JPH10333972A - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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Publication number
JPH10333972A
JPH10333972A JP9139633A JP13963397A JPH10333972A JP H10333972 A JPH10333972 A JP H10333972A JP 9139633 A JP9139633 A JP 9139633A JP 13963397 A JP13963397 A JP 13963397A JP H10333972 A JPH10333972 A JP H10333972A
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JP
Japan
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data
memory
read
cycle
request
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Pending
Application number
JP9139633A
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English (en)
Inventor
Naoki Sugiyama
直樹 杉山
Kazuhiro Hashimoto
一浩 橋本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信メモリへの書込み動作と読出し動作との
同時要求にほぼ応じられる、小型、低価格のデータ受信
装置を提供する。 【解決手段】 受信メモリとして、シングルポート構成
のメモリ一面を適用する。データ再生手段による受信メ
モリへの受信データの書込み要求と、受信データ処理手
段による受信メモリからの読出し要求とを調停するメモ
リアクセス調停手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ受信装置に関
し、例えば、携帯端末装置(ページャ端末装置等)に適
用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ページャ端末装置等のデータ受
信装置においては、連続して受信したデータを受信メモ
リに書き込んで一時保存し、その保存データを中央処理
手段としてのCPU部を用いたソフトウェア制御によ
り、受信メモリから読み出して適宜処理し、ディスプレ
イやスピーカ等の出力装置に出力させるようなされてい
る。この場合において、データを全て受信してから、C
PU部がその受信データに対して処理することも考えら
れるが、この場合には、その受信データに係る内容等を
ユーザに提示するのが遅くなり、そのため、データの受
信途中からCPU部が受信データの処理を開始すること
が好ましい。
【0003】ところで、ページャ端末装置等において
は、電源に乾電池等が使用されている。電源の交換周期
を長くするためには消費電力を押さえる必要があり、こ
の必要から、CPU部の動作クロックを低周波に抑える
ことが求められる。
【0004】このため、従来のページャ端末装置等にお
いては、受信メモリへのデータの書込み動作は、受信デ
ータに同期した基準クロックに基づいて行われる一方、
受信メモリからのデータの読出し動作は、この基準クロ
ックとは別の低周波のCPU部の動作クロックに基づい
て行われる構成が採られていた。
【0005】このように、従来のページャ端末装置にお
いては、受信メモリへのデータの書込み動作と読出し動
作が異なる周波数のクロックに基づいて独立に行われて
おり、また、データ再生部側からの書込み要求とCPU
部側からの読出し要求とが同時になされることもあっ
た。
【0006】そのため、このような書き込み動作と読み
出し動作との同時要求に応じられると共に、同時要求に
応じたとしても、読み出せないデータや二重に読み出さ
れるデータが生じないようにする必要性が生じている。
【0007】このような必要性に対応した第1の従来方
法として、図2に示すようなデュアルポートメモリを受
信メモリ6に用いる方法が挙げられる。この方法におい
ては、受信メモリ6の2つの入出力ポートのうち、一方
を書込み用に、他方を読出し用に用いて同時アクセスに
対応できるようにしている。
【0008】具体的には、アンテナ1が捕捉して無線受
信部2が復調処理した受信信号をデータ再生部3が再生
処理してデータに戻し、このデータを書込み用ポートを
介して受信メモリ6に与えて書き込む。一方、受信メモ
リ6内のデータは、読出し用ポートを介してCPU部5
によって適宜取り出されて、CPU部5におけるデータ
処理に供されて、ディスプレイ7やスピーカ8に出力さ
れる。
【0009】ここで、受信メモリ6として、かなり大き
な容量を有するものを適用し、受信メモリ6への書込み
アドレスが最大アドレスから最小アドレスに折り返され
た以降においても、書込みアドレスが読出しアドレスを
追い越すことがないようになされている。なお、CPU
部5は、データ再生部3からデータの受信開始を受けた
時点から所定時間だけ経過してから読出しアドレスを出
