JPH11168766A - メッセージ受信機 - Google Patents

メッセージ受信機

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Publication number
JPH11168766A
JPH11168766A JP9364529A JP36452997A JPH11168766A JP H11168766 A JPH11168766 A JP H11168766A JP 9364529 A JP9364529 A JP 9364529A JP 36452997 A JP36452997 A JP 36452997A JP H11168766 A JPH11168766 A JP H11168766A
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JP
Japan
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information
title
message
call number
group call
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Application number
JP9364529A
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English (en)
Inventor
Yoichi Murakami
陽一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受信情報メッセージを自動的に分類管理、表
示出力する。 【解決手段】 個別選択呼出番号と群呼出番号とを無線
受信して、呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と
一致した場合に、メッセージをメモリ65に格納し、表
示部67に表示する表示機能付選択呼出受信機におい
て、選択呼出受信機に共通な情報メッセージを提供する
ための群呼出番号及び情報メッセージ及びそのタイトル
情報を含む無線信号を受信部61で受信すると、群呼出
番号と呼出番号記憶メモリ63が記憶する自己の群呼出
番号とを比較し両者が一致した場合に、タイトル抽出手
段75がタイトル情報を抽出し、情報メッセージ抽出手
段77が情報メッセージを抽出し、タイトル情報と情報
メッセージとをメモリ65に記憶する。そして、記憶さ
れたタイトル情報を表示する際、当該タイトルに対応付
けて格納されている情報メッセージに関するタイトル関
連情報を表示部67に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、群呼出による共通
情報メッセージの提供を行う選択呼出通信システムに関
し、特に、無線送信されてきた情報メッセージを受信し
て、記憶手段にタイトル毎に分類して格納し、また、当
該タイトルと共に情報メッセージの数等と言ったタイト
ル関連情報を表示出力するメッセージ受信機に関する。
また、本発明は、自己宛てのメッセージを無線受信する
とLCD等の表示器に当該メッセージを表示する選択呼
出受信機に関し、特に、受信した情報メッセージをタイ
トルに従って自動的に分類して記憶し、当該タイトルと
共に情報メッセージの数等と言ったタイトル関連情報を
表示出力する選択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線選択呼出通信システムは、数
字情報のみならず平仮名や漢字等の文字情報をも送信可
能になり、単に個人宛てにメッセージを送るだけでな
く、情報提供会社が提供するニュース、株価、天気等の
各種情報を多数の利用者へ送信可能となっている。無線
選択呼出通信システムにおいて、上記提供された天気情
報等は共通の呼出番号(群呼出番号)宛てに無線送信さ
れ、この群呼出番号をもつ複数の選択呼出受信機が上記
情報を受信して表示する情報提供サービスが行われてい
る。
【0003】このような情報提供サービスを行うため
に、例えば特公平5−35933号公報には、2つのコ
ードのうちの1つを個別選択呼出サービスに使用し、他
の1つを情報提供サービスに使用する発明が開示されて
いる。しかしながら、この発明にあっては、選択呼出受
信機は情報提供会社からの各種サービス情報を受信して
も、当該サービス情報(情報メッセージ)は個人宛ての
通常のメッセージと同じメモリエリアに格納するため、
格納された情報メッセージのうちの特定の情報メッセー
ジだけを表示出力させて見たい時でも、個人宛ての通常
のメッセージと情報メッセージとが混在して表示されて
しまい、目的を達成するためには受信者が表示切替操作
を繰り返し行わなければならず、極めて使い勝手が悪い
という問題があった。
【0004】このような問題点を解決するために、例え
ば特開平8−19027号公報には、利用者がキー操作
によりメッセージメモリに記憶されている任意のメッセ
ージを読み出して、フォーマット及びファイル名を任意
に設定してフォーマットメッセージメモリに登録可能と
し、これによって、利用者が自由に受信メッセージを分
類して保存させることができるようにしてファイル管理
を容易化し、また、受信メッセージを登録したフォーマ
ットデータに基づいて自動的に分類して保存することが
できるメッセージデータ受信装置が開示されている。
【0005】しかしながら、このメッセージデータ受信
装置にあっては、メッセージメモリに記憶されているメ
ッセージを読み出してフォーマット及びファイル名をフ
ォーマットメッセージメモリに予め登録しておかなけれ
ば、受信メッセージを自動的に分類して保存することが
できず、相変わらず利用者は分類のための煩雑な操作を
行わなければならないという問題があった。また、受信
したメッセージがサービス情報に係る情報メッセージで
あっても、フォーマット及びファイル名が登録されてい
ないと、個人宛ての通常のメッセージを格納するメモリ
エリアに記憶されるため、個人宛てのメッセージを記憶
するためのメモリ容量が減少し、多くの情報メッセージ
を記憶保持してしまう場合には、個人宛てのメッセージ
を受信しても記憶表示させることができない事態も生じ
てしまうという問題もあった。
【0006】また、特公昭64−1985号公報には、
受信したメッセージが何件記憶されているかを利用者に
把握させるために、記憶された最新のメッセージを表示
する時に記憶しているメッセージ数を表示する無線選択
呼出受信機が開示されている。しかしながら、この無線
選択呼出受信機にあっては、メッセージを表示しなけれ
ば記憶されているメッセージの件数が表示されないた
め、このようなメッセージの表示を行うに先立って、表
示操作の対象となるメッセージが何件記憶されているか
を利用者が把握することができず、簡単に記憶メッセー
ジの件数を把握することができなかった。特に、タイト
ル毎にメッセージを分類して記憶させた場合、更には、
タイトルを階層化してメッセージを記憶させた場合に
は、結局は、或るタイトル内の或るメッセージを表示さ
せた時に、当該タイトル内の記憶メッセージ数が表示さ
れるだけであるので、各タイトルファイルを順次開けて
メッセージを表示させるという煩雑な操作を繰り返し行
わなければ、記憶メッセージが何件あるかを把握するこ
とができないと言う問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の事
情に鑑みなされたもので、受信した情報メッセージの記
憶管理と、情報メッセージの記憶状況の把握とを容易に
行うことができるメッセージ受信機及び表示機能付選択
呼出受信機を提供することを目的とする。また、本発明
は、個別呼出と群呼出とを実現し、受信した情報メッセ
ージの記憶管理と、情報メッセージの記憶状況の把握と
を容易に行うことができる表示機能付選択呼出受信機を
提供することを目的とする。なお、本発明の更なる具体
的な目的は、以下の説明において記載するところであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信した情報
メッセージをタイトル情報に基づいて自動的に分類して
記憶管理し、このタイトルと共に、情報メッセージが何
件記憶されているか、その情報メッセージの内で何件が
未だに読み出し表示されていないか、当該タイトルの下
位階層に更にタイトルが存在するか否かと言った記憶さ
れた情報メッセージに関するタイトル関連情報を表示出
力して、受信した情報メッセージの記憶管理と、情報メ
ッセージの記憶状況の把握とを利用者が容易に行えるよ
うにしている。
【0009】すなわち、本発明に係るメッセージ受信機
は、群呼出番号を無線受信して、受信した群呼出番号が
自己に割り当てられた呼出番号と一致した場合に、当該
群呼出番号に対応して受信したメッセージを記憶手段に
格納するメッセージ受信機であり、メッセージ受信機に
共通な情報メッセージを提供するための群呼出番号を受
信すると、格納手段が、当該群呼出番号に対応して受信
した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、当該情
報メッセージを分類して記憶手段に格納し、表示手段が
タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて格納
されている情報メッセージ数を表示出力する。これによ
り、利用者の煩雑な操作を要することなく、受信した情
報メッセージが自動的にタイトルで分類されて記憶管理
され、タイトル情報を表示する際には、当該タイトル情
報に基づいて格納されている情報メッセージ数が表示さ
れ、受信した情報メッセージの記憶管理と、情報メッセ
ージの記憶件数の把握とが利用者によって容易に行わ
れ、情報メッセージを表示させるに先立って予めどのぐ
らいの情報メッセージが記憶されているか、メモリ管理
のために記憶された情報メッセージの消去整理の必要性
がどの程度か等が一目で把握される。
【0010】また、本発明に係るメッセージ受信機で
は、表示手段がタイトル情報と共に当該タイトル情報に
対応付けて格納されている情報メッセージの内で未だ表
示出力されていない情報メッセージ数を表示出力する。
これにより、利用者の煩雑な操作を要することなく、受
信した情報メッセージが自動的にタイトルで分類されて
記憶管理され、タイトル情報を表示する際には、当該タ
イトル情報に基づいて格納されている未読み出しの情報
メッセージ数が表示され、受信した情報メッセージの記
憶管理と、表示出力の必要性が高い情報メッセージの件
数の把握とが利用者によって容易に行われ、情報メッセ
ージを表示させるに先立って予め優先度が高い情報メッ
セージがどのぐらい記憶されているか等が一目で把握さ
れる。
【0011】また、本発明に係るメッセージ受信機で
は、表示手段がタイトル情報と共に当該タイトル情報に
対応付けて格納されている情報メッセージ数及び当該情
報メッセージの内で未だ表示出力されていない情報メッ
セージ数を表示出力する。これにより、利用者の煩雑な
操作を要することなく、受信した情報メッセージが自動
的にタイトルで分類されて記憶管理され、タイトル情報
を表示する際には、当該タイトル情報に基づいて格納さ
れている情報メッセージ数に対して未読み出しの情報メ
ッセージ数が表示され、受信した情報メッセージの記憶
管理と、記憶されている件数に対して表示出力の必要性
が高い情報メッセージの割合が把握とが利用者によって
容易に行われ、情報メッセージを表示させるに先立って
予め優先度が高い情報メッセージがどのぐらい記憶され
ているか、メモリ管理のために記憶された情報メッセー
ジの消去整理の必要性がどの程度か等が一目で把握され
る。
【0012】また、本発明に係るメッセージ受信機で
は、タイトル情報が上位階層のタイトルに下位階層のタ
イトルを関連付けた階層構造に構成され、該タイトル情
報を受信すると、格納手段は該タイトルに基づいて情報
メッセージを階層化して記憶手段に格納する。これによ
り、利用者の煩雑な操作を要することなく、受信した情
報メッセージが自動的に各階層毎のタイトルで分類され
て記憶管理され、各階層のタイトルを表示する際には、
当該タイトルに基づいて格納されている情報メッセージ
数や未読み出し件数が表示され、利用者の煩雑な操作を
要することなく、読出表示処理において個々の情報メッ
セージが発見し易い体系で管理されるとともに、上記の
ように表示優先度が高い情報メッセージがどのぐらい記
憶されているか、記憶された情報メッセージの消去整理
の必要性がどの程度か等が各階層のタイトル毎に一目で
把握される。
【0013】また、本発明に係るメッセージ受信機で
は、表示手段がタイトルと共に当該タイトルの下位階層
のタイトルが存在するか否かを示す情報を表示出力す
る。これにより、情報メッセージを表示させるに先立っ
て予め下位階層に情報メッセージが記憶されているか等
も一目で把握される。また、本発明に係るメッセージ受
信機では、下位階層タイトルの存否情報は下位階層タイ
トルの数であり、これにより、情報メッセージを表示さ
せるに先立って予め下位階層のメッセージファイルがど
のくらい記憶されているか等も一目で把握される。ま
た、本発明に係るメッセージ受信機では、下位階層タイ
トルの存否情報は下位階層タイトルに対応付けて格納さ
れている情報メッセージ数であり、これにより、情報メ
ッセージを表示させるに先立って予め下位階層に情報メ
