JPH1075472A - データ受信装置、データ送信装置、並びに、データ通信システム及びその通信制御方法 - Google Patents

データ受信装置、データ送信装置、並びに、データ通信システム及びその通信制御方法

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JPH1075472A
JPH1075472A JP8230961A JP23096196A JPH1075472A JP H1075472 A JPH1075472 A JP H1075472A JP 8230961 A JP8230961 A JP 8230961A JP 23096196 A JP23096196 A JP 23096196A JP H1075472 A JPH1075472 A JP H1075472A
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JP
Japan
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data
transmission
message
storage
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Application number
JP8230961A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takahashi
央 高橋
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の時間帯に送信依頼が集中しても、サー
ビス提供者、及び、サービス利用者の双方おいて、不都
合が生じないデータ受信装置、データ送信装置、並び
に、データ通信システム及びその通信制御方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 ページャー5では、送信データを受信す
ると、その際のデータ受信時刻を取得し、受信したデー
タに含まれるメッセージデータの種別を検出し、時間帯
に対応させて格納可能なメッセージデータの種別を規定
する受信種別情報が記憶されたRAM61内の格納制御
メモリWCMを参照して、受信したメッセージデータの
種別が、データ受信時刻の時間帯に、格納可能なメッセ
ージデータの種別であるか否かを判断する。判断の結
果、格納可能である場合は、メッセージデータに対応す
るメッセージを表示部57に表示し、他方、格納可能で
ない場合には、メッセージの表示は行わないで、メッセ
ージを受信した旨すなわち“メッセージの送信依頼有
り”のみを表示部57に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、無線呼出
し(以下にページングと称する)システムにおいて、ペ
ージング端末に相当するデータ受信装置、データ送信装
置、並びに、ページングシステムに相当するデータ通信
システム及びその通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ページングシステムに使用されて
いる無線呼出方式には、NTT方式、POCSAG方
式、及び高度無線呼出方式が採用されている。
【0003】この内、POCSAG方式は、変調方式に
2値FSK(Frequency Shift Keying:周波数偏移変
調)が採用され、伝送速度は512bps(ビット/
秒)と規定され、ページングの際には、この伝送速度の
規定に従って、無線信号に変調されたディジタルデータ
を送信することによってメッセージをやり取りするサー
ビスが実施される。
【0004】また、NTT方式では、上述のPOCSA
G方式と同じ2値FSKの変調方式を採用し、200b
psの伝送速度でサービスを実施している。そして、こ
れらの2つの無線呼出方式は、主に、数字やカナ文字
(フリーワード、及び定型メッセージ)によるメッセー
ジの表示が可能なページャー(アルファニューメリック
ページャー)を対象としてサービスを行っており、比較
的安価な課金制度で実施されている。
【0005】そして、最近では漢字によるメッセージや
電子メール等の大容量のデータのやりとりに適した高感
度無線呼出方式が登場している。
【0006】この高度無線呼出方式は、上述のNTT方
式やPOCSAG方式とは異なり、この方式に対応する
ページャーを使用することにより、システム側で送信す
るデータ量に応じて、1600BPS(2値FSK)〜
6400BPS(4値FSK)の範囲で伝送速度を切り
換えて送信できるものである。
【0007】そして、この高度無線呼出方式は、大量な
データの受信が可能なページャー、例えば、電子手帳機
能を有した複合端末や、大画面の表示機能を持つ比較的
高価なページャーを対象としたサービスに使用されてお
り、上述の2つの方式に比べて課金制度はやや高めにな
っている。
【0008】このように、現在のページングサービス
は、提供可能なページャーの性能(受信表示できるデー
タの種別)や、送信データ量、及び、サービスの提供に
適するページングシステムに応じて課金制度が位置付け
されており、単方向にも拘らず、高価なビジネスツール
から安価なコミュニケーションツールに至るまで多種多
様なデータ通信サービスに広く利用されている。
【0009】しかしながら、このようなページングサー
ビスの拡大化は、サービス利用者の著しい増加を招く一
方で、システムの面において、データの送信依頼の特定
の時間帯への集中化、及び、提供されるサービスの偏重
化による使用されるデータの種別の集中化など、トラフ
ィックの面で新たな問題を引き起こし、これにより、サ
ービス利用者側でも、料金に合致したサービスを受ける
ことができなくなるという危険性もはらんでいる。
【0010】本発明は、このような問題に鑑み、特定の
時間帯に送信依頼が集中しても、サービス提供者、及
び、サービス利用者の双方おいて、不都合が生じないデ
ータ受信装置、データ送信装置、並びに、データ通信シ
ステム及びその通信制御方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データを受信する受信手段と、この受信されたデータを
記憶する記憶手段と、受信されたデータの受信時刻を計
時する計時手段と、時間帯に対応させて、受信されたデ
ータの前記記憶手段への格納を制御する制御情報を記憶
する制御情報記憶手段と、前記計時手段によって計時さ
れた受信時刻と前記制御情報記憶手段に記憶された時間
帯とに基づいて、前記制御情報記憶手段より対応する制
御情報を読み出して、前記受信されたデータの前記記憶
手段への格納を制御する制御手段とを備えたことにより
上記課題を解決する。
【0012】即ち、請求項1記載の発明によれば、受信
手段はデータを受信し、記憶手段は受信手段によって受
信されたデータを記憶し、計時手段は受信されたデータ
の受信時刻を計時し、制御情報記憶手段は時間帯に対応
させて、受信されたデータの前記記憶手段への格納を制
御する制御情報を記憶し、そして、制御手段は前記計時
手段によって計時された受信時刻と前記制御情報記憶手
段に記憶された時間帯とに基づいて、前記制御情報記憶
手段より対応する制御情報を読み出して、前記受信され
たデータの前記記憶手段への格納を制御する。
【0013】従って、データ受信装置側で、時間帯別に
受信したデータが格納可能か否かが予め設定されるの
で、例えば、メッセージデータの受信が少ない時間帯で
のメッセージデータを格納せずにすみ、無駄なメッセー
ジデータの受信によるページャーのデータの格納処理を
低減させることができる。
【0014】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明に加え、前記受信手段により受信されたデー
タよりこのデータの種別情報を検出する検出手段を更に
備え、前記制御情報記憶手段は、時間帯とともに、受信
されたデータの種別と対応づけて前記記憶手段への前記
受信されたデータの格納を制御する制御情報を更に記憶
し、前記制御手段は、前記検出手段によって検出された
種別情報と前記制御情報記憶手段に記憶された種別情
報、及び、前記計時手段によって計時された受信時刻と
前記制御情報記憶手段に記憶された時間帯とに基づい
て、前記制御情報記憶手段より対応する制御情報を読み
出して、前記受信されたデータの前記記憶手段への格納
を制御することにより上記課題を解決する。
【0015】即ち、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明に加え、データ受信機において、検出手
