JPH11251232A - 基板および露光装置および素子製造方法 - Google Patents

基板および露光装置および素子製造方法

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JPH11251232A
JPH11251232A JP10067776A JP6777698A JPH11251232A JP H11251232 A JPH11251232 A JP H11251232A JP 10067776 A JP10067776 A JP 10067776A JP 6777698 A JP6777698 A JP 6777698A JP H11251232 A JPH11251232 A JP H11251232A
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JP
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wafer
alignment
substrate
mark
marks
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JP10067776A
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English (en)
Inventor
Shinji Mizutani
真士 水谷
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、基板上の所定の基準位置を適切に把
握することができる基板を提供すること、および適切且
つ迅速にアライメントを行うことができ、スループット
を向上させることができる露光装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】表面にレジストを塗布し、レジストを感光
させてパターンが転写される基板6において、パターン
の第1層目が転写される以前に、表面上にほぼ同一円周
25上に配列された3個以上のマーク21、22、23
を形成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、液晶
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等を製造する際に用
いられる基板、および、フォトリソグラフィ工程で当該
基板にパターンを転写する露光装置、および、当該基板
上に素子を形成する素子製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置あるいは液晶表示装置の製造
工程におけるフォトリソグラフィ工程では、半導体層や
金属配線層に素子となる微細なパターンを形成させるた
めに投影露光装置が用いられる。この投影露光装置は、
パターンの描画されたレチクルやフォトマスク(以下、
レチクルという)をレチクルステージ上に載置し、レジ
ストを塗布した半導体ウェハやガラス基板等の基板(以
下、ウェハという)をウェハホルダに真空吸着保持し
て、ウェハの所定領域にレチクルのパターンを投影露光
するようになっている。
【0003】このような従来の投影露光装置を用いてウ
ェハに2層目以降のパターンを転写する際の動作(以
下、セカンド露光という)について説明する。この投影
露光装置では、ウェハ搬送装置からウェハホルダにウェ
ハが受け渡されると、アライメント用顕微鏡を用いて行
うウェハとレチクルとの正確な位置合わせ(ファイン・
アライメント)に先立って、接触式、あるいは非接触式
のプリアライメント機構を用いてウェハホルダ上のウェ
ハの基準位置(例えば、ウェハ中心位置)および回転量
を把握して、ウェハの大まかな位置調整(以下、プリア
ライメントという)を行う。
【0004】この投影露光装置における非接触式のプリ
アライメント機構の概略の構成および動作について図1
0を用いて説明する。図10は、投影光学系の光軸と平
行にウェハを臨む方向から見たウェハホルダ周辺の模式
的な平面図である。図10における破線100は、投影
光学系の鏡筒の外周を示している。破線100で示され
る円形領域の中心領域に実線で示した露光領域102が
ある。ウェハホルダは、図示しないウェハ搬送機構から
ウェハ6を受け渡されると、プリアライメントを行うた
めの領域30’に移動する。図中の破線6’は、領域3
0’内でのウェハ6の位置を示している。
【0005】領域30’には、例えばウェハ6の3個所
のエッジ部をそれぞれ観察する3個のプリライメント顕
微鏡106で構成されるプリアライメント機構が設けら
れている。このプリアライメント機構では、3個のプリ
アライメント顕微鏡106により、円形状のウェハの2
つのエッジ部および、ウェハエッジ部に設けられた切り
込み部(ノッチ部)あるいは直線部(オリエンテーショ
ンフラット部)が検出され、ウェハホルダ上でのウェハ
6の位置と回転量が把握され、当該位置および回転量に
基づいてウェハ6の位置調整が行われる。この後、ウェ
ハ6上のウェハアライメントマーク(図示せず)がアラ
イメント顕微鏡の観察視野104内に入るようにウェハ
ホルダを移動させ、アライメント顕微鏡によりウェハア
ライメントマークを観察することによりファイン・アラ
