JP2011149564A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生的でなく、外観上汚れが目立って不快感を与えやすい吸気経路又は吸排気経路の清掃性を向上させることを可能にした加熱調理器を提供する。
【解決手段】筐体内の空気を排出する排気経路25と、筐体内へ空気を吸引する吸気経路26と、空気を吸排気するためのファンと11、ファン11を駆動するファンモータ12とを備えた加熱調理器。排気経路25及び吸気経路26の少なくとも一方は、外側ダクト27と内側ダクト28の二重構造からなり、内側ダクト28は、複数に分割され、外側ダクト27に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、加熱調理器に関し、特に、筐体内の空気を吸排気する吸排気経路の構造に関する。
従来、この種の加熱調理器には、例えば「加熱調理器が設置される筐体と、上記筐体の天板に開設した吸排気口と、上記吸排気口上に載置され、かつ複数の貫通孔を有する排気カバーと、上記吸排気口に着脱自在に挿入装着されるゴミ取りボックスとを有し、上記ゴミ取りボックスは、そのボックス底面側が上記吸排気口側から落下する調理ゴミの受け取り部として形成され、かつ、そのボックス側面に空気流の通り抜ける開口部が設けられていることを特徴とするクッキング装置。」(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2004−76954号公報(特許請求の範囲、第3図)
従来の加熱調理器では、食品を調理する際に調理庫内に発生する臭気、蒸気や油煙などを筐体外へ除去する目的での排気経路、及び筐体内部の部品冷却などを目的とした吸気経路が設けられている。例えば、魚焼きなどで発生した煙は揮発した油成分を含んでおり、吸排気口を含む吸排気経路に付着し汚れとなる。このような汚れ対策としては、上記の特許文献1に示されるように、吸排気口及び排気経路の一部に開口を持ったボックスを設け、さらにボックスを着脱することにより清掃を可能としている例がある。
通常、筐体上部に開口を持って設置される吸排気経路は、上部から引き出せる位置に設置され、着脱可能にされているが、吸排気経路が単純なボックス形状(直方体形状)をしているのはむしろまれであり、通常は調理庫と連通するために斜めの経路を有するなど複雑な形状をしている場合が多い。そして、吸排気経路中にボックス形状が設置される部分はごく一部となり、ボックスが設置されない他の部分は油煙等で汚れがこびりついた状態のまま放置されることとなり、衛生的でなく、また吸排気口は外観上見える部分でもあるため、使用者に不快感を与えるという課題があった。
また、ボックス形状が着脱可能であっても、開口部の面積によっては手や洗浄用具が入らない、あるいは入っても清掃しにくいなどの課題があった。
さらに、ゴミ取りボックスは吸排気経路の内壁に必ずしも沿った形状とならないことから、ボックスの裏側にも油煙が回りこみ、ボックスをはずした際に露出する面についても汚れがこびりついてしまう状態になるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、排気経路口又は吸気経路の清掃性を向上させることを可能にした加熱調理器を提供することを目的としている。
本発明に係る加熱調理器は、筐体内の空気を排出する排気経路と、筐体内へ空気を吸引する吸気経路と、空気を吸排気するためのファンと、前記ファンを駆動するファンモータとを備えた加熱調理器において、前記排気経路及び前記吸気経路の少なくとも一方は、外側ダクトと内側ダクトの二重構造からなり、前記内側ダクトは、複数に分割され、前記外側ダクトに着脱可能に取り付けられる。
