JP2002195345A - 免震装置 - Google Patents
免震装置Info
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- JP2002195345A JP2002195345A JP2000394009A JP2000394009A JP2002195345A JP 2002195345 A JP2002195345 A JP 2002195345A JP 2000394009 A JP2000394009 A JP 2000394009A JP 2000394009 A JP2000394009 A JP 2000394009A JP 2002195345 A JP2002195345 A JP 2002195345A
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 すべり軸受の受圧面積を大きくすることな
く、建築物の剛性及び安定性を確保することができる免
震装置を提供する。 【構成】 免震装置1は、基礎30に固定される支持体
3と、建築物31に固定され且つ基礎30と建築物31
とが相対的に変位したときに支持体3上を摺動する摺動
体2と、から構成され、摺動体2の外径を相対的に大き
く形成すると共に、摺動体2の下面には、支持体3と当
接するすべり軸受7がリング状に取り付けられているこ
とにより、建築物31の剛性及び安定性を確保しなが
ら、すべり軸受7の内外径寸法を調整することで、すべ
り軸受7の受圧面積を大きくすることなく適切な値に設
定することができる。
く、建築物の剛性及び安定性を確保することができる免
震装置を提供する。 【構成】 免震装置1は、基礎30に固定される支持体
3と、建築物31に固定され且つ基礎30と建築物31
とが相対的に変位したときに支持体3上を摺動する摺動
体2と、から構成され、摺動体2の外径を相対的に大き
く形成すると共に、摺動体2の下面には、支持体3と当
接するすべり軸受7がリング状に取り付けられているこ
とにより、建築物31の剛性及び安定性を確保しなが
ら、すべり軸受7の内外径寸法を調整することで、すべ
り軸受7の受圧面積を大きくすることなく適切な値に設
定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎と建築物との
間に介装されて該建築物を水平方向に移動可能に支持す
る免震装置に関するものである。
間に介装されて該建築物を水平方向に移動可能に支持す
る免震装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物を地震から保護するための装置と
して、基礎と建築物との間に介装されて、地震による揺
れを建築物に伝えないことにより建築物を保護する免震
装置が知られており、近年、この免震装置が設置された
建築物が増加する傾向にある。
して、基礎と建築物との間に介装されて、地震による揺
れを建築物に伝えないことにより建築物を保護する免震
装置が知られており、近年、この免震装置が設置された
建築物が増加する傾向にある。
【0003】免震装置の1つとして、建築物側に固定さ
れた摺動体に取り付けられたすべり軸受が基礎側に固定
された支持体上を摺動して建築物の揺れを吸収し、基礎
と建築物との間に設置された弾性材料の復元力によって
建築物が元の位置に戻るという構造のものがある。この
ような構造の免震装置の場合、建築物の重量が摺動体に
取り付けられるすべり軸受によって支持されるものであ
るが、このすべり軸受の摩擦係数は、すべり軸受にかか
る面圧が大きくなるほど小さくなる。したがって、建築
物が戸建住宅のような軽量構造物である場合には、すべ
り軸受の摩擦係数を小さくするために、すべり軸受の受
圧面積を小さく形成している。
れた摺動体に取り付けられたすべり軸受が基礎側に固定
された支持体上を摺動して建築物の揺れを吸収し、基礎
と建築物との間に設置された弾性材料の復元力によって
建築物が元の位置に戻るという構造のものがある。この
ような構造の免震装置の場合、建築物の重量が摺動体に
取り付けられるすべり軸受によって支持されるものであ
るが、このすべり軸受の摩擦係数は、すべり軸受にかか
る面圧が大きくなるほど小さくなる。したがって、建築
