JP3952975B2 - 携帯通信端末、および、アップロード方法 - Google Patents

携帯通信端末、および、アップロード方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯通信端末、および、アップロード方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電話回線を使用して文字情報の送受を行う通信システムとして、無線ページングシステムやホームバンキングシステムなどがある。これらの通信システムにおいて、特にページングシステムは、最近の急激な需要の増加に伴って標準規格「RCR STD−43」(以下RCR STD−43と記す)が実用化されている。
【0003】
まず、このRCR STD−43について簡単に説明する。このRCR STD−43に採用されるデータ構成を図59に示す。図59において、参照符号101は1時間に送信されるデータ構成を示す。参照符号102は1サイクルのデータ構成(以下、サイクル構成という)を示す。参照符号103は1フレームのデータ構成(以下、フレーム構成という)を示す。データ構成70は、“0”から“14”までの番号が付けられた15サイクルよりなり、1時間に15サイクルが送信される。サイクル構成71は、“0”から“127”までの番号が付けられた128フレームよりなり、4分間に送信される128フレームが送信される。1フレームのデータの送信時間は1.875秒であり、1分間に32フレームのデータが送信される。フレーム構成103は、1フレーム分のデータの構成を示し、そのデータ内容に応じて8つに区分されている。
【0004】
フレーム構成72は、同期部1(S1)103A、フレーム情報(FI)103B、同期部2(S2)103C、ブロック情報部(BI)103D、アドレスフィールド(AF)103E、ベクトルフィールド(VF)103F、メッセージフィールド(MF)103G、及びアイドルブロック(IB)103Hより構成されている。
【0005】
同期部1(S1)103Aには、2値FSK変調された1600bpsの112ビットから構成される。同期部1(S1)103Aは、ブロック情報(BI)103D以降で送信されるデータの変調方式/伝送速度が、
2値FSK方式/1600bps
2値FSK方式/3200bps
4値FSK方式/3200bps
4値FSK方式/6400bps
の内の何れであるかを規定する情報が格納される。
【0006】
フレーム情報(FI)103Bは、2値FSK変調された1600bpsの32ビットを1ワードとして、1ブロックで構成される。フレーム情報(FI)103Bには、フレーム番号、サイクル番号、送信回数を規定する情報などが格納されている。同期部2(S2)103Cには、同期部1(S1)103Aで規定された変調方式や伝送速度で受信タイミングをとるためのタイミング情報が格納されている。
【0007】
ブロック情報(BI)103Dからアイドルブロック(IB)103Hに格納された情報は、同期部1(S1)103Aで規定された変調方式/受信速度で送信され、160ms単位1ブロックのインターリーブデータが11個で構成される。ブロック情報部(BI)103Dには、後述のアドレスフィールド(AF)103E及びベクトルフィールド(VF)103Fの起点となるワード番号やワード数等の情報が格納される。アドレスフィールド(AF)103Eには、ページング先のアドレスデータが格納される。ベクトルフィールド(VF)103Fには、メッセージフィールド(MF)103Gの起点となるワード番号、ワード数等の情報が格納される。メッセージフィールド(MF)103Gには、ベクトルフィールド(VF)103Fで規定されたデータの形態に応じたメッセージデータが格納される。アイドルブロック(IB)103Hは、未使用ブロックであり、ここには“1”又は“0”のパターンがセットされる。
【0008】
このRCR STD−43を利用すると、ページングサービスを提供するページングセンターは、加入者の個別呼出サービスに加えて、天気予報、株価情報等の種々のサービス内容の情報メッセージを、一度に大量に加入者(サービス契約者)の所持するページャーに提供することができる情報提供サービスを実施することができる。
【0009】
また、加入者(ページャーのユーザー、以下ユーザーと記す)の所持するページャーも、上記「情報提供サービス」の受信を希望することにより、情報提供会社から提供される様々なサービス内容の情報メッセージを受信することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザーのページャーへ一度に大量のデータを送信できるRCR STD−43であっても、規定されている送信フォーマットでは短い文章であり、送信できるデータ量にも限界がある。
【0011】
また、ページングシステムを利用した情報提供サービスのサービス内容も、ビジネス情報から、その受信エリアに関連した地域情報まで様々あるため、ユーザーの提供される情報内容へのニーズは、為替相場等の定形のフォーマットで表現できる情報から、個人売買やコンサートチケット情報等の規定されたフォーマットでは表現が困難な情報へ変化しつつある。
【0012】
したがって、情報提供会社(サービスセンター)でも、上記ニーズに合わせて、規定されたフォーマットでは表現が困難な情報の提供を試みている。しかしながら、本来よりページャーは、RCR STD−43に適合したものであって、規定されたフォーマットのデータしか受信することができない。また、内部のメモリの容量の問題から、規格以外のフォーマット形式のデータを一度に大量に受信することができない。
【0013】
また、これとは対照的に、パーソナル・コミュニケーション・サービス(PCS)・システムを利用しセルラーフォンと、ノート型のパーソナルコンピューターとを接続して、画像や電子メール等の各種フォーマットのデータファイルを互いに送受信したり、ユーザーが雇用されている企業のデータベースから所望のデータファイルをダウンロードする方法が従来から知られている。しかしながら、上記方法では、例えばユーザーが、セルラーフォンと上記データベースとを回線接続し、データベースに蓄積された情報をノート型のパーソナルコンピューターにダウンロードする際、ユーザーはデータベースを検索しなければ、ダウンロードすべきデータファイルがどれなのかわからない場合があった。
【0014】
さらに、このセルラーフォンを利用した電子メールサービスの場合、ページャーよりもサービスエリアが狭く、周囲の環境によっては受信データにデータ化け等の障害も頻繁に発生するといった問題もあった。
【0015】
一方、セルラーフォンを携帯端末に接続してデータを送受信する方法が従来から知られている。しかしながら、セルラーフォンは、“0”または“1”のビット列のデータを音声信号に変換して送受信する。このため、セルラーフォンとセンターとを回線接続し、センターのデータベースに蓄積された情報が携帯端末にダウンロードされるまで、ユーザーは、どのような情報が送られてくるかを知ることができない。周囲の環境によって電波状態が悪いときには、送受信されるデータが本来のデータとは異なる場合があった。さらに、セルラーフォンのサービスエリアは、ページャーよりも狭く、ユーザーがいる場所によっては情報を受信できない場合もあった。
【0017】
本発明の課題は、データベースにどのようなデータファイルが蓄積されたかをページングシステム等の無線通信システムを利用することによって確認でき、ユーザが受信したデータの内容を確認した後で蓄積されたデータファイルをダウンロードすることができる携帯通信端末において、データベースに容易にメッセージとデータファイルとをアップロードできる方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
公衆回線網を介してサーバーに接続し、このサーバーを介してデータベースに接続する携帯通信端末において、
前記データベースに格納されたデータを受信するために、前記公衆回線網を介して前記サーバーから呼出を受ける手段と、
この呼出を受ける手段による呼出の際に照合され、前記公衆回線網を利用するサービスに加入することにより当該端末に割り当てられる情報と、前記サーバーアクセスするための情報とを関連付けて記憶する情報記憶手段と、
メッセージを入力するメッセージ入力手段と、
複数のファイルを記憶するファイル記憶手段と、
前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージとともに送信するファイルを前記ファイル記憶手段に記憶された複数のファイルから選択するファイル選択手段と、
前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージと前記ファイル選択手段によって選択されたファイルとを格納する前記データベース内の格納先を示す情報を入力する格納先情報入力手段と、
前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージと前記ファイル選択手段によって選択されたファイルとを前記データベースに格納させるため、前記サーバーアクセスするための情報を入力する情報入力手段と、
前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージ、前記ファイル選択手段によって選択されたファイル、前記格納先情報入力手段によって入力された格納先を示す情報、および、前記情報入力手段によって入力された前記サーバーアクセスするための情報を夫々関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたメッセージとファイルの送信を指示する指示手段と、
この指示手段により送信が指示されると、前記記憶手段より前記情報入力手段によって入力された情報と前記格納先情報入力手段によって入力された格納先を示す情報とを読み出して出力して前記サーバーにアクセスするとともに、前記格納先を示す情報によって指定された前記データベース内の格納先へ前記メッセージとファイルとをアップロードするアップロード手段と
を備えたことを特徴としている。
【0019】
この請求項1記載の発明の携帯通信端末によれば、公衆回線網を介してサーバーに接続し、このサーバーを介してデータベースに接続する携帯通信端末において、前記データベースに格納されたデータを受信するために、前記公衆回線網を介して前記サーバーから呼出を受ける手段と、この呼出を受ける手段による呼出の際に照合され、前記公衆回線網を利用するサービスに加入することにより当該端末に割り当てられる情報と、前記サーバーアクセスするための情報とを関連付けて記憶する情報記憶手段と、メッセージを入力するメッセージ入力手段と、複数のファイルを記憶するファイル記憶手段と、前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージとともに送信するファイルを前記ファイル記憶手段に記憶された複数のファイルから選択するファイル選択手段と、前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージと前記ファイル選択手段によって選択されたファイルとを格納する前記データベース内の格納先を示す情報を入力する格納先情報入力手段と、前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージと前記ファイル選択手段によって選択されたファイルとを前記データベースに格納させるため、前記サーバーアクセスするための情報を入力する情報入力手段と、前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージ、前記ファイル選択手段によって選択されたファイル、前記格納先情報入力手段によって入力された格納先を示す情報、および、前記情報入力手段によって入力された前記サーバーアクセスするための情報を夫々関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたメッセージとファイルの送信を指示する指示手段と、この指示手段により送信が指示されると、前記記憶手段より前記情報入力手段によって入力された情報と前記格納先情報入力手段によって入力された格納先を示す情報とを読み出して出力して前記サーバーにアクセスするとともに、前記格納先を示す情報によって指定された前記データベース内の格納先へ前記メッセージとファイルとをアップロードするアップロード手段とが備えられている。
【0020】
したがって、携帯通信端末のユーザーは、入力したメッセージと、添付すべきファイルとを一括してデータベースにアップロードすることができる。
【0024】
請求項記載の発明は、
データベースに格納されたデータを受信するために、公衆回線網を介して当該データベースを管理するサーバーから呼び出される機能を有し、このサーバーからの呼び出しの際に照合され、前記公衆回線網を利用するサービスに加入することにより当該端末に割り当てられる情報と、前記サーバーにアクセスするための情報とを関連付けて記憶する情報記憶部を備えた携帯通信端末におけるアップロード方法であって、
メッセージを入力するメッセージ入力ステップと、
複数のファイルを記憶するメモリより、前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージとともに送信するファイル選択するファイル選択ステップと、
前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージと前記ファイル選択ステップにて選択されたファイルとを格納する前記データベース内の格納先を示す情報を入力する格納先情報入力ステップと、
前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージと前記ファイル選択ステップにて選択されたファイルとを前記データベースに格納させるため、前記サーバーにアクセスするための情報を入力する情報入力ステップと、
前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージ、前記ファイル選択ステップにて選択されたファイル、前記格納先情報入力ステップにて入力された格納先を示す情報、および、前記情報入力ステップにて入力された前記サーバーにアクセスするための情報を夫々関連付けて送信バッファに記憶させる記憶ステップと、
前記記憶ステップにて記憶されたメッセージとファイルの送信を指示する指示ステップと、
この指示ステップにて送信が指示されると、前記送信バッファより前記情報入力ステップによって入力された情報と前記格納先情報入力ステップによって入力された格納先を示す情報とを読み出して出力して前記サーバーにアクセスするとともに、前記格納先を示す情報によって指定された前記データベース内の格納先へ前記メッセージとファイルとをアップロードするアップロードステップと
からなるアップロード方法を特徴としている。
【0025】
