル(天気)のコード番
号”2”(N1)と、サブタイトル1(関東)のコード
番号”3”(N2)、”埼玉”のコード番号”4”(N
3)が格納され、このコード番号で格納される情報メッ
セージの格納最大件数Mには”1”、タイトル情報に”
埼玉”が格納される。このような構成とすることで、タ
イトルとサブタイトル1、2とに属性をもたせて階層化
して管理することができ、後の読出処理等において容易
に目的の情報を探し出すことができる。
【0038】また、図8に示すように、情報メッセージ
格納エリアは、上記のN1、N2、N3のコード番号3
桁を合わせた情報コードを格納するためのエリアと、各
情報コード毎の各フォルダを区別する番号を格納するた
めのエリアと、受信した情報メッセージの内容部分を格
納する情報メッセージエリアで構成されている。この情
報メッセージ格納エリアに格納される情報メッセージ
は、上記情報コードに対応する情報メッセージが格納さ
れ、例えば、第3階層で管理される情報コード「11
1」のフォルダには、ニュース情報で”日本”に関連す
るもののうちの”政治”に関連する情報メッセージが、
図7のメモリ番号3の格納メッセージ数(M=5)で規
定されるように最大5件まで記憶格納される。このよう
な構成とすることによりタイトル、サブタイトル1、2
で階層化分類して情報メッセージを保存することがで
き、後の読出処理などにおいて容易に目的の情報を捜し
出すことができるとともに、フォルダ毎に格納できるメ
ッセージ件数を設定することでRAMの記憶容量を有効
に活用することができる。
【0039】なお、本例のように、タイトル情報と情報
メッセージの内容部分とをそれぞれのエリアに分けて階
層構造で管理するようにすれば、タイトル情報格納エリ
アをインデックス的に用いて目的の情報を容易に捜し出
し、対応する情報を情報メッセージ格納エリアから容易
に特定して読み出すことができる。但し、タイトル情報
に基づいて情報メッセージを分類して管理できる態様で
あれば、上記のようにタイトル情報と情報メッセージの
内容部分とをそれぞれのエリアに分けて階層構造で管理
することまでは本発明において必須ではなく、他の種々
な態様とすることができる。また、本例ではタイトル情
報格納エリアにおいて格納メッセージ件数(M)を設定
して件数設定手段を構成しているが、タイトル情報毎に
格納メッセージ件数(M)を設定することができればよ
く、情報メッセージ格納エリアに各情報メッセージ毎と
対応付けて設定したり、別途なメモリに設定したり等種
々な態様で件数設定手段を構成することができる。
【0040】図9乃至図15には、上記したページャに
おける受信処理動作の一例を示してある。まず、図9に
おいて、受信部61がID−ROM63に記憶されてい
る自己の呼出番号が含まれるフレームを受信すると(ス
テップS1)、受信したフレームのアドレスフィールド
22の呼出番号とID−ROM63に記憶されている個
別呼出番号との比較をID比較手段73で行い(ステッ
プS2)、比較の結果、両者が一致しない場合には後述
する図10のA以降の処理を行う。一方、両者が一致し
た場合には、続くベクトルフィールド23を参照して個
別メッセージがあるか否かの判断を制御部72で行う
(ステップS3)。メッセージが存在する場合には、受
信した個別メッセージを通常メッセージ抽出手段74に
より抽出して、制御部72が、通常メッセージ格納エリ
ア78に記憶するとともに(ステップS4)、表示駆動
回路66を制御して表示部67に当該メッセージの表示
を行い(ステップS5)、更に、LED68、鳴音部6
9或いは振動部70により呼出があったことの報知動作
を行う(ステップS6)。なお、ステップS3でメッセ
ージが存在しないときは、呼出があったことのみをLE
D68、鳴音部69或いは振動部70により報知する
(ステップS6)。
【0041】上記したように受信呼出番号と自己の個別
呼出番号とが一致しない場合には(ステップS2)、図
10に示す処理が行われる。まず、受信呼出番号とID
−ROM63に記憶されている群呼出番号との比較をI
D比較手段73が行い(ステップS10)、両者が一致
しない場合には、図9のIへ進んで受信動作を終了す
る。一方、両者が一致した場合には、制御部72は、次
に続くベクトルフィールド23を参照して情報メッセー
ジがあるか否か判断を行い(ステップS11)、情報メ
ッセージが存在しいない場合には、図9のIへ進んで受
信動作を終了する。一方、情報メッセージが存在した場
合には、制御部72は、その情報メッセージに対して受
信エラーが発生しているか否かの判断を行い(ステップ
S12)、エラーが発生していた場合にはエラー訂正処
理を行い(ステップS13)、エラーがない場合には次
の識別子241の存在を確認する(ステップS14)。
ここで、エラーの判断及びエラー訂正は、BCH符号、
