JPH10331816A - スリーブ管固定具 - Google Patents

スリーブ管固定具

Info

Publication number
JPH10331816A
JPH10331816A JP31993497A JP31993497A JPH10331816A JP H10331816 A JPH10331816 A JP H10331816A JP 31993497 A JP31993497 A JP 31993497A JP 31993497 A JP31993497 A JP 31993497A JP H10331816 A JPH10331816 A JP H10331816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve tube
holding member
mounting plate
mounting
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31993497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Muto
繁 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISAN SANGYO KK
Original Assignee
NISAN SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NISAN SANGYO KK filed Critical NISAN SANGYO KK
Priority to JP31993497A priority Critical patent/JPH10331816A/ja
Publication of JPH10331816A publication Critical patent/JPH10331816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングル配筋上の所望の位置にスリーブ管を
固定する有効な固定手段を提供する。 【解決手段】 貫通孔を有するコンクリート壁を形成す
べく、壁配筋上の所望の位置にスリーブ管50を固定する
固定具1である。この固定具1は、壁配筋に対して固定
される取付部材10と、該取付部材に連結されスリーブ管
の取付部材に対する姿勢を規定する保持部材20とから構
成される。取付部材10と保持部材20とでスリーブ管50を
挟持しつつ、固定具1を取付部材において壁配筋に固定
することにより、スリーブ管50を壁配筋に対して該配筋
面に直交した姿勢で固定することができる。勿論、本発
明の固定具は、シングル配筋のみならずダブル配筋に対
しても適用することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貫通孔を有するコ
ンクリート壁を打設形成する際に、スリーブ管を壁配筋
上の所望の位置に固定するスリーブ管固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】貫通孔を有するコンクリート壁を打設形
成する場合には、対向する2枚の型枠板の間において、
貫通孔の形成が予定されているコンクリート壁上の位置
に対応する箇所にスリーブ管を配置した後、コンクリー
トが型枠板の間に流し込まれる。
【0003】この場合、所望の位置にスリーブ管を固定
する方法としては、スリーブ管を型枠板に固定する方法
と、スリーブ管を型枠板間に配筋された鉄筋に固定する
方法とが考えられる。
【0004】スリーブ管を型枠に固定する場合、型枠に
対して釘止めするのが一般的であるが、この場合には、
形成後のコンクリート壁に釘の跡が傷として残る問題が
ある。また、型枠板の内面側から釘を打つ場合には壁配
筋を避けてハンマを振る必要があり、他方、型枠板の外
面側を釘を打つ場合には、内面側に存在するスリーブ管
の端面に正確に釘を打ち込むために相当の注意を払う必
要がある。
【0005】以上のように、スリーブ管を型枠板に釘を
用いて固定するのは不都合が多いので、スリーブ管は型
枠板ではなく壁配筋に固定する方が有利である。ここ
で、壁配筋にはシングル配筋とダブル配筋とがある。シ
ングル配筋とは、格子状に配置される縦配筋と横配筋と
で構成される配筋面が1つだけ存在し、その両側に対向
して型枠板が配置されるものであり、ダブル配筋とは、
上記配筋面が間隔をおいて2つ存在するものである。
【0006】ダブル配筋の場合には、間隔をおいて存在
する2つの配筋面のそれぞれにスリーブ管の各端部を番
線等で結び付けることによって、比較的容易にスリーブ
管を配筋面に対して(つまり、壁面に対して)直交した状
態で所望の位置に固定することができる。しかしなが
ら、シングル配筋の場合には、配筋面が1つしか存在し
ないため、該配筋面に対して直交した状態でスリーブ管
を固定するのは面倒な作業となる。実際には、現場にお
いて在り合わせの棒線や鉄線を適当に組合わせることに
よってスリーブ管の固定が行われており、今までのとこ
ろこのような要望に応える有効な固定手段は提案されて
いない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、シングル配筋上の所望の位置
にスリーブ管を該配筋に対して直交した状態で固定する
有効な手段を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明のスリ
ーブ管固定具は、上記課題を有効に解決するために創案
されたものであって、壁配筋に対して固定される取付部
材と、該取付部材に連結されスリーブ管の取付部材に対
する姿勢を規定する保持部材とから構成されている。そ
して、取付部材と保持部材とでスリーブ管を挟持しつ
