JP3525506B2 - バスアービトレーション装置及び方法 - Google Patents

バスアービトレーション装置及び方法

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JP3525506B2
JP3525506B2 JP21009294A JP21009294A JP3525506B2 JP 3525506 B2 JP3525506 B2 JP 3525506B2 JP 21009294 A JP21009294 A JP 21009294A JP 21009294 A JP21009294 A JP 21009294A JP 3525506 B2 JP3525506 B2 JP 3525506B2
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伸一朗 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通バスと、複数のバ
スマスタと、アービタ回路を有し、該バスの占有をバス
占有要求信号と、バス占有許可信号と、バス占有信号に
よって制御するシステムにおけるバスアービトレーショ
ン装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバスアービトレーション装置は、
簡単のため共通バスを使用するバスマスタが2つの場合
を例にとると図9に示す回路構成となる。アービタ回路
でのバスの調停は、アービタ回路から該当するバスマス
タに対しバス占有許可信号が出力される。各バスマスタ
では共通バスの占有即ちバス占有信号をONするための
判定を行なっており、バス占有許可信号がONかつバス
占有信号がOFFした次のサイクルからバス占有信号を
ONし共通バスを占有し、共通バスを使用する処理が終
了したときバス占有信号をOFFする。ここで、全ての
バスマスタが同一のバス占有信号により共通バスの占有
を判定している。この技術に関連する公知例として特公
昭61−49712号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
1.上記、従来例での動作は一般に、クロックサイクル
を短くしてゆく(動作周波数を高くしてゆく)につれ、
バスを使用するバスマスタにおいて該バスを使用する条
件が成立してからバス占有信号をONするまでのセット
アップタイムが不足し、このバスマスタが出力するバス
占有信号の確定が他のバスマスタでのバスの使用を判定
するタイミングに間に合わなくなり、他のバスマスタに
おいて、バスの使用を判定できない不具合が生じる。
【0004】2.さらに、バスマスタがバスを使用する
か否かの判定に、バスマスタが出力するバス占有信号を
次のクロックサイクルまで遅らせた信号を使用した際、
該バスマスタが、バス占有許可信号がOFFしたクロッ
クサイクルでバス占有信号をONした場合、アービタ回
路は該クロックサイクルで、他のバスマスタに対するバ
ス占有許可信号をONし、そのバスマスタは該クロック
サイクルではバス占有信号を遅延要素に通した信号がO
Nしていないので次のクロックサイクルでバス占有信号
をONするため、バスを異なるバスマスタが同時に使用
する不具合が生じる。
【0005】本発明の目的は、バス占有信号の確定が遅
いために生じるバスの使用を判定出来ない問題を解決
し、異なる動作タイミングのバスマスタをバスに接続さ
せた場合に、異なるバスマスタがバスを同時に使用しよ
うとする問題を解決する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるバスアー
ビトレーション装置は、上記問題点を解決するため、バ
スマスタが出力するバス占有信号を予め定められたクロ
ックサイクルまで遅延させる手段を有するものである。
【0007】具体的には、共通バスと、バス占有要求が
生じた時バス占有要求信号を出力する、該バスを使用す
るバスマスタと、該各バス占有要求信号からバス占有許
可信号を生成するバスアービタ回路と、少なくとも1ク
ロックサイクル以上バスマスタが動作決定に必要なクロ
ックサイクルだけ信号を遅延させる遅延回路を有するも
のである。方法としては、バス占有要求が生じた時バス
マスタからバス占有要求信号を出力するステップにより
バス占有要求信号を出力し、バス占有信号を少なくとも
1クロックサイクル遅延させるステップを有し、バス占
有信号が非占有状態に遷移したクロックサイクルにてバ
スを占有するか否かを判定するバスマスタが共通バスを
