JP4365908B2 - 面位置検出装置、露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

面位置検出装置、露光装置およびデバイス製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電容量方式の微小間隔測定装置を用いた面位置検出装置、これを用いた露光装置およびこれを用いたデバイス製造方法に関し、特にスリット・スキャン方式の半導体露光装置およびデバイス製造方法に適用する場合に、露光ターゲットとなるウエハ表面の高さおよび傾きを正確に測定できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体露光装置における面位置検出装置としては、従来、投影レンズによってマスクパターンが転写される位置に設けられた半導体ウエハに対して、斜めに入射光を照射し、その半導体ウエハの表面から斜めに反射する反射光を検出して、その表面位置を検出する斜め入射面位置検出装置が多く用いられている。図9はこのような従来の面位置検出装置の概略図である。
【0003】
同図に示すように、光ファイバ9から射出された照明光は、集光レンズ10を経てパターン形成板11を照明する。パターン形成板11を通過した照明光は、レンズ12、ミラー13および照射対物レンズ14を経てウエハ5の露光面に投影され、これにより、ウエハ5の露光面にはパターン形成板11上のパターンの像が光軸EXに対して斜めに投影結像される。ウエハ5で反射された照明光は、集光対物レンズ15、ミラー16、および結像レンズ17を経て、受光器18の受光面に再投影され、これにより、受光器18の受光面には、パターン形成板11のパターンが再結像される。ウエハ5が上下に動くと、パターンの像は受光面18上を左右に移動することになり、そのパターンの位置を演算回路19が算出することによってウエハ5の面位置を検出することができる。
【0004】
前記露光装置においてはこのような焦点検出系による計測点がウエハの1ショット(被露光領域)内に複数点あり、X−Y面内での該複数計測点からの出力を比較演算することにより該計測ショットの面位置Zと傾き成分(チルト)を算出し、Z・チルトステージ8を制御することにより、高精度なフォーカス位置制御を達成している。
【0005】
近年においては露光面積を拡大するために投影レンズに対し、レチクルとウエハの共役関係を保持しつつ相対的に走査しながら露光を行なう、スリット・スキャン露光装置が注目を集めている。該露光装置においては焦点検出した信号がそのままステージの姿勢を制御するクローズドループ信号として使われるため、その目標値信号としてできるだけ滑らかな信号、つまり露光スリット領域に対して平均化された信号が必要とされる。
【0006】
ところが、このような光スリット投影方式においては、被計測面に対し均一に照明しては位置計測ができないため、計測エリアが必ず離散的になってしまう。しかも出願人らによる実験結果によれば、細いスリット状の光束が段差のエッジ部に照射された場合、反射光が散乱されて大きな焦点検出誤差(だまされ)を生じることが分かった。
【0007】
この問題点を解決する手段として、焦点検出用のセンサに静電容量センサを使う方法がある。静電容量センサは検出領域内をほぼ均一に平均化する他、上記のエッジ部におけるだまされもなく、応答性が高い等、光方式よりスリット・スキャン露光装置の焦点検出センサとしていくつか有利な点がある。
【0008】
図10は静電センサによる間隔測定原理を示す図である。同図において、測定に使用する平板電極30は、被測定物体31の近傍に配置されており、この平板電極30には発振器OSによって高周波電圧が印加されるようになっている。この平板電極30と発振器OSとの間には電流計AMが接続されており、これに接続された測定器32と電流計AMとによって、平板電極30に流れ込む交流電流の大きさが測定されるようになっている。そして、かかる電流の測定結果は、演算回路33に入力され、この演算回路33における演算処理によって平板電極30と被測定物体31との間隔dの測定が行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上述の面位置検出装置にあっては以下に示す問題点がある。つまり、静電センサは露光領域中を直接計測できないため、その利用にあたってはなんらかの工夫を必要とし、かつ、複数の異なるチップレイアウトや、露光過程の間で変わる焼付けパターンに対して、精度良く対応できないという問題点がある。