この請求項記載の発明のアップロード方法によれば、データベースに格納されたデータを受信するために、公衆回線網を介して当該データベースを管理するサーバーから呼び出される機能を有し、このサーバーからの呼び出しの際に照合され、前記公衆回線網を利用するサービスに加入することにより当該端末に割り当てられる情報と、前記サーバーにアクセスするための情報とを関連付けて記憶する情報記憶部を備えた携帯通信端末におけるアップロード方法であって、メッセージを入力するメッセージ入力ステップと、複数のファイルを記憶するメモリより、前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージとともに送信するファイル選択するファイル選択ステップと、前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージと前記ファイル選択ステップにて選択されたファイルとを格納する前記データベース内の格納先を示す情報を入力する格納先情報入力ステップと、前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージと前記ファイル選択ステップにて選択されたファイルとを前記データベースに格納させるため、前記サーバーにアクセスするための情報を入力する情報入力ステップと、前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージ、前記ファイル選択ステップにて選択されたファイル、前記格納先情報入力ステップにて入力された格納先を示す情報、および、前記情報入力ステップにて入力された前記サーバーにアクセスするための情報を夫々関連付けて送信バッファに記憶させる記憶ステップと、前記記憶ステップにて記憶されたメッセージとファイルの送信を指示する指示ステップと、この指示ステップにて送信が指示されると、前記送信バッファより前記情報入力ステップによって入力された情報と前記格納先情報入力ステップによって入力された格納先を示す情報とを読み出して出力して前記サーバーにアクセスするとともに、前記格納先を示す情報によって指定された前記データベース内の格納先へ前記メッセージとファイルとをアップロードするアップロードステップとからなる。
【0026】
したがって、携帯通信端末のユーザーは、入力したメッセージと、添付すべきファイルとを一括してデータベースにアップロードすることができる。
【0087】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0088】
(第1の実施の形態)
図1〜図25は、本発明を適用した上記高度ページング方式に対応したページング通信システムの一実施の形態を示す図である。
【0089】
まず、構成を説明する。
【0090】
図1は、本第1の実施の形態のページングシステムのシステム構成を示す図である。このページングシステムでは、情報サービスの内容としてコンサート等のチケット情報がアーティスト毎に音声で提供される。
【0091】
図1のページングシステムにおいて、1は公衆電話である。公衆電話1は、公衆回線網2を介してページングセンター3、サービスセンター4、パーソナルコンピュータ7等と接続されている。ここで公衆回線網2を介して単に「接続」と呼ぶ場合は、物理的な接続を意味する。以下、例えば、公衆電話1とページングセンター3とが公衆回線網2を介して論理的に接続された場合は、「回線接続」と呼ぶ。
【0092】
ページングセンター3は、送信局(TX)5と接続されるとともに、公衆回線網2を介してサービスセンター4と接続されている。公衆回線網2には、データ通信用の赤外線モデム9とテレターミナル等で用いられるデータ通信用の受信局(RX)11も接続されている。
【0093】
図1のページングシステムにおいて、6、6’は、ページャーである。参照符号8は、無線によるデータ受信機能及び赤外線によるデータ通信機能を有する携帯端末(PDA)である。参照符号10は、無線データ通信機能を有する携帯端末である。
【0094】
ページングセンター3は、図2に示すように、入出力回路301、切換部302、呼出番号照合部303、加入者メモリ304、音声応答回路305、制御部306、メッセージレジスタ307、ベクトルレジスタ308、アドレスレジスタ309、送信信号処理部310及びブロック情報記憶用メモリ311により構成されている。
【0095】
入出力回路301は、公衆回線網2に接続されている。入出力回路301は、公衆回線網2を介して回線接続された公衆電話1から呼出対象となるページャー6、6’の呼出番号(電話番号)及びページャー6、6’に送信するメッセージ情報を入力すると共に、音声応答回路305からのアナウンスを回線接続された公衆電話1に対して出力する。
【0096】
切換部302は、入出力回路301に接続されている。切り替え部302は、制御部306の制御信号に応答して、入出力回路301に入力された入力データの内の呼出番号を呼出番号照合部303に、メッセージ情報を制御部306に、それぞれ出力する。
【0097】
呼出番号照合部303は、切換部302から入力された呼出番号を予め加入者メモリ304に登録されている複数の呼出番号と比較し、一致するものがあるか否かを判定する。
【0098】
加入者メモリ304は、呼出対象となるページャー6、6’の呼出番号と、IDすなわち個別呼び出しのアドレスデータ(21ビット)とを契約している加入者毎に関連付けて記憶する。本実施の形態では、加入者メモリ304は、音声情報サービス受信用のアドレスデータ(HC)も記憶している(図示せず)。アドレスコードデータ(HC)は、制御部306の制御に従って読み出される。
【0099】
制御部306は、ページングセンター3全体の動作を制御すると共に、一連のページング処理を制御する。制御部306は、各公衆電話1からの呼び出し要求に応答してページャー6、6’を呼び出すための処理を行う。制御部306は、サービスセンター4と公衆回線網2で接続されており、音声情報サービスの情報メッセージの送信に際し、サービスセンター4から専用回線を介して送られてくる契約者のページャーの、上記音声情報サービス受信用のアドレスデータに対応する呼出番号、及び情報メッセージデータに応じて、一括してページャー6、6’に送信するページング処理を行う。
【0100】
音声応答回路305は、入出力回路301に接続され、制御部306の制御に従ってアナウンス内容を生成し、入出力回路301を介して回線接続した発呼者(公衆電話1)にこのアナウンスを出力する。
【0101】
メッセージレジスタ307は、制御部306の制御に従ってページャー6、6’に対して発信するメッセージデータを受け取り、格納すると共に、格納したメッセージデータを送信信号処理部310に出力する。メッセージレジスタ307は、例えば、4ビット単位の数値コード(数字データ)で構成されるメッセージデータや後述する音声情報サービスの情報メッセージの内容を識別するためのコードデータ(識別データ)を格納できる記憶容量をもっている。このメッセージレジスタ307に格納されたメッセージデータは、上記図59に示したフレーム構成103のメッセージフィールド(MF)103Gに設定される。
【0102】
ベクトルレジスタ308は、制御部306の制御に従ってアドレスデータと対になるベクトルデータを格納すると共に、格納したベクトルデータを送信信号処理部20に出力する構成を有している。
【0103】
アドレスレジスタ309は、制御部306の制御に従ってページャーを呼び出すアドレスデータ及びフレームデータ等の情報を受け取り、格納すると共に、格納したデータを送信信号処理部310に出力する。このアドレスレジスタ309に格納されたアドレスデータ及びフレームデータは、それぞれ図59のフレーム構成103のアドレスフィールド(AF)103E、フレーム情報(FI)103Bに格納される。
【0104】
送信信号処理部310は、メッセージレジスタ307、ベクトルレジスタ308及びアドレスレジスタ309に接続されている。送信信号処理部310は、メッセージデータ、ベクトルデータ、アドレスデータ及びフレームデータ等の情報を取り出し、RCR STD−43で規定されたデータ形式に変換して送信データを形成すると共に、制御部306の制御に従って送信データを送信局(TX)5に出力する。
【0105】
送信局(TX)5は、送信信号処理部310で形成された送信データを受け取り、受け取ったデータを変調して、この変調したデータを搬送波としてアンテナより各ページャー6、6’に無線出力する。
【0106】
ブロック情報記憶用メモリ311は、制御部306の制御に従って図59のフレーム構成103のブロック情報(BI)103Dを設定するための設定情報を記憶する。ブロック情報記憶用メモリ311には、送信データに基づきアドレスフィールド(AF)103E及びベクトルフィールド(VF)103Fの起点となるワード番号等の情報が格納される。
【0107】
図1に示すサービスセンター4は、ページャー6、6’のユーザー(サービス契約者)に対して音声情報サービスを提供するため、音声情報を管理する機能や、音声情報を蓄積するデータベース機能を有する。サービスセンター4は、図3に示すように、入出力回路41、音声出力回路42、制御部43、時計部44、音声情報データベース45、情報管理テーブル46及びRAM47により構成されている。
【0108】
入出力回路41は、公衆回線網2に接続されている。入出力回路41は、公衆回線網2に回線接続されている公衆電話1から音声情報の情報内容を特定するためのコードデータやメッセージデータを入力すると共に、音声出力回路42からの音声情報を公衆回線網2を介して公衆電話1に出力する。
【0109】
音声出力回路42は、入出力回路41に接続されている。音声出力回路42は、制御部43の制御に従って後述する音声情報データベース45に格納されている音声情報を読み出して生成し、入出力回路41を介して音声情報出力依頼者(公衆電話1)にこの音声情報を出力する。音声出力回路42は、後述するアクセス処理において応答する音声応答内容アナウンス▲1▼〜▲3▼も内部メモリに格納している。
【0110】
制御部43は、サービスセンター4全体の動作を制御する。制御部43は、音声情報サービスに際して、予め設定された時間間隔で送信依頼されたデータを一斉出力する。制御部43は、また、各公衆電話1あるいは受信局(RX)11から送られてくる当該音声情報サービスに関する、音声情報の出力依頼、若しくは提供処理の要求に応答して、音声情報出力処理及び音声情報格納処理等を制御する。制御部43は、ページングセンター3と公衆回線網2で接続されており、当該音声情報サービスに関連する、アドレスデータ#Cによる呼出依頼の為の呼出番号と、サブアドレスデータ、コードデータ、若しくはフリーワードメッセージデータとからなる識別情報と、記録時刻とを、専用回線を介してページングセンター3に出力する。
【0111】
時計部44は、現在時刻を計時し、計時した時刻情報を制御部43に出力する。音声情報データベース45は、音声情報を後述する管理テーブル(TB1、TB2、TB3…)に音声情報をデジタル化、且つ圧縮して格納している。そして音声情報サービスに際して制御部43により実行される音声情報出力処理に応じて、出力依頼された音声情報を解凍して、アナログ処理し、回線接続された公衆電話1に対し出力する。
【0112】
また、音声情報格納処理の場合は、提供依頼を受けた音声情報を、先に入力されたアクセスNo.に対応するサブアドレスデータで定義される管理テーブルに、コードデータ、及び記録時刻とともに、格納アドレスが割り振られて、デジタル圧縮されて格納される。情報管理テーブル46は、音声情報データベース45に格納される音声情報を管理する管理テーブルである。音声管理情報テーブル46は、半導体メモリなどのメモリに記憶されている。情報管理テーブル46のメモリ構成を図4に示す。図示するように、情報管理テーブル46は、管理テーブルTB1〜TB4毎の管理情報を格納するテーブルマネージャーTMと、音声情報データベース45に格納された音声情報を管理する管理情報を格納する管理テーブルTB1〜TB4の各メモリエリアから構成される。
【0113】
テーブルマネージャーTM内の記憶内容を図5に示す。テーブルマネージャーTMには、アクセスNo.欄、サブアドレスデータ欄及び管理テーブルNo.欄がそれぞれ対応づけて形成されている。アクセスNo.欄には、音声情報サービスの要求に際して、より詳細なサービス内容(例えば、アーティスト名を指定する場合等)をユーザが指定する場合に、ユーザーの操作によって公衆電話1から入力されるアクセスNo.データ(この図5では、4桁の数値としている)が格納される。サブアドレスデータ欄には、その指定されたアクセスNo.と対応付けられる8bitのサブアドレスデータが格納される。図5の例では、#S、#T、#U、#V等がサブアドレスデータとして設定された場合を示している。サブアドレスデータは、音声情報サービスを受けるユーザがページャー6、6’に設定及び変更することが可能な情報である。例えば、ページャー6のユーザが所望のアーティスト名の音声情報サービスを要求する場合には、予め音声情報サービスで設定されているアーティストのメニューよりページャー6のユーザが後述するキー入力部を操作し、所望のアーティスト名を適宜選択設定することによりサブアドレスが設定される。管理テーブルNo.欄には、アクセスNo.欄に格納されたアクセスNo.データ及びサブアドレスデータ欄に格納されたサブアドレスデータに対応する音声情報が、どの管理テーブルに格納されているかを示す管理テーブルNo.が格納される。
【0114】
管理テーブルTB1〜TB4のうち管理テーブルTB1内の記憶内容を図6に示す。図6の管理テーブルTB1では、コードデータ欄、音声情報データベースメモリアドレス欄及び記録時刻欄が形成されている。コードデータ欄には、音声情報の内容を識別する識別データであるコードデータ或いはフリーワードデータが格納される。図6の例では、コードデータの形態が“]]01”なら“(チケットを)譲ります”、“]]02”なら“譲って下さい”、及び、2桁の数字コードで1文字を指定してメッセージを形成するフリーワードメッセージデータ(例えば、ミミヨリジョウホウ等)が設定された場合を示している。これらのデータは、ページャー6のユーザーによる音声情報サービスにおける音声情報の提供、出力依頼の指定処理で利用されるとともに、ページャー6の表示部の表示制御処理にも利用される。音声情報データベースメモリアドレス欄には、コードデータ欄に格納されたコードデータに対応する音声情報の音声情報データベース45内の格納エリアのメモリアドレスが格納される。図6の例では、メモリアドレスとして、“TB1AD1”、“TB1AD2”、“TB1AD3”が設定された場合を示している。記録時刻欄には、それぞれ格納されたコードデータ及び音声情報データベースメモリアドレスに対応して音声情報が格納された時刻が格納される。この例では、音声情報の提供依頼が終了した時刻が記録時刻として格納される。
【0115】
管理テーブルTB2〜TB4も、管理テーブルTB1と同様に構成されており、異なる音声情報サービスについて管理テーブルTB1と同様のデータが格納される。
【0116】
RAM(Random Access Memory)47は、制御部43のワークエリアとして使用され、音声情報サービスに関わるデータの一斉出力処理で、一括してページングセンター3に送られる呼出番号、サブアドレスデータ、及びコードデータ、若しくはフリーワードメッセージデータや、記録時刻等を一時的に格納する。
【0117】
次に、ページャー6の外観について説明する。図7(a)〜図7(d)は、ページャー6の外観を示す図であり、それぞれページャ6の正面図、左側面図、底面図、背面図である。
【0118】
ページャー6の正面には、図7(a)に示すように、表示部61aが設けられている。表示部61aの表面には、ペン入力可能な透明なタッチパネル61bが設けられている。ページャー6の正面には、カーソルの右移動ボタン61c、カーソルの左移動ボタン61d、インクリメントと次データを表示させるボタン61e、デクリメントと次データを表示させるボタン61fと、トーン送出を開始するダイアラーキー62、各処理モードをメニュー表示させる機能キー631、固定伝言やフリーメッセージ等の文字を呼び出すための文字キー632、決定及び実行を行う登録キー633及び、バックライトの点灯を指定する照明キー634が設けられている。
【0119】
ページャー6の左側面には、図7(b)に示すように、メニューの呼出及び電源のON/OFFを行うメニュー/電源キー630と、着呼を報知する際に点滅するLED76とが設けられている。ページャー6の底面には、図7(c)に示すように、着呼を報知する際に報音するスピーカー74が設けられている。ページャー6の背面には、図7(d)に示すように、プッシュホンのダイヤル信号であるDTMF(Dual Tone Multi-Frequency )信号に対応した音を出力するダイアラースピーカー79が設けられている。
