JPH10334534A - 光磁気記録再生方法及び光磁気記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録再生方法及び光磁気記録再生装置

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JPH10334534A
JPH10334534A JP9138582A JP13858297A JPH10334534A JP H10334534 A JPH10334534 A JP H10334534A JP 9138582 A JP9138582 A JP 9138582A JP 13858297 A JP13858297 A JP 13858297A JP H10334534 A JPH10334534 A JP H10334534A
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light beam
magneto
temperature
recording
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JP9138582A
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Yasuyuki Miyaoka
康之 宮岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録再生方法において、最短マークの
繰り返し再生信号の中央値のスライスレベルにより2値
化する手法で、記録情報を十分なマージンを持って再現
できることを課題とする。 【解決手段】 多層構造を持つ光磁気記録媒体に光ビー
ムを照射し、媒体の磁区に対する媒体の温度特性による
温度分布の温度勾配を利用し、該光ビームの反射光の偏
向面の変化を検出して、記録マークを再生する光磁気記
録再生方法において、光ビーム進行方向の前方の再生信
号に対して後方の読み出しディレイ時間と振幅比とを予
め検出して、再生信号から後方の読み出し信号との差を
とるフィードバック演算回路によって演算することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層構造を持つ光
磁気記録媒体に光ビームを照射し、温度分布の温度勾配
を利用し、記録層の記録データを変化させることなく再
生層の記録マークの磁壁を移動させ、該光ビームの反射
光の偏向面の変化を検出し、光の回折限界以下の記録マ
ークを再生することが可能である光磁気記録再生方法及
び光磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】書き換え可能な高密度記録方式として、
半導体レーザの熱エネルギーを用いて、磁性薄膜に磁区
を書き込んで情報を記録し、光磁気効果を用いて、この
情報を読み出す光磁気記録媒体がある。また近年この光
磁気記録媒体の記録密度を更に高めて大容量の記録媒体
とする要求が高まっている。光磁気記録媒体等の光ディ
スクの線記録密度は、再生光学系のレーザ波長および、
対物レンズの開口数に大きく依存する。すなわち、再生
光学系のレーザ波長λと対物レンズの開口数NAが決ま
ると、ビームウエストの径が決まるため、記録マーク再
生時の空間周波数は2NA/λ程度が検出可能な限界と
なってしまう。したがって、従来の光ディスクの記録媒
体で高密度化を実現するためには、再生光学系のレーザ
波長を短くし、対物レンズのNAを大きくする必要があ
る。しかしながら、レーザ波長や対物レンズの開口数の
改善にも限度がある。
【0003】このため、記録媒体の構成や読み取り方法
を工夫し、記録密度を改善する技術が開発されている。
例えば、特開平06−290496号公報において、磁
気的に結合される再生層と記録保持層とを有してなる多
層膜の、記録保持層に信号記録を行うとともに、加熱用
光ビームの照射による温度勾配を利用し、記録保持層の
記録データを変化させることなく再生層の記録マークの
磁壁を移動させ、光ビームスポットのほぼ全域が同一の
磁化になるように再生層を磁化させて、該光ビームの反
射光の偏向面の変化を検出し、光の回折限界以下の記録
マークを再生することが可能となる信号再生方法、及び
信号再生装置が提案されている。この方法によれば、図
11に示すように再生信号(e)が矩形状になり、再生
信号振幅を低下させることなく光の回折限界以下の周期
の記録マークが再生可能となり、記録密度ならびに転送
速度を大幅に向上できる光磁気記録媒体、再生方法が可
能となる。
【0004】図10に従来例を示す構成図を示す。図
中、1はガラスあるいはプラスチックを素材とした基板
2に、光ビームの照射による温度勾配を利用し、記録層
の記録データを変化させることなく再生層の記録マーク
の磁壁を移動させ、再生スポット内のほぼ全域を同一磁
化にして、光ビームの反射光の偏向面の変化を検出し、
光の回折限界以下の記録マークを再生することが可能な
光磁気記録媒体3を被着し、さらに保護膜4を形成した
光磁気ディスクである。この光磁気ディスク1はマグネ
ットチャッキング等でスピンドルモータに支持され、回
転軸に対して回転自在の構造となっている。
【0005】また、5〜17は光磁気ディスク1にレー
ザ光を照射し、さらに反射光から情報を得る光ヘッドを
構成する個々の部品であり、6は対物レンズとしての集
光レンズ、5は集光レンズ6を駆動するアクチュエー
タ、7は記録再生用の波長680nmの半導体レーザ、
8は加熱用の波長1.3μmの半導体レーザ、9,10
はコリメータレンズ、11は680nm光を100%通
過し1.3μm光を100%反射するダイクロイックミ
ラー、12はビームスプリッタ、13は1.3μm光が
信号検出系に漏れ込まないようにするためのもので1.