力し始めるようになされており、読出しアドレスが出力
され始めた時点では、書込みアドレスと読出しアドレス
とが十分に離れている。
【0010】また、書き込み動作と読み出し動作との同
時要求に応じられると共に、同時要求に応じたとして
も、読み出せないデータや二重に読み出されるデータが
生じないようにする必要性に対応した第2の従来方法と
して、図3に示すようなシングルポートの受信メモリを
多面構成とする方法がある。
【0011】この方法においては、例えば、2個のシン
グルポート構成の受信メモリ6A及び6Bを備えると共
に、これら2個の受信メモリ6A及び6Bとデータ再生
部3との間に介在して、書込みを実行する受信メモリ6
A又は6Bを切り替える書込み選択セレクタ4Aと、こ
れら2個の受信メモリ6A及び6BとCPU部4との間
に介在して、読出しを実行する受信メモリ6B又は6A
を切り替える読出し選択セレクタ4Bとを有している。
【0012】そして、この方法においては、受信データ
の書込みが終了した受信メモリ6A又は6Bについての
み、CPU部5による読出しを許可し、その時点でCP
U部5の読出し対象ではない受信メモリ6B又は6Aに
その時点での受信データを書き込むようにしている。
【0013】ここで、読出し周期が長いこと、及び、連
続的な受信データを格納することを考慮すると、各受信
メモリ6A、6Bの容量としてかなり大きなものを適用
することを要する。この方法の場合には、CPU部5
は、最初に受信データが書き込まれる受信メモリ6A又
は6Bに対する書込みが終了した以降から読出しを始め
ることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の従来方法では、構造的に複雑で回路規模が大き
く、しかも高価な大容量のデュアルポートメモリを受信
メモリとして使用しなければならず、データ受信装置
(例えば携帯端末装置)の小型化、低価格化において満
足できるものではなかった。
【0015】また、上述した第2の従来方法において
も、多面構成による必要量以上の受信メモリを必要とす
ると共に、面(受信メモリ)の選択制御構成も必要とな
って、データ受信装置(例えば携帯端末装置)の小型
化、低価格化において満足できるものではなかった。
【0016】そのため、受信メモリへの書込み動作と読
出し動作との同時要求にほぼ応じられる、小型、低価格
のデータ受信装置が求められている。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明のデータ受信装置は、(1)受信信号から、
送信されてきたデータを再生するデータ再生手段と、
(2)このデータ再生手段が再生した受信データを、デ
ータ再生手段からの書込み要求に応じて書き込んで保持
する、シングルポート構成のメモリ一面でなる受信メモ
リと、(3)この受信メモリに読出し要求を与えて、こ
の受信メモリに格納されている受信データを読み出して
処理する受信データ処理手段と、(4)データ再生手段
による受信メモリへの受信データの書込み要求と、受信
データ処理手段による受信メモリからの読出し要求とを
調停するメモリアクセス調停手段とを有することを特徴
とする。
【0018】本発明のデータ受信装置においては、受信
メモリとして、シングルポート構成のメモリ一面を適用
すると共に、データ再生手段による受信メモリへの受信
データの書込み要求と、受信データ処理手段による受信
メモリからの読出し要求とを調停するメモリアクセス調
停手段を新たに設けたことにより、受信メモリへの書込
み動作と読出し動作との同時要求にほぼ応じられる、小
型、低価格のデータ受信装置を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係るデータ受信装置の一実施形態を説明する。
【0020】ここで、図1は、この実施形態のデータ受
信置の全体構成を示すブロック図であり、上述した図2
及び図3との同一、対応部分には同一符号を付して示し
ている。また、図4は、図1におけるメモリアクセス調
停部の詳細構成を示すブロック図であり、図5は、メモ
リアクセス調停部の各部タイムチャートである。
【0021】まず、図1を参照しつつ、この実施形態の
データ受信装置の全体構成を説明する。
【0022】図1において、この実施形態のデータ受信
装置も、図1に示すように、アンテナ1、無線受信部
2、データ再生部3、受信メモリ6、CPU部5、ディ
スプレイ7及びスピーカ8を備えると共に、これに加え
て、メモリアクセス調停部10を備えている。
【0023】ここで、アンテナ1、無線受信部2、デー
タ再生部3、受信メモリ6、CPU部5、ディスプレイ
7及びスピーカ8の機能は、従来と同様である。
【0024】すなわち、アンテナ1は電波を捕捉してそ
の受信信号を無線受信部2に与えるものである。無線受
信部2は、アンテナ1から与えられた受信信号を周波数
変換した後、検波してベースバンド信号をデータ再生部
3に与えるものである。データ再生部3は、ベースバン
ド信号から送信データを再生し、そのデータをメモリア
クセス調停部10を介して受信メモリ6に書込むもので
ある。受信メモリ6は、データ再生部3によって再生さ
れたデータを一時保持すると共に、その保持されたデー
タをCPU部5に供給するものである。CPU部5は、
メモリアクセス調停部10を介して、受信メモリ6から