占有している時は、バス占有信号が非占有状態に遷移し
た後、該バス占有信号を少なくとも1クロックサイクル
遅延させるステップにより遅延させたクロックサイクル
にてバスを占有するか否かを判定するステップを有する
ものである。
【0008】さらに、本発明のバスアービトレーション
装置は、バスマスタの内の1つに対しバス占有許可信号
をONしている状態から、条件の成立したその他のバス
マスタへバス占有許可信号を移す際に、該遅延させたク
ロックサイクルの間どのバスマスタに対してもバス占有
信号をONさせない手段を有するものである。
【0009】更に、少なくとも1クロックサイクル、バ
ス占有許可信号を抑止させる回路を有するものである。
また方法としては、少なくとも1クロックサイクル分バ
ス占有許可信号の出力を抑止するステップを有し、バス
占有信号が非占有状態に遷移した後、遅延させたクロ
クサイクルでバスを占有するか否かを判定するバスマス
タのバス占有許可信号を許可状態にする時、該少なくと
も1クロックサイクル分バス占有許可信号の出力を抑止
するステップにより、バス占有許可信号を不許可状態に
した後、信号出力を抑止させていたクロックサイクル以
降でバス占有許可信号を許可状態にするステップとを有
する。
【0010】
【作用】確定の遅いバス占有信号が遅延手段を経ること
で、遅延クロックサイクルの始めで確定する。またこの
方法によれば、バス占有信号が非占有状態に遷移したク
ロックサイクルにてバスを占有するか否かを判定するバ
スマスタが共通バスを占有している時は、バス占有信号
が非占有状態に遷移した後、該バス占有信号を少なくと
も1クロックサイクル遅延させるステップにより遅延さ
せたクロックサイクルにてバスを占有するか否かを判定
するステップにより、遅延クロックサイクルの始めで確
定することができる。これにより各バスマスタがバスを
使用するか否かを判定する際にその信号を使用するの
で、各バスマスタはバス占有信号が変化して遅延クロッ
クサイクル遅れてバスの使用判定を行なうが、判定にか
かる時間は直接バス占有信号を使用した場合に比べ、余
裕ができる。
【0011】更に、バスの占有許可信号の変更時、遅延
クロックサイクルの間どのバスマスタにもバス占有許可
信号を与えないサイクルを設ける手段により、そのクロ
ックサイクルでバス占有信号がONした場合、次のクロ
ックサイクル以降で異なるバスマスタによるバスの二重
使用を回避することができる。またこの方法において
は、バス占有信号が非占有状態に遷移した後、遅延させ
たクロツクサイクルでバスを占有するか否かを判定する
バスマスタのバス占有許可信号を許可状態にする時、該
少なくとも1クロックサイクル分バス占有許可信号の出
力を抑止するステップにより、バス占有許可信号を不許
可状態にした後、信号出力を抑止させていたクロックサ
イクル以降でバス占有許可信号を許可状態にするステッ
プにより、バスを異なるバスマスタが同時に使用する状
態の発生を防ぐことが出来る。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例システムの要部
構成図である。中央処理装置(141)は、内部に基本
処理装置(142)、主記憶装置(144)、ハードデ
ィスク(146)に代表される外部記憶装置とバスを接
続するファイルコントローラ(145)を持ち、各々は
各装置間の情報交換を行なうためのシステムバス(14
3)に接続される。基本処理装置(142)は内部にロ
ーカルバス(147)、データ処理を行う中央演算ユニ
ットMPU(148)、システムバス(143)とロー
カルバス(147)のモニタやキャッシュの一致保証監
視制御を行うデータ照合回路SNP(149)、システ
ムバス(143)とローカルバス(147)とのデータ
の授受を制御するバスインターフェースユニットBIU
(1410)、およびアービタ回路(1411)を持
ち、MPU(148)、SNP(149)、BIU(1
410)の3つのバスマスタがローカルバス(147)
に接続されてる。そして、各バスマスタによるローカ
ルバス(147)の占有の調停をアービタ回路(141
1)が行っている。本実施例においてはSNPやBIU
の動作タイミングは1クロックサイクルでバスを占有す
るか否かを判定出来るのに対し、MPUの動作タイミン
グはバスクロックサイクルに比べ遅く、2クロックサイ
クル必要とするものとして説明する。しかし、この条件
は本発明に本質的なものではなく、本発明によれば、ど
のバスマスタの動作タイミングがバスのクロックサイク
ルに比べ遅いかは問題ではない。また、動作タイミング