【0010】
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、面位置検出装置、露光装置およびデバイス製造方法において、チップレイアウトや焼付けパターン等の被検出面の状態が変化しても、それらの変化に対応し、精度良く被検出面の面位置を検出できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明の面位置検出装置は、被検出面の上に該被検出面から離れて配置される電極と、この電極と前記被検出面との間に高周波電圧を印加する電圧印加手段と、前記電極と被検出面との間に高周波電圧を印加したときに流れる電流値に基づいて被検出面と前記電極との間の距離を検出する検出手段とを備えた静電容量センサを用いた面位置検出装置において、前記静電容量センサは、前記電極として複数の電極を有し、用いる電極を選択する選択手段を備え、さらに、前記選択手段として、用いる電極を切り換えて測距領域を可変とするための切換え手段を有する測距領域可変静電センサである、ことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の露光装置は、このような面位置検出装置を被露光面の面位置検出用に備えるとともに、面位置を検出する被露光面の状態に対応させて、前記選択手段を制御する手段を有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明のデバイス製造方法は、このような露光装置を用い、その面位置検出装置によって、各静電容量センサで使用する電極を適宜選択しながら被露光基板の面位置を検出し、この検出結果に基づいて被露光基板の位置制御を行ないながら露光を行なうことを特徴とする。
【0014】
これによれば、ウエハのチップレイアウトや焼付けパターン等の被検出面が変化しても、その変化に対応させて、各静電容量センサで使用する電極を選択することにより、好ましい測定位置や測定領域に電極を対向させて、面位置検出のための距離測定が行なわれる。また、電極は単に選択手段によって選択されるだけであるため、印加される高周波電圧は、静電容量センサにおいて適宜選択される各電極に共通であり、したがって各電極間で一定である。したがって、被検出面の状態の変化に対応した精度の良い面位置検出が行なわれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態においては、前記静電容量センサは、前記選択手段として、用いる電極を切り換えて測距位置を変えるための切換え手段を有する測距位置可変静電センサであり、あるいは、前記選択手段として、用いる電極の数を切り換えて測距領域を変えるための切換え手段を有する測距領域可変静電センサである。
【0016】
また、露光装置はスリット・スキャン型のものであり、前記測距位置可変静電センサを有する面位置検出装置を被露光面のフォーカス位置制御のためのプリ計測による傾き検出用に備え、その面位置検出装置の異なる2つの静電センサがそれぞれ有する2つの電極による測距位置がスキャン露光幅内でかつ最も外側となるように前記切換え手段を制御する手段を有する。あるいは、同様に前記測距位置可変静電センサを有する面位置検出装置を被露光面のフォーカス位置制御のためのプリ計測による露光光軸方向位置検出用に備え、スクライブライン位置での面位置検出を行なわないように前記切換え手段を制御する手段を有する。
【0017】
スリット・スキャン型の露光装置は、前記測距領域可変静電センサを有する面位置検出装置を被露光面のフォーカス位置制御のためのプリ計測による露光光軸方向位置検出用に備えてもよく、その場合、露光装置は、高い解像性能が要求される被露光面部分が測距領域に多く含まれるように前記切換え手段を制御する手段を有する。
【0018】
これら切換え手段を制御する手段は露光レイアウトに基づいて制御を行なうことができる。その制御により、たとえば露光幅が狭くなる場合でも、その幅内に被露光面のチルト角を算出するための電極が位置するように電極が選択され、それにより高精度なフォーカス位置制御が行なえる。また、露光スリット内にスクライブラインが位置する場合でも、電極を切り換えて、複数のチップパターンに対応することができる。さらに測距領域可変静電センサを有する面位置検出装置の場合は、電極の切換えにより、平均化される検出領域を可変にできるため、複数の異なるチップレイアウトにも対応することができる。
【0019】
【実施例】
(第1の実施例)