つ、取付部材において壁配筋に固定されることにより、
スリーブ管が壁配筋に対して該配筋面に直交した姿勢で
固定される。
【0009】前記取付部材は、隣接する2本の配筋間に
渡されることができる長さを有する細長い取付平板であ
ることが好ましい。また、前記保持部材は、該保持部材
と取付平板との間に挟持されるスリーブ管の外周面の少
なくとも一部分に沿って延在しスリーブ管を取付平板に
より規定される平面に直交した姿勢に維持する湾曲平面
部と、該湾曲平面部のスリーブ管周方向両端縁から取付
平板へと向かって延在し該取付平板に連結される細長い
2つの連結部とを備えてなる全体が略U字状の部材であ
ることが好ましい。
【0010】斯かる構成を採用した場合には、前記保持
部材の湾曲平面部は、取付平板により規定される平面に
直交した姿勢にスリーブ管を維持するので、取付平板を
壁配筋面と同一面内に位置することとなるようにして該
壁配筋に固定するだけで、スリーブ管が壁配筋に直交し
た姿勢で固定される。
【0011】前記保持部材は、両連結部をネジ手段(例
えば、蝶ボルト等)で前記取付平板に連結することによ
って、取付平板に固定してもよい。また、一方の連結部
を取付平板に設けられた取付平板側フック部(例えば、
ビスやリベット等で構成することができる)に係止する
とともに、他方の連結部をネジ手段で取付平板に連結す
ることによって、取付平板に固定してもよい。
【0012】両連結部をネジ手段で取付平板に連結する
場合には、以下の構成を採用することが好ましい。すな
わち、取付平板には、ネジ手段のネジ部と係合するネジ
孔がその長さ方向に沿って所定間隔で複数形成されるこ
とが好ましい。そして、保持部材の湾曲平面部は、使用
されるスリーブ管の種々の直径に適合した曲率になるよ
うに変形可能であるとともに、同保持部材の各連結部に
は、ネジ手段のネジ部の通過は許容するが頭部の通過は
禁止する長孔がその長さ方向に沿って形成されているこ
とが好ましい。
【0013】斯かる構成を採用した場合には、直径の異
なる種々のスリーブ管に対して1つのスリーブ管固定具
で対応することができる。すなわち、スリーブ管の直径
が異なると湾曲平面部の曲率が異なることとなるため、
U字状の保持部材の開き具合(すなわち、2つの連結部
間の距離)も異なる。そして、連結部間の距離に応じて
取付平板上の複数のネジ孔のうちの好適な2つを選択的
に使用する。また、ネジ手段を長孔内において摺動させ
ることにより、取付平板と保持部材との相対位置を調整
することができ、これによって、異なる直径の種々のス
リーブ管を取付平板と保持部材とで挟持することができ
る。
【0014】一方の連結部を取付平板に設けられた取付
平板側フック部に係止するとともに、他方の連結部をネ
ジ手段で取付平板に連結する場合には、以下の構成を採
用することが好ましい。すなわち、取付平板には、その
長さ方向に沿う一部領域に、前記一方の連結部を係止す
る取付平板側フック部が所定間隔で複数設けられてお
り、同じく長さ方向に沿う残りの領域に、ネジ手段のネ
ジ部と係合するネジ孔が所定間隔で複数形成されている
ことが好ましい。そして、保持部材の湾曲平面部は、使
用されるスリーブ管の種々の直径に適合した曲率になる
ように変形可能であるとともに、同保持部材の前記一方
の連結部には、取付平板側フック部と係合する開口部が
その長さ方向に沿って所定間隔で複数形成されており、
前記他方の連結部には、ネジ手段のネジ部の通過は許容
するが頭部の通過は禁止する長孔がその長さ方向に沿っ
て形成されていることが好ましい。
【0015】斯かる構成を採用した場合には、連結部間
の距離に応じて取付平板上の複数のフック部およびネジ
孔の好適な組み合わせを選択することによって、上記の
場合と同様に直径の異なる種々のスリーブ管に対して1
つのスリーブ管固定具で対応することができる。また、
一方の連結部に形成された開口部を取付平板側フック部
に引っ掛けた状態で、他方の連結部に形成された長孔内
でネジ手段を摺動させることによって、取付平板と保持
部材との相対位置を調整することができるので、両者の
間にスリーブ管を挟持する作業が比較的容易となる。
【0016】前記保持部材の連結部に形成された長孔
は、少なくともその一部分が、ネジ手段のネジ部だけで
なく頭部の通過をも許容する幅広部とされていることが
好ましい。斯かる構成を採用した場合には、予め取付平
板に仮止めされたネジ手段の頭部を該長孔の幅広部に通
すことにより、保持部材を取付平板に連結することがで
きる。
【0017】また本発明においては、保持部材の両連結
部の先端部に保持部材側フック部を設け、両フック部を
取付平板に引っ掛けて、保持部材を該取付平板に連結・
固定するようにしてもよい。保持部材側フック部は、保
持部材を取付平板へと連結するときに、保持部材の連結
部の先端部を取付平板に沿って適当な長さの箇所で折り
返すことによって構成されることが好ましい。斯かる構
成を採用した場合には、取付平板側にフック部やネジ孔
等を形成する必要がないのは勿論、保持部材の連結部に
も長孔や開口部を設ける必要がなくなる。したがって、
製造工程を簡単にしコストを低減することができる。し
かも、保持部材の取付平板への連結作業がネジ等を使用
する場合に比べて比較的容易になる。
【0018】保持部材側フック部を取付平板に引っ掛け
て、保持部材を該取付平板に連結・固定するようにする
場合には、保持部材の湾曲平面部が、使用されるスリー
ブ管の種々の直径に適合した曲率になるように変形可能
であることが好ましい。斯かる構成を採用した場合に
は、上記の場合と同様に直径の異なる種々のスリーブ管
に対して1つのスリーブ管固定具で対応することができ
る。
【0019】本発明においては、前記保持部材は、全体
がフラットな細長い平板状部材として製造し、使用時に