リードソロモン符号を用いて行うことができる。
【0042】上記ステップS14において識別子241
が存在しない場合には、当該情報メッセージにはタイト
ル情報が付加されていないため、図9のG(ステップS
4)へ進んで受信した情報メッセージを通常の受信メッ
セージと同じく処理する(ステップS4〜ステップS
6)。一方、識別子241が存在する場合には、制御部
72は、図4に示したフォーマットで送信された情報メ
ッセージであると判断し、情報フラグ244の確認を行
う(ステップS15)。この情報フラグ244が「A」
以外のときには後述する図12のC以降の処理が行わ
れ、情報フラグ244が「A」を示す場合には、制御部
72はフォーマット形式がフォーマット1であると認識
し(ステップS16)、後述する図11のB以降の処理
を行う。
【0043】図11のB以降の処理では、まず、受信し
たメッセージに受信エラーが発生していたか否かの判断
が再度なされ(ステップS20)、エラーが発生してい
た場合には、タイトル情報及びタイトルコード番号等に
エラーが存在している可能性があるため図9のIへ進ん
で受信動作を終了する。一方、エラーが発生していなか
った場合には、タイトル情報抽出手段75がタイトル情
報及びこのタイトル情報の情報コードの抽出を行い(ス
テップS21)、次に、制御部72が格納されているタ
イトル情報エリアのメモリ番号1を指定し(ステップS
22)、この指定されたメモリ番号1の情報コード(N
1、N2、N3)を読み出す(ステップS23)。次
に、制御部72が、上記抽出した情報コードと格納され
ている情報コードとの比較を行い(ステップS24)、
一致していない場合には、ステップS25以降の処理を
行い、一致していた場合には、情報メッセージ抽出手段
77により受信した情報メッセージの抽出を行い、制御
部72が、この情報メッセージを上記一致した情報コー
ドに対応する情報メッセージ格納エリアに保存する(ス
テップS42)。
【0044】ここで、この情報メッセージの格納に先立
って、制御部72が、上記一致した情報コードの情報メ
ッセージ格納エリアに既に格納されている情報メッセー
ジの件数と、当該情報コードの情報メッセージ格納エリ
アに対して設定されている格納メッセージ件数(M)と
を比較し(ステップS40)、既に格納されている情報
メッセージ件数が格納メッセージ件数(M)にまで達し
ていないときには、情報メッセージの格納(ステップS
42)をそのまま行う。一方、既に格納されている情報
メッセージ件数が格納メッセージ件数(M)に達してい
るときには、制御部72が、当該情報コードの情報メッ
セージ格納エリアに既に格納されている情報メッセージ
の内で最も古い情報メッセージを消去してメモリ容量を
確保した後に(ステップS41)、情報メッセージの格
納(ステップS42)を行う。これにより、情報コード
毎(すなわち、タイトル情報毎)に格納される情報メッ
セージの最大件数が格納メッセージ件数(M)以下に自
動的に管理され、情報メッセージの種別に応じて無駄な
記憶によるメモリ容量の浪費を回避することができる。
【0045】上記のように情報コード番号が一致しなか
った場合には(ステップS24)、制御部72によって
抽出した情報コードの個々のタイトル番号及びサブタイ
トル番号の比較がなされる。まず、抽出したタイトルコ
ード番号(以下、抽出N1とする)と読み出されたタイ
トルコード番号(以下、格納N1とする)との比較を行
う(ステップS25)。両者が一致しなかった場合に
は、次にメモり番号が存在するか否かの判断がなされ
(ステップS26)、存在する場合には、そのメモリ番
号を指定してJへ進み当該次のメモリ番号について、情
報コード(N1、N2、N3)の読み出し(ステップS
23)以降の処理を繰り返して行う。
【0046】一方、次のメモリ番号が存在しない(すな
わち抽出N1に一致する格納N1が存在しない)場合に
は、この抽出N1は、新規に受信したタイトルであるた
め、制御部72が当該タイトルを管理するためにタイト
ル情報格納エリア(図7)に、この抽出コード番号N1
に第1階層を示す階層情報”1”、N2及びN3に”
0”を付加して情報コード(N1、0、0)とこの情報
コードで送信された情報メッセージを格納できる件数”
M”とを抽出タイトルとともに保存し、この情報コード
に対応する情報メッセージを”M”個保存するためのフ
ォルダをフォルダ作成手段76が情報メッセージ格納エ
リア(図8)に作成する(ステップS28)。
【0047】そして更に、制御部72が抽出したサブタ
イトル1のコード番号(以下、抽出N2とする)が”
0”であるか否かの判断を行い(ステップS29)、”
0”の場合には、上記抽出情報コード(N1、0、0)
に対する情報メッセージの受信であるため、上記ステッ
プS28で作成したフォルダに受信した情報メッセージ
