JP4696003B2 - データ転送回路 - Google Patents

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本発明は、プロセッサからメモリに一旦格納された音楽データ等を、低速のクロック信号に同期して読み出して音源処理回路等へ転送するデータ転送回路、特にその消費電力低減に関するものである。
図2は、従来のデータ転送回路の一例を示す構成図である。
このデータ転送回路は、I2S(Inter-IC Sound)と呼ばれるディジタルオーディオ用のシリアル通信に用いられるもので、高速なプロセッサで音楽データを随時読み書き可能なメモリ(Random Access Memory、以下、「RAM」という)を使用したバッファに書き込み、送信回路側でその音楽データを読み出して低速のオーディオ転送用クロックに従って音源処理回路等の外部のデータ処理装置に転送するものである。
このデータ転送回路は、中央処理ユニット(以下、「CPU」という)1にシステムバス2を介して接続されたインタフェース回路(以下、「I/F」という)10、音楽データを一時的に蓄積するバッファとして使用されるRAM20、このRAM20から音楽データを読み出してオーディオ転送用のオーディオクロックACKに同期して音源処理回路に転送する送信回路30、このオーディオクロックACKを生成するクロック生成回路40、及び幾つかの論理回路で構成されている。なお、CPU1、I/F10及びRAM20は、クロック生成回路3から出力されるバスクロックBCKに同期して動作するように構成されている。
I/F10は、CPU1側からアクセス可能でRAM20にデータを書き込むたびに次の書き込みアドレスに更新される書込アドレスレジスタ(WREG)11と、このRAM20からデータを読み出すたびに次の読み出しアドレスに更新される読出アドレスレジスタ(RREG)12を有している。更に、I/F10は、CPU1からRAM20へのデータ書き込み要求に基づいて、このRAM20に対するチップイネーブル信号CE、書込制御信号WE及び書き込むべき入力データDIを出力する機能と、送信回路30側からのデータ読み出し要求に従って与えられるウエイト信号WAITに基づいてCPU1からのアクセスを保留する機能と、RAM20中のデータが一定量以下になったときにCPU1に対して割込信号INTを出力する機能を有している。
RAM20は、チップ選択信号CSで選択されたときに、書込制御信号WEで書き込み状態が指定されていれば、アドレス信号MADで指定されたアドレスに入力データDIをバスクロックBCKに同期して書き込み、このチップ選択信号CSで選択されたときに、書込制御信号WEで書き込み状態が指定されていなければ、アドレス信号MADで指定されたアドレスのデータを読み出して出力データDOとして出力するようになっている。
送信回路30は、RAM20から並列に出力される出力データDOを取り込み、オーディオクロックACKに従って、この出力データDOをシリアルデータOUTに変換して出力するものである。この送信回路30は、出力データDOを取り込むたびに、次の出力データをRAM20から読み出すために、送信トリガ信号TRGを出力するようになっている。
送信トリガ信号TRGは、微分回路51に与えられている。微分回路51には、バスクロックBCKが与えられており、送信トリガ信号TRGが与えられた後、最初のバスクロックBCKの立ち上がりから1クロック周期の間、ウエイト信号WAITを出力するものである。ウエイト信号WAITは、I/F10と、2入力の否定的論理和ゲート(以下、「NOR」という)52の一方の入力側と、セレクタ53の選択端子に与えられるようになっている。
NOR52の他方の入力側にはI/F10からRAM20に対するチップイネーブル信号CEが与えられ、このNOR52の出力側からRAM20に対するチップ選択信号CSが出力されるようになっている。
セレクタ53は、I/F10の書込アドレスレジスタ11から出力される書込アドレスWADと、読出アドレスレジスタ12から出力される読出アドレスRADをウエイト信号WAITに従って選択し、アドレス信号MADとしてRAM20に与えるものである。なお、セレクタ53では、ウエイト信号WAITが出力されている間、読出アドレスRADが選択されるようになっている。
