JPH10317718A - 組立式免震支持構造 - Google Patents

組立式免震支持構造

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JPH10317718A
JPH10317718A JP13406297A JP13406297A JPH10317718A JP H10317718 A JPH10317718 A JP H10317718A JP 13406297 A JP13406297 A JP 13406297A JP 13406297 A JP13406297 A JP 13406297A JP H10317718 A JPH10317718 A JP H10317718A
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JP
Japan
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support plate
seismic isolation
support
assembled
foundation
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JP13406297A
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Motoharu Yatsuhashi
元治 八橋
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部品が小型軽量になるので、大型材料の加
工の必要がなく、材料の入手が容易かつ加工が簡便でコ
ストダウンできると共に、取り扱いおよび設置工事が容
易である。 【解決手段】 基礎2に固定した下側支持板8と、下側
支持板8に対向して建築物4の土台に固定された上側支
持板10と、上側支持板10と下側支持板8との間に配
設されると共に基礎2と建築物4とが水平方向に相対的
に変位したときに上側支持板10および下側支持板8そ
れぞれに対して転動するボール12とを有する。下側支
持板8および/または上側支持板10は、4個の部分8
1、82、83、84および/または101、102、1
3、104に分割され、かつ、組み立てて使用可能にな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物の基礎に対
する免震をする組立式免震支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】構造物の免震構造においては、構造物を
水平方向に移動自在に支持する免震支持体を基礎と構造
物との間に介在させることにより、地震による構造物の
振動を軽減させている。この免震支持体としては、ボー
ルを使用した転がり支承、滑り体を使用した滑り支承に
よるものが知られ、これらの転がり支承等の免震支持体
とバネ手段・ダンパ手段とを併用することで、所望の免
震効果を得るようにしている。
【0003】図6に従来の転がり支承手段の一例を示
す。この転がり支承手段aは、建築物bの土台に固定さ
れた本体ケースcと、この本体ケースc内に収納されて
球面状の座面を下方に向けたボール受け座dと、このボ
ール受け座dの周囲に回転自在に配設された多数の小径
のボールeと、多数のボールeを介してボール受け座d
の座面にて回転可能な大径のボールfとを備える。一
方、基礎g側には、地震時にボールfを上面で転動させ
る支持板hが固定される。
【0004】この支持板hは、平面視で略円形を呈し、
かつ、中心から外方に行くに従って建築物bの底面に近
づく略摺鉢状の斜面h1を有する。これにより、通常時
にはボールfが支持板hの最も低い中心部に位置決めさ
れると共に、地震時にはボールfが支持板hの中心位置
に戻ろうとするため、免震に必要な復元力が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
転がり支承手段aにおいて、支持板hのボールが接する
箇所はほぼ点接触と考えられるごく狭い領域であり、そ
のようなごく狭い領域の建築物bの重量が加わるため面
圧は高くならざるを得ない。
【0006】したがって、転がり支承手段aの支持板h
は、防錆、焼入れ後に硬度の高くなる材料を用い、しか
も皿状の支持板hは水平移動距離を十分にとる為に径D
2は50cm前後と大きくなるため、非常に高価であ
り、材料の入手が困難である。また、前記支持板hの表
面の傾斜角度は微妙であるので、支持板hを一体成形す
るのは大変なことであり、大型のため焼入れ処理も非常
に困難であった。
【0007】また、免震構造において基礎gと建築物b
との水平方向相対変位が予期しない大きさで有る場合の
支持板hの周縁には、ボールeが支持板hから脱落する
のを防止するために、壁状のストッパー体を取り付ける
必要が有るが、支持板hが大きいためストッパー体も大
きくならざるを得ない。また、支持板hとストッパー体
とを基礎などに固定する止め具も大きくならざるを得な
い。このようなストッパー体および止め具を一体で製造
するのも、大型材料の加工が必要になる。さらに、前記
の支持板hとストッパー体と止め具は大型で重いので取
