JPH09135779A - 無煙加熱調理器 - Google Patents

無煙加熱調理器

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JPH09135779A
JPH09135779A JP32230995A JP32230995A JPH09135779A JP H09135779 A JPH09135779 A JP H09135779A JP 32230995 A JP32230995 A JP 32230995A JP 32230995 A JP32230995 A JP 32230995A JP H09135779 A JPH09135779 A JP H09135779A
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air
heating
cooking
heat source
section
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Takakatsu Matsumoto
孝勝 松本
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Y M CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無煙加熱調理器を使用すると室内の冷房された
空気等も一緒に吸引してしまっていた。 【解決手段】 熱源の上部にある加熱調理部の周囲上方
から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部を設
けるとともに、エア送風部より下方位置にエア吸引部を
設けることを特徴とする無煙加熱調理器、および熱源の
上部にある加熱調理部の周囲上方から、加熱調理部方向
へエアを送風するエア送風部を設けるとともに、エア送
風部より下方位置にエア吸引部を設け、吸引されたエア
が集塵機および冷却器を通過した後、再びエア送風部か
ら加熱調理部方向へ送風される循環エア通路を有し、か
つ熱源が無酸素で加熱可能な熱源であることを特徴とす
る無煙加熱調理器による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼肉、野菜、魚
等を煙を上げないで焼くことのできる焼物器、焼肉用無
煙ロースター、あるいは肉、野菜、魚等をオイルで上げ
る無煙フライヤー等の無煙加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】焼物器、焼肉用ロースター、フライヤー
などの食物を焼いたり、油で揚げたりする加熱調理器
は、従来から数多く知られている。一般に、これらの調
理器は、熱源から直接熱を受けて食物が加熱される焼物
器、焼肉用ロースターと、油を通して食物を加熱するフ
ライヤーとに分けることができる。しかし両種の加熱調
理器とも熱源としてガス、炭、あるいは電気を利用し下
方から加熱する装置である。
【0003】加熱が下方から行われる為、加熱され軽く
なったエア(空気)は当然上方へ上昇する。肉や魚等の
食物を焼きながら、加熱されたエアが上昇するので、エ
ア中には肉や魚の焼いた煙り、匂い、あるいは油脂が細
かい粒子になって混入され、周囲および室内に拡散す
る。また、フライヤーにおいても、揚げ物を揚げる場合
に出される匂い、油や水分の混じった粒子を含む加熱さ
れたエアが調理器の上方へ上昇し、周囲および室内に拡
散する。
【0004】特に焼肉店における焼肉用ロースターで
は、肉を焼くことによる煙りや匂い、油等の粒子の混じ
った加熱されたエアが焼肉ロースターから上昇し、室内
に充満しやすく、換気装置を使用しても充分な換気作用
は行うことが難しかった。
【0005】その為、焼肉用ロースターは、熱源の下
方、あるいは熱源の周囲下方からシロッコファン等の吸
引器でエアを吸引し、吸気ダクト、排気ダクトを通して
室外へ汚れたエアを放出できる装置が開発されている。
このような焼肉用ロースターにより上方へ立ち昇る煙り
や油等の細かい粒子を室内で出さず、直接外へ逃がすこ
とができるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱源の
下方、あるいは周囲下方から強力な吸引装置、例えばシ