データを取り出して処理するものである。ディスプレイ
7は、CPU部5の処理結果(伝送内容等)を表示出力
するものであり、スピーカ8は、CPU部5の処理結果
(呼出音等)を可聴音出力するものである。
【0025】この実施形態の場合、装置の小型、低価格
化を意図して、受信メモリ6としてシングルポート構成
の1個のものを適用している。ここで、1個とは、集積
回路チップが1個という意味ではなく、複数の集積回路
チップでなってる場合であっても、そのアクセス側から
みて、1個のメモリとして取り扱えるような場合を含む
ものである。
【0026】この実施形態で新たに設けられたメモリア
クセス調停部10は、受信メモリ6としてシングルポー
ト構成の1個のものを適用した場合には、独立にしかも
同時に要求される、データ再生部3による受信メモリ6
に対する書込み動作と、CPU部5による受信メモリ6
からの読出し動作とを同時に実行することは不可能なこ
とに鑑みて設けられたものである。
【0027】メモリアクセス調停部10は、データ再生
部3からの書込み要求と、CPU部5からの読出し要求
との同時性を確認する。そして、メモリアクセス調停部
10は、これら要求が競合していない場合には、その競
合していないアクセス要求(書込み要求又は読出し要
求)に対する受信メモリ6のアクセスを実行する。ま
た、この実施形態のメモリアクセス調停部10は、これ
ら要求が競合している場合には、読出し要求を優先さ
せ、受信メモリ6に対して読出し動作を実行して取り出
したデータをCPU部5に引き渡す。
【0028】なお、受信メモリ6のアクセス要求の競合
時に、読出し要求が優先されて、書込み要求が受け付け
られないので、この実施形態のデータ再生部3は、再生
したデータを一時保存す小容量のバッファ(図示せず)
を出力段に内蔵している。因みに、従来においても、受
信メモリ6に転送するために小容量のバッファ(レジス
タ)を内蔵している。
【0029】この実施形態で新たに設けられたメモリア
クセス調停部10は、図4に示すような詳細構成を有し
ている。すなわち、メモリアクセス調停部10は、ライ
トサイクル生成部11、リードアクセス検出部12、リ
ードサイクル生成部13、メモリアドレスセレクタ1
4、メモリデータ制御部15及びリードデータバッファ
16を備えている。
【0030】メモリアクセス調停部10には、データ再
生部3から、受信データに同期した受信データのシンボ
ル周期と等しい周期を有する基準クロックAと、書込み
要求を意味する書込み信号Bと、例えば、昇順で変化す
る書込みアドレスCと、書込みデータ(再生データ)D
とが入力される。
【0031】また、メモリアクセス調停部10には、C
PU部5から、読出し要求を意味する読出し信号Hと、
読出しアドレスCとが入力される。
【0032】ライトサイクル生成部11には、データ再
生部3からの基準クロックA及び書込み信号Bと、後述
するリードサイクル生成部13からのリードサイクル信
号Kとが入力され、ライトサイクル生成部11は、ライ
トサイクル信号Eを生成して、データ再生部3、受信メ
モリ6、メモリアドレスセレクタ14及びメモリデータ
制御部15に出力する。
【0033】具体的には、ライトサイクル生成部11
は、基準クロックAで定まるその時点のアクセスサイク
ルにおいて、書込み信号B及びリードサイクル信号Kの
うち、(1)書込み信号Aだけが有意な場合には有意な
ライトサイクル信号Eを出力し、(2)リードサイクル
信号Kだけが有意な場合には非有意なライトサイクル信
号Eを出力し、(3)双方が共に有意な場合には非有意
なライトサイクル信号Eを出力する。
【0034】従って、ライトサイクル生成部11からの
ライトサイクル信号Eと、リードサイクル生成部13か
らのリードサイクル信号Kとが同時に有意になることは
ない。また、この実施形態では、受信メモリ6からの読
出しを受信メモリ6に対する書込みより、優先させてい
るということができる。
【0035】なお、ライトサイクル信号Eをデータ再生
部3にも与えるようにしているので、今回の処理サイク
ルで受信データの書込みが採用されたか否かをデータ再
生部3は確認することができ、今回のサイクルで読出し
動作が優先されて書込み動作が採用されなかった場合に
は、データ再生部3は、次のサイクルにおいても、今回
のサイクルと同じ受信データを書込みデータDとして出
力する。
【0036】リードアクセス検出部12には、データ再
生部3からの基準クロックAとCPU部5からの読出し
信号Hとが入力され、リードアクセス検出部12は、基
準クロックAに、読出し信号Hを同期化させて(読出し
信号Hを基準クロックAでサンプリングして)、同期処
理後の読出し信号Jをリードサイクル生成部13に与え
る。
【0037】なお、CPU部5の図示しない処理クロッ
クは、上述したような消費電力の観点から低周波数に選
定されており、読出し信号Hの有意期間は、基準クロッ
クAの周期よりかなり長くなっており、そのため、同期
処理後の読出し信号Jの有意期間は、基準クロックAの
周期の2以上の整数倍になっている。また、従来の技術
の項で上述したように、データ再生部3とCPU部5と
が独立に動作するため、上述のような同期化処理が必要
となっている。
【0038】リードサイクル生成部13には、同期処理
後の読出し信号Jに加えて基準クロックAも与えられて
いる。リードサイクル生成部13は、有意な同期処理後