図11は本発明の第1の実施例に係る面位置検出装置を適用することができる露光装置の概略を示す図である。図中、1はレチクル、2はレチクルスキャンステージ(スキャン方向はX方向)、3はウエハを露光する照明系、4は縮小投影レンズ、5はウエハ、6はウエハチャック、7はX−Yステージ、8はZ・チルトステージ、20および20’は静電センサである。静電センサ20および20’は露光位置において計測できないため、プリ計測となり、ウエハステージを右(Xの正方向)にスキャンする場合はセンサ20を、左(Xの負方向)にスキャンする場合はセンサ20’を用いる。21は静電センサ20および20’の固定用の治具であり、静電センサがハウジングでアースをとるようなタイプである場合には、治具21をアルミ等の金属材料で作成し、あらかじめ接地しておく。22は制御回路、23は静電センサの検出信号(〜十数kHz)、24はZ・チルトステージ制御信号を示す。静電センサ20および20’はY方向には少なくとも2つ以上配置し、ウエハステージをX方向に走査した時のヨーイング(ωx)検出を行なう。静電センサ20および20’からの検出信号23に基づいて、制御回路22がウエハ5の面位置Zと傾き成分(チルト)を算出し、Z・チルトステージ8を制御することにより高精度なフォーカス位置制御が行なわれる。
【0020】
図12は静電センサ20の従来例を示す、光軸方向から見た図である。25は露光スリットであり、27はスキャン方向である。この例ではウエハの高さおよび傾きを検出するために、静電センサ20として3つのセンサ201〜203を用いている。各静電センサは露光位置での面位置を直接には計測できないため、露光スリット25に対してスキャン方向に設けたセンサ201〜203によってプリ測定を行なう。実際にはXの負方向に対してもスキャンを行なうので、図11を用いて説明したように、負方向側の静電センサ20’としても同様のセンサを設ける必要があるが、本発明に関しては本質的でないため、以後、省略する。
【0021】
図13は図12の構成をスキャン方向から見た図である。26は被測定物(ウエハ)表面(導体とする)である。その他の符号は、図11および図12で用いたものと同じである。図13では、ウエハの高さ検出のためにセンサ202を、傾き検出にセンサ201と203をそれぞれ用いている。各センサ201〜203の出力をそれぞれS1、S2、S3とすると、高さZ[μm]とチルトωx[rad.]は、次式で表わされる。
Z=S2[μm]
ωx=(S1−S3)/L[rad.]
(但し、Lはセンサ201と203の間の距離)
【0022】
図1は、本実施例の面位置検出装置に使用される測距位置可変静電センサを示す。301〜306はセンサ電極であり、その断面形状は図示したような円でなくとも構わない。SWは切換えスイッチであり、センサ電極301〜306の内から1つを任意に選択するためのものである。選択されない電極は接地されるようにするが、電位は電気的に浮いていても構わない。40はガードリングと呼ばれる導体で、印加電圧により選択されたセンサ電極と等電位に保たれる。ガードリング40の役割は、センサ電極を流れる電流が電極面積よりも拡がらないようにして、間隔を正確に測定できるようにすることである。その他の符号は図10で説明したものと同一である。この構成により、スイッチSWによって選択される電極の位置において、該電極と不図示の被測定物との間隔を測定する。
【0023】
本発明に従ったこの測距位置可変静電センサは、切換えスイッチSWによって複数のセンサ電極の内から1つを任意に選択することにより、間隔測定位置が切り換えられることを特徴とする。明らかに分かるように、本発明に従えば、複数の切換え可能なセンサ電極を有する構造をもち、例に挙げた6つに固定されるものではない。また本例ではセンサ電極301〜306を1列に配置しているが、この配置に限定されるものではなく、その配置形状は任意に考えられる。また複数の静電センサを回路で切り換えるものと比較すると、電極位置が固定されているので、後で述べるように、半導体露光装置の面位置検出装置として、高精度なフォーカス制御が行なえる。また、実際のスイッチングは機械的に行なわれるのではなく、電子的に行なわれる。具体的なスイッチの切換えタイミングとセンサ電極の選択方法については後述の適用例の中で説明する。
【0024】
図2は図1の測距位置可変静電センサの原理を示す図である。SWは切換えスイッチであり、被測定物体31の近傍に配置されている複数のセンサ電極301〜306の内から1つを任意に選択して電気回路に接続する。d1〜d6は各センサ電極301〜306位置における該電極と導体基板31間の間隔である。これらの間隔は導体基板31の表面形状により異なりうる。その他の符号は図10や図1に示したものと同一である。