イメントが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、ウェハに転写す
るパターンの線幅はますます微細化されてきており、レ
チクルのパターンとウェハ上のパターンとを従来よりさ
らに正確に重ね合わせる必要が生じている。従って、ウ
ェハアライメントマークを観察するアライメント顕微鏡
にも従来より高いマーク検出精度が要求されており、そ
れに対応して高倍率だが狭い観察視野領域を有する光学
系が用いられるようになってきている。一般に顕微鏡の
観察視野内の周辺部領域は光学系の収差の影響を受け易
いため、狭い観察視野内のできるだけ中央部にアライメ
ントマークを追い込んでからマーク位置の検出を行うこ
とが望ましい。このため、ファイン・アライメントに先
立つプリアライメントにおいてできるだけ正確にウェハ
の基準位置を把握しておく必要がある。
【0007】ところが、一般にウェハは外径公差(例え
ば、0.2mm程度)を有しており、真円ではない。従
って、上述の従来のプリアライメント機構のように、ウ
ェハの外形を基準にしてウェハの基準位置を把握しよう
としてもウェハの外径公差が影響してしまい、正確な基
準位置を把握するのは極めて困難である。例えば、ウェ
ハ上に第1層目のパターンを転写するファースト露光時
のプリアライメントで決定した基準位置に基づいて形成
されたウェハアライメントマークを、セカンド露光の際
のファイン・アライメントでアライメント顕微鏡の観察
視野104内の中央部に入れるには、セカンド露光時の
プリアライメントで把握されるウェハの基準位置がファ
ースト露光時のプリアライメントの基準位置と一致しな
ければならないが、それはウェハの外径公差の影響によ
り殆ど不可能である。そのため、セカンド露光の際にプ
リアライメントだけでファイン・アライメントに移行し
ようとしても、ウェハアライメントマークをアライメン
ト顕微鏡の観察視野104の中央部分に追い込むことが
極めて困難であるばかりか、最悪の場合アライメント顕
微鏡の観察視野104内に入れることさえできない事態
が生じ得る。
【0008】そこで従来では、プリアライメントとファ
イン・アライメントとの間に、ウェハの基準位置をより
正確に把握するためのアライメント(以下、サーチ・ア
ライメントという)をさらに追加して行うようにしてい
る。このサーチ・アライメントを行うために、例えばラ
イン・アンド・スペースパターンで構成されたウェハア
ライメントマークより大きめのサーチ・アライメントマ
ークをファースト露光時にウェハ上に形成しておく。そ
して、セカンド露光において、プリアライメントの後に
アライメント顕微鏡の観察視野104内にサーチ・アラ
イメントマークを入れてサーチ・アライメントマークを
観察し、プリアライメントより正確なウェハの基準位置
の検出を行うようにしている。これにより、ウェハアラ
イメントマークをアライメント顕微鏡の観察視野104
のほぼ中心に追い込むことができるようになる。
【0009】ところが、このようなアライメント動作に
より正確なアライメントは期待できるものの、ウェハホ
ルダ上にウェハが受け渡されてからファイン・アライメ
ントが終了するまでの時間が長くなってしまい、高いウ
ェハ処理速度(スループット)を要求される露光装置に
おいて無視できない問題となってきている。
【0010】一方、外径公差の十分小さいウェハを製造
できればウェハの基準位置をプリアライメントだけで高
精度に検出することができ、サーチ・アライメントの必
要はなくなる。しかしながら、現実には外径公差の十分
小さいウェハを製造するのは極めて困難である。本発明
の目的は、基板上の所定の基準位置を適切に把握するこ
とができる基板を提供することにある。また、本発明の
目的は、適切且つ迅速にアライメントを行うことがで
き、スループットを向上させることができる露光装置を
提供することにある。また、本発明の目的は、スループ
ットを向上させた素子製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施の形態を
表す図1乃至図9に対応付けて説明すると、上記目的
は、表面にレジストを塗布し、レジストを感光させてパ
ターンが転写される基板(6)において、パターンの第
1層目が転写される以前に、表面上にほぼ同一円上に配
列された3個以上のマーク(21、22、23)が形成
されていることを特徴とする基板によって達成される。
また、本発明の基板(6)において、所定個数のマーク
(21、22、23)で組を構成し、同一円の中心にお
ける角度を所定角度ずらして組が複数配置されているこ
とを特徴とする。
【0012】また、上記目的は、表面にレジストが塗布
された基板上にパターンを転写する露光装置において、
基板(6)として、請求項1または2に記載された基板
(6)を用い、基板表面の3個以上のマーク(21、2
2、23)をそれぞれ検出する検出手段を備えているこ
とを特徴とする露光装置によって達成される。また、上
記目的は、基板(6)上に複数のパターンを重ねて転写
して素子を製造する素子製造方法において、複数のパタ
ーンの転写に先立ち、基板(6)にほぼ同一円状に配置
される少なくとも3つのマーク(21、22、23)を
形成し、複数のパターンをそれぞれ基板(6)上に転写