段は、前記受信手段により受信されたデータよりこのデ
ータの種別情報を検出し、前記制御情報記憶手段は、時
間帯とともに、受信されたデータの種別と対応づけて前
記記憶手段への前記受信されたデータの格納を制御する
制御情報を更に記憶し、前記制御手段は、前記検出手段
によって検出された種別情報と前記制御情報記憶手段に
記憶された種別情報、及び、前記計時手段によって計時
された受信時刻と前記制御情報記憶手段に記憶された時
間帯とに基づいて、前記制御情報記憶手段より対応する
制御情報を読み出して、前記受信されたデータの前記記
憶手段への格納を制御する。
【0016】従って、データ受信装置側で時間帯別、及
びメッセージデータの種別に応じて受信したメッセージ
データが格納可能か否かが予め設定されるので、例え
ば、メッセージデータの受信が多い時間帯での、フリー
ワードのメッセージデータ等、データ量の多いメッセー
ジデータを格納せずにすみ、無駄なデータ量のメッセー
ジデータの格納処理を低減させることができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1、又は2のいずれかに記載の発明に加え、前記制御手
段による制御結果を表示する表示手段を更に備えたこと
をにより上記課題を解決する。
【0018】即ち、請求項3記載の発明によれば、請求
項1又は2のいずれかに記載の発明に加え、データ受信
装置において、表示手段は前記制御手段による制御結果
を表示する。
【0019】従って、時間帯に応じて、受信されたメッ
セージデータがどのような種別のデータだったか確認す
ることができる。
【0020】さらに請求項4記載の発明は、データを送
信する送信手段と、このデータの送信を指示する指示手
段と、この指示手段により送信指示された時刻を計時す
る計時手段と、時間帯に対応させて、前記送信指示され
たデータの前記送信手段による送信を制御する送信制御
情報を記憶する記憶手段と、前記計時手段によって計時
された送信指示時刻と前記記憶手段に記憶された時間帯
とに基づいて前記記憶手段より対応する送信制御情報を
読み出し、前記送信指示されたデータの前記送信手段に
よる送信を制御する制御手段とを備えることにより上記
課題を解決する。
【0021】即ち、請求項4の発明によれば、データ送
信装置において、送信手段はデータを送信し、指示手段
はこのデータの送信を指示し、計時手段はこの指示手段
により送信指示された時刻を計時し、記憶手段は、時間
帯に対応させて、前記送信指示されたデータの前記送信
手段による送信を制御する送信制御情報を記憶し、制御
手段は、前記計時手段によって計時された送信指示時刻
と前記記憶手段に記憶された時間帯とに基づいて前記記
憶手段より対応する送信制御情報を読み出し、前記送信
指示されたデータの前記送信手段による送信を制御す
る。
【0022】従って、データ送信装置で、時間帯別に送
信指示したデータが実際に送信可能か否かが予め設定さ
れるので、例えば、ページングサービスにおいてトラフ
ィクスが混雑し、呼び出しがかからないような時間帯が
予め分かっている場合、この時間帯をさけてメッセージ
データを送信することができ、メッセージデータを送信
する側にとって好適なデータ送信装置を提供することが
できる。
【0023】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明に加え、前記送信指示されたデータの種別情報
を検出する検出手段を更に備え、前記記憶手段は、時間
帯とともに、データの種別情報に対応して、前記送信指
示されたデータの送信制御情報を更に記憶し、前記制御
手段は、前記検出手段によって検出された種別情報と前
記記憶手段に記憶された種別情報、及び、前記計時手段
によって計時された送信指示時刻と前記記憶手段に記憶
された時間帯とに基づいて、前記記憶手段より対応する
送信制御情報を読み出して、前記送信指示されたデータ
の前記送信手段による送信を制御することにより上記課
題を解決する。
【0024】即ち、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載の発明に加え、データ送信装置において、検出
手段は、前記送信指示されたデータの種別情報を検出
し、前記記憶手段は、時間帯とともに、データの種別情
報に対応して、前記送信指示されたデータの送信制御情
報を更に記憶し、前記制御手段は、前記検出手段によっ
て検出された種別情報と前記記憶手段に記憶された種別
情報、及び、前記計時手段によって計時された送信指示
時刻と前記記憶手段に記憶された時間帯とに基づいて、
前記記憶手段より対応する送信制御情報を読み出して、
前記送信指示されたデータの前記送信手段による送信を
制御する。
【0025】従って、データ送信装置側で時間帯別、及
びメッセージデータの種別に応じて送信指示したメッセ
ージデータが実際に送信可能か否かが予め設定されるの
で、例えば、ページングサービスにおいてトラフィクス
が混雑し、呼び出しがかからないような時間帯が予め分
かっている場合、フリーワードのメッセージデータ等、
データ量の多いメッセージデータを送信せずにすみ、無
駄なデータ量によるトラフィクスの混雑を回避すること
ができる。
【0026】また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は5のいずれかに記載の発明に加え、前記制御手段によ
る制御結果を表示する表示手段を更に備えたことにより
上記課題を解決する。
【0027】即ち、請求項6記載の発明によれば、請求
項4又は5のいずれかに記載の発明に加え、データ送信
装置において、表示手段は前記制御手段による制御結果
を表示する。
【0028】従って、時間帯に応じて、送信指示された
メッセージデータがどのような種別のデータだったか確
認することができる。
【0029】更に、請求項7記載の発明は、受信機と、
この受信機に対して識別信号を含むデータを送信し、前
記識別信号に従って前記受信機を呼出すとともに前記デ
ータを受信させる送信局とで構成されたデータ通信シス
テムにおいて、前記送信局は、前記受信機に前記データ
の送信を指示する指示手段と、この指示手段により送信
指示された時刻を計時する計時手段と、前記受信機に対
応する識別信号について、時間帯に対応させて前記デー
タの送信を制御する送信制御情報を記憶する記憶手段
と、前記計時手段によって計時された送信指示時刻と前
記記憶手段に記憶された時間帯とに基づいて前記記憶手
段より対応する送信制御情報を読み出し、前記送信指示
されたデータの前記受信機への送信を制御する制御手段
とを備えることをより上記課題を解決する。
【0030】即ち、請求項7記載の発明によれば、受信
機と、この受信機に対して識別信号を含むデータを送信
し、前記識別信号に従って前記受信機を呼出すとともに
前記データを受信させる送信局とで構成されたデータ通
信システムにおいて、前記送信局において、指示手段は
前記受信機に前記データの送信を指示し、計時手段は、
この指示手段により送信指示された時刻を計時し、記憶
手段は、前記受信機に対応する識別信号について、時間
帯に対応させて前記データの送信を制御する送信制御情
報を記憶し、制御手段は前記計時手段によって計時され
た送信指示時刻と前記記憶手段に記憶された時間帯とに
基づいて前記記憶手段より対応する送信制御情報を読み
出し、前記送信指示されたデータの前記受信機への送信
を制御する。
【0031】従って、データ通信システムにおいて、デ
ータを送信する送信局側では、受信機を識別する識別信
号(アドレスデータ)毎にメッセージデータが送信許可
される時間帯が設定されるので、特定の時間での過剰な
メッセージデータの送信依頼によるトラフィクスの混雑
をさけることができる。
【0032】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明に加え、前記送信局は、前記送信指示されたデ
ータの種別情報を検出する検出手段を更に備え、前記記
憶手段は、前記受信機に対応する識別信号について、時
間帯とともに、データの種別情報に対応して、前記送信
指示されたデータの送信制御情報を更に記憶し、前記制
御手段は、前記検出手段によって検出された種別情報と
前記記憶手段に記憶された種別情報、及び、前記計時手
段によって計時された送信指示時刻と前記記憶手段に記
憶された時間帯とに基づいて前記記憶手段より対応する
送信制御情報を読み出して、前記送信指示されたデータ
の前記送信手段による送信を制御することにより上記課
題を解決する。