物が戸建住宅のような軽量構造物である場合には、すべ
り軸受の摩擦係数を小さくするために、すべり軸受の受
圧面積を小さく形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、すべり軸受の
受圧面積を小さく形成した場合、図5に示すように、建
築物31に固定されて建築物31を支持する摺動体2も
その外径が小さなものになってしまうため、摺動体2が
座屈を起こしたり、建築物31自体の剛性及び安定性が
低下するという問題があった。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、すべ
り軸受の受圧面積を大きくすることなく、建築物の剛性
及び安定性を確保することができる免震装置を提供する
ことにある。
受圧面積を小さく形成した場合、図5に示すように、建
築物31に固定されて建築物31を支持する摺動体2も
その外径が小さなものになってしまうため、摺動体2が
座屈を起こしたり、建築物31自体の剛性及び安定性が
低下するという問題があった。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、すべ
り軸受の受圧面積を大きくすることなく、建築物の剛性
及び安定性を確保することができる免震装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明においては、基礎と建築物
との間に介装されて該建築物を水平方向に移動可能に支
持する免震装置において、該免震装置は、前記基礎に固
定される支持体と、前記建築物に固定され且つ前記基礎
と前記建築物とが相対的に変位したときに前記支持体上
を摺動する摺動体と、から構成され、前記摺動体の外径
を相対的に大きく形成すると共に、該摺動体の下面に
は、前記支持体と当接するすべり軸受がリング状に取り
付けられていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、建築物の剛性及び安定性を確保しながら、
すべり軸受の内外径寸法を調整することで、すべり軸受
の受圧面積を大きくすることなく適切な値に設定するこ
とができる。
ために、請求項1に係る発明においては、基礎と建築物
との間に介装されて該建築物を水平方向に移動可能に支
持する免震装置において、該免震装置は、前記基礎に固
定される支持体と、前記建築物に固定され且つ前記基礎
と前記建築物とが相対的に変位したときに前記支持体上
を摺動する摺動体と、から構成され、前記摺動体の外径
を相対的に大きく形成すると共に、該摺動体の下面に
は、前記支持体と当接するすべり軸受がリング状に取り
付けられていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、建築物の剛性及び安定性を確保しながら、
すべり軸受の内外径寸法を調整することで、すべり軸受
の受圧面積を大きくすることなく適切な値に設定するこ
とができる。
【0006】また、請求項2に係る発明においては、前
記すべり軸受は、複数個に分割されて前記摺動体に取り
付けられていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、摺動体の外径を大きくしたことで材料寸法
の関係ですべり軸受を一体で形成できない場合でも、材
料寸法に合わせてすべり軸受の寸法を設定することがで
きる。
記すべり軸受は、複数個に分割されて前記摺動体に取り
付けられていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、摺動体の外径を大きくしたことで材料寸法
の関係ですべり軸受を一体で形成できない場合でも、材
料寸法に合わせてすべり軸受の寸法を設定することがで
きる。
【0007】また、請求項3に係る発明においては、前
記複数個のすべり軸受は、複数個に分割され各分割した
すべり軸受を所定の間隔を持って前記摺動体に取り付け
られていることを特徴とする。このように構成すること
により、すべり軸受の長さ寸法を変更することができる
ため、すべり軸受と支持体とが接触する面積を調整で
き、面圧依存性を利用してすべり軸受が支持体上を摺動
する際の摺動摩擦抵抗を調整することができる。