【0025】
図2に示すように、電極301〜306の中から切換えスイッチSWにより選択された唯一の電極305には、発振器OSから高周波電圧が印加されるようになっている。切換えスイッチSWと発振器OSとの間には電流計AMが接続されており、これに接続された測定器32と電流計AMとによって、選択された電極305に流れ込む交流電流の大きさが測定されるようになっている。そして、かかる電流の測定結果は、演算回路33に入力され、この演算回路33における演算処理によって、選択された電極305と被測定物体31との間隔d5の測定が行なわれる。
【0026】
図3は、この測距位置可変静電センサを、面位置検出装置において、ウエハのチルト角を算出するためのセンサに適用した例を説明する図である。401と402は測距位置可変静電センサであり、チルト角を算出するために用いる。301〜308はセンサ電極であり、このうちセンサ電極301〜304は測距位置可変静電センサ401を、センサ電極305〜308は測距位置可変静電センサ402を、それぞれ構成する。28はチップサイズに依存する露光幅であり、この間に位置するウエハ部分のみが露光される。L’はチルト角を算出するために用いられるセンサ電極の間の距離である。その他の符号は図12で説明したものと同じである。
【0027】
この構成により、チルト角を検出するためのセンサ電極を不図示のスイッチを用いて任意のセンサ電極に切り換えて、チルト角を検出するための測定位置を任意に変えることができる。なお、被測定物体表面までの高さ検出にセンサ202を用いるのは図12および図13の場合と同様である。
【0028】
図19は、センサ電極の選択基準の説明図である。401と402は測距位置可変静電センサであり、チルト角を算出するために用いる。301、305、307はセンサ電極であり、このうち301は測距位置可変静電センサ401を、305および307は測距位置可変静電センサ402を、それぞれ構成する。簡単のため、高さ位置検出用のセンサおよび他のセンサ電極は省略する。その他の符号は図3等で説明したものと同じである。
【0029】
図19に示すように、チルト角検出用の一方のセンサ401のセンサ電極としてセンサ電極301を用い、他方のセンサ402のセンサ電極としてセンサ電極305および307をそれぞれ用いると、チルト角はそれぞれωx”=(S1−S3”)/L”、ωx’=(S1−S3’)/L’となる。これらを実際のチルト角ωxと比較すると、ωx≒ωx’、ωx<>ωx”となっていることがわかる。つまりセンサ電極間の距離が大きい方の電極(この場合は、L’>L”よりセンサ電極307)を用いる方が、チルト角を算出する場合に表面形状の細かい影響を受けにくく、制御が精度良く行なえることがわかる。すなわち、チルト角検出用のセンサ電極は、露光幅内で最外側に位置する電極とする。
【0030】
よって図3の場合は、露光幅28内に収まる電極303〜306のうちから電極304や電極305ではなく、センサ電極間距離L’が最大となる電極303と電極306を選択する。その結果、被測定物のヨーイングを正確に測定することができるようになり、高精度なフォーカス制御が行なえる。また、どのセンサ電極を選択するかの判定と、スイッチを切り換えて選択する実際の処理は、面位置検出装置に組み込んだプログラムによって自動的に行なうことにより、ユーザが該アルゴリズムを意識する必要や、また操作を行なう必要もないため、手間もかからず、間違いを起こす可能性もない。
【0031】
図14は、面位置検出装置に対し、図3で説明した適用例を用いずに、図10で示した従来の静電センサを用いたときの課題を説明する図である。符号は図3や図12で説明したものと同じである。図14の場合は、チルト角を検出するためのセンサ201と203が露光領域外に位置している。工程が進み、表面に段差が生じてきたウエハを考えた場合、露光領域内外で一様でない段差が生じているため、検出した露光領域外での間隔(図13に示したS1、S3)を元に算出したヨーイングと、本来測定すべき露光領域内表面のヨーイングとが一致しえないという問題点があり、ひいては高精度なフォーカス制御が行なえないという問題点がある。しかし、図3で説明したように、本発明による静電センサをチルト角検出センサに用いることにより、この図14で説明した課題を解決することができる。
【0032】
