JPH06266638A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH06266638A
JPH06266638A JP5050886A JP5088693A JPH06266638A JP H06266638 A JPH06266638 A JP H06266638A JP 5050886 A JP5050886 A JP 5050886A JP 5088693 A JP5088693 A JP 5088693A JP H06266638 A JPH06266638 A JP H06266638A
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JP
Japan
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data
cell matrix
read
write
signal
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Application number
JP5050886A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
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Toshiba Corp
Japan Semiconductor Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Iwate Toshiba Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 RAM103に、そのセル201の1列分の
容量を有し、このセル201のデータをパラレル入力
し、この入力データをシリアル出力可能な読出し用シフ
トレジスタ2031,−2と、セル201の1列分の容
量を有し、外部データをシリアル入力し、その入力デー
タをセル201へパラレル出力可能な書込み用シフトレ
ジスタ2021,−1とを備える。シリアル入力書込み
データはシフトレジスタ2021,−2に溜め込んでか
らセル201へ一括出力し、かつシリアル出力される読
出しデータはシフトレジスタ2031,−2に格納し、
このシフトレジスタ2031,−2から送出する。もっ
て、シリアルデータ通信を行うNW101が相手でもそ
の通信中にセルを開放することができるようになる。 【効果】 通信用LSIの高速化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MCU(Micro Controller Unit)
間の相互データ通信を行うため、通信用LSIの開発が
盛んに行われている。この背景には例えば、自動車に搭
載される車載用MCUを用いた制御系の場合、そのMC
Uはエンジン系、ブレーキ系など個々のシステム内だけ
での制御から様々なシステム間でのデータの授受やデー
タの処理を行おうというような、より高度な制御系を実
現しようという市場動向からも、今後益々盛んに開発が
行われると予想される。
【0003】これら通信用LSIの内部でのデータアク
セスは、ネットワーク側より受信したシリアルデータ
を、通信用LSI内のシリアル/パラレル変換回路によ
りパラレルデータに変換し、RAMへ書込む。この書込
まれたデータはMCUによりパラレルデータとして読出
される。逆に、MCUから出力されたパラレルデータが
RAMへ書込まれ、この書込まれたデータが、通信用L
SI内のシリアル/パラレル変換回路によりシリアルデ
ータに変換され、ネットワーク側へ送信される。すなわ
ち、通信用LSI内のRAMは、ネットワーク側とMC
Uとのデータアクセスのタイミングを取るための一時的
にデータを保管するメモリとして使用される。
【0004】RAMの動作原理については公知なので特
に説明は行わず割愛するが、通信用LSIの内部でのデ
ータアクセスの動作について多少説明を行う。
【0005】図7及び図8に従来の通信用LSIの内部
構成例を示す。
【0006】ネットワーク701とMCU702とは当
該通信用LSI703をバッファとしてデータの授受を
行うようになっており、その内部構成は概略次のように
なっている。
【0007】主制御回路704はLSI703のCPU
であり、RAM705に対するデータの読出し/書込
み、ネットワーク701に対するデータの送/受信制御
を主に各種通信制御を司る。
【0008】受信動作の場合、ネットワーク701上の
シリアル形式の通信フレームが受信制御回路707に入
力される。この通信フレームにはデータの他にスタート
ビット、ストップビットをはじめとし、制御ビット等の
情報も含まれるため、主制御回路704により制御され
た受信制御回路707により必要なデータが取出され