を保存するためにステップS40以降の処理へ移行す
る。一方、”0”以外の場合には、新規に受信したサブ
タイトル1であるため、このサブタイトル1を管理する
ためにタイトル情報格納エリアに上記抽出したN1、N
2、N3(情報コード)に第2階層を示す階層情報”
2”及びこの情報コードで送信された情報メッセージを
格納できる件数”M”とを付加して抽出サブタイトル1
とともに保存し、この情報コードに対する情報メッセー
ジを”M”個保存するためのフォルダを作成する(ステ
ップS30)。
【0048】そして更に、制御部72が抽出したサブタ
イトル2のコード番号(以下、抽出N3とする)が”
0”であるか否かの判断を行い(ステップS31)、”
0”の場合には、上記抽出情報コード(N1、N2、
0)に対する情報メッセージの受信であるため、上記ス
テップS30で作成したフォルダに受信した情報メッセ
ージを保存するためにステップS40以降の処理へ移行
する。一方、”0”以外の場合には、新規に受信したサ
ブタイトル2であるため、このサブタイトル2を管理す
るためにタイトル情報格納エリアに上記抽出したN1、
N2、N3(情報コード)に第3階層を示す階層情報”
3”及びこの情報コードで送信された情報メッセージを
格納できる件数”M”とを付加して抽出サブタイトル2
とともに保存し、この情報コードに対する情報メッセー
ジを”M”個保存するためのフォルダを作成し(ステッ
プS32)、この作成したフォルダに受信情報メッセー
ジを格納するためにステップS40以降の処理へ移行す
る。
【0049】上記ステップS25において抽出N1と格
納N1が一致した場合には、抽出N1は既にタイトル情
報格納エリアに存在しているため、制御部72が、次に
抽出したサブタイトル1のコード番号(以下、抽出N2
とする)と読み出されたサブタイトル1のコード番号
(以下、格納N2とする)との比較を行い(ステップS
33)、一致しない場合には、この抽出N2が”0”で
あるか否かの判断を行う(ステップS34)。この結
果、”0”の場合には、既に存在しているタイトル情報
に対する情報メッセージであるので、このタイトル情報
(情報コード:N1、0、0)に対応する情報メッセー
ジ格納エリア(図8)に受信情報メッセージを保存する
ためにステップS40以降の処理へ移行する。一方、”
0”以外の場合には、新規に受信したサブタイトル1で
あるため、このサブタイトルを管理するためにタイトル
情報格納エリア(図7)に上記抽出コードN1、N2に
第2階層を示す階層情報”2”、N3に”0”を付加し
て情報コード(N1、N2、0)とこの情報コードで送
信された情報メッセージを格納できる件数”M”とをし
て抽出サブタイトルとともに保存し、この情報コードに
対応する情報メッセージを”M”個保存するためのフォ
ルダを情報メッセージ格納エリア(図8)に作成する
(ステップS35)。
【0050】次に、制御部72が、抽出したサブタイト
ル2のコード番号(以下、N3とする)が”0”である
か否かの判断を行い(ステップS36)、”0”の場合
には、上記格納情報コード(N1、N2、0)に対応す
る情報メッセージの受信であるため、上記ステップS3
5で作成したフォルダに受信情報メッセージを保存する
ためにステップS40以降の処理へ移行する。一方、”
0”以外の場合には、新規に受信したサブタイトル2で
あるため、このサブタイトル2を管理するためにタイト
ル情報格納エリアに上記抽出したN1、N2、N3(情
報コード)に第3階層を示す階層情報”3”とこの情報
コードで送信された情報メッセージを格納できる件数”
M”とを付加して抽出サブタイトル2とともに保存し、
この情報コードに対応する情報メッセージを”M”個保
存するためのフォルダを作成して(ステップS37)、
このフォルダに受信情報メッセージを格納するためにス
テップS40以降の処理へ移行する。
【0051】上記ステップS33で抽出N2と格納N2
とが一致した場合には、制御部72が、次に抽出したサ
ブタイトル2のコード番号N3が”0”であるか否かの
判断を行う(ステップS38)。この結果、”0”の場
合には、既に存在しているサブタイトル1に対する情報
メッセージであるのでこのサブタイトル1(情報コー
ド:N1、N2、0)に対応する情報メッセージ格納エ
リア(図8)に受信情報メッセージを保存するためにス
テップS40以降の処理へ移行する。一方、”0”以外
の場合には、新規に受信したサブタイトル2であるた
め、このサブタイトル2を管理するためにタイトル情報
格納エリア(図7)に上記抽出コード番号N1、N2、
N3に第3階層を示す階層情報”3”とこの情報コード
で送信された情報メッセージを格納できる件数”M”と
を付加して情報コード(N1、N2、N3)として抽出
サブタイトル2とともに保存し、この情報コードに対応
する情報メッセージを”M”個保存するためのフォルダ