ロッコファン等を使用してエアを吸引すると、強力な吸
引力の為に室内の空気をも一緒に吸引されてしまう。
【0007】その為、特に焼肉店等の常時焼肉用ロース
ターを使用するような環境では夏季の冷房された空気が
常時多量に吸引されて室外に放出されてしまうので、冷
房装置、冷却装置に非常に負担が掛かるとともに、これ
らの装置をフルに作動させるので冷却費が非常に高価に
なってしまう問題点があった。
【0008】また、吸引されたエアを室外へ放出する
為、室の床下か、あるいは天井裏に吸気ダクトおよび排
気ダクトを設ける必要があり、設備工事が難しい場合が
あり、また設備装置、工事に費用が掛かり過ぎる課題が
あった。
【0009】さらに、吸引されたエアから煙り、油等を
除去するための除塵フィルター等の除塵装置を通して
も、排気ダクトから放出するエアから完全には匂い等の
細かい微粒子を除去することが難しく、匂い等が残存し
たエアがそのまま放出されることにより近辺の環境から
苦情がでるという問題点があった。
【0010】さらにまた、吸気ダクト内、排気ダクト
内、あるいは除塵フィルター等に溜まった油脂類が何ら
かのきっかけで発火し、火災の原因に成り易いという問
題点があり、これらを防止する為のメンテナス作業が大
変である問題点もあった。
【0011】
【課題を解決する為の手段】これらの課題を解決する
為、熱源の上部にある加熱調理部の周囲上方から、加熱
調理部方向へエアを送風するエア送風部を設けるととも
に、エア送風部より下方位置にエア吸引部を設けること
を特徴とする無煙加熱調理器を提案する。
【0012】また、熱源の上部にある加熱調理部の周囲
上方から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部
を設けるとともに、エア送風部より下方位置で加熱調理
部周囲上方位置にエア吸引部を設けることを特徴とする
無煙加熱調理器を提案する。
【0013】さらに、熱源の上部にある加熱調理部の周
囲上方から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風
部を設けるとともに、エア送風部より下方位置にエア吸
引部を設け、吸引されたエアが集塵機および冷却器を通
過した後、再びエア送風部から加熱調理部方向へ送風さ
れる循環エア通路を有し、かつ熱源が無酸素で加熱可能
な熱源であることを特徴とする無煙加熱調理器を提案す
る。
【0014】また、熱源の上部にある加熱調理部の周囲
上方から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部
を設けるとともに、エア送風部より下方位置で加熱調理
部周囲上方位置にエア吸引部を設け、吸引されたエアが
集塵機および冷却器を通過した後、再びエア送風部から
加熱調理部方向へ送風される循環エア通路を有し、かつ
熱源が無酸素で加熱可能な熱源であることを特徴とする
無煙加熱調理器を提案する。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明を実施の形態を示す図面
に基づいて説明する。この発明の無煙加熱調理器の第1
実施形態である無煙焼肉用ロースター1aの正面断面説
明図である図1、加熱調理部を外した状態の調理器装着
部付近の拡大斜視図である図2、この発明の第2実施形
態である循環エア通路を有する無煙焼肉用ロースター1
bの正面断面図である図3、第3実施の形態である循環
エア通路を有する無煙フライヤー1cの正面断面説明図
である図4に基づいて説明する。
【0016】初めに第1の実施の形態である焼肉用無煙
ロースター1aについて図1、図2に基づいて説明す
る。焼肉用無煙ロースター1aは、テーブル表面に天板
2を設け、天板2のほぼ中央部分を開口して調理器装着
部3を設ける。調理装着部3の中央下部に熱源6を設け
る。調理器装着部3の平面形状は、円形、正方形あるい
は長方形に開口されていればよく、焼肉用テーブル面と
なる天板2の平面形状にもよる。この実施例では調理器
装着部3は平面視円形に開口している。
【0017】調理器装着部3の周囲にはトッププレート
4を設ける。トッププレート4は、調理器装着部3の平
面形状に合わせて形成される。この実施例では調理器装
着部3が円形であるのでトッププレート4は平面視で輪
状に形成され、輪外形が調理器装着部3内形状とほぼ合
