JP2000116530A - フィルター浄化式ノンダクトロースター - Google Patents

フィルター浄化式ノンダクトロースター

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JP2000116530A
JP2000116530A JP10309421A JP30942198A JP2000116530A JP 2000116530 A JP2000116530 A JP 2000116530A JP 10309421 A JP10309421 A JP 10309421A JP 30942198 A JP30942198 A JP 30942198A JP 2000116530 A JP2000116530 A JP 2000116530A
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box
filter
exhaust
smoke
flow path
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JP10309421A
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Yukio Kato
幸生 加藤
Yasumasa Miyamoto
康正 宮本
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Shinpo KK
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Shinpo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気集塵ユニットに代えて微粒子を捕集する
フィルターを装着した場合に、圧力損失が高く排ガス流
量の確保が困難となる。 【解決手段】 第1フィルター17から消煙ボックス19へ
の流入方向に対して非直交の傾斜方向に第2フィルター
20を配置することによって、排ガスが通過し微粒子を捕
集する第2フィルター20の面積を増大して必要流量を確
保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼肉料理の際に生
じる焼煙、油粒子等を屋外ヘダクト排気させることな
く、本体内部で有害成分を除去処理するフィルター浄化
式ノンダクトロースターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無煙ロースターとしては、ロース
ター本体の排気部に対し別途床下に配設した吸引作用さ
れる排気ダクトを連繋し、該排気ダクトを通して焼煙等
の排ガスを屋外へ排気する様にした集中ダクト方式の無
煙ロースターと、ロースター本体の内部にドレンボック
ス、吸引用のファン、電気集塵ユニット、フィルター等
を装備し、ロースター本体内部で排ガスを浄化処理する
様にしたノンダクト無煙ロースターが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の店内配置自在な
ノンダクト無煙ロースターでは、排気部から焼煙等を吸
引し、電気集塵ユニット等で浄化したクリーンなガス
を、ロースター本体の側壁に設けたルーバー等から店内
(室内)に排気していた。ノンダクト無煙ロースターに
おける微粒子の除去は電気集塵ユニットが主要な構成で
あったために、ロースターが高価となり、且つ、電気集
塵ユニットには高圧電流が流れているために、漏電対策
を施す必要があった。又、側壁からのガス排出のため、
ロースターで会食している飲食客の着席個所が限定され
たり、焼煙等の吸引に際して、排ガスと共に店内の空調
空気が大量に吸引されるため、空調空気量が低減する課
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、電気集塵ユニットの装着で高価となったり、
高圧電流対策を必要とする課題に鑑み、消煙部は、上流
側から粗粒子を捕集する第1フィルターと、微粒子を捕
集する第2フィルターを有した消煙ボックスと、ファン
を連通して構成することによって、微粒子の除去を行
う。又、微粒子を捕集する第2フィルターは圧力損失が
高く排ガス流量の確保が困難となることに対して、第1
フィルターから消煙ボックスへの流入方向に対して非直
交の傾斜方向に第2フィルターを配置することによっ
て、排ガスが通過する第2フィルターの面積を増大して
必要流量を確保する様にして、上記課題を解決する。
又、クリーンなガス排出位置による座席限定又は空調空
気低減の課題に鑑み、排気部におけるファンで排ガスを
