JPH10332158A - 移動式無煙調理器における吸煙通路構造 - Google Patents

移動式無煙調理器における吸煙通路構造

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JPH10332158A
JPH10332158A JP10029198A JP10029198A JPH10332158A JP H10332158 A JPH10332158 A JP H10332158A JP 10029198 A JP10029198 A JP 10029198A JP 10029198 A JP10029198 A JP 10029198A JP H10332158 A JPH10332158 A JP H10332158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無煙化機器への吸煙通路の清掃を容易にす
る。 【解決手段】 調理部の上部にフードを設けると共に、
フードと本体の無煙化機器の間に、上下方向の吸煙通路
を設け、フード及び吸煙通路(固定されたダクトタワー
に対するスライドダクト21)を本体及びテーブルに対し
て着脱自在と成すことによって、フードを取り外した
後、吸煙通路のスライドダクト21を本体から取り外し、
個々の構成部品を清掃する。又、吸煙通路のスライドダ
クト21の下端にドレンパンを設けることによって、油粒
子の排棄、清掃作業を容易と成し、又スライドダクト21
を分割自在とすることによって、着脱性及び吸煙通路の
清掃を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーティー、宴会
などの目的に合わせて使用される移動式無煙調理器の清
掃を容易にする様にした移動式無煙調理器における吸煙
通路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる移動式無煙調理器として
は、実公平3ー1703号公報に所載された、箱型の調
理器本体aの上面部にガスコンロ等の加熱器具bの載置
部cを設け、該載置部cの上方から背面部に渉ってフー
ドdを取付け、調理器本体a上面のフードdに包囲され
た部分に調理器本体a内部に連通する吸引口eを開口形
成し、調理器本体a内部において、吸引口eに電気集塵
ユニットf、f'および吸引ファンgを連繋すると共に、
吸引ファンgの吹き出し側に消音箱hを連設し、該消音
箱hに消臭ユニットiを装着し、消音箱hの端部を調理
器本体aの適宜個所に開口した排気口jに連繋し、又調
理器本体aの底面部にキャスターk、k'…を装着した移
動式無煙調理器が知られている(図15参照)。
【0003】そして、上記の移動式無煙調理器におい
て、排ガス、油煙粒子等は調理器本体aの上面に取付け
たフードdに案内されて調理器本体aの吸引口eに吸引
され、該吸引口eから垂下設置された吸気筒m、整流箱
nを経由して、電気集塵ユニットf、f'へ吸引され、か
かる排ガス流路において、油煙粒子は整流箱n内の底部
に配置されたドレンボックスpに落下する。
【0004】そして、ドレンボックスpは調理器本体a
の側面から着脱し、清掃する様に成しているが、ドレン
ボックスpで回収した油煙粒子の排棄は可能であるとし
ても、調理器本体aに固定されたフードd、吸気筒m及
び整流箱nの清掃が困難或いは不可能な欠点を有してい
た。
【0005】又、上記の移動式無煙調理器の排ガス浄化
は電気集塵ユニットf、f'で行う形式で、加熱された排
ガスが電気集塵ユニットf、f'に吸引されるため、電気
集塵ユニットf、f'の機器温度等が上昇して、電気集塵
ユニットf、f'の安全装置が作動して機器停止となった
り、故障する場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パーティ
ー、宴会などの目的に合わせて使用される移動式無煙調
理器において、調理部で発生する排ガスのフードに沿っ
た吸煙後において、無煙化機器への吸煙通路の清掃を容
易にすると共に、吸引される排ガスの温度を低下させ
て、無煙化機器の通常運転状況を確保する様にした移動
式無煙調理器における吸煙通路構造を提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、排ガス(吸煙)通路の清掃作業が困難な課題
に鑑み、調理部の前面(お客様側)上部にフードを設け