おいて例えば現場で略U字状に変形させて使用すること
が好ましい。すなわち、この平板状部材は、前記湾曲平
面部に対応する平面部と、該平面部から互いに逆方向に
延在する2つの連結部とが、それぞれネック部を介して
連結されてなるものである。そして、まず、平面部に対
して、各連結部をネック部において長手軸を中心として
互いに逆方向にほぼ90°ねじり、次に、使用されるスリ
ーブ管の直径に適合する曲率となるように平面部を湾曲
させて湾曲平面部とすることによってこの平板状部材
は、前記保持部材として構成される。
【0020】斯かる構成を採用した場合には、保持部材
は、輸送、保管、および販売時等には、平板状とするこ
とができるので、多数の保持部材をコンパクトに包装等
をすることができる。すなわち、端部がねじれるととも
に全体的にU字状に湾曲した複雑な形状の保持部材を多
数まとめて包装したり、輸送したりするのは不都合が多
いが、そのような不都合をきたすことがない。
【0021】前記取付平板の長手方向端縁には、線材を
係止する切欠きが所定間隔で複数形成されていることが
好ましい。この場合には、取付平板を配筋に対して番線
等で結び付けるときに、番線を係止してすべりを防ぎ、
これによって結付け作業の効率を向上させることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のスリーブ管固定具の第1
実施形態を図1〜7を参照して以下に詳細に説明する。
【0023】このスリーブ管固定具1は、図1に示した
ように、壁配筋に対して固定される細長い平板状の取付
平板10と、取付平板10に連結されスリーブ管を支持する
略U字状の保持部材20とが蝶ボルト30で連結されてな
る。そして、図2に示したように、取付平板10と保持部
材20とがその間にスリーブ管50を挟持し、この状態で、
スリーブ管固定具1が壁配筋の縦筋に固定される(図7
参照)。
【0024】取付平板10は、隣接する2本の配筋間に渡
されることができる長さを有する細長い部材である。ま
た、保持部材20は、挟持されたスリーブ管50の外周面の
少なくとも一部分に沿って湾曲して延在する湾曲平面部
21と、湾曲平面部21のスリーブ管周方向両端縁から取付
平板10へと向かって延在する2つの連結部22とを備えて
なる全体が略U字状の部材である。
【0025】湾曲平面部21は、取付平板10により規定さ
れる平面に直交した姿勢(向き)でスリーブ管50を保持す
る。また、各連結部22は、取付平板10に蝶ボルト30によ
って連結される。
【0026】図3に取付平板10を示した。取付平板10に
は、長手方向に沿って複数のネジ孔11が形成されている
が、これは、後述するように、種々の直径のスリーブ管
に対応するためのものである。また、取付平板10の長手
方向に延びる両側の端縁には、所定間隔で複数の切欠き
12が形成されている。この切欠きは、取付平板10を配筋
に対して番線60(図7参照)で結び付けるときに、該番線
を係止してすべりを防ぎ、これによって結付け作業の効
率を向上させるものである。
【0027】保持部材20は、前述のように全体が略U字
状の部材であるが、まず、全体が細長いフラットな金属
板(保持板)として製造され(図4参照)、現場において変
形させることによって全体が略U字状の部材とされる
(図6参照)ことが好ましい。
【0028】保持板20は、図4に示すように、中央の平
面部21と、その両側の連結部22とが、それぞれネック部
23を介して連結されてなる。平面部21は、後述のように
湾曲されることによって図1に示した保持部材の湾曲平
面部となる。各連結部22には、蝶ボルト30のネジ部の通
過は許容するが頭部の通過は禁止する長孔25がその長さ
方向に沿って形成されている。長孔25は、その外側端部
付近において部分的に幅広とされており、この幅広部25
aは蝶ボルトの頭部の通過を許容する。
【0029】保持板20は、最初はフラットな形状である
が、実際の使用時には例えば現場において図5および図
6に示すように変形させて使用する。すなわち、図4の
状態から、各ネック部23をねじることによって、両側の
連結部22を支持面部21に対してそれぞれ逆方向に90°回
転させる(すなわち、図5中、左側の連結部は紙面手前
側に、右側の連結部は紙面向こうにねじる)。図5に示
したように、両端の連結部22を含む平面と、中央の平面
部23を含む平面とが直交した状態となる。
【0030】次に、平面部21を使用されるスリーブ管の
外周面形状に適合するような曲率となるように湾曲させ
ると、左右の連結部22が同一面内に含まれる関係を保っ
たまま互いに接近し、保持板20は全体として図6に示し
たような略U字状となる。湾曲作業は、実際に使用する
スリーブ管を治具として行うのが便利である。
【0031】以上に説明した取付平板10とU字状の保持
部材20との間にスリーブ管50を挟持し、スリーブ管50を
壁配筋に固定する手順を説明する。蝶ボルト30を使用して、保持部材20を取付平板10に仮
止めする。
【0032】使用されるスリーブ管の直径に応じた間隔
を有する2つのネジ孔を選択する。これについては、後
に例を挙げて説明する。
【0033】この選択された各ネジ孔に、保持部材20の
各連結部22に形成された長孔25を合わせて蝶ボルト30で
仮止めする。または、選択された各ネジ孔に蝶ボルト30
を予め仮止めした後、蝶ボルト30の頭部を長孔の幅広部
25aに通してもよい。
【0034】取付平板10と保持部材20とは、仮止め状態
においてはその相対位置を変化させることができる。す
なわち、長孔25に沿って蝶ボルト30をスライドさせるこ
とによって、保持部材20の湾曲平面部21と取付平板10と
の間の空間2(図1参照)の大きさを調節することができ
る。仮止めされた取付平板10と保持部材20とでスリーブ管