【0120】
ページャー6の内部の回路は、図8に示すように、表示部61a、タッチパネル部61b、ダイアラーキー62、キー入力部63、アンテナ64、受信部65、デコーダ66、制御部67、バッファメモリ68、デインタリーブ回路69、ID−ROM70、ROM71、RAM72、ドライバ73、スピーカー74、バイブレータ75、LED76、送信バッファ77、D/A変換部78及びダイアラースピーカー79により構成されている。バスBには、表示部61a、タッチパネル部61b、ダイアラーキー62、キー入力部63、デコーダ66、制御部67、バッファメモリ68、デインタリーブ回路69、ID−ROM70、ROM71、RAM72、ドライバ73及び送信バッファ77が接続されている。
【0121】
表示部61aは、キー630〜634の操作に応答して制御部67から表示データを受け取って文字や図形等の画像を表示すると共に、カーソルキー61c〜61fの操作に応答してカーソルを移動させて表示する。タッチパネル部61bは、所望の操作内容が表示された表示部61aの座標位置を専用のペン等でタッチ操作すると、そのタッチ操作に応答して操作信号をバスBを介して制御部67に出力する。
【0122】
ダイアラーキー62は、その操作回数に応答して送信バッファ77に格納された送信データをD/A変換部78を介してダイアラースピーカー79から出力させることを指示する。キー入力部63は、ダイアラーキー以外のキー郡(61c〜61f、630〜634)により構成され、その機能説明は省略する。
【0123】
アンテナ64は、送信局(TX)5から無線で送信された搬送波を受信して受信部65に出力する。受信部65は、デコーダー66の制御に従って、後述するようにID−ROM70に格納されたフレームNo.に従ったタイムスロットで間欠駆動する。受信部65は、アンテナ64が受信した信号を検波、復調して、2値もしくは4値のデジタルデータに変換し、変換した2値または4値のデジタルデータをデコーダー66にシリアルに出力する。
【0124】
デコーダ66は、2値あるいは4値のデジタルデータを8bitのパラレルデータに変換してバスBに出力する。デコーダ66は、制御部67が入力したアドレスデータとID−ROM70に登録されたアドレスデータとが一致する際に出力される検出信号を受け取ると、一致したアドレスデータが含まれるフレームのベクトルフィールド及びメッセージフィールドの全データを受信部65に受信させる。
【0125】
バッファメモリ68は、1フレームの受信データをブロック単位で一時的に順次格納する。デインタリーブ回路69は、伝送速度や変調方式を規定する情報に従ってブロック単位でインターリーブされている受信データをデインターリーブする。
【0126】
ID−ROM70は、ページャー6に設定された21bitのアドレスデータ、例えば、個別呼出用アドレスデータ#A、#B、及び他のページャー6’、6’を共有する音声情報サービス受信用のアドレスデータ#Cを、この音声情報サービスを受け付ける公衆電話番号(TelNo.)とともに記憶する。ID―ROM70は、また、間欠受信タイミングを示す自己フレームのフレームNo.データ等の個別情報を格納する。
【0127】
ROM(Read Only Memory)71は、制御部67が実行する表示制御プログラムやその他各種プログラム等を格納する不揮発性の記憶媒体である。ROM71は、図9に示すように、表示制御プログラムメモリDM1、DM2と、フリーワードマトリクスメモリFMと、プログラムメモリPMの各メモリエリアから構成されている。プログラムメモリPMには、ページャー6の各回路を制御する制御プログラムが格納されている。
【0128】
表示制御プログラムメモリDM1の記憶内容を図10に示す。図10の表示制御プログラムメモリDM1には、アドレスデータ欄、表示制御内容欄及びTELNo.欄が形成されている。アドレスデータ欄には、ID−ROM70で設定されたアドレスデータが格納されている。アドレスデータ欄に格納されているアドレスデータは、図5のテーブルマネージャーTMに格納されるサブアドレスデータと異なり固定である。表示制御内容欄には、アドレスデータに対応する表示制御内容が格納される。図10の例では、アドレスデータ#Aに対応する表示制御内容として“セグメント「A」を点灯”、アドレスデータ#Bに対応する表示制御内容として“セグメント「B」を点灯”、アドレスデータ#Cに対応する表示制御内容として“表示部61aに「アーティスト・チケット情報」と表示”がそれぞれ格納された場合を示している。TELNo.欄には、ダイアラースピーカー79の出力内容が格納されている。図10の例では、アドレスデータが#A及び#Bに対してはダイアラースピーカー79の出力内容は格納されていないが、アドレスデータ#Cに対しては、コードデータ等の音声情報メッセージの提供元であるサービスセンター4の公衆電話番号(0000−000−000)が格納されている場合を示している。
【0129】
表示制御プログラムメモリDM2の記憶内容を図11に示す。図11の表示制御プログラムメモリDM2には、コートデータ欄及び表示制御内容欄が形成されている。コードデータ欄には、コードデータ“]]01”、“]]02”、及びフリーワードデータが格納される。表示制御内容欄には、このコードデータに対応する表示制御内容として、上述した“「譲ります。」+記録時刻”、“「譲ってください。」+記録時刻”、“「フリーワードメッセージ(内容)」+記録時刻”が格納されている。ここで、フリーワードメッセージは、着信したメッセージデータがフリーワードメッセージデータであった場合を示す。
【0130】
フリーワードマトリクスメモリFMは、当該ページャー6が着信したメッセージフィールド(MF)103Gに設定されるメッセージデータにおいて、当該メッセージデータがフリーワードメッセージデータであることを定義する識別データ(ビットパターンで”11011101:ダイアルデータで”− −”(*2*2))を検出すると、後続するビットデータを8ビットずつ読み出してその組み合わせより表示すべきキャラクターを読み出すためのものであり、図12に示されるような、4×4ビットのマトリクステーブルが格納されている。
【0131】
図8のRAM72は、音声情報サービスのサービス内容や着信したメッセージデータ等を格納する書き替え可能な記憶媒体である。RAM72は、図13に示すように、サブアドレス登録メモリSMと、メッセージメモリMMから構成されている。
【0132】
このサブアドレス登録メモリSMの記憶内容を図14に示す。図14のサブアドレス登録メモリSMには、サブアドレスデータ欄、表示されるサービス内容欄及び送信データ欄が形成されている。サブアドレスデータ欄には、図5のテーブルマネージャーTMに示した音声情報のサービス内容を指定するサブアドレスデータと同一のサブアドレスデータ#S、#Uが格納される。表示されるサービス内容欄には、サブアドレスデータ#S、#Uに対応して、受信すべき音声情報サービスのサービス内容が格納される。図14の例では、サブアドレスデータ#Sに対応するサービス内容としてアーティスト名“○山×夫”、サブアドレスデータ#Uに対応するサービス内容としてアーティスト名“□川△子”が格納された場合を示している。また、送信データ欄には、音声情報サービスの各サービス内容毎に設定される4桁の送信データが格納される。図14の例では、サブアドレスデータ欄及びサービス内容欄に対応する送信データとして“0000”と“0002”が格納された場合を示している。この送信データは、サービスセンターにおけるアクセスNo.となる。
【0133】
メッセージメモリMMの記憶内容を図15に示す。図15のメッセージメモリMMには、着信アドレスデータ欄、サブアドレスデータ欄と、着信データ欄とからなるデータ内容欄、記録時刻欄及び着信時刻欄が形成されている。着信アドレスデータ欄には、図10の表示制御プログラムメモリDM1内のアドレスデータ欄もしくはID−ROM70に格納されたアドレスデータのうちのメッセージデータを着信したアドレスデータが格納される。サブアドレスデータ欄には、図14のサブアドレス登録メモリSM内のサブアドレスデータ中の実際に着信したサブアドレスデータが格納される。但し、着信したデータが音声情報サービスを示すものでない場合は、この欄には何も格納されない。着信データ欄には、着信したメッセージデータ等のメッセージフィールド(MF)103G内でページャー6に送信されたデータ内容が格納される。記録時刻欄には、図6に示した情報管理テーブルTB内の記録時刻欄に格納される記録時刻と同一の記録時刻が格納される。但し、着信したデータ内容が音声情報サービスでない場合はこの欄には何も格納されない。着信時刻欄には、当該メッセージデータの着信時刻が格納される。
【0134】
図8のドライバ73は、バスBを介して制御部67から入力した報知指示に応答して、スピーカー74、バイブレータ75及びLED76を駆動制御する。送信バッファ77は、ダイアラースピーカー79からDTMF音を出力する際にDTMFデータ(送信データ)を一時的に格納する。D/A変換部78は、送信バッファ77に格納されたデジタルのDTMFデータをアナログのDTMF信号に変換する。ダイアラースピーカー79は、DTMF信号に対応するDTMF音を出力する。
【0135】
図1に示す他のページャー6’、6’も、図7及び図8に示すページャー6と同様に構成されている。
【0136】
図1において送信局(TX)5は、ページングセンター3から受信したページング通信信号を無線通信によりページャー6、6’に送出する。図1においてパーソナルコンピュータ7は、各種情報処理機能と通信モデム機能を有し、処理データを通信モデム機能により公衆回線網2に送出するとともに、公衆回線網2を介して送受信される通信データを処理する。
【0137】
さらに、図1において携帯端末8は、各種情報処理機能を有し、無線通信機能により送信局(TX)5から無線送信されるページング信号を受信して処理する。携帯通信端末8は、赤外線通信機能を有し、通信データを赤外線モデム9を介して公衆回線網2に対して送受信する。
【0138】
図1において赤外線モデム9は、携帯通信端末8との間で赤外線通信機能により通信データを送受信する機能を有し、携帯通信端末8から送信されるデータを変調して公衆回線網2に送出するとともに、公衆回線網2から送信されるデータを復調して携帯通信端末8に送出する。
【0139】
図1においてPDA(Personal Digital Assistant)10は、メモ機能や電話帳機能等の各種情報処理機能を有するとともに無線データ通信機能を有し、無線データ通信機能により通信データを受信局11に送信して公衆回線網2に送出するとともに、送信局(TX)5から送信される通信データを受信してデータ処理する。
【0140】
次に、本第1の実施の形態の動作を説明する。
【0141】
本第1の実施の形態のページングシステムでは、ダイアラー機能を持つページャー6、6’の所有者に対して上記音声情報サービスを提供するために、サービスセンター4に音声情報サービスに関わる音声情報の蓄積機能(データベース)及び管理機能(処理手段)を設けている。そして、その音声情報サービスは、音声情報で提供されるアーティスト情報サービス(アーティスト別チケット情報であり、個人売買として“(チケットを)譲ります”、“譲ってください”情報等)であるものとする。
【0142】
ページャー6、6’の表示部61aには、音声情報サービスに対応するアプリケーションとして、ページャー6、6’のユーザー自身が個人売買等の情報を音声情報としてサービスセンター4に登録する“音声情報提供”と、ページャー6、6’のユーザーが、ページャー6、6’を操作することにより所望する音声情報に対応する記録時刻をサービスセンター4へ送信し、音声情報の出力を依頼する“音声情報サービス”を選択可能なメニューが表示されるものとする。
【0143】
音声情報サービスに関わるサービスセンター4の一連の処理として、まず、図3のサービスセンター4内の制御部43により実行される制御処理を図16に示すフローチャートを参照して説明する。
【0144】
サービスセンター4を構成する回路は常に動作するように制御されており、常に公衆回線網2からの回線接続を待機する状態にあるとともに、情報管理テーブル46内のテーブルマネージャーTM及び管理テーブルTB1、TB2、TB3、…に格納されている管理情報(コードデータ、音声情報データベースメモリアドレス、記録時刻)に基づいて、音声情報データベース45に格納された音声情報に対応する送信データを一定時間毎(例えば、1時間毎)に、ページングセンター3及び送信局5を介して送信対象のページャー6、6’に一斉に送信する。
【0145】
サービスセンター4の制御部43は、上記待機状態において、入出力回路41から回線接続を検出したかどうか、その有無を検出する(ステップS1)。ステップS1で回線接続を検出しなかった場合は、音声情報の情報サービスデータの一斉送信の送信時刻か否かを判別する(ステップS2)。例えば、送信すべき時刻が1時間毎に設定され、前回の送信時刻が11時であった場合は、現在時刻が12時か否かを計時部44を参照して判別する。ステップS2で一斉送信時刻でないと判別した場合は、待機状態に戻る。ステップS2一斉送信時刻になったと判別した場合は、管理テーブル46を検索する(ステップS3)。そして、この管理テーブル46の検索により、前回の送信時刻(11時)の後に新たに音声情報データベース45に記録された音声情報が有るか否かを判別する(ステップS4)。すなわち、管理テーブル46内の管理テーブルTBに格納されている記録時刻を参照することにより前回の送信時刻(11時)の後に記録された音声情報の有無を、各テーブルNo.毎に判別する。
【0146】
ステップS4で前回の送信時刻(11時)の後に記録された音声情報が無いと判別した場合は、待機状態に戻る。ステップS4で前回の送信時刻(11時)の後に記録された音声情報が有ると判別した場合は、複数本の音声情報が存在するか否かを、管理テーブルTBを参照してチェックする(ステップS5)。ステップS5で管理テーブルTBを参照した結果、複数本の音声情報が存在しない場合は、ステップS7に移行する。複数の音声情報が存在する場合は、管理テーブルTBに格納されている送信対象の複数のコードデータ若しくはフリーワードメッセージデータと記録時刻とを、テーブルNo.に対応するサブアドレスデータ毎にRAM47に一時格納する(ステップS6)。
【0147】
この時(12時ちょうど)、情報管理テーブル46の管理テーブルTBには、一斉送信の対象となる合計4本のコードデータ(フリーワードメッセージデータを含む)が音声情報データベースメモリアドレス及び記録時刻と共に記憶されているものとする。この4本のコードデータは、サブアドレスデータ#Sについて3本、サブアドレスデータ#Uについて1本ある。サブアドレスデータ#Sに対応するコードデータは、“]]01”、“]]02”及びフリーワードメッセージデータ“ミミヨリジョウホウ(ダイアルデータで「− −(*2*2)72728592320485136513#」”の3つであり、記録時刻はそれぞれ“11:05”、“11:10”、“11:30”である。サブアドレスデータ#Uに対応するコードデータは、“]]02”であり、その記録時刻は“11:25”である。
【0148】
そして、アドレスデータ#C(音声情報サービス用)によるデータ送信を依頼するデータを専用回線を介してページングセンター3に送出する(ステップS7)。そして、管理テーブルTBからステップS5で確認した4本の音声情報サービス内容のそれぞれに対応するサブアドレスデータ、コードデータ/フリーワードメッセージデータ及び記録時刻を読み出す。制御部43は、読み出したこれらのデータから図17に示す構成の1本のメッセージデータを生成し、音声情報サービス用アドレスデータ#Cとともにページングセンター3へ送出する(ステップS8)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