を情報メッセージ格納エリア(図8)に作成して(ステ
ップS39)、このフォルダに受信情報メッセージを保
存するためにステップS40以降の処理へ移行する。
【0052】また、上述した情報フラグが「A」でなか
った場合には(図10のステップS15)、図12のC
に示す処理が行われる。まず、制御部72によって、上
記情報フラグが「B」であるか否かの確認がなされ(ス
テップS50)、「B」でない場合には、後述する図1
3のD以降の処理がされる。一方、情報フラグが「B」
の場合には、上述したようにフォーマット2であり、情
報メッセージ本文がなくタイトル及びサブタイトルから
なるタイトル情報のみのフォーマットであることを制御
部72が確認する(ステップS51)。
【0053】次に、受信したメッセージにエラーが発生
していたか否かの判断がなされ(ステップS52)、エ
ラーが発生していた場合には、タイトル情報及びタイト
ルコード番号等にエラーが存在している可能性があるた
め図9のIへ進んで受信動作を終了する。一方、エラー
が発生していなかった場合には、タイトル情報抽出手段
75がタイトル情報及びこのタイトル情報の情報コード
の抽出を行い(ステップS53)、次に、格納されてい
るタイトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し(ス
テップS54)、この指定されたメモリ番号1の格納情
報コード(N1、N2、N3)を読み出す(ステップS
55)。次に、上記抽出情報コードのN1(以下、抽出
N1とする)と格納情報コードのN1(以下、格納N1
とする)との比較を行い(ステップS56)、一致しな
かった場合には、次のメモリ番号が存在するか否かの判
断がなされ(ステップS57)、存在する場合には、そ
のメモリ番号を指定して(ステップS58)、Kへ進み
ステップS55以降の処理を繰り返し行う。
【0054】一方、ステップS57で、次のメモリ番号
が存在しない(すなわち抽出N1に一致する格納N1が
存在しない)場合には、この抽出N1は、新規に受信し
たタイトルであるため、このタイトルを管理するために
タイトル情報格納エリア(図7)に、この抽出コード番
号N1に第1階層を示す階層情報”1”、N2及びN3
に”0”を付加して情報コード(N1、0、0)、格納
メッセージ件数(M)及び抽出タイトルとともに保存
し、この情報コードに対応する情報メッセージを保存す
るためのフォルダを情報メッセージ格納エリア(図8)
に作成する(ステップS59)。次に、抽出したサブタ
イトル1のコード番号(以下、抽出N2とする)が送信
コード番号に使用されていない”0”であるか否かの判
断が行われ(ステップS60)、”0”の場合には、新
規タイトル情報に対応するフォルダは既に作成したの
で、図9のIへ進んで受信動作を終了する。
【0055】一方、N2が”0”以外の場合には、新規
に受信したサブタイトル1であるため、このサブタイト
ルを管理するためにタイトル情報格納エリア(図7)に
上記抽出コード番号N1、N2に第2階層を示す階層情
報”2”、N3に”0”を付加して情報コード(N1、
N2、0)、格納メッセージ件数(M)及び抽出サブタ
イトルとともに保存し、この情報コードに対応する情報
メッセージを保存するためのフォルダを情報メッセージ
格納エリア(図8)に作成する(ステップS61)。次
に、抽出したサブタイトル2のコード番号(以下、N3
とする)が”0”であるか否かの判断が行われ(ステッ
プS62)、”0”の場合には、新規タイトル情報に対
応するフォルダは既に作成したので、図9のIへ進んで
受信動作を終了する。
【0056】一方、N3が”0”以外の場合には、新規
に受信したサブタイトル2であるため、このサブタイト
ル2を管理するためにタイトル情報格納エリアに上記抽
出したN1、N2、N3(情報コード)に第3階層を示
す階層情報”3”を付加して格納メッセージ件数(M)
及び抽出サブタイトル2とともに保存し、この情報コー
ドに対する情報メッセージを保存するためのフォルダを
作成し(ステップS63)、図9のIへ進んで受信動作
を終了する。
【0057】上記ステップS56において抽出N1と格
納N1が一致した場合には、抽出N1は既にタイトル情
報格納エリアに存在しているため、次に抽出したサブタ
イトル1のコード番号(以下、抽出N2とする)と読み
出されたサブタイトル1のコード番号(以下、格納N2
とする)との比較を行い(ステップS64)、一致しな
い場合には、この抽出N2が”0”であるか否かの判断
が行われる(ステップS66)。この結果、”0”の場
合には、既に存在しているタイトル情報であるので図9
のIへ進んで受信動作を終了する一方、N2が”0”以
外の場合には、新規に受信したサブタイトル1であるた
め、このサブタイトルを管理するためにタイトル情報格