【0033】即ち、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載の発明に加え、送信局において、検出手段は、
前記送信指示されたデータの種別情報を検出し、前記記
憶手段は、前記受信機に対応する識別信号について、時
間帯とともに、データの種別情報に対応して、前記送信
指示されたデータの送信制御情報を更に記憶し、前記制
御手段は、前記検出手段によって検出された種別情報と
前記記憶手段に記憶された種別情報、及び、前記計時手
段によって計時された送信指示時刻と前記記憶手段に記
憶された時間帯とに基づいて前記記憶手段より対応する
送信制御情報を読み出して、前記送信指示されたデータ
の前記送信手段による送信を制御する。
【0034】従って、データ通信システムにおいて、デ
ータを送信する送信局側では、受信機を識別する識別信
号(アドレスデータ)毎にメッセージデータが送信許可
される時間帯と、メッセージデータの種別が設定される
ので、特定の時間でのデータ量の多いメッセージデータ
の送信依頼によるトラフィクスの混雑をさけることがで
きる。
【0035】また、請求項9記載の発明は、請求項7記
載の発明に加え、前記送信局は、前記受信機に対応する
識別コードについて、データを記憶するデータ記憶手段
と、前記制御手段により、前記送信指示されたデータを
送信しない制御を行った場合、前記送信指示されたデー
タを前記データ記憶手段の、識別コードに対応するメモ
リエリアに記憶させる記憶制御手段とを更に備えたこと
により上記課題を解決する。
【0036】即ち、請求項9記載の発明によれば、請求
項7記載の発明に加え、送信局において、データ記憶手
段は前記受信機に対応する識別コードについて、データ
を記憶し、記憶制御手段は、前記制御手段により、前記
送信指示されたデータを送信しない制御を行った場合、
前記送信指示されたデータを前記データ記憶手段の、識
別コードに対応するメモリエリアに記憶させる。
【0037】従って、データ通信システムにおいて、デ
ータを送信する送信局側では、受信機を識別する識別信
号(アドレスデータ)毎にメッセージデータが送信許可
されていない時間帯にメッセージデータの送信依頼があ
っても、送信許可される時間帯までこのメッセージデー
タを受信機毎に記憶させることができる。
【0038】更に、請求項10記載の発明によれば、受
信機に対して識別信号を含むデータを送信し、前記識別
信号に従って前記受信機を呼出すと共に前記データを受
信させるデータ通信システムにおける通信制御方法であ
って、前記送信局は予め前記受信機に対応する識別信号
について、時間帯に対応させ送信制御情報を記憶し、デ
ータを前記受信機に対し送信指示するに際し、このデー
タが送信指示された時刻を計時し、この計時された送信
指示時刻と、予め記憶されていた時間帯とに基づいて、
対応する送信制御情報を読み出して、前記送信指示され
たデータの前記受信機への送信を制御することにより上
記課題を解決している。
【0039】即ち、請求項10記載の発明によれば、受
信機に対して識別信号を含むデータを送信し、前記識別
信号に従って前記受信機を呼出すと共に前記データを受
信させるデータ通信システムにおける通信制御方法で、
前記送信局は予め前記受信機に対応する識別信号につい
て、時間帯に対応させ送信制御情報を記憶し、データを
前記受信機に対し送信指示するに際し、このデータが送
信指示された時刻を計時し、この計時された送信指示時
刻と、予め記憶されていた時間帯とに基づいて、対応す
る送信制御情報を読み出して、前記送信指示されたデー
タの前記受信機への送信を制御する。
【0040】従って、データ通信方法おいて、データを
送信する側では、受信機を識別する識別信号(アドレス
データ)毎にメッセージデータが送信許可される時間帯
が設定されるので、特定の時間での過剰なメッセージデ
ータの送信依頼によるトラフィクスの混雑をさけること
ができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以
下に説明する第1〜第2の実施の形態では、ページング
システムとして上記高度無線呼出方式に従うものとす
る。
【0042】まず、高度無線呼出システムで採用される
データ構成を図16に示す。
【0043】この図16において、70は1時間周期で
送信されるデータのサイクル構成を示し、1サイクル4
分として、No.0からNo.15まで16個のサイク
ルが送信される。
【0044】また、71は上記1サイクルのデータ構成
を示すものであり、1サイクルにはNo.0からNo.
127まで128個のフレームが含まれている。すなわ
ち、1フレームは1.875秒であり、1分間に32フ
レーム送信される。
【0045】そして更に、72に示すように1フレーム
のデータは、先頭部の同期部1(S1)72A、フレー
ム情報(FI)72B、同期部2(S2)72Cからな
る、115ミリ秒で送信される同期信号部と、ブロック
情報(BI)72D、アドレスフィールド(AF)72
E、ベクトルフィールド(VF)72F、メッセージフ
ィールド(MF)72G、アイドルブロック(IB)7
2Hの5種類のデータからなり、1ブロック160ミリ
秒として11ブロックでこれらのデータが格納されるイ
ンターリーブブロックとで構成されている。
【0046】同期部1(S1)72Aは2値FSKの変
調方式、及び、1600BPSの伝送速度で送信される
112ビットのデータであり、このフレームにおけるイ
ンターリーブブロックが、以下の4種類のフレームタイ
プのうち、どのフレームタイプ(変調方式及び伝送速
度)で、送信されるかを規定するデータが含まれてい
る。
【0047】2値FSK/1600BPS 2値FSK/3200BPS 4値FSK/3200BPS 4値FSK/6400BPS フレーム情報(FI)72Bは、2値FSKの変調方
式、及び、1600BPSの伝送速度で送信される32
ビットのデータであり本フレームのフレームNo.本フ
レームが含まれるサイクルのサイクルNo.複数回送信
の場合は送信回数等を規定するデータが含まれる。
【0048】同期部2(S2)72Cは上記同期部1
(S1)72Aで規定されたフレームタイプで送信され
るインターリーブブロックにページャーの受信タイミン
グを合わせるために規定されるデータが格納されてい
る。
【0049】ブロック情報(BI)72Dは、本フレー
ムのインターリーブブロックにおいて、上記アドレスフ
ィールド(AF)72E、及びベクトルフィールド(V
F)72Fの起点となる位置情報(ワード番号)が規定
されるデータを格納している。
【0050】アドレスフィールド(AF)72Eはショ
ート(32ビット)、ロング(64ビット)の何方かの
データ量の、ページャーの自己への個別呼出の識別を規
定する識別信号、すなわち、アドレスデータが格納され
ている。
【0051】ベクトルフィールド(VF)72Fは、上
記アドレスフィールド(AF)72Eと対を成してお
り、後述するメッセージフィールド(MF)72Gの起
点となる位置情報や、このメッセージデータの長さ、及
びこのメッセージデータのタイプを規定するベクトルタ
イプデータを格納している。
【0052】メッセージフィールド(MF)72Gに
は、上記ベクトルフィールドで規定された位置情報に、
同じく規定されたタイプのメッセージデータが格納され
る。
【0053】そして、1フレームがこれらのデータで埋
め尽くされ、更に、フレーム内に空きが生じた場合、ア
イドルブロック(IB)72Hとして「0」、若しくは
「1」で連続するビットパターンが挿入される。
【0054】以上のページングシステムに本発明を適用
した場合について図1〜図12を参照して説明する。
【0055】(第1の実施の形態)図1は本発明に係る
データ通信システムとしてのページングシステムの一実
施の形態を示す構成図であり、本システムは、例えば、
プッシュホン1…、公衆回線網2、センター3、送信基
地局4、及びページャー5…より構成されている。
【0056】以上の構成において、プッシュホン1…
は、公衆回線網2に接続された端末機器であり、呼出し
対象のページャー5に対するメッセージ送信の依頼をセ
ンター3に要求することができる。公衆回線網2は、各
プッシュホン1…及びセンター3に接続されており、各
プッシュホン1…からの呼出し要求をセンター3に送出
する。
【0057】センター3は、公衆回線網2と送信基地局
4とに接続された中央基地局であり、公衆回線網2から
受け取った呼出し要求に応じて送信基地局4に呼出し対
象であるページャーの呼出しを指示する。送信基地局4
は、アンテナを具備しており、センター3からの指示に