50を挟持する。
【0035】保持部材20の湾曲平面部21と取付平板10と
の間の空間2を、使用されるスリーブ管50の直径よりも
やや大きく保った状態で該空間2内にスリーブ管50を挿
入する。そして、湾曲平面部21をスリーブ管50の外周面
に添わせつつ、長孔25に沿って蝶ボルト30をスライドさ
せて取付平板10と保持部材20とでスリーブ管50を挟持す
る。そして、仮止め状態にあった蝶ボルト30を本締めす
る。
【0036】この状態では(図2参照)、2つの連結部22
を含む平面と取付平板10を含む平面とが同一面となるの
で、スリーブ管50は、取付平板10に対して直交した姿勢
に維持される。したがって、取付平板10を壁配筋に該配
筋面と一致させて固定するだけで、スリーブ管50を壁配
筋に直交した姿勢で固定できる。スリーブ管50を挟持した固定具1を取付平板10におい
て壁配筋に固定する。
【0037】取付平板10は隣接する2つの配筋間に渡す
ことができる長さを有するので、これを図7に示すよう
に壁配筋の配筋面に添わせて配置し、隣接する2本の縦
配筋に番線60で結び付けることで、スリーブ管50を壁配
筋に対して直交した姿勢で固定できる。前述のように、
フラットな保持板20を変形させる際に両端の連結部22が
中央の平面部21に対して互いに逆方向にねじらているの
で、壁配筋に対して直交するスリーブ管の姿勢を安定し
て維持することができる。
【0038】以上で、スリーブ管50の壁配筋に対する固
定手順の説明を終える。前述のように、本発明のスリー
ブ管固定具1は異なる直径を有する種々のスリーブ管に
対応することができる。シングル配筋の場合、隣接する
配筋間の距離は100〜250mmが標準とされており、このよ
うな配筋間に挿入することができる紙製のスリーブ管と
して、一般的には、呼び径が50φ(外径54mm)、75φ(外
径80mm)、90φ(外径96mm)、100φ(外径106mm)の4種類
のものが使用されている。
【0039】スリーブ管固定具1をこれらのスリーブ管
に適用する場合について以下に説明するが、勿論、紙製
のスリーブ管として他のサイズのものを採用することは
可能であり、また、スリーブ管として塩ビ管等が使用さ
れることもある。本発明のスリーブ管固定具がそれらに
対しても適用可能であることは言うまでもない。
【0040】上記4種類のスリーブ管に対して本発明の
固定具を適用する場合、取付平板10の長さを300mmと
し、ネジ孔11を25mmピッチで11箇所に形成する。この場
合、50φのスリーブ管に対しては、間に3つのネジ孔を
挟み100mmの間隔をおいた2つのネジ孔を選択すること
が好ましい。同様に、75φのスリーブ管に対しては125m
mの間隔を、90φのスリーブ管に対しては175mmの間隔
を、100φのスリーブ管に対しては200mmの間隔を、それ
ぞれおいた2つのネジ孔を選択することが好ましい。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態に係るスリ
ーブ管固定具を図8を参照して説明する。この実施形態
が第1の実施形態と異なる点は、取付平板にフック部が
設けられており、保持部材の一方の連結部がこのフック
部に係止されることである。
【0042】図8の斜視図に示したように、取付平板11
0においては、その長手方向に沿う一部の領域に4つの
フック部111〜114が所定間隔で設けられている。フック
部111を上方から見た様子を、図8の左上方の円内に示
した。フック部111は、ステム部111aと頭部111bとを有
するきのこ状の係止部材であることが分かる。他のフッ
ク部も同じ構成である。各フック部は、例えば、図1に
示した取付平板10の左方4つのネジ孔に対して、それぞ
れ丸頭のボルトやビスを係合させたり、きのこ状のリベ
ットを溶接したりして、構成することができる。
【0043】一方、保持部材120の一方の連結部130に
は、それぞれが4つのフック部111〜114に対応する係止
開口部131〜134が長手方向に沿って形成されている。す
なわち、取付平板110と保持部材120とで50φのスリーブ
管を挟持する場合には、フック部114と開口部134とを係
合させる。また、75φのスリーブ管に対しては、フック
部113と開口部133とを係合させるとともに、湾曲平面部
121を変形してその曲率を該スリーブ管に適合したもの
とする。同様に、90φのスリーブ管に対してはフック部
112と開口部132とを、100φのスリーブ管に対してはフ
ック部111と開口部131とを、それぞれ係合させる。
【0044】係止開口部132は、図8に示したように、
フック部の頭部の通過を許容する大径部分132aと、該大
径部分から連結部130の長手方向先端部に向かって延び
る小幅の延長部132bとから構成される。他の係止開口部
131、133、134も同様の構成とされる。係止開口部のサ
イズは、大径部132aの直径が7mmであって、延長部が幅
4.2mmで長さが5mmである。そして、この係止開口部に
通される各フック部のサイズは、頭部111bの直径が6.5m
mでステム部111aの直径が4mmである。勿論、これらの
値は一例であって、フック部の頭部が大径部を通過し、
ステム部が延長部内でスライドできるのであれば、特に
その値が限定されるものではない。
【0045】図8に示したスリーブ管固定具は、50φの
スリーブ管50を挟持した状態にあるが、図から分かるよ
うに、蝶長ボルト30を係合させるネジ孔および係止開口
部134と係合させるフック部を、それぞれ図中左方向に
シフトすることによって、取付平板110に対するスリー
ブ管50の相対位置をスライドさせることができる。この
ことは、図7を参照すると分かるように、隣接する2本
の縦筋間におけるスリーブ管の位置(すなわち、最終的