する際に、少なくとも3つのマーク(21、22、2
3)を検出して基板(6)のアライメントを実行するこ
とを特徴とする素子製造方法によって達成される。ま
た、本発明の素子製造方法において、基板(6)上に形
成されたパターンに別のパターンを重ね合わせて転写す
る際に、少なくとも3つのマーク(21、22、23)
を用いてアライメントした後、基板(6)のファイン・
アライメントが実行されることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による基板
および露光装置および素子製造方法を図1乃至図9を用
いて説明する。まず、本実施の形態による基板としてシ
リコン・オン・インシュレータ(SOI)構造のウェハ
について簡単に説明する。本ウェハは絶縁膜上にシリコ
ン膜を形成させた点に特徴を有している。本ウェハによ
ればウェハ上に形成される素子の下面が絶縁膜なので、
下面を通って各素子間を流れるリーク電流(漏れ電流)
の発生を防止できる。このため、間隔を狭めて素子を形
成することができるようになり、LSIやメモリを初め
とする種々の半導体装置の集積度や実装密度を向上させ
て装置を小型化することができる。
【0014】次に、SOI構造のウェハの概略の構成を
図1を用いて説明する。図1(a)はウェハ6の平面図
を示し、図1(b)はウェハ6の断面図を示している。
ウェハ6は全体として、一定範囲内の外径公差を有する
薄い円盤状に形成されており、ウェハ6の概略の直径は
8インチ乃至12インチ程度である。また、図1(b)
の断面図に示すように、厚さ0.6〜1mm程度のシリ
コン結晶基板7上に、例えば厚さ0.1〜100μm程
度のシリコン酸化膜(SiO2)からなる絶縁層8が形
成され、さらに、絶縁層8上に厚さ0.1μm程度の半
導体薄膜としてのシリコン層9が形成されている。
【0015】ウェハ6表面には、マーク21、22、2
3が形成されている。マーク21、22、23は、例え
ばウェハ6のほぼ中心位置にある基準位置24を中心と
する円周25上に配置されている。図1(a)におい
て、ウェハ6の中央下方にマーク21が位置し、基準位
置24とマーク21を結ぶ直線に対してほぼ対称な位置
にマーク22とマーク23が位置している。
【0016】図2は、各マーク21、22、23をウェ
ハ6表面から見た状態を示している。図2(a)はマー
ク21の形状を示し、図2(b)はマーク22、23の
形状を示している。図2(a)に示すようにマーク21
は、長手方向がY方向を向いた矩形パターンをX方向に
等間隔に複数設けたライン・アンド・スペースパターン
であるX方向位置検出用マーク21Xと、長手方向がX
方向を向いた矩形パターンをY方向に等間隔に複数設け
たライン・アンド・スペースパターンであるY方向位置
検出用マーク21Yとを有している。そして、これらマ
ーク21X、21Yからマーク21の中心位置21Cが
求められる。
【0017】また、図2(b)に示すようにマーク2
2、23も同様に、長手方向がY方向を向いた矩形パタ
ーンをX方向に等間隔に複数設けたライン・アンド・ス
ペースパターンであるX方向位置検出用マーク22X、
23Xと、長手方向がX方向を向いた矩形パターンをY
方向に等間隔に複数設けたライン・アンド・スペースパ
ターンであるY方向位置検出用マーク22Y、23Yと
を有している。そして、マーク22X、22Yからマー
ク22の中心位置22Cが求められ、マーク23X、2
3Yからマーク23の中心位置23Cを求めることがで
きる。また、図2(a)に示すマーク21には、ウェハ
搬送系から搬送されたウェハ6を露光装置のウェハホル
ダに受け渡す際の大まかな方向を把握するためのサブマ
ーク21a、21bが、中心位置21Cに対してX方向
に対称な位置に設けられている。このサブマーク21
a、21bは、従来のウェハのノッチやオリフラと同様
の機能を果たすために設けられている。
【0018】次に、本実施の形態によるウェハ6の製造
方法を図3を用いて説明する。図3は、ウェハ6の製造
工程における部分断面を示している。まず、図3(a)
に示すように、蒸着、スパッタリング、またはCVD法
等を用いてシリコン結晶基板7全面にシリコン酸化膜8
を形成し、その上にシリコン層9を形成する。次に、図
3(b)に示すように、シリコン層9の表面に例えばポ
ジ型のレジスト26を塗布した後、露光装置(図示せ
ず)を用いてレジスト6上の所定位置にマーク21、2
2、23のパターンを転写する。なお、レジストは、シ
リコン層9の表面上でマーク21、22、23が形成さ
れる領域を含む狭い領域のみに部分的に塗布するように
してもよい。
【0019】次に、図3(c)に示すように、レジスト
26を現像してマーク21、22、23のパターンが転
写された領域27を剥離する。次に、図3(d)に示す
ように、部分的に剥離されたレジスト26をマスクとし
て、シリコン層9のエッチングを行う。エッチングに際
しては、シリコン層9の下層のシリコン酸化膜8がエッ
チングストッパーとして機能する。これによりシリコン
層9にマーク21、22、23が形成される。次に、図
3(e)に示すように、レジスト26を剥離してシリコ
ン層9の所定位置に凹状に形成されたマーク21、2
2、23を有するウェハ6が完成する。
