JPH10171707A - メモリ制御回路 - Google Patents
メモリ制御回路Info
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- JPH10171707A JPH10171707A JP8333603A JP33360396A JPH10171707A JP H10171707 A JPH10171707 A JP H10171707A JP 8333603 A JP8333603 A JP 8333603A JP 33360396 A JP33360396 A JP 33360396A JP H10171707 A JPH10171707 A JP H10171707A
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- control circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リード動作とライト動作の競合を調停するた
めに、ライトデータを一時的に保持するためのデータラ
ッチを必要とするため、回路規模が大きい。 【解決手段】 リード要求信号11とライト要求信号1
2とが同時に入力されたときは、リード制御回路3がリ
ードアドレス19とリード信号15を一定期間発生す
る。一方、ライト制御回路2はリード制御回路3の動作
状態をステータス信号13で監視し、リード信号15等
の出力が終了した後にライト信号14とライトアドレス
16を発生させる。これにより、ライト要求動作期間の
範囲内で、かつ、リード信号15と競合しないようにラ
イト信号14を遅らせることができ、ライトデータを一
時的に保持するための回路を不要にできる。
めに、ライトデータを一時的に保持するためのデータラ
ッチを必要とするため、回路規模が大きい。 【解決手段】 リード要求信号11とライト要求信号1
2とが同時に入力されたときは、リード制御回路3がリ
ードアドレス19とリード信号15を一定期間発生す
る。一方、ライト制御回路2はリード制御回路3の動作
状態をステータス信号13で監視し、リード信号15等
の出力が終了した後にライト信号14とライトアドレス
16を発生させる。これにより、ライト要求動作期間の
範囲内で、かつ、リード信号15と競合しないようにラ
イト信号14を遅らせることができ、ライトデータを一
時的に保持するための回路を不要にできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリ制御回路に係
り、特にシングルポートメモリを用いたFIFOメモリ
の制御回路に関する。
り、特にシングルポートメモリを用いたFIFOメモリ
の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メモリへのリードとライトが
同時に起こったときの動作を高速化することを目的とし
たメモリ制御回路が知られている(特開平5−3420
84号公報:発明の名称「データ記憶装置及びデータ記
憶方法」)。
同時に起こったときの動作を高速化することを目的とし
たメモリ制御回路が知られている(特開平5−3420
84号公報:発明の名称「データ記憶装置及びデータ記
憶方法」)。
【0003】図5は上記の従来のメモリ制御回路の一例
の回路図を示す。同図に示すように、この従来のメモリ
制御回路は、1サイクルでリード動作/ライト動作のい
ずれか一方だけを行うことができるメモリ101を制御
する回路で、データバス102、データバス102経由
で与えられメモリ101へライトすべきデータを一時保
持するデータラッチ103、データラッチ103の出力
データをメモリ101の入力へ接続するバッファ10
4、メモリ101の出力データをデータバス102へ出
力するバッファ105、ライトデータラッチ信号109
と動作クロックφ1との論理積をデータラッチ103へ
出力するゲート111、及びメモリリード信号107及
び動作クロックφ2の論理積をバッファ105へ出力す
るゲート113からなる。なお、メモリ101にはアド
レス信号106、メモリリード信号107及びメモリラ
イト信号108が入力される。
の回路図を示す。同図に示すように、この従来のメモリ
制御回路は、1サイクルでリード動作/ライト動作のい
ずれか一方だけを行うことができるメモリ101を制御
する回路で、データバス102、データバス102経由
で与えられメモリ101へライトすべきデータを一時保
持するデータラッチ103、データラッチ103の出力
データをメモリ101の入力へ接続するバッファ10
4、メモリ101の出力データをデータバス102へ出
力するバッファ105、ライトデータラッチ信号109