本発明に係る加熱調理器によれば、排気経路及び吸気経路の少なくとも一方は、外側ダクトと内側ダクトの二重構造からなり、そして、内側ダクトが複数に分割され、外側ダクトに着脱可能に取り付けられている。このため、内側ダクトを取り外した状態で、水洗いを含めて清掃ができるので、例えばダクト内寸が小さい場合であっても、その清掃が簡単にできることから、清掃性が向上し、その結果、衛生性も向上する。また、内部ダクトの一部の面を選択的に清掃することも可能なため、使用者の清掃に関する利便性を高めることができる。また、外側ダクトの内側に内側ダクトが設けられているので、外側ダクトの内壁部分の汚れ付着が抑制される。このようなことから、外側ダクトの衛生性も向上する。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の要部断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の排気経路(又は吸気経路)の上部断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の排気経路(又は吸気経路)の要部斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の排気経路(又は吸気経路)の要部側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の要部側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の排気経路(又は吸気経路)の要部側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の結露トラップの斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の斜視図であり、図2は、その加熱室主要部における断面図である。
図1に示されるように、この加熱調理器は、上部が開口した筐体からなるIHクッキングヒータ本体(以下、本体という)20を備えている。本体20は、主として鍋・フライパン調理を行う誘導加熱コイル21(図2参照)と、本体20の一部の空間を利用して形成され、魚焼きなどを行うグリル22と、本体20の上部を覆うようにして配置された天板24とを備えている。天板24は、例えば全体が耐熱強化ガラスや結晶化ガラスなどの赤外線を透過させる材料で構成される。また、本体20の天板24の手前側(利用者が立って調理する側)には操作部23が設けられており、本体20の天板24の奥側(操作部23の反対側)には、排気口13及び吸気口16が設けられている。操作部23は、加熱調理器の加熱条件等を利用者が設定するためのものである。排気口13は、本体20内の空気(熱気)を外部に排出するための開口部であり、後述の排気経路25に連通している。また、吸気口16は、本体20の両側に設けられ、外気を本体20内に取り込むための開口部であり、後述の吸気経路26に連通している。
また、図2に示されるように、グリル22を形成する加熱室1は、金属製の筐体と扉2とにより構成され、扉2は、視認窓3を備えるとともに、受皿レール5に勘合されており、扉2の下部に設けられたとって4が利用者によって操作されることにより、奥(図2中紙面右側)から手前までスムーズに引き出し、或いは手前から奥側に収納可能になっている。視認窓3からは加熱室1内の調理の様子が確認可能である。
扉2の枠体には、被加熱物30から垂れる油などを受けるための受皿6と、被加熱物30を設置する焼き網7とが着脱可能な状態で設置されており、調理中の庫内汚れを防止するとともに、受皿6及び焼き網7を取り外して調理後の洗浄が行えるように構成されている。
魚などを調理する場合には、煙や臭いなどが発生するため、脱臭・排煙装置として、加熱室1背面側には脱臭触媒17が設置されており、脱臭触媒17が触媒ヒータ10により加熱されることで触媒効果を発揮するとともに、ファンモータ12の駆動力により回転される排気ファン11により、排気経路25及び排気口13を介して、本体20の奥面上部から煙を排出させる。排気口13は、誘導加熱コイル21の奥側に連通される形で設置され、排煙は通常、キッチン上部に設置されている換気扇やレンジフードファン(いずれも図示せず)により屋外へ排出される。