吸引するファンボックスを、トッププレートの外周に隣
接した排気流路に接続したことによって、ロースター側
壁からのガスを排出させず着座可能位置を増大し、且
つ、クリーンガスの一部の再吸引により、ロースターに
一部循環させて空調空気の吸引量を低減する様にして、
上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。1は焼肉等の調理用のロースター本
体であり、図1に示す様に、ロースター本体1はテーブ
ル2の略中央に配置した燃焼部3、該燃焼部3の下方に
配置した消煙部4、該消煙部4に連繋配置した排気部5
より構成している。
【0006】燃焼部3はテーブル2の略中央に支持装着
された外箱6と、該外箱6の内部に所定間隔の吸引流路
7が形成される様にして内装配置した内箱8より成り、
該内箱8の内部には底部中央を立上げ開口したドレンパ
ン9を着脱自在に配設すると共に、ドレンパン9の上部
にはロストル10を載置している。
【0007】又、ロストル10の下方位置で、内箱8の中
央底部に設けた支持具を介してドレンパン9の中央開口
部を通過してガスバーナー11を装着し、又外箱6と内箱
8の上端開口部にはトッププレート12を嵌合装着し、該
トッププレート12の内周側壁部をドレンパン9の外周立
上げ部に位置させ、トッププレート12の側壁部に貫設し
た吸引孔13、13a …を通して、ロストル10から立上がる
焼煙等を吸引流路7へ導入する様に成している。尚、14
は外箱6と内箱8の間でガスバーナー11の基端部を導通
する連結部であり、該連結部14は二次空気の導入口を兼
用する。又、ガスバーナー11とロストル10の間には、ガ
スバーナー11で加熱されて輻射熱をロストル10方向へ放
射する輻射板15を配置している。
【0008】又、外箱6の底部には吸引流路7と消煙部
4を連通する排煙口16を設け、該排煙口16に吸引された
排ガスに含有される粗粒の油粒子等を通気濾過式で捕集
除却する空気抵抗が比較的小さいリング状の第1フィル
ター17を設置している。
【0009】又、図1、2、5に示す様に、テーブル2
を支持するキャビネット18の内部において、燃焼部3の
下流側の排煙口16に連通する消煙ボックス19を配置する
と共に、該消煙ボックス19内に排ガスに含有された微粒
子を捕集除去する第2フィルター20を内装した消煙ユニ
ット21を引き出し着脱自在に設けている。
【0010】又、消煙ボックス19の一端部下流側に、消
臭ユニット22を引き出し着脱自在に内装した消臭ボック
ス23を連設し、該消臭ボックス23下流側に吸引排気のフ
ァン24を装備したファンボックス25を連設している。
【0011】そして、図1、2に示す様に、ファンボッ
クス25の上部下流側に通気箱26を連設し、該通気箱26の
側方を、キャビネット18(ロースター本体1の側壁)に
設けたルーバー27に連通させると共に、通気箱26の上方
に排気ボックス28を連設している。
【0012】又、図1、2、5に示す様に、外箱6の上
端及びトッププレート12の外周側でテーブル2の間にリ
ング状の排気流路29を形成し、該排気流路29と消煙部4
から連通される排気ボックス28を連通させ、排気流路29
の上面開口部に被冠した流路制御プレート30に適宜形状
個数の排気口31、31a …を開口している。
【0013】又、消煙部4からの排気ボックス28とトッ
ププレート12外周の排気流路29の連結にあっては、排気
流路29の外側に排気ボックス28を位置させると共に、テ
ーブル2の下面に排気ボックス28の当接個所に連通路32
を設け、更に、リング状の排気流路29から外側の連通路
32における最外端個所と、排気流路29の略90度位相位
置と、排気流路29で囲まれる一部円弧状の略三角形状の
空間に流路空間33を形成している。
【0014】次に本発明に係るノンダクトロースターの
基本的な無煙及びフィルターによる排ガス浄化作用並び
にフィルターの組込構造について説明する。ロストル10
上における調理物の焼き上げに伴つて立ち上がる焼煙、
油粒子等の排ガスはファン24の吸引作用によりロストル
10の上方両側の吸引孔13、13a …から内箱8と外箱6と
の間の吸引流路7に吸引され、更に第1フィルター17に
至り、粒径の大なる成分は第1フィルター17に捕集除去
される(図1参照)。そして、焼煙、油等の微細粒子を
含む排ガスは、第2フィルター20を通過する過程におい
て微細粒子が除去され、その下流側に配置された消臭ユ
ニット22を通過する過程において活性炭により消臭作用
され、順次後続の排気部5へ吸引される(図1、3参
照)。
【0015】続いて、図1、4に示す様に、排ガスはフ