【0149】
ページングセンター3は、サービスセンター4から図17に示した構成のデータを受信すると、ページングセンター3において生成されたメッセージデータを図59のメッセージフィールド(MF)103Gに格納してRCR STD−43に適用するデータが生成される。ページングセンター3は、この生成したデータを送信局(TX)5に送出する。これによって、図17に示す構成のデータが送信局(TX)5から音声情報サービス用アドレスデータ#Cを記憶するページャー6、6’に対して一斉に送信される。
【0150】
次に、ページャー6がページングセンター3により呼び出しを受け、上記の送信データ着信した時に、制御部67が実行する着信処理について、図18に示すフローチャートを参照して説明する。
【0151】
制御部67は、電源スイッチ630の操作による電源投入後、各回路部の初期設定や制御データの設定を実行して受信待機状態に入る。アンテナ64は、ページングセンター3から送信局(TX)5を介して無線で送信される変調波(アドレスデータ、メッセージデータ、)を受信して受信部65に出力する。受信部65は、デコーダー66の制御に従って、ID−ROM70に格納されたフレームNo.データに対応するタイムスロットで間欠駆動し、アンテナ64が受信した信号を検波、復調して、デコーダー66に出力する。デコーダー66は、受信部65より入力されたデータを8bitのパラレルデータに並び換えてバスBに出力する。制御部67は、ID−ROM70に登録されたアドレスデータとデインターリーブ回路69により、インターリーブ回復されたアドレスフィールド(AF)103E内のデータとを照合する。制御部67はこの照合結果が一致する際には、デコーダ66に一致信号を出力し、このフレーム内のデータを全て取り込むよう受信部65の受信動作を継続させる。
【0152】
この場合、制御部67は、図18のフローチャートに示す処理を実行する。
【0153】
制御部67は、ページングセンター3から送信局(TX)5を介して送信された1フレームのデータを全て取り込み(ステップS11)、照合・一致したアドレスデータが#A、#Bか、あるいは#C(情報サービス用アドレスデータ)かを判別する(ステップS12)。ステップS11でアドレスデータが#A、#Bであると判別した場合は、この着信データをインターリーブ回復、誤り訂正処理をしてメッセージメモリMMに格納し、ドライバ73により駆動されるスピーカー74の報知音、バイブレータ75の振動、あるいはLED79の点滅により着信を報知するとともに、図10の表示制御プログラムメモリDM1内のアドレスデータ#Aあるいは#Bに対応して表示制御内容欄に格納されている“セグメント「A」を点灯”あるいは“セグメント「B」を点灯”に基づいて、セグメント「A」あるいは「B」を表示部61bに表示させて、格納された着信データに基づくメッセージを表示部61aに表示する(ステップS15)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
【0154】
ステップS12でアドレスデータが#C(音声情報サービス用アドレス)であると判別した場合は、取り込んでインターリーブ回復した着信データのメッセージフィールド(MF)103G内にある識別情報である、サブアドレスデータ、コードデータ若しくはフリーワードメッセージデータの内、サブアドレスデータを、図14のサブアドレス登録メモリSM内に格納されたサブアドレスデータ(#S、#U)と順次照合する(ステップS13)。そして、一旦着信したデータのサブアドレスデータと格納されたサブアドレスデータとが一致するものがあるか否かを判別する(ステップS14)。そしてステップS14で両者のサブアドレスデータが一致しないデータについては、ステップS11で一致しないサブアドレスに後続するデータを次のサブアドレス検出される部分まで破棄する(ステップS16)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0155】
ステップS12でサブアドレスデータが一致したデータについては、このサブアドレスデータの後続のデータは、メッセージメモリMMにデータが転送される。そして、着信したこれらデータ(コードデータ、フリーワードメッセージデータ、記録時刻)に基づいて表示部61aに、表示内容を表示する。を例えば、図14の場合では、制御部67は、着信したメッセージデータの内、サブアドレス登録メモリSMに設定されているサブアドレスデータ#Sあるいは#Uに後続するデータのみをメッセージメモリMMに格納する。そして、これらのサブアドレスデータと対応づけてサービス内容欄に格納されている“ロジャー”あるいは“キャサリン”に基づいて、表示部61aに“○山×夫”あるいは“□川△子”と表示部61aに表示させる(ステップS15)。そして、本フローチャートによる着信処理を終了する。
【0156】
すなわち、ページャー6、6’は、音声情報サービス用アドレスデータ#Cで呼び出された場合、メッセージフィールドのデータを全て取り込んだ後、自機に設定されているサブアドレスデータが一致する後続データのみをメッセージメモリMMに取り込み、それ以外のデータは破棄する。
【0157】
以上のように、ページャー6、6’は、ページングセンター3から送信局(TX)5を介して送信されたデータについて着信処理をする。この着信処理によって、ページャー6、6’は、サービスセンター4より送信されたデータ中のメッセージフィールド(MF)103Gのデータを取り込む。取り込まれたデータは、識別データ毎にRAM72内に形成されたメッセージメモリMMに格納される。メッセージメモリMMに格納されたデータの格納内容を図19に示す。
【0158】
図19は、図15と同じメッセージメモリMMの着信データの格納状態を示すものであるが、図18に示される着信処理のフローチャートにしたがって、着信アドレスデータ欄にアドレスデータ#Cで着信した4本のデータが、新たに格納されている。この図の場合、ページングセンター3から音声情報サービスに従って一斉送信されたこのデータには少なくともサブアドレスデータ#Sと#Uが設定されている為、サブアドレスデータ欄は、サブアドレスデータ#Sと#Uを格納している。そして、サブアドレスデータ#Sに対応するデータ内容欄は、音声情報サービスのサービス内容を指定する識別データとしてコードデータ“]]01”、“]]02”、及び“ミミヨリジョウホウ”(フリーワードメッセージデータ)と、その各音声情報がサービスセンター4に記録された時刻である記録時刻“11:05、11:10、11:30”とを格納している。またサブアドレスデータ#Uに対応してコードデータ“]]02”と記録時刻“11:25”を格納している。更に着信時刻欄は、ページャー6がこれらのデータを受信した時刻“12:00”を格納している。
【0159】
次に、ページャー6からサービスセンター4に対して、ユーザー公衆回線網2を介してサービスセンター4に対し音声情報サービスに関わる音声情報を提供したり、サービスセンターに音声情報の出力依頼を行う場合に、ユーザーからの操作に基づいて、ページャー6の制御部67が実行する処理について、図20に示すフローチャートを参照して説明する。
【0160】
ユーザーによりキー入力部63のメニュー/電源キー630が操作されて音声情報サービスモードが選択されると、制御部67は、図20に示すフローチャートの処理を開始する。処理開始当初は、制御部67は、図21に示す音声情報サービスメニューを表示部61aに表示させる(ステップS21)。この図21に示す音声情報サービスメニューでは、ユーザーが行う音声情報の提供、及び所望のアーティストに関する音声情報の出力依頼(本実施例ではチケットの売買情報)に対応して、選択項目“1.音声情報提供”と“2.音声情報サービス(音声情報出力依頼)”が設けられている。そしてユーザーが、この選択項目を表示部61a上に設けられたタッチパネル61bの選択項目該当位置をペン等でタッチ操作することにより、制御部67が選択を検出する。
【0161】
次に、制御部67は、表示部61aに表示された音声情報サービスメニューにおいて、検出された選択項目が音声情報の提供か、あるいは出力依頼かを判別する(ステップS22)。例えば、図21に図示される表示部61aの表示例は、ステップS22に対応しており、検出された選択項目「音声情報サービス(出力依頼)」が参照符号aで示されるがごとく、反転表示されている。次に、その検出された選択項目について、図14のRAM72のサブアドレス登録メモリSMに格納されているサブアドレスデータ欄を参照する(ステップS23)。参照した結果、サブアドレスデータを登録していないと判別した場合は、所望のサービス内容(アーティスト名)の音声情報サービスの受信を登録していないと判断し、本処理を終了する。サブアドレスデータを登録していると判別した場合は、そのサブアドレスデータに対応してサブアドレス登録メモリSM内のサービス内容欄に格納されている複数のサービス内容を表示する(ステップS24)。具体的には、図22に示すように、図10の表示制御プログラムメモリDM2内のアドレスデータ#Cに対応して表示制御内容欄に格納されている“アーティスト・チケット情報”と、アーティスト・チケット情報の選択項目として図14のサブアドレス登録メモリSM内のサービス内容欄に格納されているアーティスト名“○山×夫”と“□川△子”とを、それぞれ表示部61aに表示する。
【0162】
次いで、表示部61aに表示されたサービス内容の内ユーザーの操作により特定のサービス内容が選択されたか否かを検出する(ステップS25)。ステップS25で特定のサービス内容が選択されたことが検出されると、(図22の例では参照符号bで示す“1.○山×夫”が選択されて反転表示された状態である)、制御部67は、その特定のサービス内容に対応するサブアドレスデータ(“1.○山×夫”が選択された場合はサブアドレスデータ#S)を図14のサブアドレス登録メモリSMから読み出す。制御部67は、読み出したサブアドレスデータに対応するデータ内容を、図19のメッセージメモリMMから読み出す(ステップS26)。すなわち、データ内容欄のコードデータ“]]01”、“]]02”、及びフリーワードメッセージデータ“ミミヨリジョウホウ”を読み出す。そして、図11の表示制御プログラムメモリDM2に格納された表示制御内容に従って、これらのデータ内容の一部を、図23に示すように、一覧形式で表示部61aに表示する(ステップS27)。
【0163】
具体的には、サブアドレスデータ#Sに対応してデータ内容欄に設定されているコードデータ“]]01”、“]]02”及び“フリーワードデータ”に対応して、図11の表示制御プログラムメモリDM2に格納されたコードデータ“]]01”、“]]02”及び“フリーワードメッセージデータ”に対応する表示制御内容“「譲ります。」+記録時刻”、“「譲ってください。」+記録時刻”と“「ミミヨリジョウホウ」+記録時刻”に基づいて、データの内容の先頭部及び記録時刻を表示部61aに表示する。
【0164】
次いで、制御部67は、表示部61aに表示されたデータの選択の有無を検出する(ステップS28)。図23の例では、参照符号cで示す“譲って下さい。11:10”の選択が検出されて反転表示された場合を示している。この場合ユーザーは、このデータの選択メニューにおいて、“譲ります。 11:05”または“譲って下さい。”あるいは“11:10”のいずれかに対応するタッチパネル61b上の位置をタッチ操作すればよい。
【0165】
以上のような選択操作を検出すると、制御部67は、ROM71の表示制御プログラムメモリDM1よりアドレスデータ#C対応して格納されるサービスセンター4のTelNo.(0000−000−000)と、RAM72のサブアドレス登録メモリSMより選択されたサービス内容(アーティスト名)に基づいてサブアドレスデータ(#S)に対応するアクセスNo.(0000)と、上記選択された表示内容すなわち「譲って下さい。 11:10」に対応するデータとして記録時刻(1105)とを、それぞれ、1回目、2回目、3回目の送信データとして送信バッファ77にセットする。
【0166】
そして、制御部67は、この選択されたデータ“譲って下さい。 11:10”に対応する全データ(“アーティスト・チケット情報”、“○山×夫”、“譲って下さい”、“11:10”)を表示部61aに表示させる(ステップS29)。そして、1回目のダイアラーキー62の押圧が検出されたかどうかを判別する(ステップS30)。ステップS30で1回目のダイアラーキー62が押圧されたことを検出されたと判別すると、制御部67は、送信バッファ77に格納されているサービスセンター4のTelNo.(0000−000−000)を出力させる。出力されたTelNo.は、DTMF音としてD/A変換器78を介してダイアラースピーカー79から出力される。このTelNo.に対応するDTMF音は、公衆電話1から出力されることによりサービスセンター4と回線接続される(ステップS31)。
【0167】
このページャー6からの発呼(電話番号に対応するDTMF音の出力)によって公衆電話1とサービスセンター4との間が公衆回線網2を介して回線接続されると、サービスセンター4は、アナウンス▲1▼「こちらはアーティストチケット音声情報サービスセンターです。希望されるアーティスト名のアクセスNo.を入力して下さい。」を、公衆回線網2を介して回線接続されている公衆電話1へ出力する。
【0168】
次いで、制御部67は、図24に示す表示メニュー上の参照符号dで示すステップS25で選択されたサービス内容“○山×夫”を反転表示させる(ステップS32)。そして、制御部67は、このサービスセンター4からのアナウンス▲1▼を聞いたユーザーによる2回目のダイアラーキー62の押圧が検出されたかどうかを判別する(ステップS33)。ステップS33で2回目のダイアラーキー62の押圧が検出されたと判別すると、制御部67は、送信バッファ77に格納されているアクセスNo.“0000”を出力させる。出力されたアクセスNo.は、DTMF音としてD/A変換器78を介してダイアラースピーカー79から出力される。このアクセスNo.に対応するDTMF音は、公衆電話1から公衆回線網2を介してサービスセンター4に送出される(ステップS34)。
【0169】
サービスセンター4は、アナウンス▲1▼の出力後、所定時間ページャー6からのアクセスNo.の入力の有無を待ち、ページャー6からアクセスNo.“0000”が入力されたことを検出すると、情報管理テーブル46内のテーブルメモリTMを検索してアクセスNo.“0000”が有るか否かを判別する。この時、該当するアクセスNo.が無い場合は、サービスセンター4は、「該当する音声情報はありません。」と出力して、処理を終了する。該当するアクセスNo.が有った場合は、サービスセンター4は、アナウンス▲2▼「メッセージもしくは記録時刻を入力して下さい。」を出力する。
【0170】
次いで、制御部67は、図24に示す表示メニュー上の参照符号eで示す記録時刻“11:10”を反転表示させる(ステップS35)。そして、サービスセンター4からのアナウンス▲2▼を聞いたユーザーによる3回目のダイアラーキー62の押圧が検出されたかどうかを判別する(ステップS36)。ステップ36で3回目のダイアラーキー62の押圧が検出されたと判別すると、制御部67は、送信バッファ77に格納されている記録時刻に対応する識別データ“1110”を出力させる。出力された識別データ“1110”は、DTMF音としてD/A変換器78を介してダイアラースピーカー79から出力される。この識別データに対応するDTMF音は、公衆電話1から公衆回線網2を介してサービスセンター4に送出される(ステップS37)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0171】