り扱いがしにくく、設置工事が非常にしにくかった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、各部品が小型軽量になるので、大型
材料の加工の必要がなく、材料の入手が容易かつ加工が
簡便でコストダウンできると共に、取り扱いおよび設置
工事の容易な組立式免震支持構造を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。請求項1の発明
は、基礎と構造物との間に介在して該構造物を水平方向
に移動自在に支持しかつ転がり支承あるいは滑り支承す
る免震支持体を備えた構造物の免震構造において、前記
免震支持体は、基礎および/または構造物に固定されて
転がり体あるいは滑り体がその表面に接する支持部材を
有し、前記支持部材は、複数部分に分割しかつ組み立て
て使用可能になっていることを特徴とする組立式免震支
持構造である。
【0010】請求項2の発明は、基礎と構造物とが水平
方向に相対的に変位したときに転がり体あるいは滑り体
が支持部材に対して一定以上に移動することを規制する
移動規制部材を有し、移動規制部材は、複数部分に分割
しかつ組み立てて使用可能になっていることを特徴とす
る請求項1に記載の組立式免震支持構造である。
【0011】請求項3の発明は、前記支持部材および移
動規制部材を基礎あるいは構造物に固定する固定部材を
有し、前記固定部材は、複数部分に分割しかつ組み立て
て使用可能になっていることを特徴とする請求項2に記
載の組立式免震支持構造である。
【0012】請求項4の発明は、免震支持体の転がり体
または滑り体の接する支持部材表面には、支持部材表面
の段差を無くすための埋め込み部材または被覆部材が設
けられていることを特徴とする請求項1ないし3のうち
のいずれか1に記載の組立式免震支持構造である。
【0013】請求項1ないし請求項3の発明によれば、
支持部材、移動規制部材および/または固定部材を複数
部分に分割しかつ組み立てて使用可能にするので、各部
品が小型軽量になる。したがって、大型材料の加工の必
要がなく、材料の入手が容易かつ加工が簡便でコストダ
ウンできるなど非常に有利になる。それと共に、構造部
品が軽量となるので、取り扱いおよび設置工事が非常に
容易になる。
【0014】ここで、免震支持体が転がり支承または滑
り支承するものであり、支持部材が分割されたものを組
み立てるものであると、組み立てた表面に継ぎ目等の段
差が生じるおそれがある。そこで、請求項4の発明によ
れば、転がり体または滑り体の接する支持部材表面に、
支持部材表面の段差を無くす部材を設けたので、支持部
材上で当該段差が転がり体または滑り体の移動の邪魔に
ならず、免震性能を阻害することがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。本実施形態に係る組立式免震支持
構造は、本発明を一般住宅用の建築物に適用したもので
あり、図1に示すように、基礎2と建築物4との間に介
在して建築物4を水平方向に移動自在に支持する転がり
支承手段6を備える。
【0016】転がり支承手段6は、図1に示すように、
基礎2に固定した下側支持板8と、下側支持板8に対向
して建築物4の土台に固定された上側支持板10と、上
側支持板10と下側支持板8との間に配設されると共に
基礎2と建築物4とが水平方向に相対的に変位したとき
に上側支持板10および下側支持板8それぞれに対して
転動するボール12とを有する。
【0017】そして、本実施形態において、組立式免震
支持構造は詳細には、図1に示すように、上側支持板1
0は、水平面に沿った下面10aを有する平面視で略円
形で一体のものである。また、図2に示すように、下側
支持板8は、4個(複数の一例)の部分81、82
3、84に分割され、かつ、組み立てて使用可能になっ
ていると共に、平面視で略円形を呈しており、その上面
には、中心から外方に行くに従って上側支持板10に近
づく略摺鉢状の斜面8aが形成されている。
【0018】また、基礎2と構造物4とが水平方向に相
対的に変位したときにボール12が下側支持板8に対し
て一定以上に移動して該支持板8から脱落することを規
制するストッパー(移動規制部材)14を有する。この
ストッパー14は、前記下側支持板8の周縁を組み立て
られた状態で取り囲む概略円筒の壁状に形成されている
ものであって、このストッパー14は、4個の部分14
1、142、143、144に分割しかつ組み立てて使用可
能になっている。また、ストッパー14各部分141
142、143、144同士が当たる端部14a…は、そ
れぞれ段状の継ぎ手形状を呈していて、各部分が周方向
と径方向のズレが生じるのを防止している。
【0019】また、前記下側支持板8およびストッパー
14をその組み立て状態で基礎2あるいは建築物4に固
定する止め具16を有し、この止め具16は、4個のほ
ぼ同形の部分161、162、163、164に分割しかつ
組み立てて使用可能になっている。各止め具16は、内
側円弧部分16a…が前記ストッパー14の外周縁部に
密着して当接できるように、組み立て状態で内側が円形
の孔になっており、各頂点部16b付近に固定用のボル
ト18を挿通させるボルト孔20が形成されている。
【0020】上記のような、組み立て式免震支持構造に
よれば、図3(a)に示すように、下側支持板8の各部
分81、82、83、84を寄せて平面視円形に組み立て