の遅いバスマスタにおいて動作決定に必要なクロック数
も2クロックサイクルである必要は無く、任意のクロッ
クサイクルで構わない。
【0014】MPU(148)はローカルバスの占有の
判定にバス占有信号BB(1412)を直接入力および
出力しており、SNP(149)およびBIU(141
0)はBB(1412)をフリップフロップに代表され
る遅延回路又はラッチ回路(1413)により遅延させ
た信号LBB(1414)を入力し,BB(1412)
を直接出力している。更に、BIUはBBとLBBの信
号をアービタ回路からの信号により選択する選択回路
(1415)からの出力を入力としているが、もちろ
ん、選択回路はBIUのみに特有のものではないこと
は、本発明の目的から明らかであるし、またMPU,S
NP,BIUが各1つである必要もない。
【0015】この装置において、MPU,SNP,BI
Uの各バスマスタはローカルバス(147)を使用する
ためにアービタ回路(142)に対してバス占有許可を
もらうためにバス占有要求信号を送る。アービタ回路は
バスの調停操作を行い要求を出したバスマスタのうちの
一つにバス占有許可信号を送る。各バスマスタはこのバ
ス占有許可信号とバス占有状態をもとに動作を決定す
る。この時SNPやBIUがバス占有動作決定時にMP
Uの動作タイミングに合わせて遅延された信号LBBを
用いることにより、セットアップタイムが長いMPUは
同一のローカルバス上で動作することが可能になる。
【0016】また、アービタ回路はSNP(149)お
よびBIU(1410)に対しバス占有許可信号をON
する前の1クロックサイクルはどのバスマスタに対して
もバス占有許可信号を与えない。一方、動作タイミング
が遅いMPU(148)に対しバス占有許可信号をON
する際には、どのバスマスタに対してもバス占有許可信
号を即座に与える。更に、BIUとBB及びLBBの間
に接続されている選択回路(1415)が、先に占有さ
れていたバスマスタがMPUなのか、SNP又はBIU
なのかという信号をアービタ回路から得て、最適の信号
を選択することにより、システムの性能低下を抑えてい
る。
【0017】なおここで、信号のON/OFFは装置に
おいて正論理、負論理のいずれが用いられているかに係
らず、例えばバス占有信号であれば、ONはバス占有状
態をOFFはバス非占有状態を表し、バス占有許可信号
であれば、ONは占有許可状態をOFFは不許可状態を
表す。以下ON/OFFは上記の意味で用いる。
【0018】次に、この図1におけるMPUと選択回路
に接続されないSNPとの間のバス調停動作を図2を用
いて詳しく説明する。なお、上記の例に従い以下の説明
では、動作タイミングの遅いバスマスタのセットアップ
タイムの遅れが1クロックサイクルであるものとして説
明を行なうが、この制限は本質的なものではなく、セッ
トアップタイムもしくは動作決定に要するクロックサイ
クルの遅れは任意のクロックサイクルで構わず、遅延回
路もしくはラッチ回路により、動作決定に要するクロッ
クサイクル分だけ信号を遅れさせればよく、このことは
以下の説明におけるクロックサイクルの遅延について常
に言えることである。更に、図2においてはバスマスタ
が2つしか記載されていないが、本発明の目的からすれ
ばバスマスタは2つ以上複数のバスマスタから構成され
ることは明らかである。
【0019】図2は共通バス(51)を使用する2つの
バスマスタ、バスマスタ0(52)とバスマスタ1(5
3)および共通バス(51)の占有の調停を行うアービ
タ回路(54)による構成を示している。図3はアービ
タ回路が共通バス(51)の占有の調停を行う際の状態
遷移の一例を示す状態遷移図である。図4はバスマスタ
0(52)における共通バス(51)を占有するための
判定を行う際の状態遷移図である。図5はバスマスタ1
(53)における共通バス(51)を占有するための判
定を行う際の状態遷移図である。
【0020】図2においてバスマスタ0(52)はアー
ビタ回路(54)に対しバス占有要求信号BR0(5
9)を出力し、アービタ回路(54)の調停の結果バス
占有許可信号BG0(510)を入力するとともに、バ
ス占有信号BB(56)を直接入力し、また出力する。
バスマスタ1(53)はアービタ回路(54)に対しバ
ス占有要求信号BR1(511)を出力し、アービタ回
路(54)の調停の結果バス占有許可信号BG1(51
2)を入力するとともにBBをフリップフロップに代表
される遅延回路またはラッチ回路(57)により次のク
ロックサイクルまで遅延させた信号LBB(58)を入