3μm光は透過しないが、680nm光は100%透過
するダイクロイックミラーである。14はλ/2板、1
5はレーザの偏光角で2方向に分ける偏光ビームスプリ
ッタ、17はフォトセンサ、16はフォトセンサへの集
光レンズである。また、18は偏光方向によりそれぞれ
集光・検出された信号を差動増幅する差動増幅回路であ
る。
【0006】ここで、記録再生用・加熱用の半導体レー
ザ7,8から出射された波長680nmと波長1.3μ
mのそれぞれのレーザ光は、コリメータレンズ9,1
0、ダイクロイックミラー11、ビームスプリッタ1
2、集光レンズ6を介して、光磁気ディスク1に照射さ
れる。このとき集光レンズ6はアクチュエータ5の制御
によってフォーカシング方向、及び、トラッキング方向
に移動して、レーザ光が光磁気記録媒体3上に逐次焦点
を結ぶように制御され、かつ、光磁気ディスク1上に刻
まれた案内溝に沿ってトラッキングする構成になってい
る。また、1.3μm光の光束系は集光レンズ6の開口
径よりも小さくなるようにしてあり、全開口部を通過し
て集光される680nm光に比べて、NAが小さくなる
ようにしてある。
【0007】したがって、図12に示すように、加熱用
スポットは波長が長く、NAが小さいので、加熱用ビー
ムとして示すように、記録再生ビームの記録再生用スポ
ットよりも径が大きくなる。これにより、移動している
媒体面上の記録再生用のスポット領域に、図中最下段に
示してあるような所望の温度勾配を形成することが可能
となる。光磁気ディスク1で反射されたレーザ光はビー
ムスプリッタ12により、偏光ビームスプリッタ15の
方向に光路が変えられ、ダイクロイックミラー13、λ
/2板14、偏光ビームスプリッタ15を介して光磁気
記録媒体の磁化の極性によって、それぞれセンサ17に
レンズ16によって集められる。ここで、1.3μ光は
ダイクロイックミラー13を透過することができないた
め、これ以降は、680nm光レーザのみとなる。それ
ぞれのフォトセンサ17の出力は差動増幅器18により
差動増幅され、光磁気信号を出力する構成となってい
る。コントローラ20は光磁気ディスク1の回転数、及
び、記録半径・記録セクタ情報等を入力情報として、L
DPOWER設定とする記録パワー、記録信号等を出力し、
LDドライバ19、磁気ヘッドドライバ24等を制御す
るものである。LDドライバ19は半導体レーザ7,8
を駆動し、本例では半導体レーザ7に所望の記録パワ
ー、再生パワー、さらに、半導体レーザ8に加熱用ビー
ムパワーを印加、制御している。
【0008】さらに、23は記録動作時に光磁気ディス
ク1のレーザ照射部位に変調磁界を印加するための磁気
ヘッドであり、光磁気ディスク1をはさみ集光レンズ6
と対向して配置されている。記録時、記録再生用半導体
レーザ7がLDドライバ19により記録レーザパワーを
DC光で照射し、これと同時にこの磁気ヘッド23は磁
界変調の磁気ヘッドドライバ24により記録信号に対応
して極性の異なる磁界を発生するようになっている。ま
た、この磁気ヘッド23は光ヘッドと連動して光磁気デ
ィスク1の半径方向に移動し、記録時には逐次光磁気記
録媒体3のレーザ照射部位に磁界を印加することで情報
を記録する構成になっている。なお、光磁気記録媒体3
は図12(3)に示すように、記録層と中間層、再生層
の3層から構成され、それぞれ矢印で示す磁壁構造を有
している。
【0009】図11を用いて記録再生動作に関して説明
する。図中、(a)は記録信号、(b)は記録パワー、
(c)は変調磁界、(d)は記録マーク、(e)は再生
信号、(f)は2値化信号である。図11(a)に示す
ような記録信号を記録する場合、記録動作開始ととも
に、半導体レーザ7のレーザパワーは所定の記録パワー
にし、さらに、記録信号に基づく変調磁界が印加され
る。これら動作により記録媒体の冷却過程において記録
マーク列(d)が形成される。なお、斜線部は本明細書
中表記の記録マークに相当する磁化の向きを持つ磁区を
表し、網掛け部はこれとは逆の磁化の向きを持つ磁区を
表している。
【0010】再生動作に関して、さらに図12を用いて
説明する。加熱用ビームにより磁壁移動媒体の再生層の
磁壁が移動する温度条件まで加熱される。この温度条件
下において、磁壁が移動を開始する主要条件である記録
媒体温度Tsの等温線をみると、ビーム移動(進行)方
向前方と、ビーム移動(進行)方向後方の両方に記録媒
体温度Tsの等温線が存在しており、磁壁はビーム移動
方向前方からの移動と、ビーム移動方向後方からの移動
との2つが存在することとなる。したがって、図中
(1)に示すようにビーム移動方向前方に記録再生用ビ
ームを配置することにより前方からの磁壁移動信号のみ
の検出ができる。また、同様に図中(2)に示すように
ビーム移動方向後方に再生用ビームを配置した場合で
も、後方からの磁壁移動信号のみの検出が可能となる。
【0011】どちらの場合においても、図11(d)に
示すような記録マーク列を記録再生用ビームて再生する
ことにより再生信号(e)、さらに2値化信号(f)が
得られる。なお、光ビームの照射による温度勾配を利用
し、記録層の記録データを変化させることなく再生層の
記録マークの磁壁を移動させ、該光ビームの反射光の偏
光面の変化を検出し、記録マークを再生するこの光磁気
記録再生方法によれば、図12に示すように再生用ビー
ム中に含まれる磁化状態は全て同じになるため、図11
(e)に示すように再生信号が矩形状になり、再生信号
振幅を低下させることなく光の回折限界以下の周期の記
録マークの再生が可能となり、記録密度ならびに転送速
度を大幅に向上できる光磁気記録媒体、再生方法が可能
となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によれば、加熱用レーザビームの作用及び、それに
伴う光学系部品の増加、さらには装置組立時の調整行程
の増加と、2レーザー化により様々なコストアップが発
生する。このコストアップ要因を解決するためには加熱
用ビームと再生用ビームとを1つの光ビームで機能させ
ることが必要となる。
【0013】しかしながら、加熱用ビームを削除した場
合、図8に示すように、光ビームによって形成される温
度上昇領域の最高温度到達点が光ビーム内にあるため、