このデータ転送回路では、CPU1からRAM20に対するデータの書き込みと、送信回路30からこのRAM20中のデータの読み出しが非同期に行われる。但し、送信回路30で読み出すデータは、外部の音源処理回路で音響信号に変換されて出力されるので、RAM20に対するデータの書き込み要求と読み出し要求が同時に発生した場合は、この送信回路30によるデータの読み出しが優先されるようになっている。また、RAM20に対するアクセスは、送信回路30からの読み出しの場合でも、CPU1の処理能力を低下させないように、このCPU1と同じバスクロックBCKに同期して行うようになっている。
即ち、送信回路30からデータ読み出し要求である送信トリガ信号TRGが出力されると、微分回路51からバスクロックBCKに同期して、1クロック周期分のウエイト信号WAITが出力される。ウエイト信号WAITが出力されると、I/F10はCPU1からのアクセスを抑制する。また、NOR52からRAM20にチップ選択信号CSが出力され、セレクタ53では読出アドレスRADが選択されてアドレス信号MADとしてRA20に与えられる。
これにより、RAM20から読出アドレスRADのデータが読み出されて出力データDOとして送信回路30に与えられる。送信回路30では、出力データDOを取り込み、シリアルデータOUTに変換して音源処理回路に出力する。
I/F10は、RAM20に対する読み出しによってRAM20内のデータ量が一定量以下になったときに、CPU1に対する割込信号INTを出力する。これにより、CPU1からRAM20に音楽データが書き込まれ、データの補充が行われる。
特開2000−181584号公報
上記特許文献1には、シリアルインタフェース回路を使った通信において、実際に通信動作を行わない期間、このシリアルインタフェース回路の受信部と送信部に対する動作クロックの供給を停止することにより、クロック供給による不必要な電力消費を低減したデータ処理装置が記載されている。
しかしながら、前記データ転送回路(前記特許文献1のデータ処理装置も含む)では、シリアルデータ転送中にはシリアル転送用のクロックのみならず、バスクロックを停止することができない。このため、RAMにデータを書き込んだ後、CPUの処理が不要になった時でも、シリアルデータ転送が行われている限り、バスクロックを常時出力する必要があり、消費電力の低減が困難であった。
本発明は、データ転送中に不必要なバスクロックを停止させることにより、消費電力を低減することを目的としている。
本発明は、第1のクロック信号に従って動作するCPUからデータ処理装置に第2のクロック信号に従ってデータを送信するデータ転送回路を、前記CPUから出力されるデータをメモリクロック信号に従って蓄積するメモリと、リセット信号に従って前記第1のクロック信号の出力を開始し、前記CPUから停止信号が与えられたときには該第1のクロック信号の出力を停止する第1のクロック生成回路と、前記CPUの制御に従って前記第2のクロック信号を出力する第2のクロック生成回路と、前記CPUから与えられるクロック選択信号に従って前記第1または第2のクロック信号を選択し、前記メモリクロック信号として前記メモリに供給するクロック選択回路と、前記第2のクロック信号に従って前記メモリからデータを読み出して前記データ処理装置に出力する送信回路と、前記メモリ中のデータが所定の量に達したときに前記リセット信号を出力するI/Fとを備えた構成にしたことを特徴としている。
本発明では、クロック選択信号に従って第1または第2のクロック信号を選択してメモリに供給するクロック選択回路を備えると共に、CPUからの停止信号によって、このCPUに供給する第1のクロック信号の出力を停止する第1のクロック生成回路を有している。これにより、これにより、CPUの動作が不要になったときに、第1のクロック信号を停止することができ、クロック供給による不必要な電力消費を低減することができるという効果がある。
CPUからデータ処理装置に対するデータ転送のみならず、データ処理装置からCPUに対するデータ転送にも適用することができる。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示すデータ転送回路の構成図であり、図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このデータ転送回路は、CPU1Aにシステムバス2を介して接続されたI/F10A、音楽データを一時的に蓄積するバッファとして使用されるRAM20、このRAM20から音楽データを読み出してオーディオ転送用の低速(例えば、1MHz)のオーディオクロックACKに同期して音源処理回路に転送する送信回路30、このオーディオクロックACKを生成するクロック生成回路40A、及び幾つかの論理回路で構成されている。なお、CPU1AとI/F10Aは、クロック生成回路3Aから出力される高速(例えば、120MHz)のバスクロックBCKに同期して動作するように構成されている。