図4は本発明による静電センサを用いた図3の適用例の場合について説明するスキャン方向から見た図である。符号は図3で示したものと同じである。図3と同様に、露光幅28内に収まる電極303と306をチルト角算出用に用いることにより、それぞれで測定した距離S1’およびS3’から実際のチルト角ωx’[rad.]=(S1’−S3’)/L’[rad.]を算出することができ、高精度なフォーカス位置制御が行なえる。被測定物までの高さZ=S2は従来通り電極202を用いて検出する。
【0033】
図15は、面位置検出装置に図4で説明した適用例を用いずに、図10で示した従来の静電センサを用いたときの他の課題を説明する、スキャン方向から見た図である。符号は図12や図14で説明したものと同じである。センサ間距離Lよりも露光幅28が短い場合には、露光領域外を計測してしまうために、センサ201と203で検出した値S1およびS3から算出されるチルト角ωx[rad.]=(S1−S3)/L[rad.]が、実際のチルト角ωx’[rad.]と大きく異なり得ることが分かる。このとき高精度なフォーカス位置制御が行なえなくなる。しかし図4で説明したように、本発明による静電センサをチルト角検出センサに用いることにより、図15で説明した課題を解決することができる。
【0034】
図5は、図1の本実施例の測距位置可変静電センサを、チルト角を算出するためのセンサに適用した測定例を具体的に説明する図である。符号は図3で示したものと同じである。不図示のスイッチを切り換えて、チルト角検出位置を、それぞれ露光幅28内に位置するセンサ電極304と305の位置に切り換えることにより、被測定物であるウエハ5のチルト角を正確に測定することができるようになり、高精度なフォーカス制御が行なえる。被測定物までの高さは電極202を用いて検出する。
【0035】
図16は、面位置検出装置に図4で説明した適用例を用いずに、図10で示した従来の静電センサを用いたときの課題の具体例を説明する図である。符号は図3等で示したものと同じである。図16で示されるように、露光スリット25がウエハ5外周部近傍に位置する場合、面位置検出装置に用いているセンサがウエハ外にはみ出し、距離を正しく計測できないために、露光エリア内にチップサイズが確保できる場合でも、チップパターンを露光できないという課題がある。しかし図5で説明したように、本発明による静電センサをチルト角検出センサに用いることにより、従来、露光スリットがウエハ外周部近傍に位置して、センサの一部がウエハ上からはみ出してしまい、ウエハまでの距離を測定できず、露光を行なうことができないという図16で説明した課題を解決することができる。
【0036】
次に、測距位置可変静電センサをチルト角を算出するためのセンサに適用した場合の、使用するセンサ電極の選択、すなわち測距位置の決定方法について述べる。図5を用いて説明したように、露光工程において、露光スリット25の位置により露光幅は変わり得る。よって露光スリット25がウエハ5の外周近傍に位置するときは、そのつど露光幅28を算出して露光幅28内に収まる電極位置を求める。また露光スリット25が外周近傍に位置しないときは、予め露光工程開始前のチップレイアウトデータ入力直後に算出した露光幅に基づいて決定した電極位置を選択する。このとき、いずれも選択されるセンサ電極は上に述べたように露光幅28内で最外側に位置する電極が選択される。
【0037】
図6は、本実施例の測距位置可変静電センサを、面位置検出装置において高さを検出するためのセンサに適用した例を説明する図である。403は測距位置可変静電センサであり、被測定物体表面までの高さを検出するために用いる。311および312は測距位置可変静電センサ403のセンサ電極である。29は隣接チップ間のスクライブライン(継ぎ目)であり、センサ電極301の下に位置する。その他の符号は図3あるいは図12で示したものと同じである。
【0038】
図6に示した構成により、高さ検出センサ403において用いるセンサ電極を任意のセンサ電極311または312に不図示のスイッチを用いて切り換えることにより、被測定物体表面までの高さを検出するセンサ位置を任意に変えることができる。チルト角検出にセンサ201および203を用いるのは図12や図13の場合と同様である。よって、図6に示したようにセンサ電極311の下にスクライブライン29が位置する場合は、不図示のスイッチを用いて、露光幅28内に位置するセンサ電極312に切り換えて高さ検出を行なうことにより、被測定物表面までの距離を正確に測定することができるようになり、高精度なフォーカス制御が行なえる。
【0039】