納エリア(図7)に上記抽出コード番号N1、N2に第
2階層を示す階層情報”2”、N3に”0”を付加して
情報コード(N1、N2、0)、格納メッセージ件数
(M)及び抽出サブタイトルとともに保存し、この情報
コードに対応する情報メッセージを保存するためのフォ
ルダを情報メッセージ格納エリア(図8)に作成する
(ステップS67)。
【0058】次に、抽出したサブタイトル2のコード番
号(以下、N3とする)が”0”であるか否かの判断が
行われ(ステップS68)、N3が”0”の場合には、
既に存在しているタイトル情報であるので図9のIへ進
んで受信動作を終了する。”0”以外の場合には、新規
に受信したサブタイトル2であるため、このサブタイト
ルを管理するためにタイトル情報格納エリア(図7)に
上記抽出コード番号N1、N2、N3に第3階層を示す
階層情報”3”を付加して情報コード(N1、N2、N
3)、格納メッセージ件数(M)及び抽出サブタイトル
とともに保存し、この情報コードに対応する情報メッセ
ージを保存するためのフォルダを情報メッセージ格納エ
リア(図8)に作成する(ステップS68)。
【0059】上記ステップS64で抽出N2と格納N2
とが一致した場合には、次に抽出したサブタイトル2の
コード番号(以下、抽出N3とする)が”0”であるか
否かの判断が行われる(ステップS70)。この結果、
N3が”0”の場合には、既にタイトル及びサブタイト
ル1は存在しているので、図9のIへ進み受信動作を終
了する。一方、”0”以外の場合には、新規に受信した
サブタイトル2であるため、このサブタイトル2を管理
するためにタイトル情報格納エリア(図7)に上記抽出
コード番号N1、N2、N3に第3階層を示す階層情
報”3”を付加して情報コード(N1、N2、N3)、
格納メッセージ件数(M)及び抽出サブタイトル2とと
もに保存し、この情報コードに対応する情報メッセージ
を保存するためのフォルダを情報メッセージ格納エリア
(図8)に作成して(ステップS71)、図9のIへ進
み受信動作を終了する。
【0060】上述した情報フラグが「B」でなかった場
合には(図12のステップS50)、図13のDに示す
処理が行われる。まず、上記情報フラグ「C」であるか
否かの確認がなされ(ステップS80)、「C」でない
場合には、後述する図14のE以降の処理がされる。一
方、情報フラグが「C」の場合には、上述したようにフ
ォーマット2のタイトル及びサブタイトルからなるタイ
トル情報のみのフォーマットであり、タイトル情報の変
更であることを制御部72が確認する(ステップS8
1)。
【0061】次に、受信したメッセージにエラーが発生
していたか否かの判断がなされ(ステップS82)、エ
ラーが発生していた場合には、タイトル情報およびタイ
トルコード番号等にエラーが存在している可能性がある
ため図9のIへ進み受信動作を終了する。一方、エラー
が発生していなかった場合には、タイトル情報抽出手段
75がタイトル情報およびこのタイトル情報の情報コー
ドの抽出を行い(ステップS83)、次に、格納されて
いるタイトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し
(ステップS84)、この指定されたメモリ番号1の格
納情報コード(N1、N2、N3)を読み出す(ステッ
プS85)。そして、上記抽出情報コードとこの読み出
した格納情報コードとの比較を行い(ステップS8
6)、両者が一致していない場合には、次のメモリ番号
が存在するか否かの確認がされ(ステップS87)、存
在しない場合には、上記抽出情報コードに一致する格納
情報コードが存在しないため、図9のIへ進み受信動作
を終了し、次のメモリが存在するときには、そのメモリ
番号を指定して(ステップS88)、ステップS85以
降の処理を繰り返し行う。
【0062】上記のステップS86で両者が一致したと
きには、一致した格納情報コードに対応するタイトル情
報と抽出したタイトル情報との比較を行い(ステップS
89)、一致しない場合には、図7のタイトル情報格納
エリアの上記一致した格納情報コードに対応するタイト
ル情報を受信して抽出したタイトル情報へ変更して(ス
テップS90)、図9のIへ進み受信動作を終了し、抽
出タイトル情報と格納タイトル情報とが一致した場合に
は、タイトル情報の変更をせずに図9のIへ進み受信動
作を終了する。したがって、受信した情報に基づいてタ
イトル情報の変更処理が自動的になされ、利用者は当該
変更処理のための煩雑な操作から解放される。
【0063】上述した情報フラグが「C」でなかった場
合には(図13のステップS80)、図14のEに示す
処理が行われる。まず、上記情報フラグが「D」である
か否かの確認がなされ(ステップS100)、「D」で
ない場合には、後述する図15のF以降の処理がされ
る。一方、情報フラグが「D」の場合には、上述したよ
