JP3224958B2 - 大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法と仮設用クランプ - Google Patents
大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法と仮設用クランプInfo
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Description
大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法と仮設用
クランプに関する。
では、上弦材や斜材などの組み付けのために、トラスの
中間部に仮設の足場が必要となる。この場合、一般的手
法からすれば、その大型パイプトラスの要所にウエスを
巻いて、番線で単管を結束し、該単管に所要の仮設足場
部材を組み込みすることとなる。
設工法では、次のような問題点を生ずる。 通常、そのような大型パイプトラスは、工場で塗装
されることが多く、その塗装に傷を付けないで単管を番
線で結束することは困難である。 作業員の番線の締め付けにバラツキが生じ易く、単
管が緩んだり、滑りを生じたりする場合がある。 そのような単管の緩みや滑りなどがあるのでは、足
場としては甚だ不安定で、墜落災害を起こす原因とな
る。 番線の締め付け具合や養生のウエスのバラツキによ
り、塗装面に傷を残す場合もある。 結束してあった番線そのものが解体時に金属屑とな
って場内に散乱する。そこで、本発明は、ウエスや番線
などを用いないで、大型パイプトラスに中間足場を仮設
し、それらの問題点を解決しようとするものである。
求項1の大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法
の発明は、本設の大型パイプトラスの中間部に、仮設の
単管をクランプを介して組み付け、各クランプには、そ
の大型パイプトラスへの取付面に防傷用シートを貼着し
て介在させ、また、前記単管に所要の仮設足場材を組み
込みすることを特徴とする。
足場の仮設用クランプの発明は、大型パイプトラスの太
径パイプへ挟着させる取付基部に所要の単管を挟持させ
る単管支持部を装着し、その取付基部には、前記太径パ
イプの外周形状に対応させた一対の挟着片を設けて、両
片を相互に末端で枢着するとともに、先端でねじ締め手
段を講じ、かつ、両挟着片の内面に防傷用シートを貼着
し、また、前記単管支持部には、単管受片と単管押片と
を設けて、両片を相互に末端で枢着するとともに、先端
でねじ締め手段を講じ、かつ、その単管受片を前記取付
基部の一方の挟着片に回動自在に連繋させたことを特徴
とする。
プトラスの任意な箇所への単管の簡単な組み付け及び解
体と、解体後の自由な転用を可能にし、そのクランプの
大型パイプトラスへの取付面に配した防傷用シートは、
大型パイプトラスに生ずる傷をなくし、そのようにして
取り付けた単管は、所要の仮設足場材の任意な組み込み
を可能にする。
中間足場の仮設工法と仮設用クランプに係る実施例を示
している。図1に示すように、本実施例の中間足場の仮
設工法は、多目的ホールの大屋根立体トラス等に係る本
設の大型パイプトラス1の中間部に、仮設の単管2を、
クランプ3を介して上下二段に組み付けし、これらの単
管2に足場板4、昇降用タラップ5等の所要の仮設足場
材を組み込みして、中間足場6を仮設する。なお、図1
中、7は、大型パイプトラス1の支保工、8は、大型パ
イプトラス1のジョイント部材である。
ものであり、図2乃至図4に示すように、大型パイプト
ラス1を構成する太径パイプ9へ挟着させる取付基部10
に、所要の仮設の単管2を挟持させる単管支持部11を回
動自在に装着して成る。
ラス1の断面円形の太径パイプ9に適合する円弧に彎曲
させた一対の挟着片12,13 を設けて、両片相互を末端で
軸14により枢着するとともに、先端でねじ締め手段15を
講じ、かつ、両挟着片12,13の内面に硬質塩化ビニール
樹脂の防傷用シート16,17 を貼着しており、そのねじ締
め手段15は、両挟着片12,13 の先端外面にそれぞれコ字
状片18,19 を溶接し、一方のコ字状片18にボルト20の基
端21を横軸22で起倒自在の枢着し、該ボルトの先端23に
螺装したフランジナット24を他方のコ字状片19へ着脱自
在に係合させている。なお、上記取付基部10は、大型パ
イプトラス1の太径パイプ9に適応させるため、各種の
太径パイプ9に合わせて、大きさや形状の異なる数種の
ものを用意するとよい。
受片25と単管押片26とを設けて、両片相互を末端で軸27
により枢着するとともに、先端でねじ締め手段28を講
じ、かつ、その単管受片25を前記取付基部10の一方の挟
着片12に回動自在に連繋させており、該連繋には、コ字
状に折り曲げた低い台座29をその一方の挟着片12に溶接
し、該台座の中央に上記単管受片25をカシメ軸30で回動
自在に結合させ、而して、上記ねじ締め手段28は、単管
受片25の先端にボルト31の基端32を横軸33で起倒自在に
枢着し、かつ、単管押片26の先端に二又34を形成して、
そのボルト31の先端に螺装したフランジナット35を上記
二又34へ着脱自在に係合させている。
クランプを介して極めて簡単に組み付けでき、また、そ
の解体も極めて容易に行える。 クランプを用いることにより、結束の一箇所当たり
の許容荷重が判明したため、足場の強度計算が簡単に行
える。 クランプを用いるので、トルクレンチによる一定の
締め付けができて、作業員の締め付けにバラツキが生ぜ
す、単管が緩んだり、滑りを生じたりすることがない。 単管の緩みや滑りがないから、安定な足場を仮設で
き、墜落災害を防止できる。 大型パイプトラスの部材は、通常、工場で塗装され
るが、使用するクランプには、大型パイプトラスへの取
付面に防傷用シートが配されているので、その塗装に傷
を付けることはない。 本設の大型パイプトラスの塗装面に傷をつけること
がないから、そのための養生が不要となる。 解体時に金属屑が場内に散乱することはない。 総じて、コストダウンでき、工期を短縮できる。
の仮設工法に係る実施例を示す正面図である。
の仮設用クランプに係る実施例を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 本設の大型パイプトラスの中間部に、仮
設の単管をクランプを介して組み付け、各クランプに
は、その大型パイプトラスへの取付面に防傷用シートを
貼着して介在させ、また、前記単管に所要の仮設足場材
を組み込みすることを特徴とする大型パイプトラスにお
ける中間足場の仮設工法。 - 【請求項2】 大型パイプトラスの太径パイプへ挟着さ
せる取付基部に所要の単管を挟持させる単管支持部を装
着し、その取付基部には、前記太径パイプの外周形状に
対応させた一対の挟着片を設けて、両片を相互に末端で
枢着するとともに、先端でねじ締め手段を講じ、かつ、
両挟着片の内面に防傷用シートを貼着し、また、前記単
管支持部には、単管受片と単管押片とを設けて、両片を
相互に末端で枢着するとともに、先端でねじ締め手段を
講じ、かつ、その単管受片を前記取付基部の一方の挟着
片に回動自在に連繋させたことを特徴とする大型パイプ
トラスにおける中間足場の仮設用クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32389894A JP3224958B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法と仮設用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32389894A JP3224958B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法と仮設用クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08158628A JPH08158628A (ja) | 1996-06-18 |
JP3224958B2 true JP3224958B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=18159849
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32389894A Expired - Fee Related JP3224958B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 大型パイプトラスにおける中間足場の仮設工法と仮設用クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224958B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6595539B2 (ja) | 2017-08-23 | 2019-10-23 | ファナック株式会社 | ロボットおよびパラレルリンクロボット |
CN111997382B (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-25 | 陕西建工机械施工集团有限公司 | 一种伸缩式钢结构滑移机构及滑移方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32389894A patent/JP3224958B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08158628A (ja) | 1996-06-18 |
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