の読出し信号Jが与えられた場合には、基準クロックA
で定まるその最初の1サイクル期間だけ有意レベルをと
るリードサイクル信号Kを生成すると共に、そのリード
サイクル信号Kの後半の0.5サイクル期間だけ有意な
レベルをとるリードデータ格納パルスLを生成する。な
お、リードサイクル生成部13は、非有意な同期処理後
の読出し信号Jが与えられた場合には、リードサイクル
信号K及びリードデータ格納パルスLを有意なものとす
ることはない。
【0039】リードサイクル生成部13が生成したリー
ドサイクル信号Kは、受信メモリ6、ライトサイクル生
成部11、メモリアドレスセレクタ14及びメモリデー
タ制御部15に与えられる。また、リードサイクル生成
部13が生成したリードデータ格納パルスLは、リード
データバッファ16に与えられる。
【0040】メモリアドレスセレクタ14には、上述し
たように、ライトサイクル信号E及びリードサイクル信
号Kが与えられると共に、データ再生部3からの書込み
アドレスCと、CPU部5からの読出しアドレスIとが
与えられ、メモリアドレスセレクタ14は、ライトサイ
クル信号Eがが有意なときには、データ再生部3からの
書込みアドレスCを選択し、リードサイクル信号Kが有
意なときには、CPU部5からの読出しアドレスIを選
択して受信メモリ6にアクセスアドレスFとして与え
る。
【0041】メモリデータ制御部15には、上述したよ
うに、ライトサイクル信号E及びリードサイクル信号K
が与えられると共に、データ再生部3から書込みデータ
Dが与えられる。また、メモリデータ制御部15は、受
信メモリ6のデータバスGと接続されている。メモリデ
ータ制御部15は、ライトサイクル信号Eがが有意なと
きには、データ再生部3からの書込みデータDをデータ
バスG上に乗せ、リードサイクル信号Kが有意なときに
は、データバスG上のデータ(読出しデータM)をリー
ドデータバッファ16に与える。
【0042】リードデータバッファ16には、上述した
ように、リードデータ格納パルスLと読出しデータMと
が与えられ、リードデータバッファ16は、リードデー
タ格納パルスLが有意な期間で読出しデータMを取り込
んで保持する。この保持データNが、CPU部5によっ
て取り込まれるようになされている。
【0043】以下、この実施形態のデータ受信装置の動
作を、装置全体での動作、メモリアクセス調停部10の
内部動作の順に説明する。
【0044】図1において、アンテナ1により無線電波
が捕捉され、得られた受信信号が無線受信部2において
ベースバンド信号に復調され、データ再生部3において
ベースバンド信号に対する符号判定等が行われて送信さ
れてきたデータが再生される。この受信データは、デー
タ再生部3が出力した書込み要求(上述したA〜Dの信
号やデータでなる)に基づいて、メモリアクセス調停部
10を介して、受信メモリ6に対する読出し要求(上述
した信号H、アドレスIでなる)が発行されていないタ
イミング(サイクル)で、受信メモリ6に書き込まれ、
CPU部5が読み出して処理するまでの間、受信メモリ
6に保存される。
【0045】CPU部5は、その時点での処理状況や処
理段階に応じて、適宜、受信メモリ6に対する読出し要
求を発行する。CPU部5からの読出し要求が与えられ
たメモリアクセス調停部10においては、データ再生部
3からの書込み要求があったとしても、この読出し要求
を優先させて、受信メモリ6からデータを読み出し、こ
の読み出されたデータをCPU部5が取り込んで適宜処
理し、その処理結果に応じた内容がディスプレイ7に表
示されたり、スピーカ8から発音出力されたりする。
【0046】次に、この実施形態において、最も特徴を
なしているメモリアクセス調停部10の動作を、図5に
示すタイミングチャートをも参照しながら説明する。な
お、図5におけるt1、t2、…、t9は、基準クロッ
クAによって定まる受信メモリ6に対する各アクセスサ
イクルを表している。
【0047】一般的には、データ受信装置において、デ
ータが送信されてきた直後のある程度の所定期間では、
書込み要求だけが繰り返し発行され、データ受信が完了
するまでのその後の所定期間では、書込み要求が繰り返
し発行されるが読出し要求も間欠的に発行され、データ
受信が完了した後は、読出し要求が間欠的に(又は連続
的に)発行される。
【0048】そこで、以下では、(1)受信メモリ6に
対する書込み動作、(2)書込み要求及び読出し要求の
競合時の動作、(3)受信メモリ6からの読出し動作、
の順に説明する。
【0049】(1)受信メモリ6に対する書込み動作 まず、受信メモリ6に対して書込み要求だけが生じた際
の書込み時の動作について説明する。なお、図5におけ
るサイクルt1及びt2は、受信メモリ6に対して書込
み要求だけが生じた際の書込み時の動作サイクルであ
り、以下では、サイクルt1を例に書込み動作を説明す
る。
【0050】図5に示すサイクルt1において、データ
再生部3が、有意な書込み信号Bと、値がWAD1であ
る書込みアドレスCと、値がWDAT1である書込みデ
ータDとを出力し、一方、CPU部5が非有意な読出し
信号Hを出力する。従って、このときの読出しアドレス
Iの値(多くの場合は0)は意味をなさない。
【0051】このサイクルt1では、読出し信号Hが非
有意であるので、リードサイクル生成部13から出力さ