致する形状である。トッププレート4は上面4aが幅1
0〜40mm幅の輪形で天板2表面とほぼ同じ高さに位
置するように調理器装着部3の周囲に着脱自在に設け
る。トッププレート4は上面4aの内縁を下方へ折り曲
げて輪内周側面4bを形成している。
【0018】トッププレート4の輪内周側面4bには、
エア送風部である複数のエア送風口4cを輪中央部方向
へ開口させる。エア送風口4cはその大きさにより数個
乃至数十個設ける。この実施例のエア送風口4cは、縦
5〜20mm、横5〜20mmの小孔を5〜10mm間
隔で多数開口させている。このトッププレート4の上面
4aと輪内周側面4bとの間の空間をエア送風路5とす
る。
【0019】エア送風路5は、下流端がエア送風口4c
であり、上流端を送風機10を介して送風ダクト11と
連通し、室外に開口している。この実施例では、エア送
風口4cは、加熱調理部9であるロストル中央方向へ開
口している。
【0020】熱源6は、調理器装着部3の中央部の下部
に位置し、ガス、炭、または電気等の燃料を使用する加
熱器である。この実施例ではガスバーナー60から成
る。熱源6であるガスバーナー60は、平面視で凹部3
のほぼ中央部に設けられ、インナーケーシング7に支持
されたドレインバン8の開口された中央部に燃焼部60
aを位置させる。60bはガス送通路である。
【0021】熱源6であるガスバーナー60の燃焼部6
0a上方位置に加熱調理部9をドレインバン8の上に着
脱自在に設ける。加熱調理部9は、エア送風口4cより
下方に位置し、焼き網あるいは焼き板であるロストル等
から成る。ロストル9は、肉、野菜等を加熱調理可能な
鉄板、セラミック板あるいは金網等の耐火性プレートで
ある。
【0022】12aはエア吸気部であるエア吸気口であ
る。エア吸気口12aは、エア吸気路12の上流端とし
て、加熱調理部であるロストル9の周囲上方位置に開口
する。エア吸気路12は、エア通路中に、電気集塵機1
3、吸気ファン14、消臭部15を設けており、下流部
を排気ダクト16に連通している。電気集塵機13の吸
気側にプレフィルター13aを設けている。
【0023】他の実施例として、加熱調理部9が焼き網
等のエアを通過するもので形成されている場合は、エア
吸気口12aを、加熱調理部9の下方位置に開口させる
ことも可能である。
【0024】この発明の第1実施形態の作用について説
明する。肉、野菜等を焼く場合、まず最初に熱源6であ
るガスバーナー60の燃焼部60aに着火する。これと
同時に、あるいは連動してエア送風路5の送風機10お
よびエア吸気路12の吸気ファン14を作動させる。す
ると室外からのエア(空気)が送風ダクト11を通り、
エア送風路5へ送り込まれる。
【0025】さらにこのエアは、エア送風路5を通過し
トッププレート4のエア送風口4cから加熱調理部であ
るロストル9上の焼肉等の被燃焼物(図示せず)の上に
送風される。
【0026】ロストル9周囲上方で、かつエア送風口4
cの下方位置に開口するエア吸気口12aからは、吸気
ファン14の作動によりエア吸気路12を介して吸気さ
れており、エア送風口4cから送風された部屋外部から
のエアは、直ぐに被燃焼物の上げるエアを含みエア吸気
口12aから吸気される。このとき、焼肉等からでる煙
り、匂い、油を含んだ細かい粒子は同時にエアとともに
吸引され、プレフィルター13a、電気集塵機13を通
過し、さらに消臭部15を通過し、除塵、脱臭され、最
後に排気ダクト16を通り室外、屋外へ排気される。エ
ア送風口4cから送風される単位時間あたりのエア量
は、吸気ファン14によってエア吸気口12aから吸引
される単位時間あたりのエア量とほぼ同じ量である。
【0027】したがって、吸気ファン14によって吸引
されるのが、エア送風口4cから出て来る室外のエアで
あり、室内のエアは、ほとんどエア吸気口12aからは
吸引されない。
【0028】次に、この発明の第2の実施の形態である
エア循環路を有する焼肉用無煙ロースター1bについて
図3に基づいて説明する。焼肉用無煙ロースター1b
は、テーブル表面に天板2を設け、天板2のほぼ中央部
分を開口させて調理器装着部3を設ける。調理器装着部
3の中央下方位置に熱源6(61)を設ける。調理器装
着部3の平面形状は、円形、正方形あるいは長方形に開