記複数個のすべり軸受は、複数個に分割され各分割した
すべり軸受を所定の間隔を持って前記摺動体に取り付け
られていることを特徴とする。このように構成すること
により、すべり軸受の長さ寸法を変更することができる
ため、すべり軸受と支持体とが接触する面積を調整で
き、面圧依存性を利用してすべり軸受が支持体上を摺動
する際の摺動摩擦抵抗を調整することができる。
【0008】更に、請求項4に係る発明においては、前
記すべり軸受は、鋼裏金の表面に施された多孔質金属層
の孔隙の表面に含浸被覆用組成物を含浸及び被覆するこ
とにより形成されていることを特徴とする。このように
構成することにより、摩擦摩耗特性,耐熱性,機械的強
度等に優れたすべり軸受を形成することができ、すべり
軸受を広い温度領域や高荷重等の過酷な条件下で使用し
た場合であっても、良好な摺動特性を維持することがで
きる。
記すべり軸受は、鋼裏金の表面に施された多孔質金属層
の孔隙の表面に含浸被覆用組成物を含浸及び被覆するこ
とにより形成されていることを特徴とする。このように
構成することにより、摩擦摩耗特性,耐熱性,機械的強
度等に優れたすべり軸受を形成することができ、すべり
軸受を広い温度領域や高荷重等の過酷な条件下で使用し
た場合であっても、良好な摺動特性を維持することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず、図1乃至図4を参照
して、実施形態に係る免震装置1について説明する。図
1は、基礎30と建築物31との間に介装される免震装
置1の側面図であり、図2は、免震装置1を構成する摺
動体2の各実施形態の底面図であり、図3は、摺動体2
の別の実施形態に係るすべり軸受7の取り付け部分の拡
大断面図であり、図4は、基礎30と建築物31との間
に介装される別の実施形態に係る免震装置1の側面図で
ある。
て図面を参照して説明する。まず、図1乃至図4を参照
して、実施形態に係る免震装置1について説明する。図
1は、基礎30と建築物31との間に介装される免震装
置1の側面図であり、図2は、免震装置1を構成する摺
動体2の各実施形態の底面図であり、図3は、摺動体2
の別の実施形態に係るすべり軸受7の取り付け部分の拡
大断面図であり、図4は、基礎30と建築物31との間
に介装される別の実施形態に係る免震装置1の側面図で
ある。
【0010】図1において、免震装置1は、基礎30と
建築物31との間に介装されるものであり、基礎30に
固定され且つ表面が平面状に形成される支持体3と、建
築物31に固定され且つ基礎30と建築物31とが相対
的に変位したときに支持体3上を摺動する摺動体2と、
から構成されている。
建築物31との間に介装されるものであり、基礎30に
固定され且つ表面が平面状に形成される支持体3と、建
築物31に固定され且つ基礎30と建築物31とが相対
的に変位したときに支持体3上を摺動する摺動体2と、
から構成されている。
【0011】また、免震装置1の左右両側方には、基礎
30と建築物31とに亘って復帰用ダンパ部材20が設
置されている。この復帰用ダンパ部材20は、基礎30
及び建築物31に取り付けられる上下2つのフランジ部
22と、ゴム等の弾性部材により形成されて2つのフラ
ンジ部22を連結する弾性部21と、から構成されてい
る。この復帰用ダンパ部材20は、取付ボルト(図示し
ない)をフランジ部22に穿設された取付穴(図示しな
い)に挿通し、基礎30及び建築物31にそれぞれ螺着
することにより取り付けられるものであり、地震後の建
築物31の揺れが停止する際に、建築物31を元の位置
に戻す働きをするものである。なお、復帰用ダンパ部材
20として、免震装置1の左右両側に取り付けられるも
のを示したが、免震装置1の左右両側に取り付けられる
ものに限らず、基礎30と建築物31との間で任意の位
置に取り付けられるものであってもよい。
30と建築物31とに亘って復帰用ダンパ部材20が設
置されている。この復帰用ダンパ部材20は、基礎30
及び建築物31に取り付けられる上下2つのフランジ部
22と、ゴム等の弾性部材により形成されて2つのフラ
ンジ部22を連結する弾性部21と、から構成されてい
る。この復帰用ダンパ部材20は、取付ボルト(図示し