る。次いで、図3(b)に示すように、ストッパー14
各部分141、142、143、144を各端部14a…同
士を突き合わせて、前記下側支持板8の周囲を取り囲む
ように円筒壁状に組み立てる。さらに、図3(c)に示
すように、止め具16の各部分161、162、163
164をストッパー14の外周から押さえるように組み
立て、ボルト18をボルト孔20に通して締着固定す
る。その後、ボール12を下側支持板8上に乗せた状態
で建築物4の下面に固定した上側支持板10をボール1
2に乗せて完成する。
【0021】実施形態の組み立て免震支持構造によれ
ば、下側支持板8、ストッパー14および止め具16を
複数部分に分割しかつ組み立てて使用可能にするので、
各部品が小型軽量になる。
【0022】したがって、大型材料の加工の必要がな
く、材料の入手が容易かつ加工が簡便でコストダウンで
きるなど非常に有利になる。それと共に、構造部品が軽
量となるので、取り扱いおよび設置工事から非常に容易
になる。
【0023】上記の実施形態(以下、第1の実施形態と
いう)は本発明の好適な実施の態様であり、本発明の技
術的範囲は本実施形態に限定されない。例えば、第1の
実施形態においては、下側支持板8、ストッパー14、
止め具16をいずれも4個ずつに分割していた。このよ
うに分割することにより、各部分を四方から寄せて組み
立てるのに都合がよい。しかしながら、本発明における
免震支持体の各部の分割数はこれに限定されず、2個、
3個あるいは5個以上に条件に応じて種々に分割するこ
とが可能である。
【0024】また、第1の実施形態では、摺鉢状の斜面
8aを下側支持板8に設けたが、本発明はこれに限定さ
れず、斜面を上側支持板10の下面10aに形成しても
よい。
【0025】また、第1の実施形態では、下側支持板8
およびその周辺のストッパー14と止め具16とからな
る下側構造のそれぞれを分割していたが、本発明の分割
する構成部材はこれに限定されず、下側支持板8と共に
上側支持板10を分割構造のものにしたり、上側支持板
10のみを分割構造のものとすることも本発明の範囲内
である。
【0026】図4に第2の実施形態として、下側支持板
8と共に上側支持板10を分割構造のものとする例を示
す。図4には図1〜図3と同様部分に同一の符号を付し
ている。この第2の実施の形態では、図4に示すよう
に、上側支持板10は、4個(複数の一例)の部分10
1、102、103、104に分割され、かつ、組み立てて
使用可能になっていると共に、平面視で略円形を呈して
おり、その表面10aは、全体で平坦面形状を呈してい
る。
【0027】また、基礎2と構造物4とが水平方向に相
対的に変位したときにボール12が上側支持板10に対
して一定以上に移動して該支持板10から脱落すること
を規制するストッパー(移動規制部材)22も有する。
このストッパー22は、前記下側支持板8の周縁に設け
られたストッパー14と同様に、組み立てられた状態で
上側支持板10を取り囲む概略円筒の壁状に形成されて
いる。なお、上側支持板10とストッパー22とは止め
具としてのベース板32にボルト等で締着固定され、全
体で建築物4の土台に固定される。
【0028】さらに、第2の実施形態では、ともに、免
震支持体の下側支持板8と上側支持板10とを組み立て
た表面に継ぎ目等の段差が生じて、転がり摩擦に支承を
生じる恐れがある。そこで、各部を組み立てた状態の下
側支持板8と上側支持板10との各表面8aと10aに
段差を無くす被覆部材28と30が貼り付けられている
ものにする。これにより、組み立てた各支持板8と10
表面8aと10aの継ぎ目に段差があっても、被覆部材
28と30でその段差を覆うことができ、各支持板8と
10上で当該段差がボール12の転動の邪魔にならず、
免震性能を阻害することがなくなる。
【0029】なお、被覆部材28と30には、薄い表面
の滑らかな金属製板もしくはテフロン等の樹脂製膜な滑
り摩擦係数の小さなシート体を用いることができる。ま
た、前記第1の実施形態でも下側支持板8の表面に被覆
部材28を張り付けることが好ましい。さらに、いずれ
の場合も上記の被覆部材の他、支持体表面の段差に適合
して表面が平坦となる部材(埋め込み部材)を段差内に
嵌め入れあるいは挟み入れる等して埋め込んでも良いも
のである。
【0030】また、前記第1および第2の実施形態で
は、下側支持板8および上側支持板10の両方でボール
12を転動させる転がり支承手段6に本発明を適用した
が、本発明はこれに限定されず、基礎および構造物のう
ちの一方にボールを回転自在に保持させると共に他方の
みに支持部材を設け、該他方側の支持部材のみでボール
を転動させる転がり支承手段(例えば、いわゆるフリー
ベアリングタイプの支承手段(前記図6参照)に対して
も、適用可能である。
【0031】また、本発明は滑り支承構造に対しても実
施可能である。免震支持体が滑り支承するものである
と、この場合も、支持部材は、組み立てた表面に継ぎ目
等の段差が生じるおそれがある。そこで、本発明の第3
の実施形態では、図5に示すように、先端円形の棒状の
滑り体24が建築物4の下面部に固定され、この滑り体
24の接する円形平板状の支持板26が各部分261
262…に複数に分割し、各部を組み立てた状態の支持
板26表面に段差を無くす被覆部材34が貼り付けられ