その際、どのセンサ電極を選択するかの判定、およびスイッチを切り換えて選択する実際の処理は、面位置検出装置に組み込んだプログラムにより自動的に行なわれる。それにより、ユーザが該アルゴリズムを意識する必要や、また操作を行なう必要もなく、したがって手間もかからず、間違いを起こす可能性もない。また、その切換えは、露光工程開始前のチップレイアウトデータ入力時にのみ行なわれる。なぜなら同一ウエハにおいてチップレイアウトは共通であり、該ウエハの露光作業中は変更されることがないので、高さを算出するために用いられるセンサ電極も露光工程を通じて変更されることがないからである。また該データから定まる露光幅に基づいて使用するセンサ電極が決定される。
【0040】
図17は、面位置検出装置に図6で説明した適用例を用いずに、図10で示した従来の静電センサを用いたときの課題を説明する、光軸方向から見た図である。図18は、同課題を説明する、スキャン方向から見た図である。符号は図6あるいは図14で用いたものと同じである。図17および図18の場合は、スクライブライン29が露光スリット25の中に位置している。したがって、図18に示したように該チップパターンを含むような複数の異なるチップパターンについても高さZを検出する静電センサ202下にスクライブライン29が位置して、本来検出したい被測定物表面までの距離すなわち高さが測定できないため、高精度なフォーカス制御が不可能となる課題がある。しかし図6で説明したように、本発明による静電センサを高さ検出センサに用いることにより図17と図18で説明した課題を解決することができる。
【0041】
(第2の実施例)
図7は本発明の第2の実施例に係る面位置検出装置の測距領域可変静電センサの特徴を最もよく表わす図である。同図に示すように、このセンサにおいて、端子51はスイッチSWにより端子52もしくは端子53のいずれか一方とのみ結線される。30はセンサ電極である。30’はスイッチSWにより端子51を端子52に結線したときにのみセンサ電極の働きを有する電極である。端子51を端子53に結線した場合には、電極30のみがセンサ電極として働き、電極30’はガードリングとして働く。電極30と30’の断面は同心円形状である。
【0042】
図7に示されるように、切換えスイッチSWにより、電極30にのみ、あるいは電極30と電極30’の両方に発振器OSから高周波電圧が印加されるようになっている。また、切換えスイッチSWと発振器OSとの間には電流計AMが接続されており、これに接続された測定器32と電流計AMとによって、電極30のみに、あるいは電極30と電極30’の両方に流れ込む交流電流の大きさが測定されるようになっている。そして、かかる電流の測定結果は、演算回路33に入力され、この演算回路33における演算処理によって選択された電極30と被測定物体であるウエハとの間隔の測定が行なわれる。
【0043】
第1の実施例では検出位置を可変とすることを特徴としたが、本実施例では検出領域(面積)を可変とすることを特徴とする。先に書いたように、静電センサの特徴の1つに検出領域内をほぼ均一に平均化する効果がある。図7に示す構成により、検出領域を可変にすることによって、平均化される領域を可変にすることができる。
【0044】
図8はセンサ電極の面積、すなわち平均化される検出領域を可変にできる図7の静電センサの原理説明図である。符号は図7で説明したものと同一である。図8に示すように、端子51をスイッチSWの切換えによって端子52に結線して電極30’をセンサ電極として機能させることにより、センサ電極30と30’を合わせた面積(S0+S’)を検出領域とすることができる。もしくは端子51を端子53に結線して、電極30’をセンサ電極として機能させないことにより、センサ電極30の面積(S0)のみを該静電センサの検出領域とすることができる。
【0045】
本実施例によれば、検出領域を可変にできるため、平均化される領域を可変にでき、露光するチップのレイアウトに合わせたフォーカス制御が簡単に行なえるようになる。
【0046】
図20は、本実施例によれば、チップレイアウトによってはデフォーカスとなるという従来の課題を解決することができることを説明する、スキャン方向から見た図である。41はメモリセルの表面で、42は周辺回路である。その他の符号は図7あるいは図12で示したものと同一である。
【0047】