CPU1Aは、システムバス2を介してI/F10A及び図示しない各種の機能ブロックに接続される他、クロック生成回路3Aの動作を停止させるためのクロック停止信号BCSと、クロック生成回路40Aの動作を停止させるためのクロック停止信号ACSを出力する機能を有している。なお、クロック停止信号BCSは、SR型フリップフロップ(以下、「FF」という)56のセット端子Sに接続され、このFF56から出力されるクロック制御信号BCCがクロック生成回路3Aに与えられるようになっている。一方、クロック停止信号ACSは、そのままクロック生成回路40Aに与えられるようになっている。
I/F10Aは、CPU1A側からアクセス可能でRAM20にデータを書き込むたびに次の書き込みアドレスに更新される書込アドレスレジスタ11と、クロック選択レジスタ(CREG)13を有している。更に、I/F10Aは、CPU1AからRAM20へのデータ書き込み要求に基づいて、このRAM20に対するチップイネーブル信号CE、書込制御信号WE及び書き込むべき入力データDIを出力する機能と、送信回路30側からのデータ読み出し要求に従って与えられるウエイト信号WAITに基づいてCPU1Aからの要求を保留する機能と、RAM20のデータが読み出されて無くなったときにCPU1Aに対して割込信号INTを出力する機能を有している。割込信号INTは、CPU1Aの他、FF56のリセット端子Rにも与えられるようになっている。
RAM20は、チップ選択信号CSで選択されたときに、書込制御信号WEで書き込み状態が指定されていれば、アドレス信号MADで指定されたアドレスに入力データDIをバスクロックBCKに同期して書き込み、チップ選択信号CSで選択されたときに、書込制御信号WEで書き込み状態が指定されていなければ、アドレス信号MADで指定されたアドレスのデータを読み出して出力データDOとして出力するものである。
送信回路30は、オーディオクロックACKに従って動作し、RAM20から並列に出力される出力データDOを取り込み、このオーディオクロックACKに従って出力データDOをシリアルデータOUTに変換して出力するものである。この送信回路30は、出力データDOを取り込んだ後、次の出力データをRAM20から読み出すために、送信トリガ信号TRGを出力するようになっている。
送信トリガ信号TRGは、微分回路51に与えられている。微分回路51には、セレクタ54からメモリクロックMCKが与えられており、送信トリガ信号TRGが与えられた後、最初のメモリクロックMCKの立ち上がりから1クロック周期の間、ウエイト信号WAITを出力するものである。ウエイト信号WAITは、I/F10Aと、NOR52の一方の入力側と、セレクタ53の選択端子と、アドレスカウンタ55のクロック端子に与えられるようになっている。NOR52の他方の入力側にはI/F10AからRAM20に対するチップイネーブル信号CEが与えられ、このNOR52の出力側からRAM20に対するチップ選択信号CSが出力されるようになっている。
アドレスカウンタ55は、初期リセットで0にリセットされ、ウエイト信号WAITの立ち下がりに同期して所定の値まで周期的に1ずつカウントアップするものである。アドレスカウンタ55のカウント値は、読出アドレスRADとしてセレクタ53に与えられている。
セレクタ53は、I/F10Aの書込アドレスレジスタ11から出力される書込アドレスWADと、読出アドレスカウンタ55から出力される読出アドレスRADをウエイト信号WAITに従って選択し、アドレス信号MADとしてRAM20に与えるものである。セレクタ53では、ウエイト信号WAITが出力されている間、読出アドレスRADが選択されるようになっている。
なお、セレクタ54は、I/F10Aのクロック選択レジスタ13に設定されたクロック選択信号CSLに従って、バスクロックBCKまたはオーディオクロックACKのいずれか一方を選択し、メモリクロックMCKとしてRAM20と微分回路51に出力するものである。
次に動作を説明する。