ると共に、フードと本体の無煙化機器の間に、上下方向
の吸煙通路を設け、フード及び吸煙通路(固定されたダ
クトタワーに対するスライドダクト)を本体及びテーブ
ルに対して着脱自在と成すことによって、フードを取り
外した後、吸煙通路のスライドダクトを本体から取り外
し、個々の構成部品を清掃する。
【0008】又、吸煙通路のスライドダクトの下端にド
レンパンを設けることによって、油粒子の排棄、清掃作
業を容易と成し、又スライドダクトを分割自在且つ上方
突設状態で設置することによって、着脱性及び吸煙通路
の清掃を容易にする。
【0009】又、加熱された高温の排ガスが無煙化機器
の作動停止を誘発する課題に鑑み、調理部とフードの一
部の間にスペーサーを設けて、調理部とフードの下面の
間で背面側に間隙を設けることによって、吸引される排
ガスを低温化する様にして、上記課題を解決せんとした
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明すると、1は箱型の調理器本体であり、図
1、2、4、7に示す様に、調理器本体1の上面部中央
を略矩形に陥没させて電気加熱式、電磁加熱式、カスコ
ンロ等の加熱器具2を載置する載置部3を形成し、加熱
器具2上方に鉄板、焼網、鍋等の調理加熱具4を載置し
ている。
【0011】尚、図1、2、4中、加熱器具2の下方に
ドレンパン60を引き出し自在に取付けている。
【0012】又、図1、2、4に示す様に、調理器本体
1の上面に載置部3の上方から背面部に渉ってガラス製
その他の透明なフード5を取付け、該フード5は調理加
熱具4の背面側(お客様側)略半分を被覆する上面フー
ド6、該上面フード6から連続し、調理器本体1の背面
上端に傾斜配置される背面フード7、及び上面フード6
及び背面フード7の側面位置に立設される側壁フード
8、8aで構成している。
【0013】又、図1、2、4に示す様に、調理部の前
面(お客様側)及び上部に設けたフード5は透明な2層
のガラス板9、9aで構成し、且つ2層のフードガラス板
9、9a間に中間空気層10を介在させている。
【0014】更に、フード5は2種類の形式があり、図
1、2、4に示す様に、空気層10に室内空気を吸引流通
させる強制冷却方式と成したり、図13、14に示す第
3実施例の様に、熱伝達を抑制した自然冷却方式と成し
ている。
【0015】又、図2、4に示す様に、載置部3の背面
側(お客様側)において、フード5に包囲された部分に
調理器本体1内部に連通する吸引口14を開口形成すると
共に、所定間隔の吸引孔15、15a …を穿設したトッププ
レート16を着脱自在に配置している。
【0016】又、図4に示す様に、17は調理器本体1に
内装した消煙装置であり、該消煙装置17の上流側にあっ
ては、フード5の下部で調理器本体1の上部に設けた吸
引口14より垂下させて吸煙通路18に連続させ、該吸煙通
路18に吸引作用及び整流作用を有するダクト20を連設し
ている。
【0017】そして、図2、3、4、5、6に示す様
に、上記の吸煙通路18にあっては、水平状のダクト20の
基端側に立設状態でダクトタワー19を連結し、該ダクト
タワー19に内装した上方開口のスライドダクト21は、調
理器本体1上部のフード5及び吸引口14(ダクトタワー
19)上部のトッププレート16と同様に着脱自在と成して
いる。
【0018】更に、図2、3、5に示す様に、スライド
ダクト21は鉛直方向で背面側及び手前側に大ダクト21a
及び小ダクト21b に分割自在と成しており、大ダクト21
a 及び小ダクト21b は3面の壁面22、22a …を夫々有
し、一方の大ダクト21a は他方の小ダクト21b に比して
下方に延設させて、大ダクト21a の下端部のみをダクト
20内に配置し、大、小ダクト21a 、21b の相違長さ分が
ダクト20内で連通路23として開口連通している。
【0019】又、大ダクト21a はダクトタワー19内にお
いて背面側に配置すると共に、小ダクト21b は手前側に
配置し、大ダクト21a に底壁24を設けると共に、該底壁
24の先端に立上壁25を設けて、壁面22、22a …、底壁24
及び立上壁25による囲繞部分をドレンパン26と成し、又
小ダクト21b の壁面22、22a …の下端にスライドダクト
21の中央方向へ向けた傾斜壁27を設けている。
【0020】尚、大、小ダクト21a 、21b の3面の壁面
22a 、22b の2側面(背面側及び手前側の吸引流路を挟