被測定物(レジスト)表面に添って高さ位置の調整を行なったときに、却ってデフォーカスが発生する場合がある。そのことを図20を用いて説明する。すなわちメモリなどの露光領域内の構成は大きく分けるとメモリセル41の部分と周辺回路42の部分からなり、一般にクリティカルな解像性能を要求される露光領域はメモリセル41の部分に集中している。今、センサ電極30のみを用いて高さ位置Zを検出するとすると、周辺回路42表面までの高さS2を検出することになる。この検出した高さ位置Z=S2に基づいて図11に示した高さ位置の制御を行なうと、メモリセル41表面ではデフォーカスになってしまうという問題点がある。
【0048】
そこで、図7および図8で示したように、図20では不図示の切換えスイッチにより、電極30と合わせて電極30’もセンサ電極として使用すると、検出される高さ位置Z’は、S2とメモリセル41表面までの高さ位置S2’を用いると、S2’<Z’<S2の関係で表わされる値となる。Z’の具体的な値は、電極30’がメモリセル41および周辺回路42と重なる面積で決まる。よって電極30’の面積を充分広くとって検出領域を広くすることによって、高さ位置Z’すなわち焦点位置をS2’に近づけることができて、フォーカッシング範囲内にメモリセル41表面を収め、メモリセル41および周辺回路42の露光を正しく行なうことができる。
【0049】
<デバイス製造方法の実施例>
次に上記説明した露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図21は微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップ1(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計したパターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て、半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0050】
図22は上記ウエハプロセス(ステップ4)の詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジストを塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した露光装置または露光方法によってマスクの回路パターンをウエハの複数のショット領域に並べて焼付け露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0051】
本実施例の生産方法を用いれば、従来は製造が難しかった大型のデバイスを低コストに製造することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、被検出面の状態が変化しても、それらの変化に対応し、精度良く被検出面の面位置を検出することができる。したがって本発明を適用した露光装置によれば、高精度なフォーカス制御を行なうことができる。したがって、高精度なデバイス製造を行なうことができる。
【0053】
また、被検出面の大きさが変化しても、その変化に対応して、センサ電極を選択することにより、被検出面の面位置を検出することができる。したがって、効率の良い露光を行ない、効率の良いデバイス製造を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る面位置検出装置の測距位置可変静電センサを示す図である。
【図2】 図1の測距位置可変静電センサの原理の説明図である。
【図3】 図1の測距位置可変静電センサの適用例を示す、露光光軸方向から見た図である。
【図4】 図1の測距位置可変静電センサの適用例を示す、スキャン方向から見た図である。
【図5】 図1の測距位置可変静電センサの具体的適用例を示す図である。
【図6】 図1の測距位置可変静電センサの他の適用例を示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施例に係る面位置検出装置の検出領域可変静電センサの説明図である。
【図8】 図7のセンサの原理の説明図である。
【図9】 従来の面位置検出装置を示す概略図である。
【図10】 従来の静電センサによる間隔測定原理の説明図である。
【図11】 静電センサを用いた面位置検出装置の概略図である。
【図12】 従来の面位置検出装置における静電センサの配置図である。
【図13】 面位置制御のためのパラメータ算出方法を説明する図である。
【図14】 従来の静電センサを用いた面位置検出装置の第1の課題の説明図である。
【図15】 従来の静電センサを用いた面位置検出装置の第2の課題の説明図である。