ない)をフランジ部22に穿設された取付穴(図示しな
い)に挿通し、基礎30及び建築物31にそれぞれ螺着
することにより取り付けられるものであり、地震後の建
築物31の揺れが停止する際に、建築物31を元の位置
に戻す働きをするものである。なお、復帰用ダンパ部材
20として、免震装置1の左右両側に取り付けられるも
のを示したが、免震装置1の左右両側に取り付けられる
ものに限らず、基礎30と建築物31との間で任意の位
置に取り付けられるものであってもよい。
【0012】図1及び図2(A)において、摺動体2
は、平面視でほぼ正方形状の上板4と摺動体2の基体を
なすほぼ円筒形状の摺動基体5とが一体的に、ステンレ
スにより形成されるものである。上板4の隅角部4ヵ所
には、摺動体2を建築物31に取り付けるための取付穴
(図示しない)が穿設されている。摺動基体5は、建築
物31を支える部分であり、その径は、建築物31の剛
性及び安定性を確保するために、建築物31を支持し得
る径よりも相対的に大きく形成されている。また、摺動
基体5の下面は、その中央に円形状の凹部6が形成され
ると共に、凹部6の外側がすべり軸受7(斜線を付した
部分)を取り付けるためのすべり軸受取付面10として
形成されている。すべり軸受取付面10には、全面に亘
ってすべり軸受7が取り付けられており、すべり軸受7
のすべり軸受取付面10への取り付けは、ボルト又はピ
ンによる固定,接着,溶接等、あるいは、これらの組み
合わせにより行われる。
は、平面視でほぼ正方形状の上板4と摺動体2の基体を
なすほぼ円筒形状の摺動基体5とが一体的に、ステンレ
スにより形成されるものである。上板4の隅角部4ヵ所
には、摺動体2を建築物31に取り付けるための取付穴
(図示しない)が穿設されている。摺動基体5は、建築
物31を支える部分であり、その径は、建築物31の剛
性及び安定性を確保するために、建築物31を支持し得
る径よりも相対的に大きく形成されている。また、摺動
基体5の下面は、その中央に円形状の凹部6が形成され
ると共に、凹部6の外側がすべり軸受7(斜線を付した
部分)を取り付けるためのすべり軸受取付面10として
形成されている。すべり軸受取付面10には、全面に亘
ってすべり軸受7が取り付けられており、すべり軸受7
のすべり軸受取付面10への取り付けは、ボルト又はピ
ンによる固定,接着,溶接等、あるいは、これらの組み
合わせにより行われる。
【0013】上記のように、摺動体2の下面にすべり軸
受7がリング状に取り付けられているため、建築物31
の剛性及び安定性を確保するために摺動体2の外径を大
きくした場合でも、すべり軸受7の内外径寸法を調整す
ることで、すべり軸受7の受圧面積を大きくすることな
く適切な値に設定することができる。例えば、総重量約
60tの建築物31を10本の摺動体2で支持し、摺動
体2の下面に取り付けられるすべり軸受7にかかる面圧
を適正値である300kg/平方cmに設定した場合、
すべり軸受7の1個当りの受圧面積は、20平方cmと
なる。従って、このすべり軸受7が摺動体2の下面全体
に亘って取り付けられている場合、即ち、断面積が20
平方cmの摺動体2である場合には、摺動体2の外径
は、約5cmとなる。このため、すべり軸受7の受圧面
積に合わせて摺動体2の外径を設定した場合、その外径
が小さくなり過ぎてしまう。一方、外径が20cmの摺
動体2では、その面積が約314平方cmとなり、この
摺動体2の下面全体にすべり軸受7を取り付けた場合に
は、受圧面積が大きくなり過ぎてしまい、面圧が下がる
ため、摩擦係数が大きくなってしまう。そこで、外径が
20cmの摺動体2の下面に、すべり軸受7の受圧面積
が20平方cmとなるようにすべり軸受7の内外径寸法
を設定してリング状に取り付けることにより、すべり軸
受7の寸法を外径10cm、内径8.6cmに設定して
摩擦係数が大きくなることなく、建築物31の剛性及び
安定性を確保することができる。
受7がリング状に取り付けられているため、建築物31
の剛性及び安定性を確保するために摺動体2の外径を大
きくした場合でも、すべり軸受7の内外径寸法を調整す
ることで、すべり軸受7の受圧面積を大きくすることな
く適切な値に設定することができる。例えば、総重量約
60tの建築物31を10本の摺動体2で支持し、摺動