んだ対向壁面22以外)は、重層状態と成している。
【0021】又、図3、6に示す様に、スライドダクト
21の上端は吸引口14より上方突設状態と成し、又大、小
ダクト21a 、21b の上端で外側に鍔板22x 、22y …を設
けると共に、大、小ダクト21a 、21b の2側面側の鍔板
22y は重層状態と成している。
【0022】又、図3、6に示す様に、吸煙通路18を被
覆するトッププレート16は天板部16a とスカート部16b
で形成し、スライドダクト21の鍔板22x 、22y …の上方
で調理器本体1上にトッププレート16を載置すると共
に、大、小ダクト21a 、21b の周囲をスカート部16b で
囲繞している。
【0023】そして、図4に示す様に、ダクト20に連通
させた通気管30の流路内に電気集塵ユニット31を装着配
置し、具体的構成は省略するが、電気集塵ユニット31は
放電電極と集塵電極から成り、所定の電圧を作用させる
ことにより両者間で放電させ、電気集塵ユニット31内を
通過する焼煙等の粒子を帯電して集塵電極で吸着除去す
る様にしている。
【0024】又、通気管30の後端部に流路を下方へ誘導
する中間ボックス32を接続すると共に、該中間ボックス
32の下端部に容積大なる消音箱33を連設し、該消音箱33
内における通気経路に活性炭若しくは活性炭および芳香
剤等が充填された消臭ユニット34を装着すると共に、吸
引ファン35を内装し、消音箱33の端部を調理器本体1の
下面部適宜個所に開口形成した排気口36に接続してい
る。
【0025】又、調理器本体1の底面四隅部にキャスタ
ー37、37a …を装着して調理器本体1を移動自在と成
し、又調理器本体1の前面部に蓋体38、38a を開閉自在
に取付けている。
【0026】又、図7、8に示す様に、調理器本体1の
上端外周縁であって、加熱器具2を収納する枠体40、40
a …の上端外周縁に、L字状の連結フランジ41、41a …
の垂直板42をボルトで固定している。
【0027】そして、連結フランジ41、41a …の水平板
43上に、手前側(調理者側)が開口した略門型状の天板
44の下面内周縁を載置し、ボルトで固定している。
【0028】次に移動式無煙調理器の作用について説明
すると、加熱器具2上に載置された鉄板、焼網、鍋等の
調理加熱具4より立ち上がる焼煙、油粒子等の排ガス
は、調理器本体1内の消煙装置17における吸引ファン35
の吸引作用により、フード5に吸引誘導されて、フード
5下方に設けた吸引口14から吸引され、更に吸煙通路18
を通過して、下方に配置されたダクト20内に至る。
【0029】この排ガス流路において、吸煙通路18内で
粒径の大なる油粒子成分は、スライドダクト21下部のド
レンパン26内に自重落下して除去され、又スライドダク
ト21の壁面22、22a …に付着した粒子は、大ダクト21a
側では壁面22、22a …に沿って流下し、小ダクト21b 側
では傾斜壁27から落下して、最終的にドレンパン26に滞
留する(ドレンパン26の清掃は後述する。)。
【0030】続いて、排ガスはダクト20から通気管30内
へ吸引される過程において、焼煙、油等の微細粒子は、
先ず電気集塵ユニット31に至って微細粒子が吸着除去さ
れ、更に排ガスは中間ボックス32を通して消音箱33内へ
至り、該消音箱33内で吹き出し音が消音されると共に、
消臭ユニット34の活性炭により消臭作用され、芳香剤に
より香付けされて、順次排気口36より室内へクリーンな
ガスとして直接排気される。
【0031】よって、移動式無煙調理器の加熱器具2上
に調理加熱具4を載置することにより、焼物、天麩羅等
の種々の調理を行い、調理に伴って立ち上がる焼煙、油
分等をフード5の誘導により効率良く吸引口14へ案内す
る。
【0032】又、調理器本体1内部において吸引口14に
電気集塵ユニット31及び吸引ファン35を連繋すると共
に、吸引ファン35の吹き出し側に消音箱33を連設し、該
消音箱33には消臭ユニット34を装着し、消音箱33の端部
を調理器本体1の適宜個所に開口した排気口36に連繋し
たことにより、吸引口14にて吸引した排ガス中に混在す
る焼煙、油粒子等の有害成分を帯電作用により電気集塵
ユニット31で効率良く電気的に吸着除去し、更に排ガス
は消音箱33内へ至り、該消音箱33内で吹き出し音が消音
されると共に、消臭ユニット34により消臭、香付けさ
れ、排ガスはクリーンなガスとして室内排気する。
【0033】よって、排ガス中の有害成分の除去を調理