る。このデータはシリアル形式のため、シリアル/パラ
レル変換回路710によりパラレル形式のデータDI0
〜DI7に変換される。このとき、主制御回路704は
ネットワーク側選択を示すM/N切替え信号M/NSと
ネットワーク書込み信号NWとアドレスAC0〜AC1
5とが出力される。これらの信号はアドレス・R/Wセ
レクタ706に入力され、このアドレス・R/Wセレク
タ706は切替え信号M/NSに従ってネットワーク側
アドレスAC0〜AC15を選択入力し、これを内部ア
ドレスAI0〜AI7に変換する。また、このセレクタ
706はネットワーク側書込み信号NWに従って書込み
信号Wを出力する。このように主制御回路704により
制御され、S/P変換回路710からのデータDI0〜
DI7は行列各デコーダ803,804による指定アド
レスにR/W処理回路802を経て8ビット構成のセル
マトリクス801に書込まれる。
【0009】MCU702はネットワーク701上のデ
ータが通信用LSIの内部RAM705に書込まれたこ
とを確認し、データの読みだしを行う。
【0010】送信動作の場合、MCU702は送信すべ
きデータをパラレル形式にて通信用LSI703の内部
RAM705に書込む。主制御回路704はMCU70
2がRAM705にデータを書込んだことを確認し、デ
ータを読出す。このデータはパラレル形式のため、S/
P変換回路710によりシリアル形式に変換され、送信
制御回路708に入力される。このシリアルデータは、
主制御回路704により制御された送信制御回路708
によりスタートビット、ストップビット、制御ビット等
の情報が付加された通信フレームとしてネットワーク7
01上に送信される。
【0011】以上のような構成は、通信系の高速化の実
現、誤り検出の容易性からも通信フレームにはシリアル
形式が適しているために採択されたものである。このよ
うなシステムにおいて、大量のデータを一度に送受信す
るときには、通信フレームのデータ部は1バイトに止ま
らず、2バイト、3バイト…と複数バイトにて構成され
る。このとき前述のように、受信したデータをRAMに
書込む時、1バイト毎の書込みを行うため複数バイトの
データを扱うときはこの複数バイトのデータを1バイト
毎に分割して順に書込みを行うことにより、1度に大量
データの送受信を達成させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この書込み
が行われている間は通信用LSIによりRAMが占有さ
れ、MCU側の読出し/書込みは不可能となる。送信す
べきデータをRAMより読出す場合においても1バイト
毎の読出しを行うため、その間RAMはMCU側に解放
されない。逆にMCUがRAMの読出し/書込みをする
ときは1バイト毎にしか行えないので、その間通信用L
SIはRAMにデータを書込むことも読出すこともでき
なくなり高速化の実現に問題が生ずる。
【0013】本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところはネットワ
ーク相手の通信中にセルマトリクスを開放することがで
きるようにし、もって通信用LSIの高速化を図ること
ができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、セルマトリクスと、このセルマトリクスの1列分に
対応する容量を有し、このセルマトリクスからのデータ
をパラレルに入力し、その入力データをシリアルに出力
することが可能な読出し用シフトレジスタと、上記セル
マトリクスの1列分に対応する容量を有し、外部データ
をシリアルに入力し、その入力データを上記セルマトリ
クスへパラレルに出力することが可能な書込み用シフト
レジスタとを備えていることを特徴とする。
【0015】また、1列あたりがそれぞれ所定容量を有
する第1、第2のセルマトリクスと、上記1のセルマト
リクスの1列分に対応する容量を有し、外部データをシ
リアルに入力し、その入力データを上記第1のセルマト
リクスへパラレルに出力することが可能な第1の書込み
用シフトレジスタと、上記2のセルマトリクスの1列分
に対応する容量を有し、外部データもしくは上記第1の
書込み用シフトレジスタの出力データをシリアルに入力
し、その入力データを上記第2のセルマトリクスへパラ
レルに出力することが可能な第2の書込み用シフトレジ
スタと、上記外部データを上記第1、第2のセルマトリ
クスへ選択的に入力する第1のセレクタ回路と、上記第
1のセルマトリクスの1列分に対応する容量を有し、こ
のセルマトリクスからのデータをパラレルに入力し、そ
の入力データをシリアルに出力することが可能な第1の
読出し用シフトレジスタと、上記第2のセルマトリクス
の1列分に対応する容量を有し、このセルマトリクスか
らのデータをパラレルに入力し、あるいは上記第1の読
出し用シフトレジスタからのデータをシリアルに入力