と動作クロックφ1との論理積をデータラッチ103へ
出力するゲート111、及びメモリリード信号107及
び動作クロックφ2の論理積をバッファ105へ出力す
るゲート113からなる。なお、メモリ101にはアド
レス信号106、メモリリード信号107及びメモリラ
イト信号108が入力される。
【0004】次に、この従来のメモリ制御回路の動作に
ついて説明する。リード動作の場合、まず、アドレス信
号106によりメモリ101にリードアドレスが与えら
れ、次にメモリリード信号107によりリード動作が行
われる。これにより、メモリ101から読み出されたデ
ータは、バッファ105を通じてデータバス102に出
力される。
ついて説明する。リード動作の場合、まず、アドレス信
号106によりメモリ101にリードアドレスが与えら
れ、次にメモリリード信号107によりリード動作が行
われる。これにより、メモリ101から読み出されたデ
ータは、バッファ105を通じてデータバス102に出
力される。
【0005】ライト動作の場合は、まずアドレス信号1
06によりメモリ101にライトアドレスが与えられ
る。次に、メモリライト信号108がメモリ101に入
力されることによりライト動作が行われる。このとき、
ライトデータはデータバス102からデータラッチ10
3、バッファ104を通じてメモリ101に与えられ
る。
06によりメモリ101にライトアドレスが与えられ
る。次に、メモリライト信号108がメモリ101に入
力されることによりライト動作が行われる。このとき、
ライトデータはデータバス102からデータラッチ10
3、バッファ104を通じてメモリ101に与えられ
る。
【0006】ライト動作時にリード動作も起こっている
場合は、リードは上記リード動作のように行われる。そ
の時、ライトデータは一時的にデータラッチ103に保
持され、リード動作終了後に、アドレス信号106によ
りメモリ101にライトアドレスを与え、バッファ10
4を通じてメモリ101にライトデータを与え、メモリ
ライト信号108によりライト動作が行われる。
場合は、リードは上記リード動作のように行われる。そ
の時、ライトデータは一時的にデータラッチ103に保
持され、リード動作終了後に、アドレス信号106によ
りメモリ101にライトアドレスを与え、バッファ10
4を通じてメモリ101にライトデータを与え、メモリ
ライト信号108によりライト動作が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のメモリ制
御回路では、リード動作とライト動作の競合を調停する
ために、ライトデータを一時的に保持するためのデータ
ラッチ103を必要とするため、回路規模が大きいとい
う問題がある。
御回路では、リード動作とライト動作の競合を調停する
ために、ライトデータを一時的に保持するためのデータ
ラッチ103を必要とするため、回路規模が大きいとい
う問題がある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
リード動作とライト動作の競合を動作の遅れが殆どなく
回路規模の小さな構成で調停し得るメモリ制御回路を提
供することを目的とする。
リード動作とライト動作の競合を動作の遅れが殆どなく
回路規模の小さな構成で調停し得るメモリ制御回路を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、外部からの期間一定のリード要求信号に
より、シングルポートメモリをリード要求信号の一定期
間よりも短い所定期間リード動作させるリード信号とリ
ードアドレスを発生すると共に、回路の動作状態を示す
ステータス信号を発生するリード制御回路と、ステータ
ス信号を監視しており、外部からの期間一定のライト要
求信号が入力され、かつ、ステータス信号がリード制御
回路の非動作状態を示しているときは、シングルポート
メモリをライト要求信号の一定期間よりも短い所定期間
ライト動作させるライト信号とライトアドレスをそれぞ
れ発生し、ステータス信号がリード制御回路の動作状態
を示しているときはライト信号とライト信号の発生を禁
止するライト制御回路と、リード制御回路からのリード
アドレスとライト制御回路からのライトアドレスの一方
を選択してシングルポートメモリのアドレス端子に入力
するセレクタとを有する構成としたものである。
め、本発明は、外部からの期間一定のリード要求信号に
より、シングルポートメモリをリード要求信号の一定期
間よりも短い所定期間リード動作させるリード信号とリ
ードアドレスを発生すると共に、回路の動作状態を示す
ステータス信号を発生するリード制御回路と、ステータ
ス信号を監視しており、外部からの期間一定のライト要
