JPH07113289B2 - 全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置 - Google Patents
全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置Info
- Publication number
- JPH07113289B2 JPH07113289B2 JP29148193A JP29148193A JPH07113289B2 JP H07113289 B2 JPH07113289 B2 JP H07113289B2 JP 29148193 A JP29148193 A JP 29148193A JP 29148193 A JP29148193 A JP 29148193A JP H07113289 B2 JPH07113289 B2 JP H07113289B2
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- JP
- Japan
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- fixed
- metal plate
- stopper
- rubber bearing
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Description
地震発生時に有効に免震することができる全方向摩擦減
衰免震ゴム支承装置に関するものである。
平3−36094号公報により公表されているものが知
られている。
震装置の場合は、構造が複雑であると共に、大型である
という欠点がある。従来の免震装置は高減衰ゴム材を使
用しているので、微小な振動に反応し、かつ大地震時に
横方向の揺れが大きくなり過ぎるという欠点がある。
するために、本発明の全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置
においては、下部にアンカー部材1を固定すると共に、
上面に下部滑り板2を固定したベースプレート3を、基
礎構造物4の上部に固定し、前記ベースプレート3の中
央部に、垂直なストッパ5の下部を固定し、上部にアン
カー部材6を固定すると共に、下面に上部滑り板7を固
定したソールプレート8を、構造物9の下部に固定し、
そのソールプレート8の周囲に筒状部材10の上部を固
定し、上部金属板11と下部金属板12と中間ゴム層1
3とからなるゴム支承体14を、前記ストッパ5と筒状
部材10との間における下部滑り板2および上部滑り板
7の間に介在させ、前記下部金属板12の外周部分を前
記筒状部材10の内周面に近接して配置し、前記下部金
属板12の中心孔の周囲とストッパ5との間に大間隙1
5を設け、前記上部金属板11の中心孔にストッパ5を
挿入し、前記上部金属板11の外周面と前記筒状部材1
0との間に、大間隙16を設ける。
用いられるアンカー部材1と下部滑り板2とストッパ5
とを取付けたベースプレート3を示すものであって、円
形の鋼板からなるベースプレート3の下部に複数のアン
カー部材1が溶接により固着され、かつ前記ベースプレ
ート3の中央部に設けられた円形孔に、断面円形の鋼製
ストッパ5の下部が嵌入されて溶接により固着され、さ
らにベースプレート3の上面に、ステンレス鋼板または
四フッ化エチレンからなる下部滑り板2が接着剤により
固着されている。
用いられるアンカー部材6と上部滑り板7と筒状部材1
0と補強リブ17とを取付けたソールプレート8を示す
ものであって、円形の鋼板からなるソールプレート8の
上部に、複数のアンカー部材6が溶接により固着され、
かつ前記ソールプレート8の外周には、鋼製筒状部材1
0の上部が溶接により固着され、前記筒状部材10の上
部外周面に、鋼製環状補強板18が溶接により固着さ
れ、前記筒状部材10の内側においてソールプレート8
の下面に、ステンレス鋼板または四フッ化エチレンから
なる上部滑り板7が接着剤により固着され、さらに筒状
部材10の外面と環状補強板18の下面とにわたって、
多数の補強リブ17が溶接により固着されている。
用いられるゴム支承体14を示すものであって、小径の
円形鋼板からなる上部金属板11と、大径の円形鋼板か
らなる下部金属板12との間に、中間ゴム層13が一体
に介在され、その中間ゴム層13における上下方向の中
間部には、鋼板からなる円環状の中間金属板19が埋設
され、前記上部金属板11の中央部にストッパ挿入孔2
0が設けられている。
衰免震ゴム支承装置を示すものであって、基礎構造物4
の上面にベースプレート3が載置されると共に、前記ア
ンカー部材1が基礎構造物4に埋設され、かつゴム支承
体14の下部金属板12は、ベースプレート3の上面の
下部滑り板2に載置され、前記ゴム支承体14における
上部金属板11に、ソールプレート8の下面の上部滑り
板7が載置され、前記上部金属板11のストッパ挿入孔
20に、ストッパ5の上端部が挿入され、そのストッパ
5の上端面と上部滑り板7との間に間隙が設けられてい
る。
板12の上半部が配置され、かつ筒状部材10の下端面
と下部滑り板2との間に間隙が設けられ、前記ストッパ
5の上部の外周面とストッパ挿入孔20との間に小間隙
が設けられ、さらに筒状部材10の下部内面と下部金属
板12の外周面との間に小間隙が設けられている。
3の内周面および下部金属板12の内周面との間に大間
隙15が設けられ、かつ筒状部材10の内周面と、上部
金属板11の外周面および中間ゴム層13の外周面との
間に大間隙16が設けられている。
設され、ソールプレート8および環状補強板18は、構
造物9の下面に当接され、かつソールプレート8に固定
されたアンカー部材6は、構造物9に埋設されている。
ゴム支承装置は、下部滑り板2および下部金属板12の
摩擦面と、上部滑り板7および上部金属板11の摩擦面
との2つの摩擦面を有するので、微小な地震力には反応