光ビームによって生成する温度分布に於いて、磁壁が移
動を始める臨海温度領域の光ビーム移動方向前方からの
温度勾配によって磁壁が最高温度到達点へ移動すること
により発生する信号:f(t)(f(t)=0,t<
0)と、これに対して臨海温度領域の光ビーム移動方向
後方からの温度勾配によって磁壁が最高温度到達点へ移
動することにより発生する信号:α* f(t−β)(f
(t)=0、t<0)、との合成信号:h(t)=f
(t)+α* f(t−β)が再生信号として検出され
る。
【0014】例えば、図9(1)に示すような記録信号
列を再生する場合、再生ビームの進行に従い、図中
(a)〜(d)に示すような状態を経て、記録マークが
読み出され、(3)に示すような再生信号が得られる。
(3)は上述したように、光ビーム前方からの磁壁移動
による信号(3−1)と、後方からの磁壁移動による信
号(3−2)を重ね合わせた信号となっている。したが
って、この場合、図13に示す従来のような最短マーク
の繰り返し再生信号の中央値のスライスレベルにより2
値化する手法では記録情報を十分なマージンを持って再
現できないと言う問題点が発生する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点は、以下の手
法、装置により解決される。
【0016】本発明は、多層構造を持つ光磁気記録媒体
に光ビームを照射し、媒体の磁区に対する媒体の温度特
性による温度分布の温度勾配を利用し、記録層の記録デ
ータを変化させることなく再生層の記録マークの磁壁を
移動させ、該光ビームの反射光の偏向面の変化を検出し
て、前記記録マークを再生する光磁気記録再生方法にお
いて、該光ビームによって生成する温度分布に於いて、
磁壁が移動を始める臨海温度領域の光ビーム進行方向前
方からの温度勾配によって磁壁が最高温度到達点へ移動
することにより発生する信号:f(t)(f(t)=
0、t<0)と、これに対して臨海温度領域の光ビーム
進行方向後方からの温度勾配によって磁壁が最高温度到
達点へ移動することにより発生する信号:α* f(t−
β)(f(t)=0、t<0)、との合成信号:h
(t)=f(t)+α* f(t−β)(但し、tは時
刻、f及びhは関数)からなる再生信号に対して、前記
再生光ビーム前方からと後方からの信号ディレイ時間β
を検出するディレイ時間検出手段と、前記再生ビーム進
行方向前方からの信号振幅に対する後方からの信号振幅
比αを検出する信号振幅検出手段と、前記ディレイ時間
検出手段の出力から設定されるディレイ量βのディレイ
手段と、前記信号振幅比検出手段の出力から設定される
α倍の増加手段と、前記合成信号h(t)に対して前記
ディレイ量βのディレイ手段、及び、前記α倍の増幅手
段とを作用させた信号をフィードバックして源信号h
(t)から減算する手段と、を具備することにより、再
生信号h(t)をディレイ量β、信号振幅をα倍して、
フィードバックし、源再生信号h(t)から減算し、光
ビームによって生成する温度分布に於いて、磁壁が移動
を始める臨海温度領域の光ビーム進行方向前方からの温
度勾配によって磁壁が最高温度到着点へ移動することに
より発生する信号:f(t)のみを生成し、この信号を
用いて情報を再生することを特徴とする光磁気記録再生
方法、及び光磁気記録再生装置である。
【0017】また、前記光磁気記録再生方法に於いて、
情報再生の読み出し開始点には、読み出し時間>βなる
条件を満たす未記録領域が存在することを特徴とする光
磁気記録再生方法、及び光磁気記録再生装置である。
【0018】さらにまた、前記光磁気記録再生方法に於
いて、再生データのエラー伝搬を防止するためのリシン
ク領域には、読み出し時間>βなる条件を満たす未記録
領域が存在することを特徴とする光磁気記録再生方法、
及び光磁気記録再生装置である。
【0019】本発明によれば、加熱用ビームを削除し、
それに伴う光学系部品の削減、さらには装置組立時の調
整行程の縮小と1レーザ化により様々なコストダウンが
可能となる。
【0020】更に、図8に示すような、再生1ビーム化
によって発生する、光ビームによって形成される温度上
昇領域の最高温度到達点が光ビーム内にあることが原因
となるが、光ビームによって生成する磁壁移動の臨海温
度領域の光ビーム進行方向前方から、磁壁が最高温度到
達点へ移動することにより発生する信号:f(t)(f
(t)=0、t<0)と、これに対して臨海温度領域の
光ビーム進行方向後方から、磁壁が最高温度到達点へ移
動することにより発生する信号:α* f(t−β)(f
(t)=0、t<0)、との合成信号:h(t)=f
(t)+α* f(t−β)なる再生信号に対して、従来
のような最小マーク繰り返し振幅の中央値をスライスレ
ベルとしこれにより2値化する手法では、十分なマージ
ンを持って記録情報を再現できないという問題点を解決
することができる。すなわち、合成信号h(t)から、
臨海温度領域の光ビーム進行方向後方から磁壁が最高温
度到達点へ移動することにより発生する信号:α*
(t−β)を削除し、臨海温度領域の光ビーム進行方向
前方から磁壁が最高温度到達点へ移動することにより発
生する信号:f(t)のみを生成することで従来のよう
な2値化手法で記録情報を正確に再現できる方法、及び
装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]本発明における第1の実施形態の光磁気
記録再生装置の構成を図1に示す。図中、1はガラスあ
るいはプラスチックを素材とした基板2に、例えば記録
層と中間層と再生層との3層、又は記録層と再生層との
2層からなり、光ビームの照射による温度勾配を利用
し、記録層の記録データを変化させることなく再生層の
記録マークの磁壁を移動させ、再生スポット内の磁化を
拡大し、光ビームの反射光の偏向面の変化を検出し、光
の回折限界以下の記録マークを再生することが可能にな
る光磁気記録媒体3を被着し、さらに保護膜4を形成し
た光磁気ディスクである。この光磁気ディスク1はマグ
ネットチャッキング等で不図示のスピンドルモータに支
持され、回転軸に対して回転自在の構造となっている。
【0022】また、5〜7,9,12〜17は光磁気デ
ィスク1にレーザ光を照射し、さらに反射光から情報を