求信号が入力され、かつ、ステータス信号がリード制御
回路の非動作状態を示しているときは、シングルポート
メモリをライト要求信号の一定期間よりも短い所定期間
ライト動作させるライト信号とライトアドレスをそれぞ
れ発生し、ステータス信号がリード制御回路の動作状態
を示しているときはライト信号とライト信号の発生を禁
止するライト制御回路と、リード制御回路からのリード
アドレスとライト制御回路からのライトアドレスの一方
を選択してシングルポートメモリのアドレス端子に入力
するセレクタとを有する構成としたものである。
【0010】この発明では、リード制御回路とライト制
御回路にそれぞれ同時にリード要求信号とライト要求信
号が入力されたときは、リード制御回路がリード信号及
びリードアドレスを発生する動作状態となるため、ライ
ト制御回路はこのリード制御回路の動作状態をステータ
ス信号により検出してライト信号及びライトアドレスの
発生を禁止し、これによりシングルポートメモリはリー
ド動作を優先して行う。
御回路にそれぞれ同時にリード要求信号とライト要求信
号が入力されたときは、リード制御回路がリード信号及
びリードアドレスを発生する動作状態となるため、ライ
ト制御回路はこのリード制御回路の動作状態をステータ
ス信号により検出してライト信号及びライトアドレスの
発生を禁止し、これによりシングルポートメモリはリー
ド動作を優先して行う。
【0011】ここで、期間一定のライト要求信号は、シ
ングルポートメモリがリード信号によりリード動作する
期間よりも長い期間、ライト制御回路に入力され、ライ
ト要求信号の入力期間内でシングルポートメモリのリー
ド動作が終了するため、ライト制御回路がステータス信
号によりリード制御回路の非動作状態を確認してライト
信号及びライトアドレスを発生し、これにより、シング
ルポートメモリをリード動作に引き続いてライト要求期
間内でライト動作させることができる。
ングルポートメモリがリード信号によりリード動作する
期間よりも長い期間、ライト制御回路に入力され、ライ
ト要求信号の入力期間内でシングルポートメモリのリー
ド動作が終了するため、ライト制御回路がステータス信
号によりリード制御回路の非動作状態を確認してライト
信号及びライトアドレスを発生し、これにより、シング
ルポートメモリをリード動作に引き続いてライト要求期
間内でライト動作させることができる。
【0012】また、本発明は、リード制御回路がライト
制御回路からのステータス信号を入力される構成とする
ことにより、リード制御回路とライト制御回路にそれぞ
れ同時にリード要求信号とライト要求信号が入力された
ときは、ライト制御回路がライト信号及びライトアドレ
スを発生する動作状態となり、リード制御回路がこのラ
イト制御回路の動作状態をステータス信号により検出し
てリード信号及びリードアドレスの発生を禁止し、これ
によりシングルポートメモリがライト動作を優先して行
うようにすることもできる。
制御回路からのステータス信号を入力される構成とする
ことにより、リード制御回路とライト制御回路にそれぞ
れ同時にリード要求信号とライト要求信号が入力された
ときは、ライト制御回路がライト信号及びライトアドレ
スを発生する動作状態となり、リード制御回路がこのラ
イト制御回路の動作状態をステータス信号により検出し
てリード信号及びリードアドレスの発生を禁止し、これ
によりシングルポートメモリがライト動作を優先して行
うようにすることもできる。
【0013】この場合も、期間一定のリード要求信号
を、シングルポートメモリがライト信号によりライト動
作する期間よりも長い期間、リード制御回路に入力さ
れ、リード制御回路がステータス信号によりライト制御
回路の非動作状態を確認してリード信号及びリードアド
レスを発生し、これにより、シングルポートメモリをリ
ード要求期間内でライト動作に引き続いてリード動作さ
せることができる。
を、シングルポートメモリがライト信号によりライト動
作する期間よりも長い期間、リード制御回路に入力さ
れ、リード制御回路がステータス信号によりライト制御
回路の非動作状態を確認してリード信号及びリードアド
レスを発生し、これにより、シングルポートメモリをリ
ード要求期間内でライト動作に引き続いてリード動作さ
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
て図面と共に説明する。
【0015】図1は本発明になるメモリ制御回路の第1
の実施の形態の構成図を示す。本実施の形態はメモリ1
の動作を制御する回路で、ライト要求信号11とクロッ
ク24とリード制御回路2の出力信号が入力されるライ
ト制御回路2と、リード要求信号12とクロック24が
入力されるリード制御回路3と、ライトデータ21が入