体2の下面に取り付けられるすべり軸受7にかかる面圧
を適正値である300kg/平方cmに設定した場合、
すべり軸受7の1個当りの受圧面積は、20平方cmと
なる。従って、このすべり軸受7が摺動体2の下面全体
に亘って取り付けられている場合、即ち、断面積が20
平方cmの摺動体2である場合には、摺動体2の外径
は、約5cmとなる。このため、すべり軸受7の受圧面
積に合わせて摺動体2の外径を設定した場合、その外径
が小さくなり過ぎてしまう。一方、外径が20cmの摺
動体2では、その面積が約314平方cmとなり、この
摺動体2の下面全体にすべり軸受7を取り付けた場合に
は、受圧面積が大きくなり過ぎてしまい、面圧が下がる
ため、摩擦係数が大きくなってしまう。そこで、外径が
20cmの摺動体2の下面に、すべり軸受7の受圧面積
が20平方cmとなるようにすべり軸受7の内外径寸法
を設定してリング状に取り付けることにより、すべり軸
受7の寸法を外径10cm、内径8.6cmに設定して
摩擦係数が大きくなることなく、建築物31の剛性及び
安定性を確保することができる。
【0014】また、すべり軸受7は、図2(B)に示す
ように、複数個に分割されているものであってもよい。
なお、図示の実施形態においては、3個に分割されてい
るものを示したが、3個に限らず、任意の個数に分割さ
れるものであってもよい。このように、すべり軸受7を
分割することにより、材料寸法の関係で、すべり軸受7
を一体で形成できない場合でも、材料寸法に合わせてす
べり軸受7の寸法を設定することができる。
ように、複数個に分割されているものであってもよい。
なお、図示の実施形態においては、3個に分割されてい
るものを示したが、3個に限らず、任意の個数に分割さ
れるものであってもよい。このように、すべり軸受7を
分割することにより、材料寸法の関係で、すべり軸受7
を一体で形成できない場合でも、材料寸法に合わせてす
べり軸受7の寸法を設定することができる。
【0015】また、すべり軸受7は、図2(C)に示す
ように、複数個に分割されたすべり軸受7が所定の間隔
を持って取り付けられるものであってもよい。この場合
には、複数のすべり軸受7は、同じ長さで形成され、等
間隔で取り付けられることが望ましい。なお、図示の実
施形態においては、3個のすべり軸受7が間隔を持って
取り付けられているものを示したが、3個に限らず、任
意の個数のすべり軸受7が間隔を持って取り付けられて
いるものであってもよい。このように、複数のすべり軸
受7を所定の間隔を持って取り付けることにより、すべ
り軸受7の円周方向の寸法を任意に設定することができ
るため、すべり軸受7の長さ寸法を変更することがで
き、すべり軸受7と支持体3とが接触する面積を調整で
き、面圧依存性を利用してすべり軸受7が支持体3上を
摺動する際の摺動摩擦抵抗を調整することができる。
ように、複数個に分割されたすべり軸受7が所定の間隔
を持って取り付けられるものであってもよい。この場合
には、複数のすべり軸受7は、同じ長さで形成され、等
間隔で取り付けられることが望ましい。なお、図示の実
施形態においては、3個のすべり軸受7が間隔を持って
取り付けられているものを示したが、3個に限らず、任
意の個数のすべり軸受7が間隔を持って取り付けられて
いるものであってもよい。このように、複数のすべり軸
受7を所定の間隔を持って取り付けることにより、すべ
り軸受7の円周方向の寸法を任意に設定することができ
るため、すべり軸受7の長さ寸法を変更することがで
き、すべり軸受7と支持体3とが接触する面積を調整で
き、面圧依存性を利用してすべり軸受7が支持体3上を
摺動する際の摺動摩擦抵抗を調整することができる。
【0016】更に、すべり軸受7は、すべり軸受取付面
10の表面に取り付けられるものに限らず、図3に示す
ように、すべり軸受取付面10に取付溝9を形成し、こ
の取付溝9にすべり軸受7を嵌入して取り付けるもので
あってもよい。このように、すべり軸受7を取付溝9に
嵌入して取り付けることにより、より堅固にすべり軸受
7を固定することができる。
10の表面に取り付けられるものに限らず、図3に示す
ように、すべり軸受取付面10に取付溝9を形成し、こ
の取付溝9にすべり軸受7を嵌入して取り付けるもので