従って各ページャー5…に対しデータを無線にて送信す
る。各ページャー5…は、それぞれ自己に固有のアドレ
スコード(識別番号)が与えられた無線通信端末であ
り、送信基地局4から送信された送信データ(無線信
号)に基づいて受信及び報知処理(メッセージ表示等)
を実行する。
【0058】図2は図1で示したページャー5の内部構
成を示すブロック図である。このページャー5は、例え
ば、アンテナ51、受信部52、デコーダ部53、計時
回路54、CPU55、デ・インターリーブ回路56、
表示部57、報知部58、バッファメモリ59、RAM
60、ROM61、ID−ROM62、メッセージ変換
テーブル63と、及びキー入力部64を備え、この内、
デコーダ部53、計時回路54、CPU55、デ・イン
ターリーブ回路56、表示部57、報知部58、バッフ
ァメモリ59、RAM60、ROM61、ID−ROM
62、メッセージ変換テーブル63、キー入力部64ば
バスBで接続されている。
【0059】アンテナ2は、図1に示す送信基地局4か
ら無線で送信される1フレームのデータ(アドレスデー
タ、ベクトルデータ、メッセージデータが含まれる)を
受信して、受信部52に出力する。
【0060】受信部52は、デコーダ部53に接続され
このデコーダ部53からの制御信号に基づいて駆動し、
受信されたデータの復調及び検波を行う。この受信部5
2は、同期部1(S1)72Aを取り込むことによって
2値変調で受信した場合と4値変調で受信した場合とに
分けて出力する。
【0061】デコーダ部53は、受信部52より入力し
た2値若しくは4値のデジタルデータを8bitのパラ
レルデータに並び換え、逐次、バスBに出力し、CPU
55により受信したアドレスデータと、ID−ROM6
2に登録されたアドレスデータとの照合の結果、一致検
出信号を入力した際は、受信動作を受信部52に対して
継続させるように制御する。
【0062】計時回路54は、現在時刻を計時する回路
であり、データが受信部52で受信された際に、CPU
55によってデータ受信時刻が取得される。また、セン
ター3側から定期的に送信される実時間情報によって、
計時回路54は自動的に時刻補正が為される。
【0063】CPU55は、ページャー5全体の動作を
ROM61に格納された制御プログラムに従って制御
し、また後述するデータの格納動作を制御する。
【0064】デ・インターリーブ回路56は、デコーダ
部53より出力されたパラレルデータを受信された変調
方式及び伝送速度に合わせて並べ変えて出力する回路で
ある。
【0065】表示部57は、例えば液晶パネル、表示バ
ッファ、駆動ドライバ等で構成され、液晶パネル上に着
信メッセージ等の情報を表示する。
【0066】報知部58は、例えば、着信を点灯又は点
滅によって報知するLED(発光ダイオード)、鳴音で
報知するスピーカ、振動で報知するバイブレータ等の報
知手段で構成される。
【0067】バッファメモリ59は、受信したデータを
一時的に格納する。RAM60は、CPU55が動作す
るためのワークエリアや受信されたメッセージデータ等
を格納するメッセージメモリを具備している。
【0068】ROM61は、CPU55を動作させるた
めの各種プログラムや各種データを格納する。図3は、
ROM61のメモリマップの一例を示す図であり、図4
はROM61内の格納制御メモリWCMのデータ構成の
一例を示す図である。
【0069】ROM61は、図3に示す如く、プログラ
ムメモリPMと格納制御メモリWCMとから構成されて
おり、プログラムメモリPMには、ページャー5のメッ
セージ送受信、メッセージ作成、メッセージ表示等の動
作手順(制御プログラム)等の制御プログラムや、受信
及び報知制御の動作手順(報知制御プログラム)等の報
知制御プログラムが格納される。
【0070】格納制御メモリWCMには、図4に示す如
く、時間帯に対応させてメッセージメモリに格納可能な
メッセージデータの種別を規定する格納制御情報が記憶
されている。例えば、時間帯“00:00〜08:0
0”には、格納制御情報“フリーワード、数字メッセー
ジ格納可”が対応し、時間帯“08:00〜20:0
0”には、格納制御情報“フリーワード受信不可、数字
メッセージ格納可”が対応し、時間帯“20:00〜2
4:00”には、格納制御情報“フリーワード、数字メ
ッセージ格納可”が対応している。
【0071】従って、例えば、時間帯“08:00〜2
0:00”の間に、フリーワードメッセージデータを受
信した場合は、格納制御情報として、“フリーワード格
納不可”が設定されている故、このフリーワードメッセ
ージデータは、バッファ59に取り込まれるが、RAM
60に格納されずに消去され、フリーワードメッセージ
の呼出があったことのみを表示部57に表示する。
【0072】ID−ROM62は、自己のアドレスコー
ドワード(ID−ROM)を記憶している。
【0073】メッセージ変換テーブル63は、図5に示
すフリーワード変換表を格納する。
【0074】図5に示すフリーワードデータは、縦軸、
横軸それぞれ「0」から「9」までの数値に対してマト
リックス状に数字や文字、或いは、記号が割り当てられ
ている。着信したメッセージデータにフリーワード開始
コード“−−”(*2*2)が存在した場合、このフリ
ーワード開始コードの後に続く2桁単位の数値データ列
に従って、フリーワード変換表から読み出されて表示部
57に表示される。
【0075】例えば、メッセージデータが「−−451
3228513」であれば、夫々「45」には「ト」、
「13」には「ウ」、「22」には「キ」、「85」に
は「ヨ」、「13」には「ウ」が対応し、「トウキヨ
ウ」というメッセージとなる。
【0076】続いて、CPU55の制御により実行され
るページャー5のメッセージデータの着信動作について
説明する。
【0077】上述したようにセンター3からページャー
5に自己宛のデータが送られた場合、ページャー5は、
アンテナ51及び受信部52によってこのデータを受信
する。この際、CPU55は、データを受信した受信時
刻を計時回路54から取得する。
【0078】また、この受信されたデータは、前述した
如く、図16のフレーム構成72に基づくものであり、
アドレスデータ及びベクトルデータを含み、プッシュホ
ン1等によりメッセージデータ入力があればこのメッセ
ージデータも含んで、ページャー5は受信する。
【0079】この受信処理では、ID−ROM62に格
納されたページャー5固有のアドレスデータと、受信デ
ータのアドレスデータとが照合され、一致した場合にの
み着信したデータに基づくメッセージ表示や受信及び報
知制御に処理が移行する。
【0080】このように、アドレスデータの一致が得ら
れると、ベクトルフィールド(VF)72Fで指定され
た位置情報と範囲のメッセージデータをメッセージフィ
ールド(MF)72Gから取り出し、一時的にバッファ
メモリ59に格納する。そして、メッセージデータがフ
リーワードデータであるか否か、すなわち、メッセージ
データ内にフリーワード開始コード“−−”が付加され
ているか否かを判別する。判別の結果、フリーワード開
始コードが付加されていると判断した場合は、ROM6
1内の格納制御メモリWCM(図4参照)を参照して、
上記取得したデータ受信時刻が、フリーワード格納可の
時間帯に属するか否かを判断し、フリーワード格納可の
時間帯に属する場合には、メッセージ変換テーブル63
に格納されるフリーワード変換表(図5参照)を照合し
て、受信したフリーワードデータに対応するメッセージ
に変換し、変換されたメッセージを表示部57の表示画
面571に表示する。そして、このフリーワードデータ
をRAM60内のメッセージメモリに格納する。
【0081】一方、取得したデータ受信時刻が、フリー
ワード格納可の時間帯に属さない場合、即ち、フリーワ
ード格納不可の時間帯である場合(例えば、12:00
にデータを受信した場合)には、バッファメモリ59に
一時的に格納したフリーワードデータを消去して、フリ
ーワードデータに対応するメッセージの表示は行わない
で、図7に示す如く、表示部57の表示画面571に定
型的な表示内容として“フリーワードメッセージの送信
依頼あり”のみを表示する。
【0082】以上説明したように、第1の実施の形態に
おいては、ページャー5側では、送信データを受信する
と、その際のデータ受信時刻を取得し、受信したデータ
に含まれるメッセージデータの種別を特定し、時間帯に
対応させてメッセージメモリに格納可能なメッセージデ
ータの種別を規定する格納種別情報が記憶されたRAM
61内の格納制御メモリWCMを参照して、受信したメ
ッセージデータの種別が、データ受信時刻の時間帯に、