ッセージがどのくらい記憶されているか等も一目で把握
される。
【0014】また、本発明に係るメッセージ受信機は、
群呼出番号を無線受信して、受信した群呼出番号が自己
に割り当てられた呼出番号と一致した場合に、当該群呼
出番号に対応して受信したメッセージを記憶手段に格納
するメッセージ受信機であり、メッセージ受信機に共通
な情報メッセージを提供するための群呼出番号を受信す
ると、当該群呼出番号に対応して受信した情報メッセー
ジのタイトル情報に基づいて、当該情報メッセージを分
類して前記記憶手段に格納する格納手段と、タイトル情
報と共に当該タイトル情報に対応付けて格納されている
情報メッセージ数、当該情報メッセージの内で未だ表示
出力されていない情報メッセージ数、当該タイトルの更
に下位階層のタイトルが存在するか否かを示す情報等を
表示出力する表示手段と、を備え、格納手段は該タイト
ル情報を受信すると該タイトルに基づいて情報メッセー
ジを階層化して記憶手段に格納する。そして、表示出力
されたタイトル情報に対する利用者からの指示がある
と、表示手段は当該指示に応じて下位階層のタイトル情
報を表示出力し、当該下位階層のタイトルと共に当該タ
イトルに対応付けて格納されている情報メッセージ数、
当該情報メッセージの内で未だ表示出力されていない情
報メッセージ数、当該タイトルの更に下位階層のタイト
ルが存在するか否かを示す情報等を表示出力する。これ
により、利用者は階層化構造のタイトルをめくることに
より、各タイトル毎に上記のように情報メッセージがど
のぐらい記憶されているか、記憶された情報メッセージ
の消去整理の必要性がどの程度か等を一目で把握するこ
とができる。
【0015】また、本発明に係るメッセージ受信機は、
更に具体的な一例として、選択呼出受信機に共通な情報
メッセージを提供するための群呼出番号に引き続いて情
報メッセージを受信すると、当該情報メッセージのタイ
トルに従って当該当該情報メッセージを分類するタイト
ル分類手段と、受信した情報メッセージに更にタイトル
に続く下位階層のサブタイトルが存在する場合には、当
該下位階層のサブタイトルに従って当該情報メッセージ
を分類するサブタイトル分類手段と、タイトルあるいは
サブタイトルに従って分類された情報メッセージを記憶
する記憶手段と、タイトルあるいはサブタイトルと共に
当該タイトルあるいはサブタイトルに従って記憶された
情報メッセージ数、当該情報メッセージの内で未だ表示
出力されていない情報メッセージ数、当該タイトルの更
に下位階層のタイトルが存在するか否かを示す情報等を
表示器に表示出力する表示手段と、を備えて構成され
る。これにより、上記のように利用者の煩雑な操作を要
することなく、読出表示処理において個々の情報メッセ
ージが発見し易い体系で自動的に管理されるとともに、
情報メッセージがどのぐらい記憶されているか、記憶さ
れた情報メッセージの消去整理の必要性がどの程度か等
が各階層のタイトル毎に一目で把握される。
【0016】また、本発明に係るメッセージ受信機は、
更に具体的な一例として、群呼出番号を無線受信して、
受信した群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と
一致した場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメ
ッセージを記憶手段に格納し、表示器に表示するメッセ
ージ受信機において、メッセージ受信機に共通な情報メ
ッセージを提供するための群呼出番号及び情報メッセー
ジ及び情報メッセージのタイトル情報を含む無線信号を
受信する受信手段と、自己に割り当てられた群呼出番号
を記憶する呼出番号記憶手段と、受信手段で受信した群
呼出番号と呼出番号記憶手段が記憶する自己の群呼出番
号とを比較する比較手段と、比較の結果、受信した群呼
出番号と自己の呼出番号とが一致した場合に、タイトル
情報を抽出するタイトル抽出手段と、比較の結果、受信
した群呼出番号と自己の呼出番号とが一致した場合に、
情報メッセージを抽出する情報メッセージ抽出手段と、
抽出されたタイトル情報と情報メッセージとを記憶する
ための格納エリアを記憶手段に作成して、当該格納エリ
アに当該タイトル情報及び情報メッセージを記憶させる
手段と、記憶手段に記憶されたタイトル情報を表示する
際に、当該タイトル情報に基づいて格納されている情報
メッセージ数を表示器に表示する手段と、を備えて構成
される。
【0017】また、本発明に係るメッセージ受信機で
は、複数のタイトル情報及び当該タイトルに対応付けて
格納されている情報メッセージに関するタイトル関連情
報が同一の画面に表示出力される。これにより、複数の
タイトル(階層化されている場合には複数のサブタイト
ル)について、各タイトルに対応付けて格納されている
情報メッセージ数、当該情報メッセージの内で未だ表示
出力されていない情報メッセージ数、各タイトルの更に
下位階層のタイトルが存在するか否かを示す情報等のタ
イトル関連情報が一目で把握される。
【0018】また、本発明は、更に具体的な一例とし
て、個別選択呼出番号及び個別宛先のメッセージを受信
して記憶表示するページャ等の表示機能付選択呼出受信
機において実施され、選択呼出受信機に共通な情報メッ
セージを提供するための群呼出番号及び情報メッセージ
及び情報メッセージのタイトル情報を含む無線信号を受
信する受信手段と、自己に割り当てられた群呼出番号を
記憶する呼出番号記憶手段と、受信手段で受信した群呼
出番号と前記呼出番号記憶手段が記憶する自己の群呼出
番号とを比較する比較手段と、比較の結果、受信した群
呼出番号と自己の呼出番号とが一致した場合に、タイト
ル情報を抽出するタイトル抽出手段と、比較の結果、受
信した群呼出番号と自己の呼出番号とが一致した場合
に、情報メッセージを抽出する情報メッセージ抽出手段
と、抽出されたタイトル情報と情報メッセージとを前記
記憶手段に記憶させる手段と、記憶手段に記憶されたタ
イトル情報を表示する際に、当該タイトルに対応付けて
格納されている情報メッセージに関するタイトル関連情
報を表示器に表示する手段と、を備えて構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を、表示機能付選択呼出受
信機(或いは、メッセージ受信機)としてページャを用
いた無線選択呼出通信システムの一実施形態を用いて詳
しく説明する。本例の無線選択呼出通信システムは、図
1に示すように、情報提供会社1、電話機2、電話網
3、中央局4、基地局5A、5B、・・・、5N、ペー
ジャ6A、6B、・・・6Nで構成されている。このシ
ステム構成において、情報提供会社1が作成した情報メ
ッセージまたは電話機2あるいは別の入力装置(図示せ
ず、例えば携帯電話、パーソナルコンピュータ等)から
の個別呼出のための通常のメッセージが電話網3を介し
て中央局4に送信される。
【0020】中央局4は上記の情報メッセージやメッセ
ージの送信相手の呼出番号及びメッセージ信号を無線通
信システムに適したプロトコルに変換して複数の基地局
5A〜5Nへ送信する。なお、無線通信システムに適し
たプロトコルとしては、例えばPOCSAG(Post Off
ice Code Standardization Advisory Group)、NTT
方式、RCR STD−42Aに規定されているFLE
X−TD RADIOPAGING SYSTEM(以
下FLEX−TDとする)等のプロトコルがあるが本発
明は他の形式にも利用することができる。
【0021】基地局5A〜5Nは上記のように変換され
たデータを予め決められたデータ伝送速度(例えばFL
EX−TDでは、1600bps(ビット毎秒)、320
0bpsあるいは6400bps)の無線信号で複数のページ
ャ6A〜6Nに送信する。ページャ6A〜6Nは上記の
無線信号を受信して、この無線信号中に自己に割り当て
られた呼出番号と一致する信号を検出した時に、呼出報
知及び受信したメッセージ内容の表示を行う。
【0022】次に、図2を用いて基地局5A〜5Nから
送信される無線信号のフレームフォーマットの一例を説
明する。同図に示すように、送信フレームフォーマット
は、同期部20、ブロック情報(BI)21、アドレス
フィールド(AF)22、ベクトルフィールド(VF)
23、メッセージフィールド(MF)24で構成され
る。同期部20は、「1」と「0」とのパターンで構成
され、ページャ6A〜6Nに対して同期のタイミングを
与える信号である。ブロック情報21は、フレーム及び
システム構成の情報を含み、アドレスフィールド22の
起点、ベクトルフィールド23の起点、トラフィックが
次のフレームへ続くことを示す情報等からなるフィール
ドである。アドレスフィールド22は、特定のページャ
を呼び出す個別呼出番号または情報提供会社1からの情
報を共通して受信することができるページャを特定する
ための群呼出番号が1つ以上格納されるフィールドであ
る。ベクトルフィールド22は、上記の個別呼出番号或
いは群呼出番号に対応するメッセージ或いは情報メッセ
ージが次に続くメッセージフィールド24のどの位置に
格納されているかの情報、そのメッセージ内容の長さを
示す情報、メッセージ内容が文字、メッセージ内容が英
数字、メッセージ内容が16進/2進であることを示す
等のメッセージのタイプを示す情報等が格納されるフィ
ールドである。メッセージフィールド23は、個別呼出
番号或いは群呼出番号に対応するメッセージ或いは情報
メッセージが格納されるフィールドである。
【0023】次に、ページャに情報提供会社1からの共
通情報を提供するための群呼出番号がアドレスフィール
ド22に格納された場合の、メッセージフィールド24
のフォーマットの一例を図3を用いて説明する。図3
(a)に示すように、メッセージフィールド24は、識
別子241、信号種別242、メッセージ通番243、
情報フラグ244、情報タイトルフィールド245、情
報メッセージ本文フィールド246で構成される。識別
子241は当該メッセージフィールド24が後述するタ
イトル情報を含んでいるか否かを区別するためのもので
あり、信号種別242はこのメッセージフィールド24
が情報提供会社1からの情報を提供するための情報メッ
セージであることを示すものであり、メッセージ通番2
43は情報メッセージの送信毎に付けられる通し番号で
ある。
【0024】情報フラグ244は、後述するように情報
提供を行うためのメッセージフィールド24のフォーマ
ット種別及びその働きを示すものである。情報タイトル
フィールド245には後述するように情報提供会社1等
が作成した情報メッセージの分類及び保存に用いられる
タイトル情報が挿入され、情報メッセージ本文フィール
ド246には情報提供会社1等が作成した情報メッセー
ジ本文(文字等で記述されたメッセージの内容)が挿入
される。
【0025】更に、図3(b)に示すように、情報タイ
トルフィールド245は、タイトルのコード番号(以
下、N1とする)とタイトル(すなわち、タイトルの内
容)、サブタイトル1のコード番号(以下、N2とす
る)とサブタイトル1、サブタイトル2のコード番号
(以下、N3とする)とサブタイトル2を挿入するフィ
ールドで構成されている。なお、N1、N2、N3はそ
れぞれのタイトル、サブタイトルに付与されるコード番
号であり、タイトル及びサブタイトルは本文内容の見出
しのような文字列である。この情報タイトルは図6に示
すように自動的に情報メッセージを分類して保存するた
めに用いられるものである。ここに、コード番号N1の
タイトルは最上位階層のタイトルであり、コード番号N
のサブタイトル1はその下位階層のタイトルであり、コ
ード番号N3のサブタイトル2は更にその下位階層のタ
イトルである。
【0026】なお、個別呼出用の通常のメッセージの場
合には、信号種別242によって情報メッセージとは異
なる通常のメッセージであることが示され、また、情報
メッセージ本文フィールド246には呼出者が作成した
メッセージ内容が挿入される。また、このような通常の
メッセージは、ページャ6A〜6Nで情報メッセージと
は異なるものとして取り扱われ、後述するように通常メ
ッセージ格納用に確保されたメモリエリアに記憶され
る。
【0027】次に、図4を参照して、本例において情報
メッセージのメッセージフィールド24に適用されるフ
ォーマット例を説明する。本例においては3種類のフォ
ーマットがあり、図4(a)〜(c)に示すように、識
別子241、信号種別242、メッセージ通番243、
情報フラグ244は各フォーマットに共通して用いられ
る。図4(a)に示すフォーマットは、タイトル、サブ
タイトル1、サブタイトル2とそれぞれのコード番号
(N1〜N3)及び情報本文フィールド246を含んで
構成されており(以下、フォーマット1とする)、通常
用いられるフォーマットである。図4(b)に示すフォ
ーマットは、タイトルのみを送信する場合に用いられる
フォーマットであり(以下、フォーマット2とする)、
タイトルのみの作成、タイトルの変更、タイトルの削除
等に用いられる。図4(c)に示すフォーマットは、上
記図4(a)で送信されたフォーマットと同一のタイト
ル、サブタイトル1及びサブタイトル2の情報メッセー
ジを送信するときに、タイトル情報としてタイトル、サ
ブタイトル1及びサブタイトル2の内容部分は省略して
それらのコード番号(N1〜N3)のみを情報メッセー
ジ本文246と送信するフォーマットであり(以下、フ