に形成される貫通孔の位置)を調整可能であることを意
味する。なお、図8から考えると、スリーブ管50は、取
付平板110に対して中央から左側の領域でしかスライド
することができないように思えるが、実際にはスリーブ
管固定具全体を180°回転させることによって、実質的
に取付平板110に対して中央から右側の領域でもスライ
ドすることができる。
【0046】この実施形態においては、取付平板110と
保持部材120とでスリーブ管を挟持する際には、最初に
係止開口部とフック部とを係合させて、次に、該係合部
を支点として、取付平板110に固定された蝶ボルト30を
連結部145に形成された長孔145内でスライドさせること
によって、保持部材120の湾曲平面部121と取付平板110
との間の空間の大きさを調節することができる。したが
って、保持部材の両方の連結部に長孔を形成して蝶ボル
トで固定していた第1実施形態のものと比べて、スリー
ブ管の挟持作業が比較的容易になる。なお、図8に示し
た各係止開口部の形状を、図9を参照して後に説明する
蝶ボルト通過孔245と同様の形状とすれば、蝶ボルト30
と同様の蝶ボルトをフック部として採用することも可能
となる。
【0047】次に、本発明の第3の実施形態に係るスリ
ーブ管固定具を図9を参照して説明する。この実施形態
が第2の実施形態と異なる点は、保持部材が種々の直径
のスリーブ管に対して汎用的に使用されるものではな
く、ある一定の直径のスリーブ管に対して専用的に使用
されることである。図9においては、50φのスリーブ管
50に対して専用的に使用される場合を示しているが、本
発明がこれに限定されるものでないということは、言う
までもない。
【0048】取付平板210には、図8に示した取付平板1
10の場合と同様に、その長手方向に沿う一部の領域に4
つのフック部211〜214が所定間隔で設けられている。各
フック部は、図8に示したものと同様にして構成され
る。
【0049】保持部材220が50φのスリーブ管50に対し
て専用的に使用されるものであるため、各連結部230お
よび240は、第1および第2の実施形態におけるそれに
比べて、短く構成されていることが分かる。一方の連結
部230に形成された係止開口部231の形状は、図8に示し
たものと同じである。他方の連結部240には、前述の長
孔よりも短い蝶ボルト通過孔245が形成されている。こ
の通過孔245は、図9中右下方の円内に示したように、
中央の大径部245aと、該大径部から連結部の長手方向に
沿って両側に延びる延長部245bとから構成されており、
蝶ボルト30の通過を許容するものである。
【0050】図9に示した第3の実施形態においては、
前述の如く、保持部材220は50φのスリーブ管50に対し
て専用的に使用されるものであるが、取付平板110に
は、4つのフック部が設けられており、同様に、蝶ボル
ト30と係合するネジ孔215も4つ形成されている。すな
わち、図9の状態から1つ左側に位置するフック部213
およびネジ孔215aをそれぞれ使用すれば、取付平板210
に対するスリーブ管50の相対位置をスライドさせること
ができる。同様にして、他のフック部およびネジ孔を選
択することによって、図示の例では、取付平板210に対
するスリーブ管50の相対位置を4種類に変化させること
ができる。つまり、図8に示した第2実施形態の場合と
同様にスリーブ管の位置を調整することができる。
【0051】次に、本発明の第4の実施形態に係るスリ
ーブ管固定具を図10を参照して説明する。このスリーブ
管固定具も、第3実施形態の場合と同様に、ある一定の
直径のスリーブ管に対して専用的に使用される。ただ、
第3実施形態の場合とは異なり、設けられるフック部お
よびネジ孔がそれぞれ1個であるから、スリーブ管の取
付平板に対する相対位置が変更されることはない。図10
においては、100φのスリーブ管50′に対して専用的に
使用される場合を示しているが、本発明がこれに限定さ
れるものでないということは、言うまでもない。
【0052】図10に示した実施形態は、図9に示した実
施形態に対して、スリーブ管の径の違いに対応して保持
部材の両連結部320、340の長さが異なっていること、お
よび、スリーブ管の取付平板に対する相対位置が変更さ
れることはないことを除いて同様の構成となっている。
【0053】最後に、本発明の第5の実施形態に係るス
リーブ管固定具を図11を参照して説明する。この実施形
態のスリーブ管固定具が第1〜第4の実施形態のものと
異なる点は、取付平板に対する保持部材の連結方法であ
る。既に説明した第1〜第4の実施形態においては、保
持部材は、蝶ボルトや取付平板側フック部を利用して取
付平板に連結されていた。これに対して、図11に示した
スリーブ管固定具においては、各連結部430、440は、そ
の先端部を折り返して保持部材側フック部430a、440a
とし、これらの保持部材側フック部を取付平板410の上
端縁に引っ掛けることによって該取付平板410に連結さ
れる。図示の例においては、左側の連結部430と右側の
連結部440とでは、フック部を折り返す方向が逆になっ
ているが、勿論、同じ方向にフック部が折り返されてい
てもよい。
【0054】この実施形態においては、取付平板410と
保持部材420とを連結するために蝶ボルトや取付平板側
フック部を利用しないので、取付平板410および保持部
材420の構成が既に説明したものに比べて比較的シンプ
ルなものとなっていることが分かる。すなわち、取付平
板410については、ネジ孔やフック部を設ける必要がな
くなり、非常にシンプルになっている(ただ、番線のす
べりを防止する切欠き412は、設けておく方が好まし
い)。また、保持部材420に関しても、連結部430、440に
長孔や係止開口部等を設ける必要がなくなり、非常にシ