力されるバッファ4と、リードデータ22を出力するバ
ッファ5と、セレクタ6とから構成されている。メモリ
1はシングルポートメモリであるランダム・アクセス・
メモリ(RAM)である。
の実施の形態の構成図を示す。本実施の形態はメモリ1
の動作を制御する回路で、ライト要求信号11とクロッ
ク24とリード制御回路2の出力信号が入力されるライ
ト制御回路2と、リード要求信号12とクロック24が
入力されるリード制御回路3と、ライトデータ21が入
力されるバッファ4と、リードデータ22を出力するバ
ッファ5と、セレクタ6とから構成されている。メモリ
1はシングルポートメモリであるランダム・アクセス・
メモリ(RAM)である。
【0016】リード制御回路3は外部からの期間一定の
リード要求信号12により、リード信号15、アドレス
セレクト信号17、リードアドレス19を発生してメモ
リ1に対しリード動作を行うと同時に、リード制御回路
3の状態を示すステータス信号13を出力する。ライト
制御回路2は、ステータス信号13を常に監視しなが
ら、外部からの期間一定のライト要求信号11により、
リード動作と競合しないように、ライト信号14、ライ
トデータ制御信号16、ライトアドレス18を出力して
ライト動作を行う。
リード要求信号12により、リード信号15、アドレス
セレクト信号17、リードアドレス19を発生してメモ
リ1に対しリード動作を行うと同時に、リード制御回路
3の状態を示すステータス信号13を出力する。ライト
制御回路2は、ステータス信号13を常に監視しなが
ら、外部からの期間一定のライト要求信号11により、
リード動作と競合しないように、ライト信号14、ライ
トデータ制御信号16、ライトアドレス18を出力して
ライト動作を行う。
【0017】バッファ4は、ライト動作時にライトデー
タ制御信号16によりオン状態となり、ライトデータ2
1をメモリ1に入力してメモリ1に書き込ませる。バッ
ファ5は、リード動作時にメモリ1から読み出されたデ
ータをリードデータ22として外部へ出力する。セレク
タ6はアドレスセレクト信号17により、ライトアドレ
ス18とリードアドレス19のどちらか一方を選択して
メモリアドレス20としてメモリ1へ出力する。かかる
構成全体により、シングルポートメモリを用いたファー
ストイン・ファースト・アウト(FIFO)メモリが構
成される。
タ制御信号16によりオン状態となり、ライトデータ2
1をメモリ1に入力してメモリ1に書き込ませる。バッ
ファ5は、リード動作時にメモリ1から読み出されたデ
ータをリードデータ22として外部へ出力する。セレク
タ6はアドレスセレクト信号17により、ライトアドレ
ス18とリードアドレス19のどちらか一方を選択して
メモリアドレス20としてメモリ1へ出力する。かかる
構成全体により、シングルポートメモリを用いたファー
ストイン・ファースト・アウト(FIFO)メモリが構
成される。
【0018】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。この実施の形態では、リード動作及びライト動作共
に、一定期間内に必ず終了する。よって、ここではリー
ド動作及びライト動作共に3クロック期間で終了するも
のとして説明する。
る。この実施の形態では、リード動作及びライト動作共
に、一定期間内に必ず終了する。よって、ここではリー
ド動作及びライト動作共に3クロック期間で終了するも
のとして説明する。
【0019】まず、リード動作について図2の動作説明
用タイムチャートと共に説明する。図2に示すリード要
求信号12、ライト要求信号11、アドレスセレクト信
号17、リード信号15、ライト信号14、ライトデー
タ制御信号16はそれぞれ負論理であり、アドレスセレ
クト信号17は論理”1”でライトアドレス18を、論
理”0”でリードアドレス19をセレクタ6により選択
させ、また、ステータス信号13は論理”0”でリード
動作中であることを示す。また、各信号はクロック24
の立ち上がりに同期して動作するものとする。
用タイムチャートと共に説明する。図2に示すリード要
求信号12、ライト要求信号11、アドレスセレクト信
号17、リード信号15、ライト信号14、ライトデー
タ制御信号16はそれぞれ負論理であり、アドレスセレ
クト信号17は論理”1”でライトアドレス18を、論
理”0”でリードアドレス19をセレクタ6により選択
させ、また、ステータス信号13は論理”0”でリード
動作中であることを示す。また、各信号はクロック24
の立ち上がりに同期して動作するものとする。
【0020】リード動作は3クロック期間で終了するか
ら、外部からのリード要求信号12は図2に示すよう
に、3クロック期間アクティブ(論理”0”)になる。