あってもよい。このように、すべり軸受7を取付溝9に
嵌入して取り付けることにより、より堅固にすべり軸受
7を固定することができる。
【0017】すべり軸受7は、鋼裏金の表面に施された
多孔質金属層の孔隙の表面に含浸被覆用組成物を含浸及
び被覆することにより形成されている。この含浸被覆用
組成物は、摺動面14上を摺動する表面摺動層として形
成されるものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)あるいは、ポリアセタール(POM)
等をベース樹脂とし、各種固体潤滑剤を含有した材料か
ら構成されている。このようなすべり軸受は、摩擦摩耗
特性,耐熱性,機械的強度等に優れているため、すべり
軸受7を広い温度領域や高荷重等の過酷な条件下で使用
した場合であっても、良好な摺動特性を維持することが
できる。
多孔質金属層の孔隙の表面に含浸被覆用組成物を含浸及
び被覆することにより形成されている。この含浸被覆用
組成物は、摺動面14上を摺動する表面摺動層として形
成されるものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)あるいは、ポリアセタール(POM)
等をベース樹脂とし、各種固体潤滑剤を含有した材料か
ら構成されている。このようなすべり軸受は、摩擦摩耗
特性,耐熱性,機械的強度等に優れているため、すべり
軸受7を広い温度領域や高荷重等の過酷な条件下で使用
した場合であっても、良好な摺動特性を維持することが
できる。
【0018】一方、基礎30に固定される支持体3は、
図1に示すように、平面視でほぼ正方形状の底板11と
ほぼ円形状の摺動面14とが一体的に、ステンレスによ
り形成されるものである。摺動面14は、平面状に形成
されると共に、その表面には、ポリテトラフルオロエチ
レンのコーティング処理が施されているため、摺動面1
4上を摺動体2が滑らかに摺動することができる。ま
た、摺動面14の外周縁には、停止壁15が全周に亘っ
て突設されている。
図1に示すように、平面視でほぼ正方形状の底板11と
ほぼ円形状の摺動面14とが一体的に、ステンレスによ
り形成されるものである。摺動面14は、平面状に形成
されると共に、その表面には、ポリテトラフルオロエチ
レンのコーティング処理が施されているため、摺動面1
4上を摺動体2が滑らかに摺動することができる。ま
た、摺動面14の外周縁には、停止壁15が全周に亘っ
て突設されている。
【0019】上記した、摺動体2及び支持体3を用い
て、免震装置1を組み立てるには、まず、取付ボルト8
を摺動体2の取付穴(図示しない)に挿通し、建築物3
1の下面に穿設された取付ネジ穴(図示しない)に螺着
することにより、摺動体2を建築物31に対して取り付
ける。一方、基礎30に埋設されたアンカーボルト12
を支持体3の取付穴(図示しない)に挿通し、アンカー
ボルト12に取付ナット13を螺着することにより、支
持体3を基礎30に対して取り付ける。そして、上記し
た、建築物31に取り付けられた摺動体2を、基礎30
に取り付けられた支持体3上に載置することにより、免
震装置1が組み立てられ、基礎30と建築物31との間
に介装されることとなる。
て、免震装置1を組み立てるには、まず、取付ボルト8
を摺動体2の取付穴(図示しない)に挿通し、建築物3
1の下面に穿設された取付ネジ穴(図示しない)に螺着
することにより、摺動体2を建築物31に対して取り付
ける。一方、基礎30に埋設されたアンカーボルト12
を支持体3の取付穴(図示しない)に挿通し、アンカー
ボルト12に取付ナット13を螺着することにより、支
持体3を基礎30に対して取り付ける。そして、上記し
た、建築物31に取り付けられた摺動体2を、基礎30
に取り付けられた支持体3上に載置することにより、免
震装置1が組み立てられ、基礎30と建築物31との間
に介装されることとなる。
【0020】しかして、上記のように組み立てられた免
震装置1を備えた基礎30及び建築物31が地震の影響
を受けた場合、基礎30に固定された支持体3が横揺れ
し、支持体3が横揺れすることによって、摺動体2が支
持体3の摺動面14上を摺動する。このように、摺動体
2が摺動面14上を摺動することにより、横揺れが吸収
されるため、地震による揺れが建築物31に伝わり難