れるリードサイクル信号Kも非有意である。これによ
り、ライトサイクル生成部11からは、有意な書込み信
号Bに応じて、有意なライトサイクル信号Eを出力され
る。
【0052】すなわち、このサイクルt1においては、
ライトサイクル信号Eが有意で、リードサイクル信号K
が非有意となり、このような論理レベルの両サイクル信
号E及びKが受信メモリ6に与えられる。
【0053】また、ライトサイクル信号Eが有意で、リ
ードサイクル信号Kが非有意であるので、メモリアドレ
スセレクタ14は、データ再生部3が出力した書込みア
ドレスC(WAD1)を選択してアクセスアドレスFと
して受信メモリ6に与えると共に、メモリデータ制御部
15は、データ再生部3が出力した書込みデータD(W
DAT1)をメモリバスG上に乗せる。
【0054】これにより、このサイクルt1において
は、データ再生部3が出力した書込みデータD(WDA
T1)が、データ再生部3が出力した書込みアドレスC
(WAD1)が規定する受信メモリ6内の格納エリアに
格納される。
【0055】データ再生部3は、このサイクルt1にお
いて、有意なライトサイクル信号Eが返送されたことに
より、今回の書込み要求が受け付けられたことを認識
し、次のサイクルt2においては、新たな書込みデータ
(WDAT2)を書き込むような書込み要求を発行す
る。すなわち、書込みアドレスC及び書込みデータDを
それぞれ、WAD2及びWDAT2に更新する。
【0056】(2)書込み要求及び読出し要求の競合時
の動作 次に、データ再生部3からの書込み要求と、CPU部5
からの読出し要求とが競合した場合のメモリアクセス調
停部10の動作を説明する。なお、図5におけるサイク
ルt3〜t8が、この競合時に関連するサイクルであ
る。
【0057】図5に示すサイクルt3において、データ
再生部3が、有意な書込み信号Bと、値がWAD3であ
る書込みアドレスCと、値がWDAT3である書込みデ
ータDとを出力する。一方、CPU部5は、このサイク
ルt3の途中から有意となる読出し信号Hと、その有意
期間の間、有効な値RAD1をとる読出しアドレスIと
を出力する。
【0058】なお、CPU部5は、図示しない低周波ク
ロックによって動作するものであるので、読出し信号H
の有意期間(単位期間)は、基準クロックAによる複数
のサイクルにわたっている。図5は、サイクルt3の途
中からサイクルt8の途中までにわたっている場合を示
している。この読出し信号Hは、リードアクセス検出部
12によって、基準クロックAに同期化されて、サイク
ルt4の開始時点からサイクルt8の終了時点までの
間、有意レベルをとる信号Jに変換される。
【0059】サイクルt3においては、同期処理後の読
出し信号Jは非有意であるので、このサイクルt3で
は、リードサイクル生成部13から出力される、基準ク
ロックAに同期化されたリードサイクル信号Kも非有意
である。これにより、ライトサイクル生成部11から
は、有意な書込み信号Bに応じて、有意なライトサイク
ル信号Eを出力される。
【0060】従って、このサイクルt3においては、上
述したような各部の動作によって、データ再生部3が出
力した書込みデータD(WDAT3)が、データ再生部
3が出力した書込みアドレスC(WAD4)が規定する
受信メモリ6内の格納エリアに格納される。
【0061】次のサイクルt4においては、データ再生
部3は、有意な書込み信号Bと、値がWAD4である書
込みアドレスCと、値がWDAT4である書込みデータ
Dとを出力する。一方、CPU部5は、このサイクルt
4においても、有意となる読出し信号Hと、有効な値R
AD1をとる読出しアドレスIとを継続して出力してい
る。
【0062】上述したように、このサイクルt4から、
リードアクセス検出部12から有意な同期処理後の読出
し信号Jが出力される。これにより、リードサイクル生
成部13からは、このサイクルt4の間(すなわち、信
号Jが有意な期間のうちの最初のサイクル)だけ有意な
リードサイクル信号Kが出力され、また、このサイクル
の後半期間だけ有意なリードデータ格納パルスLが出力
される。
【0063】ライトサイクル生成部11においては、こ
のサイクルt4においては、書込み信号B及びリードサ
イクル信号Kが共に有意であるので、非有意なライトサ
イクル信号Eを生成する。従って、このサイクルt4に
おいては、ライトサイクル信号Eが非有意で、リードサ
イクル信号Kが有意となり、このような論理レベルの両
サイクル信号E及びKが受信メモリ6に与えられる。
【0064】また、ライトサイクル信号Eが非有意で、
リードサイクル信号Kが有意であるので、メモリアドレ
スセレクタ14は、CPU部5が出力した読出しアドレ
スI(RAD1)を選択してアクセスアドレスFとして
受信メモリ6に与えると共に、メモリデータ制御部15
は、メモリバスGをリードデータバッファ16に接続さ
せる。
【0065】これにより、このサイクルt4において
は、CPU部5が出力した読出しアドレスI(RAD
1)が規定する受信メモリ6内の格納エリアに格納され
ているデータRDAT1がメモリバスGに出力され、こ
のデータRDAT1がメモリデータ制御部15を介して
読出しデータMとしてリードデータバッファ16に与え
られ、このサイクルt4の後半期間で有意になっている
リードデータ格納パルスLによって、リードデータバッ
ファ16にバッファリングされる。