(1) 初期リセット動作により、アドレスカウンタ55の読出アドレスRADは0にリセットされ、FF56はリセットされる。これにより、クロック生成回路3Aが動作し、バスクロックBCKがCPU1AやI/F10Aに供給される。CPU1Aによる初期設定処理で、I/F10A内の書込レジスタ11の書込アドレスWADは0に設定され、クロック選択レジスタ13にはバスクロックBCKを選択するクロック選択信号CSLが設定される。また、CPU1Aからクロック生成回路40Aの動作を停止させるためのクロック停止信号ACSが出力され、オーディオクロックACKは停止される。
(2) CPU1Aの処理によって転送すべき音楽データが生成されると、このCPU1AはI/F10Aを介してRAM20に1曲分の音楽データを書き込む。CPU1Aは、音楽データの書き込みが終了した後、クロック選択レジスタ13のクロック選択信号CSLをオーディオクロックACKを選択するための信号に書き替える。
(3) CPU1Aは、クロック停止信号ACSの出力を停止する。これにより、クロック生成回路40Aの動作が開始され、オーディオクロックACKが送信回路30とセレクタ54に与えられる。
(4) 送信回路30の動作が開始され、この送信回路30からRAM20の音楽データを読み出すための送信トリガ信号TRGが出力され、微分回路51に与えられる。
微分回路51にはセレクタ54で選択されたオーディオクロックACKが与えられているので、この微分回路51によって1周期分のオーディオクロックACKがウエイト信号WAITとして出力される。
ウエイト信号WAITはセレクタ53に与えられ、このセレクタ53によってアドレスカウンタ55の読出アドレスRADが選択され、メモリアドレスMADとしてRAM20に与えられる。更にウエイト信号WAITは、NOR52を介してRAM20にチップ選択信号CSとして与えられるので、このRAM20から読出アドレスRADで指定されるアドレスの音楽データが読み出され、出力データDOとして送信回路30に与えられる。送信回路30では、出力データDOを取り込む。
ウエイト信号WAITが停止すると、その立ち下がりのタイミングで、アドレスカウンタ55がカウントアップし、読出アドレスRADとして次に読み出すべきアドレスがセットされる。
(5) 送信回路30では、取り込んだ出力データDOを、オーディオクロックACKに同期してシリアルデータOUTに変換して音源処理回路に出力する。更に、送信回路30は、次の出力データDOを読み出すために、送信トリガ信号TRGを出力する。このようなRAM20の読み出し動作が、送信回路30によって繰り返して行われる。
(6) 一方、CPU1Aでは、割込許可状態に設定すると共に、クロック生成回路3Aの動作を停止させるためのクロック停止信号BCSを出力する。これに従い、FF56がセットされ、クロック制御信号BCCが出力されてクロック生成回路3Aの動作が停止される。これにより、バスクロックBCKが停止し、このバスクロックBCKで動作するCPU1A等の回路が停止する。これに対し、オーディオクロックACKで動作している送信回路30は、動作を継続する。
(7) RAM20に書き込まれた音楽データがすべて読み出されると、I/F10Aから割込信号INTが出力される。これに従い、FF56がリセットされ、クロック制御信号BCCが停止されてクロック生成回路3Aの動作が再開される。これにより、CPU1Aが動作を開始し、割込信号INTに応じた処理が行われる。
(8) CPU1Aは、クロック生成回路40Aにクロック停止信号ACSを出力してオーディオクロックACKを停止した後、クロック選択レジスタ13のクロック選択信号CSLを、バスクロックBCKを選択するための信号に書き替える。これにより、(2)の最初の状態に戻り、CPU1AからRAM20に次の音楽データの書き込みが可能な状態になる。
以上のように、この実施例1のデータ転送回路は、CPU1Aが動作していないときは、低速のオーディオクロックACKに同期してRAM20の音楽データを読み出すと共に、クロック生成回路3A,40Aの動作をCPU1Aから制御できるように構成している。これにより、動作の状態に応じて必要なクロックのみを供給することができるので、不必要なクロックによる消費電力を低減することができるという利点がある。