ァン24によりファンボックス25から通気箱26及び排気ボ
ックス28を介して、排ガスはテーブル2下面の連通路32
に到達し、連通路32から排気流路29への流路は大面積の
流路空間33を有しているために、連通路32から排気流路
29へ直接流通すると共に、流路空間33を通って排気流路
29の外側接線方向から円周方向に流れる。そして、排気
流路29と排気流路29に被冠した流路制御プレート30の排
気口31、31a …との面積差により、円周配置した排気流
路29の排気口31、31a …の全体から排気される。トップ
プレート12の外周部の排気口31、31a …から上方へ排気
された排ガスはエアカーテンとなり、空内空気と燃焼部
3上方を遮断し、エアカーテンの内周側の空気の一部は
焼煙と共にロースター本体1内に吸引される。
【0016】上述の実施例における2段階の排ガスの浄
化作用において、ロースター本体1の外箱6下端に設け
た第1フィルター17では主に、10μm以上の粗粒子を
除去し、ロースター本体1の下方内部に装着した消煙部
4における消煙ユニット21の第2フィルター20では5μ
m未満の微粒子も捕集除去している。
【0017】第2フィルター20はガラス(グラスファイ
バー)濾材をプリーツ形状と成したHEPAフィルター
を使用しているために、濾材は緻密であるために圧力損
失が高いことにより、本発明では特殊な収容方式と成し
ている。しかしながら、微粒子を捕集する第2フィルタ
ー20は圧力損失が高くても、トッププレート12から燃焼
部3の排ガスを吸引するために、相当な静圧(吸引圧)
及び流量をトッププレート12、ロースター本体1内に、
ファン24で確保する必要がある。又、排ガス通過に圧力
を必要とする第2フィルター20を避けて短絡したり、漏
洩することを防止する必要があり、更に、第2フィルタ
ー20による濾過集塵で捕集能力が低下するために、第2
フィルター20を周期的に交換する必要があるが、上述の
静圧、流量確保と、短絡等の気密性と引き出し着脱性を
確保する必要がある。
【0018】又、ノンダクトロースターは数人で1台を
利用して会食するために、テーブル2、キャビネット18
等の大きさ、面積には自ずと限界がある。従って、第1
フィルター17を通過した排ガスが流入する消煙ボックス
19の面積も限定されるために、図5〜10に示す様に、
消煙ボックス19に装着される消煙ユニット21の第2フィ
ルター20を、通常行われている流路直交方向に配置せ
ず、傾斜配置している。
【0019】排ガスの基本流路は、図中、外箱6の排煙
口16から消煙ボックス19への流入段階は直下方向で、消
煙ボックス19の第2フィルター20に到達し、該第2フィ
ルター20通過後、消臭ボックス23への流入時には水平方
向(図中、右方向)となる。この基本流路に対して、本
発明における第2フィルター20は、図5、6、8に示す
様に、上下方向の基本流路の直交方向(水平方向)に対
して傾斜させて配置し、且つ、中心均等振り分けを考慮
して、消煙ボックス19から消臭ボックス23への流路方向
における中央が低く外側が高くなる様に2枚の第2フィ
ルター20を装着している。
【0020】又、消煙ボックス19に装着される消煙ユニ
ット21にあっては、上面開口のボックス40に、開口部4
1、41a を有する一対の載置板42、42a を中央が低く外
側が高い中央振り分けで設け、該載置板42、42a 上に第
2フィルター20を夫々載置し、消煙ボックス19へ流入し
た排ガスは第2フィルター20及び載置板42、42a の開口
部41、41a を通過して、第2フィルター20の下方及び消
煙ボックス19、ボックス40(消煙ユニット21)の下流側
連通開口部(図10参照)から消臭ボックス23(消臭ユ
ニット22)へ流入する様にしている。
【0021】又、消煙ボックス19と消煙ユニット21の引
き出し着脱自在で気密性配慮の装着関係にあっては、図
6〜9に示す様に、消煙ボックス19と消煙ユニット21両
者の立設両側面43、43a をテーパー状と成し、即ち、引
き出し着脱方向に対して傾斜させると共に奥行き側が幅
狭の台形と成している。そして、少なくとも消煙ボック
ス19又は消煙ユニット21のどちらか一方の側面43、43a
に若干の弾力収縮性を有する気密材44、44a …を設け、
消煙ボックス19への消煙ユニット21の装着時に気密材4
4、44a …が若干収縮して、消煙ボックス19と消煙ユニ
ット21の装着接触面に気密性を確保する様に成してい
る。又、気密性を確保する気密材44、44a …は、消煙ボ
ックス19又は消煙ユニット21の側面に設ける他、奥行き
側の当接面43b に気密材44、44a …を設けると共に、消