【0066】このリードデータバッファ16に保持され
たデータN(RDAT1)は、リードデータ格納パルス
Lが次に有意になるまで(図5では示していない)、継
続して保持される。なお、図5では、サイクルt8の途
中以降は、保持されていないように示しているが、これ
は、この時点以降は、CPU部5の読出し動作とは無関
係な保持動作であるので、そのように記載しただけであ
り、リードデータ格納パルスLが次に有意になるまでは
継続して保持している。
【0067】このサイクルt4において、非有意なライ
トサイクル信号Eは、データ再生部3に与えられる。
【0068】これにより、データ再生部3は、サイクル
t4での書込み要求が受け付けられないことを認識し、
次のサイクルt5においても、書込みアドレスC及び書
込みデータDの値を、サイクルt4と同じ値WAD4、
WDAT4とする。
【0069】このサイクルt5においても、有意な同期
処理後の読出し信号Jが出力されており、また、読出し
アドレスIも出力されているが、このサイクルt5は、
同期処理後の読出し信号Jが有意となった最初のサイク
ルではないので、リードサイクル生成部13からは、非
有意なリードサイクル信号K及びリードデータ格納パル
スLが出力される。
【0070】すなわち、このサイクルt5においては、
ライトサイクル信号Eが有意で、リードサイクル信号K
が非有意となり、このような論理レベルの両サイクル信
号E及びKが受信メモリ6に与えられる。また、ライト
サイクル信号Eが有意で、リードサイクル信号Kが非有
意であるので、メモリアドレスセレクタ14は、データ
再生部3が出力した書込みアドレスC(WAD4)を選
択してアクセスアドレスFとして受信メモリ6に与える
と共に、メモリデータ制御部15は、データ再生部3が
出力した書込みデータD(WDAT4)をメモリバスG
上に乗せる。これにより、このサイクルt5において
は、データ再生部3が出力した書込みデータD(WDA
T4)が、データ再生部3が出力した書込みアドレスC
(WAD4)が規定する受信メモリ6内の格納エリアに
格納される。
【0071】データ再生部3は、このサイクルt5にお
いて、有意なライトサイクル信号Eが返送されたことに
より、今回の書込み要求が受け付けられたことを認識
し、次のサイクルt6においては、新たな書込みデータ
(WDAT5)を書き込むような書込み要求を発行す
る。すなわち、書込みアドレスC及び書込みデータDを
それぞれ、WAD5及びWDAT6に更新する。
【0072】なお、このサイクルt5においては、リー
ドデータ格納パルスLが非有意でなるので、また、メモ
リデータ制御部15がメモリバスGをリードデータバッ
ファ16に接続させることがないので、リードデータバ
ッファ16の保持データNが更新されることはない。
【0073】サイクルt6、t7、t8においても、サ
イクルt5と同様な処理が行われ、これら各サイクルt
6、t7、t8において、データ再生部3が出力した書
込みデータD(WDAT5、WDAT6、WDAT7)
が、データ再生部3が出力した書込みアドレスC(WA
D5、WAD6、WAD7)が規定する受信メモリ6内
の格納エリアに順次格納される。
【0074】CPU部5は、読出し信号Hを有意に変化
させた後、その有意期間内の所定タイミング(例えば、
有意期間の中間時点)でリードデータバッファ16に保
持されている読出しデータN(RDAT1)を取り込ん
で、適宜処理する。
【0075】サイクルt9以降、読出し信号Hが再度有
意になるまでは、上述したような書込み動作を実行す
る。
【0076】以上のように、書込み要求と読出し要求と
が競合したときには、読出し要求を優先させて、基準ク
ロックの1クロック期間だけで読出しを実行してバッフ
ァ16に保持して、CPU部5に引き渡すようになされ
ている。
【0077】(3)読出し動作 次に、受信メモリ6に対して読出し要求だけが生じた際
の読出し時の動作について説明する。なお、図5には、
かかる場合を図示していないが、上述した競合時におけ
る動作と類似している点が多々ある。
【0078】データ再生部3が、非有意な書込み信号B
を出力し(従って、書込みアドレスC及び書込みデータ
Dの値は無意味)、CPU部5が、このサイクルtxの
途中から有意となる読出し信号Hと、その有意期間の
間、有効な値RAD1をとる読出しアドレスIとを出力
する場合が読出し動作が実行される場合である。
【0079】読出し信号Hは、リードアクセス検出部1
2によって、基準クロックAに同期化されて、サイクル
tx+1の開始時点からサイクルtyの終了時点までの
間、有意レベルをとる信号Jに変換される。
【0080】サイクルtxにおいては、同期処理後の読
出し信号Jは非有意であるので、このサイクルtxで
は、リードサイクル生成部13から出力される、基準ク
ロックAに同期化されたリードサイクル信号Kも非有意
である。一方、書込み信号Bも非有意であるので、ライ
トサイクル信号Eも非有意となる。
【0081】従って、このサイクルtxにおいては、受
信メモリ6に対する書込みも読出しも実行されない。
【0082】次のサイクルtx+1から、リードアクセ
ス検出部12から有意な同期処理後の読出し信号Jが出
力される。これにより、リードサイクル生成部13から
は、このサイクルtx+1の間(すなわち、信号Jが有
意な期間のうちの最初のサイクル)だけ有意なリードサ