【0020】次に、本実施の形態による露光装置の概略
の構成を図4を用いて説明する。本実施の形態では、レ
チクル上のパターンの像を投影光学系を介して縮小投影
し、そのパターン像を上述の本実施の形態によるウェハ
6上の各ショット領域に順次露光するステップ・アンド
・リピート方式の投影露光装置を例にとって説明する。
図4では、投影光学系3の光軸AX方向にZ軸を取り、
Z軸に垂直な平面内で互いに直交するX、Y軸を取るも
のとする。
【0021】図4において、例えば、超高圧水銀ランプ
の輝線であるi線(波長λ=365nm)、g線(λ=
436nm)、或いは、KrFエキシマレーザ光(λ=
248nm)が照明光ILとして用いられる。照明光I
Lは、コリメータレンズ、フライアイレンズ(図示せ
ず)等から構成される照明光学系IAに入射してほぼ平
行光にされ、レチクル1を均一な照度分布で照明する。
レチクル1は、図示を省略したが中央部に所望の回路パ
ターンが電子ビーム描画装置等により描かれている。パ
ターン描画領域の外側のクロム膜等で遮光された遮光領
域には、クロム膜を剥離して形成されたレチクルアライ
メント用の例えば十字形状のレチクルアライメントマー
クが配置されている。
【0022】レチクル1は、X−Y面内を2次元的に移
動可能なレチクルステージ32上に載置される。レチク
ルステージ32はレチクル架台31上に保持され、不図
示のレチクルステージ駆動系によりX−Y平面内で並進
及び回転できるようになっている。レチクルステージ3
2のX方向、Y方向の端部には移動鏡33(X方向のみ
図示している)が固定されており、レチクル架台31上
に固定されたレーザ干渉計34からのレーザ光を移動鏡
33で反射させてレチクルステージ32のX方向、Y方
向の移動量を例えば0.01μm程度の分解能で計測す
ることができるようになっている。レーザ干渉計34で
計測された移動量は逐次ステージ制御部16に送られ
る。ステージ制御部16はレーザ干渉計34で計測され
た移動量に基づいてレチクルステージ駆動系を駆動し
て、レチクルステージ32の位置制御を行う。また、レ
−ザ干渉計34からのレチクルステージ32の位置情報
はステージ制御部16を介して中央制御系(CPU等)
18にも出力され、中央制御系18はレチクルステージ
32の位置情報に基づいてステージ制御部16に必要な
指令を出力するようになっている。
【0023】レチクル1を透過した照明光ILは、投影
光学系3に入射して集光し、投影光学系3の結像面にレ
チクル1のパターンの像を形成する。投影光学系3は、
レチクル1側およびウェハ6側に共にテレセントリック
であり、投影倍率は例えば1/5である。
【0024】ウェハ6は、試料台29に支持されたウェ
ハホルダ30上に真空吸着等により保持されている。ウ
ェハホルダ30は、保持するウェハ6を微少回転できる
ウェハ回転機構を有している。試料台29は、ウェハ6
のZ方向の位置及び傾きを補正するZチルト駆動部10
を介して、X方向に並進可能なXステージ11に支持さ
れている。また、Xステージ11は、Y方向に並進可能
なYステージ12上に保持されている。Yステージ12
はウェハベース14上に支持されている。Xステージ1
1およびYステージ12はそれぞれ不図示のウェハステ
ージ駆動系によりX方向及びY方向に移動できるように
なっている。
【0025】また、試料台29のX、Y方向上端部には
移動鏡13(X方向のみ図示している)が固定されてお
り、レーザ干渉計17からのレーザ光を移動鏡13で反
射させて試料台29のX方向、Y方向の移動量およびヨ
ーイング成分を例えば0.01μm程度の分解能で計測
することができるようになっている。レーザ干渉計17
で計測された試料台29の移動量は逐次ステージ制御部
16に送られる。ステージ制御部16はレーザ干渉計1
7で計測された移動量に基づいてX、Yステージ駆動系
を駆動して、試料台29の位置制御を行う。また、レ−
ザ干渉計17からの試料台29の位置情報はステージ制
御部16を介して中央制御系18にも出力され、例えば
中央制御系18では、レーザ干渉計17で計測された移
動量に基づいて試料台29を基準とするステージ座標系
でのウェハ6の位置座標を算出し、それに基づいてステ
ージ制御部16に必要な指令を出力するようになってい
る。
【0026】また、本実施の形態による投影露光装置に
は、レチクル1とウェハ6との位置合わせを行うための
TTL方式のアライメントセンサ4がレチクル1と投影
光学系3との間に設けられ、また、オフ・アクシス方式
且つFIA方式(撮像方式)のアライメントセンサ5が
投影光学系3と異なる光軸を有して投影光学系3側部に
備えられている。アライメントセンサ4の中には、LS
A(Laser Step Alignment)方式
のアライメントセンサと、LIA(LaserInte
rferometric Alignment)方式の
アライメントセンサとが並列に組み込まれており、必要
なアライメント精度等に応じて何れかの方式を使用でき
るようになっている。
【0027】ファイン・アライメント時には、これらの
アライメントセンサ4、5の何れかによりウェハ6上に
形成されたウェハアライメントマークの位置、または所
定のパターンの位置を検出し、その検出結果に基づき、
常時ウェハ6の各ショット領域に前工程で形成されたパ