実施例1のデータ転送回路では、RAM20に与えるメモリクロックMCKの切り替えに単純なセレクタ54を使用しているため、クロック選択信号CSLで不用意に切り替えを行うと、タイミングによってパルス幅が極めて小さなひげ状のメモリクロックMCKが発生し、RAM20等に誤動作を発生させるおそれがある。このため、実施例1の動作説明で示したように、クロックを切り替える際にはオーディオクロックACKを停止させる必要がある。
しかしながら、送信回路30からシリアルデータOUTを出力しているときにオーディオクロックACKを停止すると、音源処理回路で再生されている音楽が途絶えるという問題が生ずる。音楽再生中にオーディオクロックACKを停止させないためには、RAM20に1曲分の音楽データを格納する必要がある。従って、実施例1のデータ転送回路では、RAM20を、1曲分の音楽データが格納できる容量に設定しておく必要があった。
この実施例2は、オーディオクロックACKを停止させずにクロックを切り替えても、ひげ状のパルスが発生しないクロック選択回路を用いることにより、RAM20の容量を削減することを目的としたものである。
図3は、本発明の実施例2を示すクロック選択回路の回路図である。
このクロック選択回路60は、図1中のセレクタ54に代えて設けられるもので、オーディオクロックACKをバスクロックBCKの立ち上がりのタイミングで保持するFF61と、このFF61の出力端子Qの信号FP1を同じバスクロックBCKの立ち上がりで保持するFF62と、このFF62の反転出力端子/Qの信号FP2と信号FP1の論理積をとる論理積ゲート(以下、「AND」という)63を有している。
AND63から出力される信号SL1は、セレクタ64の選択端子に与えられている。セレクタ64の第1の入力端子にはクロック選択信号CSLが与えられ、このセレクタ64の出力側がFF65の入力端子Dに接続されている。FF65のクロック端子CにはバスクロックBCKが与えられ、このFF65の出力端子Qの信号SL2がセレクタ64の第2の入力端子に与えられると共に、セレクタ66の選択端子に与えられている。セレクタ66は、信号SL2に従ってバスクロックBCKまたはオーディオクロックACKのいずれか一方を選択してメモリクロックMCKとして出力するものである。
図4(a),(b)は、図3の動作を示す信号波形図で、同図(a)はバスクロックからオーディオクロックへの切り替え動作、及び同図(b)はオーディオクロックからバスクロックへの切り替え動作を示している。
このクロック選択回路60では、バスクロックBCKに同期した微分回路(FF61,62とAND63)によって、低速のオーディオクロックACKの立ち上がりから1パルスの選択信号SL1を生成する。選択信号SL1をラッチ回路(セレクタ64とFF65)のラッチイネーブル信号として使用し、バスクロックBCKに同期した信号SL2を、クロック切り替え用のセレクタ66の選択信号として使用する。
バスクロックBCKからオーディオクロックACKへの切り替えでは、オーディオクロックACKがレベル“H”になった後で、バスクロックBCKの2クロック後のタイミングでオーディオクロックACKに切り替わる。従って、バスクロックBCKとオーディオクロックACKが共に“H”の状態で切り替わり、ひげ状のパルスは発生しない。
オーディオクロックACKからバスクロックBCKへの切り替えも同様で、オーディオクロックACKが“H”になった後で、バスクロックBCKの2クロック後のタイミングでオーディオクロックACKに切り替わる。従って、バスクロックBCKとオーディオクロックACKが共に“H”の状態で切り替わり、ひげ状のパルスは発生しない。
以上のように、この実施例2のクロック選択回路60は、任意のタイミングでオーディオクロックACKとバスクロックBCKを切り替えても、ひげ状のパルスを発生せずに正常な切り替えが可能である。従って、このクロック選択回路60を図1中のセレクタ54に代えて設けることにより、オーディオクロックACKを停止せずに任意のタイミングでバスクロックBCKをRAM20のメモリクロックMCKとして切り替えて用いることができる。これにより、RAM20中の音楽データが一定量以下に減少したときに、I/F10AからCPU1Aに割込信号INTを出力し、このCPU1AからRAM20の音楽データを補充することが可能になり、RAM20の容量を削減することができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 音楽データの転送を例に説明したが、バスクロックとデータ転送用のクロックの速度が異なるシステムにおけるデータ転送回路として同様に適用することができる。