うにフォーマット2のタイトル及びサブタイトルからな
るタイトル情報のみのフォーマットであり、タイトル情
報の削除であることを制御部72が認識する(ステップ
S101)。
【0064】次に、受信したメッセージにエラーが発生
していたか否かの判断がなされ(ステップS102)、
エラーが発生していた場合には、タイトル情報およびタ
イトルコード番号等にエラーが存在している可能性があ
るため図9のIへ進み受信動作を終了する。一方、エラ
ーが発生していなかった場合には、タイトル情報抽出手
段75がタイトル情報及びこのタイトル情報の情報コー
ドの抽出を行い(ステップS103)、次に格納されて
いるタイトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し
(ステップS104)、この指定されたメモリ番号1の
格納情報コード(N1、N2、N3)を読み出す(ステ
ップS105)。そして、上記抽出情報コードとこの読
み出した格納情報コードとの比較を行い(ステップS1
06)、両者が一致していない場合には、次のメモリ番
号が存在するか否かの確認がされ(ステップS10
7)、存在しない場合には、上記抽出情報コードに一致
する格納情報コードが存在しないため、図9のIへ進み
受信動作を終了し、次のメモリが存在するときには、そ
のメモリ番号を指定して(ステップS108)、ステッ
プS105以降の処理を繰り返し行う。
【0065】上記のステップS106で両者が一致した
ときには、一致した格納情報コードに対応するタイトル
情報と抽出したタイトル情報との比較を行い(ステップ
S109)、一致しない場合には、タイトル情報および
フォルダの消去処理を行わずに図9のIへ進み受信動作
を終了する。一方、抽出タイトル情報コードと格納タイ
トル情報コードとが一致した場合には、図7のタイトル
情報格納エリアの上記一致した格納情報コード及びこれ
に対応するタイトル情報の消去処理を行い、更にこの格
納情報コードに対応するコードを持つ図8の情報メッセ
ージ格納エリア部分についても消去処理を行う(ステッ
プS110)。次に、この消去したタイトル情報が更に
下層のサブタイトルを示す場合には(ステップS11
1)、このタイトル情報に属する全てのタイトル情報お
よびフォルダの消去処理を行ない(ステップS11
2)、図9のIへ進み受信動作を終了する。したがっ
て、受信した情報に基づいてタイトル情報の消去処理が
自動的になされ、利用者は当該消去処理のための煩雑な
操作から解放される。
【0066】上述した情報フラグ「D」でなかった場合
には(図14のステップS100)、図15のFに示す
処理が行われる。まず、上記情報フラグが「E」である
か否かの確認がなされ(ステップS120)、「E」で
ない場合には、存在しない情報フラグであるため、エラ
ーであると判断して、図9のIへ進み受信動作を終了す
る。一方、情報フラグが「E」の場合には、上述したよ
うにフォーマット3のタイトル情報コード及び情報メッ
セージからなるフォーマットであることを制御部72が
認識する(ステップS121)。
【0067】ここでは、タイトル情報の格納、フォルダ
の作成、タイトル情報の変更、削除等の処理とは違い、
既に格納されていると同一のタイトル情報の情報メッセ
ージが送信されているので、受信したメッセージにエラ
ーが発生したか否かの判断を行わずに、次に、タイトル
情報抽出手段75がタイトル情報から情報コードの抽出
を行い(ステップS122)、次に、格納されているタ
イトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し(ステッ
プS123)、この指定されたメモリ番号1の格納情報
コード(N1、N2、N3)を読み出す(ステップS1
24)。そして、上記抽出情報コードとこの読み出した
格納情報コードとの比較を行い(ステップS125)、
両者が一致していない場合には、次のメモリ番号が存在
するか否かの確認がされ(ステップS126)、存在し
ない場合には、上記抽出情報コードに一致する格納情報
コードが存在しないため、図9のIへ進み受信動作を終
了し、次のメモリが存在するときには、そのメモリ番号
を指定して(ステップS127)、ステップS124以
降の処理を繰り返し行う。
【0068】一方、ステップS125で両者が一致した
ときには、エラーが発生したか否かの判断が行われ(ス
テップS128)、エラーが発生していた場合には、こ
の受信した情報メッセージにエラーが発生していること
を示す識別子を付加して(ステップS129)、上記情
報コードに対応する図8の情報メッセージ格納エリアに
エラー識別子とともに受信メッセージの格納処理を行
い、一方、エラーが発生していなかった場合には、受信
した情報メッセージをそのまま格納し(ステップS13
2)、図9のIへ進み受信動作を終了する。