ターンとレチクル上のパターンとを正確に位置合わせす
る。これらのアライメントセンサ4、5からの検出信号
はアライメント制御部15によって処理され、アライメ
ント制御部15は中央制御系18により制御される。ま
た、試料台29上に、ウェハ6の表面と同じ高さの表面
を有する基準マーク板43が固定され、基準マーク板4
3の表面にはファイン・アライメントの基準となる基準
マークが形成されている。
【0028】以上のように、ステージ制御部16及びア
ライメント制御部15は中央制御系18により制御さ
れ、中央制御系18が投影露光装置の全体を統括的に制
御して、一定のシーケンスで露光動作が行われるように
なっている。
【0029】また、投影光学系3の側方のマーク検出位
置には、ウェハホルダ30上に載置されたウェハ6の各
マーク21、22、23をそれぞれ検出する3つのマー
ク撮像系51a、51b、51cが配置されている。こ
のマーク撮像系51a、51b、51cは、ウェハ6上
方からマーク21、22、23の像を撮像するようにな
っており、アライメントセンサ5の観察視野より広い観
察視野を有している。マーク撮像系51a、51b、5
1cからの撮像信号が画像処理装置19に供給され、画
像処理装置19では、供給された撮像信号からウェハ6
の中心位置及び回転ずれ量を算出する。
【0030】図5は、マーク撮像系51a、51b、5
1cの配置および概略の構成を示す斜視図である。マー
ク撮像系51a、51b、51cは、ウェハホルダ30
がマーク検出位置に移動すると、ウェハ6上に形成され
たマーク21、22、23のそれぞれを観察視野内に入
れる位置に固定されて配置されている。マーク21はマ
ーク撮像系51aで観察され、マーク22はマーク撮像
系51cで観察され、マーク23はマーク撮像系51c
で観察されるようになっている。なお、ウェハホルダ3
0上のウェハ6の載置位置は、ウェハ6を搬送してウェ
ハホルダ30に受け渡すウェハ搬送系内において予め大
まかな方向合わせが行われている。
【0031】ここで、ウェハ6を搬送するウェハ搬送系
内に設けられた、ウェハ6の方向合わせ機構の概略の構
成および動作を図7を用いて説明する。この方向合わせ
機構は、ウェハ6を保持して回転可能なターンテーブル
60を有している。ターンテーブル60には、例えば3
方向からウェハ6のエッジ部を押しつける3つのピン6
1が備えられており、これらピン61によりウェハ6の
ほぼ中心をターンテーブル60の回転中心に合わせ込め
るようになっている。ターンテーブル60の上方には、
1本の観察顕微鏡62が設けられており、ターンテーブ
ル60の回転と共に回転するウェハ6の外周部近傍を観
察できるようになっている。
【0032】この方向合わせ機構により、ピン61でウ
ェハ6をターンテーブル60の回転中心に移動させ、タ
ーンテーブル60の回転と共にウェハ6を回転させて観
察顕微鏡62によりウェハ6外周部を観察し、ウェハ6
のマーク21のサブマーク21a、21bを検出し、ウ
ェハ6のマーク21が所定位置にくるようにターンテー
ブル60を停止させる。この後、ウェハ搬送系内ではウ
ェハ6の方向がこの状態を保ってウェハホルダ30に受
け渡される。この方向合わせ機構による大まかな方向合
わせにより、マーク検出位置でのウェハホルダ30上の
ウェハ6の各マーク21、22、23が各マーク撮像系
51a、51b、51cの観察視野内に入るようになっ
ている。
【0034】さて、図5に戻り、各マーク撮像系51
a、51b、51cの構成をマーク撮像系51aを例に
とって説明する。マーク撮像系51b、51cの構成は
マーク撮像系51aと同一であるので説明は省略する。
マーク撮像系51aは、図示しない光源からレジストが
感光しない帯域の照明光IMを射出するようになってい
る。照明光IMはコンデンサーレンズ等のレンズ系(図
示せず)を介してビームスプリッタ52に入射するよう
になっている。ビームスプリッタ52で反射した照明光
IMはレンズ系53およびプリズムミラー54を介して
ウェハ6上のマーク21近傍を照明する。
【0035】ウェハ6を照明した照明光IMの反射光
(正反射光、散乱光等)は、プリズムミラー54および
レンズ系53を経てビームスプリッタ52に戻り、ビー
ムスプリッタ52を透過した光がレンズ系55を介して
指標板56上にマーク21の像を結像する。この像およ
び指標板56上の指標マークからの光がレンズ系57を
介して例えば2次元CCDで構成された2次元撮像素子
58の撮像面にマーク21および指標マークの像を結像
する。これにより、撮像素子58は、マーク21および
指標マークの像を撮像信号として出力する。
【0036】マーク検出系51a、51b、51cで得
られた撮像信号は図6に示す画像処理系に送られて画像
処理される。図6において、マーク検出系51a、51
b、51cの各撮像素子58からの撮像信号は、画像処
理装置19に入力される。画像処理装置19では、これ
らの画像信号に対して所定の画像計測を行い、ウェハ6
上の3つのマーク21、22、23の位置が検出され、
これらマーク21、22、23の位置に基づいてウェハ
6の中心位置および回転ずれ量が算出され、算出された
データがアライメント制御部15へ出力される。
【0037】アライメント制御部15は、画像処理装置