口されていればよく、焼肉用テーブル面となる天板2の
平面形状にもよる。この実施例では調理器装着部3は平
面視円形に開口している。
【0029】調理器装着部3の周囲にはトッププレート
4を設ける。トッププレート4は、調理器装着部3の平
面形状に合わせて形成される。この実施例では調理器装
着部3が円形であるのでトッププレート4は平面視で輪
状に形成され、輪外形が調理器装着部3内形状とほぼ合
致する形状である。トッププレート4は上面4aが幅1
0〜40mm幅の輪形で天板2表面とほぼ同じ高さに位
置するように調理器装着部3の周囲に着脱自在に設け
る。トッププレート4は上面4aの内縁を下方へ折り曲
げて輪内周側面4bを形成している。
【0030】トッププレート4の輪内周側面4bには、
エア送風部である複数のエア送風口4cを輪中央部方向
へ開口させる。エア送風口4cはその大きさにより数個
乃至数十個設ける。この実施例のエア送風口4cは、縦
5〜20mm、横5〜20mmの小孔を5〜10mm間
隔で多数開口させている。このトッププレート4の上面
4aと輪内周側面4bとの間の空間を循環エア送風路5
0とする。
【0031】熱源61は、電気等の材料を使う無酸素で
加熱可能な加熱器、例えばIHヒーター、ハロゲンヒー
ター、ニクロムヒーター、ラジェントヒーター等の電気
加熱器61である。電気加熱器61は、調理器装着部3
の中央下方に設置される。
【0032】電気加熱器61の電熱部61a上方でトッ
ププレート4のエア送風口4aより下方位置に加熱調理
部9をドレインバン8の上に着脱自在に設ける。加熱調
理部9は、エア送風口4cより下方に位置し、焼き網あ
るいはロストル等から成る。ロストル9は、肉、野菜等
を加熱調理可能な鉄板、セラミック板あるいは金網等の
耐火性プレートである。
【0033】循環エア送風路50は、下流端をエア送風
口4cとして開口し、上流端を冷却装置52を介して循
環エア吸気路51の下流端に連通して、閉鎖的な循環エ
ア通路を形成している。
【0034】12aはエア吸気部であるエア吸気口であ
る。エア吸気口12aは、循環エア吸気路51の上流端
として、加熱調理部であるロストル9の周囲上方位置に
開口する。循環エア吸気路51は、循環エア吸気路中
に、プレフィルター13a、電気集塵機13、循環吸送
ファン53、冷却装置52を順次設けている。冷却装置
52から循環エア送風路50に連通し、併せて循環エア
通路となる。冷却装置52は、この実施例では冷水を使
用しているが、他の冷却剤を使用することも可能であ
る。
【0035】また、この循環エア通路中に脱臭装置15
を設けてもよく、循環エア送風路50中に補助的に送風
ファン(図示せず)を設けてもよい。
【0036】他の実施例として、加熱調理部9が焼き網
等のエアを通過するもので形成されている場合は、エア
吸気口12aを加熱調理部(焼き網等)9の下方位置に
開口させることも可能である。
【0037】次にこの発明の第2実施形態の作用につい
て説明する。肉、野菜等を焼く場合、まず最初に熱源で
ある電熱加熱器61に通電させ、電熱部61aを加熱す
る。これと同時に、あるいは連動して循環吸送ファン5
3を作動させる。補助的な送風ファンが設置されている
場合は同時に作動させる。循環吸送ファン53の作動に
より、循環エア通路中のエアが動き循環し始める。$循
環エア通路中を循環するエアは、循環エア吸送ファン5
3から(あれば脱臭装置15)冷却装置52を通過さ
せ、エア送風路50を通りトッププレート4のエア送風
口4cからロストル9上の焼肉等の被燃焼物(図示せ
ず)の上に送風される。このエアは、エア送風口4cの
全てが、ロストル9へ向かって開口している。
【0038】ロストル9周囲上方で、かつエア送風口4
cの下方位置に開口するエア吸気口12aからは、循環
吸送ファン53の作動により循環エア吸気路51を介し
て吸気されており、エア送風口4cから送風された循環
エアは、直ぐに焼肉等の被燃焼物付近を通ってエア吸気
口12aから循環エア吸気路51へ吸気される。このと
き、焼かれる肉等からでる煙り、匂い、油を含んだ細か
い粒子等は同時に循環エアとともに吸引され、循環エア
吸気路51中のプレフィルター13a、電気集塵機13
を通過する。循環エアは、このときに一端除塵、脱臭さ
れる。さらに循環エアは、冷却装置52を通過して冷却
された後、再び循環エア送風路50に引き込まれエア送