格納可能なメッセージデータの種別であるか否かを判断
する。そして、判断の結果、格納可能である場合は、こ
のメッセージデータに対応するメッセージを表示部57
に表示し、他方、格納可能でない場合には、このメッセ
ージデータの表示は行わないで、このメッセージデータ
を受信した旨すなわち“メッセージの送信依頼有り”の
みを表示部57に表示する。
【0083】従って、ページャー5側すなわち受信機側
で、時間帯別に格納可能なメッセージの種別を判断する
ことができる。
【0084】次に、第1の実施の形態の変形例を示す。
【0085】この変形例では、フリーワードメッセージ
の格納不可の時間帯に、当該フリーワードメッセージを
受信した場合に、“フリーワードメッセージの送信依頼
あり”を表示部57に表示するのに加えて、フリーワー
ドデータ以外のメッセージデータとして発呼者コードを
受信した場合、“発呼者氏名”も併せて表示する構成で
ある。
【0086】上記構成を達成するために、RAM60
に、発呼者コード(発信者識別コード)と発呼者氏名と
を対応づけて記憶した発呼者メモリHMを更に設ける。
【0087】図7は、ページャー5のRAM60に格納
される発呼者メモリHMのデータ構成を示す図である。
発呼者メモリHMには、図7に示す如く、発呼者コード
に対応させて発呼者氏名が記憶されている。例えば、発
呼者コード“01”には、発呼者氏名“山田 太郎”が
対応し、発呼者コード“02”には、発呼者氏名“小川
花子”が対応している。
【0088】従って、発呼者コード“01”を含むデー
タを受信すると、発呼者氏名として“山田 太郎”がR
AM60内の発呼者メモリHMから読み出される。
【0089】例えば、ページャ5では、発呼者コード
“01”と、フリーワードデータを含むメッセージデー
タを12:00に受信すると、この時間帯は、フリーワ
ードメッセージの格納不許可の時間帯であるので、図8
に示す如く、表示部57の画面571に“フリーワード
メッセージの送信依頼あり”を表示すると共に、発呼者
コード“01”に対応する発呼者氏名である“山田太
郎”を発呼者メモリHMから読み出して表示する。
【0090】尚、上記第1の実施の形態では、格納制御
メモリWCMはROM61にもたせたが、RAM60に
もたせて、設定変更可能にしても良い。
【0091】上記した実施の形態では、ページャー5は
受信機としての機能を有し、センター3から送出される
送信データを受信する単方向通信を行う例を示したが、
図2の破線部分Aで囲ったデータ送信部65を付加する
ことにより、ページャー5に送信機ダイアラー及び赤外
線データ送信機としても機能を持たせて、プッシュホン
1を介してデータを出力させてページャー5同士で双方
向通信を行う構成としても良い。
【0092】この場合は、時間帯に対応させて送信可能
なメッセージデータの種別を規定する送信制御情報をR
OM61に更に記憶し、メッセージデータを送信する際
には、ROM61の送信制御情報を参照して、データを
送信する時刻に、送信可能な種別のメッセージデータの
みを送信する構成とすれば良い。
【0093】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
おいては、センター3側で、各ページャー5(#A、#
B,#C)の時間帯別のサービス内容を管理するシステ
ムについて説明する。
【0094】以下、第2の実施の形態を図9〜図12を
参照して説明する。
【0095】図9は、図1と同様のページングシステム
の構成図を示すがページャー5(#A、#B,#C)の
それぞれ異なるアドレスデータで呼び出されるものとす
る。
【0096】図10は、図9で示したセンター3の内部
構成の一例を示すブロック図であり、図11は後述の加
入者メモリ304のメモリ構成を示す図である。
【0097】図3に示されるセンター1は、例えば、入
出力回路301、切換部302、呼出番号照合部30
3、加入者メモリ304、音声応答回路305、制御部
306、メッセージレジスタ307、ベクトルレジスタ
308、アドレスレジスタ309、送信信号処理部31
0、ブロック情報記憶用メモリ311、及び計時回路3
12を備えている。
【0098】入出力回路301は、公衆回線網2に接続
され、その公衆回線網2に接続されているプッシュフォ
ン1から呼出対象となるページャー5の呼出番号及びメ
ッセージ情報を入力すると共に、音声応答回路305か
らの音声メッセージを回線接続されたプッシュホン1に
対して応答(出力)する機能を有している。切換部30
2は、入出力回路301に接続され、制御部306の切
換制御によって、入力データの内、呼出番号を呼出番号
照合部303に、メッセージ情報を制御部306に、そ
れぞれ出力する回路である。
【0099】呼出番号照合部303は、切換部302よ
り入力された呼出番号と予め加入者メモリ304に登録
されている呼出番号とを比較して一致したか否かを判定
する機能を有している。加入者メモリ304は、図11
に示す如く、呼出番号と、呼出対象となるページャー5
の識別信号すなわちアドレスデータ(21ビット)と、
及び時間帯に対応させて送信可能なメッセージデータの
種別を規定する送信制御情報とを契約加入者毎に関連付
けて記憶する記憶媒体であり、これは制御部306によ
って読み出し制御される。
【0100】例えば図11では、呼出番号“00−00
00−0000”に対応するアドレスデータ(#A)を
記憶するページャー5(#A)には、送信制御情報とし
て、“AM8:00〜PM8:00までは、フリーワー
ドメッセージの送信は不許可”が設定されている。
【0101】また、呼出番号“11−1111−111
1”に対応するアドレスデータ(#B)を記憶するペー
ジャー5(#B)には、送信制御情報として、メッセー
ジの送信不許可は設定されておらず、すべての時間帯に
おいて、種別に関係なくメッセージデータの送信が可能
である。
【0102】また、呼出番号“22−2222−222
2”に対応するアドレスデータ(#C)を記憶するペー
ジャー5(#C)には、送信制御情報として“AM7:
00〜PM5:00までは、定型メッセージのみサービ
ス可”が設定されている。
【0103】制御部306は、センター3全体の動作を
制御すると共に、各プッシュホン1…から発呼者が依頼
する呼び出し要求に応じてページャー5(#A、#B,
#C)を呼び出す際の一連のページング処理を制御する
機能を有しており、後述する送信処理(図12参照)を
実行する。
【0104】音声応答回路305は、入出力回路301
に接続され、制御部306の制御に従って音声メッセー
ジを生成する回路であり、入出力回路301を介して発
呼者(プッシュホン1)に音声でメッセージを応答する
機能を有している。メッセージレジスタ307は、制御
部306より各ページャー(#A,#B,#C)5に対
して発信するメッセージデータを受け取り格納すると共
に、その情報を送信信号処理部310に出力する構成を
有しており、例えば4ビット単位の数値コード(数字デ
ータ)で構成されるメッセージデータを格納できる記憶
容量をもっている。このメッセージレジスタ307に格
納されたメッセージデータはフレーム構成72のメッセ
ージフィールド(MF)72Gに格納されるデータであ
る。
【0105】ベクトルレジスタ308は、制御部306
によりベクトルデータを格納すると共に、そのベクトル
データを送信信号処理部310に出力する構成を有して
いる。このベクトルレジスタ308に格納されるベクト
ルデータは、上記フレーム構成72のベクトルフィール
ド(VF)72Fに設定されるデータである。アドレス
レジスタ309は、制御部306より呼び出すページャ
ーを識別するIDデータであるアドレスデータ及びフレ
ームデータ等の情報を受け取り格納すると共に、その情
報を送信信号処理部310に出力する構成を有してい
る。このアドレスレジスタ309に格納されたアドレス
データ及びフレームデータはそれぞれ上記フレーム構成
72のアドレスフィールド(AF)72E、フレーム情
報(F1)72Bに設定されるデータである。
【0106】送信信号処理部310は、メッセージレジ
スタ307、ベクトルレジスタ308及びアドレスレジ
スタ309に接続され、メッセージデータ、ベクトルデ
ータ、アドレスデータ及びフレームデータ等の情報を取
り出し前述のデータフォーマット72の如く所定のデー
タ形式に変換して送信データを形成すると共に、制御部
306の制御に従って送信データを送信基地局4に出力
する機能を有している。なお、送信基地局4はで、送信
信号処理部310で形成された送信データを受け取り変