ンプルになっている。このように、第5の実施形態に係
るスリーブ管固定具は、各構成要素が非常にシンプルに
なっているが故、製造工程が簡単になり、したがって低
コスト化を達成できる。さらに、保持部材420の取付平
板410への連結作業も、保持部材420の連結部430、440の
先端部を取付平板410の上端縁に沿って折り返すだけで
足り、ネジ等を利用するものに比べて比較的容易とな
る。
【0055】このスリーブ管固定具は、特定のサイズの
スリーブ管に対して専用的に使用するものとしても、ま
た、多種のサイズのスリーブ管に対して汎用的に使用す
るものとしても構成することができる。汎用的に使用す
る場合には、折返し前の連結部430、440をある程度の長
さに確保しておけばよい。そして、保持部材420の湾曲
平面部421を使用するスリーブ管の直径に適合する曲率
となるように変形させるとともに、各連結部430、440の
先端部を適当な長さの箇所で折り返すことによって、種
々の直径のスリーブ管に対応することができる。
【0056】なお、図11に示した実施形態においては、
各連結部先端のフック部430a、440aは、保持部材420
を取付平板410に連結する際に、該保持部材の連結部を
取付平板に沿って折り返すことによって形成されるが、
各フック部430a、440aを予め形成しておくことも考え
られる。その場合には、まずスリーブ管50を保持部材の
湾曲平板部421上に載せ、この状態の保持部材を、その
フック部430a、440aを取付平板410に対して側方から
スライド係合させることによって取付平板に連結するこ
とができる。
【0057】以上に説明した本発明の各固定具は、図7
に示したように使用することによって、シングル配筋に
対して直交した状態で各種スリーブ管を固定することが
できる。しかしながら、本発明の固定具は、シングル配
筋に対してのみならずダブル配筋に対して使用すること
も勿論可能である。例えば、ダブル配筋において、一方
の配筋中の横筋と他方の配筋中の横筋とが正確に水平面
内に位置していない場合には、いかにダブル配筋であっ
ても、従来のように番線を使用して結び付ける方法で
は、スリーブ管を水平に(配筋面に対して直交した状態
に)維持することは困難である。このような場合には、
スリーブ管の両端にそれぞれ本発明の固定具を適用する
ことによって(または、一端に本発明の固定具を適用
し、他端を番線で固定することによって)、容易にスリ
ーブ管を水平に維持することができる。勿論、このよう
な問題の無いダブル配筋に対しても本発明の固定具を使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るスリーブ管固定
具を示す斜視図である。
【図2】 図1のスリーブ管固定具がスリーブ管を挟持
した状態を示す斜視図である。
【図3】 図1のスリーブ管固定具を構成する取付平板
を示す正面図である。
【図4】 図1のスリーブ管固定具を構成する保持板を
示す正面図である。この保持板は、所定の変形工程を経
て図6に示す保持部材とされる。
【図5】 図4の保持板の両端をねじった状態を示す斜
視図である。
【図6】 図5の保持板をさらにU字状に湾曲させて保
持部材とした状態を示す斜視図である。
【図7】 図2に示すスリーブ管を挟持した固定具を壁
配筋に固定した状態を示す概略斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施形態に係るスリーブ管固定
具がスリーブ管を挟持した状態を示す斜視図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係るスリーブ管固定
具がスリーブ管を挟持した状態を示す斜視図である。
【図10】 本発明の第4実施形態に係るスリーブ管固
定具がスリーブ管を挟持した状態を示す斜視図である。
【図11】 本発明の第5実施形態に係るスリーブ管固
定具がスリーブ管を挟持した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スリーブ管固定具 10、110、210、410 取付平板 11、115、215 ネジ孔 12、412 切欠き 20、120、220、420 保持部材(保持板) 21、121、421 湾曲平面部(平面部) 22、130、140、230、240、330、340、430、440 連結部 430a、440a 保持部材側フック部 23 ネック部 25、145 長孔 25a 幅広部 30 蝶ボルト 50、50′ スリーブ管 60 番線 111、112、113、114、211、212、213、214 取付平板側
フック部 111a ステム部 111b 頭部 131、132、133、134、231 係止開口部 245 蝶ボルト通過孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有するコンクリート壁を形成す
    べく、壁配筋上の所望の位置にスリーブ管(50、50′)を
    固定する固定具であって、壁配筋に対して固定される取
    付部材(10、110、210、410)と、該取付部材に連結され
    スリーブ管の取付部材に対する姿勢を規定する保持部材
    (20、120、220、420)とから構成されており、 取付部材(10、110、210、410)と保持部材(20、120、22
    0、420)とでスリーブ管(50、50′)を挟持しつつ、取付
    部材において壁配筋に固定されることにより、スリーブ
    管(50、50′)が壁配筋に対して該配筋面に直交した姿勢
    で固定されることを特徴とする、スリーブ管固定具。
  2. 【請求項2】 前記取付部材は、隣接する2本の配筋間
    に渡されることができる長さを有する細長い取付平板(1