(b) データ送信側の回路について説明したが、データ受信側の回路にも同様に適用することができる。その場合は、図1中の送信回路30に代えて受信回路を設け、この受信回路でデータ処理装置から受信したデータをオーディオクロックACKに従ってRAM20に書き込み、このRAM20に一定量のデータが蓄積された時に、CPU1AからバスクロックBCKに従ってこのRAM20のデータを読み出すようにすれば良い。
(c) 転送用のデータを記憶するメモリとして、メモリアドレスMADに従ってそのアドレスに対するデータの読み書きを行う一般的なRAMを示したが、外部からアドレス信号を与えることなく、書き込んだ順に読み出しを行うFIFO(先入れ先出し)バッファを使用すれば、回路構成を簡素化することができる。
本発明の実施例1を示すデータ転送回路の構成図である。 従来のデータ転送回路の一例を示す構成図である。 本発明の実施例2を示すクロック選択回路の回路図である。 図3の動作を示す信号波形図である。
符号の説明
1A CPU(中央処理プロセッサ)
2 システムバス
3A,40A クロック生成回路
10A I/F(インタフェース回路)
20 RAM(随時読み書き可能メモリ)
30 送信回路
51 微分回路
52 NOR(否定的論理和ゲート)
53,54 セレクタ
55 アドレスカウンタ
56 FF(フリップフロップ)
60 クロック選択回路

Claims (3)

  1. 第1のクロック信号に従って動作する中央処理プロセッサからデータ処理装置に第2のクロック信号に従ってデータを送信するデータ転送回路であって、
    前記中央処理プロセッサから出力されるデータをメモリクロック信号に従って蓄積するメモリと、
    リセット信号に従って前記第1のクロック信号の出力を開始し、前記中央処理プロセッサから停止信号が与えられたときには該第1のクロック信号の出力を停止する第1のクロック生成回路と、
    前記中央処理プロセッサの制御に従って前記第2のクロック信号を出力する第2のクロック生成回路と、
    前記中央処理プロセッサから与えられるクロック選択信号に従って前記第1または第2のクロック信号を選択し、前記メモリクロック信号として前記メモリに供給するクロック選択回路と、
    前記第2のクロック信号に従って前記メモリからデータを読み出して前記データ処理装置に出力する送信回路と、
    前記メモリ中のデータが所定の量に達したときに前記リセット信号を出力するインタフェース回路とを、
    備えたことを特徴とするデータ転送回路。
  2. 第1のクロック信号に従って動作する中央処理プロセッサとデータ処理装置との間で第2のクロック信号に従ってデータの受信を行うデータ転送回路であって、
    前記データ処理装置から前記第2のクロック信号に従って前記データを受信する受信回路と、
    前記受信回路で受信した前記データをメモリクロック信号に従って蓄積するメモリと、
    リセット信号に従って前記第1のクロック信号の出力を開始し、前記中央処理プロセッサから停止信号が与えられたときには該第1のクロック信号の出力を停止する第1のクロック生成回路と、
    前記中央処理プロセッサの制御に従って前記第2のクロック信号を出力する第2のクロック生成回路と、
    前記中央処理プロセッサから与えられるクロック選択信号に従って前記第1または第2のクロック信号を選択し、前記メモリクロック信号として前記メモリに供給するクロック選択回路と、
    前記メモリ中のデータが所定の量に達したときに前記リセット信号を出力するインタフェース回路とを、
    備えたことを特徴とするデータ転送回路。
  3. 前記クロック選択回路は、
    前記第1のクロック信号に同期して前記第2のクロック信号の立ち上がりから1パルスの第1の選択信号を生成する微分回路と、
    前記第1の選択信号によって前記クロック選択信号を選択し、該選択したクロック選択信号を前記第1のクロック信号に従って保持して第2の選択信号を生成するラッチ回路と、
    前記第2の選択信号に従って前記第1または第2のクロック信号を選択して前記メモリクロックを出力する選択回路とで、
    構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のデータ転送回路。
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