イクル信号Kが出力され、また、このサイクルの後半期
間だけ有意なリードデータ格納パルスLが出力される。
【0083】ライトサイクル生成部11においては、こ
のサイクルtx+1においては、書込み信号Bが非有
意、リードサイクル信号Kが有意であるので、非有意な
ライトサイクル信号Eを生成する。従って、このサイク
ルtx+1においては、ライトサイクル信号Eが非有意
で、リードサイクル信号Kが有意となり、このような論
理レベルの両サイクル信号E及びKが受信メモリ6に与
えられる。
【0084】また、ライトサイクル信号Eが非有意で、
リードサイクル信号Kが有意であるので、メモリアドレ
スセレクタ14は、CPU部5が出力した読出しアドレ
スI(RADX)を選択してアクセスアドレスFとして
受信メモリ6に与えると共に、メモリデータ制御部15
は、メモリバスGをリードデータバッファ16に接続さ
せる。
【0085】これにより、このサイクルtx+1におい
ては、CPU部5が出力した読出しアドレスI(RAD
X)が規定する受信メモリ6内の格納エリアに格納され
ているデータRDATXがメモリバスGに出力され、こ
のデータRDATXがメモリデータ制御部15を介して
読出しデータMとしてリードデータバッファ16に与え
られ、このサイクルtx+1の後半期間で有意になって
いるリードデータ格納パルスLによって、リードデータ
バッファ16にバッファリングされる。
【0086】このリードデータバッファ16に保持され
たデータN(RDATX)は、リードデータ格納パルス
Lが次に有意になるまで、継続して保持される。
【0087】次のサイクルtx+2においても、有意な
同期処理後の読出し信号Jが出力されており、また、読
出しアドレスIも出力されているが、このサイクルtx
+2は、同期処理後の読出し信号Jが有意となった最初
のサイクルではないので、リードサイクル生成部13か
らは、非有意なリードサイクル信号K及びリードデータ
格納パルスLが出力される。
【0088】すなわち、このサイクルtx+2において
は、ライトサイクル信号Eも非有意で、リードサイクル
信号Kも非有意となり、このような論理レベルの両サイ
クル信号E及びKが受信メモリ6に与えられるので、受
信メモリ6に対して書込みも読出しも実行されない。
【0089】以上のように、読出し要求だけが生じたと
きには、基準クロックの1クロック期間だけで受信メモ
リ6からの読出しを実行してバッファ16に保持して、
CPU部5に引き渡すようになされている。
【0090】上記実施形態によれば、受信メモリ6とし
てシングルポート構成の1個のメモリを適用しているの
で、従来より、小型、安価なデータ受信装置を提供する
ことができる。
【0091】すなわち、デュアルポート構成のメモリを
受信メモリとして適用した場合には、必要容量自体は同
程度であるが、デュアルポート構成のメモリより構造的
に簡単で回路規模が小さい安価なシングルポート構成の
メモリを1個だけ適用しているので、上記効果を奏する
ことができる。この実施形態の場合、メモリアクセス調
停部10が必要となるが、デュアルポート構成のメモリ
を適用した場合であっても、同時要求にかかる書込みア
ドレスと読出しアドレスとが一致した場合にこれを回避
する制御構成等が必要となっているので、メモリアクセ
ス調停部10が必要なことで、上記効果を半減させるも
のではない。
【0092】また、シングルポート構成のメモリを多面
に用いて受信メモリを構成した従来方法と比較すると、
必要容量及びメモリ数が少なくて済み、上記効果を奏す
ることができる。この実施形態の場合、メモリアクセス
調停部10が必要となるが、多面構成の場合であっても
面を切り替える構成が必要であって、メモリアクセス調
停部10が必要なことで、上記効果を半減させるもので
はない。
【0093】さらに、上記実施形態によれば、リードデ
ータバッファ16を設けたことにより、CPU部5の動
作クロックが低速であっても、受信メモリ6からの読出
し自体は、受信データに同期した基準クロックの1サイ
クル期間で行うようにしているので、データ再生部3が
書込みを待機する時間はごく短時間であって、データ再
生部3の出力段のバッファも容量が少ないもので済む。
構成を複雑にはしていない。また、CPU部5からみれ
ば、書込みが1サイクルだけ遅れても、その動作クロッ
ク自体が遅いので、何ら問題となることはない。
【0094】なお、上記実施形態においては、読出しを
書込みに優先させる構成としたが、受信データが断続的
に到来するデータ受信装置であれば、書込みを優先させ
る構成としても良い。
【0095】また、上記実施形態においては、CPU部
5の動作クロック周期が基準クロック周期(受信データ
のシンボル周期)より短いものを示したが、両周期が同
じであるデータ受信装置にも本発明を適用することがで
きる。
【0096】さらに、上記実施形態においては、受信メ
モリ6として、リードサイクル信号(読出し指令)とラ
イトサイクル信号(書込み指令)とが別個に入力される
形式のメモリを適用した場合を示したが、一方の論理レ
ベルが書込み指令を指示し、他方の論理レベルが読出し
指令を意味する1本化された読出し/書込み指令を入力
する形式のメモリを受信メモリ6として適用するように
しても良い。この場合、図4に示したライトサイクル信
号Eと、リードサイクル信号Kとを1本化する回路(ラ