グリル22において、被加熱物30を加熱する熱源は、被加熱物30を挟んで下側と上側に設置された下ヒータ8及び上ヒータ9から構成されており、被加熱物30を両側から加熱し、適度な焼き状態に仕上げる。被加熱物30の下部に設置された下ヒータ8は、高さ方向において、受皿6と焼き網7の間に設置されるべく、加熱室1の背面にその端部が固定されており、扉2がレール5に沿って開閉されても受皿6及び焼き網7に干渉することがない。下ヒータ8がこのように配置されることで、焼き網7すなわち被加熱物30設置位置に近い位置から加熱が可能となる。下ヒータ8及び上ヒータ9は、例えばシーズヒータにより構成され、焼き網7全域を加熱できるように、略全面をカバーするように曲線的に配置されている。
一方、天板24の下には鍋・フライパンを誘導加熱し、調理を実施する誘導加熱コイル21が設置されている。誘導加熱コイル21に流れる電流により、鍋などの被加熱容器(図示せず)に誘導電流を発生させることにより発熱させ、ひいては被加熱物を加熱する仕組みとなっている。誘導加熱コイル21は、その固定のために、コイルベース13に設置されており、コイルベース13及び誘導加熱コイル21はコイル支持体34に支持され、底面にできるだけ接触しないよう設置される。誘導加熱コイル21の底面に対しては、コイル冷却用の通風ファン(図示せず)によりコイル冷却ダクト19を介して冷却風が供給され、誘導加熱コイル21の過熱を防ぐ構造となっている。この冷却風は、例えば誘導加熱コイル21を駆動するための電源基板(図示せず)を経由して風を導入する形態としてもよい。
図3、図4及び図5は、本実施の形態の主要部である排気経路25又は吸気経路26を示したものである。図3は、排気経路25(又は吸気経路26)の最外面を示す上部断面図であり、図4は、排気口13から排気経路25(又は吸気口16から吸気経路26)の一部を示す主要部斜視図であり、図5は、排気口13から排気経路25(又は吸気口16から吸気経路26)の一部を示す主要部の側断面図である。以下に説明する構成は、排気経路25及び吸気経路26のいずれにも適用可能である。
排気経路25(又は吸気経路26)は、外側ダクト27及び内側ダクト28から成る二重構造で構成される。外側ダクト27は、鋼板で通風可能なように空間を持って形成されている。一方、内側ダクト28は、樹脂あるいは鋼板を用いて形成されており、内部の面ごとに独立して形成されている。本実施の形態の如く、断面長方形形状の場合には、内側ダクト28は、符号28a、28b、28c、28dで示されるように、各面に接して4面が配置されてダクト形状を成すように設置される。内側ダクト28の通風側(内壁)には例えばフッ素コートなどの撥水・撥油性を持たせることで、油の付着を防止することが可能となる。また、コーティング層には無機系の抗菌剤を添加することで、食品付着等による菌増殖についても予防が可能となる。
また、外側ダクト27の内壁には突条の案内部29が形成されている。この案内部29は、外側ダクト27に、内側ダクト28を挿入する際にガイドの役割を果たすとともに、内側ダクト28の面28a、28b、28c、28dを位置決め及び固定する役割を果たしている。そして、内側ダクト28は、外側ダクト27の内壁に密着した状態で着脱自在に取り付けられている。
図3(A)(B)は、案内部29の構成例を示すものである。
例えば図3(A)の例は、外側ダクト27の各面の中心位置に突条の案内部29を設け、内側ダクト28の面28a、28b、28c、28dの中心位置に、突条の案内部29に対応する溝状の凹部31を設けたものであり、突条の案内部29に凹部31を係合させて両者を一体化する。
また、図3(B)の例は、外側ダクト27の上面及び下面(対向する1対の各面)のそれぞれに案内部29が設けられている。案内部29は、横断面L字形状をなし、L字形状の水平部部分が対向するように上面及び下面にそれぞれ突起して1対設けられている。内側ダクトの各面28a、28b、28c、28dは、外側ダクト27の内壁と案内部29とによって形成される空間にそれぞれ挿入される。
図3(A)(B)の何れの場合においても、外側ダクト27の内壁に沿う形で内側ダクト28が挿入又は取り外しが可能になっている。
なお、案内部29の構成は上記の例に限定されるものではなく、その機能を果たすものであればその形態は適宜変更し得るものである。また、案内部29は、外側ダクト27と一体で形成してもよいが、後述の図5に示されるように、案内部29を独立させた上で、係止部32によりネジ留めにて外側ダクト27に固定することも可能である。