    0、110、210、410)であり、 前記保持部材(20、120、220、420)は、該保持部材と取
    付平板(10、110、210、410)との間に挟持されるスリー
    ブ管(50、50′)の外周面の少なくとも一部分に沿って延
    在しスリーブ管を取付平板(10、110、210、410)により
    規定される平面に直交した姿勢に維持する湾曲平面部(2
    1、121、421)と、該湾曲平面部のスリーブ管周方向両端
    縁から取付平板(10、110、210、410)へと向かって延在
    し該取付平板に連結される細長い2つの連結部(22;13
    0、140;230、240;330、340;340、440)とを備えてな
    る全体が略U字状の部材であることを特徴とする、請求
    項1記載のスリーブ管固定具。
  3. 【請求項3】 前記保持部材(20)の両連結部(22)が、ネ
    ジ手段によって前記取付平板(10)に連結されることを特
    徴とする、請求項2記載のスリーブ管固定具。
  4. 【請求項4】 前記取付平板(10)には、ネジ手段のネジ
    部と係合するネジ孔(11)がその長さ方向に沿って所定間
    隔で複数形成されており、 前記保持部材の湾曲平面部(21)は、使用されるスリーブ
    管の種々の直径に適合した曲率になるように変形可能で
    あるとともに、同保持部材の各連結部(22)には、ネジ手
    段のネジ部の通過は許容するが頭部の通過は禁止する長
    孔(25)がその長さ方向に沿って形成されていることを特
    徴とする、請求項3記載のスリーブ管固定具。
  5. 【請求項5】 前記保持部材の一方の連結部(130、23
    0、330)が、前記取付平板(110、210)に設けられた取付
    平板側フック部(111、112、113、114、211、212、213、
    214)に係止され、 同保持部材の他方の連結部(140、240、340)が、ネジ手
    段によって、前記取付平板(110、210)に連結されること
    を特徴とする、請求項2記載のスリーブ管固定具。
  6. 【請求項6】 前記取付平板(110)には、その長さ方向
    に沿う一部領域に、前記一方の連結部(130)を係止する
    取付平板側フック部(111、112、113、114)が所定間隔で
    複数設けられており、同じく長さ方向に沿う残りの領域
    に、ネジ手段のネジ部と係合するネジ孔(115)が所定間
    隔で複数形成されており、 前記保持部材の湾曲平面部(121)は、使用されるスリー
    ブ管の種々の直径に適合した曲率になるように変形可能
    であるとともに、同保持部材の前記一方の連結部(130)
    には、取付平板側フック部と係合する開口部(131、13
    2、133、134)がその長さ方向に沿って所定間隔で複数形
    成されており、前記他方の連結部(140)には、ネジ手段
    のネジ部の通過は許容するが頭部の通過は禁止する長孔
    (145)がその長さ方向に沿って形成されていることを特
    徴とする、請求項5記載のスリーブ管固定具。
  7. 【請求項7】 前記保持部材の連結部に形成された長孔
    (25、145)の少なくとも一部分が、ネジ手段の頭部の通
    過をも許容する幅広部(25a)とされている、請求項4ま
    たは6記載のスリーブ管固定具。
  8. 【請求項8】 前記保持部材(420)の両連結部(430、44
    0)の先端部に保持部材側フック部(430a、440a)が設け
    られており、 保持部材は、両フック部(430a、440a)を前記取付平板
    (410)に引っ掛けることによって、該取付平板に連結さ
    れることを特徴とする、請求項2記載のスリーブ管固定
    具。
  9. 【請求項9】 前記保持部材側フック部(430a、440a)
    は、保持部材(420)を取付平板(410)へと連結するとき
    に、保持部材の連結部(430、440)の先端部を取付平板に
    沿って折り返すことによって構成されることを特徴とす
    る、請求項8記載のスリーブ管固定具。
  10. 【請求項10】 前記保持部材の湾曲平面部(421)は、
    使用されるスリーブ管の種々の直径に適合した曲率にな
    るように変形可能であることを特徴とする、請求項8ま
    たは9記載のスリーブ管固定具。
  11. 【請求項11】 前記保持部材(20、120、220、420)が
    全体がフラットな細長い平板状部材を変形させることに
    よって形成される請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9または10のいずれか1つに記載のスリーブ管固定具で
    あって、 該平板状部材は、前記湾曲平面部に対応する平面部(2
    1、121、421)と、該平面部から互いに逆方向に延在する
    2つの連結部(22;130、140;230、240;330、340;43
    0、440)とが、それぞれネック部(23)を介して連結され
    てなり、 まず、平面部(21、121、421)に対して、各連結部(22;1
    30、140;230、240;330、340;430、440)をネック部(2
    3)において長手軸を中心として互いに逆方向にほぼ90°
    ねじり、次に、使用されるスリーブ管の直径に適合する
    曲率になるように平面部を湾曲させて前記湾曲平面部(2
    1、121、421)とすることにより前記保持部材として構成
    されることを特徴とするスリーブ管固定具。
  12. 【請求項12】 前記取付平板(10、110、210、410)の