煙ボックス19に消煙ユニット21を装入する前面側では、
蓋体19a の当接面43c にも設け、消煙ボックス19への消
煙ユニット21の装着、蓋体19a の取付け時に奥行き側及
び前面側でも気密材44、44a …が若干収縮し、気密性を
確保している。
【0022】そして、図6、7及び図8、9に示す実施
例では、消煙ボックス19に装着される消煙ユニット21の
側面に気密材44、44a …を設けたフィルター組込構造を
示している。図6、7のものにあっては、消煙ボックス
19が台形で、全体形状が四角形の消煙ユニット21(ボッ
クス40)の側面43、43a に三角形状の気密材44、44a …
を設けて、消煙ユニット21の全体形状を台形と成してい
る。又、図8、9のものにあっては、消煙ボックス19及
び消煙ユニット21(ボックス40)の側面43、43a を傾斜
させて全体形状を台形と成すと共に、側面43、43aの外
側面に均等幅の気密材44、44a …を設けて、消煙ユニッ
ト21の全体形状を台形と成している。
【0023】又、消煙部4における上流側の消煙ボック
ス19と下流側の消臭ボックス23の関係にあっては、消煙
ボックス19に中央振り分け傾斜の2枚の第2フィルター
20を装着しているために、外側下方の流路空間が大容積
となるために、流路における各点の流量、流速が一定と
ならない。そこで、図10に示す様に、消煙ボックス19
に対する消臭ボックス23における立設した対向面45、45
a を傾斜させて、消煙ボックス19と消臭ボックス23の間
に流入均等化空間46を形成し、消臭ボックス23に対する
排ガスの流速、流量の相違を緩和、平均化させ、消臭ボ
ックス23内を均一に排ガスが通過する様に成している。
【0024】その具体例としては、消臭ボックス23に設
けた案内具47(図1参照)に沿って、消臭ボックス23に
対して前面側に消臭ユニット22を引き出し装着自在と成
している。そして、図10に示す様に、消煙ボックス19
に対して立設対向した消臭ユニット22の対向面45、45a
を、その垂直方向中央が消煙ボックス19に近設し、水平
方向の両端が後退する様に、傾斜配置し、消煙ボックス
19における第2フィルター20が高い端部で排ガス流量が
多いことに対して、消臭ユニット22の対向面45、45a の
前面側の流入均等化空間46を大容量と成している。
【0025】最後に、前述の特許請求の範囲に記載した
発明以外の発明を作用効果と共に列挙する。
【0026】消煙ボックス19の内形及び消煙ユニット21
の外形を奥行き側が幅狭の台形と成したことにより、手
前側の間口が広いため奥方への装入を容易に行うことが
出来、又消煙ボックス19と消煙ユニット21の接触面に圧
縮自在な気密材44、44a …を設けたことにより、消煙ユ
ニット21への装入時に気密材44、44a …が圧縮されて気
密性を確保することが出来る等の効果がある。又、消煙
ボックス19に装着される消煙ユニット21の側面に気密材
44、44a …を設けたことにより、着脱の繰り返しにより
気密材44、44a …が損傷したとしても、気密材44、44a
…の補修を容易に行うことが出来る等の効果がある。
【0027】又、消煙ユニット21において、フィルター
20を載置する載置板42、42a に開口部41、41a を設ける
と共に、載置板42、42a 上にフィルター20を載置したこ
とにより、第2フィルター20を通過した排ガスが開口部
41、41a を通過して下流側へ流通し、且つ、静圧により
第2フィルター20は載置板42、42a 上に上方から密着し
て、第2フィルター20の直接的な周囲における漏洩を防
止することが出来る等の効果がある。
【0028】
【発明の効果】要するに本発明は、消煙部4は、上流側
から粗粒子を捕集する第1フィルター17と、微粒子を捕
集する第2フィルター20を有した消煙ボックス19と、フ
ァン24を連通して構成したので、ファン24で吸引された
排ガスを2段階のフィルター17、20で微粒子を含む油煙
を除去して浄化することが出来、従って、従来、組込み
使用されていた電気集塵ユニットを使用していてないこ
とにより、消煙部4を安価に構成したり、高圧電流も無
く安全性も向上することが出来、又2段階浄化としたこ
とにより、微粒子を捕集する第2フィルター20の寿命を
長くすることが出来、又第1フィルター17から消煙ボッ
クス19への流入方向に対して非直交の傾斜方向に第2フ
ィルター20を配置したので、微粒子を捕集する第2フィ
ルター20は圧力損失が高いとしても、消煙ボックス19の
面積に比して第2フィルター20の面積を増大することに
より、第2フィルター20の通過流量を増大してトッププ