時刻t1でリード要求信号12がアクティブになってか
ら1クロック周期後の時刻t2でリード制御回路3は図
2に示すように、アドレスセレクト信号17及びステー
タス信号13をそれぞれ時刻t3までの1クロック周期
論理”0”とし、リード信号15も1クロック周期の間
アクティブ(論理”0”)とすると共にリードアドレス
19を発生する。
ら、外部からのリード要求信号12は図2に示すよう
に、3クロック期間アクティブ(論理”0”)になる。
時刻t1でリード要求信号12がアクティブになってか
ら1クロック周期後の時刻t2でリード制御回路3は図
2に示すように、アドレスセレクト信号17及びステー
タス信号13をそれぞれ時刻t3までの1クロック周期
論理”0”とし、リード信号15も1クロック周期の間
アクティブ(論理”0”)とすると共にリードアドレス
19を発生する。
【0021】これにより、論理”0”のアドレスセレク
ト信号17によりセレクタ6がリードアドレス19を選
択してメモリ1のアドレス端子にメモリアドレス20と
して入力する一方、アクティブのリード信号15により
メモリ1がリード動作を行い、この時刻t2〜t3の1
クロック周期の間、メモリ1から読み出されたデータを
データバス23及びバッファ5を介してリードデータ2
2として外部へ出力する。
ト信号17によりセレクタ6がリードアドレス19を選
択してメモリ1のアドレス端子にメモリアドレス20と
して入力する一方、アクティブのリード信号15により
メモリ1がリード動作を行い、この時刻t2〜t3の1
クロック周期の間、メモリ1から読み出されたデータを
データバス23及びバッファ5を介してリードデータ2
2として外部へ出力する。
【0022】次に、ライト動作について説明する。ライ
ト動作は3クロック期間で終了するから、外部からのラ
イト要求信号11は図2に示すように、3クロック期間
アクティブ(論理”0”)になる。図2に示す時刻t4
でライト要求信号11がアクティブになってから1クロ
ック周期後の時刻t5でライト制御回路2は、ステータ
ス信号13が論理”0”でなければ、図2に示すよう
に、ライトデータ制御信号16を時刻t6までの1クロ
ック周期論理”0”とし、ライト信号14も1クロック
周期の間アクティブ(論理”0”)とすると共にライト
アドレス18を発生する。
ト動作は3クロック期間で終了するから、外部からのラ
イト要求信号11は図2に示すように、3クロック期間
アクティブ(論理”0”)になる。図2に示す時刻t4
でライト要求信号11がアクティブになってから1クロ
ック周期後の時刻t5でライト制御回路2は、ステータ
ス信号13が論理”0”でなければ、図2に示すよう
に、ライトデータ制御信号16を時刻t6までの1クロ
ック周期論理”0”とし、ライト信号14も1クロック
周期の間アクティブ(論理”0”)とすると共にライト
アドレス18を発生する。
【0023】これにより、論理”1”のアドレスセレク
ト信号17によりセレクタ6がライトアドレス18を選
択してメモリ1のアドレス端子にメモリアドレス20と
して入力する一方、アクティブのライト信号14により
メモリ1がライト動作を行い、この時刻t5〜t6の1
クロック周期の間、論理”0”のライトデータ制御信号
16によりオンとされたバッファ4を通じてメモリ1に
ライトデータ21が入力されメモリ1に書き込まれる。
なお、メモリアドレス20はリード動作が行われていな
いときは、ライトアドレス18が与えられている。
ト信号17によりセレクタ6がライトアドレス18を選
択してメモリ1のアドレス端子にメモリアドレス20と
して入力する一方、アクティブのライト信号14により
メモリ1がライト動作を行い、この時刻t5〜t6の1
クロック周期の間、論理”0”のライトデータ制御信号
16によりオンとされたバッファ4を通じてメモリ1に
ライトデータ21が入力されメモリ1に書き込まれる。
なお、メモリアドレス20はリード動作が行われていな
いときは、ライトアドレス18が与えられている。
【0024】次に、ライト要求信号11とリード要求信
号12のアクティブが同時に起こった場合の動作につい
て、図3のタイミングチャートを併せ参照して説明す
る。いま、図3に示すように、時刻t11からt14ま
での3クロック周期の間ライト要求信号11とリード要
求信号12が同時にアクティブとなった場合、リード制
御回路3は前述したようにリード要求信号12がアクテ
ィブになってから1クロック周期後の時刻t12から時
刻t13までの1クロック周期の間、図3に示すよう
に、アドレスセレクト信号17及びステータス信号13
を論理”0”とすると共に、リード信号15をアクティ
ブにしてこの1クロック周期の間、メモリ1にリード動
作を行わせる。
号12のアクティブが同時に起こった場合の動作につい