ォーマット3とする)、これによって送信データ量を削
減するものである。なお、上記した各フォーマットにお
いて、サブタイトル1、2及びN1、N2がフォーマッ
トに含まれていない場合にには、情報メッセージ本文2
46が左側へつめられる。
【0028】このような3種のフォーマット1〜3をペ
ージャ6A〜6Nが識別するために、上述した情報フラ
グ244が用いられる。この情報フラグ244の構成と
働きを表1に示す。具体的には、情報フラグ244には
5つの働きがあり、情報フラグ244が「A」のときに
はフォーマット1を示し、「B」のときにはフォーマッ
ト2を示し、「C」のときにはフォーマット2であって
更にページャが受信しているタイトル、サブタイトル
1、2の変更を示し、「D」のときにはフォーマット2
であって更にページャが受信しているタイトル、サブタ
イトル1、2及びこれに対応して記憶している情報メッ
セージ本文の削除を示し、「E」ときにはフォーマット
3を示す。
【0029】
【表1】
【0030】図5には、本例のページャ(表示付選択呼
出受信機)の一実施例を示すブロック図である。本例に
おけるページャ6A〜6Nにおいて、60は無線信号を
受信するアンテナ、61は基地局5A〜5Nから送信さ
れた上記如きのフレームフォーマットの無線信号をアン
テナ60を介して受信する受信部、62は受信した信号
を復号するデコーダ部、63は予め割り当てられた自己
の呼出番号及び情報メッセージを受信するために割り当
てられた群呼出番号及び受信すべきフレームの番号を記
憶するID−ROM、64は各機能部を制御するための
各種プログラムが格納されているROM、65は受信し
たメッセージを格納するためのRAM、66は制御部7
2からの入力信号に基づいて表示部67を駆動する表示
駆動回路、67はメッセージ等を表示するLCD等のデ
ィスプレイ画面を有した表示部、68は呼出があったこ
とを光により報知するためのLED、69は呼出があっ
たことを音により報知するためのスピーカ等の鳴音部、
70は呼出があったことを振動により報知するためのバ
イブレータ等の振動部、71はメッセージの読出しや呼
出動作の停止等を利用者が行うための操作部である。な
お、表示駆動回路66、表示部67、及び、制御部72
で構成される表示手段については、後に詳細に説明す
る。
【0031】ここで、本例の通信システムは、メッセー
ジ等のデータを複数のフレームで重複して送信するダイ
バーシチ的な形式としていることから、ID−ROM6
3には受信すべきフレームの番号が記憶されて、当該フ
レームの番号に基づいて各ページャ6A〜6Nは自己に
該当するフレームを受信処理する。なお、本発明はこの
ような形式の通信システムに限らず、他の種々な形式の
通信システムにおいても実現できることは勿論である。
【0032】また、このページャには上記の各機能部6
1〜71を統括制御する制御部72が備えられており、
また、この制御部72は、受信した信号のアドレスとI
D−ROM63に記憶されている呼出番号あるいは群呼
出番号との比較を行うID比較手段73、受信した信号
が個別呼出番号と一致した場合に次に続くメッセージを
抽出する通常メッセージ抽出手段74、受信した信号が
群呼出番号に一致した場合に次に続く情報メッセージを
分類して保存するためのタイトル情報を抽出してこの抽
出タイトル情報を受信情報格納エリア79に格納されて
いるタイトル情報とを比較するタイトル情報抽出手段7
5、情報メッセージを格納するフォルダを受信情報格納
エリア79に作成するフォルダ作成手段76、受信した
信号が群呼出番号と一致した場合に情報メッセージを抽
出する情報メッセージ抽出手段77が備えられている。
また、この制御部72は、後述に詳細に説明するように
RAM65に記憶されたタイトル情報、情報メッセー
ジ、記憶された情報メッセージ数、未読み出しの情報メ
ッセージ数、下位階層のタイトルの存否情報等の表示制
御の処理も行う。
【0033】更に、上記RAM65は、個別呼出番号に
一致したメッセージ及びタイトル情報が付されない形式
で送信される情報メッセージが保存するための通常メッ
セージ格納エリア78と、タイトル情報が付された情報
メッセージをタイトルに従って分類して保存するための
受信情報格納エリア79とに分割されている。このた
め、これらエリア78、79は独立してメモリ容量が確
保され、通常のメッセージ等を格納するための容量と、
タイトルで分類した情報メッセージを格納するための容
量とが、互いの消費容量に影響されることなく確保さ
れ、例えば、極めて多くの情報メッセージを受信情報格
納エリア79に格納したとしても、通常メッセージ格納
エリア78はこれに影響されることなく、通常の個別呼
出メッセージを保存することができる。なお、本例で
は、同一のメモリフィールドに2つのエリアを分割して
形成しているが、これらエリアを互いに異なるメモリ装
置によって構成してもよい。また、上記のように2つの
エリアを分割するのが好ましいが、本発明の他の目的か
らすれば、このようにエリアを分割することは必須では
ない。
【0034】次に、図6を参照して、情報メッセージを
階層的に分類して保存する時のメモリ格納概念を説明す
る。ここでは、群呼出番号に引き続く情報メッセージの
内容がニュース情報と天気情報との2つを例にして説明
する。上述した群呼出信号で呼出されたページャは、受
信した情報メッセージを保存するにあたり、メッセージ
フィールド24に挿入されているタイトル、サブタイト
ル1、2に従って分類を行い、これらに対応する格納エ
リアであるフォルダを作成して保存を行う。
【0035】まず、ニュースに関する情報の場合につい
て説明すると、上述した情報メッセージに付随している
タイトルの“ニュース”及びタイトル番号“NO.1”
に対応するフォルダが作成され、このタイトルを詳細に
分類するためのサブタイトル1の“日本”とこの番号
“NO.1”、“世界”とこの番号“NO.2”、“芸
能”とこの番号“NO.3”、“スポーツ”とこの番号
“NO.4”を抽出してそれぞれに対応するフォルダが
作成される。サブタイトル1の“日本”“世界”につい
ては更に詳細分類するサブタイトル2の“政治”とこの
番号“NO.1”、“経済”とこの番号 “NO.2”
に対応するフォルダが作成される。また、サブタイトル
1の“スポーツ”についても同様にサブタイトル2の
“野球”とこの番号“NO.1”、“サッカー”とこの
番号“NO.2”、“ゴルフ”とこの番号“NO.3”
に対応するフォルダが作成される。
【0036】次に、天気に関する情報の場合について説
明すると、ニュース情報と同様に、まず、タイトルの
“天気”とこのタイトル番号“NO.2”に対応するタ
イトルフォルダを作成する。このタイトルを詳細に分類
するためのサブタイトル1の“北海道”とこの番号“N
O.1”、“東北”とこの番号“NO.2”、“関東”
とこの番号“NO.3”にそれぞれ対応するサブタイト
ルフォルダが作成される。また、サブフォルダ1の“関
東”については更に詳細に分類するために、サブフォル
ダ2の“東京”とこの番号“NO.1”、“千葉”とこ
の番号“NO.2”、“神奈川”とこの番号“NO.
3”、“埼玉”とこの番号“NO.4”のそれぞれに対
応するサブタイトルフォルダが作成される。このように
タイトル、サブタイトル1あるいはサブタイトル2によ
って分類し、作成されたフォルダには、それぞれのタイ
トル、サブタイトル1、2に属する情報メッセージが保
存される。
【0037】このようにして本例では、タイトルを基に
して、タイトルの下に複数のサブタイトル1、更にサブ
アドレス1の下に複数のサブタイトル2に分類して、こ
れらのタイトル、サブタイトル1、2に対応する情報メ
ッセージを格納するフォルダ(格納エリア)を作成する
ことにより、情報メッセージ本文を自動的に階層的に分
類して保存することができる。
【0038】図7及び図8には、図5に示した情報メッ
セージを格納するための受信情報格納エリア79の構成
を示してある。受信情報格納エリア79は、図7に示す
ようなタイトル情報格納エリアと、図8に示すような情
報メッセージ格納エリアとで構成される。図7に示すよ
うに、タイトル情報格納エリアは、メモリ番号と、タイ
トル情報が何階層に位置するかを示す階層情報を格納す
るエリアと、タイトル及びサブタイトル1、2のコード
番号を格納するためのエリア(N1、N2、N3のコー
ド番号3桁を合わせて情報コードとする)と、当該コー
ドのタイトルを格納するためのエリアとで構成される。
【0039】このタイトル情報格納エリアに、例えば、
タイトルが”ニュース”でありタイトル番号N1が”N
O.1”のタイトル情報が保存される場合には、空きエ
リア(ここでは、メモリ番号1とする)に第1階層を示
す”1”、情報コード(N1、N2、N3)は、N1に
コード番号”1”、N2、N3、には、コード番号に使
用されていない例えば”0”が加えられ、N1に”
1”、N2に”0”、N3に”0”及びタイトル情報
に”ニュース”が格納される。また、サブタイトル1
が”芸能”でサブタイトル番号が”3”の情報が保存さ
れる場合には、メモリ番号8の欄で、階層エリアに第2
の階層を示す”2”、情報コードは、N1にはこのサブ
タイトル”芸能”が属するタイトル”ニュース”のコー
ド番号”1”、N2には”芸能”のコード番号”3”、
N3には”0”及びタイトル情報には”芸能”が格納さ
れる。
【0040】また、サブタイトル2が”埼玉”でサブタ
イトル番号が”4”の情報が保存される場合には、メモ
リ番号27の欄で、第3の階層を示す”3”、情報コー
ドとして”埼玉”が属するタイトル(天気)のコード番
号”2”(N1)と、サブタイトル1(関東)のコード
番号”3”(N2)及び”埼玉”のコード番号”4”が
格納され、タイトル情報に”埼玉”が格納される。この
ような構成とすることで、タイトルとサブタイトル1、
2とを属性をもたせて階層化して管理することができ、
後の読出処理等において容易に目的の情報を捜し出すこ
とができる。
【0041】また、図8に示すように、情報メッセージ
格納エリアは、上記のN1、N2、N3のコード番号3
桁を合わせた情報コードを格納するためのエリアと、各
情報コード毎のフォルダを区別する番号を格納するため
のエリアと、格納されている情報メッセージが既に読出
されたか否かを示す情報フラグを格納するためのエリア
と、受信した情報メッセージの内容部分を格納する情報
メッセージエリアで構成される。この情報メッセージ格
納エリアに格納される情報メッセージは、上記情報コー
ドに対応する情報メッセージが格納され、例えば、メモ
リ番号3の情報メッセージ格納エリアには、第3階層で
管理される情報コード「111」に一致するニュース情
報で”日本”に関連するもののうちの”政治”に関連す
る情報メッセージが保存される。
【0042】このような構成とすることによりタイト
ル、サブタイトル1、2で階層化して分類された情報メ
ッセージを保存することができ、後の読出処理等におい
て容易に目的の情報を捜し出すことができる。更に、受
信した情報メッセージが読み出し表示されたか否かをま
た、格納されている情報メッセージが既に読出されたか
否かを示す情報フラグは、情報メッセージがただ単にR
AM65に記憶格納された時点では制御部72によって
「0」に設定され、操作部71からの使用者の操作等に
よって情報メッセージが表示部67に表示された時点で
制御部72によって「1」に設定される。したがって、
RAM65に記憶格納された情報メッセージの内で未だ
に読み出し表示がなされていないものについては、情報
フラグが「0」となってこの未読み出し状態が示されて
いるため、後述するようにタイトル情報を表示した際
に、この情報フラグに基づいて未読出メッセージが何件
存在するかを報知することができる。
【0043】なお、本例のようにタイトル情報と情報メ
ッセージの内容部分とをそれぞれのエリアに分けて階層
構造で管理するようにすれば、タイトル情報格納エリア
をインデックス的に用いて目的の情報を容易に捜し出
し、対応する情報を情報メッセージ格納エリアから容易
に特定して読み出すことができ、また、タイトル情報と
共に記憶されている情報メッセージ数や未読み出しメッ
セージ数等を迅速に計数して表示することができる。但
し、本発明においては、タイトル情報に基づいて情報メ
ッセージを分類して管理し、各タイトル毎に情報メッセ
ージ数、未読み出しの情報メッセージ数、下位階層のタ
イトルの存否等を検出できる態様であれば、上記のよう
にタイトル情報と情報メッセージの内容部分とをそれぞ
れのエリアに分けて階層構造で管理することまでは必須
ではなく、他の種々な態様とすることができる。
【0044】図9乃至図15には、上記したページャに
おける受信処理動作の一例を示してある。まず、図9に
おいて、受信部61がID−ROM63に記憶されてい
る自己の呼出番号が含まれるフレームを受信すると(ス
テップS1)、受信したフレームのアドレスフィールド
22の呼出番号とID−ROM63に記憶されている個
別呼出番号との比較をID比較手段73で行い(ステッ
プS2)、比較の結果、両者が一致しない場合には後述
する図10のA以降の処理を行う。一方、両者が一致し
た場合には、続くベクトルフィールド23を参照してメ
ッセージがあるか否かの判断を制御部72で行う(ステ
ップS3)。メッセージが存在する場合には、受信した
メッセージを通常メッセージ抽出手段74により抽出し
て、通常メッセージ格納エリア78に記憶し(ステップ