力しBBを出力する。バスマスタ0(52)では、図4
に従い状態遷移を行ないIDL0状態(71)からBR
0がONかつBG0がONかつBB(56)がOFFし
たときBB0状態(72)に遷移し、次のクロックサイ
クルでBBをONして共通バス(51)を使用する。共
通バス(51)を使用する処理が終了したときBB0状
態(72)からIDL0状態(71)に遷移しBBをO
FFする。バスマスタ1(53)では、図5に従い状態
遷移を行ないIDL1状態(81)からBR1がONか
つBG1がONかつLBBがOFFしたときBB1状態
(82)に遷移し次のクロックサイクルでBBをONし
て共通バス(51)を使用する。共通バス(51)を使
用する処理が終了したときBB1状態(82)からID
L1状態(81)に遷移しBBをOFFする。
【0021】この時、アービタ回路は各々のバスマスタ
からのBRを受けて1つのバスマスタにBGを与える
が、図3に従い状態遷移を行ない、BG1をONするB
G1状態(63)からBR1がOFFかつBR0がON
したときBG0をONするBG0状態(61)に遷移
し、切り換え後のバスマスタがバスマスタ0である場合
はBGを即該当バスマスタに与える。BG0状態(6
1)からBR1がONしたときどのバスマスタに対して
もバス占有許可信号を与えないBBCHG状態(62)
に遷移し次のクロックサイクルでBG1状態(63)に
遷移し、切り換え後のバスマスタがバスマスタ1である
場合はBGを与える前に信号抑止回路により1クロック
サイクルの間BGを出力しない期間を設ける。
【0022】このアービタ回路(54)における信号抑
止回路の論理構成の一例は図6に示すようになる。図6
においてクロックはバスのクロックと同一か又はバスの
クロックに同期した信号であり、信号入力端BR0に
は、動作を決定する際に必要なセットアップタイムがバ
スのクロックサイクルよりも長いバスマスタからのバス
占有要求信号であり、一方信号入力端BR1には1クロ
ックサイクル内で動作を決定することが出来るバスマス
タからのバス占有要求信号が入力される。また信号出力
端BG0へは、動作を決定する際に必要なセットアップ
タイムがバスのクロックサイクルよりも長いバスマスタ
へのバス占有許可信号が出力され、信号出力端BG1へ
は1クロックサイクル内で動作を決定することが出来る
バスマスタへのバス占有許可信号が出力される。なお、
この回路では入出力を2つのバスマスタに限定して構成
しているが、同様の回路は任意個数のバスマスタを接続
する場合でも構成可能であることは明らかである。
【0023】図2に示す構成での動作を図7のタイムチ
ャートに示す。図7では1サイクルおよび5から8サイ
クルがBG1状態であり2と3サイクルが図3における
BG0状態、4サイクルが図3におけるBBCHG状態
である。1から2サイクルはバスマスタ1がBBをON
しており3サイクルでBBをOFFしている。3サイク
ルから4サイクルへ移るときのクロックの立ち上がりで
BR0がONかつBG0がONかつBBがOFFが成立
するためバスマスタ0が4サイクル以降BBをONし共
通バスを占有する。このときバスマスタ0が出力するB
Bの確定が遅く4サイクルから5サイクルへ移るときの
クロックの立ち上がりに近づいていることが分かる。バ
スマスタ1は3サイクルからBR1をONしているが4
サイクルがBBCHG状態でありBG1がONしないた
め5サイクルでは共通バスを使用することはできない。
【0024】次に、図1における、選択回路(141
5)を用いたバスマスタBIU(1410)とバスマス
タMPU(148)の間の動作を、図8を用いて詳しく
説明する。共通バス(131)を使用するバスマスタP
1(132)は直接BB(137)を入力しており、バ
スマスタA1(134)は選択回路を備えており、選択
回路1(310)はBBおよび、BBをフリップフロッ
プに代表される遅延回路又はラッチ回路(139)によ
り1クロックサイクル遅らせた信号LBB(138)を
入力する。そして選択回路は、アービタ回路(136)
からの選択信号(1312)により入力信号BBとLB
Bのどちらか一方を、例えば選択信号がONならば信号
LBBを、選択信号がOFFならば信号BB出力する。
この場合、アービタ回路(136)は、前回バスを占有
していたバスマスタがバスマスタP1である場合、すな
わち動作タイミングの決定が1バスクロックサイクルで
間にあわないバスマスタである場合にはONになり、そ
れ以外の場合にはOFFになる。もちろん選択信号のO