得る光ヘッドを構成する個々の部品であり、6は対物レ
ンズとしての集光レンズ、5は集光レンズ6を駆動する
アクチュエータ、7は光ビームを出力する半導体レー
ザ、9は光ビームを平行光とするコリメータレンズ、1
2は特定の偏位光を透過し他の特定の偏位光を反射する
ビームスプリッタ、14はλ/2板、15は偏光ビーム
スプリッタ、17はフォトダイオードやフォトトランジ
スタ、MOS型、BASIC等のフォトセンサ、16は
フォトセンサ17への集光レンズ、18は偏光方向によ
りそれぞれ集光・検出された信号を差動増幅する差動増
幅回路である。
【0023】上記構成において、半導体レーザ7から出
射されたレーザ光はコリメータレンズ9、ビームスプリ
ッタ12、集光レンズ6を介して、光磁気ディスク1に
照射される。このとき集光レンズ6はアクチュエータ5
の制御によってフォーカシング方向、及び、トラッキン
グ方向に移動してレーザ光が光磁気記録媒体3上に逐次
焦点を結ぶように制御され、かつ、光磁気ディスク1上
に刻まれた案内溝に沿ってトラッキングする構成になっ
ている。光磁気ディスク1で反射されたレーザ光はビー
ムスプリッタ12により、偏光ビームスプリッタ15の
方向に光路が変えられ、λ/2板14、偏光ビームスプ
リッタ15を介して光磁気記録媒体3の磁化の極性によ
って、それぞれフォトセンサ17に集光レンズ16によ
って集められる。それぞれのフォトセンサ17の出力は
差動増幅器18により差動増幅され、光磁気信号を出力
する構成となっている。
【0024】また、コントローラ20は光磁気ディスク
1の回転数、及び、記録半径・記録セクタ情報等を入力
情報として、記録パワー、記録信号等を出力し、LDド
ライバ19、磁気ヘッドドライバ27等を制御するもの
である。LDドライバ19は半導体レーザ7を駆動し、
本実施形態では所望の記録パワー、再生パワーを制御し
ている。
【0025】また、26は記録動作時に光磁気ディスク
1のレーザ照射部位に変調磁界を印加するための磁気ヘ
ッドであり、光磁気ディスク1をはさみ集光レンズ6と
対向して配置されている。光磁気ディスク1への記録
時、半導体レーザ7がLDドライバ19により記録レー
ザパワーをDC光で照射し、これと同時にこの磁気ヘッ
ド26は磁界変調ドライバ27により記録信号に対応し
て極性の異なる磁界を発生するようになっている。ま
た、この磁気ヘッド26は光ヘッドと連動して光磁気デ
ィスク1の半径方向に移動し、記録時には逐次光磁気記
録媒体3のレーザ照射部位に磁界を印加することで情報
を記録する構成になっている。
【0026】また、2値化回路22は、ディレイ時間検
出のための光磁気信号の2値化回路であり、ディレイ量
(時間)検出回路23は、2値化回路22の出力である
光ビームによって生成する磁壁移動の臨海温度領域の前
方から磁壁が最高温度到達点へ移動することにより発生
する信号:f(t)(f(t)=0、t<0)と、これ
に対して臨海温度領域の後方から磁壁が最高温度到達点
へ移動することにより発生する信号:α* f(t−β)
(f(t)=0、t<0)とから生成された2値信号パ
ルス間のディレイ時間βを検出する回路であり、振幅比
検出回路21はこれらf(t)とα* f(t−β)の振
幅比であるαを検出する回路である。
【0027】また、フィードバック演算回路24はディ
レイ量検出回路23によって検出されたディレイ時間β
をディレイするディレイ回路、振幅比検出回路21によ
って検出させた振幅比αと同じゲインαを与える増幅回
路、ディレイβならびにαのゲインを与えた信号を元と
なる光磁気信号から減算する回路からなる。
【0028】上記構成において、本発明の動作原理を説
明する。
【0029】まず、図3を用いて、本発明の基となる磁
壁移動媒体に於ける再生信号の振る舞い、及び本発明の
原理を説明する。図3は光ビームの照射により、図面右
方向に光ビームが移動する場合の再生光ビームによる温
度分布を示すものであり、再生パワーが変化した3状態
(再生パワー.1、再生パワー.2、再生パワー.3)
を示している。図中、Ts等温線は記録情報を保持して
おく記録層と、磁壁が移動することで磁区の拡大再生を
可能とする再生層との磁気的結合を切るための温度の等
温線であり、磁壁が移動を開始する主要な条件を示すも
のである。基本的には、この温度領域に磁壁が進入した
時点で、磁壁が移動を開始すると考えればよい。
【0030】このTs等温線の光ビームスポットに対す
る位置関係は、記録媒体の熱特性に起因するところが大
きく、また、光ビームと記録媒体の相対速度、いわゆる
線速度等によっても変化する。このTs等温線に進入し
た磁壁は温度勾配によってエネルギー的に最も安定とな
る最高温度到達点へ移動する。さらに図中、示したよう
に、磁壁が移動するのは光ビーム進行方向の前方方向の
みならず、光ビーム後方に位置するTs等温線からも磁
壁が最高温度到達点へ向けて移動する。したがって、図
中示すような、孤立記録マークを再生する場合には、上
述した3状態の再生パワーに対して、それぞれ図中
(c)〜(e)に示すように、再生パワー.1、再生パ
ワー.2、再生パワー.3の再生信号が得られる。な
お、これら再生パワー間には、再生パワー.1<再生パ
ワー.2<再生パワー.3なる関係がある。
【0031】次に、これら再生信号の振る舞いに関して
説明する。光ビームが図中示す方向に移動した場合、ま
ず、Ts温度領域の光ビーム進行方法前方領域で、記録
マーク磁壁の移動が起こり、第1の信号波形の立ち上が
りが見られる。引き続き光ビームが移動を続けると記録
マーク終端の磁壁の移動が起こり、再生層の磁区が消滅
し、再生信号が立ち下がる。この場合、磁壁の移動速度
が光ビームの移動速度に対して十分速い場合は、信号波
形は、立ち上がり、立ち下がりともに急峻で再生波形は
矩形状になる。さらに光ビームが移動して、Ts温度領
域の光ビーム進行方向後方に記録マークが達したとき
に、記録層の磁区が再生層に転写されると同時に磁壁が
最高温度点へと移動し、第2の再生信号の立ち上がりが
起こる。この間の時間的なディレイ時間は、Ts等温線
の前後端の距離を記録媒体が移動する時間に相当する。
さらに、光ビームが移動すると、非記録マーク磁区が再