S4)、表示駆動回路66を制御して表示部67に当該
メッセージの表示を行い(ステップS5)、更に、LE
D68、鳴音部69あるいは振動部70により呼出があ
ったことの報知動作を行う(ステップS6)。なお、ス
テップS3でメッセージが存在しないときは、呼出があ
ったことのみをLED、鳴音部あるいは振動部により報
知する(ステップS6)。
【0045】上記したように受信呼出番号と自己の個別
呼出番号とが一致しない場合には(ステップS2)、図
10に示す処理が行われる。まず、受信呼出番号とID
−ROM63に記憶されている群呼出番号との比較をI
D比較手段73が行い(ステップS7)、両者が一致し
ない場合には、図9のIへ進んで受信動作を終了する。
一方、両者が一致した場合には、制御部72は次に続く
ベクトルフィールド23を参照して情報メッセージがあ
るか否かの判断を行い(ステップS8)、情報メッセー
ジが存在しない場合には、図9のIへ進んで受信動作を
終了する。一方、情報メッセージが存在した場合には、
その情報メッセージに対して受信エラーが発生している
か否かの判断がフレームに付加されている公知の誤り訂
正符号に基づいて行われ(ステップS9)、エラーが発
生していた場合にはエラー訂正処理を行い(ステップS
10)、エラー訂正後及びエラーがない場合には次に識
別子241の存在を確認する(ステップS11)。ここ
で、エラーの判断及びエラー訂正に用いる誤り訂正符号
は、BCH符号、リードソロモン符号等を用いて行うこ
とができる。
【0046】上記ステップS11において識別子241
が存在しない場合には、当該情報メッセージにはタイト
ル情報が付加されていないため、図9のG(ステップS
4)へ進んで受信した情報メッセージを通常の受信メッ
セージと同じく処理する(ステップS4〜S6)。一
方、識別子241が存在する場合には、図4に示したフ
ォーマットで送信された情報メッセージであると判断
し、情報フラグ244の確認がなされる(ステップS1
2)。この情報フラグ244が「A」以外のときには後
述する図12のC以降の処理が行われ、情報フラグ24
4が「A」を示す場合には、ページャはフォーマット形
式がフォーマット1であると認識し(ステップS1
3)、後述する図11のB以降の処理が行われる。
【0047】図11のB以降の処理では、まず、受信し
たメッセージに受信エラーが発生していたか否かの判断
が再度なされ(ステップS14)、エラーが発生してい
た場合には、タイトル情報及びタイトルコード番号等に
エラーが存在している可能性があるため図9のIへ進ん
で受信動作を終了する。一方、エラーが発生していなか
った場合には、タイトル情報抽出手段75がタイトル情
報及びこのタイトル情報の情報コードの抽出を行い(ス
テップS15)、次に、格納されているタイトル情報格
納エリアのメモリ番号1を指定し(ステップS16)、
この指定されたメモリ番号1の情報コード(N1、N
2、N3)を読み出す(ステップS17)。次に、上記
抽出した情報コードと格納されている情報コードとの比
較を行い(ステップS18)、一致していない場合に
は、ステップS19以降の処理を行い、一致していた場
合には、情報メッセージ抽出手段77により受信した情
報メッセージの抽出を行い、この情報メッセージを上記
一致した情報コードに対応する情報メッセージ格納エリ
アに保存する(ステップS34)。
【0048】上記のように情報コード番号が一致しなか
った場合には(ステップS18)、抽出した情報コード
の個々のタイトル番号及びサブタイトル番号の比較がさ
れる。まず、抽出したタイトルコード番号(以下、抽出
N1とする)と読み出されたタイトルコード番号(以
下、格納N1とする)との比較を行う(ステップS1
9)。両者が一致しなかった場合には、次にメモり番号
が存在するか否かの判断がなされ(ステップS20)、
存在する場合には、そのメモリ番号を更新指定して、J
へ進み当該次のメモリ番号について、情報コード(N
1、N2、N3)の読み出し(ステップS17)以降の
処理を繰り返して行う。
【0049】一方、次のメモリ番号が存在しない(すな
わち抽出N1に一致する格納N1が存在しない)場合に
は、この抽出N1は、新規に受信したタイトルであるた
め、当該タイトルを管理するためにタイトル情報格納エ
リア(図7)に、この抽出コード番号N1に第1階層を
示す階層情報”1”、N2及びN3に”0”を付加して
情報コード(N1、0、0)として抽出タイトルととも
に保存し、この情報コードに対応する情報メッセージを
保存するためのフォルダを情報メッセージ格納エリア
(図8)に作成する(ステップS22)。
【0050】そして、抽出したサブタイトル1のコード
番号(以下、抽出N2とする)が送信コード番号に使用
されていない”0”の場合には、上記抽出情報コード
(N1、0、0)に対する情報メッセージの受信である
ため、上記ステップS22で作成したフォルダに受信情
報メッセージを保存する(ステップS34)一方、”
0”以外の場合には、新規に受信したサブタイトル1で
あるため、このサブタイトル1を管理するためにタイト
ル情報格納エリア(図7)に上記抽出コード番号N1、
N2に第2階層を示す階層情報”2”、N3に”0”を
付加して情報コード(N1,N2、0)として抽出サブ
タイトルとともに保存し、この情報コードに対応する情
報メッセージを保存するためのフォルダを情報メッセー
ジ格納エリア(図8)に作成する(ステップS24)。
【0051】そして更に、抽出したサブタイトル2のコ
ード番号(以下、抽出N3とする)が”0”であるか否
かの判断が行われ(ステップS25)、”0”の場合に
は、上記抽出情報コード(N1、N2、0)に対する情
報メッセージの受信であるため、上記ステップS24で
作成したフォルダに受信した情報メッセージを保存する
(ステップS34)。一方、”0”以外の場合には、新
規に受信したサブタイトル2であるため、このサブタイ
トル2を管理するためにタイトル情報格納エリアに上記
抽出したN1、N2、N3(情報コード)に第3階層を
示す階層情報”3”を付加して抽出サブタイトル2とと
もに保存し、この情報コードに対する情報メッセージを
保存するためのフォルダを作成し(ステップS26)、
この作成したフォルダに受信情報メッセージを格納する
(ステップS34)。
【0052】上記ステップS19において抽出N1と格
納N1が一致した場合には、抽出N1は既にタイトル情
報格納エリアに存在しているため、次に抽出したサブタ
イトル1のコード番号(以下、抽出N2とする)と読み
出されたサブタイトル1のコード番号(以下、格納N2
とする)との比較を行い(ステップS27)、一致しな
い場合には、この抽出N2が”0”であるか否かの判断
が行われる(ステップS28)。この結果、”0”の場
合には、既に存在しているタイトル情報に対する情報メ
ッセージであるので、このタイトル情報(情報コード:
N1、0、0)に対応する情報メッセージ格納エリア
(図8)に受信情報メッセージを保存する(ステップS
34)。一方、”0”以外の場合には、新規に受信した
サブタイトル1であるため、このサブタイトルを管理す
るためにタイトル情報格納エリア(図7)に上記抽出コ
ード番号N1、N2に第2階層を示す階層情報”2”、
N3に”0”を付加して情報コード(N1、N2、0)
として抽出サブタイトルとともに保存し、この情報コー
ドに対応する情報メッセージを保存するためのフォルダ
を情報メッセージ格納エリア(図8)に作成する(ステ
ップS29)。
【0053】次に、抽出したサブタイトル2のコード番
号(以下、N3とする)が”0”であるか否かの判断が
行われ(ステップS30)、”0”の場合には、上記格
納情報コード(N1、N2、0)に対応する情報メッセ
ージの受信であるため、上記ステップS29で作成した
ファルダに受信情報メッセージを保存する(ステップS
34)。一方、”0”以外の場合には、新規に受信した
サブタイトル2であるため、このサブタイトル2を管理
するためにタイトル情報格納エリアに上記抽出したN
1、N2、N3(情報コード)に第3階層を示す階層情
報”3”を付加して抽出サブタイトル2とともに保存
し、この情報コードに対応する情報メッセージを保存す
るためのフォルダを作成して(ステップS31)、この
フォルダに受信情報メッセージを格納する(ステップS
34)。
【0054】上記ステップS27で抽出N2と格納N2
とが一致した場合には、次に抽出したサブタイトル2の
コード番号(以下、N3とする)が”0”であるか否か
の判断が行われる(ステップS32)。この結果、”
0”の場合には、既に存在しているサブタイトル1に対
する情報メッセージであるのでこのサブタイトル1(情
報コード:N1、N2、0)に対応する情報メッセージ
格納エリア(図8)に受信情報メッセージを保存する
(ステップS34)。一方、”0”以外の場合には、新
規に受信したサブタイトル2であるため、このサブタイ
トル2を管理するためにタイトル情報格納エリア(図
7)に上記抽出コード番号N1、N2、N3に第3階層
を示す階層情報”3”を付加して情報コード(N1、N
2、N3)として抽出サブタイトル2とともに保存し、
この情報コードに対応する情報メッセージを保存するた
めのフォルダを情報メッセージ格納エリア(図8)に作
成して(ステップS33)、このフォルダに受信情報メ
ッセージを保存する(ステップS34)。
【0055】また、上述した情報フラグが「A」でなか
った場合には(図10のステップS12)、図12のC
に示す処理が行われる。まず、上記情報フラグが「B」
であるか否かの確認がなされ(ステップS35)、
「B」でない場合には、後述する図13のD以降の処理
がされる。一方、情報フラグが「B」の場合には、上述
したようにフォーマット2であり、情報メッセージ本文
がなくタイトル及びサブタイトルからなるタイトル情報
のみのフォーマットであることをページャが確認する
(ステップS36)。
【0056】次に、受信したメッセージにエラーが発生
していたか否かの判断がなされ(ステップS37)、エ
ラーが発生していた場合には、タイトル情報及びタイト
ルコード番号等にエラーが存在している可能性があるた
め図9のIへ進んで受信動作を終了する。一方、エラー
が発生していなかった場合には、タイトル情報抽出手段
75がタイトル情報及びこのタイトル情報の情報コード
の抽出を行い(ステップS38)、次に、格納されてい
るタイトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し(ス
テップS39)、この指定されたメモリ番号1の格納情
報コード(N1、N2、N3)を読み出す(ステップS
40)。次に、上記抽出情報コードのN1(以下、抽出
N1とする)と格納情報コードのN1(以下、格納N1
とする)との比較を行い(ステップS41)、一致しな
かった場合には、次のメモリ番号が存在するか否かの判
断がなされ(ステップS42)、存在する場合には、そ
のメモリ番号を更新指定して(ステップS43)、Kへ
進みステップS40以降の処理を繰り返し行う。
【0057】一方、ステップS42で、次のメモリ番号
が存在しない(すなわち抽出N1に一致する格納N1が
存在しない)場合には、この抽出N1は、新規に受信し
たタイトルであるため、このタイトルを管理するために
タイトル情報格納エリア(図7)に、この抽出コード番
号N1に第1階層を示す階層情報”1”、N2及びN3
に”0”を付加して情報コード(N1、0、0)として
抽出タイトルとともに保存し、この情報コードに対応す
る情報メッセージを保存するためのフォルダを情報メッ
セージ格納エリア(図8)に作成する(ステップS4
4)。次に、抽出したサブタイトル1のコード番号(以
下、抽出N2とする)が送信コード番号に使用されてい
ない”0”であるか否かの判断が行われ(ステップS4
5)、”0”の場合には、新規タイトル情報はに対応す
るフォルダは既に作成したので、図9のIへ進んで受信
動作を終了する。
【0058】一方、N2が”0”以外の場合には、新規
に受信したサブタイトル1であるため、このサブタイト
ルを管理するためにタイトル情報格納エリア(図7)に
上記抽出コード番号N1、N2に第2階層を示す階層情
報”2”、N3に”0”を付加して情報コード(N1、
N2、0)として抽出サブタイトルとともに保存し、こ
の情報コードに対応する情報メッセージを保存するため
のフォルダを情報メッセージ格納エリア(図8)に作成
する(ステップS46)。次に、抽出したサブタイトル
2のコード番号(以下、N3とする)が”0”であるか
否かの判断が行われ(ステップS47)、”0”の場合
には、新規タイトル情報はに対応するフォルダは既に作
成したので、図9のIへ進んで受信動作を終了する。
【0059】一方、N3が”0”以外の場合には、新規
に受信したサブタイトル2であるため、このサブタイト
ル2を管理するためにタイトル情報格納エリアに上記抽
出したN1、N2、N3(情報コード)に第3階層を示
す階層情報”3”を付加して抽出サブタイトル2ととも
に保存し、この情報コードに対する情報メッセージを保
存するためのフォルダを作成し(ステップS48)、図
9のIへ進んで受信動作を終了する。
【0060】上記ステップS41において抽出N1と格
納N1が一致した場合には、抽出N1は既にタイトル情
報格納エリアに存在しているため、次に抽出したサブタ
イトル1のコード番号(以下、抽出N2とする)と読み
出されたサブタイトル1のコード番号(以下、格納N2