19から入力されたデータの回転ずれ量に基づいてステ
ージ制御部16を制御して、ウェハホルダ30によりウ
ェハ6の回転ずれを補正する。また、アライメント制御
部15は、ウェハ6の中心位置をウェハステージ系の座
標系のオフセットとして中央処理系18に出力する。な
お、このオフセットは中央処理系18によりウェハ6の
露光処理の間管理される。
【0040】次に、本実施の形態による露光装置の動作
について説明する。まず、ファースト露光における本露
光装置の動作を説明する。ウェハ搬送系からウェハホル
ダ30にウェハ6が受け渡されると、ウェハホルダ30
は、ウェハステージ駆動系によりマーク検査位置に移動
する。この位置において、マーク検出系51a、51
b、51cがそれぞれマーク21、22、23を撮像
し、撮像信号を画像処理装置19に出力する。画像処理
装置19では、これらの画像信号に対して所定の画像計
測を行って、ウェハ6上の3つのマーク21、22、2
3の位置が検出され、これらマーク21、22、23の
位置に基づいてウェハ6の中心位置および回転ずれ量が
正確に算出され、算出されたデータがアライメント制御
部15へ出力される。アライメント制御部15では、入
力されたデータの回転ずれ量に基づいてステージ制御部
16を制御して、ウェハホルダ30によりウェハ6の回
転ずれを補正するとともに、ウェハ6の中心位置をウェ
ハステージ駆動系の座標系のオフセットとして中央処理
系18に出力する。
【0041】この後、ウェハ6は、オフセットを含んだ
座標系に基づいて、ウェハステージ駆動系によりステッ
プ移動され、レチクル1に形成さているパターンがウェ
ハ6上の各ショット領域へ転写される。このファースト
露光では、回路パターンの他に、セカンド露光時のファ
イン・アライメント用のウェハアライメントマークも転
写される。
【0042】次に、セカンド露光における本露光装置の
動作を説明する。ウェハ搬送系からウェハホルダ30に
ウェハ6が受け渡されると、ウェハホルダ30はウェハ
ステージ駆動系の駆動によりマーク検査位置に移動す
る。この位置において、マーク検出系51a、51b、
51cがそれぞれマーク21、22、23を撮像し、撮
像信号を画像処理装置19に出力する。画像処理装置1
9では、これらの画像信号に対して所定の画像計測を行
って、ウェハ6上の3つのマーク21、22、23の位
置が正確に検出され、これらマーク21、22、23の
位置に基づいてウェハ6の中心位置および回転ずれ量が
正確に算出されてアライメント制御部15へ出力され
る。
【0043】アライメント制御部15では、入力された
回転ずれ量に基づいてステージ制御部16を制御して、
ウェハホルダ30によりウェハ6の回転ずれを補正する
と共に、ウェハ6の中心位置をウェハステージ駆動系の
座標系のオフセットとして中央処理系18に出力する。
この後、オフセットを含んだ座標系に基づいてウェハス
テージ駆動系を駆動して、ファースト露光時に作成され
たウェハアライメントマークがアライメントセンサ5の
観察視野内に入るようにウェハホルダ30を移動させ
る。
【0044】このように本実施の形態によれば、ファー
スト露光時とセカンド露光時との双方で同一のマーク2
1、22、23を観察してウェハ6の基準位置を算出す
ることができ、外径公差を有するウェハ6の周辺エッジ
部を基準とする従来のプリアライメントと異なり高い再
現性で基準位置を算出できる。従って、従来のようなプ
リアライメントとサーチ・アライメントを経てファイン
・アライメントに移行するのではなく、ファイン・アラ
イメントの前に、マーク撮像系51a、51b、51c
によるマーク21、22、23の観察を1度行うだけ
で、ウェハ6上に形成されたウェハアライメントマーク
をアライメントセンサ5の観察視野のほぼ中央に追い込
むことができるようになる。これにより、全体のアライ
メントに要する時間を短縮させることができ、露光処理
のスループットを向上することができるようになる。
【0045】次に、本実施の形態による素子製造方法を
図8を用いて説明する。まず、ウェハ6上に形成する論
理回路の設計およびパターンの設計が行われ(ステップ
S100)、設計に基づいて、ウェハ6に積層する各層
毎のパターンが描画されたレチクル1が作製される(ス
テップS102)。次に、本実施の形態によるマーク2
1、22、23が形成されたウェハ6が製造され(ステ
ップS104)、塗布装置(図示せず)においてウェハ
6上部全面にフォトレジストが塗布される(ステップS
106)。
【0046】次いで、作製されたレチクル1およびフォ
トレジストが塗布されたウェハ6が本実施の形態による
露光装置にそれぞれ載置される。セカンド露光であれ
ば、ウェハのマーク21、22、23の位置が検出さ
れ、当該位置に基づいてウェハ6の中心位置および回転
ずれ量が算出され、当該算出結果に基づいて、ウェハ6
の位置調整が行われる。これにより、ウェハアライメン
トマークをアライメントセンサ5の観察視野のほぼ中央
に追い込むことができるようになる。この後、ファイン
・アライメントを行ってレチクル1に描画されたパター
ンの像がウエハ6上のショット領域に順次、露光転写さ
れる(ステップS108)。露光されたウエハ6は現像
装置(図示せず)の恒温槽に入れられ、その後、現像液
に浸される(ステップS110)。これにより、ポジ型