し、その入力データをシリアルに出力することが可能な
第2の読出し用シフトレジスタと、上記第1、第2のシ
フトレジスタの出力を選択的に外部へ出力する第2のセ
レクタ回路とを備える構成とすることもできる。
【0016】
【作用】本発明によれば、シリアルに入力される書込み
データはシフトレジスタに溜め込んでからセルマトリク
スへ一括に出力するとともに、シリアルに出力されるべ
き読出しデータはシフトレジスタに一括に格納してしま
い、その後はこのシフトレジスタからシリアルに出力す
ることができる。よって、ネットワークのようなシリア
ルデータの通信を行うものが相手であってもその通信中
にセルを開放することができる。したがって、通信用L
SIの高速化を図ることができることとなる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係る通信用LS
Iの構成を示し、図2はそのRAMの内部構成を示して
いる。
【0019】ネットワーク101とMCU102とは当
該通信用LSI103をバッファとしてデータの授受を
行うようになっており、その内部構成は以下のようにな
っている。
【0020】主制御回路104はLSI103のCPU
となるもので、RAM105に対するデータの読出し/
書込み、ネットワーク101に対するデータの送/受信
制御を主に各種通信制御を司るものである。以下、その
通信制御の下に実現されるデータ送受信機能について詳
細に説明する。
【0021】送信制御回路108は相手システムからデ
ータ送信要求を受けると、その旨の通知を示す送信制御
信号SC1を出力する。主制御回路104は、この送信
制御信号SC1に応答して、RAM105のアクセスが
可能な場合に、アクセス許可を示す送信制御信号SC2
を出力する。送信制御回路108は、この送信制御信号
SC2に応答してRAM105からのデータ待機状態に
なる。主制御回路104は、ネットワーク側を示す切替
え信号M/NS、アドレスAC0〜AC15、読出し信
号NRを出力する。
【0022】読出し/書込み制御回路207は、読出し
信号NRに応答して内部読出し信号IRを出力するとと
もにシリアルデータ選択を示す切替え信号S/PSを出
力し、また切替え信号M/NSに応答してアドレスAC
0〜AC15を入力し、このアドレスAC0〜AC15
を内部行アドレスIRA、内部列アドレスICAに変換
する。内部行アドレスIRAは行デコーダ208により
行選択信号RSに変換され、内部列アドレスICAは列
デコーダ209により列選択信号CSに変換される。カ
ウンタ回路206はデータ転送クロックRCLKに位相
同期し且つ同一周波数のデータ転送クロックRDCLK
をデータ取込み信号DTの受信から2バイト分だけ出力
する。読出し/書込み処理回路205は内部読出し信号
IRにより読出し動作するようになり、セルマトリクス
201の列選択信号CSと行選択信号RSとにより指定
されるアドレスのデータが読出し/書込み処理回路20
5からパラレルに出力される。この読出し/書込み処理
回路205の出力データはシフトレジスタ2031,−
2にパラレル入力されて一括でセットされる。これらシ
フトレジスタ2031,−2にはカウンタ回路206か
らの読出しデータ転送クロックRDCLKが入力され、
このクロックRDCLKによりシリアルデータSOUT
に変換される。
【0023】このシリアルデータSOUTは送信制御回
路108に入力される。この送信制御回路108にはカ
ウンタ回路106からのデータ転送クロックRCLKが
供給され、シリアルデータSOUTは、このクロックR
CLKに同期してネットワーク101に送出される。
【0024】受信制御回路107はネットワーク101
から通信フレームを受信すべきことを検出すると、主制
御回路104に、RAM105のアクセス要求を示す受
信制御信号RC1を送信する。主制御回路104は、こ
の受信制御信号RC1により受信されるべき通信フレー
ムがあることを知り、RAM105が使用可能な場合
に、アクセス許可信号を示す受信制御信号RC2を出力
する。受信制御回路107は、この受信制御信号RC2
に応答して相手システムに対する送信要求をネットワー
ク101上に送出して通信フレームの待機状態となる。
ネットワーク101から通信フレームが送られてくる
と、受信制御回路107は、その受信を開始し、受信し
た通信フレームのスタートビット、ストップビットなど
の制御ビットを外し、データ本体のみRAM105に転
送する。主制御回路104は、受信制御信号RC2を出
力の後、データ取込み信号DT、ネットワーク側を示す
MCU/ネットワーク切替え信号M/NS、ネットワー
ク書込み信号NW及びネットワーク側アドレスAC0〜
AC15を出力する。
【0025】RAM105のカウンタ回路206は主制
御回路104からのデータ取込み用信号DTによりセッ
トされ、その後、カウンタ回路106からの受信データ