とする)との比較を行い(ステップS49)、一致しな
い場合には、この抽出N2が”0”であるか否かの判断
が行われる(ステップS50)。この結果、”0”の場
合には、既に存在しているタイトル情報であるので図9
のIへ進んで受信動作を終了する一方、N2が”0”以
外の場合には、新規に受信したサブタイトル1であるた
め、このサブタイトルを管理するためにタイトル情報格
納エリア(図7)に上記抽出コード番号N1、N2に第
2階層を示す階層情報”2”、N3に”0”を付加して
情報コード(N1、N2、0)として抽出サブタイトル
とともに保存し、この情報コードに対応する情報メッセ
ージを保存するためのフォルダを情報メッセージ格納エ
リア(図8)に作成する(ステップS51)。
【0061】次に、抽出したサブタイトル2のコード番
号(以下、N3とする)が”0”であるか否かの判断が
行われ(ステップS52)、N3が”0”の場合には、
タイトル情報は新規にサブタイトル1を作成するための
情報であるので、ここで図9のIへ進んで受信動作を終
了する。一方、”0”以外の場合には、新規に受信した
サブタイトル2であるため、このサブタイトル2を管理
するためにタイトル情報格納エリアに上記抽出したN
1、N2、N3(情報コード)に第3階層を示す階層情
報”3”を付加して抽出サブタイトル2とともに保存
し、この情報コードに対応する情報メッセージを保存す
るためのフォルダを作成して(ステップS53)、図9
のIへ進んで受信動作を終了する。
【0062】上記ステップS49で抽出N2と格納N2
とが一致した場合には、次に抽出したサブタイトル2の
コード番号(以下、抽出N3とする)が”0”であるか
否かの判断が行われる(ステップS54)。この結果、
このN3が”0”の場合には、既にタイトル及びサブタ
イトルタイトル1は存在しているので、図9のIへ進み
受信動作を終了する。一方、”0”以外の場合には、新
規に受信したサブタイトル2であるため、このサブタイ
トル2を管理するためにタイトル情報格納エリア(図
7)に上記抽出コード番号N1、N2、N3に第3階層
を示す階層情報”3”を付加して情報コード(N1、N
2、N3)として抽出サブタイトル2とともに保存し、
この情報コードに対応する情報メッセージを保存するた
めのフォルダを情報メッセージ格納エリア(図8)に作
成して(ステップS55)、図9のIへ進み受信動作を
終了する。
【0063】上述した情報フラグが「B」でなかった場
合には(図12のステップS35)、図13のDに示す
処理が行われる。まず、上記情報フラグが「C」である
か否かの確認がなされ(ステップS56)、「C」でな
い場合には、後述する図14のE以降の処理がされる。
一方、情報フラグが「C」の場合には、上述したように
フォーマット2のタイトル及びサブタイトルからなるタ
イトル情報のみのフォーマットであり、タイトル情報の
変更であることをページャが確認する(ステップS5
7)。
【0064】次に、受信したメッセージにエラーが発生
していたか否かの判断がなされ(ステップS58)、エ
ラーが発生していた場合には、タイトル情報及びタイト
ルコード番号等にエラーが存在している可能性があるた
め図9のIへ進み受信動作を終了する。一方、エラーが
発生していなかった場合には、タイトル情報抽出手段7
5がタイトル情報及びこのタイトル情報の情報コードの
抽出を行い(ステップS59)、次に、格納されている
タイトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し(ステ
ップS60)、この指定されたメモリ番号1の格納情報
コード(N1、N2、N3)を読み出す(ステップS6
1)。そして、上記抽出情報コードとこの読み出した格
納情報コードとの比較を行い(ステップS62)、両者
が一致していない場合には、次のメモリ番号が存在する
か否かの確認がされ(ステップS63)、存在しない場
合には、上記抽出情報コードに一致する格納情報コード
が存在しないため、図9のIへ進み受信動作を終了し、
次のメモリが存在するときには、そのメモリ番号を指定
して(ステップS64)、ステップS61以降の処理を
繰り返し行う。
【0065】上記のステップS62で両者が一致したと
きには、一致した格納情報コードに対応するタイトル情
報と抽出したタイトル情報との比較を行い(ステップS
65)、一致しない場合には、図7のタイトル情報格納
エリアの上記一致した格納情報コードに対応するタイト
ル情報を受信して抽出したタイトル情報へ変更して(ス
テップS66)、図9のIへ進み受信動作を終了し、抽
出タイトル情報と格納タイトル情報とが一致した場合に
は、タイトル情報の変更をせずに図9のIへ進み受信動
作を終了する。したがって、受信した情報に基づいてタ
イトル情報の変更処理が自動的になされ、利用者は当該
変更処理のための煩雑な操作から解放される。
【0066】上述した情報フラグが「C」でなかった場
合には(図13のステップS56)、図14のEに示す
処理が行われる。まず、上記情報フラグが「D」である
か否かの確認がなされ(ステップS67)、「D」でな
い場合には、後述する図15のF以降の処理がされる。
一方、情報フラグが「D」の場合には、上述したように
フォーマット2のタイトル及びサブタイトルからなるタ
イトル情報のみのフォーマットであり、タイトル情報の
削除であることをページャが認識する(ステップS6
8)。
【0067】次に、受信したメッセージにエラーが発生
していたか否かの判断がなされ(ステップS69)、エ
ラーが発生していた場合には、タイトル情報及びタイト
ルコード番号等にエラーが存在している可能性があるた
め図9のIへ進み受信動作を終了する一方、エラーが発
生していなかった場合には、タイトル情報抽出手段75
がタイトル情報及びこのタイトル情報の情報コードの抽
出を行い(ステップS70)、次に、格納されているタ
イトル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し(ステッ
プS71)、この指定されたメモリ番号1の格納情報コ
ード(N1、N2、N3)を読み出す(ステップS7
2)。そして、上記抽出情報コードとこの読み出した格
納情報コードとの比較を行い(ステップS73)、両者
が一致していない場合には、次のメモリ番号が存在する
か否かの確認がされ(ステップS74)、存在しない場
合には、上記抽出情報コードに一致する格納情報コード
が存在しないため、図9のIへ進み受信動作を終了し、
次のメモリが存在するときには、そのメモリ番号を指定
して(ステップS75)、ステップS72以降の処理を
繰り返し行う。
【0068】上記のステップS73で両者が一致したと
きには、一致した格納情報コードに対応するタイトル情
報と抽出したタイトル情報との比較を行い(ステップS
76)、一致しない場合には、タイトル情報及びフォル
ダの消去処理を行わずに図9のIへ進み受信動作を終了
する。一方、抽出タイトル情報コードと格納タイトル情
報コードとが一致した場合には、図7のタイトル情報格
納エリアの上記一致した格納情報コード及びこれに対応
するタイトル情報の消去処理を行い、更にこの格納情報
コードに対応するコードを持つ図8の情報メッセージ格
納エリア部分についても消去処理を行う(ステップS7
7)。次に、この消去したタイトル情報が更に下層のサ
ブタイトルを示す場合には(ステップS78)、このタ
イトル情報に属するすべてのタイトル情報及びフォルダ
の消去処理を行い(ステップS79)、図9のIへ進み
受信動作を終了する。したがって、受信した情報に基づ
いてタイトル情報の消去処理が自動的になされ、利用者
は当該消去処理のための煩雑な操作から解放される。
【0069】上述した情報フラグが「D」でなかった場
合には(図14のステップS67)、図15のFに示す
処理が行われる。まず、上記情報フラグが「E」である
か否かの確認がなされ(ステップS80)、「E」でな
い場合には、存在しない情報フラグであるため、エラー
であると判断して、図9のIへ進み受信動作を終了す
る。一方、情報フラグが「E」の場合には、上述したよ
うにフォーマット3のタイトル情報コード及び情報メッ
セージからなるフォーマットであることをページャが認
識する(ステップS81)。
【0070】ここでは、タイトル情報の格納、フォルダ
の作成、タイトル情報の変更、削除等の処理とは違い、
既に格納されていると同一のタイトル情報の情報メッセ
ージが送信されているので、受信したメッセージにエラ
ーが発生したか否かの判断を行わずに、次に、タイトル
情報抽出手段75がタイトル情報から情報コードの抽出
を行い(ステップS82)、次に、格納されているタイ
トル情報格納エリアのメモリ番号1を指定し(ステップ
S83)、この指定されたメモリ番号1の格納情報コー
ド(N1、N2、N3)を読み出す(ステップS8
4)。そして、上記抽出情報コードとこの読み出した格
納情報コードとの比較を行い(ステップS85)、両者
が一致していない場合には、次のメモリ番号が存在する
か否かの確認がされ(ステップS86)、存在しない場
合には、上記抽出情報コードに一致する格納情報コード
が存在しないため、図9のIへ進み受信動作を終了し、
次のメモリが存在するときには、そのメモリ番号を指定
して(ステップS87)、ステップS84以降の処理を
繰り返し行う。
【0071】一方、ステップS85で両者が一致したと
きには、エラーが発生したか否かの判断が行われ(ステ
ップS88)、エラーが発生していた場合には、この受
信した情報メッセージにエラーが発生していることを示
す識別子を付加して(ステップS89)、上記情報コー
ドに対応する図7の情報メッセージ格納エリアにエラー
識別子とともに受信情報メッセージを保存する(ステッ
プS90)。一方、エラーが発生していなかった場合に
は、受信した情報メッセージをそのまま、一致した情報
コードに対応する情報メッセージ格納エリアに保存し
て、図9のIへ進み受信動作を終了する。
【0072】図16には本例に係る表示付無線選択呼出
受信機の外観を示してあり、タイトル情報及びメッセー
ジ情報等を表示する表示部67のLCD板、操作部71
を構成しているスイッチ711、712、713が備え
られている。なお、スイッチ711はタイトル情報及び
メッセージを選択するための選択スイッチ、スイッチ7
12は選択したタイトル情報を確定するための決定スイ
ッチ、スイッチ713は受信したメッセージを表示する
ための表示スイッチである。
【0073】図17には表示部67にタイトル情報等を
表示するために設けられる表示エリアを示してあり、L
CD板には、タイトル及びサブタイトルを表示するため
の表示エリア674、表示されているタイトルあるいは
サブタイトルで記憶管理されている情報メッセージの内
で未読出メッセージの件数を表示する表示エリア67
5、表示されているタイトルあるいはサブタイトルで記
憶管理されているメッセージの総件数を表示する表示エ
リア676、表示されているタイトルあるいはサブタイ
トルに下位階層のタイトルが存在するか否かを示す情報
や下位階層のタイトルの数を表示するエリア677が画
成される。なお、本例では、利用者が階層化構造をより
容易に把握することができるように、LCD板の同一画
面に複数のタイトル(あるいは下位階層のタイトル)及
びこれに対応する記憶された情報メッセージに関する情
報を表示するようにしているが、当該画面には1つのタ
イトルとこれに対応する記憶された情報メッセージに関
する情報を表示するようにしてもよい。
【0074】図18乃至図20には、上記したページャ
におけるタイトル情報及びメッセージの表示処理動作の
一例を示してある。ここで、以下では説明を簡略するた
めに個別呼出番号をAアドレス、群呼出番号をBアドレ
ス、タイトル情報をタイトル、サブタイトル1、サブタ
イトル2として説明する。まず、図18において、表示
したいメッセージが個別呼出番号(以下Aアドレスとす
る)で受信したメッセージか、群呼出番号(以下Bアド
レスとする)で受信したメッセージかが利用者による選
択スイッチ711の操作によって選択されると(ステッ
プS90)、制御部72が選択されたアドレスが「A」
であるか否かを判断し(ステップS91)、「A」でな
い場合(すなわち、群呼出である「B」の場合)には後
述する図19のL以降の処理を行う。
【0075】一方、選択されたアドレスが「A」の場合
には(ステップS91)、制御部72が、Aアドレスに
より受信したメッセージがRAM65の通常メッセージ
格納エリア78に格納されているか否かを判断し(ステ
ップS92)、メッセージが格納されていない場合に
は、受信待受け状態となって(ステップS93)、当該
表示動作を終了する。一方、格納メッセージが存在する
場合には、表示スイッチ713の操作を監視し(ステッ
プS94)、一定時間内に表示スイッチ713が押下さ
れない場合には、受信待受け状態となって(ステップS
93)処理を終了する。
【0076】一方、一定時間内に表示スイッチ713の
押下によってメッセージ読出表示操作が行われると、情
報メッセージ格納エリアの情報フラグ(図8)と同様に
構成されている通常メッセージ格納エリア78を制御部
72が参照して、当該通常メッセージ格納エリア78に
格納されているメッセージの内に未だに表示処理がなさ
れていない未読出メッセージが有るか否かを判断する
(ステップS95)。この結果、未読出メッセージが存
在しない場合には、例えば、最新の格納メッセージから