レジストの場合は、露光光により感光させられたレジス
ト部分が溶け、非感光のレジスト部分が残り(ネガ型レ
ジストの場合には、この逆、すなわち、感光されたレジ
スト部分が残り、非感光のレジスト部分が溶ける)レジ
スト像が形成される。
【0047】次いで、パターニングによりウェハ6上の
フォトレジストが除去された領域の酸化膜や窒化膜(例
えば、Si34)がエッチング液によりエッチングされ
る(ステップS112)。次いで、トランジスタやダイ
オード等の素子を形成するためウェハ6中のレジストが
除去された領域に例えばリンや砒素等の物質を注入する
ドーピングが行われる(ステップS114)。このドー
ビングの後、ウェハ6上のレジストが例えばプラズマ・
アッシャー(灰化装置)により除去される。このような
工程(ステップS106〜ステップS114)が繰り返
し行われることにより、ウェハ6表面に複数層のパター
ンが積層される。
【0048】次に、所望の回路パターンが形成されたウ
ェハ6を用いてチップの組立が行われる(ステップS1
16)。具体的には、ウェハ6にアルミニウム電極を蒸
着し、各素子を回路として結びつけた後チップ化して、
ダイシング、ボンディング、モールディング等の工程を
経て組み立てられる。この後、作製された半導体装置の
電気的特性試験、構造検査および信頼性試験等が行われ
(ステップS118)、これらによって半導体装置が完
成する(ステップS120)。
【0049】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、ウェ
ハ6上のマーク21、22、23の配置は、基準位置2
4に対してマーク22、23がマーク21と対向するよ
うにしているが、本発明はこれに限られず、例えば図9
に示すように、基準位置24に対していずれのマーク2
1、22、23も同一側に位置するように配置すること
も可能である。ウェハサイズが大きい場合等には、図9
のようにマークを配置すればマーク撮像系51a、51
b、51cの配置で占める領域を小さくすることができ
る。
【0050】また、上記実施の形態では、ウェハ6の基
準位置がウェハ中心にほほ等しい場合を例に取って説明
したが、本発明はこれに限られず、ウェハ6表面の何れ
の位置をウェハ6の基準位置に設定してもかまわない。
さらに、上記実施の形態では、ウェハ6に3つのマーク
21、22、23を形成したが、本発明はこれに限られ
ず、ウェハ6上に4つ以上の多数のマークを形成するよ
うにしてもよい。
【0051】またさらに、上記実施の形態では、3つの
マーク21、22、23を用いてアライメントを行って
いるが、これら3つのマーク21、22、23をその配
置関係を維持して1組とし、同一円周25上での位置が
円周方向にずれた他の組を1つまたは複数配置するよう
にしてもよい。例えば、図1(a)に示したマーク2
1、22、23の配置関係で1組を作り、同一円周25
上での位置が円周方向に中心24からの角度が90度ず
れた他の組を配置することにより、ウェハ6が複数の露
光装置間を搬送される際に、露光装置毎にウェハ搬入方
向が90度異なったり、レチクルの載置方向が90度異
なったりしてもマーク撮像系の配置位置を移動させずに
固定したままでアライメントを行うことができるように
なる。
【0052】また、本発明はあらゆるアライメント方式
に対応でき、ウェハの各ショット領域を露光する毎にフ
ァイン・アライメントを行うダイ・バイ・ダイアライメ
ント方式にも、また、露光処理を行う前に複数のショッ
ト領域に対してファイン・アライメントを行い、その際
に検出したショット領域の配列の規則性に基づいて位置
合わせを行うEGA(エンハンスメント・グローバルア
ライメント)方式にも適用することができる。
【0053】また、上記実施の形態では、ウェハ6にマ
ーク21、22、23を形成するために露光処理を用い
たが、本発明はこれに限られず、例えば、荷電粒子線等
を用いてウェハ6面上に直接描画してマークを形成する
ようにしてもよい。また、上記実施の形態では、SOI
構造のウェハ6表面のシリコン層9をパターニングして
マーク21、22、23を形成したが、本発明はこれに
限られず、シリコン層9上にマーク形成層を積層し、マ
ーク形成層をパターニングしてマーク21、22、23
を形成するようにしてももちろんよい。
【0054】また、上記実施の形態では、平面部や切り
欠き部を備えていないウェハに本発明を適用したたが、
本発明はこれに限られず、平面部や切り欠き部を備えて
いるウェハにももちろん適用することができる。また、
上記実施の形態では、SOI構造のウェハについて本発
明を適用したが、本発明はこれに限られず、シリコンウ
ェハ等の他の半導体ウェハにももちろん適用することが
でき、さらには、半導体ウェハに限られず、セラミック
ウェハやガラスプレート等の基板に本発明を適用するこ
とができる。またさらに、基板の形状はもちろん円形に
限られず、例えば矩形形状であってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の通り、本発明の基板によれば、基
板上の所定の基準位置を適切に把握することができる。
また、本発明の露光装置によれば、適切且つ迅速にアラ
イメントを行うことができ、スループットを向上させる