風口4cからロストル9上に送風され循環する。このよ
うに循環エアは、被燃焼物上付近を通過して焼肉等から
発生する煙り、匂い等を除塵し、脱臭し、冷却されて再
び送風される。
【0039】したがって、この第2実施の形態である
と、無煙ロースターを設置した室内のエアをほとんど吸
引しないで、焼肉等の被燃焼物からでる煙り、臭気、油
を含む粒子を吸引するとともに、エアを循環させるた
め、室外と連通させる排気ダクトや吸気ダクトを設置せ
ずにすむ。また、加熱器が無酸素で加熱可能な熱源であ
るので、循環エア中の酸素量を配慮する必要がない。
【0040】最後に、この発明の第3実施形態である無
煙フライヤー1cについて図4に基づいて説明する。無
煙フライヤー1cは、ステンレス等の耐火性板状体から
なる外枠20の中に、熱源6である電気加熱器62と、
電気加熱器62の直ぐ上に加熱調理部である油槽21を
設けている。電気加熱器62は、電気等の材料を使う無
酸素で加熱可能な加熱器、例えばIHヒーター、ハロゲ
ンヒーター、ニクロムヒーター、ラジェントヒーター等
の電気加熱器であり油槽21の直下に油槽21と一体的
に設けられている。
【0041】油槽(加熱調理部)21の直ぐ上方で油槽
21の周囲にエア吸気部であるエア吸気口22を開口さ
せ、さらにエア吸気口22の上方にエア送風部であるエ
ア送風口23を開口させる。したがって、油槽21の周
囲上方にあるエア送風口23の下方位置に、エア吸気口
22は位置して開口している。
【0042】エア送風口23は、循環エア送風路24の
下流端に位置する。循環エア送風路24は外枠20と、
その内側に30〜300mm程度の間隔を空けて設ける
内枠25との間に形成されるエア通路である。循環エア
送風路24は、その上流部で冷却装置27を介して循環
吸送ファン28に連通している。
【0043】エア吸気口21は、循環エア吸気路26の
上流端に位置する。循環エア吸気路26は内枠25と、
内枠25の内側の空間を利用したエア通路であり、プレ
フィルター29a、電気集塵機29と順次連通し下流端
で循環吸送ファン28に連通する。
【0044】エアは、循環吸送ファン28をエア循環の
中心であり原動力として循環する。すなわち、循環吸送
ファン28から冷却装置27を通り、循環エア送風路2
4を通過し、エア送風口23から油槽21の上に出る。
さらにエア送風口23の下方で油槽21より上方に開口
するエア吸気口22から循環エア吸気路26に入り、プ
レフィルター29a、電気集塵機29を経て循環吸送フ
ァン28に戻る循環エア通路である。
【0045】また、この循環エア通路中に脱臭装置15
を設けてもよく、循環エア送風路50中に補助的に送風
ファン(図示せず)を設けてもよい。
【0046】次にこの発明の第3実施形態の作用につい
て説明する。肉、野菜等を焼く場合、まず最初に熱源で
ある電熱加熱器62に通電させ加熱する。これと同時
に、あるいは連動して循環吸送ファン28を作動させ
る。循環吸送ファン28の作動により、循環エア通路中
のエアが動き循環し始める。
【0047】循環エア通路中を循環するエアは、循環エ
ア吸送ファン28から(あれば脱臭装置15)冷却装置
27を通過し、循環エア送風路24からエア送風口23
を通って油槽(加熱調理部)21上に送風される。この
エアは、エア送風口23の全てが、電気加熱器62の上
部に一体に設けられた油槽21の上方へ向かって開口し
送風される。
【0048】油槽21上に送風されたエアは、加熱調理
部として揚げ物を揚げている油槽21中から揚がる油を
含んだ粒子や臭いと一緒にエア吸気口22から吸引さ
れ、循環エア吸気路26に入る。
【0049】循環エア吸気路26に吸引されたエアは、
プレフィルター29a、電気集塵機29を通過し、循環
エアは一端除油、除塵、脱臭される。さらに循環エア
は、冷却装置27を通過して冷却された後、再び循環エ
ア送風路24に送風され循環する。このように循環エア
は、油槽21上を通過して汚れた後、除塵、脱臭、冷却
されて再び送風される。
【0050】したがって、この第3実施の形態である
と、無煙フライヤーを設置した料理室内のエアをほとん
ど吸引しないで、揚げ物を揚げることができる。また、
油槽21からでる煙り、臭気、油を含む粒子を吸引する
とともに、エアを循環させるため、室外と連通させる排