て、図3のタイミングチャートを併せ参照して説明す
る。いま、図3に示すように、時刻t11からt14ま
での3クロック周期の間ライト要求信号11とリード要
求信号12が同時にアクティブとなった場合、リード制
御回路3は前述したようにリード要求信号12がアクテ
ィブになってから1クロック周期後の時刻t12から時
刻t13までの1クロック周期の間、図3に示すよう
に、アドレスセレクト信号17及びステータス信号13
を論理”0”とすると共に、リード信号15をアクティ
ブにしてこの1クロック周期の間、メモリ1にリード動
作を行わせる。
【0025】一方、ライト制御回路2は、ライト要求信
号11がアクティブになった時刻t11から1クロック
周期後の時刻t12でステータス信号13を参照する。
前述したように、リード要求信号12とライト要求信号
11とから同時にアクティブになってから1クロック周
期後にはステータス信号13は図3に示したように論
理”0”になっているため、ステータス信号13が論
理”0”である期間は図3に示すようにライトデータ制
御信号16は論理”0”とせず、かつ、ライト信号14
も非アクティブのままとする。従って、時刻t12から
t13までの1クロック期間はメモリ1はリード動作の
み行う。
号11がアクティブになった時刻t11から1クロック
周期後の時刻t12でステータス信号13を参照する。
前述したように、リード要求信号12とライト要求信号
11とから同時にアクティブになってから1クロック周
期後にはステータス信号13は図3に示したように論
理”0”になっているため、ステータス信号13が論
理”0”である期間は図3に示すようにライトデータ制
御信号16は論理”0”とせず、かつ、ライト信号14
も非アクティブのままとする。従って、時刻t12から
t13までの1クロック期間はメモリ1はリード動作の
み行う。
【0026】ステータス信号13が論理”0”となって
いるのは1クロック期間であるから、ライト制御回路2
はステータス信号13が論理”0”から論理”1”に変
化する時刻t13からライト要求信号11が非アクティ
ブになる時刻t14までの期間、図3に示すようにライ
トデータ制御信号16を論理”0”とし、かつ、ライト
信号14をアクティブとする。これにより、前述したよ
うに、メモリ1はライトデータ21を書き込むライト動
作を時刻t13からt14までの1クロック期間行う。
このとき、ライト動作は通常時に比べて実行が1クロッ
ク期間遅れるが、ライト動作期間の3クロック内で終了
する。
いるのは1クロック期間であるから、ライト制御回路2
はステータス信号13が論理”0”から論理”1”に変
化する時刻t13からライト要求信号11が非アクティ
ブになる時刻t14までの期間、図3に示すようにライ
トデータ制御信号16を論理”0”とし、かつ、ライト
信号14をアクティブとする。これにより、前述したよ
うに、メモリ1はライトデータ21を書き込むライト動
作を時刻t13からt14までの1クロック期間行う。
このとき、ライト動作は通常時に比べて実行が1クロッ
ク期間遅れるが、ライト動作期間の3クロック内で終了
する。
【0027】このように、この第1の実施の形態では、
リード要求信号11とライト要求信号12とが同時に入
力されたときは、ライト制御回路2がリード制御回路3
の動作状態をステータス信号13で監視することでリー
ド動作を優先させ、ライト要求動作期間の範囲内で、か
つ、リード信号15と競合しないようにライト信号14
を遅らせるようにしたため、データを一時保持するラッ
チやフリップフロップ等の回路を持つことがないため、
回路規模が小さな構成であり、これによりリード動作と
ライト動作の競合を調停できる。
リード要求信号11とライト要求信号12とが同時に入
力されたときは、ライト制御回路2がリード制御回路3
の動作状態をステータス信号13で監視することでリー
ド動作を優先させ、ライト要求動作期間の範囲内で、か
つ、リード信号15と競合しないようにライト信号14
を遅らせるようにしたため、データを一時保持するラッ
チやフリップフロップ等の回路を持つことがないため、
回路規模が小さな構成であり、これによりリード動作と
ライト動作の競合を調停できる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図4は本発明になるメモリ制御回路野第2の
実施の形態の構成図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図4に示
す第2の実施の形態において、ライト制御回路25は外
部からのライト要求信号11によりライトアドレス1
8、ライト信号14、ライトデータ制御信号16を発生
