JPS6157764A - 接続金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、建築作業場において単管の布パイプ接続や
仮囲い鋼板用布パイプの接続、あるいは通路やステージ
等の手摺パイプ接続その他に使用される接続金具に係り
、さらにいえば、パイプ相互を一直線状に突き合わせて
接続すること、又は、その解除を自由自在に行なえるク
ランプ型の接続金具に関する。

（従来技術とその問題点など） 従来、単管足場の布パイプ接続、あるいは通路やステー
ジ等の手摺パイプ接続には、通常ビン付単管なるものを
使用することによりその目的を達していた。

しかし、普通の長尺パイプや型枠パイプなどは使用でき
ず、必ず足場用パイプ（ビン付単管）を使用せねばなら
ないため、作業所での応用、汎用がきかないという問題
があった。

また、場所の広い作業所で単管足場を組む場合は、予め
地面においてユニット化した足場を組むと、高所作業が
減る分だけ安全性を確保できるし能率的に作業を滴化で
きる。しかし、前記ビン付単管を使用する場合には、布
パイプ相互の正確な位置確保ができず、接続操作（施工
）が難しいという欠点があった。もつとも、単に自在ク
ランプを使用しても、布パイプ相互の正確な位置確保は
できない。

一方、ビン付単管を接続して手摺を設けた場合は、一部
手摺を外したい場合にも全部解体してやり直さねばなら
ないので、面倒であった。そのため、ガス又はパイプカ
ッター等で単管の要所を切断することが多く行なわれ、
その結果、半端なビン付単管を作って後々の使用を困辣
ならしめる等々の欠点、問題点があった。

（発明の目的、解決すべき技術的課題）そこで、この発
明の目的は、単管の突き合せ接続を単クランプと同じ取
扱いで簡単、確実に着脱自在に行うことができ、しかも
足場の布バイブあるいは通路、ステージ等の手摺として
必要十分な接続強度を発揮し、その上、布パイプ等の正
確な位置確保ができてユニット化した足場の組立て等に
至便な構成の接続金具（クランプ）を提供することにあ
る。

（第１の発明の構成と作用効果） 上記目的を達成するために、この発明の接続金具は、少
な（とも２個の単クランプを左右に共通姿勢に並べた形
態となし、その受部片を全一体的に形成し、蓋部片は一
体的に若しくは各単クランプの単位毎に独立の構成とさ
れている。

つまり、突き合せ接続するべき布パイプその他の単管は
、各単クランプを締め付ける要領で接続できる。即ち、
単管接続は単クランプと同じ取扱いで簡単、確実に行う
ことができ、その蓋部片を外すことにより接続の解除も
自由自在にできる。従って、足場や手摺を組立てること
又はその一部を外したい場合に至便である。

しかも、単管接続部に加えられる外力、特に曲げに対し
ては、全一体的に形成された受部片の強度、剛性が効果
的に働く（抵抗する）ので、必要十分な接続強度を発揮
する。従って、足場あるいは手摺の安全性、信頼性が高
い。

その上、既に組立てた単管足場の布パイプ又は手摺パイ
プの端部に接続金具の片側路半分をクランプし、他側半
分は蓋部片を全開にして突出させておくと、次に接続す
るべき布パイプや手摺パイプは前記接続金具の突出せし
められた受部片の上に載置することができ、布パイプ等
の正確な位置確保ができる。よって、布バイブや手摺パ
イプの接続作業をすこぶる容易に手際よく能率よく行う
ことができる。

従って、場所の広い作業所で単管足場を組む場合は、前
記布パイプ等の正確な位置確保のできることを前提とし
て、予め地面上でユニット化したものを足場として組立
て施工することに適し、布パイプの接続、固定がすこぶ
る容易である。よって、ユニット化作業により安全性の
高い、能率的な単管足場組立て作業を行うことができる
のである。

（第２の発明の構成とその作用効果） 同上の目的を達成するために、この発明の接続金具は、
上記第１の発明の構成の主要部、即ち、２個の単クラン
プを左右に配設し、各単クランプの受部片を一体的に形
成したことを主要部としているが、但し、２個の単クラ
ンプはその受部片同志を同受部片におけるパイプ抱持部
の曲率と略同一の曲面鋼板をばその内面が同パイプ抱持
部と同一面を形成する配置で剛結して一体化し、曲面鋼
板にはフラットバー等で曲げ補強を施した構成とされて
いる。

従って、この発明の場合も上記第１の発明の場合と全く
同様に、単クランプの取扱い要領でパイプの突き合せ接
続ができ、パイプ接続部の曲げ強度に関しては曲面鋼板
の強度、剛性が効果的に働いて必要十分な強度を発揮す
る。しかも、曲面鋼板は布パイプ等の正確な位置確保に
供するので、単管足場や手摺を組む上で作業をしやすい
等々の効果を奏する。