【図16】 従来の静電センサを用いた面位置検出装置の第3の課題の説明図である。
【図17】 従来の静電センサを用いた面位置検出装置の第4の課題の説明図である。
【図18】 従来の静電センサを用いた面位置検出装置の第4の課題の説明図である。
【図19】 図1のセンサによるチルト角検出用センサにおけるセンサ電極の選択基準の説明図である。
【図20】 メモリ回路露光時の課題の説明図である。
【図21】 本発明の露光装置を利用できるデバイス製造方法を示すフローチャートである。
【図22】 図21中のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
1:レチクル、2:レチクルスキャンステージ、3:照明系、4:縮小投影レンズ、5:ウエハ、6:ウエハチャック、7:ステージ、8:Z・チルトステージ、9:光ファイバ、10:レンズ、11:パターン形成板、12:レンズ、13:ミラー、14:照射対物レンズ、15:集光対物レンズ、16:ミラー、17:結像レンズ、18:受光器、19:演算回路、20,20’:静電センサ、21:静電センサ固定用の治具、22:制御回路、23:静電センサの検出信号、24:Z・チルトステージ制御信号、25:露光スリット、26:被測定物表面、27:スキャン方向、28:露光幅、29:スクライブライン、30,30’:センサ電極、31:導体基板、32:測定器、33:演算回路、40:ガードリング、41:メモリセル、42:周辺回路、51〜53:端子、201,203:チルト角検出用センサ、202:高さ位置検出用センサ、301〜308,311,312:センサ電極、SW:スイッチ、OS:発振器、AM:電流計、401,402,403:測距位置可変静電センサ。

Claims (8)

  1. 被検出面の上に該被検出面から離れて配置される電極と、この電極と前記被検出面との間に高周波電圧を印加する電圧印加手段と、前記電極と被検出面との間に高周波電圧を印加したときに流れる電流値に基づいて被検出面と前記電極との間の距離を検出する検出手段とを備えた静電容量センサを用いた面位置検出装置において、
    前記静電容量センサは、
    前記電極として複数の電極を有し、
    用いる電極を選択する選択手段を備え、
    かつ、該選択手段として、用いる電極を切り換えて測距領域を可変とするための切換え手段を有する測距領域可変静電センサである、
    ことを特徴とする面位置検出装置。
  2. 前記静電容量センサは、前記選択手段として、用いる電極を切り換えて測距位置を変えるための切換え手段を有する測距位置可変静電センサであることを特徴とする請求項1に記載の面位置検出装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかの面位置検出装置を被露光面の面位置検出用に備えることを特徴とする露光装置。
  4. 請求項2の面位置検出装置を被露光面のフォーカス位置制御のためのプリ計測による傾き検出用に備え、その面位置検出装置の異なる2つの静電センサがそれぞれ有する2つ以上の電極のうち、おのおの1つずつの電極を用いて行なう測距位置がスキャン露光幅内でかつ最も外側となるように前記切換え手段を制御する手段を有することを特徴とするスリット・スキャン型の露光装置。
  5. 請求項2の面位置検出装置を被露光面のフォーカス位置制御のためのプリ計測による露光光軸方向位置検出用に備え、スクライブライン位置での面位置検出を行なわないように前記切換え手段を制御する手段を有することを特徴とするスリット・スキャン型の露光装置。
  6. 請求項1の面位置検出装置を被露光面のフォーカス位置制御のためのプリ計測による露光光軸方向位置検出用に備え、高い解像性能が要求される被露光面部分が測距領域に多く含まれるように前記切換え手段を制御する手段を有することを特徴とするスリット・スキャン型の露光装置。
  7. 前記制御手段は露光工程開始前のチップレイアウトデータに基づいて前記制御を行なうものであることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 請求項3〜7のいずれかの露光装置を用い、その面位置検出装置によって、各静電容量センサで使用する電極を適宜選択しながら被露光基板の面位置を検出し、この検出結果に基づいて被露光基板の位置制御を行ないながら露光を行なうことを特徴とするデバイス製造方法。
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