サービスセンター4は、このページャー6から記録時刻に対応する識別データを受信すると、情報管理テーブル46内の管理テーブルTB1を検索して記録時刻“11:10”が有るか否かを判別する。この時、該当する記録時刻が無い場合は、「該当する音声情報はありません。」と出力して、処理を終了する。該当する記録時刻が有った場合は、管理テーブルTB1に記録時刻に対応して音声情報データベースメモリアドレス欄に格納されているメモリアドレスTB1AD2に基づいて、音声情報データベース45に記憶されている音声情報を読み出して出力する。
【0172】
このサービスセンター4からの音声情報の出力を公衆電話1で受け取ることにより、ページャー6の所有者は、“ロジャー”に関する音声情報を聞くことができる。
【0173】
したがって、ページャー6のユーザが、サービスセンター4に対して音声情報の出力依頼を要求する場合は、
▲1▼ メニュー/電源キー630を操作して音声情報サービスメニューを表示部61aに表示する。
▲2▼ タッチパネル61bを操作して音声情報の出力依頼(音声情報サービス)を選択する。
▲3▼ ダイアラーキー62を3回操作する。
だけでサービスセンター4への回線接続、アクセスNo.の送信及びコードデータの送信が自動的に行われる。このため、この実施の形態のシステムによれば、ページャー6のユーザが音声情報サービスにおける音声情報の出力要求の時や、音声情報を提供する時の操作が簡単になる。
【0174】
上記第1の実施の形態では、ページャー6からサービスセンター4に対して音声情報サービスの音声情報出力依頼を出力する場合を説明した。しかしながら、サブアドレスデータ#Cを記憶している他のページャー6’からも、ユーザーが、上記と同様の処理操作を行うことにより、音声情報サービスを受けることができる。
【0175】
以上のように、本実施の形態のページングシステムでは、音声情報データベースに音声情報を蓄積し、音声情報サービス機能を備えたサービスセンター4を新たに設けた。そして、音声情報サービス機能を利用して、アーティスト別チケットの“譲ります。”又は“譲ってください。”等の規定のフォーマットで送信された識別情報に対応てし、音声情報を出力可能とした。
【0176】
また、本実施の形態では、識別データとして2種類のコードデータ( “]]01”,“]]02”)を使用したサービスについて説明したが、コードデータを使用したサービスに限定するものではない。音声情報の内容を特定するようなメッセージデータをサービスセンター4とページャー6でそれぞれ記憶管理している場合は、3回目の送信データとして選択した着信メッセージデータを上記記録時刻の代わりに送信バッファ77にセットすることができる。すなわち、サービスセンター4に出力依頼する音声情報を特定できれば、識別データの形態は限定されることはなく、例えばキーワード等でも適用可能である。サービスセンター4の音声情報データベース45に格納される音声情報を指定する音声情報データベースメモリアドレスを識別データとして使用してもよい。
【0177】
更に、上記第1の実施の形態のページャー6内のROM71には、内部に表示制御プログラムメモリDM2を形成し、この表示制御プログラムメモリDM2内にコードデータ欄及び表示制御内容欄を形成して、コードデータと表示制御内容を関連付けて格納するようにしたが、この表示制御プログラムメモリDM2をRAM72に形成しユーザが所望するコードデータに対応して受信制御情報を格納して、所望のコードデータ受信するようにしてもよい。
【0178】
図25は、この場合に使用される表示制御プログラムメモリDM2の記憶内容の例を示す。図25の表示制御プログラムメモリDM2では、コードデータ欄に“]]01”、“]]02”、“フリーワードデータ”を格納し、これに対応するように受信制御フラグ欄に“1”、“0”を格納している。この場合、受信制御フラグが“1”に設定されているコードデータ“]]01”(譲ります。)のみを着信できる。言い換えれば、コードデータ“]]01”が着信した場合に、“譲ります。”が表示され、同じサブアドレスデータでも、“]]01”以外のコードデータは、破棄される。
【0179】
また、コードデータの種類に対応して報知制御フラグを設定して、着信したサブアドレスデータに設定されているコードデータの種類に対応して報知制御をしてもよい。このようにすると、例えば、コードデータ“]]01”(譲ります。)と、“]]02”(譲って下さい。)では、着信報知音(メロディ)を異ならせる等の報知制御が可能になる。
【0180】
なお、音声情報データベース45において、音声情報が新規に登録された際、出力にかかるであろう時間(出力所要時間)を測定しておき、コードデータ送信時にこの出力所要時間をも送信するようにすると、ぺ−ジャー6,6’のユーザーは、音声情報出力依頼の時、着信した出力所要時間から、所望の音声情報は時間的にどの位長いのかを理解できる。
【0181】
(第2の実施の形態)
以下、図26〜図58を参照して、本発明の第2の実施の形態の通信システムについて、説明する。
【0182】
本第2の実施の形態では、ユーザーが、自分が雇用されているオフィスのデータベースに該ユーザー宛てにどのようなデータが蓄積されたかをページングシステムを利用して確認することができ、該ユーザーが内容を確認してから、携帯端末等にデータベースに蓄積されたデータをダウンロードすることができる通信システムについて説明する。
【0183】
図26は、本第2の実施の形態の通信システムの構成を示す図である。
【0184】
この通信システムにおいて、公衆電話1、ページングセンター3、オフィス(データ処理システム)14、及びセルラー電話サービスセンター15がISDN(Integrated Services Digital Network )12を介して接続されている。第1の実施の形態の場合と同様に、ISDN12を介して単に「接続」と呼ぶ場合は、物理的な接続を意味する。以下、例えば、公衆電話1とページングセンター4とがISDN12を介して論理的に接続された場合は、「回線接続」と呼ぶ。
【0185】
参照符号8A〜8Fは、オフィス14の社員が所有するページャー機能を有する携帯端末であり、同一のグループアドレスデータを有する。携帯通信端末8A〜8Fは、それぞれ1つ以上のサブアドレスデータを有する。携帯通信端末8A〜8Fは、後述するようにこのサブアドレスデータによってオフィス14から送信されたメッセージデータが自己宛のメッセージデータであるかどうかを判別し、自己宛てのメッセージである場合はこのメッセージデータに基づくメッセージを表示部に表示する。参照符号100の楕円内の携帯通信端末8C〜8Eは、オフィス14の営業1課の社員が有するものであり、同一のサブアドレスデータを記憶している(携帯通信端末8A〜8Fの構成については、後述する。)。参照符号10はノート型パーソナルコンピュータ(以下、PCという)であり、図示しないPCカードスロットには、ページング機能を有するPCカードがセットされている。また参照符号11はセルラーフォンである。PC10及びセルラーフォン11は、共にオフィス14の社員が有するものである。参照符号9は、携帯通信端末8Eがサーバー142とデータ通信を行うためのモデムである。
【0186】
ページングセンター3は、ページングネットワーク13を介して送信局(TX)5と接続されている。この実施の形態におけるページングセンター3の構成は、図27に示すように、第1の実施の形態のものと実質的に同一である。但し、この実施の形態の通信システムでは、ページングセンター3は、後述するようにオフィス14から呼出、及びメッセージデータの送信依頼を受けた場合はアルファニューメリックなメッセージデータを送信できるIPアドレスデータに対応する呼出番号でアクセスされるため、制御部306は入出力回路301がIPアドレスを受信したかどうかを、加入者メモリ304を参照しながら判別し、IPアドレスデータに対応する呼出番号でアクセスされたと判別したときは、音声出力回路304にアナウンスを出力させることなく、後続の処理を行う。入出力回路301はISDN12に接続され、制御部306はオフィス14内のモデム141に接続されている。
【0187】
セルラー電話サービスセンター15は、セルラーネットワーク16を介して送受信局(TRX)17と接続されている。従ってPC10は、セルラーフォン11と接続することで、サーバー142と回線接続され、サーバー142とデータ通信を行うことができる。
【0188】
オフィス14には、その内部において当該オフィスに蓄積されるデータを集中して処理する、モデム141、サーバー142及びデータベース143からなるデータ処理システムが構築されている。サーバー142は、メインフレームは既存のオフィスコンピュータなどで構成され、データベース143の管理機能及びモデム142を介しての通信機能を備える。
【0189】
データベース143は、図28に示すように、情報記憶部145と、情報管理テーブル146と、バッファ領域147とによって構成される。情報記憶部145は、情報管理テーブル146によって後述するようにアドレス指定された各ファイルが格納される領域であり、データファイルの属性毎に領域が分けられている。バッファ領域147は、データの一時記憶領域として使用される。
【0190】
情報管理テーブル146の記憶内容を図29に示す。図示するように、情報管理テーブル146は、管理テーブルTBR1〜TBR4毎の管理情報を格納するテーブルマネージャーTMRと、情報記憶部145に記憶された情報を管理する管理情報を格納する管理テーブルTBR1〜TBR4の各エリアから構成される。管理テーブルTBR1〜TBR4は、格納されるデータファイルの属性に従って分けられている。
【0191】
テーブルマネージャTMRの記憶内容を図30に示す。テーブルマネージャTMRには、コードデータ欄、管理テーブルNo.欄及びデータ属性欄が形成されている。コードデータ欄には、データファイルの属性を識別する識別データであるコードデータが格納される。図30の例では、コードデータの形態が“]]01”なら“音声”、コードデータの形態が“]]02”なら“文書”、コードデータの形態が“]]03”なら“表データ”、コードデータの形態が“]]04”なら“静止画像”…である場合を示している。管理テーブルNo.欄には、コードデータ欄に格納されたコードデータに対応する情報がどの管理テーブルに格納されているかを示す管理テーブルNo.が格納される。データ属性欄には、コードデータ欄に格納されたコードデータ及び管理テーブルNo.欄に格納された管理テーブルNo.に対応する情報のデータ属性(音声、文書、表データ、静止画像等の種別)が格納される。
【0192】
管理テーブルTBR1の記憶内容を図31に示す。図31の管理テーブルTBR1は、データファイルの属性が音声用の管理テーブルであり、アクセスNo.欄、メッセージデータ欄、添付ファイル格納アドレス欄、ファイル名欄、サイズ欄及び記録時刻欄が形成されている。アクセスNo.欄には、アクセスNo.(2)が格納される。アクセスNo.(2)は、後述するように、サブアドレスデータに対応して割り付けられたものである。管理テーブルTBR1は、アクセスNo.(2)に従って領域が分けられている。メッセージデータ欄には、携帯通信端末8A〜8Fに送信するメッセージの内容が格納されている。添付ファイル格納アドレス欄には、メッセージデータ欄に格納されたメッセージデータに対応するファイルが記憶されている情報記憶部145内のアドレスが格納される。ファイル名欄には、当該ファイルのファイル名が格納される。サイズ欄には、当該ファイルのサイズの情報がKB単位で格納される。記録時刻欄には、当該ファイルが記録された時刻が格納される。図31の例では、「サンプリングデータ送ります。」というメッセージデータに対応するファイルが、ファイル名“SAM.WAV”として70KBのサイズで11:05にアドレスTB1AD1に格納され、そのファイル名は上記メッセージデータ、アクセスNo.(2)“0001”、サイズ、及び記録時刻と対応づけられて格納されている状態を示している。
【0193】
管理テーブルTBR2の記憶内容を図32に示す。図32の管理テーブルTBR2は、データファイルの属性が文書用の管理テーブルであり、アクセスNo.欄、メッセージデータ欄、添付ファイル格納アドレス欄、ファイル名欄、サイズ欄及び記録時刻欄が形成されている。アクセスNo.欄には、アクセスNo.(2)が格納される。管理テーブルTBR2は、アクセスNo.(2)に従って領域が分けられている。メッセージデータ欄には、携帯通信端末8A〜8Fに送信するメッセージの内容が格納されている。添付ファイル格納アドレス欄には、メッセージデータ欄に格納されたメッセージデータに対応するファイルが記憶されている情報記憶部145内のアドレスが格納される。ファイル名欄には、当該ファイルのファイル名が格納される。サイズ欄には、当該ファイルのサイズの情報がKB単位で格納される。記録時刻欄には、当該ファイルが記録された時刻が格納される。図31の例では、「7/1のメールの内容です。」というメッセージデータに対応するファイルが、ファイル名“Mail.TXT”として70KBのサイズで11:10にアドレスTB2AD1に格納され、そのファイル名は上記メッセージデータ、アクセスNo.(2)“0001”、サイズ、及び記録時刻と対応づけられて格納されている状態を示している。
【0194】
管理テーブルTBR3の記憶内容を図33に示す。図33の管理テーブルTBR3は、データファイルの属性が表データ(表計算)用の管理テーブルであり、アクセスNo.欄、メッセージデータ欄、添付ファイル格納アドレス欄、ファイル名欄、サイズ欄及び記録時刻欄が形成されている。アクセスNo.欄には、アクセスNo.(2)が格納される。管理テーブルTBR3は、アクセスNo.(2)に従って領域が分けられている。メッセージデータ欄には、携帯通信端末8A〜8Fに送信するメッセージの内容が格納されている。添付ファイル格納アドレス欄には、メッセージデータ欄に格納されたメッセージデータに対応するファイルが記憶されている情報記憶部145内のアドレスが格納される。ファイル名欄には、当該ファイルのファイル名が格納される。サイズ欄には、当該ファイルのサイズの情報がKB単位で格納される。記録時刻欄には、当該ファイルが記録された時刻が格納される。図33の例では、「顧客管理表です。」というメッセージデータに対応するファイルが、ファイル名“CUST.TBL”として10KBのサイズで11:30にアドレスTB3AD2に格納され、そのファイル名は上記メッセージデータ、アクセスNo.(2)“0001”、サイズ、及び記録時刻と対応づけられて格納され、また、「営業評価です。」というメッセージデータに対応するファイルが、ファイル名“NOR.XLS”として20KBのサイズで11:25にアドレスTB3AD1に格納され、そのファイル名は、上記メッセージデータ、アクセスNo.(2)“0002”、サイズ、及び記録時刻と対応づけられて格納されている状態を示している。
【0195】
携帯通信端末8A〜8Fの内部の回路は、図34に示すように、アンテナ81、受信部82、デコーダ83、制御部84、バッファメモリ85、デインタリーブ回路86、表示部87a、タッチパネル部87b、キー入力部88、89、ID−ROM90、ROM91、RAM92、ドライバ93、スピーカー94、バイブレータ95、LED96、送信バッファ97及びインタフェース(I/F)97により構成されている。バスB’には、デコーダ83、制御部84、バッファメモリ85、デインタリーブ回路86、表示部87a、タッチパネル部87b、キー入力部88、89、ID−ROM90、ROM91、RAM92、ドライバ93及び送信バッファ77が接続されている。
【0196】
キー入力部88は、電源キーによって構成される。キー入力部89は、後述するメッセージモードなどの携帯通信端末8のモードを設定するためのモード設定キー群から構成される。
【0197】
表示部87aは、タッチパネル部87b及びキー入力部88、89の操作に応答して制御部84から表示データを受け取って文字や図形等の画像を表示する。タッチパネル部87bは、所望の操作内容が表示された表示部87aの座標位置を専用のペン等でタッチ操作すると、そのタッチ操作に応答して操作信号をバスBを介して制御部84に出力する。