図4は、内側ダクト28を外側ダクト27に挿入する際の一例を示した図であり、内側ダクト28の挿入方法として、内側ダクト28を形成する面28aを挿入する様子を斜視図で示したものである。
内側ダクト28aには、案内部29と勘合する溝状の凹部31が形成されている。凹部31に対して案内部29を挿入し滑らせるように移動させ着脱することが可能である。装着時におけるズレや装着ミスなどによる落下などがなく、使用者が着脱しやすい構造となっている。
また、図2及び図5に示されるように、内側ダクト28及び外側ダクト27は本体20鉛直方向に対して傾斜を持って形成されており、排気経路25としてはグリル22から排気口13を短距離で連結し、また直角折り曲げ部もないため圧損が小さく効率よい排気が可能である。
また、図5に示されるように、内側ダクト28の一面の下部には、折り曲げ部35が形成され、折り曲げ部35の両側には滴下防止壁(図示せず)が形成されるとともに、対向する別の一面には落下ガード36が形成されている。落下ガード36は、本発明の突起部に相当し、その先端部が鉛直方向にみて折り曲げ部35の上部に位置するように配置されている。誘導加熱コイル21によって加熱された被加熱物から発生する蒸気、例えば誘導加熱されたヤカン内に投入された水から発生する蒸気は、環境温度が低い場合には吸気口16近傍にて結露し、水滴として落下するが、落下ガード36及び折り曲げ部35により、水滴や付着物のダクト下部への落下を防止することが可能となり、機器内部への浸入の可能性を大幅に低減できる。
また、例えば被加熱物が揚げ物であってその調理に油などを使用する場合であっても、落下ガード36及び折り曲げ部35は、飛び跳ねた油カスなどの機器内への浸入を防止することができる。
また、外側ダクト27最下面には弾性を持った舌部33が設けられており、舌部33が内側ダクト28がそれ以上脱落するのを防ぎ、かつ固定している。
本実施の形態1に係る加熱調理器は、以上のように構成されており、排気経路25又は吸気経路26を清掃したいと考えたときには、内側ダクト28を1枚ずつスライドさせて外すことができ、かつ1枚ずつコンパクトに扱えるため、水洗いや漬け置き洗いなどの清掃において利便性が非常に高まる。
また、任意のダクト面、例えば折り曲げ部35がある面28cのみなどを清掃したい場合には、その面だけをはずせばよいため、必要な部分だけ選択して清掃できる自由度が増す。
さらに、内側ダクト28は、一枚ずつ分解可能であることから、小型・中空形状に形成されるダクトの内面について、手や清掃道具が入りにくく洗いにくい、という課題を解消することが可能な構成となっている。
以上のように、本実施の形態1に係る加熱調理器は、清掃性が向上しており、その結果、衛生性も向上している。また、外側ダクト27に内側ダクト28が密着して設けられているので、外側ダクト27の内壁部分の汚れ付着が抑制され、外側ダクト27の衛生性も向上する。
さらに、内側ダクト28の表面には撥水・撥油・抗菌加工を施すことで、汚れ付着の抑制、こすり洗い時の摩擦軽減、菌繁殖防止などの効果を奏することができる。
また、水洗いした際に水が残ったまま取り付けられた場合でも、排気経路25又は吸気経路26の下部構造を内部に水が浸入しにくい構造にすることにより、機器の信頼性や安全性を向上させることが可能となる。
なお、上記の実施の形態1では、折り曲げ部35を内側ダクト28の面28cにのみ設けた例について説明したが、内側ダクト28の面28b及び28dに設けてもよい。また、それぞれの折り曲げ部35の高さは、水滴、油、油カスの溜まりやすさによって最適な高さにすればよく、例えば面28cの折り曲げ部35の高さよりも面28b及び28dの折り曲げ部35の高さが低くなるようにしてもよい。
さらに、内側ダクト28の面同士が接触する部分にはゴム、シリコン等の弾性体を挟んでシールドすることにより、接合部における内側ダクト28から外側ダクト27への水滴、油等の滲出を防ぐことができる。
また、図3(B)に示されるような構造では、案内部29をゴム、シリコン等の弾性体で構成することにより、新たにシールドを設ける必要がなくなる。
実施の形態2.