【0069】ここで、この情報メッセージの格納(ステ
ップS132)に先立って、制御部72が、上記一致し
た情報コードの情報メッセージ格納エリアに既に格納さ
れている情報メッセージの件数と、当該情報コードの情
報メッセージ格納エリアに対して設定されている格納メ
ッセージ件数(M)とを比較し(ステップS130)、
既に格納されている情報メッセージ件数が格納メッセー
ジ件数(M)にまで達していないときには、情報メッセ
ージの格納(ステップS132)をそのまま行う。一
方、既に格納されている情報メッセージ件数が格納メッ
セージ件数(M)に達しているときには、制御部72
が、当該情報コードの情報メッセージ格納エリアに既に
格納されている情報メッセージの内で最も古い情報メッ
セージを消去してメモリ容量を確保した後に(ステップ
S131)、情報メッセージの格納(ステップS13
2)を行う。これにより、情報コード毎(すなわち、タ
イトル情報毎)に格納される情報メッセージの最大件数
が格納メッセージ件数(M)以下に自動的に管理され、
情報メッセージの種別に応じて無駄な記憶によるメモリ
容量の浪費を回避することができる。
【0070】上記の説明では、送信メッセージに含まれ
る格納メッセージ件数(M)により、タイトル情報毎に
メモリに格納できる情報メッセージ件数を設定する例を
示したが、ユーザがそれぞれのタイトル情報に対して格
納メッセージ件数(M)を設定するようにしてもよい。
具体的には、図5に示す操作部71からのユーザ操作に
基づいて、制御部72がタイトル情報をメモリ65から
読み出して表示部67に表示し、この表示タイトルに対
して、操作部71からユーザによる格納メッセージ件数
(M)の入力を受け付けて、この格納メッセージ件数
(M)を制御部72がメモリ65に設定するようにすれ
ばよい。
【0071】このようにユーザ設定を可能ならしめるこ
とにより、ユーザの必要に応じて、タイトル情報毎に格
納メッセージ件数を設定することができるため、ユーザ
が不必要なタイトル情報の情報メッセージをメモリに格
納せずに、必要なタイトル情報の情報メッセージにより
多くの格納保存することができ、メモリ容量の有効利用
が図られるとともに使い勝手が向上する。なお、上記の
実施形態で示したように格納メッセージ件数(M)を受
信して自動設定する機能と、格納メッセージ件数(M)
をユーザ操作により設定する機能とを両方備えるように
してもよく、この場合には、受信による自動設定とユー
ザ操作による設定とのいずれかを選択的に停止させる或
いは優先的に機能させるようにすればよい。
【0072】上記の説明では本発明をページャに適用し
た例を示したが、本発明はページャに限らず、無線選択
呼出機能を持つ、例えば、携帯電話機、ラジオ受信機等
といった種々な形態で実施することもできる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、従来ではユーザが
フォーマットデータおよびファイル名を設定しなければ
情報メッセージの分類及び保存を行えなかったが、本発
明によると、タイトル情報を基に受信した情報メッセー
ジを自動的に分類して保存することができ、しかも、タ
イトル情報毎に必要な情報メッセージ格納件数を設定す
ることができるため、メモリ容量の有効利用を図るとと
もに、ユーザの使い勝手の向上を図ることができる。ま
た、ユーザがタイトル情報毎に格納メッセージ件数を設
定することができるため、不必要なタイトル情報の情報
メッセージをメモリに格納せずに、必要なタイトル情報
の情報メッセージにより多くのメッセージ格納エリアを
割り当てることができると言ったように、メモリ容量の
有効利用を図るとともに使い勝手の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る選択呼出通信シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る送出フレームの構
成を説明する図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るメッセージフィー
ルドの構成を説明する図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係るメッセージフィー
ルドに挿入される情報メッセージの構成を説明する図で
ある。
【図5】 本発明の一実施形態に係るページャの構成を
示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る情報メッセージの
階層化概念を説明する図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係るタイトル情報格納