器本体1の内部機構のみで処理出来るため、従来の集中
ダクト方式の様に別途床下へのダクト配管を要すること
なく設備費の低減を図ることが出来ると共に、宴会場、
座敷内へ直接運搬設置することが出来、又調理器本体1
の底面部にはキャスター37、37a …を装着したことによ
り、宴会場、座敷内において自在に移動可能となるた
め、焼煙の発生がないことと相俟って、調理直後の料理
をお客様の目前より安心して提供することが出来る。
【0034】次に本発明に係る移動式無煙調理器におけ
る吸煙通路構造の清掃について説明すると、調理器本体
1に取付けたフード5において、調理器本体1又は天板
44からフード5を取り外すか、調理器本体1に固定状態
のフード5の側壁フード8、8aからガラス板9、9aを取
り外し、次に、吸引口14に載置されたトッププレート16
を取り外し、そして、ダクトタワー19からスライドダク
ト21を上方に取り外す。
【0035】スライドダクト21の上方取り外しに際し、
スライドダクト21は大、小ダクト21a 、21b に分割し、
即ち、小ダクト21b を先に取り出し、次に大ダクト21a
を取り出し、そして、大ダクト21a のドレンパン26の油
粒子を回収し、大、小ダクト21a 、21b を洗浄、清掃す
る。
【0036】尚、スライドダクト21の取り外し時に、必
要に応じてダクトタワー19及びダクト20の内部を清掃す
る。
【0037】次に、図9、10、11に示す第2実施例
の移動式無煙調理器を説明する。基本的構成は第1実施
例のものと同一で、第2実施例のものでは、フード5の
調理器本体1に対する着座位置に所定高さのスペーサー
50、50a を設けた点が特徴である。
【0038】調理器本体1に対するフード5の着座個所
は背面フード7及び一対の側壁フード8、8aで、その平
面形状は加熱器具2の載置部3と背面側のお客様側との
間に背面フード7が傾斜立設すると共に、載置部3の両
側で一対の側壁フード8、8aが立設した状態と成ってい
る。
【0039】そして、第2実施例のものでは、フード5
の側壁フード8、8aの調理器本体1に対する着座位置
に、所定高さの一対のスペーサー50、50a を載置し、該
スペーサー50、50a 上にフード5の側壁フード8、8aを
載置して、フード5の背面フード7の下端を調理器本体
1に対して浮上させ、当該間隙51を室内空気の流通路と
成している。
【0040】尚、図12に示す様に、スペーサー50、50
a は中空角柱状(図面では組み合わせたもの)の所定高
さの基体52の両側に、上方突設状に一対の支持板53、53
a を設けて、上方開口の略U字状の載置部54を設け、該
載置部54にフード5の側壁フード8、8aの下端を載置す
る様に成している。又、スペーサー50、50a における背
面側の一端においては、支持板53、53a の端部55を切欠
き形成し、側壁フード8、8aに連結された背面フード7
の障害とならない様にしている。又、フード5は調理器
本体1に対して着脱自在と成しているが、第2実施例の
場合も、調理器本体1に対してスペーサー50、50a を、
スペーサー50、50a に対してフード5を夫々着脱自在と
成している。
【0041】かかる構成とすることにより、排ガスを吸
煙通路18のスライドダクト21の上端から吸引した時に
は、調理加熱具4で発生する排ガスを吸引すると共に、
フード5の背面フード7の近傍にも吸引作用が付与さ
れ、背面フード7と調理器本体1の間の間隙51を通過し
て、お客様側の室内空気も吸引する。
【0042】又、スライドダクト21の上端を調理器本体
1から上方突出状態と成した構成により、間隙51を通過
する室内空気は一旦、上昇流と成ると共に、排ガス等と
合流し、各種空気が混合する。
【0043】又、フード5を外気流通自在な2層と成し
た場合には、2枚のガラス板9、9a間の空気層10からも
空気を吸引して、混合が加速される。
【0044】次に、第3実施例の移動式無煙調理器を説
明する。第2実施例のもののフード5が強制冷却方式で
あることに対して、第3実施例のものでは、自然冷却方
式のフード5と成している。その具体的構成は、図1
3、14に示す様に、上面フード6と背面フード7を分
割したものと成すと共に、背面フード7の下端における
調理器本体1(天板44)への接地着座側に化粧板56を垂
設している。そして、フード5における側壁フード8、
8aを調理器本体1に載置したスペーサー50、50a 上に載