生層に転写されると同時に、磁壁が移動し、再生層の光
ビーム内の磁区は無くなり、再生信号は立ち下がり、孤
立記録マークの再生動作は終了する。
【0032】ここで、前述したように、再生信号の第1
の立ち上がり信号と第2の立ち上がり信号間のディレイ
時間は、Ts温度領域の大きさに関係があるため、図中
示すように、再生パワーの3状態間でディレイ時間が異
なってくる。また、第1の立ち上がりの再生信号の振幅
を1とした場合、その振幅に対する第2に立ち上がり信
号の振幅は光ビーム内の温度分布領域の変化と、光磁気
記録膜のカー効果の温度依存性により変化する。これら
現象から、再生ビーム前方からの磁壁移動による信号成
分をf(t)(f(t)=0、t<0)とした場合、再
生ビーム後方からの磁壁移動による信号成分はα*
(t−β)(f(t)=0、t<0)、(β:ディレイ
時間、α:振幅比)と表現でき、再生信号h(t)はこ
れらを足し合わせたh(t)=f(t)+α* f(t−
β)とうモデルで表現できる。
【0033】すなわち、ディレイ時間:βは再生パワ
ー、線速度等の再生時の温度分布を変化させる様々な条
件によって変化することを意味している。またこの時、
ディレイ時間:βに対しては振幅比:αは一意に決ま
る。
【0034】ここでディレイ時間:βの検出に関して、
図1、図4を用いて説明する。ディレイ時間βの検出は
基本的には、図1における、2値化回路22、ディレイ
時間検出回路23、コントローラ20、の3つによって
機能する。ディレイ時間βは記録媒体の固有の値として
あらかじめ決定することも考えられるが、再生パワー変
化など光磁気記録再生装置と記録媒体との組み合わせ、
或いは装置温度等の環境条件を考えた場合、所定の再生
テスト領域を利用、或いは再生テスト領域を設けて、再
生テストとして実行することが望ましい。
【0035】本実施形態では、ディレイ時間βの検出手
段として、予想されるディレイ時間βに対して2倍程度
離れた孤立記録マークの繰り返しパターンの再生を採用
する(この時の記録マークの再生時間をTpとす
る。)。前述図3に示すように孤立マークを記録した場
合の再生信号には、2つの矩形状の再生パルスが現れ
る。この再生信号を2値化回路22により所定のスライ
スレベルで2値化して、ディレイ時間検出回路23に入
力する。なお、2値化の手法に関してはこの限りではな
く、2階微分のゼロクロス検出でも良い。
【0036】ディレイ時間検出回路23の概略構成を図
4に示し、動作を説明する。ディレイ時間検出回路23
はフェーズコンパレータ(位相比較回路)回路31、チ
ャージポンプ回路32を主要構成として成り立ち、A/
D変換回路34とで構成される。2値化回路22からの
2値化信号は、前記再生パルスをフェーズコンパレータ
31に入力し、光ビームによって生成する磁壁移動の臨
海温度領域の前方から磁壁が最高温度到達点へ移動する
ことにより発生する信号の立ち上がり(奇数番目)時刻
と、光ビームによって生成する磁壁移動の臨海温度領域
の後方から磁壁が最高温度到達点へ移動することにより
発生する信号の立ち上がり(偶数番目)時刻と、の位相
比較を行う。
【0037】この際、奇数番目の再生パルスと、偶数番
目の再生パルスとはスイッチ35のスイッチングによ
り、それぞれ位相比較回路31の入力端子へ入力し、奇
偶数両者のパルス列に於いて、奇数番目のパルス列から
偶数番目のパルス列への位相比較を行う。そして、位相
比較の時間情報はチャージポンプ32により電圧情報に
変換される。位相差時間とチャージポンプ32の出力電
圧は回路定数等を定めることで一意に決定できるため電
圧情報を時間情報として取り扱うことができる。さら
に、この電圧情報をA/D変換回路34でA/D変換す
ることで、ディレイ時間βに相当するディレイ時間情報
をコントローラ20に取り込むことができる。再生パワ
ーとディレイ時間βの関係は、図3(c)〜(e)に示
すように、本来一意に決定されるものであるが、記録・
再生装置の再生パワー、光ビームの特性、フォーカスサ
ーボ状態、環境温度等により変化が生じる。したがっ
て、記録・再生装置と記録媒体との組み合わせによる変
動を考慮した場合、ディレイ時間の検出を繰り返し行
い、最終的なディレイ時間を決定することが望ましい。
【0038】さらに、ディレイ時間βを検出後、続いて
孤立波形再生時の2つの再生パルスの振幅比を図1の振
幅比検出回路21で検出する。振幅比検出の動作例を図
5に示す。ここでは、前述した2つの再生パルスにおい
て、まず、光ビームによって生成する磁壁移動の臨海温
度領域の前方から磁壁が最高温度到達点へ移動すること
により発生する奇数番目のパルス信号の立ち上がりから
Tp/2遅れた時刻で再生信号A1をサンプリングし、
さらに、前述のように求めたディレイ時間β後、臨海温
度領域の後方から磁壁が最高温度到達点へ移動すること
により発生する偶数番目のパルス信号A2をサンプリン
グし、これらサンプリングデータをA/D変換後、基準
電圧をA0として、これらの値より、振幅比α=(A2
−A0)/(A1−A0)を算出する。
【0039】以上説明したように、ディレイ時間:β、
振幅比:αを検出し、さらに、図6に示すような構成
で、本実施形態のフィードバック演算を行う。図6中示
すように、フィードバック演算回路24は可変ディレイ
回路43と振幅可変増幅器42と差動増幅器41とから
構成され、可変ディレイ回路43は再生信号がアナログ
信号であれば複数のタップを備えたアナログディレイラ
イン等で、デジタル信号であればプログラマブルディレ
イライン等で構成され、振幅可変増幅器42は制御信号
によってゲインを可変できるオペアンプ等を使用でき
る。従って、光磁気信号は、ディレイ時間:βディレイ
をかけ、さらに振幅をα倍してフィードバックし、源信
号である光磁気信号h(t)より減算する処理を施す。
【0040】ここで、図6中に示した関係式h(t)=
f(t)+αf(t−β)に於いて、時間軸tの全てに
おいて、この関係式からf(t)を導き出すことはでき
ない。しかしながら、f(t)は再生開始点、言い換え
れば記録開始点から初めて発生する信号であるため、す
なわち因果関数であるために、f(t)=0,t<0な
る条件が加わり、t<βの条件下においてはf(t−
β)=0となる。したがって、実際の記録再生系では、