転送クロックWCLKに位相同期し且つ同一周波数の書
込みデータ転送クロックWDCLKを2バイト分出力す
る。書込み用シフトレジスタ2021,−2はデータ転
送クロックWDCLKによりシフトタイミングを得て受
信制御回路107からの2バイト分のシリアルデータS
INを取込む。主制御回路104からのMCU/ネット
ワーク切替え信号M/NS、ネットワーク書込み信号N
W及びネットワーク側アドレスAC0〜AC15は読出
し/書込み制御回路207に入力される。この読出し/
書込み制御回路207は切替え信号M/NSによりネッ
トワーク側のアドレスAC0〜AC15を選択入力し、
これを行アドレス及び列アドレスに変換し、それぞれ内
部行アドレスIRA、内部列アドレスICAとして出力
するとともに、シリアルデータ選択を示す切替え信号S
/PSを出力し、かつ書込み信号NWに応答して内部書
込み信号IWを出力する。行デコーダ208は内部行ア
ドレスIRAをデコードし、その結果として行選択信号
RSを出力する。列デコーダ209は内部列アドレスI
CAをデコードし、その結果として列選択信号CSを出
力する。読出し/書込み処理回路205は、内部書込み
信号IWにより書込み動作するようになり、切替え信号
S/PSに応答してシフトレジスタ2021,−2の出
力データを選択入力するとともに、その入力データをセ
ルマトリクス201における行選択信号RSの示す行に
書込むように動作することとなる。
【0026】MCU102はRAM105からの読出し
を行う場合、そのアクセス要求を示す信号を発生する。
主制御回路104はMCU102からRAM105に対
するアクセス要求を示すインタフェース入力信号I/F
Iを受けると、RAM105のアクセスが可能な場合に
アクセス許可を示すインタフェース出力信号I/FOを
出力する。MCU102は、このインタフェース出力信
号I/FOの入力に応答して読出し信号MR、アドレス
A0〜A15を出力する。主制御回路104は、MCU
側選択を示す切替え信号M/NSを出力する。
【0027】RAM105の読出し/書込み制御回路2
07は切替え信号M/NSに従ってMCU側アドレスA
I0〜AI15を入力し、これを内部行アドレスIRA
及び内部列アドレスICAに変換するとともに、パラレ
ルデータ選択を示す切替え信号S/PSを出力する。ま
た、この読出し/書込み制御回路207は、MCU10
2からの読出し信号MRにより内部読出し信号IRを出
力する。内部行アドレスIRAは行デコーダ208によ
り行選択信号RSに変換され、内部列アドレスICAは
列デコーダ209により列選択信号CSに変換される。
読出し/書込み処理回路205は、それら行選択信号R
S及び列選択信号CSの示すアドレスのデータをセルマ
トリクス201から読出し、切替え信号S/PSに従っ
てその読出しデータを内部バスライン204に出力す
る。この内部バスライン204上のデータはデータ保持
回路109により保持され、MCU102は、このデー
タ保持回路109を経て読出しデータを取込む。
【0028】MCU102はRAM105への書込みを
行う場合、そのアクセス要求を示す信号を発生する。主
制御回路104はMCU102からRAM105に対す
るアクセス要求を示すインタフェース入力信号I/FI
を受けると、RAM105のアクセスが可能な場合にア
クセス許可を示すインタフェース出力信号I/FOを出
力する。MCU102は、この信号I/FOの入力に応
答して書込み信号MW、書込みデータD0〜D7、アド
レスA0〜A15を出力する。データD0〜D7はデー
タ保持回路109に保持されて内部MCUデータDI0
〜DI7として出力され、アドレスA0〜A15はアド
レス保持回路110により保持されて内部MCUアドレ
スAI0〜AI15として出力される。一方、主制御回
路104はMCU選択を示す切替え信号M/NSを出力
する。
【0029】RAM105の読出し/書込み制御回路2
07は、この切替え信号M/NSに従ってMCUアドレ
スAI0〜AI15を入力し、これを内部行アドレスI
RA、内部列アドレスICAに変換する。内部行アドレ
スIRAは行デコーダ208により行選択信号RSに変
換され、内部列アドレスICAは列デコーダ209によ
り列選択信号CSに変換される。内部MCUデータDI
0〜DI7は内部バスライン204から読出し/書込み
処理回路205にパラレルに供給される。この読出し/
書込み処理回路205は、内部書込みパラレルデータ選
択を示す切替え信号S/PSに従って書込み動作する状
態になり、内部バスライン204上のデータDI0〜D
I7はセルマトリクス201における行選択信号RS及
び列選択信号CSの示すアドレスに書込まれることとな
る。
【0030】以上のように構成された本実施例のシステ
ムによれば、ネットワーク相手の通信もMCU相手の通
信と同様にメモリセルマトリクスを短時間で開放するこ