表示を行い(ステップS96)、選択スイッチ711が
一定時間内に操作されない場合には(ステップS9
7)、受信待受け状態となって(ステップS93)処理
を終了する。一方、選択スイッチ711が一定時間内に
操作された場合には、制御部72が、表示しているメッ
セージの次に表示すべきメッセージが存在するか否かを
判断し(ステップS98)、表示すべきメッセージが存
在しない場合には、受信待受け状態となって(ステップ
S93)処理を終了する。一方、次に表示すべきメッセ
ージが存在する場合には、次のメッセージの表示を行い
(ステップS99)、ステップS97へ戻って利用者の
スイッチ操作に応じて表示部67にメッセージを順次表
示する。
【0077】上記の判断の結果、未読出メッセージが存
在する場合には(ステップS95)、例えば、最新の未
読出メッセージの表示を行い(ステップS100)、制
御部72が、選択スイッチ711の操作を監視し(ステ
ップS101)、一定時間内に選択SW711が押下さ
れない場合には、同図のPへ進んで受信待受け状態とな
って(ステップS93)処理を終了する。一方、選択ス
イッチ711が押下された場合には、制御部72が、次
に表示すべき未読出メッセージの存在を確認し(ステッ
プS102)、未読出メッセージが存在しない場合に
は、上記したように既に読み出し表示されたメッセージ
の表示処理(ステップS96〜S99)を行う。一方、
未読出メッセージが存在する場合には、次に表示すべき
未読出メッセージの表示を行い(ステップS103)、
選択スイッチ711の操作の監視へ移行する(ステップ
S101)。
【0078】ここで、上記のように利用者のスイッチ操
作によりアドレス「A」が選択されて通常メッセージ格
納エリア78に記憶されたメッセージの読み出し表示処
理が行われると、未読出メッセージと既に読み出し表示
されたメッセージとが利用者のスイッチ操作に応じて順
次表示されるが、未読出メッセージについては優先して
表示処理がなされる(ステップS95)。
【0079】上記ステップS91においてアドレス
「B」が選択された場合(すなわち、群呼出により受信
した情報メッセージを表示する場合)には図19のLへ
進み、情報メッセージの読出表示処理に先立って、タイ
トル及び記憶格納されている情報メッセージの件数、未
読み出しのメッセージ件数、更には、下位階層のタイト
ルの存否等と言ったタイトル関連情報の表示処理がなさ
れる。すなわち、制御部72が受信情報格納エリア79
のタイトル情報格納エリア(図7)からコード情報(N
1、N2、N3)が同一で、且つ、コード情報の2桁目
以下(N2、N3)が「0」のタイトル(すなわち、同
一タイトルで最上位階層のタイトル)の読出しを行う
(ステップS110)。例えば、コード情報が「10
0」のタイトルを検出して読み出す。
【0080】更に、制御部72が、上記の同一なコード
情報(N1、N2、N3)を検出及びカウントすること
により、当該読み出されたタイトルが付されて記憶管理
されている情報メッセージ及びその件数を検索し(ステ
ップS111)、受信情報格納エリア79の情報メッセ
ージ格納エリア(図8)から当該コード情報に対応付け
られている「0」の情報フラグを検出及びカウントする
ことにより、当該読み出されたタイトルが付されて記憶
管理されている情報メッセージの内の未読み出しの情報
メッセージ及びその件数を検索する(ステップS11
2)。なお、本例では、情報メッセージ格納エリア(図
8)から情報メッセージを読み出した時に当該エリア内
での処理で情報フラグを立てるようにしてフラグ設定の
迅速化を図っていることから、未読み出しを示す情報フ
ラグは情報メッセージ格納エリア(図8)に設けてある
が、この情報フラグをタイトル情報格納エリア(図7)
に設けるようにしてもよく、このようにすれば、上記の
未読出メッセージの検出及びカウント処理をタイトル情
報格納エリア内で迅速の行うことができる。
【0081】更に、制御部72が、タイトル情報格納エ
リアの上記のコード情報の内の下位桁に基づいて、上記
読み出したタイトルに下位階層に位置するタイトルが存
在するか否かを判断し(ステップS113)、存在する
場合には、当該コード情報の内の当該下位桁以上の番号
を同じくするコード情報を検出及びカウントすることに
より、上記読み出したタイトルの下位階層に位置するタ
イトルのフォルダ数を検索する(ステップS114)。
すなわち、図19に示す処理の時点では、上記のコード
情報の内の最上位桁(N1)が同一で且つその下位桁
(N2)が「0」以外の数で同一で且つその更に下位桁
(N3)が「0」のタイトルを検出することにより、上
記の読み出されたタイトルの直下の階層のタイトル(す
なわちサブタイトル1)の存否及びファイル数を検索し
ている。例えば、コード情報が「110」や「120」
等と言った2階層目のタイトルを検索する。
【0082】次いで、制御部72が最上位桁(N1)が
異なる情報コードがタイトル情報格納エリアに存在する
かによって、次に検索対象となるタイトルが存在するか
否かを判断し(ステップS115)、存在する場合に
は、当該最上位桁を同じくするコード情報に基づいて上
記と同様な処理を繰り返して行う(ステップS110〜
S115)。例えば、まずコード情報が「200」のタ
イトルを読み出してその件数を検索し(ステップS11
0、S111)、更に、コード情報が「210」や「2
20」等と言ったサブタイトル1を検索する。
【0083】このように検索対象の全タイトルに対して
上記の処理が繰り返し行われ、検索対象の全てのタイト
ルの記憶メッセージ件数と未読出メッセージ件数及び下
位階層サブタイトル1のフォルダ数の検索が終了すると
(ステップS115)、上記検索したタイトルのメッセ
ージ件数、未読出メッセージ件数、下位階層に有るサブ
タイトル1のフォルダの件数(すなわちタイトル関連情
報)が表示部67に表示される(ステップS116〜S
118)。すなわち、制御部72が、表示駆動回路6を
動作させて表示部67のタイトル表示エリア674に最
初に読み出し処理(ステップS110)したタイトルを
表示させるとともに、表示エリア675、676、67
7にそのタイトル関連情報を対応付けて表示させ(ステ
ップS116)、次に選択スイッチ711の操作を監視
して(ステップS117)、一定時間内に操作されない
場合には、後述する図20のM以降の処理がなされる一
方、選択スイッチ711の操作がなされると、次に読み
出し処理(ステップS110)がなされたタイトル及び
そのタイトル関連情報を上記と同様にして表示させる
(ステップS118)。
【0084】なお、本例では、この読み出し処理したタ
イトル(或いは、サブタイトル)及びタイトル関連情報
をタイトル毎にスイッチ操作に応じて順次表示するよう
にしているが(ステップS116〜S118)、読み出
し処理した複数のタイトル(或いは、サブタイトル)及
びタイトル関連情報を表示部67に一度に表示させて、
スイッチ操作(ステップS117)により、次に表示す
べき複数のタイトル及びタイトル関連情報を表示部67
に切換表示するようにしたり、或いは、スイッチ操作
(ステップS117)を要件とせずに、読み出し処理し
た全てのタイトル及びタイトル関連情報を表示部67に
表示するようにしてもよい。
【0085】具体的には、図22(a)に示すように、
例えば、表示エリア674の1段目にはタイトル「ニュ
ース」、表示エリア675の1段目には当該タイトルに
ついての未読出メッセージ数「2」、表示エリア676
の1段目には当該タイトルについての格納メッセージ数
「4」、表示エリア677の1段目には当該タイトルの
直下階層タイトル(サブタイトル1)のフォルダ数
「4」、表示エリア674の2段目にはタイトル「天
気」、表示エリア675の2段目には当該タイトルにつ
いての未読出メッセージ数「0」、表示エリア676の
2段目には当該タイトルについての格納メッセージ数
「0」、表示エリア677の2段目には当該タイトルの
直下階層サブタイトルのフォルダ数「3」が表示され
る。なお、本例では、下位階層サブタイトルのフォルダ
数を表示することにより、下位階層タイトルの存否を表
示しているが、表示エリア677には下位階層サブタイ
トル数を表示せずに、下位階層サブタイトルが存在する
ことを示す情報として、例えば、「→」、「<<」等と
言ったマークや記号を表示し、また、下位階層サブタイ
トルが存在しないことを示す情報として、例えば、
「←」、「>>」等と言ったマークや記号あるいは
「 」空白表示等を表示するようにしてもよい。
【0086】上記選択スイッチ711が一定時間内に操
作されない場合(ステップS117)には、図20に示
すように、まず、制御部72が、決定スイッチ712の
操作を監視し(ステップS120)、一定時間内に決定
スイッチ712の操作がない場合には、図18のNへ進
んで、前述したようにメッセージの表示処理が行われ
る。一方、決定スイッチ712の操作がなされると、制
御部72が、受信情報格納エリア79のタイトル情報格
納エリア(図7)から、表示されているタイトルとコー
ド情報の内の最上位桁(N1)が同一で且つその下位桁
(N2)が「0」以外の数で同一で且つその更に下位桁
(N3)が「0」のタイトルを検出することにより、上
記の読出表示されたタイトルの直下の階層のタイトル
(すなわちサブタイトル1)の読出しを行う(ステップ
S121)。例えば、コード情報が「100」のタイト
ルが表示されているときには、コード情報が「110」
や「120」等と言った2階層目のサブタイトル1を検
出して読み出す。
【0087】更に、制御部72が、上記の同一なコード
情報(N1、N2、N3)を検出及びカウントすること
により、当該読み出されたサブタイトル1が付されて記
憶管理されている情報メッセージ及びその件数を検索し
(ステップS122)、受信情報格納エリア79の情報
メッセージ格納エリア(図8)から当該コード情報に対
応付けられている「0」の情報フラグを検出及びカウン
トすることにより、当該読み出されたサブタイトル1が
付されて記憶管理されている情報メッセージの内の未読
み出しの情報メッセージ及びその件数を検索する(ステ
ップS123)。
【0088】更に、制御部72が、タイトル情報格納エ
リアの上記のコード情報の内の下位桁に基づいて、上記
読み出したサブタイトル1に下位階層に位置するサブタ
イトル2が存在するか否かを判断し(ステップS12
4)、存在する場合には、当該コード情報の内の当該下
位桁以上の番号を同じくするコード情報を検出及びカウ
ントすることにより、上記読み出したサブタイトル1の
下位階層に位置するサブタイトル2のフォルダ数を検索
する(ステップS125)。すなわち、上記のコード情
報の内の上位2桁(N1、N2)が同一で且つその下位
桁(N3)が「0」以外の数で同一のサブタイトルを検
出することにより、上記の読み出されたサブタイトル1
の直下の階層のサブタイトル2の存否及びファイル数を
検索している。例えば、コード情報が「110」のサブ
タイトル1に対して、コード情報が「111」や「11
2」等と言った3階層目のサブタイトル2を検索する。
【0089】次いで、制御部72が上位2桁(N1、N
2)が異なる情報コードがタイトル情報格納エリアに存
在するかによって、次に検索対象となるサブタイトル1
が存在するか否かを判断し(ステップS126)、存在
する場合には、当該上位2桁を同じくするコード情報に
基づいて上記と同様な処理を繰り返して行う(ステップ
S121〜S126)。例えば、まずコード情報が「1
20」のサブタイトル1を読み出してその件数を検索し
(ステップS121、S122)、更に、コード情報が
「121」や「122」等と言ったサブタイトル2を検
索する。
【0090】このように検索対象の全サブタイトル1に
対して上記の処理が繰り返し行われ、検索対象の全ての
サブタイトル1の記憶メッセージ件数と未読出メッセー
ジ件数及び下位階層サブタイトル2のフォルダ数の検索
が終了すると(ステップS126)、上記検索したサブ
タイトル1のメッセージ件数、未読出メッセージ件数、
下位階層に有るサブタイトル2のフォルダの件数(すな
わちタイトル関連情報)が、タイトルについて説明した
と同様にして、選択スイッチ711の操作に応じて表示
部67に表示される(ステップS127〜S129)。
一方、選択スイッチ711が一定時間内に操作されない
場合には(ステップS128)、後述する図21のQ以
降の処理がなされる。
【0091】上記選択スイッチ711が一定時間内に操
作されない場合(ステップS128)には、図21に示
すように、まず、制御部72が、決定スイッチ712の
操作を監視し(ステップS130)、一定時間内に決定
スイッチ712の操作がない場合には、図18のNへ進
んで、前述したようにメッセージの表示処理が行われ
る。一方、決定スイッチ712の操作がなされると、制
御部72が、受信情報格納エリア79のタイトル情報格
納エリア(図7)から、表示されているサブタイトル1
とコード情報の内の上位2桁(N1、N2)が同一で且
つその下位桁(N3)が「0」以外の数で同一のタイト
ルを検出することにより、上記の読出表示されたサブタ
イトル1の直下の階層のタイトル(すなわちサブタイト
ル2)の読出しを行う(ステップS131)。例えば、
コード情報が「110」のサブタイトル1が表示されて
いるときには、コード情報が「111」や「112」等
と言った3階層目のサブタイトル2を検出して読み出