【0198】
ROM91は、制御部84が実行する表示制御プログラムやその他各種プログラム等を格納する不揮発性の記憶媒体である。ROM91は、図35に示すように、表示制御プログラムメモリDM11、DM12と、キャラクタジェネレータCGと、プログラムメモリPMの各メモリエリアから構成されている。プログラムメモリPMには、後述するフローチャートに示す処理プログラムの他、携帯通信端末8のアプリケーションプログラムが格納されている。
【0199】
表示制御プログラムメモリDM11の記憶内容を図36に示す。図36の表示制御プログラムメモリDM11には、アドレスデータ欄、表示制御内容欄及びアクセスNo.データ欄が形成されている。アドレスデータ欄には、ID−ROM90で設定されたアドレスデータが格納されている。表示制御内容欄には、着信したアドレスデータに対応する表示制御内容が格納される。図36の例では、アドレスデータ#Aに対応する表示制御内容として“セグメント「A」を点灯”、アドレスデータ#Bに対応する表示制御内容として“セグメント「B」を点灯”、アドレスデータ#Cに対応する表示制御内容として“表示部87aに「社内」と表示”がそれぞれ格納された場合を示している。アクセスNo.データ欄には、オフィス14のデータベース145にアクセスするためのアクセスNo.(1)が格納されている。図36の例では、アドレスデータが#A及び#Bに対してはアクセスNo.データ(1)は格納されていないが、アドレスデータ#Cに対しては、データベース145へアクセスするためのアクセスNo.(0000−000−000)が格納されている場合を示している。
【0200】
表示制御プログラムメモリDM12の記憶内容を図37に示す。図37の表示制御プログラムメモリDM12には、コートデータ欄及び表示制御内容欄が形成されている。コードデータ欄には、コードデータ“]]01”〜“]]06”…が格納される。表示制御内容欄には、コードデータ“]]01”〜“]]06”…に対応する表示制御内容として、それぞれ“音声データファイルを示すアイコン+ファイル名+サイズ(KB)+記録時刻”、“文書データファイルを示すアイコン+ファイル名+サイズ(KB)+記録時刻”、“表データデータファイルを示すアイコン+ファイル名+サイズ(KB)+記録時刻”、“静止画像データファイルを示すアイコン+ファイル名+サイズ(KB)+記録時刻”、“動画像データファイルを示すアイコン+ファイル名+サイズ(KB)+記録時刻”、“書庫データファイルを示すアイコン+ファイル名+サイズ(KB)+解凍後のサイズ(KB)+記録時刻”、が格納される。
【0201】
図34のRAM92は、制御部84のワークエリアとして使用される他、サービス内容や着信したメッセージ等を格納する書き替え可能な記憶媒体である。RAM92は、図38に示すように、サブアドレス登録メモリSMRと、メッセージメモリMMRと、データメモリDDRと、ワークエリアWRから構成されている。
【0202】
サブアドレス登録メモリSMRの記憶内容を図39に示す。図39のサブアドレス登録メモリSMRには、サブアドレスデータ欄、表示内容欄及びアクセスNo.データ欄が形成されている。サブアドレスデータ欄には、携帯通信端末8A〜8Fのそれぞれに設定されたサブアドレスデータ#S、#T、#Uが格納される。ここに格納されているサブアドレスデータは、当該携帯端末に設定されたものすべてである。表示内容欄には、後述する着信メッセージの表示画像での表示内容(メッセージの宛先)が格納される。アクセスNo.データ欄には、サブアドレスデータ毎に設定され、携帯通信端末8A〜8Fからサーバー142にアクセスし、サーバー142にデータベース143内のファイルを管理する管理テーブルTBを操作させるときに用いる4桁のアクセスNo.が格納される。
【0203】
メッセージメモリMMRの記憶内容を図40に示す。図40のメッセージメモリMMRには、着信アドレスデータ欄、サブアドレスデータ欄、ダウンロード済み確認フラグ欄、コードデータ欄、ファイル名欄、サイズ欄、記録時刻欄、着信時刻欄及びメッセージデータ欄が形成されている。着信アドレスデータ欄には、図36の表示制御プログラムメモリDM11内のアドレスデータ欄もしくはID−ROM90に格納されたアドレスデータのうちのメッセージデータを着信したアドレスデータが格納される。サブアドレスデータ欄には、図39のサブアドレス登録メモリSMR内のサブアドレスデータ中の実際に着信したサブアドレスデータが格納される。但し、着信したデータがオフィス14からのものでない場合は、サブアドレスデータは格納されない。ダウンロード済みフラグ欄には、ファイル名欄に格納されたファイル名のファイル本体がデータベース143から携帯通信端末8A〜8Fにダウンロードされたかどうかを示すフラグFが格納される。また、着信したメッセージデータ等はメッセージフィールド(MF)103G内で携帯通信端末8A〜8Fにその内容が格納される。ファイル名欄には、着信データに含まれるファイル名が格納される。サイズ欄には、ファイル名欄に格納されたファイル名のファイルのサイズが格納される。記録時刻欄には、図31〜33に示した情報管理テーブル145内の記録時刻欄に格納される記録時刻と同一の記録時刻が格納される。着信時刻欄には、メッセージデータ着信時の着信時刻が格納される。メッセージデータ欄には、携帯通信端末8A〜8Fに送信されたメッセージの内容が格納される。
【0204】
データメモリDDRは、当該携帯通信端末8A〜8Fで作成処理したデータをファイル名を付けて格納したり、また、後述するデータベース143からのダウンロード処理に関し、ダウンロードされたファイル(添付ファイル)を格納するエリアを有する。また、当該携帯通信端末8A〜8Fで作成処理したデータファイルを、データベース143へアップロードする際は、このエリアに格納されたものがアップロードの対象となる。
【0205】
ワークエリアWRは、実際に処理中のデータを一時的に格納する為のエリアである。携帯通信端末8において、アンテナ81、受信部82、デコーダ83、バッファメモリ85、デインタリーブ回路86、ID−ROM90、ドライバ93、スピーカー94、バイブレータ95及びLED96の構成は、それぞれ第1の実施の形態のページャー6の対応するものの構成と実質的に同一である。
【0206】
次に、本第2の実施の形態の動作を説明する。
【0207】
本実施の形態の通信システムでは、オフィス14のデータベース143に情報が蓄積されていることをメッセージとして携帯通信端末8A〜8Fに送信し、その情報を携帯通信端末8A〜8Fにダウンロードするまでの処理を例として説明する。また、サーバー142にアクセスすることにより、ダウンロードした情報に対して電子メールなどによりメッセージをデータベース143にアップロードする場合について説明する。
【0208】
この通信システムにおいて実行される一連の処理として、まず、図26のオフィス14内のサーバー142がオートで実行する処理について、図41に示すフローチャートを参照して説明する。
【0209】
サーバー142は、常に動作しておりISDN網2からの回線接続を待機する状態にあるとともに、情報管理テーブル146内のテーブルマネージャーTMR及び管理テーブルTBRに格納されている管理情報に基づいて、情報記憶部145に格納された情報に対応するメッセージデータを一定時間毎(例えば、1時間毎)に、ページングセンター3及び送信局5を介して携帯通信端末8A〜8Cに一斉に送信する。
【0210】
オフィス14のサーバー142は、上記待機状態において、入出力回路41からアクセスNo.(1)が入力されたかどうかを判別することによってISDN網2を介して回線接続の有無を検出する(ステップS41)。ステップS41で回線接続を検出しなかった場合は、コードデータの一斉送信の送信時刻か否かを判別する(ステップS42)。例えば、前回の送信時刻が11時であり、今回の送信時刻が12時か否かを計時部44を参照して判別する。ステップS42で一斉送信時刻でないと判別した場合は、待機状態に戻る。ステップS42一斉送信時刻になったと判別した場合は、情報管理テーブル146を検索する(ステップS43)。そして、情報管理テーブル146の検索により、前回の送信時刻(11時)の後に記録された情報が情報記憶部145有るか否かを判別する(ステップS44)。すなわち、管理テーブルTBR1〜TBR4に格納されている記録時刻を参照して前回の送信時刻(11時)の後に記録された情報の有無を、各テーブルNo.毎に判別する。
【0211】
ステップS44で前回の送信時刻(11時)の後に記録された情報が無いと判別した場合は、待機状態に戻る。ステップS44で前回の送信時刻(11時)の後に記録された情報が有ると判別した場合は、複数本の情報が存在するか否かを、管理テーブルTBR1〜TBR4を参照してチェックする(ステップS45)。ステップS45で管理テーブルTBRを参照した結果、複数本の情報が存在しない場合は、ステップS47に移行する。複数本の情報が存在する場合は、管理テーブルTBRに格納されているそれらの情報に対応するメッセージデータ、ファイル名、サイズ及び記録時刻、さらにテーブルマネージャTMRに格納されているコードデータを、サブアドレスデータ毎にバッファ領域147に一時格納する(ステップS46)。
【0212】
この時(12時ちょうど)、管理テーブル146の管理テーブルTB1〜TB4には、図31〜図33に示すように、新たに記録されたメッセージデータ、添付ファイル格納アドレス、ファイル名、サイズ及び記録時刻が格納されているものとする。
【0213】
サーバー142からアドレスデータ#C(IPアドレスデータであり、携帯通信端末8A〜8Fのグループアドレスデータ)によるデータ送信を依頼するデータをISDN12を介してページングセンター3に送出する(ステップS47)。そして、ステップS46でバッファ領域147に格納されたメッセージデータ、ファイル名、サイズ、記録時刻、及びコードデータをページングセンター3へ送出する(ステップS48)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
【0214】
ページングセンター3は、ステップS4でデータ処理システムから送出されてきた一連のデータを処理し送信局5を介して、アドレスデータ#Cを有する携帯通信端末8A〜8Fに送信する。
【0215】
図42は、ページングセンター3からへ送出されるメッセージフィールド(MF)103Gのデータ構成を示すものである。図示される通り、サブアドレスデータ毎に少なくとも1組以上のメッセージデータ、コードデータ、ファイル名、サイズ及び記録時刻の組からなるデータが格納されている。
【0216】
次に、このページングセンター3から送信されたデータは、携帯通信端末8A〜8Fに着信されるが、この携帯通信端末8A〜8Fにおけるデータの着信時の処理は、第1の実施の形態においてページャー6、6’が行う処理(図18)と実質的に同一である。
【0217】
この着信処理によって、例えば、携帯通信端末8EのRAM92内のメッセージメモリMMRには、図43に示すようなデータが格納される。携帯通信端末8Eの表示部87aには、図43に示すようにメッセージメモリMMRに格納されたデータに基づいて表示制御処理(図18、ステップS15)を行うことによって、図44に示す画像が表示される。この画像においては、着信したデータに基づいて次のようなデータが表示される。参照符号0aで示すように、サブアドレスデータに基づいて誰宛のメッセージであるか(この例では、営業1課の社員宛)が表示される。参照符号0bで示すように、同時に着信したメッセージの数とそのうちの何番目のメッセージであるか(この例では、4つのメッセージ中の1番目)が表示される。参照符号0cで示すように、着信したメッセージデータの内容(この例では、「サンプリングデータ送ります。」)が表示される。参照符号0dで示すように、着信したコードデータに対応する表示制御メモリDM12に格納されている表示制御内容が表示される。この例では、音声データであることを示すアイコンと、ファイル名“SAM.WAV”と、サイズ“70KB”と、記録時刻“11:05”が表示される。さらに、この画像においては、「着信メッセージ」の表題と、着信日時と、後述する読み出しモード時にデータベース143からの情報のダウンロードを指定するための指示文とが表示される。
【0218】
次に、メッセージを着信した携帯通信端末8A〜8Fにデータベース143に蓄積されたデータをダウンロードし、さらにダウンロードされたデータに対するメッセージなど、データを携帯通信端末8A〜8Fからデータベース143にアップロードするまでの処理について説明する。ここでは、携帯通信端末8Eにおける処理を例としてあげるが、他の携帯通信端末においても同様に処理可能である。
【0219】
図45、図46は、携帯通信端末8Cの制御部84によって実行されるモード検出の処理及び読み出しモード時の処理を示すフローチャートである。図47は、携帯通信端末8Eの制御部84によって実行されるメッセージ送信モード時の処理を示すフローチャートである。これらのフローチャートの処理は、携帯通信端末8Eのユーザがキー入力部89を操作することによってスタートする。このとき、携帯通信端末8Eは、モデム9を介してISDN12と接続されているものとする。モデム9は、携帯通信端末8Eに内蔵されたものでも外付けのものであってもよい。また、図47のフローチャートに移行するときは、サーバー142に送信する添付ファイルは既に用意され、携帯通信端末8EのRAM92のデータメモリDDRに格納されているものとする。
【0220】
処理がスタートすると、まず、制御部84は、図48に示すようなモードを選択するためのメニューを表示部87aに表示させる。このメニューは、“1.メッセージ送信”と“2.メッセージ読出”の2つのモードが選択できるようにするものである(ステップS61)。この状態で、制御部84は、タッチパネル87bのいずれかのモードの表示位置に対応する位置がペンでタッチされたかどうかを検出することによってモードの選択が検出されたかどうかを判別する(ステップS62)。ステップS62でモードの選択が検出されていないと判別されるまでは、ステップS61、S62の処理を繰り返す。ステップS62でモードの選択が検出されたと判別された場合は、制御部84は、“メッセージ送信”と“メッセージ読出”とのいずれのモードが選択されたかを判別する(ステップS63)。ステップS63で“メッセージ読出”モードが選択されたと判別された場合は、ステップS64の処理に進む。一方、ステップS63で“メッセージ送信”モードが選択されたと判別された場合は、図47のステップS85の処理に進む。
【0221】
ステップS64では、制御部84は、図49に示すように、アドレスデータ毎に着信したメッセージデータの件数を表示部87aに表示させる。この例では、図43に示すようにメッセージメモリMMRにメッセージデータが記憶されており、1番目のアドレスデータ(#A)に1件、2番目のアドレスデータ(#B)に0件、社内アドレスデータ(#C)に4件のメッセージデータが着信したことが表示されている。次に、制御部84は、携帯通信端末8Eのユーザがタッチパネル部87bのいずれかのアドレスデータに対応する位置をペンでタッチすることによって、表示部87aに表示されているアドレスデータのうちのいずれかのアドレスデータが選択されたかどうかを判別する(ステップS65)。ステップS65でアドレスデータが#Cが選択されたと判別したときは、ステップS66の処理に進む。ステップS65でアドレスデータ#Aまたは#Bが選択された判別したときは、後述するステップS82の処理に進む。ステップS65でいずれのアドレスデータも選択されていないと判別したときは、ステップS64、S65の処理を繰り返す。
【0222】