ているものにする(図1〜図3と同様部分に同一符号を
付する)。なお、段差を無くす被覆部材34には、薄い
表面の滑らかな金属製板もしくはテフロン等の樹脂製膜
な滑り摩擦係数の小さなシート体を用いることができ
る。また、段差を無くす部材は、上記の被覆部材の他、
支持体表面の段差に適合して表面が平坦となる部材(埋
め込み部材)を段差内に嵌め入れあるいは挟み入れる等
して埋め込んでも良いものである。
【0032】これにより、組み立てた支持板26表面の
継ぎ目に段差があっても、被覆部材32または埋め込み
部材でその段差を無くすことができ、支持板26上で当
該段差が滑り体24の移動の邪魔にならず、免震性能を
阻害することがなくなる。滑り支承では、このような段
差は、転がり支承に比較して滑りを阻害して免震性能に
より大きく影響するため、段差を無くす部材を設けるこ
とは一層効果的である。
【0033】上記のいずれの実施形態においても、下側
支持板8、ストッパー14、止め具16をいずれも4個
ずつに分割していた。このように分割することにより、
各部分を四方から寄せて組み立てるのに都合がよい。し
かしながら、本発明における免震支持体の各部の分割数
はこれに限定されず、各部を2個、3個あるいは5個以
上に条件に応じて種々に分割することが可能である。
【0034】また、前記のいずれの実施形態でも、摺鉢
状の斜面8aを下側支持板8に設けたが、本発明はこれ
に限定されず、第1または第2の実施形態において斜面
を上側支持板10の下面10aに形成してもよい。ま
た、本発明の適用範囲は、一般住宅用に限定されず、ビ
ル等の床免震装置、貴重品・美術品等の免震装置にも適
用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1ないし3
の発明によれば、各部品が小型軽量になる。したがっ
て、大型材料の加工の必要がなく、材料の入手が容易か
つ加工が簡便でコストダウンできるなど非常に有利にな
る。それと共に、構造部品が軽量となるので、取り扱い
および設置工事が非常に容易になる。
【0036】また、請求項4の発明によれば、組み立て
た支持部材表面の継ぎ目に段差があっても、被覆部材ま
たは埋め込み部材等の段差を無くす部材を設けるので、
支持部材上で当該段差が転がり体または滑り体の移動の
邪魔にならず、免震性能を阻害することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る転がり支承による組み立て免
震支持構造の側断面図である。
【図2】(a)、(b)は、図1の震支持構造の詳細斜
視図、平面図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ免震支持構造の組
み立て手順説明図である。
【図4】第2の実施形態に係る組み立て免震支持構造の
側断面図である。
【図5】第3実施形態にかかる滑り支承による免震支持
構造の側面断面図である。
【図6】従来の免震支持体の説明図である。
【符号の説明】
2 基礎 4 建築物(構造物の一例) 6 転がり支承手段 8 下側支持板 8a 斜面 81、82、83、84 下面支持板の各部分 10 上側支持板 101、102、103、104 上側支持板の各部分 12 ボール 14 ストッパー 141、142、143、144 ストッパーの各部分 16 止め部 161、162、163、164 止め部の各部分 22 ストッパー 221、222、223、224 ストッパーの各部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎と構造物との間に介在して該構造物
    を水平方向に移動自在に支持しかつ転がり支承あるいは
    滑り支承する免震支持体を備えた構造物の免震構造にお
    いて、 前記免震支持体は、基礎および/または構造物に固定さ
    れて転がり体あるいは滑り体がその表面に接する支持部
    材を有し、 前記支持部材は、複数部分に分割しかつ組み立てて使用
    可能になっていることを特徴とする組立式免震支持構
    造。
  2. 【請求項2】 基礎と構造物とが水平方向に相対的に変
    位したときに転がり体あるいは滑り体が支持部材に対し
    て一定以上に移動することを規制する移動規制部材を有
    し、 移動規制部材は、複数部分に分割しかつ組み立てて使用
    可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の組
    立式免震支持構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材および移動規制部材を基礎
    あるいは構造物に固定する固定部材を有し、 前記固定部材は、複数部分に分割しかつ組み立てて使用
    可能になっていることを特徴とする請求項2に記載の組
    立式免震支持構造。
  4. 【請求項4】 免震支持体の転がり体または滑り体の接
    する支持部材表面には、支持部材表面の段差を無くすた
    めの部材が設けられていることを特徴とする請求項1な
    いし3のうちのいずれか1に記載の組立式免震支持構
    造。
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