イトサイクル生成部11にその機能を担うようにさせて
も良いが)が必要となる。
【0097】さらにまた、上記実施形態においては、各
種データが正論理に従うものを示したが(図5参照)、
各種データが不論理に従うものであっても良いことは勿
論である。
【0098】また、上記実施形態においては、受信デー
タを処理する構成がCPU部であるものを示したが、D
SPや専用ハードウェア等であっても良い。
【0099】本発明は、受信専用の携帯端末装置(ペー
ジャ端末装置)を意識してなされたものであるが、送受
信可能な装置の受信装置構成に適用することもでき、ま
た、伝送路が有線であるデータ受信装置にも適用するこ
とができる。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータ受信装置
によれば、受信メモリとして、シングルポート構成のメ
モリ一面を適用すると共に、データ再生手段による受信
メモリへの受信データの書込み要求と、受信データ処理
手段による受信メモリからの読出し要求とを調停するメ
モリアクセス調停手段を新たに設けたことにより、受信
メモリへの書込み動作と読出し動作との同時要求にほぼ
応じられる、小型、低価格のデータ受信装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】従来装置(1)の構成を概念的に示すブロック
図である。
【図3】従来装置(2)の構成を概念的に示すブロック
図である。
【図4】実施形態のメモリアクセス調停部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図5】図4のメモリアクセス調停部の各部タイムチャ
ートである。
【符号の説明】
3…データ再生部、4…受信メモリ、 5…CPU部、
6…メモリアクセス調停部、11…ライトサイクル生成
部、12…リードアクセス検出部、13…リードサイク
ル生成部、14…メモリアドレスセレクタ、15…メモ
リデータ制御部、16…リードデータバッファ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号から、送信されてきたデータを
    再生するデータ再生手段と、 このデータ再生手段が再生した受信データを上記データ
    再生手段からの書込み要求に応じて書き込んで保持す
    る、シングルポート構成のメモリ一面でなる受信メモリ
    と、 この受信メモリに読出し要求を与えて、この受信メモリ
    に格納されている受信データを読み出して処理する受信
    データ処理手段と、 上記データ再生手段による上記受信メモリへの受信デー
    タの書込み要求と、上記受信データ処理手段による上記
    受信メモリからの読出し要求とを調停するメモリアクセ
    ス調停手段とを有することを特徴とするデータ受信装
    置。
  2. 【請求項2】 上記データ再生手段は、受信データのシ
    ンボル周期を要求単位周期として、上記受信メモリへの
    受信データの書込み要求を発行するものであり、 上記受信データ処理手段は、受信データのシンボル周期
    より長い周期を要求単位周期として、上記受信メモリか
    らの読出し要求を発行するものであり、 上記メモリアクセス調停手段は、上記読出し要求の発行
    時に、上記書込み要求の要求単位周期の期間で、しか
    も、書込み要求期間を規定するクロックに同期して上記
    受信メモリからの読出しを実行させることを特徴とする
    請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリアクセス調停手段は、読出し
    データをバッファリングするリードデータバッファを内
    蔵し、上記受信データ処理手段による読出しデータの取
    り込み可能期間を、上記書込み要求の要求単位周期より
    長くしていることを特徴とする請求項2に記載のデータ
    受信装置。
  4. 【請求項4】 上記メモリアクセス調停手段は、上記デ
    ータ再生手段による上記受信メモリへの受信データの書
    込み要求と、上記受信データ処理手段による上記受信メ
    モリからの読出し要求との競合時には、読出し要求を優
    先処理することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のデータ受信装置。
JP9139633A 1997-05-29 1997-05-29 データ受信装置 Pending JPH10333972A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285037A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nec Corp データ処理装置およびその処理方法ならびにプログラムおよび携帯電話装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005285037A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nec Corp データ処理装置およびその処理方法ならびにプログラムおよび携帯電話装置

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