ステップS66では、制御部84は、図50に示すように、選択されたアドレスデータ#Cのメッセージのすべてを表示部87aにリストにして表示させる。このリストでは、各メッセージデータの前に、チェックボックスとメッセージの宛先とが表示される。メッセージメモリMMR内のダウンロード済みフラグがセットされているとき、チェックボックス内に“∨”マークが表示される。宛先は、メッセージメモリMMR内のサブアドレスデータに基づいて、「社」(社員全員)、「営1」(営業1課)、或いは「個」(端末を有する個人宛)のいずれかが表示される。次に、制御部84は、携帯通信端末8Eのユーザがタッチパネル部87bのいずれかのメッセージに対応する位置をペンでタッチしたかどうかを判別することによって、表示部87aに表示されているメッセージデータのうちのいずれかのメッセージデータが選択されたかどうかを判別する(ステップS67)。ステップS67でいずれのメッセージデータも選択されていないと判別したときは、ステップS66、S67の処理を繰り返す。ステップS67でいずれかのメッセージデータが選択されたと判別したときは、制御部84は、メッセージメモリMMR内にコードデータが選択されたメッセージデータと対応付けられて記憶されているかどうかを判別する(ステップS68)。
【0223】
ステップS68でコードデータが記憶されていると判別したときは、制御部84は、図51に示すように、表示制御プログラムメモリDM12に従ってステップS67で選択したメッセージデータと共に対応するファイルに関する情報を表示部87aに表示させる。ここで表示部87aに表示される画像は、図44に示したものと同一である(ステップS69)。次に、制御部84は、ダウンロードの指定が検出されたかどうか、すなわち、図51に示す「ダウンロードしますか?」という問に対して、タッチパネル部87bの“Y”の表示位置がペンでタッチされたかどうかを判別する(ステップS70)。ステップS70でダウンロードの指定が検出されないと判別されたときは、ステップS69、S70の処理を繰り返す。
【0224】
ステップS69でダウンロードの指定が検出されたときは、表示制御プログラムメモリDM11内のアドレスデータ#Cに対応して格納されているアクセスNo.(1)“0000−000−000”を読み出して、送信バッファ97に格納する。さらに、ステップS67で選択されたメッセージデータに対応するコードデータ、アクセスNo.(2)、ファイル名をメッセージメモリMMRから読み出して、送信バッファ97に格納する(ステップS71)。次に、制御部84は、図52に示すようなアクセスNo.(1)の出力を待機する画像を表示部87aに表示させる(ステップS72)。この状態で、制御部84は、アクセスNo.(1)の出力の実行が検出されたかどうか、すなわち、図52に示す“実行?”の問に対して、タッチパネル部87bの“Y”の表示位置がペンでタッチされたかどうかを判別する(ステップS73)。ステップS73でアクセスNo.(1)の出力の実行が検出されないと判別されたときは、ステップS72、S73の処理を繰り返す。ステップS73でアクセスNo.(1)の出力の実行が検出されたと判別したときは、アクセスNo.(1)を出力し、モデム9及びISDN12を介して、携帯通信端末8Eとサーバー142とを回線接続させる。制御部87は、この回線接続を検出することによってステップS74の処理に進む。
【0225】
ステップS74では、制御部84は、図53に示すようなコードデータ、アクセスNo.(2)及びファイル名(以下、後続データという)の出力を待機する画像を表示部87aに表示させる(ステップS75)。この状態で、制御部84は、後続データの出力の実行が検出されたかどうか、すなわち、図53に示す“実行?”の問に対して、タッチパネル部87bの“Y”の表示位置がペンでタッチされたかどうかを判別する(ステップS76)。ステップS75で後続データの出力の実行が検出されないと判別されたときは、ステップS75、S76の処理を繰り返す。ステップS75で後続データの実行が検出されたと判別したときは、送信バッファ97に格納された後続データをインタフェース98、モデム9、ISDN12を介して順次サーバー142に出力する(ステップS77)。
【0226】
ステップS77で後続データがサーバー142に出力されると、オフィス14のサーバ142は、データベース143から対応するファイルを読み出し、モデム141、ISDN12を介して当該ファイルの携帯通信端末8Eへの送信を開始する。これによって、当該ファイルの携帯通信端末8Eへのダウンロードが開始される(ステップS78)。
【0227】
ダウンロードが開始されると、制御部84は図54に示すような、ダウンロードされたデータ量をグラフで示すダウンロード実行中の画像を表示部87aに表示させる。この画像の表示と並行して、制御部84は、ファイルのダウンロードを終了したことを示す終了信号を検出したかどうかを判別する(ステップS79)。ステップS79で終了信号を検出していないと判別したときは、ステップS78、S79の処理を繰り返す。ステップS79で終了信号を検出したと判別したときは、メッセージメモリMMR中の対応するダウンロード済み確認フラグFを“1”にセットする(ステップS80)。そして、ステップS66の処理に戻る。このとき、表示部87aに表示されるメッセージのリストには、図55に示すように、メッセージ「サンプリングデータ送ります。」に対応するチェックボックスに“∨”マークが表示される。
【0228】
ステップS68でコードデータが記憶されていないと判別したときは、制御部84は、当該着信メッセージの内容をすべて表示部87aに表示させる(ステップS81)。この状態からキー入力部89を操作することによって制御部84に割り込みが生じ、制御部84は、このフローチャートの処理を終了する。
【0229】
ステップS82では、ステップS82では、制御部84は、ステップS66での処理と同様に、選択されたアドレスデータに対応するメッセージのリストを表示部87aに表示させる。但し、アドレスデータ#A或いはアドレスデータ#Bでの着信メッセージには、対応するファイルはデータベース143に格納されていることがないので、図50に示したリストと異なり、チェックボックスは表示されない。次に、制御部84は、携帯通信端末8Eのユーザがタッチパネル部87bのいずれかのメッセージに対応する位置をペンでタッチしたかどうかを判別することによって、表示部87aに表示されているメッセージデータのうちのいずれかのメッセージデータが選択されたかどうかを判別する(ステップS83)。ステップS83でいずれのメッセージデータも選択されていないと判別したときは、ステップS82、S83の処理を繰り返す。ステップS83でいずれかのメッセージデータが選択されたと判別したときは、制御部84は、当該着信メッセージの内容をすべて表示部87aに表示させる(ステップS84)。この状態からキー入力部89を操作することによって制御部84に割り込みが生じ、制御部84は、このフローチャートの処理を終了する。
【0230】
図47のステップS85では、表示部87aにメッセージのアップロード先のアクセスNo.(2)を入力するための画像が表示される。この表示に従って、携帯通信端末8Eのユーザはタッチパネル部87bをペンでタッチしてアップロード先のアクセスNo.(2)を入力する。アクセスNo.(2)の入力を終了すると、携帯通信端末8Eのユーザは、タッチパネル部87bの入力の終了を指示するボックスの位置をペンでタッチする。制御部84は、タッチパネル部87bのこのボックスの位置がタッチされたかどうかを判別することによって、入力の終了を検出したかどうかを判別する(ステップS86)。ステップS86で入力の終了を検出したと判別するまでは、ステップS85、S86の処理を繰り返す。ステップS86で入力の終了を検出したと判別したときは、ステップS86で入力の終了を検出したと判別したときは、ステップS85で入力したアクセスNo.(2)を送信バッファ97に格納する(ステップS87)。
【0231】
次に、表示部87aにメッセージを入力するための画像が表示される。この指示に従って、携帯通信端末8Eのユーザはタッチパネル部87bをペンでタッチしてメッセージを入力する(ステップS88)。メッセージの入力が終了すると、携帯通信端末8Eのユーザは、タッチパネル部87bの入力の終了を指示するボックスの位置をペンでタッチする。制御部84は、タッチパネル部87bのこのボックスの位置がタッチされたかどうかを判別することによって、入力の終了を検出したかどうかを判別する(ステップS89)。ステップS89で入力の終了を検出したと判別するまでは、ステップS88、S89の処理を繰り返す。ステップS89で入力の終了を検出したと判別したときは、ステップS86で入力の終了を検出したと判別したときは、ステップS88で入力したメッセージを送信バッファ97に格納する(ステップS90)。
【0232】
次に、表示部87aに添付するファイルを指示するための画像が表示される。この画像では、データメモリDDRに格納されたすべてのファイルがリストとして表示される。携帯通信端末8Eのユーザは、このリストから添付するファイルを選択してタッチパネル部87bの対応する位置をペンでタッチすることによって、添付するファイルを指示する(ステップS91)。ステップS92では、ステップS91で添付するファイルの指示があったかどうかを判別する。ステップS92で添付するファイルの指示があったと判別するまでは、ステップS91、S92の処理を繰り返す。ステップS92で添付するファイルの指示があったと判別したときは、制御部84は、添付するファイル名の拡張子に基づいてコードデータを選択する。例えば、拡張子が“TXT”であるときは、文書データであるので、コードデータとして“]]02”が選択される。そして、制御部84は、選択したコードデータを送信バッファ97に格納する(ステップS93)。制御部84は、添付するファイル、そのファイル名、サイズを送信バッファ97に格納する。さらに、制御部84は、アクセスNo.(1)をID−ROM90から読み出して、送信バッファ97に格納する(ステップS94)。
【0233】
次に、制御部84は、図52に示すのと同様のアクセスNo.(1)の出力を待機する画像を表示部87aに表示させる(ステップS95)。この状態で、制御部84は、アクセスNo.(1)の出力の実行が検出されたかどうか、すなわち、“実行?”の問に対して、タッチパネル部87bの“Y”の表示位置がペンでタッチされたかどうかを判別する(ステップS96)。ステップS96でアクセスNo.(1)の出力の実行が検出されないと判別されたときは、ステップS95、S96の処理を繰り返す。ステップS96でアクセスNo.(1)の出力の実行が検出されたと判別したときは、アクセスNo.(1)を出力し、モデム9及びISDN12を介して携帯通信端末8Eとサーバー142とを回線接続させる(ステップS97)。制御部87は、この回線接続を検出することによってステップS98の処理に進む。
【0234】
ステップS98では、制御部84は、メッセージ、コードデータ、アクセスNo.(2)、添付するファイル、ファイル名及びサイズ(以下、後続データという)の出力を待機する画像を表示部87aに表示させる(ステップS97)。この状態で、制御部84は、後続データの出力の実行が検出されたかどうか、すなわち、“実行?”の問に対して、タッチパネル部87bの“Y”の表示位置がペンでタッチされたかどうかを判別する(ステップS99)。ステップS99で後続データの出力の実行が検出されないと判別されたときは、ステップS98、S99の処理を繰り返す。ステップS99で後続データの実行が検出されたと判別したときは、送信バッファ97に格納された後続データをインタフェース98、モデム9、ISDN12を介して順次オフィス14に出力する(ステップS100)。これにより、後続データがオフィス14にアップロードされ、アクセスNo.(2)やコードデータに従って、メッセージ、ファイル名及びサイズ、並びに添付したファイルがデータベース143に記憶される。
【0235】
以上説明したように、本実施の形態の通信システムでは、データベース143にどのようなデータファイルが蓄積されたかをページングシステムを利用してオフィス14から携帯通信端末8A〜8Fに送信する。このため、携帯通信端末8A〜8Fのユーザ(社員)は、データベース143に蓄積されたデータファイルをダウンロードする前にどのようなデータファイルがデータベース143に蓄積されているか、たとえば、蓄積されているデータの属性やサイズを予め知ることができる。このため、いきなりデータをダウンロードされて携帯通信端末8A〜8Fのメモリの容量が不足してしまうという事態を防ぐことができる。
【0236】
また、データベース143に蓄積されたデータを携帯通信端末8A〜8Fにダウンロードする場合も、表示部87aに表示される画像に従って、
▲1▼ タッチパネル87bを操作してデータのダウンロードを指示する。
▲2▼ タッチパネル87bを操作してアクセスNo.(1)を出力する。
▲3▼ タッチパネル87bを操作して後続データを出力する。
だけで携帯通信端末8A〜8Fとサーバー142との間が回線接続され、データベース143に蓄積されたデータがダウンロードされる。このため、データベース143に蓄積されたデータを携帯通信端末8A〜8Fにダウンロードするための操作が簡単になる。また、データベース143に蓄積するデータは、携帯通信端末8A〜8Fからアップロードすることもできる。このため、携帯通信端末8A〜8Fの相互間でデータのやりとりを行うことができる。
【0237】
上記の実施の形態では、ROM91の記憶内容は、表示制御プログラムメモリDM11、表示制御プログラムメモリDM12、キャラクタジェネレータCG及びプログラムメモリPMであった。しかしながら、ROM91の記憶内容に、他のプログラム(アプリケーションプログラム)やデータなどを加えてもよい。
【0238】
図56は、上記の実施の形態の変形例であるアプリケーションプログラムマネージャメモリAPMMを設けたROM91の記憶内容を示す図である。このアプリケーションプログラムマネージャメモリAPMMに格納されたアプリケーションプログラムマネージャは、例えば、メッセージデータに付加されていたデータファイルの属性を示すコードデータやファイル名の拡張子から携帯通信端末8A〜8Fに当該ファイルを実行可能なアプリケーションプログラムが1つ以上ROM91のプログラムメモリPMに格納されているかどうかを判断する。
【0239】
そして、当該ファイルを実行するアプリケーションプログラムがないと判断されたときは、図44に示す画像の「ダウンロードしますか? Y/N」の部分を「実行するプログラムがありません。」と変えた着信メッセージを表示部87aに表示する。これにより、不要なデータによってメモリが消費されることを防ぐことができる。
【0240】
図57は、上記第2の実施の形態の変形例であるダウンロードデータマネージャメモリDDMMを設けたROM91の記憶内容を示す図である。このダウンロードデータマネージャメモリDDMMに格納されたダウンロードデータマネージャは、メッセージデータに付加されていたサイズをRAM92のデータメモリDDRの空き容量と比較するものである。比較の結果、データメモリDDRの空き容量が当該サイズのデータをダウンロードするのに十分でなかったときは、図44に示す画像の「ダウンロードしますか? Y/N」の部分を「メモリの空き容量が足りません。」と変えた着信メッセージを表示部87aに表示する。この場合、このままで当該ファイルをダウンロードすることが禁止される。これにより携帯通信端末8A〜8Fのユーザは、不要なファイルを整理してデータメモリDDRに十分な空き領域を作ってからデータをダウンロードすることが可能となる。
【0241】
また、携帯通信端末8A〜8Fにおいて、メッセージデータに対応するファイルをダウンロードすることができる条件がすべて整っている場合、すなわち、データメモリDDRの空き容量があり、当該ファイルを実行するアプリケーションプログラムもある場合は、図45のステップS70でダウンロードをするかどうかのユーザからの確認を待たずに、当該ファイルをダウンロードしてもよい。
【0242】