しない。
きは、まず構造物9に固定されたソールプレート8およ
び筒状部材10が横方向に移動し、その筒状部材10に
より下部金属板12が下部滑り板2の上面を滑り移動
し、かつストッパ5に上部金属板11が嵌入されてその
上部金属板11が殆んど移動しないので、構造物9に固
定されたソールプレート8および上部滑り板7が、上部
金属板11の上を滑り移動し、したがって、構造物9
は、2箇所の摩擦抵抗を受けるので、構造物9に有害な
振動を与える大きな地震が発生したときは、2重摩擦減
衰移動して、有効に振動減衰機能を発揮する。
を固定すると共に、上面に下部滑り板2を固定したベー
スプレート3を、基礎構造物4の上部に固定し、前記ベ
ースプレート3の中央部に、垂直なストッパ5の下部を
固定し、上部にアンカー部材6を固定すると共に、下面
に上部滑り板7を固定したソールプレート8を、構造物
9の下部に固定し、そのソールプレート8の周囲に筒状
部材10の上部を固定し、上部金属板11と下部金属板
12と中間ゴム層13とからなるゴム支承体14を、前
記ストッパ5と筒状部材10との間における下部滑り板
2および上部滑り板7の間に介在させ、前記下部金属板
12の外周部分を前記筒状部材10の内周面に近接して
配置し、前記下部金属板12の中心孔の周囲とストッパ
5との間に大間隙15を設け、前記上部金属板11の中
心孔にストッパ5を挿入し、前記上部金属板11の外周
面と前記筒状部材10との間に、大間隙16を設けたの
で全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置によって、全周方向
から作用する震動を有効に減衰させることができ、かつ
摩擦面が上下2箇所にあるので、微小な地震力には反応
することがなく、かつ構造物9に有害な振動を与える大
きな地震が発生した場合は、構造物9およびこれに固定
されたソールプレート8および筒状部材10等の横移動
量を少なくして、有効に振動減衰機能を発揮させること
ができる。
支承装置を示す縦断側面図である。
けたベースプレートを示す平面図である。
えているソールプレートを示す底面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 下部にアンカー部材1を固定すると共
に、上面に下部滑り板2を固定したベースプレート3
を、基礎構造物4の上部に固定し、前記ベースプレート
3の中央部に、垂直なストッパ5の下部を固定し、上部
にアンカー部材6を固定すると共に、下面に上部滑り板
7を固定したソールプレート8を、構造物9の下部に固
定し、そのソールプレート8の周囲に筒状部材10の上
部を固定し、上部金属板11と下部金属板12と中間ゴ
ム層13とからなるゴム支承体14を、前記ストッパ5
と筒状部材10との間における下部滑り板2および上部
滑り板7の間に介在させ、前記下部金属板12の外周部
分を前記筒状部材10の内周面に近接して配置し、前記
下部金属板12の中心孔の周囲とストッパ5との間に大
間隙15を設け、前記上部金属板11の中心孔にストッ
パ5を挿入し、前記上部金属板11の外周面と前記筒状
部材10との間に、大間隙16を設けた全方向摩擦減衰
免震ゴム支承装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29148193A JPH07113289B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29148193A JPH07113289B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127305A JPH07127305A (ja) | 1995-05-16 |
JPH07113289B2 true JPH07113289B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=17769443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29148193A Expired - Lifetime JPH07113289B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 全方向摩擦減衰免震ゴム支承装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113289B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009658A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 免震改修工法 |
JP5646845B2 (ja) * | 2009-12-24 | 2014-12-24 | 株式会社ブリヂストン | 橋桁支持装置 |
JP5695787B1 (ja) * | 2014-09-30 | 2015-04-08 | 株式会社ビービーエム | 構造物用強制両面スライド支承装置 |
JP6584248B2 (ja) * | 2015-09-09 | 2019-10-02 | 間瀬建設株式会社 | 免震装置交換用ジャッキ装置 |
CN110593087B (zh) * | 2019-09-09 | 2024-09-13 | 南昌大学 | 一种不会发生水平较大位移的减隔震装置 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP29148193A patent/JPH07113289B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07127305A (ja) | 1995-05-16 |
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