調してアンテナより各ページャー5(#A、#B,#
C)に無線出力する処理が実行される。
【0107】ブロック情報記憶用メモリ311は、制御
部306によりフレーム構成72のブロック情報(B
I)72Dを設定するためのブロック情報を読み書きす
る記憶媒体であり、アドレスフィールド(AF)72E
及びベクトルフィールド(VF)72Fの起点となるワ
ード番号等の情報が格納される。計時回路312は、現
在時刻を計時する回路である。
【0108】次に、動作について説明する。図12は制
御部306の制御により実行されるセンター3側のペー
ジャー5(#A)へのデータの送信処理を説明するため
のフローチャートである。
【0109】図12において、先ず、センター3は、常
に待機状態となっており(ステップS1)、そして、発
呼人のプッシュホン1による呼出操作がなされると、そ
の呼出番号(○○−○○○○−○○○○)が公衆回線網
2を介してセンター3の入出力回路301に入力された
か否かを検出し(ステップS2)、呼出番号の入力が検
出されない場合は、待機状態に戻る。
【0110】一方、呼出番号の入力が検出された場合に
は、ステップS3に移行して、切換部302は制御部3
06の制御で呼出番号照合部303に出力を切換える。
この切換部302の切換えに従い、入力された呼出番号
は呼出番号照合部303に出力され、そこで加入者メモ
リ304に登録されている呼出番号と照合され、入力さ
れた呼出番号が登録されているか否か判定される(ステ
ップS3)。
【0111】判定の結果、入力された呼出番号が登録さ
れていないと判断された場合は、呼出番号の発呼者に対
して回線接続されたプッシュホン1へメッセージ入力が
できない旨をガイダンスするため、音声応答回路305
では、音声メッセージ(音声信号)“この番号による呼
出は、受け付けておりません。”を生成して、入出力回
路301及び公衆回線網2を介してプッシュホン1に送
出して(ステップS10)、当該送信処理を終了する。
【0112】一方、ステップS3において、入力された
呼出番号の登録が確認されると、発呼者に対してメッセ
ージ入力をガイダンスするため、音声応答回路305で
は、音声メッセージ(音声信号)“こちらはページング
サービスです。発信音が鳴りましたらメッセージをお入
れ下さい。”を生成して、入出力回路301及び公衆回
線網2を介してプッシュホン1へ送出する(ステップS
4)。
【0113】次いで、プッシュホン1では、この音声メ
ッセージに従って発呼者のダイアル操作によるメッセー
ジデータの入力が行われる。この入力に応じてセンター
3にメッセージが公衆回線網2を介して入出力回路30
1に入力され、この場合には切換部302の出力が制御
部306となる(ステップS5)。
【0114】制御部306は、メッセージデータが入力
されると、次に、メッセージデータの入力終了記号“#
#”の検出を行い(ステップS6)、入力終了記号“#
#”を検出した場合には、ステップS7に移行する。一
方、入力終了記号“##”が検出されない場合は、ステ
ップS5に移行して、メッセージデータの入力が終了す
るまで同一ループを繰り返す。
【0115】ステップS7では、先に入力された呼出番
号(例えば、00−0000−0000)に応じて、加
入者メモリ304より送信制御情報を参照し、入力され
たメッセージ内にフリワード開始コード“−−”がある
か否かを判定する(ステップS7)。判定の結果、メッ
セージ内にフリーワード開始コード“−−”がない場合
は、ステップS9に移行する。
【0116】一方、メッセージ内にフリーワード開始コ
ード“−−”を検出すると、制御部306は、現在時刻
を計時回路312から取得し、呼出番号(00−000
0−0000)に対応するアドレス(#A)を有するペ
ージャー5(#A)において、現在時刻が、フリーワー
ドの送信サービスが許可されている時間帯か否かを判定
する(ステップS8)。
【0117】判定の結果、フリーワードの送信サービス
が不許可の時間帯である場合には、発呼者に対してメッ
セージの送信不可をガイダンスするため、音声応答回路
305では、音声メッセージ“ただいま、メッセージを
お受け出来ません。”が生成され、入出力回路301及
び公衆回線網2を介してプッシュホン1に送出して(ス
テップS11)、ステップS5に移行し、メッセージ入
力待ちとなる。一方、ステップS8で、フリワードの送
信サービスが許可の時間帯であると判定された場合に
は、ステップS9に移行する。
【0118】ステップS9では、制御部306は、入力
データの呼出番号(00−0000−0000)に対応
するアドレスデータ(#A)を、加入者メモリ304を
参照して取得してアドレスレジスタ309に格納し、ま
た、入力されたメッセージデータをメッセージレジスタ
307に格納し、そして、ベクトルデータをベクトルレ
ジスタ308に夫々格納する。そして、送信信号処理部
310は、アドレスレジスタ309、ベクトルレジスタ
308、及びメッセージレジスタ307に格納された各
データに基づいて、データフォーマット72に準じて送
信データを作成し(図12参照)、送信基地局4に出力
する(ステップS9)。なお、送信基地局4では、送信
信号処理部310で形成された送信データを受け取り変
調してアンテナより各ページャー5(#A)…に無線出
力する処理が実行される。
【0119】ところで、上記送信処理において、ステッ
プS3において入力された呼出番号が“00−0000
−0000”である場合は、加入者メモリ314の送信
制御情報として、“8:00AM〜8:00PMまでの
間はフリーワードメッセージの送信は不許可”の情報が
該当する。従って、この場合には、処理はステップS5
に移行し、更に、ステップS5で、プッシュホン1よ
り、フリーワードメッセージが入力され、時計回路31
2で計時される現在時刻がAM9:00である場合に
は、この時間帯は、上記した如く、加入者メモリ304
でフリーワードメッセージの送信が不許可に設定されて
いるので(ステップS8)、フリーワードメッセージの
送信は行わな。そして、この時間帯は、ページャー5
(#A)には、フリーワードメッセージを送信すること
ができないので、送信ができない旨をガイダンスするた
め、音声応答回路305より音声メッセージ“ただい
ま、メッセージをお受けできません。”を、入出力回路
301及び公衆回線網2を介してプッシュホン1に送出
する(ステップS11)。
【0120】以上説明したように、第2の実施の形態に
おいては、センター4側では、プッシュホン1から、加
入者メモリ304に登録された呼出番号が入力され、さ
らに、メッセージデータが入力されると、入力されたメ
ッセージデータの種別を特定し、入力された呼出番号と
時間帯に対応させて送信可能なメッセージ種別を規定す
る送信制御情報とを契約加入者毎に関連付けて記憶する
加入者メモリ304を参照するので、入力されたメッセ
ージデータの種別が、現時刻において、入力された呼出
番号に対応するアドレスデータを記憶するページャー5
に送信可能なメッセージデータの種別であるか否かを判
定することができる。そして、判定の結果、送信可能で
あると判定した場合には、当該メッセージデータを含む
データを上記ページャー5に送出する一方、送信不可能
なメッセージデータの種別であると判定した場合には、
発呼者に送信不可の音声メッセージを報知する。
【0121】従って、センター3側で、ページャー毎
に、時間帯別に送信可能なメッセージデータの種別を管
理でき、ページャー毎に時間帯別にサービス内容を設定
することが可能となる。その結果、簡便なシステムによ
りページャー毎に料金を設定することが可能となる。
【0122】尚、上記第2の実施の形態では、センター
3で発呼先のメッセージデータの種別に対応していない
時間帯に、発呼者よりその種別のメッセージデータの送
信を依頼された際は、送信できない旨を回線接続された
プッシュホン1へ音声出力して発呼者にアナウンスして
いたが、時間帯に対応していない種別メッセージデータ
を加入者(アドレスデータ)毎に一時記憶させておき、
その種別のメッセージデータが送信できる時間帯になっ
たときに、一斉にこれらのメッセージデータを送信でき
るようにしても良い。
【0123】以下、このような場合についての第2の実
施の形態の変形例を詳述する。
【0124】図10に記載されるセンター3の内部構成
の一例を示すブロック図において破線Bで囲まれた部分
が、上記変形例の説明に適用される部分である。
【0125】すなわち、データベース313は、図13
に図示される様に、時間帯に対応していない種別のメッ
セージデータを加入者(アドレスデータ)毎に複数記憶