とができるようになる。
【0031】そのようなメリットは図3にタイムチャー
トとして示す動作例により明解になるであろう。以下
に、その動作について説明する。
【0032】概要は、最初と最後にネットワーク相手の
通信が行われ、その間にMCU相手の通信が行われる、
というものである。
【0033】まずタイミングt1 では、切替え信号M/
NSはネットワーク101側、切替え信号S/PSはシ
リアル、アドレスAC0 〜AC15は有効(valid)、とな
っており、その時、読出し信号NRが主制御回路104
から出力される。これにより、セルマトリクス201の
データがシフトレジスタ2031,−2に格納される。
続いて、タイミングt2 において切替え信号M/NSは
MCU、切替え信号S/PSはパラレルに切替えられて
セルマトリクス201は開放される。また、シフトレジ
スタ2031,−2にデータが格納されると、若干遅れ
てカウンタ回路206から転送クロックRDCLKが出
力され、この転送クロックRDCLKによってシフトレ
ジスタ2031,−2内のデータが順次シフトされ、シ
リアルデータSOUTとしてのネットワーク101への
送出が開始され、この動作はタイミングt6 まで続けら
れる。
【0034】このように、ネットワーク101への転送
データはシフトレジスタ2031,−2に全てパラレル
に取込まれてしまうため、セルマトリクス201へのア
クセスがその直後に可能となる。
【0035】タイミングt3 において、主制御回路10
4からデータ取込み信号DTが入力され、タイミングt
4 にてデータ転送クロックWDCLKが出力され始め
る、つまりネットワーク101からの受信が始まるが、
その受信データはシフトレジスタ2021,−2へ取込
まれることになるので、セルマトリクス201はMCU
102に開放された状態のままである。
【0036】したがって、MCU102がタイミングt
5 にて読出し信号MRを出力すると、これに応答して読
出し/書込み制御回路207が読出し信号IRを出力
し、アドレスAI0〜AI15が有効となり、MCU側
データMDとしてセルマトリクス201から読出され、
MCU102に取込まれる。
【0037】また、タイミングt7 にてMCU102が
書込み信号MWを出力すると、読出し/書込み制御回路
207が書込み信号IWを出力し、アドレスAI0〜A
I15は有効となり、データMDとしてセルマトリクス
201に書込まれる。
【0038】その後、ネットワーク101からのデータ
SINのシフトレジスタ2021,−22への書込みが
終りに近付いたタイミングt8 において、主制御回路1
04により、切替え信号M/NSがネットワーク側に切
替えられ、切替え信号S/PSもシリアル側に切替えら
れ、ネットワーク側のアドレスAC0〜AC15が出力
される。その後、まもなくタイミングt9 において、ネ
ットワーク101からのデータをシフトレジスタ202
1,−2に書込むためのデータ転送クロックWDCLK
が停止され、タイミングt10にて書込み信号NWが出力
され、R/W制御回路207から書込み信号IWが出力
されて、シフトレジスタ2021,−22内のデータが
セルマトリクス201に書込まれることとなる。
【0039】以上の動作例から明らかなように、ネット
ワーク101に対するデータ通信の大方の時間をシフト
レジスタ2021,−2,2031,−2の存在により
MCU102に対して開放することができる。
【0040】なお、前記の例ではシリアルデータが2バ
イトの例を示したが、場合によって3バイト、4バイ
ト、それ以上のデータも考えられる。
【0041】また、読出し/書込み用シフトレジスタや
その制御用カウンタ回路、セレクタ回路を必要とする
が、読出し/書込み用シフトレジスタを用いることで従
来例のシリアル/パラレル変換回路が不要となるため、
パターン面積を大きく占有する心配はない。
【0042】図4は4バイトの例を示すものである。
【0043】ここでは、RAM103に2バイトずつの
セルマトリクスを内蔵している。401a,−bは各セ
ルマトリクスに対応するメモリセルユニットである。各
ユニット401はそのセルマトリクスと読出し/書込み
回路とシリアル/パラレルセレクタと行・列デコーダと
を含んでいる。各ユニット401に対応して書込み用シ
フトレジスタ4021a,−2aもしくは4021b,
−2bと読出し用シフトレジスタ4031a,−2aも
しくは4031b,−2bとが配設され、これら4バイ
ト分のシフトレジスタ全ての使用と2バイトだけの使用
とを切替えることで、4バイトのデータと2バイトのデ
ータとを選択的に取扱うことができるようになってい
る。
【0044】404はその書込み動作の切替えを行うた
めのセレクタであり、主制御回路からのバイト数切替え
信号2/4Sによりオン/オフ制御される。ネットワー
ク101からの受信データSINが4バイトの場合、セ