N/OFFが正論理もしくは負論理のいずれで実現され
ていても構わない。
【0025】この構成においてアービタ回路では各々の
バスマスタからのBRを受けて1つのバスマスタにBG
を与えるが、BGの出力先を換える際に以下の条件を与
える。切り換え前のバスマスタがバスマスタP1であ
り、かつ切り替え後のバスマスタがバスマスタA1であ
る場合は、BGを与える前に1クロックサイクルの間B
Gを出力しない期間を設け、更に選択信号(1312)
をONにする。その他の場合はBGを即該当バスマスタ
に与え、選択信号(1312)をOFFにする。
【0026】このようにバスマスタが使用するバス占有
信号を遅延要素を介したものと介さないものを選択し、
不要なバス占有信号の遅延を無くすことによりシステム
の性能低下を防ぐことが出来る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、動作周
波数を高める際、バス占有信号の確定が遅いために生じ
る各バスマスタでのセットアップタイム不足を解消する
ことが出来る。
【0028】また、アービタ回路に信号抑止回路を設け
ることにより、異なる動作タイミングのバスマスタを共
通バスに接続させた場合においてもバスアービトレーシ
ョンが確実に実行される。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアービトレーション装置を使用したシ
ステム構成概念図。
【図2】本発明のアービトレーション装置を示す一実施
例の構成概念図。
【図3】図2中のアービタ回路での状態遷移図。
【図4】図2中のバスマスタ0での状態遷移図。
【図5】図2中のバスマスタ1での状態遷移図。
【図6】図2中のアービタ回路の詳細を表す一例。
【図7】図2、図3、図4、図5、及び図6に示す実施
例でのタイムチャート。
【図8】バスマスタが多数ある場合について、2種類の
バス占有信号をバスマスタが使い分ける本発明のアービ
トレーション装置を示す一実施例の構成概念図。
【図9】従来のアビトレーション装置を用いた構成概念
図。
【符号の説明】
141…中央処理装置、142…基本処理装置、54,
136,1411…アービタ回路、148…MPU、1
49…SNP、1410…BIU、1310,1415
…選択回路、57,139,1413…遅延回路、5
6,137,1412…バス占有信号線、58,13
8,1414…遅延バス占有信号線、51,131,1
47…共通バス、52,53,132,134…バスマ
スタ、143…システムバス、144…主記憶装置、1
45…ファイルコントローラ、146…ハードディス
ク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹治 雅行 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか工場内 (72)発明者 山口 伸一朗 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 中村 明久 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか工場内 (72)発明者 田中 孝明 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか工場内 (72)発明者 吉沼 雅浩 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか工場内 (56)参考文献 特開 平5−20260(JP,A) 特開 平4−370862(JP,A) 特開 平4−262447(JP,A) 特開 昭56−140458(JP,A) 特開 平6−44182(JP,A) 特開 平6−243091(JP,A) 特開 平5−216813(JP,A) 特開 平5−189387(JP,A) 実開 昭61−180342(JP,U) 実開 平2−111845(JP,U) 実開 平1−116846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/20 - 13/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通バスと、該バスを使用する複数のバス
    マスタと、該複数のバスマスタから出力されるバス占有
    要求信号を受けて、バス占有許可信号を生成し、いずれ
    かのバスマスタにバス占有許可信号を出力するバスアー
    ビタ回路とを有し、 各バスマスタはバス占有要求が生じた時、バス占有要求