    長手方向端縁には、線材を係止する切欠き(12、412)が
    所定間隔で複数形成されている、請求項2、3、4、
    5、6、7、8、9、10または11のいずれか1つに記載
    のスリーブ管固定具。
JP31993497A 1997-01-30 1997-11-20 スリーブ管固定具 Pending JPH10331816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31993497A JPH10331816A (ja) 1997-01-30 1997-11-20 スリーブ管固定具

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1653897 1997-01-30
JP9-16538 1997-04-02
JP9-84088 1997-04-02
JP8408897 1997-04-02
JP31993497A JPH10331816A (ja) 1997-01-30 1997-11-20 スリーブ管固定具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10331816A true JPH10331816A (ja) 1998-12-15

Family

ID=27281449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31993497A Pending JPH10331816A (ja) 1997-01-30 1997-11-20 スリーブ管固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10331816A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112151A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Autoliv Development Ab ガス供給装置およびエアバッグ装置
JP2017150652A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 未来工業株式会社 配線・配管材吊持具
JP2017150651A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 未来工業株式会社 配線・配管材吊持具
CN114837410A (zh) * 2022-05-31 2022-08-02 中天建设集团有限公司 一种用于装配式建筑的穿梁套管定位施工方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112151A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Autoliv Development Ab ガス供給装置およびエアバッグ装置
JP2017150652A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 未来工業株式会社 配線・配管材吊持具
JP2017150651A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 未来工業株式会社 配線・配管材吊持具
CN114837410A (zh) * 2022-05-31 2022-08-02 中天建设集团有限公司 一种用于装配式建筑的穿梁套管定位施工方法
CN114837410B (zh) * 2022-05-31 2024-03-12 中天建设集团有限公司 一种用于装配式建筑的穿梁套管定位施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8979038B1 (en) Strut clamp
US3199828A (en) Supporting and clamping device
JPH10331816A (ja) スリーブ管固定具
JP2935839B1 (ja) スリーブ管固定具
US20050120657A1 (en) Form system wall tie and methods for making and using the same
JP2007205007A (ja) 縦樋支持構造及び縦樋支持方法
JP3975124B2 (ja) セパレータの鉄筋側結合金具
JP5288950B2 (ja) サドルクランプ装置
JPH11236767A (ja) 簡便クランプ
JP6327985B2 (ja) 鋼製仮設梁のビーム等への単管取付用座及びそれを用いた作業床構築方法
JP2968949B2 (ja) 仮設建築用シートジョイントの取付具
JP3281578B2 (ja) 配線・配管用受具への管・ケーブル固定具
JP3020742U (ja) 型枠締め付け金具
JP3020867B2 (ja) 主筋定着プレート
JP6544754B1 (ja) 係止具及び係止方法
JP3114414U (ja) 壁つなぎ取付具
JP2571711Y2 (ja) 溝ぶたのくさり取付用金具
HU212021B (en) A connecting reinforcing steel element
JPS6157764A (ja) 接続金具
JPS5929747B2 (ja) 型枠装置
JPS609333Y2 (ja) バタ材支え止め金具
KR950003713Y1 (ko) 콘크리트 형틀의 와이어 결속장치
JP2619722B2 (ja) コンクリート打設用型枠等の締結装置
BRPI0513822B1 (pt) Grampo para mangueira
JP3071817U (ja) 金属柱面を止点とするラスの無溶接張設装置