す。
【0092】更に、制御部72が、上記の同一なコード
情報(N1、N2、N3)を検出及びカウントすること
により、当該読み出されたサブタイトル2が付されて記
憶管理されている情報メッセージ及びその件数を検索し
(ステップS132)、受信情報格納エリア79の情報
メッセージ格納エリア(図8)から当該コード情報に対
応付けられている「0」の情報フラグを検出及びカウン
トすることにより、当該読み出されたサブタイトル2が
付されて記憶管理されている情報メッセージの内の未読
み出しの情報メッセージ及びその件数を検索する(ステ
ップS133)。
【0093】次いで、制御部72が最下桁(N3)が異
なる情報コードがタイトル情報格納エリアに存在するか
によって、次に検索対象となるサブタイトル2が存在す
るか否かを判断し(ステップS134)、存在する場合
には、当該上位2桁を同じくするコード情報に基づいて
上記と同様な処理を繰り返して行う(ステップS131
〜S134)。例えば、まずコード情報が「121」の
サブタイトル2を読み出してその情報メッセージ件数を
検索し(ステップS132、S133)、更に、コード
情報が「122」や「123」等と言ったサブタイトル
2についても同様な処理を行う。
【0094】このように検索対象の全サブタイトル2に
対して上記の処理が繰り返し行われ、検索対象の全ての
サブタイトル2の記憶メッセージ件数と未読出メッセー
ジ件数の検索が終了すると(ステップS134)、上記
検索したサブタイトル2のメッセージ件数及び未読出メ
ッセージ件数(すなわちタイトル関連情報)が、タイト
ルについて説明したと同様にして、選択スイッチ711
の操作に応じて表示部67に表示される(ステップS1
35〜S137)。一方、選択スイッチ711が一定時
間内に操作されない場合には(ステップS136)、制
御部72が、決定スイッチ712が一定時間以内に押下
されたかを判断し(ステップS138)、押下された場
合には図18のNへ進んで表示処理を行う一方、押下さ
れない場合には図18のPへ進んで受信待ち状態とな
る。
【0095】具体的には、図22(c)に示すように、
サブタイトル1で「世界」が選択された場合には、例え
ば、表示エリア674の一段目にはサブタイトル2の
「政治」、表示エリア675の1段目には当該サブタイ
トル2の未読出メッセージ数「2」、表示エリア676
の1段目には当該サブタイトル2の格納メッセージ数
「4」、表示エリア674の2段目にはサブタイトル2
の「政治」、表示エリア675の2段目には当該サブタ
イトル2の未読出メッセージ数「0」、表示エリア67
6の2段目には当該サブタイトル2の格納メッセージ数
「5」が対応付けられて同一画面上に表示される。な
お、本例ではサブタイトル2の下位階層にはタイトルが
存在しないため、表示されているタイトルあるいはサブ
タイトルに下位階層が存在するか否かを示す情報(例え
ば、下位階層のサブタイトルの数)を表示する表示エリ
ア677には、表示されているサブタイトル2以下にサ
ブタイトルが存在しないことを示すため「 」空白表示
となっている。
【0096】なお、上記の説明では、メッセージ件数及
び未読メッセージの件数検索を各タイトル及びサブタイ
トル1、2のフォルダに格納されているメッセージを対
象として説明したが、タイトルあるいはサブタイトルの
下位階層に位置するフォルダに格納されているメッセー
ジ全件を対象として検索及び表示するようにしてもよ
い。例えば、図23に示すように、表示エリア674の
1段目にタイトル「ニュース」、表示エリア675の1
段目に当該タイトル及び下位階層のサブタイトルについ
ての未読出メッセージの総数「7」、表示エリア676
の1段目には当該タイトル及び下位階層のサブタイトル
についての格納メッセージの総数「26」、表示エリア
677の1段目には当該タイトルの下位階層のサブタイ
トル(サブタイトル1及びサブタイトル2)のフォルダ
総数「11」、表示エリア674の2段目にはタイトル
「天気」、表示エリア675の2段目には当該タイトル
及び下位階層のサブタイトルについての未読出メッセー
ジの総数「2」、表示エリア676の2段目には当該タ
イトル及び下位階層のサブタイトルについての格納メッ
セージの総数「15」、表示エリア677の2段目には
当該タイトルの下位階層のサブタイトル(サブタイトル
1及びサブタイトル2)のフォルダ総数「7」が表示さ
れるようにしてもよい。
【0097】また、上記の説明では、下位階層タイトル
の存否情報をそのフォルダ数や記号やマーク等で表示す
るようにしたが、下位階層タイトルで記憶されたメッセ
ージ数を表示することにより、下位階層の存否を表示す
るようにしてもよい。また、上記の説明では、本発明を
ページャに適用した例を示したが、本発明はページャに
限らず、情報を受信する機能を持つ、例えば、ラジオ受
信機、携帯電話機等といった種々な形態で実施すること
もできる。更には、本発明は表示ディスプレイを有しな
いメッセージ受信機としても実施することができ、例え
ば、当該メッセージ受信機をパーソナルコンピュータに
接続して、受信したメッセージやタイトル関連情報をパ
ーソナルコンピュータのディスプレイ画面に表示するよ
うにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、従来では利用者が
フォーマットデータおよびファイル名を設定しなければ
情報メッセージの分類及び保存を行えなかったが、本発
明によると、タイトル情報を基に受信した情報メッセー
ジを分類して保存することができるとともに、タイトル
情報を表示の際には、タイトルあるいはサブタイトルに
格納されているメッセージ数、未読出メッセージ数、下
位階層にサブタイトルが存在するか否かの情報等と言っ
たタイトル関連情報を利用者が一目で確認することがで
きるため、受信した情報メッセージの記憶管理と、情報
メッセージの表示に先立った記憶状況の把握とを容易に
行うことができる。また、本発明に係る表示機能付選択
呼出受信機では、個別呼出と群呼出とを実現し、受信し
た情報メッセージの記憶管理と、情報メッセージのの表
示に先立った記憶状況の把握とを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る選択呼出通信シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る送出フレームの構
成を説明する図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るメッセージフィー
ルドの構成を説明する図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係るメッセージフィー
ルドに挿入される情報メッセージの構成を説明する図で
ある。
【図5】 本発明の一実施形態に係るページャの構成を
示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る情報メッセージの
階層化概念を説明する図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係るタイトル情報格納
エリアの構成を説明する図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係る情報メッセージ格
納エリアの構成を説明する図である。
【図9】 本発明一実施形態に係るページャの受信処理
の一例を示すフローチャートである。
【図10】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図12】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図13】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図14】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図15】 本発明一実施形態に係るページャの受信処
理の一例を示すフローチャートである。
【図16】 本発明一実施形態に係るページャの外観図
である。
【図17】 本発明一実施形態に係るページャの画面表
示例を示す図である。
【図18】 本発明一実施形態に係るページャの表示処
理の一例を示すフローチャートである。
【図19】 本発明一実施形態に係るページャの表示処
理の一例を示すフローチャートである。
【図20】 本発明一実施形態に係るページャの表示処
理の一例を示すフローチャートである。
【図21】 本発明一実施形態に係るページャの表示処
理の一例を示すフローチャートである。
【図22】 本発明一実施形態に係るページャの画面表
示例を示す図である。
【図23】 本発明一実施形態に係るページャの画面表
示例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・情報提供会社、 4・・・中央局、 5A〜5
N・・・基地局、6A〜6N・・・ページャ、 24・
・・メッセージフィールド、61・・・受信部、 63
・・・ID−ROM、 65・・・RAM、66・・・
表示駆動回路、 67・・・表示部、 71・・・操作
部、72・・・制御部、 73・・・ID比較手段、7
4・・・通常メッセージ抽出手段、 75・・・タイト
ル情報抽出手段、76・・・フォルダ作成手段、 77
・・・情報メッセージ抽出手段、78・・・通常メッセ
ージ格納エリア、 79・・・受信情報格納エリア、2
41・・・識別子、 242・・・信号種別、 244
・・・情報フラグ、245・・・情報タイトル、 24
6・・・情報メッセージ本文、674、675、67
6、677・・・表示エリア、711、712、713
・・・スイッチ、N1、N2、N3・・・タイトルコー
ド番号、

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 群呼出番号を無線受信して、受信した群
    呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場
    合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージを
    記憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージ数を表示出力する表示手
    段と、 を備えたことを特徴とするメッセージ受信機。
  2. 【請求項2】 群呼出番号を無線受信して、受信した群
    呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場
    合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージを
    記憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージの内で未だ表示出力され
    ていない情報メッセージ数を表示出力する表示手段と、 を備えたことを特徴とするメッセージ受信機。
  3. 【請求項3】 群呼出番号を受信して、受信した群呼出
    番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場合
    に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージを記
    憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージ数及び当該情報メッセー
    ジの内で未だ表示出力されていない情報メッセージ数を
    表示出力する表示手段と、 を備えたことを特徴とするメッセージ受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のメッセージ受信機において、 前記タイトル情報が上位階層のタイトルに下位階層のタ
    イトルを関連付けた階層構造に構成され、該タイトル情
    報を受信すると前記格納手段は該タイトルに基づいて情
    報メッセージを階層化して前記記憶手段に格納すること
    を特徴とするメッセージ受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメッセージ受信機にお
    いて、 前記表示手段は前記タイトルと共に当該タイトルの下位
    階層のタイトルが存在するか否かを示す情報を表示出力
    することを特徴とするメッセージ受信機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のメッセージ受信機にお
    いて、 前記下位階層タイトルの存否情報は下位階層タイトルの
    数であることを特徴とするメッセージ受信機。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のメッセージ受信機にお
    いて、 前記下位階層タイトルの存否情報は下位階層タイトルに
    対応付けて格納されている情報メッセージ数であること
    を特徴とするメッセージ受信機。
  8. 【請求項8】 群呼出番号を無線受信して、受信した群
    呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場