    信号を出力し、前記アービタ回路からのバス占有許可信
    号を入力して、バス占有信号を占有状態にして共通バス
    を占有するバスアービトレーション装置において、 前記複数のバスマスタの内、第1のバスマスタは、前記
    アービタ回路にバス占有要求信号BR0を出力してバス
    占有許可信号BG0を入力し、かつバス占有信号BBを
    入力してバス占有信号を出力するものであって、バス占
    有要求信号BR0が出力され、かつバス占有許可信号B
    G0が入力された状態で、及びバス占有信号BBがバス
    非占有状態であるときに、次のクロックサイクルでバス
    占有信号BBを出力して共通バスを占有し、第2のバス
    マスタは、前記アービタ回路にバス占有要求信号BR1
    を出力してバス占有許可信号BG1を入力し、かつバス
    占有信号BBを遅延回路またはラッチ回路により遅延さ
    せた信号LBBを入力してバス占有信号BBを出力する
    ものであって、バス占有要求信号BR1が出力され、か
    つバス占有許可信号BG1が入力された状態で、前記遅
    延された信号LBBがバス非占有状態であるときに、次
    のクロックサイクルでバス占有信号BBを出力して共通
    バスを占有するものであることを特徴としたバスアービ
    トレーション装置。
  2. 【請求項2】複数のバスマスタは、第1のバスマスタで
    あるデータ処理を行う中央演算ユニットMPUのバスマ
    スタと、第2のバスマスタであるシステムバスとローカ
    ルバスのモニタやキャッシュの一致保証監視制御を行う
    データ照合回路SNPのバスマスタおよびシステムバス
    とローカルバスとのデータの授受を制御するバスインタ
    ーフェースユニットBIUのバスマスタを含むことを特
    徴とする請求項1記載のバスアービトレーション装置。
  3. 【請求項3】前記アービタ回路は、第2のバスマスタに
    バス占有許可信号BG1を与えるときに、該バス占有許
    可信号BG1を与える前に信号抑止回路によって1クロ
    ックサイクルの間バス占有許可信号BG1を抑止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のバスアービトレーショ
    ン装置。
  4. 【請求項4】第2のバスマスタは、前記遅延された信号
    LBBおよびバス占有信号BBを入力して、前記アービ
    タ回路からの選択信号によっていずれかの信号を選択し
    て出力することを特徴とする請求項1に記載のバスアー
    ビトレーション装置。
  5. 【請求項5】共通バスと、該バスを使用する複数のバス
    マスタと、該複数のバスマスタから出力されるバス占有
    要求信号を受けて、バス占有許可信号を生成し、いずれ
    かのバスマスタにバス占有許可信号を出力するバスアー
    ビタ回路とを有し、 各バスマスタはバス占有要求が生じた時、バス占有要求
    信号を出力し、前記アービタ回路からのバス占有許可信
    号を入力して、バス占有信号を占有状態にして共通バス
    を占有するバスアービトレーション装置によるバスアー
    ビトレーション方法において、 前記複数のバスマスタの内、第1のバスマスタが、前記
    アービタ回路にバス占有要求信号BR0を出力してバス
    占有許可信号BG0を入力し、かつバス占有信号BBを
    入力してバス占有信号を出力し、バス占有要求信号BR
    0が出力され、かつバス占有許可信号BG0が入力され
    た状態で、及びバス占有信号BBがバス非占有状態であ
    るときに、次のクロックサイクルでバス占有信号BBを
    出力して共通バスを占有し、第2のバスマスタが、前記
    アービタ回路にバス占有要求信号BR1を出力してバス
    占有許可信号BG1を入力し、かつバス占有信号BBを
    遅延回路またはラッチ回路により遅延させた信号LBB
    を入力してバス占有信号BBを出力し、バス占有要求信
    号BR1が出力され、かつバス占有許可信号BG1が入
    力された状態で、前記遅延された信号LBBがバス非占
    有状態であるときに、次のクロックサイクルでバス占有
    信号BBを出力して共通バスを占有することを特徴とし
    たバスアービトレーション方法。
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