本第2の実施の形態の携帯通信端末8A〜8Fでも、第1の実施の形態のページャー6と同様に、ユーザが所望するコードデータに対応して受信制御情報を格納して、所望の携帯のデータがデータベース143に蓄積されたことを示すメッセージデータのみを表示部87aに表示させてもよい。図57は、この場合に使用される表示制御プログラムメモリDM12の記憶内容の例を示す。図57の表示制御プログラムメモリDM12では、コードデータ欄に“]]01”〜“]]06”を格納し、受信制御フラグ欄にそれぞれ“1”、“0”、“0”、“1”、“0”、“0”を格納している。この場合、受信制御フラグが“1”に設定されているコードデータ“]]01”及び“]]04”に対応する音声データと静止画像データがデータベース143に蓄積されている場合のみ、メッセージデータが表示部87aに表示される。
【0243】
本第2の実施の形態では、携帯通信端末8A〜8Fは、ページャーの機能を有するものであり、このページャー機能を利用してデータベースに蓄積されたデータに関する情報を送信していた。しかしながら、ページャーは携帯通信端末とは別個の個体としてもよい。この場合は、ページャーの機能を有しない携帯端末やPCを所持する社員などにもデータベースに蓄積されたデータに関する情報を送信することができる。
【0244】
また、本実施の形態では、サーバー142は、データベース143にデータファイルが新たに格納された時、サブアドレスデータによって指定される携帯端末に、簡単なメッセージとともに、識別情報を送信して、該データベース143に格納されたデータのダウンロードを指示していたが、これに限らず、サーバー142は、データベース143において、データファイルが削除されたり、データファイルがコピーされたり、何かしらの処理が発生したことを検出すると、処理されたデータベース143のテーブルよりサブアドレスを特定し、当該処理の発生を、このサブアドレスで特定される携帯端末に送信するようにしてもよい。
【0245】
さらに上記第1、及び第2の実施例では、ページングシステムを利用して、サブアドレス、及びコードデータ等の識別情報を送信するようにしていたが、これに限らず、PCSシステムで使用される、回線接続の為の制御チャネルを利用して、識別情報を送信するようにしても良い。
【0246】
そしてこのようにすることにより、例えば第2の実施の形態において、データ着信後、ユーザーの確認・指示をまってからダウンロードを実行していたことを、データ着信後、自動的に識別情報に従ってPCSシステムを利用してデータ管理システムと回線接続し、ダウンロードを実行させるようにしても良い。
【0247】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の携帯通信端末によれば、携帯通信端末のユーザーは、入力したメッセージと、添付すべきファイルとを一括してデータベースにアップロードすることができる。
【0249】
請求項記載の発明のアップロード方法によれば、携帯通信端末のユーザーは、入力したメッセージと、添付すべきファイルとを一括してデータベースにアップロードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のページングシステムのシステム構成を示す図である。
【図2】図1のページングセンター3内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図1のサービスセンター4内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3の情報管理テーブル46の構成を示す図である。
【図5】図4のテーブルマネージャーTMの記憶内容を示す図である。
【図6】図4の情報管理テーブル内のテーブルTB1の記憶内容を示す図である。
【図7】図1のページャー6の外観を示す図である。
【図8】図7のページャー6内部の概略構成を示すブロック図である。
【図9】図8のROM71内のメモリエリア構成を示す図である。
【図10】図9の表示制御プログラムメモリDM1内の記憶内容を示す図である。
【図11】図9の表示制御プログラムメモリDM2内の記憶内容を示す図である。
【図12】図9のフリーワードマトリクスメモリFM内に格納される変換用マトリクステーブルを示す図である。
【図13】図8のRAM72内のメモリエリア構成を示す図である。
【図14】図13のサブアドレス登録メモリSM内の記憶内容を示す図である。
【図15】図13のメッセージメモリMM内の記憶内容を示す図である。
【図16】図3のサービスセンター内の制御部により実行される制御処理のフローチャートである。
【図17】図16のサービスセンター4の制御処理に基づいて、サービスセンター4よりページングセンター3へ出力され、メッセージフィールド(MF)103Gに格納されるデータの内容を示す図である。
【図18】図8のページャー6により実行される着信処理のフローチャートである。
【図19】図18の着信処理により図13のメッセージメモリMMに格納されたデータ内容の一例を示す図である。
【図20】図8の制御部により実行される音声情報の出力依頼の制御処理のフローチャートである。
【図21】図20の制御処理において図8の表示部61aに表示される音声情報サービスメニューの一例を示す図である。
【図22】図21の音声情報サービスメニューでサービス内容が選択された場合に図8の表示部61aに表示されるサービス内容の一例を示す図である。
【図23】図22において選択されたサービス内容に対応する着信データの一部及び記録時刻を図8の表示部に表示した状態を示す図である。
【図24】図20の各ステップで選択されたサービス内容及び着信データに基づいて図8の表示部61aに表示される画像を示す図である。
【図25】受信制御フラグを設定した表示制御プログラムメモリDM2の記憶内容を示す図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態の通信システムの構成を示す図である。
【図27】図26のページングセンター3内部の概略構成を示すブロック図である。
【図28】図26のデータベース143の記憶内容を示す図である。
【図29】図28のデータベース内の情報管理テーブル146の記憶内容を示す図である。
【図30】図29の情報管理テーブル内のテーブルマネージャTMRの記憶内容を示す図である。
【図31】図29の情報管理テーブル内の管理テーブルTBR1の記憶内容を示す図である。
【図32】図29の情報管理テーブル内の管理テーブルTBR2の記憶内容を示す図である。
【図33】図29の情報管理テーブル内の管理テーブルTBR3の記憶内容を示す図である。
【図34】図26の携帯通信端末8内部の概略構成を示すブロック図である。
【図35】図34のROM91内のメモリエリア構成を示す図である。
【図36】図35の表示制御プログラムメモリDM11内の記憶内容を示す図である。
【図37】図35の表示制御プログラムメモリDM12内の記憶内容を示す図である。
【図38】図34のRAM92内のメモリエリア構成を示す図である。
【図39】図38のサブアドレス登録メモリSMR内の記憶内容を示す図である。
【図40】図38のメッセージメモリMMR内の記憶内容を示す図である。
【図41】図26のデータ処理システム内のサーバ142によって実行される処理を示すフローチャートである。
【図42】図41のサーバ142の処理に基づいて、オフィス14よりページングセンター3へ出力され、メッセージフィールド(MF)72Gに格納されるデータの内容を示す図である。
【図43】携帯通信端末8における着信処理により図40のメッセージメモリMMRに格納されたデータ内容の一例を示す図である。
【図44】携帯通信端末8における着信処理により図34の表示部87aに表示される着信メッセージの一例を示す図である。
【図45】図34の制御部によって実行されるモード検出の処理及び読み出しモード時の処理を示す一部のフローチャートである。
【図46】図45に続いて制御部によって実行されるモード検出の処理及び読み出しモード時の処理を示す一部のフローチャートである。
【図47】図34の制御部によって実行されるメッセージ送信モード時の処理を示すフローチャートである。
【図48】図45のステップS61の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図49】図45のステップS64の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図50】図45のステップS66の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図51】図45のステップS69の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図52】図45のステップS71、S72の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図53】図45のステップS74、S75の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図54】図45のステップS77の処理で表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図55】図45のステップS80からステップS66に移行したときに表示部87aに表示される画像を示す図である。
【図56】アプリケーションプログラムマネージャメモリを設けたROM91の記憶内容を示す図である。
【図57】ダウンロードデータマネージャメモリを設けたROM91の記憶内容を示す図である。
【図58】受信制御フラグを設定した表示制御プログラムメモリDM12の記憶内容を示す図である。
【図59】高度ページングシステムの標準規格「RCR STD−43」で規定されたデータ構成を示す図である。
【符号の説明】
1 公衆電話
2 公衆回線網
3 ページングセンター
4 サービスセンター
5 送信局(TX)
6、6´ ページャー
7 パーソナルコンピュータ(モデム付)
8 携帯情報端末(赤外線モデム付)
9 赤外線モデム
10 PDA(無線データ通信機能付)
11 受信局(RX)
41 入出力回路
42 音声出力回路
43 制御部
44 時計部
45 音声情報データベース
46 音声情報管理テーブル
47 RAM
61a 液晶表示部
61b タッチパネル部
62 ダイヤラキー
63 キー入力部
64 アンテナ
65 受信部
66 デコーダ
67 制御部
68 バッファメモリ
69 デインタリーブ回路
70 ID−ROM
71 ROM
72 RAM
73 ドライバ
74 スピーカー
75 バイブレータ
76 LED
77 送信バッファ
78 D/A変換部
79 ダイヤラースピーカー
301 入出力回路
302 切換部
303 呼出番号照合部
304 加入者メモリ
305 音声応答回路
306 制御部
307 メッセージレジスタ
308 ベクトルレジスタ
309 アドレスレジスタ
310 送信信号処理部
311 ブロック情報記憶用メモリ

Claims (2)

  1. 公衆回線網を介してサーバーに接続し、このサーバーを介してデータベースに接続する携帯通信端末において、
    前記データベースに格納されたデータを受信するために、前記公衆回線網を介して前記サーバーから呼出を受ける手段と、
    この呼出を受ける手段による呼出の際に照合され、前記公衆回線網を利用するサービスに加入することにより当該端末に割り当てられる情報と、前記サーバーアクセスするための情報とを関連付けて記憶する情報記憶手段と、
    メッセージを入力するメッセージ入力手段と、
    複数のファイルを記憶するファイル記憶手段と、
    前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージとともに送信するファイルを前記ファイル記憶手段に記憶された複数のファイルから選択するファイル選択手段と、
    前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージと前記ファイル選択手段によって選択されたファイルとを格納する前記データベース内の格納先を示す情報を入力する格納先情報入力手段と、
    前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージと前記ファイル選択手段によって選択されたファイルとを前記データベースに格納させるため、前記サーバーアクセスするための情報を入力する情報入力手段と、
    前記メッセージ入力手段によって入力されたメッセージ、前記ファイル選択手段によって選択されたファイル、前記格納先情報入力手段によって入力された格納先を示す情報、および、前記情報入力手段によって入力された前記サーバーアクセスするための情報を夫々関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたメッセージとファイルの送信を指示する指示手段と、
    この指示手段により送信が指示されると、前記記憶手段より前記情報入力手段によって入力された情報と前記格納先情報入力手段によって入力された格納先を示す情報とを読み出して出力して前記サーバーにアクセスするとともに、前記格納先を示す情報によって指定された前記データベース内の格納先へ前記メッセージとファイルとをアップロードするアップロード手段と
    を備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  2. データベースに格納されたデータを受信するために、公衆回線網を介して当該データベースを管理するサーバーから呼び出される機能を有し、このサーバーからの呼び出しの際に照合され、前記公衆回線網を利用するサービスに加入することにより当該端末に割り当てられる情報と、前記サーバーにアクセスするための情報とを関連付けて記憶する情報記憶部を備えた携帯通信端末におけるアップロード方法であって、
    メッセージを入力するメッセージ入力ステップと、
    複数のファイルを記憶するメモリより、前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージとともに送信するファイル選択するファイル選択ステップと、
    前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージと前記ファイル選択ステップにて選択されたファイルとを格納する前記データベース内の格納先を示す情報を入力する格納先情報入力ステップと、
    前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージと前記ファイル選択ステップにて選択されたファイルとを前記データベースに格納させるため、前記サーバーにアクセスするための情報を入力する情報入力ステップと、
    前記メッセージ入力ステップにて入力されたメッセージ、前記ファイル選択ステップにて選択されたファイル、前記格納先情報入力ステップにて入力された格納先を示す情報、および、前記情報入力ステップにて入力された前記サーバーにアクセスするための情報を夫々関連付けて送信バッファに記憶させる記憶ステップと、
    前記記憶ステップにて記憶されたメッセージとファイルの送信を指示する指示ステップ と、
    この指示ステップにて送信が指示されると、前記送信バッファより前記情報入力ステップによって入力された情報と前記格納先情報入力ステップによって入力された格納先を示す情報とを読み出して出力して前記サーバーにアクセスするとともに、前記格納先を示す情報によって指定された前記データベース内の格納先へ前記メッセージとファイルとをアップロードするアップロードステップと
    からなることを特徴とするアップロード方法。
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