出力し、ライト動作をメモリ1に行わせると共に、ライ
ト制御回路25の状態を示すステータス信号27を発生
してリード制御回路26へ出力する。
説明する。図4は本発明になるメモリ制御回路野第2の
実施の形態の構成図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図4に示
す第2の実施の形態において、ライト制御回路25は外
部からのライト要求信号11によりライトアドレス1
8、ライト信号14、ライトデータ制御信号16を発生
出力し、ライト動作をメモリ1に行わせると共に、ライ
ト制御回路25の状態を示すステータス信号27を発生
してリード制御回路26へ出力する。
【0029】リード制御回路26はステータス信号27
を監視しながら、ステータス信号27がライト制御回路
25がライト動作中であることを示しているときは、リ
ード要求信号12がアクティブになってもリード信号1
5を非アクティブとし、リード動作をメモリ1に行わせ
ず、ライト制御回路25がライト動作中でなく、かつ、
リード要求信号12がアクティブになった場合にのみ、
リード信号15をアクティブとしてメモリ1をリード動
作させる。
を監視しながら、ステータス信号27がライト制御回路
25がライト動作中であることを示しているときは、リ
ード要求信号12がアクティブになってもリード信号1
5を非アクティブとし、リード動作をメモリ1に行わせ
ず、ライト制御回路25がライト動作中でなく、かつ、
リード要求信号12がアクティブになった場合にのみ、
リード信号15をアクティブとしてメモリ1をリード動
作させる。
【0030】すなわち、リード制御回路26は、外部か
らのリード要求信号12がアクティブになったとき、ラ
イト制御回路25がメモリ1をライト動作させていると
きには、リード動作期間内で終了するまで待ち、そうで
なければ、リードアドレス19、リード信号15、アド
レスセレクト信号17を出力してメモリ1に対しリード
動作を行わせる。これにより、この実施の形態も、小さ
な回路規模でリード動作、ライト動作の遅延無しにリー
ド動作とライト動作の競合の調停を行うことができる。
らのリード要求信号12がアクティブになったとき、ラ
イト制御回路25がメモリ1をライト動作させていると
きには、リード動作期間内で終了するまで待ち、そうで
なければ、リードアドレス19、リード信号15、アド
レスセレクト信号17を出力してメモリ1に対しリード
動作を行わせる。これにより、この実施の形態も、小さ
な回路規模でリード動作、ライト動作の遅延無しにリー
ド動作とライト動作の競合の調停を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード制御回路とライト制御回路にそれぞれ同時にリー
ド要求信号とライト要求信号が入力されたときは、リー
ド制御回路及びライト制御回路のうちの一方が動作状態
となり、かつ、他方は一方の制御回路の動作状態をステ
ータス信号により検出して動作を禁止し、これによりシ
ングルポートメモリに対してリード動作又はライト動作
の一方を行わせると共に、リード要求信号とライト要求
信号は期間一定でリード動作及びライト動作が常に一定
期間内で終了するようにしたため、データを一時記憶し
ておくためのフリップフロップやラッチ等が不要にで
き、よって、小さな回路規模でリード動作とライト動作
の競合の調停を行うことができる。
リード制御回路とライト制御回路にそれぞれ同時にリー
ド要求信号とライト要求信号が入力されたときは、リー
ド制御回路及びライト制御回路のうちの一方が動作状態
となり、かつ、他方は一方の制御回路の動作状態をステ
ータス信号により検出して動作を禁止し、これによりシ
ングルポートメモリに対してリード動作又はライト動作
の一方を行わせると共に、リード要求信号とライト要求
信号は期間一定でリード動作及びライト動作が常に一定
期間内で終了するようにしたため、データを一時記憶し
ておくためのフリップフロップやラッチ等が不要にで
き、よって、小さな回路規模でリード動作とライト動作
の競合の調停を行うことができる。
【0032】また、本発明によれば、リード動作及びラ
イト動作が常に一定期間内で終了するため、外部回路が
動作の終了通知を受ける必要がなく、よって、リード要
求やライト要求する外部回路への要求信号に対する応答
信号が不要であり、信号線や外部回路の回路規模を縮小
させることができる。
イト動作が常に一定期間内で終了するため、外部回路が
動作の終了通知を受ける必要がなく、よって、リード要
求やライト要求する外部回路への要求信号に対する応答
信号が不要であり、信号線や外部回路の回路規模を縮小
させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図である。