読み出し開始時刻に対して“−β”時刻さかのぼった状
態まで記録マークが存在しなければ、読み出し開始時刻
から時刻t<βにおいてはh(t)=f(t)、t<β
となり、光ビームによって生成する磁壁移動の臨海温度
領域の前方から磁壁が最高温度到達点へ移動することに
より発生する信号のみが再生される。
【0041】これを上述したように、ディレイ時間:β
ディレイをかけ、さらに振幅をα倍してフィードバック
し、源信号である光磁気信号h(t)より減算する処理
を逐次施すことにより、処理後の信号は後方から磁壁が
最高温度到達点へ移動することによって発生する信号α
* f(t−β)を取り除いた、f(t)のみを再生信号
として取り出すことができる。
【0042】この現象に関して、図7を用いて簡単に説
明を加える。図7中、(a)は記録マーク列であり、記
録マーク列の途中には再生時間>βなる未記録領域が存
在する。ここでは、説明のためにβの1.5倍に相当す
る時間、未記録領域が存在しているものとする。この記
録マーク列(a)に光ビームを照射し、温度分布の温度
勾配を利用し、記録層の記録データを変化させることな
く再生層の記録マークの磁壁を移動させ、該光ビームの
反射光の偏向面の変化を検出し、記録マークを再生する
再生方法により再生した場合、光ビームによって生成す
る磁壁移動の臨海温度領域の前方から磁壁が最高温度到
達点へ移動することにより発生する再生信号(b)と、
これに対して臨海温度領域の後方から磁壁が最高温度到
達点へ移動することにより発生する再生信号(c)とが
認識され、この再生信号(b)と(c)とを合成した
(d)が再生信号となる。
【0043】ここで注目すべきは、未記録領域直後の再
生信号であり、図中示すように、未記録領域直後の再生
信号は記録マーク再生開始後、図7(b)に示す再生信
号の時間βの残り時間は、光ビーム進行方向後方から磁
壁が最高温度到達点へ移動することにより発生する信号
α* f(t−β)は存在しない。すなわち、上記説明し
たように、未記録領域直後の読み出し開始時刻から時刻
t<βにおいては、光ビームによって生成する磁壁移動
の臨海温度領域の前方から磁壁が最高温度到達点へ移動
することにより発生する信号f(t)のみが再生される
ことになる。したがって、この未記録領域直後を読み出
し開始点として、ディレイ時間:βディレイをかけ、さ
らに振幅をα倍してフィードバックし、源信号である光
磁気信号より減算する処理を逐次施すことにより、処理
後の信号は後方から磁壁が最高温度到達点へ移動するこ
とにより発生する信号α* f(t−β)を取り除いた、
f(t)のみを再生信号として取り出すことができる。
【0044】但し、この手法によれば、読み出しの源信
号h(t)の信号において一度読み出しエラーが発生し
た場合、そのエラーが次々と伝搬していく不具合が発生
する。そのため、通常の記録媒体等で変調符号の復号時
のエラー伝搬を防止するために設けているリシンク領域
において、上述した意味からリシンク領域前方にβ時間
以上記録マークの存在しない領域を設けることが望まし
い。また、リシンク領域の頻度・発生間隔においては、
読み出し誤りの頻度、扱うデータの種類やシステムに応
じて最適になるように決定することが望ましい。
【0045】以上説明した構成・原理に対して実際の情
報の記録再生に関して、図2のタイミングチャートを用
いて説明する。図2中、(a)は記録信号系列、(b)
は再生パワーよりも大きな記録パワー、(c)は変調磁
界、(d)は記録マーク列、(e)は図1中”A”点に
おける再生信号、(f)は図1中”B”点における再生
信号、(g)は再生データ系列である。
【0046】記録動作開始とともに、コントローラ20
は不図示の記録信号の記録データ列(a)を入力し、レ
ーザパワーを所定の記録パワー(b)にし、さらに、記
録信号に基づく変調磁界(c)が磁気ヘッド26により
印加される。これら動作により光ビーム通過後記録媒体
の冷却過程において、記録マーク列(d)が形成され
る。なお、記録マーク列(d)の斜線部は本明細書中表
記の記録マークに相当する磁化の向きを持つ磁区を表
し、網掛け部はこれとは逆の磁化の向きを持つ磁区を表
している。これら記録マーク列(d)を、光磁気記録媒
体3の磁区に対する媒体の温度特性による温度分布の温
度勾配を利用し、記録層の記録データを変化させること
なく再生層の記録マークの磁壁を移動させ、該光ビーム
の反射光の偏向面の変化を検出して、前記記録マークを
再生する光磁気記録再生手法により再生すると、(e)
に示すような再生信号h(t)が得られる。この再生信
号に上記説明したように、事前に検出したディレイ時
間:β、信号振幅比:αという再生ビーム後方からの磁
壁移動による信号成分:α* f(t−β)を特徴づける
係数を適用し、再生信号(e)にディレイ時間:βディ
レイをかけ、さらに振幅をα倍してフィードバックし、
源信号である再生信号(e)より、減算する処理を読み
出し、開始点より逐次施すことにより、再生信号(f)
を生成することができる。なお、この場合、読み出し開
始点及び、リシンク領域前には、ディレイ時間βの時間
以上記録マークの存在しない領域が設けられている。
【0047】本実施形態によって生成された再生信号に
対して、レベルスライスによるエッジ検出或いは、チャ
ネルサンプリングによる検出等の従来の手法で2値化す
ることにより再生データ系列(g)を得ることができ
る。
【0048】上記実施形態において、光磁気記録媒体の
ばらつき、スピンドルモータの回転ばらつき、電源電圧
や温度・湿度等の環境状態の変化等の種々の変化によっ
て、ディレイ時間β及び検出振幅比αも変化するが、図
6に示すディレイ回路43及び可変増幅器42に逐次コ
ントローラ20から制御できるので、フィードバック演
算回路24の再生出力信号は、記録データに応じた十分
なマージンを持って、検出される。
【0049】また、本実施形態に於いては記録方法をD
Cレーザー光照射による磁界変調記録としたが、この限
りではなく、磁界変調+パルスレーザー光照射による磁
界変調記録、さらには光変調記録に於いても上記発明の
適用は可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明である、多層構造を持つ光磁気記