レクタ404のバッファ4041をオン、バッファ40
42をオフにすることで、シフトレジスタ4021aか
ら4022a→4021b→4022bへ順にデータを
シフトさせてゆく。データSINが2バイトの場合、セ
レクタ404は同様の状態でシフトレジスタ4021
a,−2aにのみデータを書込むか、あるいはセレクタ
404のバッファ4041をオフ、バッファ4042を
オンにすることで、シフトレジスタ4041b,−2b
にのみデータを書込む。
【0045】405は読出し動作の切替えを行うための
セレクタであり、主制御回路からのバイト数切替え信号
2/4Sによりオン/オフ制御される。ネットワーク1
01への送信データSOUT が4バイトの場合、セレクタ
405のバッファ4051をオフ、バッファ4052を
オンにすることで、シフトレジスタ4031aから40
32a→4031b→4032bへ順にデータをシフト
させてゆく。データSOUTが2バイトの場合、セレク
タ404は同様の状態でシフトレジスタ4031a,−
2aからのみデータを読出すか、あるいはセレクタ40
5のバッファ4041をオフ、バッファ4042をオン
にすることで、シフトレジスタ4031b,−2bから
のみデータを読出す。
【0046】なお、406は対MCU通信を行うための
内部データバス、407はR/W制御回路、408は読
出し、書込み各クロックRDCLK,WDCLKを生成
するカウンタ回路である。
【0047】この実施例のように、4バイトのRAMを
形成する場合、そのメモリセルマトリクスを2バイトず
つの2ブロック構成にすることにより、RAMの形状が
横長になることを防ぐことができる。
【0048】また、上述したように、シリアルデータを
2/4バイト入力セレクタを通して入力すると、2/4
バイト入力切替え信号により2バイト、4バイトの双方
のシリアルデータについて取扱うことができる。
【0049】さらに、メモリセルマトリクスのブロック
数と1ブロック内のバイト数の組合わせを変えてことに
より、扱えるシリアルデータの組合わせを任意に設定す
ることができる。
【0050】図5はカウンタ回路206あるいは406
の内部構成の一例を示すものである。
【0051】この図において、501は5段バイナリカ
ウンタ、502,503はRSフリップフロップを形成
するNANDゲート、504はインバータ、505はO
Rゲートである。
【0052】カウンタ501は、クロックWCLKまた
はRCLKによりカウント動作し、そのカウント値が1
0進数で「16」未満のときはその出力MSBが“L”
になり、カウント値が同じく10進数で「16」になる
とその出力MSBが“H”(ハイレベル)になるもの
で、セット信号となるデータ取込み信号DTの立下がり
によりリセットされる。NANDゲート502,503
からなるフリップフロップの出力はNANDゲート50
2へのデータ取込み信号DTの立下がりにより“H”に
なり、NANDゲート503へのMSBの立下がりによ
り“L”になる。この出力はインバータ504を通して
ORゲート505の一入力端に入力され、他方の入力端
にはクロックRCLKまたはWCLKが入力されてい
る。
【0053】よって、あるタイミングt'1においてデー
タ取込み信号DTが立下がると、フリップフロップがセ
ットされて、インバータ504の出力が“L”になり、
クロックWCLKまたはRCLKがORゲート505を
通過し、クロックWDCLKもしくはRDCLKとして
出力される。と同時に、カウンタ501がカウントを開
始し、そのカウント値がタイミングt'2において10進
数「16」になると、その出力信号MSBが“L”にな
る。そのため、フリップフロップの出力が“L”にな
り、インバータ504の出力が“H”になるため、OR
ゲート505の出力は“H”で一定となって、ここでク
ロックWDCLKあるいはRDCLKの出力が停止され
ることとなる。
【0054】以上本発明の実施例について説明したが、
8ビット構成のメモリセルに限らず、16ビット、32
ビットなど8ビット構成以外のメモリセルに対しても有
効で、さらには通信用LSIのみに止まらず、シリアル
データを扱うMCUなどへの応用も当然可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リアルに入力される書込みデータはシフトレジスタに溜
め込んでからセルマトリクスへ一括に出力するととも
に、シリアルに出力されるべき読出しデータはシフトレ
ジスタに一括に格納してしまい、その後はこのシフトレ
ジスタからシリアルに出力することができる。よって、
ネットワークのようなシリアルデータの通信を行うもの
が相手であってもその通信中にセルを開放することがで
きる。したがって、通信用LSIの高速化を図ることが
できることとなる。
【0056】すなわち、MCU間の相互データ通信を行
い、より高度な制御系を実現することを意図して通信用