気ダクトや吸気ダクトを設置せずにすむ。また、加熱器
が無酸素で加熱可能な熱源であるので、循環エア中の酸
素量を配慮する必要がない。
【0051】
【発明の効果】したがって、この発明によれば室内のエ
アを吸引することなく、焼肉等の加熱調理ができるの
で、冷房あるいは暖房された室内の空気がそのまま維持
できるので、冷房費あるいは暖房費を非常に節約するこ
とができる。
【0052】また、請求項3、4の発明であると、エア
をコンパクトに循環させる為、排気ダクト、吸気ダクト
等の大掛かりなダクトを設置する必要がなくなり、また
設置工事等の費用、排気、吸気ダクト中の除塵等のメン
テナス作業等が不必要になり非常に作業および経費が軽
減される。循環エア通路がコンパクトなので、除塵作業
が非常に容易になる。
【0053】さらに、エアを冷却、除塵、脱臭しながら
循環させる為、室外へ放出される臭気が軽減され、周囲
への環境悪化が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の無煙加熱調理器の
正面断面説明図
【図2】 加熱調理部を外した状態の調理器装着部付近
の拡大斜視図
【図3】 この発明の第2実施形態である循環エア通路
路を有する無煙加熱調理器の正面断面図
【図4】 この発明の第3実施の形態である循環エア通
路を有する無煙フライヤーの正面断面説明図
【符号の説明】
1a、 1b 焼肉用無煙ロースター(無煙加熱調理
器) 1c 無煙フライヤー(無煙加熱調理器) 2 天板 3 調理器装着部 4 トッププレート 4a トッププレート上面 4b トッププレート輪内周側面 4c エア送風口(エア送風部) 5 エア送風路 50 循環エア送風路 51 循環エア吸気路 52 冷却装置 53 循環吸送ファン 6 熱源 60 ガスバーナー 61、62 電気加熱器 61a 電熱部 7 インナーケーシング 8 ドレインバン 9 ロストル(加熱調理部) 10 送風機 11 送風ダクト 12 エア吸気路 12a エア吸気口(エア吸気部) 13a プレフィルター 13 電気集塵機 14 吸気ファン 15 脱臭部 16 排気ダクト 20 外枠 21 油槽(加熱調理部) 22 エア吸気口(エア吸気部) 23 エア送風口(エア送風部) 24 循環エア送風路 25 内枠 26 循環エア吸気路 27 冷却装置 28 循環吸送ファン 29 電気集塵機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源の上部にある加熱調理部の周囲上方
    から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部を設
    けるとともに、エア送風部より下方位置にエア吸引部を
    設けることを特徴とする無煙加熱調理器。
  2. 【請求項2】 熱源の上部にある加熱調理部の周囲上方
    から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部を設
    けるとともに、エア送風部より下方位置で加熱調理部周
    囲上方位置にエア吸引部を設けることを特徴とする無煙
    加熱調理器。
  3. 【請求項3】 熱源の上部にある加熱調理部の周囲上方
    から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部を設
    けるとともに、エア送風部より下方位置にエア吸引部を
    設け、吸引されたエアが集塵機および冷却器を通過した
    後、再びエア送風部から加熱調理部方向へ送風される循
    環エア通路を有し、かつ熱源が無酸素で加熱可能な熱源
    であることを特徴とする無煙加熱調理器。
  4. 【請求項4】 熱源の上部にある加熱調理部の周囲上方
    から、加熱調理部方向へエアを送風するエア送風部を設
    けるとともに、エア送風部より下方位置で加熱調理部周
    囲上方位置にエア吸引部を設け、吸引されたエアが集塵
    機および冷却器を通過した後、再びエア送風部から加熱
    調理部方向へ送風される循環エア通路を有し、かつ熱源
    が無酸素で加熱可能な熱源であることを特徴とする無煙
    加熱調理器。
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