【図2】図1の動作説明用タイミングチャートである。
【図3】リード要求とライト要求とが同時に起こったと
きの図1の動作説明用タイミングチャートである。
きの図1の動作説明用タイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成図である。
【図5】従来の一例の回路図である。
1 メモリ 2、25 ライト制御回路 3、26 リード制御回路 4、5 バッファ 6 セレクタ 11 ライト要求信号 12 リード要求信号 13、27 ステータス信号 14 ライト信号 15 リード信号 16 ライトデータ制御信号 17 アドレスセレクト信号 18 ライトアドレス 19 リードアドレス 20 メモリアドレス 21 ライトデータ 22 リードデータ 23 データバス 24 クロック
Claims (2)
- 【請求項1】 外部からの期間一定のリード要求信号に
より、シングルポートメモリを該リード要求信号の一定
期間よりも短い所定期間リード動作させるリード信号と
リードアドレスを発生すると共に、回路の動作状態を示
すステータス信号を発生するリード制御回路と、 前記ステータス信号を監視しており、外部からの期間一
定のライト要求信号が入力され、かつ、該ステータス信
号が前記リード制御回路の非動作状態を示しているとき
は、前記シングルポートメモリを該ライト要求信号の一
定期間よりも短い所定期間ライト動作させるライト信号
とライトアドレスをそれぞれ発生し、前記ステータス信
号が前記リード制御回路の動作状態を示しているときは
前記ライト信号とライト信号の発生を禁止するライト制
御回路と、 前記リード制御回路からのリードアドレスと前記ライト
制御回路からのライトアドレスの一方を選択して前記シ
ングルポートメモリのアドレス端子に入力するセレクタ
とを有し、前記シングルポートメモリの動作を制御する
ことを特徴とするメモリ制御回路。 - 【請求項2】 外部からの期間一定のライト要求信号に
より、シングルポートメモリを該ライト要求信号の一定
期間よりも短い所定期間ライト動作させる信号とライト
アドレスを発生すると共に、回路の動作状態を示すステ
ータス信号を発生するライト制御回路と、 前記ステータス信号を監視しており、外部からの期間一
定のリード要求信号が入力され、かつ、該ステータス信
号が前記ライト制御回路の非動作状態を示しているとき
は、前記シングルポートメモリを該リード要求信号の一
定期間よりも短い所定期間リード動作させるリード信号
とリードアドレスをそれぞれ発生し、前記ステータス信
号が前記ライト制御回路の動作状態を示しているときは
前記リード信号とリード信号の発生を禁止するリード制
御回路と、 前記リード制御回路からのリードアドレスと前記ライト
制御回路からのライトアドレスの一方を選択して前記シ
ングルポートメモリのアドレス端子に入力するセレクタ
とを有し、前記シングルポートメモリの動作を制御する
ことを特徴とするメモリ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333603A JPH10171707A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | メモリ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333603A JPH10171707A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | メモリ制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10171707A true JPH10171707A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18267899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8333603A Pending JPH10171707A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | メモリ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10171707A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333603A patent/JPH10171707A/ja active Pending
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