    合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージを
    記憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージ数を表示出力する表示手
    段と、を備え、 前記タイトル情報が上位階層のタイトルに下位階層のタ
    イトルを関連付けた階層構造に構成され、 前記格納手段は該タイトル情報を受信すると該タイトル
    に基づいて情報メッセージを階層化して前記記憶手段に
    格納し、 前記表示手段は表示出力されたタイトル情報に対する利
    用者からの指示に応じて下位階層のタイトル情報を表示
    出力し、当該下位階層のタイトルと共に当該タイトルに
    対応付けて格納されている情報メッセージ数を表示出力
    することを特徴とするメッセージ受信機。
  9. 【請求項9】 群呼出番号を無線受信して、受信した群
    呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場
    合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージを
    記憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージ数を表示出力する表示手
    段と、を備え、 前記タイトル情報が上位階層のタイトルに下位階層のタ
    イトルを関連付けた階層構造に構成され、 前記格納手段は該タイトル情報を受信すると該タイトル
    に基づいて情報メッセージを階層化して前記記憶手段に
    格納し、 前記表示手段は表示出力されたタイトル情報に対する利
    用者からの指示に応じて下位階層のタイトル情報を表示
    出力し、当該下位階層のタイトルと共に当該タイトルに
    対応付けて格納されている情報メッセージの内で未だ表
    示出力されていない情報メッセージ数を表示出力するこ
    とを特徴とするメッセージ受信機。
  10. 【請求項10】 群呼出番号を無線受信して、受信した
    群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した
    場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージ
    を記憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージ数を表示出力する表示手
    段と、を備え、 前記タイトル情報が上位階層のタイトルに下位階層のタ
    イトルを関連付けた階層構造に構成され、 前記格納手段は該タイトル情報を受信すると該タイトル
    に基づいて情報メッセージを階層化して前記記憶手段に
    格納し、 前記表示手段は表示出力されたタイトル情報に対する利
    用者からの指示に応じて下位階層のタイトル情報を表示
    出力し、当該下位階層のタイトルと共に当該タイトルの
    更に下位階層のタイトルが存在するか否かを示す情報を
    表示出力することを特徴とするメッセージ受信機。
  11. 【請求項11】 群呼出番号を無線受信して、受信した
    群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した
    場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージ
    を記憶手段に格納するメッセージ受信機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号を受信すると、当該群呼出番号に対応し
    て受信した情報メッセージのタイトル情報に基づいて、
    当該情報メッセージを分類して前記記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記タイトル情報と共に当該タイトル情報に対応付けて
    格納されている情報メッセージ数を表示出力する表示手
    段と、を備え、 前記タイトル情報が上位階層のタイトルに下位階層のタ
    イトルを関連付けた階層構造に構成され、 前記格納手段は該タイトル情報を受信すると該タイトル
    に基づいて情報メッセージを階層化して前記記憶手段に
    格納し、 前記表示手段は表示出力されたタイトル情報に対する利
    用者からの指示に応じて下位階層のタイトル情報を表示
    出力し、当該下位階層のタイトルと共に当該タイトルに
    対応付けて格納されている情報メッセージ数及び当該情
    報メッセージの内で未だ表示出力されていない情報メッ
    セージ数及び当該タイトルの更に下位階層のタイトルが
    存在するか否かを示す情報を表示出力することを特徴と
    するメッセージ受信機。
  12. 【請求項12】 群呼出番号を無線受信して、受信した
    群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した
    場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージ
    を記憶手段に格納し、表示器に表示するメッセージ受信
    機において、 選択呼出受信機に共通な情報メッセージを提供するため
    の群呼出番号に引き続いて情報メッセージを受信する
    と、当該情報メッセージのタイトルに従って当該当該情
    報メッセージを分類するタイトル分類手段と、 前記受信した情報メッセージに更にタイトルに続く下位
    階層のサブタイトルが存在する場合には、当該下位階層
    のサブタイトルに従って当該情報メッセージを分類する
    サブタイトル分類手段と、 前記タイトルあるいはサブタイトルに従って分類された
    情報メッセージを記憶する記憶手段と、 前記タイトルあるいはサブタイトルと共に当該タイトル
    あるいはサブタイトルに従って記憶された情報メッセー
    ジ数を前記表示器に表示出力する表示手段と、 を有することを特徴とするメッセージ受信機。
  13. 【請求項13】 群呼出番号を無線受信して、受信した
    群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した
    場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージ
    を記憶手段に格納するとともに表示器に表示するメッセ
    ージ受信機において、 選択呼出受信機に共通な情報メッセージを提供するため
    の群呼出番号に引き続いて情報メッセージを受信する
    と、当該情報メッセージのタイトルに従って当該当該情
    報メッセージを分類するタイトル分類手段と、 前記受信した情報メッセージに更にタイトルに続く下位
    階層のサブタイトルが存在する場合には、当該下位階層
    のサブタイトルに従って当該情報メッセージを分類する
    サブタイトル分類手段と、 前記タイトルあるいはサブタイトルに従って分類された
    情報メッセージを記憶する記憶手段と、 前記タイトルあるいはサブタイトルと共に当該タイトル
    あるいはサブタイトルに従って記憶された情報メッセー
    ジの内の未だに表示出力されていない情報メッセージ数
    を前記表示器に表示出力する表示手段と、 を有することを特徴とするメッセージ受信機。
  14. 【請求項14】 群呼出番号を無線受信して、受信した
    群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した
    場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージ
    を記憶手段に格納し、表示器に表示するメッセージ受信
    機において、 選択呼出受信機に共通な情報メッセージを提供するため
    の群呼出番号に引き続いて情報メッセージを受信する
    と、当該情報メッセージのタイトルに従って当該当該情
    報メッセージを分類するタイトル分類手段と、 前記受信した情報メッセージに更にタイトルに続く下位
    階層のサブタイトルが存在する場合には、当該下位階層
    のサブタイトルに従って当該情報メッセージを分類する
    サブタイトル分類手段と、 前記タイトルあるいはサブタイトルに従って分類された
    情報メッセージを記憶する記憶手段と、 前記タイトルあるいはサブタイトルと共に当該タイトル
    あるいはサブタイトルの下位階層のタイトルが存在する
    か否かを示す情報を前記表示器に表示出力する表示手段
    と、 を有することを特徴とするメッセージ受信機。
  15. 【請求項15】 群呼出番号を無線受信して、受信した
    群呼出番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した
    場合に、当該群呼出番号に対応して受信したメッセージ
    を記憶手段に格納し、表示器に表示するメッセージ受信
    機において、 メッセージ受信機に共通な情報メッセージを提供するた
    めの群呼出番号及び情報メッセージ及び情報メッセージ
    のタイトル情報を含む無線信号を受信する受信手段と、 自己に割り当てられた群呼出番号を記憶する呼出番号記
    憶手段と、 前記受信手段で受信した群呼出番号と前記呼出番号記憶
    手段が記憶する自己の群呼出番号とを比較する比較手段
    と、 前記比較の結果、受信した群呼出番号と自己の呼出番号
    とが一致した場合に、タイトル情報を抽出するタイトル
    抽出手段と、 前記比較の結果、受信した群呼出番号と自己の呼出番号
    とが一致した場合に、情報メッセージを抽出する情報メ
    ッセージ抽出手段と、 前記抽出されたタイトル情報と情報メッセージとを記憶
    するための格納エリアを前記記憶手段に作成して、当該
    格納エリアに当該タイトル情報及び情報メッセージを記
    憶させる手段と、 前記記憶手段に記憶されたタイトル情報を表示する際
    に、当該タイトル情報に基づいて格納されている情報メ
    ッセージ数を前記表示器に表示する手段と、 を有することを特徴とするメッセージ受信機。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項15のいずれか1
    項に記載のメッセージ受信機において、 複数のタイトル情報及び当該タイトルに対応付けて格納
    されている情報メッセージに関するタイトル関連情報が
    同一の画面に表示出力されることを特徴とするメッセー
    ジ受信機。
  17. 【請求項17】 個別選択呼出番号と群呼出番号とを無
    線受信して、受信した個別選択呼出番号あるいは群呼出
    番号が自己に割り当てられた呼出番号と一致した場合
    に、当該個別選択呼出番号あるいは当該群呼出番号に対
    応して受信したメッセージを記憶手段に格納し、表示器
    に表示する表示機能付選択呼出受信機において、 選択呼出受信機に共通な情報メッセージを提供するため
    の群呼出番号及び情報メッセージ及び情報メッセージの
    タイトル情報を含む無線信号を受信する受信手段と、 自己に割り当てられた群呼出番号を記憶する呼出番号記
    憶手段と、 前記受信手段で受信した群呼出番号と前記呼出番号記憶
    手段が記憶する自己の群呼出番号とを比較する比較手段
    と、 前記比較の結果、受信した群呼出番号と自己の呼出番号
    とが一致した場合に、タイトル情報を抽出するタイトル
    抽出手段と、 前記比較の結果、受信した群呼出番号と自己の呼出番号
    とが一致した場合に、情報メッセージを抽出する情報メ
    ッセージ抽出手段と、 前記抽出されたタイトル情報と情報メッセージとを前記
    記憶手段に記憶させる手段と、 前記記憶手段に記憶されたタイトル情報を表示する際
    に、当該タイトルに対応付けて格納されている情報メッ
    セージに関するタイトル関連情報を前記表示器に表示す
    る手段と、 を有することを特徴とする表示機能付選択呼出受信機。
JP9364529A 1997-10-01 1997-12-18 メッセージ受信機 Pending JPH11168766A (ja)

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JP9364529A JPH11168766A (ja) 1997-10-01 1997-12-18 メッセージ受信機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092244A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 電子データ管理システム、電子データ管理システムの制御方法及びプログラム
JP2015505439A (ja) * 2011-12-27 2015-02-19 ヴォーネイジ ネットワーク,エルエルシー 通信の通知およびハンドリングのためのシステムおよび方法

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