置して、背面フード7の一部である下端の化粧板56と調
理器本体1との間に間隙51を形成している。
【0045】そして、分割したフード5の夫々にあって
は、先ず、側壁フード8、8aを側壁ケース57の中央部に
ガラス板58を組み込んだものと成し、更に、側壁ケース
57の内面側に化粧板56の端部を接触配置させている。そ
して、化粧板56又は側壁ケース57の支持部材59等で支承
され、下方に開口部60を有した上面開口の支持ケース61
内に、上下2枚のガラス板9、9aを、その中間に空気層
10を有する様に間隔形成材62を介して、載置収納してい
る。
【0046】尚、フード5を上面フード6と背面フード
7に分割した接点において、背面フード7の6支持ケー
ス61の上端部を延設して、水平と傾斜の上面フード6と
背面フード7の間隔をカバー材63で被覆している。又、
自然冷却方式のフード5において、ガラス板9、9aを上
面フード6と背面フード7で分割しているが、強制冷却
方式と同様に、一枚板のガラス板を屈曲して形成しても
良い。
【0047】
【発明の効果】要するに本発明は、調理器本体1の上面
部に加熱器具2の載置部3を設け、該載置部3の上方か
ら背面部に渉ってフード5を取付け、調理器本体1上面
のフード5に包囲された部分に調理器本体1内部に連通
し、吸引作用を有する吸引口14を開口形成し、又調理器
本体1の底面部にキャスター37、37a …を装着した移動
式無煙調理器において、フード5及び吸煙通路18を調理
器本体1に対して着脱自在と成し、吸煙通路18は、吸引
口14に連通接続したダクトタワー19にダクト20を連通接
続すると共に、ダクトタワー19に上方開口のスライドダ
クト21を上方から着脱自在と成して構成したので、調理
器本体1からフード5を取り外した後、吸煙通路18用の
構成部品であるスライドダクト21(大、小ダクト21a 、
21b )をダクトタワー19から取り外すことにより、スラ
イドダクト21の清掃を容易に行うことが出来る。
【0048】又、スライドダクト21の下部に設けた連通
路23を吸引作用を有するダクト20に連通させたので、吸
煙通路18とダクト20間の吸引作用をスライドダクト21を
介して伝達することが出来、又スライドダクト21の下部
にドレンパン26を設けたので、スライドダクト21、連通
路23、ダクト20の屈曲流路で、粒径の大きな油粒子等を
ドレンパン26で受けて、スライドダクト21の取り外し時
に、これらを排棄することが出来たり、ドレンパン26の
着脱を容易に行うことが出来る。
【0049】又、スライドダクト21は3壁面22、22a …
で夫々形成した大ダクト21a と小ダクト21b に分割自在
と成したので、ダクトタワー19の着脱を小部品毎に行え
て、大、小ダクト21a 、21b の着脱を容易に行うことが
出来、又大ダクト21a の下方部だけをダクト20内に配置
し、大ダクト21a に設けた底壁24の下流側に立上壁25を
設けると共に、大ダクト21a の壁面22、22a …、底壁24
及び立上壁25でドレンパン26を形成し、又立上壁25の上
端と小ダクト21b の下端間を連通路23と成したので、ダ
クトタワー19から取り外したスライドダクト21を更に分
割することにより、大、小ダクト21a 、21b 及びドレン
パン26の清掃を更に容易に行うことが出来、又ドレンパ
ン26の形成及び着脱を容易に行うことが出来る。
【0050】又、大ダクト21a の立上壁25に対向する小
ダクト21b の壁面22の下端を中央側へ指向させて傾斜壁
27を設けたので、小ダクト21b の内壁面22、22a …に付
着し、流下する油粒子を、小ダクト21b の傾斜壁27に沿
って大ダクト21a のドレンパン26へ確実に落下させるこ
とが出来る。
【0051】又、スライドダクト21の上端を吸引口14よ
り上方突設状態と成したので、調理器本体1からスライ
ドダクト21を上方から着脱するに際して、スライドダク
ト21の上端は上方突出しているために容易に着脱するこ
とが出来る。
【0052】又、フード5は上面フード6、背面フード
7及び一対の側壁フード8、8aから成り、調理器本体1
におけるフード5の側壁フード8、8aの着座位置にスペ
ーサー50を配置したので、排ガスの吸引に際して、フー
ド5で誘導される加熱された排ガスを吸引する一方、フ
ード5の着座面の背面フード7の下端は調理器本体1よ
り浮上しているために、当該間隙51より背面側(お客様