く、建築物31が地震から保護されることとなる。この
とき、前述したように、支持体3の摺動面14の外周縁
には、停止壁15が全周に亘って突設されているため、
極めて大きな揺れが生じても摺動体2が摺動面14から
落下することはない。そして、地震が止まった後、建築
物31が摺動体2を介して摺動面14上を若干揺れるこ
とになるが、この揺れは、復帰用ダンパ部材20の弾性
部21の復元力及びすべり軸受7と摺動面14との間の
すべり摩擦抵抗によって徐々に収束し、やがて建築物3
1は、復帰用ダンパ部材20の復元力によって基礎30
に対して元の位置で停止することとなる。
震装置1を備えた基礎30及び建築物31が地震の影響
を受けた場合、基礎30に固定された支持体3が横揺れ
し、支持体3が横揺れすることによって、摺動体2が支
持体3の摺動面14上を摺動する。このように、摺動体
2が摺動面14上を摺動することにより、横揺れが吸収
されるため、地震による揺れが建築物31に伝わり難
く、建築物31が地震から保護されることとなる。この
とき、前述したように、支持体3の摺動面14の外周縁
には、停止壁15が全周に亘って突設されているため、
極めて大きな揺れが生じても摺動体2が摺動面14から
落下することはない。そして、地震が止まった後、建築
物31が摺動体2を介して摺動面14上を若干揺れるこ
とになるが、この揺れは、復帰用ダンパ部材20の弾性
部21の復元力及びすべり軸受7と摺動面14との間の
すべり摩擦抵抗によって徐々に収束し、やがて建築物3
1は、復帰用ダンパ部材20の復元力によって基礎30
に対して元の位置で停止することとなる。
【0021】以上、実施形態について詳細に説明してき
たが、本実施形態においては、基礎30と建築物31と
の間に介装されて該建築物31を水平方向に移動可能に
支持する免震装置1において、該免震装置1は、前記基
礎30に固定される支持体3と、前記建築物31に固定
され且つ前記基礎30と前記建築物31とが相対的に変
位したときに前記支持体3上を摺動する摺動体2と、か
ら構成され、前記摺動体2の外径を相対的に大きく形成
すると共に、該摺動体2の下面には、前記支持体3と当
接するすべり軸受7がリング状に取り付けられているこ
とにより、建築物31の剛性及び安定性を確保しなが
ら、すべり軸受7の内外径寸法を調整することで、すべ
り軸受7の受圧面積を大きくすることなく適切な値に設
定することができる。
たが、本実施形態においては、基礎30と建築物31と
の間に介装されて該建築物31を水平方向に移動可能に
支持する免震装置1において、該免震装置1は、前記基
礎30に固定される支持体3と、前記建築物31に固定
され且つ前記基礎30と前記建築物31とが相対的に変
位したときに前記支持体3上を摺動する摺動体2と、か
ら構成され、前記摺動体2の外径を相対的に大きく形成
すると共に、該摺動体2の下面には、前記支持体3と当
接するすべり軸受7がリング状に取り付けられているこ
とにより、建築物31の剛性及び安定性を確保しなが
ら、すべり軸受7の内外径寸法を調整することで、すべ
り軸受7の受圧面積を大きくすることなく適切な値に設
定することができる。
【0022】また、本実施形態においては、前記すべり
軸受7は、複数個に分割されて前記摺動体2に取り付け
られていることにより、摺動体2の外径を大きくしたこ
とで材料寸法の関係ですべり軸受7を一体で形成できな
い場合でも、材料寸法に合わせてすべり軸受7の寸法を
設定することができる。
軸受7は、複数個に分割されて前記摺動体2に取り付け
られていることにより、摺動体2の外径を大きくしたこ
とで材料寸法の関係ですべり軸受7を一体で形成できな
い場合でも、材料寸法に合わせてすべり軸受7の寸法を
設定することができる。
【0023】また、本実施形態においては、前記複数個
のすべり軸受7は、複数個に分割され各分割したすべり
軸受を所定の間隔を持って前記摺動体2に取り付けられ
ていることにより、すべり軸受7の長さ寸法を変更する
ことができるため、すべり軸受7と支持体3とが接触す
る面積を調整でき、面圧依存性を利用してすべり軸受7
が支持体3上を摺動する際の摺動摩擦抵抗を調整するこ
とができる。
のすべり軸受7は、複数個に分割され各分割したすべり