図6、図7及び図8は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示した図であり、図6は、主要部断面図、図7は、排気経路25(又は吸気経路26)の側断面図、図8は、後述する結露トラップ37の斜視図である。ここでは排気経路25を用いて説明するが、吸気経路26においても同様に適用される。
図6に示されるように、排気経路25には、排気口13から設置可能な位置に結露トラップ37が設置される。そして、この結露トラップ37は、図7及び図8に示されるように、板状に設けられた落下ガード36と、複数の棒が直交するように上下左右に組み合わされて構成された網部38とを備えており、網部38の端部は落下ガード36に取り付けられている。網部38は、例えば直径2mm程度の金属棒にて構成され、十分に強度を持った構成としつつ、排気、吸気にあたって圧損をできるだけ抑制できる形状となっている。
上記の実施の形態1にて説明したように、誘導加熱コイル21によって加熱された被加熱物から発生する蒸気、例えば誘導加熱されたヤカン内に投入された水から発生する蒸気は、環境温度が低い場合には排気口13近傍にて結露するが、網部38に付着した蒸気も結露するため、結露の捕集性能を向上することが可能となる。結露水は、落下ガード36及び網部38のいずれの部位に結露した場合あっても、折り曲げ部35に落下する位置としてあるため、筐体内へ水が垂れることがない。
また、排気実施中には煙を散らすことで、目に見える白煙などを抑制することができるため、使用者に不快感を与える可能性が抑制される。
さらに、比較的大きい食品や調理器具、例えばスプーンやフォークなどを誤って排気口13に入れてしまった場合にも、落下を防止することが可能となる。
なお、上記においては排気経路25の例について説明したが、上記の説明は吸気経路26にも同様に適用される。
本発明の適用例としては、業務用及び家庭用の加熱調理器として適用することが可能であり、誘導加熱調理器に限定されるものではなく、例えばオーブンレンジやオーブントースターなどにおいても適用可能である。
1 加熱室、2 扉、3 視認窓、4 とって、5 受皿レール、6 受皿、7 焼き網、8 下ヒータ、9 上ヒータ、10 触媒ヒータ、11 排気ファン、12 ファンモータ、13 排気口、16 吸気口、17 脱臭触媒、18 コイルベース、19 コイル冷却ダクト、20 IHクッキングヒータ本体、21 誘導加熱コイル、22 グリル、23 操作部(入力手段)、24 天板、25 排気経路、26 吸気経路、27 外側ダクト、28 内側ダクト、29 案内部、30 被加熱物、31 凹部、32 係止部、33 舌部(固定バネ)、34 コイル支持体、35 折り曲げ部、36 落下ガード、37 結露トラップ、38 網部。

Claims (10)

  1. 筐体内の空気を排出する排気経路と、
    筐体内へ空気を吸引する吸気経路と
    空気を吸排気するためのファンと、
    前記ファンを駆動するファンモータと
    を備えた加熱調理器において、
    前記排気経路及び前記吸気経路の少なくとも一方は、外側ダクトと内側ダクトの二重構造からなり、
    前記内側ダクトは、複数に分割され、前記外側ダクトに着脱可能に取り付けられる
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記内側ダクトは、ダクトを形成する面ごとに分割され、前記外側ダクトに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記外側ダクトは、その内壁には突条の案内部を備え、
    前記内側ダクトは、前記案内部と勘合する形で挿入可能な凹部を備え、
    前記外側ダクトの内壁に沿う形で前記内側ダクトを挿入又は取り外し可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記外側ダクトは、その内壁のうち、対向した1対の各面にそれぞれ設けられた案内部を備え、
    前記案内部は、横断面L字形状をなし、L字形状の水平部部分が対向するように前記各面に1対設けられ、
    前記内側ダクトは、前記外側ダクトの内壁と前記案内部とによって形成される空間に挿入され、
    前記外側ダクトの内壁に沿う形で前記内側ダクトを挿入又は取り外し可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  5. 前記内側ダクトは、その端部に、結露水や落下する汚染物などを受け止める折り曲げ部を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記内側ダクトは、前記折り曲げ部を有する面に対向する面に、鉛直方向にみて先端部が折り曲げ部の上部に位置するような突起部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記内側ダクトは、その少なくとも内壁部には撥水又は撥油加工が施されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の加熱調理器。
  8. 前記内側ダクトは、その少なくとも内壁部には抗菌塗装又は抗菌剤添加加工が施されていることを特徴とした請求項1〜6の何れか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記内側ダクトの内部に設けられた網状の結露トラップを備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の加熱調理器。
  10. 前記内側ダクトの内部に設けられた網状の結露トラップを備え、
    前記網状の結露トラップの何れの部位において結露した場合であっても、前記結露は前記折り曲げ部に落下することを特徴とする請求項5又は6に記載の加熱調理器。
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