側)の常温非加熱の室内空気を吸引し、吸引される排ガ
スの温度を低下させ、電気集塵ユニット31の加熱による
故障、停止を防止することが出来る。又、請求項4に係
る発明と協働することにより、背面側から吸引される常
温空気はスライドダクト21近傍で一旦、上昇流を描くこ
とにより、スライドダクト21の上端等で吸引気流が乱れ
て加熱排ガスと常温空気が混合し、吸引空気を均一的に
低温化することが出来る等その実用的効果甚だ大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動式無煙調理器の斜視図であ
る。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】吸煙通路を示す図2の部分拡大図である。
【図4】本体の側面板を外し、且つ、フードを断面とし
た移動式無煙調理器の側面図である。
【図5】吸煙通路の断面図である。
【図6】吸引口の近傍を示す図5の部分拡大図である。
【図7】載置部などを取り外した状態の正面図である。
【図8】連結フランジの斜視図である。
【図9】第2実施例の移動式無煙調理器の斜視図であ
る。
【図10】図9の分解斜視図である。
【図11】フード及び吸煙通路の断面図である。
【図12】スペーサーの斜視図である。
【図13】第3実施例の移動式無煙調理器におけるフー
ド及び吸煙通路の断面図である。
【図14】図13のフードの細部構成を示す部分断面図
である。
【図15】従来の移動式無煙調理器の断面図である。
【符号の説明】
1 調理器本体 2 加熱器具 3 載置部 5 フード 6 上面フード 7 背面フード 8、8a 側壁フード 14 吸引口 18 吸煙通路 19 ダクトタワー 20 ダクト 21 スライドダクト 21a 大ダクト 21b 小ダクト 22、22a … 壁面 23 連通路 24 底壁 25 立上壁 26 ドレンパン 27 傾斜壁 37、37a … キャスター 50、50a スペーサー 56 化粧板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器本体の上面部に加熱器具の載置部
    を設け、該載置部の上方から背面部に渉ってフードを取
    付け、調理器本体上面のフードに包囲された部分に調理
    器本体内部に連通し、吸引作用を有する吸引口を開口形
    成し、又調理器本体の底面部にキャスターを装着した移
    動式無煙調理器において、 フード及び吸煙通路を調理器本体に対して着脱自在と成
    し、吸煙通路は、吸引口に連通接続したダクトタワーに
    ダクトを連通接続すると共に、ダクトタワーに上方開口
    のスライドダクトを上方から着脱自在と成して構成し、
    スライドダクトの下部に設けた連通路を吸引作用を有す
    るダクトに連通させ、又スライドダクトの下部にドレン
    パンを設けたことを特徴とする移動式無煙調理器におけ
    る吸煙通路構造。
  2. 【請求項2】 スライドダクトは3壁面で夫々形成した
    大ダクトと小ダクトに分割自在と成すと共に、大ダクト
    の下方部だけをダクト内に配置し、大ダクトに設けた底
    壁の下流側に立上壁を設けると共に、大ダクトの壁面、
    底壁及び立上壁でドレンパンを形成し、又立上壁の上端
    と小ダクトの下端間を連通路と成したことを特徴とする
    請求項1の移動式無煙調理器における吸煙通路構造。
  3. 【請求項3】 大ダクトの立上壁に対向する小ダクトの
    壁面の下端を中央側へ指向させて傾斜壁を設けたことを
    特徴とする請求項2の移動式無煙調理器における吸煙通
    路構造。
  4. 【請求項4】 スライドダクトの上端を吸引口より上方
    突設状態と成したことを特徴とする請求項1、2又は3
    の移動式無煙調理器における吸煙通路構造。
  5. 【請求項5】 フードは上面フード、背面フード及び一
    対の側壁フードから成り、調理器本体におけるフードの
    側壁フードの着座位置にスペーサーを配置したことを特
    徴とする請求項1、2、3又は4の移動式無煙調理器に
    おける吸煙通路構造。
  6. 【請求項6】 背面フードの下端に化粧板を設けたこと
    を特徴とする請求項5の移動式無煙調理器における吸煙
    通路構造。
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