レート12における排ガスの充分な吸引を行うことが出来
る。
【0029】又、第2フィルター20は濾過式で高圧力損
失のHEPAフィルターと成したので、通常入手可能な
素材で排ガスの浄化を行うことが出来、プリーツ形状に
形成することが出来て、排ガスの通過流量増大を容易に
行うことが出来る。
【0030】又、消煙ボックス19に設ける第2フィルタ
ー20は2枚のフィルターと成し、フィルターを流路の中
心が低くなる様に夫々傾斜配置したので、1枚のフィル
ターを傾斜させるよりも面積を増大させることが出来る
と共に、中央振り分けで排ガスを分流することにより、
消煙ボックス19の上下流側での排ガスの流通を平均化、
円滑化すること、又はその対策を容易に行うことが出来
る。
【0031】又、消煙ボックス19に消煙ユニット21を着
脱自在に装着すると共に、消煙ユニット21に第2フィル
ター20を装着したので、排ガス中の微粒子を捕集して集
塵効率が低下した第2フィルター20の交換を、消煙ユニ
ット21を消煙ボックス19から引き外して行うことによ
り、容易とすることが出来る。
【0032】又、消煙部4は、上流側から第1フィルタ
ー17と、消煙ボックス19と、消臭ボックス23と、ファン
24を連通して構成したので、油煙発生要因の微粒子を捕
集した半クリーン化ガスを消臭して、店内排出のクリー
ン化ガスの臭発生を防止することが出来、又消臭ボック
ス23に設けた消臭ユニット22の立設した消煙ボックス19
への対向面45、45a を、その中央が消煙ボックス19に近
設し、水平方向の両端が後退する様に、傾斜配置したの
で、消煙ボックス19から消臭ボックス23に流入する排ガ
スは均等化流線となっていないことに対して、流量等の
平均化を流量が多い個所の流入均等化空間46を大容積と
成して、均等化し消臭を均一に行うことが出来る。
【0033】又、消臭ボックス23に案内具47を設けて、
消臭ボックス23に消臭ユニット22を着脱自在に装着した
ので、消臭ユニット22の交換を容易に行うことが出来る
と共に、対向面45、45a が傾斜した消臭ユニット22を消
臭ボックス23の定位置への装着を容易にすることが出来
る。
【0034】又、排気部5におけるファン24で排ガスを
吸引するファンボックス25に、トッププレート12の外周
に隣接した排気流路29への流路を接続したので、消煙部
4で浄化処理されて空内に戻されるクリーンなガスは、
ロースター本体1のトッププレート12の外周から排気さ
れ、ロースター本体1の側壁に設けたルーバー27からの
排出が無く、客席配置の制限を緩和することが出来る。
【0035】又、トッププレート12外周から排気される
ガスによるエアカーテンの形成により、トッププレート
12から吸引される焼煙等と室内の空調空気を遮断するこ
とにより、焼煙と共に吸引される空気はエアカーテンの
一部内側空気となり、空調空気の吸引量を低下して省エ
ネルギーを達成することが出来る。又、エアカーテンと
して排出され循環されるガスが完全にクリーン化されて
いないとしても、トッププレート12からガスは再吸引さ
れてロースター本体1内部の消煙部4で浄化され、浄化
度を向上させることが出来る。又、これらの再循環作用
及びエアカーテンにより、室内空気の吸引量低減を行
い、全体の吸引量を低減しても焼煙等の排ガスを充分に
吸引し、浄化することが出来る。
【0036】又、ファンボックス25から排気流路29への
流路において、ファンボックス25に連設した排気ボック
ス28をテーブル2の下面に設けた連通路32に接続し、該
連通路32は排気流路29の外側から該排気流路29に連通
し、又排気流路29と、連通路32と、連通路32の90度位
相位置で囲まれたテーブル2下面の空間を流路空間33と
成したので、消煙部4から連通した排気ボックス28、連
通路32からトッププレート12外周の排気流路29へ送気さ
れるクリーン化ガスの一部分又は大部分は、流路空間33
を経由して排気流路29へ流入することにより、排気ボッ
クス28、連通路32から排気流路29への流れは排気流路29
の接線方向が存在して、クリーン化ガスは排気流路29内
で、その配置方向、即ち、連通路32から流路空間33への
円周方向に流れ、排気流路29及び流路制御プレート30の
排気口31、31a …からの排気量を均等化することが出来
る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノンダクトロースターの中央縦断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2における上流側の排ガスの流路を示す横断
面図である。