のみならず、この発明の場合は、曲面鋼板の長短により
単管接続の支点距離を大小に選ぶことができる。即ち、
使用箇所、使用目的に最も適切な性能の接続金具を提供
することができるのである。

（実　施　例） 第１図〜第３図に示した接続金具は、２個の類クランプ
１，１°を左右に例えば２００ｍ位の間隔をあけて共通
な姿勢で並べ、各単クランプ１，１°の受部片２，２°
同志を曲面鋼板４で剛結した構成とされている。

曲面鋼板４の内面４ａば、受部片２．２゛のパイプ抱持
部２ａ（第３図）の曲率（これはパイプの外径と略等し
い）と略同一の凹曲面とされている。この曲面鋼板４は
、その内面４ａが、各単クランプ１，１°の受部片２，
２°におけるパイプ抱持部２ａと略同一内面を形成する
配置としく第３図）、溶接で剛結されている。

図中３．３−は各単クランプ１，１°の蓋部片であり、
これは各受部片２．２′の一端にピン５で回動自在に連
結されている（第３図）。受部片２，２°の他端にはク
ランプボルト６をビン７で回動自在に取り付け、ナツト
８により蓋部片３の自由端側を締付けるように構成され
ている（第３図）。図中１０は曲面鋼板４の背面略中央
に溶接した曲げ補強用のフラットバーである。

従って、２本の布バイブ９，９°を突き合せ接続するに
は、例えば第１図に示したように、まず図中右側のパイ
プ９゜をその先端が曲面鋼板４の右側路半分に位置する
ものとなし同右側の単クランプ１°で締め付は固定する
。次に、同図中左側の単クランプの蓋部片３を全開状態
となし、左側のパイプ９は左側半分の曲面鋼板４上に載
せ架けて正確な位置確保を行う。そして、左側の単クラ
ンプ１を締め付けることにより接続が完了する。勿論、
いずれかの単クランプ１又は１°を外すことにより、パ
イプ９又は９°の解放は自由自在にできる。

上述の如く接続された２本のパイプ９．９°の突き合せ
中央に鉛直荷重が負何した場合には、曲げ鋼板４及びフ
ラットパー１０が引張材として強く抵抗するので、基準
値（１５０ｆｆｊＦ時だわみｍ１９ｍｍ以下）は楽にク
リヤーすることが確認された。

（第２実施例） 第４図に示した接続金具１１は、２個（但し、３個以上
でもよい。）の単クランプを左右に共通な姿勢で並べた
形態となし、その受部片１２及び蓋部片１３を夫々全一
体的に形成した構成とされている。いわば単クランプを
２倍の長さとした構成である。受部片１２の両端部にク
ランプボルト１４．１４°を取り付け、ナツト１５によ
り蓋部片１３を締め付は固定するようになっている。

従って、この接続金具１１の場合にも、その長さを二分
して２本のパイプを突き合せ接続することができ、上記
第１実施例のものと同様な作用効果を奏する。

（第３実施例） 第５図に示した接続金具１６の構成は、前記第４図の接
続金具１１とほとんど同じであるが、蓋部片１３．１３
を各単クランプの大きさ毎に回動自在な独立片として構
成した点が特徴である。

従って、この接続金具１６の場合には、上記第１実施例
の場合と全く同様に２本のパイプを各別に接続、解除す
ることができ、パイプの正確な位置確保もできるのであ
る。

（その他の実施例） 第４図、第５図に示した接続金具１１．１６の変形、応
用として、２個ないし２個以上の単クランプを左右に共
通な姿勢で並べ、その受部片の外側につなぎ用の鋼板等
を当てがい溶接で剛結した構成としても、例えば第５図
の接続金具１６と全く同様の作用効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図はこの発明の第１実施例たる接続金具の
使用状態を示した正面図、第３図は第２図の■−■断面
図、第４図と第５図は第２．３実施例たる接続金具の斜
視図である。 発明者　　浜田真人 発明者　　深谷　秀 −〇　−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも２個の単クランプを左右に共通な姿勢
   で並べたと同様な形態であり、その受部片（１２）を全
   一体的に形成し、蓋部片（１３）は一体的に若しくは各
   単クランプの単位毎に回動自在な独立片として形成して
   いることを特徴とする接続金具。
2. （２）２個の単クランプ（１）（１′）を左右に配設し
   、各単クランプ（１）（１′）の受部片（２）（２′）
   同志は同受部片（２）（２′）のパイプ抱持部（２ａ）
   の曲率と略同一の曲面鋼板（４）をその内面が前記パイ
   プ抱持部（２ａ）と略同一内面を形成する配置として剛
   結してあり、曲面鋼板（４）には曲げ補強（１０）を付
   設していることを特徴とする接続金具。