録媒体に光ビームを照射し、温度分布の温度勾配を利用
し、記録層の記録データを変化させることなく再生層の
記録マークの磁壁を移動させ、該光ビームの反射光の偏
向面の変化を検出し光の回折限界以下の記録マークを再
生することが可能となる光磁気記録再生方法において、
該光ビームによって生成する磁壁移動の臨海温度領域の
前方から磁壁が最高温度到達点へ移動することにより発
生する信号:f(t)(f(t)=0、t<0)と、こ
れに対して臨海温度領域の後方からの磁壁が最高温度到
達点へ移動することにより発生する信号:α* f(t−
β)(f(t)=0、t<0)、との合成信号:h
(t)=f(t)+α* f(t−β)からなる再生信号
を、前記再生光ビーム前方からと後方からの信号ディレ
イ時間βを検出し、前記再生光ビーム進行方向前方から
の信号振幅に対する後方からの信号振幅比αを検出し、
前記合成信号h(t)に対して前記ディレイ量βのディ
レイ、及び、前記α倍の増幅と、を作用させた信号をフ
ィードバックして、源信号h(t)から減算することに
より、光ビームによって生成する温度分布に於いて、磁
壁が移動を始める臨海領域の光ビーム進行方向前方から
の温度勾配によって磁壁が最高温度到達点へ移動するこ
とにより発生する信号:f(t)のみを生成し、この信
号を用いて情報を再生することを特徴とする光磁気記録
再生方法及び光磁気記録再生装置によれば、加熱用ビー
ムを削除し、それに伴う光学系部品の削減、さらには装
置組立時の調整行程の縮小と1レーザー化により様々な
コストダウンが可能となる。
【0051】また、再生の1ビーム化によって発生す
る、図7に示すような、光ビームによって形成される温
度上昇領域の最高温度到達点が光ビーム内にあることに
より発生する、磁壁移動の臨海温度領域の前方から磁壁
が最高温度到達点へ移動することにより発生する信号:
f(t)と、これに対して臨海温度領域の後方から磁壁
が最高温度到達点へ移動することにより発生する信号:
α* f(t−β)、との合成信号:h(t)=f(t)
+α* f(t−β)が再生信号となり、従来のような最
小マーク繰り返し振幅の中央値をスライスレベルとし、
これにより2値化する手法では記録情報を十分なマージ
ンを持って再現できないという問題点を解決し、合成信
号から、本来必要な磁壁移動の臨海温度領域の前方から
磁壁が最高温度到達点へ移動することにより発生する信
号:f(t)のみを生成することができ、従来の2値化
手法を用いても記録情報を正確に再現できる光磁気記録
再生方法及び光磁気記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成図である。
【図2】本発明の実施形態の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明のもととなる動作図原理図である。
【図4】本発明の実施形態の構成図である。
【図5】本発明の実施形態の構成図である。
【図6】本発明の実施形態の構成図である。
【図7】本発明における動作図原理図である。
【図8】本発明のもととなる動作図原理図である。
【図9】本発明のもととなる動作図原理図である。
【図10】従来の光磁気記録再生装置の構成図である。
【図11】従来の光磁気記録再生装置の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図12】従来の光磁気記録再生装置の動作原理図であ
る。
【図13】従来の光磁気記録再生装置の2値化によるア
イパターンの原理図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 7 記録再生用光源 8 加熱用光源 11,18 ダイクロイックミラー 15 偏向ビームスプリッタ 21 振幅比検出回路 23 ディレイ時間検出回路 24 フィードバック演算回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層構造を持つ光磁気記録媒体に光ビー
    ムを照射し、媒体の磁区に対する媒体の温度特性による
    温度分布の温度勾配を利用し、記録層の記録データを変
    化させることなく再生層の記録マークの磁壁を移動さ
    せ、該光ビームの反射光の偏向面の変化を検出して、前
    記記録マークを再生する光磁気記録再生方法において、 前記光ビームによって生成する温度分布に於いて、前記
    磁壁が移動を始める臨海温度領域の前記光ビーム進行方
    向前方からの温度勾配によって前記磁壁が最高温度到達
    点へ移動することにより発生する信号:f(t)(f
    (t)=0、t<0)と、これに対して前記臨海温度領
    域の前記光ビーム進行方向後方からの温度勾配によって
    磁壁が最高温度到達点へ移動することにより発生する信
    号:α* f(t−β)(f(t)=0、t<0)、との
    合成信号:h(t)=f(t)+α * f(t−β)(但
    し、tは時刻、f及びhは関数)からなる再生信号に対
    し、ディレイ時間β、及び、振幅比αを検出し、再生信
    号h(t)をディレイ量β、振幅ゲインαをもってフィ
    ードバックし、源信号h(t)から減算することによ
    り、前記磁壁が移動を始める前記臨海温度領域の光ビー
    ム進行方向前方からの温度勾配によって前記磁壁が最高
    温度到達点へ移動することにより発生する信号:f
    (t)のみを生成し、該再生信号を用いて情報を再生す
    ることを特徴とする光磁気記録再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光磁気記録再生方法に
    おいて、情報再生の読み出し開始点には、少なくとも読
    み出し時間>βなる条件を満たす未記録領域が存在する
    ことを特徴とする光磁気記録再生方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光磁気記録再生
    方法において、再生データのエラー伝搬を防止するため
    のリシンク領域の前方には、少なくとも読み出し時間>
    βなる条件を満たす未記録領域が存在することを特徴と