させるためのメモリであり、時間帯に該当していない種
別のメッセージデータを発呼者より送信依頼された際
は、送信依頼時刻を計時回路312で計時し、この依頼
されたメッセージデータと対応させてデータベース31
3の、発呼依頼された呼出番号に対応するアドレスデー
タのメモリエリアの格納する。
【0126】次に動作について説明する。図14は制御
部306の制御により実行されるセンター3側のページ
ャー5(#A)へのデータの送信処理を説明するための
フローチャートであるが、ステップS1〜ステップS1
0までの送信処理は、上記第2の実施の形態と同様であ
る。
【0127】すなわち、ステップS8において、送信依
頼された時刻(現在時刻)がフリーワードの送信サービ
スが許可されていない時間帯と判断した場合、ステップ
S12において、フリーワードのメッセージデータを送
信できない旨を発呼者にアナウンスするのではなく、フ
リーワードのメッセージデータの入力を許可し、該入力
されたメッセージデータを現在時刻とともにデータベー
ス313の発呼依頼された呼出番号に対応するメモリエ
リアに格納して送信処理を終了する。
【0128】尚、データベース313に格納されたメッ
セージデータは、計時回路312で現在時刻の計時を継
続し、この現在時刻が格納されたメッセージデータの種
別の送信サービスが許可される時間帯になったら、一斉
に送信されるしたがって、上記第2の実施の形態の変形
例によれば、発呼者は時間帯外に一度送信依頼したメッ
セージデータを再度入力する必要がなくなり、送信サー
ビスを更に利用しやすくすることができる。
【0129】又、本実施の形態で適用された高度無線呼
出方式では、図16に示されるベクトルフィールド(V
F)72Fは、メッセージフィールド(MF)72Gに
設定するメッセージデータの格納される位置情報と、図
15に示す当該メッセージデータがどの様なデータ形態
で設定されているか等を表す3ビット(v0、v1、v
2)のベクトルタイプデータを含んでいる。
【0130】したがって、本実施の形態では、メッセー
ジデータの先頭部のフリーワードの開始記号“――”の
検出の有無でページャー5へのメッセージデータの格納
制御、及びセンター3でのメッセージデータの送信制御
を行っていたが、メッセージデータから検出せずに上記
ベクトルタイプデータで、格納、及び送信制御を行って
も良い。
【0131】また、この場合、制御されるメッセージデ
ータの対象は、数字データ、フリーワードデータに留ま
らず、メッセージ番号が付加されるメッセージデータ
や、漢字を含むメッセージデータに適用される16進/
2進メッセージデータをも制御される対象となることか
ら、例えば、ページングに伴い漢字メッセージの受信が
可能なサービスでも、送信する時間帯に応じて、数字の
みのメッセージを受けることができるサービスをシステ
ム側で実現させることができる。
【0132】尚、上記した実施の形態等においては、本
発明を高度無線呼出方式のページングシステムに適用し
た例について説明したが、本発明は、上記高度無線呼出
方式のページングシステムに限られるものではなく、例
えば、NTT方式やPOCSAG方式のページングシス
テムにも適用可能である。さらに、本発明は、ページン
グシステムに限られるものではなく、PHS(Personal
handyphone system)やテレターミナルシステム等、テ
キストデータや画像データを送受するシステム及び該シ
ステムに適用する端末にも適用可能である。又、LAN
(Local Area Network)やモデムを適用した有線による
データ通信システムにも適用できる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、データ受信装置側で、時間帯別に受信した
データが格納可能か否かが予め設定されるので、例え
ば、メッセージデータの受信が少ない時間帯でのメッセ
ージデータを格納せずにすみ、無駄なメッセージデータ
の受信によるページャーのデータの格納処理を低減させ
ることができる。
【0134】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、データ受信装置側
で時間帯別、及びメッセージデータの種別に応じて受信
したメッセージデータが格納可能か否かが予め設定され
るので、例えば、メッセージデータの受信が多い時間帯
での、フリーワードのメッセージデータ等、データ量の
多いメッセージデータを格納せずにすみ、無駄なデータ
量のメッセージデータの格納処理を低減させることがで
きる。
【0135】更に、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、時間帯に応
じて、受信されたメッセージデータがどのような種別の
データだったか確認することができる。
【0136】また、請求項4記載の発明によれば、デー
タ送信装置で、時間帯別に送信指示したデータが実際に
送信可能か否かが予め設定されるので、例えば、ページ
ングサービスにおいてトラフィクスが混雑し、呼び出し
がかからないような時間帯が予め分かっている場合、こ
の時間帯をさけてメッセージデータを送信することがで
き、メッセージデータを送信する側にとって好適なデー
タ送信装置を提供することができる。
【0137】更に、請求項5記載の発明によれば、上記
請求項4記載の発明の効果に加えて、データ送信装置側
で時間帯別、及びメッセージデータの種別に応じて送信
指示したメッセージデータが実際に送信可能か否かが予
め設定されるので、例えば、ページングサービスにおい
てトラフィクスが混雑し、呼び出しがかからないような
時間帯が予め分かっている場合、フリーワードのメッセ
ージデータ等、データ量の多いメッセージデータを送信
せずにすみ、無駄なデータ量によるトラフィクスの混雑
を回避することができる。
【0138】そして、請求項6記載の発明によれば、請
求項4又は5記載の発明の効果に加えて、時間帯に応じ
て、送信指示されたメッセージデータがどのような種別
のデータか確認することができる。
【0139】また、請求項7記載の発明によれば、デー
タ通信システムにおいて、データを送信する送信局側で
は、受信機を識別する識別信号(アドレスデータ)毎に
メッセージデータが送信許可される時間帯が設定される
ので、特定の時間での過剰なメッセージデータの送信依
頼によるトラフィクスの混雑をさけることができる。
【0140】更に、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載の発明の効果に加えて、データ通信システムに
おいて、データを送信する送信局側では、受信機を識別
する識別信号(アドレスデータ)毎にメッセージデータ
が送信許可される時間帯と、メッセージデータの種別が
設定されるので、特定の時間でのデータ量の多いメッセ
ージデータの送信依頼によるトラフィクスの混雑をさけ
ることができる。
【0141】更に、また、請求項9記載の発明によれ
ば、請求項7記載の発明の効果に加えて、データ通信シ
ステムにおいて、データを送信する送信局側では、受信
機を識別する識別信号(アドレスデータ)毎にメッセー
ジデータが送信許可されていない時間帯にメッセージデ
ータの送信依頼があっても、送信許可される時間帯まで
このメッセージデータを受信機毎に記憶し、保管するこ
とができる。
【0142】また、請求項10記載の発明によれば、デ
ータ通信方法おいて、データを送信する側では、受信機
を識別する識別信号(アドレスデータ)毎にメッセージ
データが送信許可される時間帯が設定されるので、特定
の時間での過剰なメッセージデータの送信依頼によるト
ラフィクスの混雑をさけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したページングシステムの一実施
の形態を示す構成図である。
【図2】第1の実施の形態によるページャー5の内部構
成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態によるROM61のメモリマ
ップの構成例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態による格納制御メモリのメモ
リ構成例を示す図。
【図5】第1の実施の形態によるメッセージ変換テーブ
ル63の構成例を示す図。
【図6】第1の実施の形態によるフリーワード受信不許
可の時間帯に着信があった場合の表示例を示す図。
【図7】第1の実施の形態の変形例で用いられるRAM
60内に記憶される発呼者メモリHMのメモリ構成例を
示す図。
【図8】第1の実施の形態の変形例において、フリーワ