【図4】図2における下流側の排ガスの流路を示す横断
面図である。
【図5】図1の側面図である。
【図6】消煙ボックスの側面だけを傾斜させ、テーパー
角度を大きく設定した消煙ボックス及び消煙ユニットの
組込構造の詳細を示す要部拡大断面図である。
【図7】図6の分解図である。
【図8】消煙ボックス及び消煙ユニットの両者の側面を
傾斜させ、テーパー角度を大きく設定した消煙ボックス
及び消煙ユニットの組込構造の詳細を示す要部拡大断面
図である。
【図9】図8の分解図である。
【図10】消煙ボックスと消臭ボックスの連設状態を説
明する模式斜視図である。
【符号の説明】 2 テーブル 3 燃焼部 4 消煙部 5 排気部 6 外箱 7 吸引流路 8 内箱 12 トッププレート 17 第1フィルター 19 消煙ボックス 20 第2フィルター 21 消煙ユニット 22 消臭ユニット 23 消臭ボックス 24 ファン 25 ファンボックス 28 排気ボックス 29 排気流路 32 連通路 33 流路空間 45、45a 対向面 47 案内具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 康正 大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下 精工株式会社内 Fターム(参考) 4B040 AA03 AB12 AC01 AE13 CA02 CA16 CB13 CB20 NA12 NA15 NA16 NA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルに装着された外箱の内部に吸引
    流路が形成される様にして内箱を取付け、該内箱内部の
    燃焼部で発生する排ガスを吸引流路に吸引するトッププ
    レートを吸引流路の上方部に取付け、該吸引流路の下流
    側に消煙部及びファンを有する排気部を連設したノンダ
    クトロースターにおいて、 消煙部は、上流側から粗粒子を捕集する第1フィルター
    と、微粒子を捕集する第2フィルターを有した消煙ボッ
    クスと、ファンを連通して構成し、 第1フィルターから消煙ボックスへの流入方向に対して
    非直交の傾斜方向に第2フィルターを配置したことを特
    徴とするフィルター浄化式ノンダクトロースター。
  2. 【請求項2】 第2フィルターは濾過式で高圧力損失の
    HEPAフィルターと成したことを特徴とする請求項1
    のフィルター浄化式ノンダクトロースター。
  3. 【請求項3】 消煙ボックスに設ける第2フィルターは
    2枚のフィルターと成し、フィルターを流路の中心が低
    くなる様に夫々傾斜配置したことを特徴とする請求項2
    のフィルター浄化式ノンダクトロースター。
  4. 【請求項4】 消煙ボックスに消煙ユニットを着脱自在
    に装着すると共に、消煙ユニットに第2フィルターを装
    着したことを特徴とする請求項1、2又は3のフィルタ
    ー浄化式ノンダクトロースター。
  5. 【請求項5】 消煙部は、上流側から第1フィルター
    と、消煙ボックスと、消臭ボックスと、ファンを連通し
    て構成し、 消臭ボックスに設けた消臭ユニットの立設した消煙ボッ
    クスへの対向面を、その中央が消煙ボックスに近設し、
    水平方向の両端が後退する様に、傾斜配置したことを特
    徴とする請求項3又は4のフィルター浄化式ノンダクト
    ロースター。
  6. 【請求項6】 消臭ボックスに案内具を設けて、消臭ボ
    ックスに消臭ユニットを着脱自在に装着したことを特徴
    とする請求項5のフィルター浄化式ノンダクトロースタ
    ー。
  7. 【請求項7】 排気部におけるファンで排ガスを吸引す
    るファンボックスに、トッププレートの外周に隣接した
    排気流路への流路を接続したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6のフィルター浄化式ノンダク
    トロースター。
  8. 【請求項8】 ファンボックスから排気流路への流路に
    おいて、ファンボックスに連設した排気ボックスをテー
    ブルの下面に設けた連通路に接続し、該連通路は排気流
    路の外側から該排気流路に連通し、又排気流路と、連通
    路と、連通路の90度位相位置で囲まれたテーブル下面
    の空間を流路空間と成したことを特徴とする請求項7の
    ノンダクトロースター。
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