エリアの構成を説明する図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係る情報メッセージ格
納エリアの構成を説明する図である。
【図9】 本発明一実施形態に係るページャの受信処理
の一例を示すフローチャートである。
【図10】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図12】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図13】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図14】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図15】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・情報提供会社、 4・・・中央局、 5A〜5
N・・・基地局、6A〜6N・・・ページャ、 24・
・・メッセージフィールド、61・・・受信部、 63
・・・ID−ROM、 65・・・RAM、67・・・
表示部、 72・・・制御部、 73・・・ID比較手
段、74・・・通常メッセージ抽出手段、 75・・・
タイトル情報抽出手段、76・・・フォルダ作成手段、
77・・・情報メッセージ抽出手段、78・・・通常
メッセージ格納エリア、 79・・・受信情報格納エリ
ア、245・・・情報タイトル、 246・・・情報メ
ッセージ本文、N1、N2、N3・・・タイトルコード
番号、M・・・格納メッセージ件数、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線選択呼出受信機に共通して情
    報メッセージを提供するための群呼出番号を無線受信し
    て、受信した群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番
    号と一致した場合に、当該群呼出番号に対応して受信し
    た情報メッセージを記憶手段に格納する無線選択呼出受
    信機において、 受信した情報メッセージをそのタイトル情報に基づいて
    分類して記憶手段に格納する格納手段と、 タイトル情報に対して記憶手段に格納する情報メッセー
    ジ件数を設定する件数設定手段と、 件数設定手段により設定されているメッセージ件数と記
    憶手段に既に格納されている情報メッセージ件数とを比
    較して設定されているメッセージ件数に達している場合
    には、記憶手段に既に格納されている情報メッセージを
    古い順に消去して格納手段に受信情報メッセージの前記
    格納処理を行わせる制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、 情報メッセージはそのタイトル情報と件数設定手段が保
    持する情報メッセージ件数とが付加されて無線送信さ
    れ、 タイトル情報には分類に用いるタイトルが含まれ、情報
    メッセージ件数は格納手段がタイトル毎に分類して記憶
    手段に格納し得る最大のメッセージ件数であることを特
    徴とする無線選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、 情報メッセージはそのタイトル情報と件数設定手段が保
    持する情報メッセージ件数とが付加されて無線送信さ
    れ、 タイトル情報には分類に用いるタイトル及びサブタイト
    ルが含まれ、情報メッセージ件数はタイトル及びサブタ
    イトルで階層的に分類されるフォルダ毎に記憶手段に格
    納し得る最大のメッセージ件数であることを特徴とする
    無線選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、 ユーザ操作によって入力された情報メッセージ件数を受
    け付ける入力手段を備え、 件数設定手段は当該入力された情報メッセージ件数を制
    御手段による前記格納制御に供するために保持すること
    を特徴とする無線選択呼出受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091838A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Toshiba Corp データ処理システム及び記憶媒体
JP2007135042A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Honda Motor Co Ltd 情報配信システム、このシステムを構成する車両及び放送装置並びに関連情報出力方法

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