ード格納不許可の時間帯にページャー5に着信があった
場合の表示例を示す図。
【図9】第2の実施の形態によるページングシステムの
形態を示す図である。
【図10】第2の実施の形態によるセンター3の内部構
成の一例を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態による加入者メモリ304
のメモリ構成を示す図である。
【図12】第2の実施の形態によるセンター3側の送信
処理を説明するフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態の変形例に適用されるデー
タベース313のメモリエリアの構成を示す図である。
【図14】第2の実施の形態の変形例によるセンター3
側の送信処理を説明するフローチャートである。
【図15】フレックス方式のベクトルのタイプを示す図
である。
【図16】フレックス方式に採用されるデータ構成を説
明する図である。
【符号の説明】
1 プッシュホン 2 公衆回線網 3 センター 4 信基地局 5 ページャー 51 アンテナ 52 受信部 53 デコーダ 54 計時回路 55 CPU 56 デ・インターリーブ回路 57 表示部 58 報知部 59 バッファメモリ 60 RAM 61 ROM 62 ID−ROM 63 メッセージ変換テーブル 301 入出力回路 302 切換部 303 呼出番号照合部 304 加入者メモリ 305 音声応答回路 306 制御部 307 メッセージレジスタ 308 ベクトルレジスタ 309 アドレスレジスタ 310 送信信号処理部 311 ブロック情報記憶用メモリ 312 計時回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを受信する受信手段と、この受信さ
    れたデータを記憶する記憶手段と、受信されたデータの
    受信時刻を計時する計時手段と、時間帯に対応させて、
    受信されたデータの前記記憶手段への格納を制御する制
    御情報を記憶する制御情報記憶手段と、前記計時手段に
    よって計時された受信時刻と前記制御情報記憶手段に記
    憶された時間帯とに基づいて、前記制御情報記憶手段よ
    り対応する制御情報を読み出して、前記受信されたデー
    タの前記記憶手段への格納を制御する制御手段とを備え
    ることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】前記受信手段により受信されたデータより
    このデータの種別情報を検出する検出手段を更に備え前
    記制御情報記憶手段は、時間帯とともに、受信されたデ
    ータの種別と対応づけて前記記憶手段への前記受信され
    たデータの格納を制御する制御情報を更に記憶し、 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された種別
    情報と前記制御情報記憶手段に記憶された種別情報、及
    び、前記計時手段によって計時された受信時刻と前記制
    御情報記憶手段に記憶された時間帯とに基づいて、前記
    制御情報記憶手段より対応する制御情報を読み出して、
    前記受信されたデータの前記記憶手段への格納を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段による制御結果を表示する表
    示手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2の
    いずれかに記載のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】データを送信する送信手段と、このデータ
    の送信を指示する指示手段と、この指示手段により送信
    指示された時刻を計時する計時手段と、時間帯に対応さ
    せて、前記送信指示されたデータの前記送信手段による
    送信を制御する送信制御情報を記憶する記憶手段と前記
    計時手段によって計時された送信指示時刻と前記記憶手
    段に記憶された時間帯とに基づいて前記記憶手段より対
    応する送信制御情報を読み出し、前記送信指示されたデ
    ータの前記送信手段による送信を制御する制御手段とを
    備えることを特徴とするデータ送信装置。
  5. 【請求項5】前記送信指示されたデータの種別情報を検
    出する検出手段を更に備え、前記記憶手段は、時間帯と
    ともに、データの種別情報に対応して、前記送信指示さ
    れたデータの送信制御情報を更に記憶し前記制御手段
    は、前記検出手段によって検出された種別情報と前記記
    憶手段に記憶された種別情報、及び、前記計時手段によ
    って計時された送信指示時刻と前記記憶手段に記憶され
    た時間帯とに基づいて、前記記憶手段より対応する送信
    制御情報を読み出して、前記送信指示されたデータの前
    記送信手段による送信を制御することを特徴とする請求
    項4記載のデータ送信装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段による制御結果を表示する表
    示手段を更に備えることを特徴とする請求項4又は5の
    いずれかに記載のデータ送信装置。
  7. 【請求項7】受信機と、この受信機に対して識別信号を
    含むデータを送信し、前記識別信号に従って前記受信機
    を呼出すとともに前記データを受信させる送信局とで構
    成されたデータ通信システムにおいて、前記送信局は、
    前記受信機に前記データの送信を指示する指示手段と、
    この指示手段により送信指示された時刻を計時する計時
    手段と、前記受信機に対応する識別信号について、時間
    帯に対応させて前記データの送信を制御する送信制御情
    報を記憶する記憶手段と、前記計時手段によって計時さ
    れた送信指示時刻と前記記憶手段に記憶された時間帯と
    に基づいて前記記憶手段より対応する送信制御情報を読
    み出し、前記送信指示されたデータの前記受信機への送
    信を制御する制御手段とを備えることを特徴とするデー
    タ通信システム。
  8. 【請求項8】前記送信局は前記送信指示されたデータの
    種別情報を検出する検出手段を更に備え、前記記憶手段
    は、前記受信機に対応する識別信号について、時間帯と
    ともに、データの種別情報に対応して、前記送信指示さ
    れたデータの送信制御情報を更に記憶し前記制御手段
    は、前記検出手段によって検出された種別情報と前記記
    憶手段に記憶された種別情報、及び、前記計時手段によ
    って計時された送信指示時刻と前記記憶手段に記憶され
    た時間帯とに基づいて前記記憶手段より対応する送信制
    御情報を読み出して、前記送信指示されたデータの前記
    送信手段による送信を制御することを特徴とする請求項
    7記載のデータ通信システム。
  9. 【請求項9】前記送信局は前記受信機に対応する識別コ
    ードについて、データを記憶するデータ記憶手段と、前
    記制御手段により、前記送信指示されたデータを送信し
    ない制御を行った場合、前記送信指示されたデータを前
    記データ記憶手段の、識別コードに対応するメモリエリ
    アに記憶させる記憶制御手段とを更に備えることを特徴
    とする請求項7記載のデータ通信システム。
  10. 【請求項10】受信機に対して識別信号を含むデータを
    送信し、前記識別信号に従って前記受信機を呼出すと共
    に前記データを受信させるデータ通信システムにおける
    通信制御方法であって、前記送信局は予め前記受信機に
    対応する識別信号について、時間帯に対応させ送信制御
    情報を記憶し、データを前記受信機に対し送信指示する
    に際し、このデータが送信指示された時刻を計時し、こ
    の計時された送信指示時刻と、予め記憶されていた時間
    帯とに基づいて、対応する送信制御情報を読み出して、
    前記送信指示されたデータの前記受信機への送信を制御
    することを特徴とする通信制御方法。
JP8230961A 1996-08-30 1996-08-30 データ受信装置、データ送信装置、並びに、データ通信システム及びその通信制御方法 Abandoned JPH1075472A (ja)

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