    する光磁気記録再生方法。
  4. 【請求項4】 多層構造を持つ光磁気記録媒体に光ビー
    ムを照射し、媒体の磁区に対する媒体の温度特性による
    温度分布の温度勾配を利用し、記録層の記録データを変
    化させることなく再生層の記録マークの磁壁を移動さ
    せ、該光ビームの反射光の偏向面の変化を検出して、前
    記記録マークを再生する光磁気記録再生方法において、 前記光ビームによって生成する温度分布に於いて、前記
    磁壁が移動を始める臨海温度領域の前記光ビーム進行方
    向前方からの温度勾配によって前記磁壁が最高温度到達
    点へ移動することにより発生する前方信号と、これに対
    して前記臨海温度領域の前記光ビーム進行方向後方から
    の温度勾配によって磁壁が最高温度到達点へ移動するこ
    とにより発生する後方信号との合成信号からなる再生信
    号に対し、前記前方信号に対して前記後方信号の遅れの
    ディレイ時間と、前記前方信号に対して前記後方信号の
    振幅比を検出し、前記再生信号に対して前記ディレイ時
    間をかける可変ディレイ回路と前記振幅比の可変増幅器
    と差動増幅器とによりフィードバック動作を施すことを
    特徴とする光磁気記録再生方法。
  5. 【請求項5】 多層構造を持つ光磁気記録媒体に光ビー
    ムを照射し、前記媒体の磁区に対する媒体の温度特性に
    よる温度分布の温度勾配を利用し、記録層の記録データ
    を変化させることなく再生層の記録マークの磁壁を移動
    させ、該光ビームの反射光の偏向面の変化を検出して、
    前記記録マークを再生する光磁気記録再生方法におい
    て、 前記光ビームによって生成する前記温度分布に於いて、
    前記磁壁が移動を始める臨海温度領域の前記光ビーム進
    行方向前方からの温度勾配によって前記磁壁が最高温度
    到達点へ移動することにより発生する信号:f(t)
    (f(t)=0、t<0)と、これに対して前記臨海温
    度領域の光ビーム進行方向後方からの温度勾配によって
    前記磁壁が最高温度到達点へ移動することにより発生す
    る信号:α * f(t−β)(f(t)=0、t<0)、
    との合成信号:h(t)=f(t)+α* f(t−β)
    (但し、tは時刻、f及びhは関数)からなる再生信号
    に対して、再生光ビーム進行方向前方からと後方からと
    の信号ディレイ時間βを検出するディレイ時間検出手段
    と、 前記再生光ビーム進行方向前方からの信号振幅に対する
    後方からの信号振幅比αを検出する信号振幅比検出手段
    と、 前記ディレイ時間検出手段の出力から設定されるディレ
    イ量βのディレイ手段と、 前記信号振幅比検出手段の出力から設定されるα倍の増
    幅手段と、前記合成信号h(t)に対して前記ディレイ
    量βのディレイ手段と、及び、前記α倍の増幅手段と、
    を作用させた信号をフィードバックして源信号h(t)
    から減算する手段と、を具備することにより、再生信号
    h(t)をディレイ量β、信号振幅をα倍して、フィー
    ドバックし、源再生信号h(t)から減算し、光ビーム
    によって生成する温度分布に於いて、前記磁壁が移動を
    始める臨海温度領域の光ビーム進行方向前方からの温度
    勾配によって前記磁壁が最高温度到達点へ移動すること
    により発生する信号:f(t)のみを生成し、この信号
    を用いて情報を再生することを特徴とする光磁気記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の光磁気記録再生装置に
    おいて、前記情報再生の読み出し開始点には、少なくと
    も前記読み出し時間>βなる条件を満たす未記録領域が
    存在することを特徴とする光磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載の光磁気記録再生
    方法において、再生データのエラー伝搬を防止するため
    のリシンク領域の前方には、前記読み出し時間>βなる
    条件を満たす未記録領域が存在することを特徴とする光
    磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 多層構造を持つ光磁気記録媒体に光ビー
    ムを照射し、媒体の磁区に対する媒体の温度特性による
    温度分布の温度勾配を利用し、記録層の記録データを変
    化させることなく再生層の記録マークの磁壁を移動さ
    せ、該光ビームの反射光の偏向面の変化を検出して、前
    記記録マークを再生する光磁気記録再生装置において、 前記光ビームによって生成する温度分布に於いて、前記
    磁壁が移動を始める臨海温度領域の前記光ビーム進行方
    向前方からの温度勾配によって前記磁壁が最高温度到達
    点へ移動することにより発生する前方信号と、これに対
    して前記臨海温度領域の前記光ビーム進行方向後方から
    の温度勾配によって磁壁が最高温度到達点へ移動するこ
    とにより発生する後方信号との合成信号を出力する検出
    回路と、前記前方信号に対して前記後方信号の遅れのデ
    ィレイ時間を検出するディレイ量検出回路と、前記前方
    信号に対して前記後方信号の振幅比を検出する振幅比検
    出回路と、前記合成信号に前記ディレイ時間に応じてデ
    ィレイする可変ディレイ回路と前記合成信号に対して前
    記振幅比に応じて増幅する可変増幅器と前記可変ディレ
    イ回路と前記可変増幅器とを経た信号と前記合成信号と
    を入力する差動増幅器とによりフィードバック動作をす
    るフィードバック演算回路とを備えたことを特徴とする
    光磁気記録再生装置。
JP9138582A 1997-05-28 1997-05-28 光磁気記録再生方法及び光磁気記録再生装置 Pending JPH10334534A (ja)

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