LSIの開発が盛んになることが予想されるが、従来例
ではネットワーク側またはMCU側の一方が通信用LS
I内のRAMをアクセスしている間、他方にはRAMは
解放されない。さらにネットワーク側のデータの読出
し、書込みについては複数バイトのデータを扱うため、
そのRAMの占有時間は多大なものとなるため高速性に
問題が生ずる。ところが、本発明を用いることによりR
AMにシリアルデータを一括でアクセスできるため、従
来例に比べ高い処理速度を実現することが可能となるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る通信用LSIのブロ
ック図。
【図2】図1に示すRAMの一構成例を示すブロック
図。
【図3】図1、図2に示す回路の動作を示すタイムチャ
ート。
【図4】図1に示すRAMの他の構成例を示すブロック
図。
【図5】図2に示すカウンタ回路の一構成例を示すブロ
ック図。
【図6】図5に示すカウンタ回路の動作を示すタイムチ
ャート。
【図7】従来の通信用LSIのブロック図。
【図8】図7に示すRAMの内部構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
101 ネットワーク 102 MCU 103 通信用LSI 104 主制御回路 105 RAM 106 カウンタ回路 107 受信制御回路 108 送信制御回路 109 データ保持回路 110 アドレス保持回路 201 メモリセルマトリクス 2021,2022 書込み用シフトレジスタ 2031,2032 読出し用シフトレジスタ 204 内部バス 205 読出し/書込み処理回路 206 カウンタ回路 207 読出し/書込み制御回路 208 行デコーダ 209 列デコーダ 401 メモリユニット 402 書込み用シフトレジスタ 403 読出し用シフトレジスタ 404,405 セレクタ 406 内部バス 407 カウンタ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルマトリクスと、 該セルマトリクスの1列分に対応する容量を有し、該セ
    ルマトリクスからのデータをパラレルに入力し、その入
    力データをシリアルに出力することが可能な読出し用シ
    フトレジスタと、 前記セルマトリクスの1列分に対応する容量を有し、外
    部データをシリアルに入力し、その入力データを前記セ
    ルマトリクスへパラレルに出力することが可能な書込み
    用シフトレジスタとを備えている半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】1列あたりがそれぞれ所定容量を有する第
    1、第2のセルマトリクスと、 前記1のセルマトリクスの1列分に対応する容量を有
    し、外部データをシリアルに入力し、その入力データを
    前記第1のセルマトリクスへパラレルに出力することが
    可能な第1の書込み用シフトレジスタと、 前記2のセルマトリクスの1列分に対応する容量を有
    し、外部データもしくは前記第1の書込み用シフトレジ
    スタの出力データをシリアルに入力し、その入力データ
    を前記第2のセルマトリクスへパラレルに出力すること
    が可能な第2の書込み用シフトレジスタと、 前記外部データを前記第1、第2のセルマトリクスへ選
    択的に入力する第1のセレクタ回路と、 前記第1のセルマトリクスの1列分に対応する容量を有
    し、該セルマトリクスからのデータをパラレルに入力
    し、その入力データをシリアルに出力することが可能な
    第1の読出し用シフトレジスタと、 前記第2のセルマトリクスの1列分に対応する容量を有
    し、該セルマトリクスからのデータをパラレルに入力
    し、あるいは前記第1の読出し用シフトレジスタからの
    データをシリアルに入力し、その入力データをシリアル
    に出力することが可能な第2の読出し用シフトレジスタ
    と、 前記第1、第2のシフトレジスタの出力を選択的に外部
    へ出力する第2のセレクタ回路とを備えている半導体記
    憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763026B2 (en) 2000-10-04 2004-07-13 Nec Corporation Memory used in packet switching network for successively storing data bits in data storage region and serially outputting data bits and method used therein

Cited By (1)

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