ことができる。また、スループットを向上させた素子製
造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるウェハの概略の構
成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるウェハの製造工程
を説明する図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるウェハ上のマーク
を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による露光装置の概略の
構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態におけるマーク検出系の
概略の構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるマーク処理系を
示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態におけるウェハ搬送系を
示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態による素子製造方法のフ
ローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態による基板としてのウェ
ハの他の例を示す図である。
【図10】従来の投影露光装置におけるプリアライメン
ト機構を説明する図である。
【符号の説明】
1 レチクル 3 投影光学系 4、5 アライメントセンサ 6 ウェハ 7 シリコン結晶基板 8 シリコン酸化膜 9 シリコン層 10 Zチルト駆動部 11 Xステージ 12 Yステージ 13 移動鏡 14 ウェハベース 15 アライメント制御部 16 ステージ制御部 17 レーザ干渉計 18 中央処理系 21、22、23 マーク 24 基準位置 25 円周 29 試料台 30 ウェハホルダ 31 レチクル架台 32 レチクルステージ 33 移動鏡 34 レーザ干渉計 43 基準マーク板 51a、51b、51c マーク撮像系 53、55、57 レンズ系 AX 投影光学系3の光軸 IL 照明光 IA 照明光学系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にレジストを塗布し、前記レジストを
    感光させてパターンが転写される基板において、 前記パターンの第1層目が転写される以前に、前記表面
    上にほぼ同一円上に配列された3個以上のマークが形成
    されていることを特徴とする基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の基板において、 所定個数の前記マークで組を構成し、前記同一円の中心
    における角度を所定角度ずらして前記組が複数配置され
    ていることを特徴とする基板。
  3. 【請求項3】表面にレジストが塗布された基板上にパタ
    ーンを転写する露光装置において、 前記基板として、請求項1または2に記載された基板を
    用い、 前記基板表面の前記3個以上のマークをそれぞれ検出す
    る検出手段を備えていることを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】基板上に複数のパターンを重ねて転写して
    素子を製造する素子製造方法において、 前記複数のパターンの転写に先立ち、前記基板にほぼ同
    一円状に配置される少なくとも3つのマークを形成し、
    前記複数のパターンをそれぞれ前記基板上に転写する際
    に、前記少なくとも3つのマークを検出して前記基板の
    アライメントを実行することを特徴とする素子製造方
    法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の素子製造方法において、前
    記基板上に形成されたパターンに別のパターンを重ね合
    わせて転写する際に、前記少なくとも3つのマークを用
    いてアライメントした後、前記基板のファイン・アライ
    メントが実行されることを特徴とする素子製造方法。
JP10067776A 1998-03-02 1998-03-02 基板および露光装置および素子製造方法 Withdrawn JPH11251232A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118052A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Toray Eng Co Ltd 積層ウエハーのアライメント方法
JP2009135297A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Shibaura Mechatronics Corp アライメントマークの検出装置及び方法
JP2010135836A (ja) * 2010-02-19 2010-06-17 Nikon Corp ウェハ重ね合わせ方法及びウェハ重ね合わせ装置

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