軸受を所定の間隔を持って前記摺動体2に取り付けられ
ていることにより、すべり軸受7の長さ寸法を変更する
ことができるため、すべり軸受7と支持体3とが接触す
る面積を調整でき、面圧依存性を利用してすべり軸受7
が支持体3上を摺動する際の摺動摩擦抵抗を調整するこ
とができる。
【0024】更に、本実施形態においては、前記すべり
軸受7は、鋼裏金の表面に施された多孔質金属層の孔隙
の表面に含浸被覆用組成物を含浸及び被覆することによ
り形成されていることにより、摩擦摩耗特性,耐熱性,
機械的強度等に優れたすべり軸受7を形成することがで
き、すべり軸受7を広い温度領域や高荷重等の過酷な条
件下で使用した場合であっても、良好な摺動特性を維持
することができる。
軸受7は、鋼裏金の表面に施された多孔質金属層の孔隙
の表面に含浸被覆用組成物を含浸及び被覆することによ
り形成されていることにより、摩擦摩耗特性,耐熱性,
機械的強度等に優れたすべり軸受7を形成することがで
き、すべり軸受7を広い温度領域や高荷重等の過酷な条
件下で使用した場合であっても、良好な摺動特性を維持
することができる。
【0025】なお、上記した実施形態においては、支持
体3が基礎30の表面に取り付けられ、摺動体2が建築
物31の下面に取り付けられるものを示したが、摺動体
2と支持体3の取付位置が逆のもの、即ち、図4に示す
ように、摺動体2が基礎30の表面に取り付けられ、支
持体3が建築物31の下面に取り付けられるものであっ
てもよい。この場合においても、上記した実施形態と全
く同様の免震効果を有するものである。
体3が基礎30の表面に取り付けられ、摺動体2が建築
物31の下面に取り付けられるものを示したが、摺動体
2と支持体3の取付位置が逆のもの、即ち、図4に示す
ように、摺動体2が基礎30の表面に取り付けられ、支
持体3が建築物31の下面に取り付けられるものであっ
てもよい。この場合においても、上記した実施形態と全
く同様の免震効果を有するものである。
【0026】また、上記した実施形態においては、支持
体3が基礎30の表面に取り付けられているものを示し
たが、このようなものに限らず、停止壁15の上端面と
基礎30の表面がほぼ同一面となる状態で、基礎30の
表面から突出しない位置で基礎30に埋設されているも
のであってもよい。このように、支持体3を基礎30に
対して埋設することにより、建築物31の施工時に支持
体3が障害物とならないため施工し易く、また、免震装
置1の取付の省スペース化を図ることができる。
体3が基礎30の表面に取り付けられているものを示し
たが、このようなものに限らず、停止壁15の上端面と
基礎30の表面がほぼ同一面となる状態で、基礎30の
表面から突出しない位置で基礎30に埋設されているも
のであってもよい。このように、支持体3を基礎30に
対して埋設することにより、建築物31の施工時に支持
体3が障害物とならないため施工し易く、また、免震装
置1の取付の省スペース化を図ることができる。
【0027】更に、上記した実施形態においては、摺動
体2及び支持体3は、ステンレスにより形成されている
ものを示したが、ステンレスに限らず、鋼板により形成
されて防錆処理が施されているものであってもよい。
体2及び支持体3は、ステンレスにより形成されている
ものを示したが、ステンレスに限らず、鋼板により形成
されて防錆処理が施されているものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明においては、建築物の剛性及び
安定性を確保しながら、すべり軸受の内外径寸法を調整
することで、すべり軸受の受圧面積を大きくすることな
く適切な値に設定することができる。
に、請求項1に係る発明においては、建築物の剛性及び
安定性を確保しながら、すべり軸受の内外径寸法を調整
することで、すべり軸受の受圧面積を大きくすることな
く適切な値に設定することができる。
【0029】また、請求項2に係る発明においては、摺
動体の外径を大きくしたことで材料寸法の関係ですべり
軸受を一体で形成できない場合でも、材料寸法に合わせ
てすべり軸受の寸法を設定することができる。
動体の外径を大きくしたことで材料寸法の関係ですべり
軸受を一体で形成できない場合でも、材料寸法に合わせ
てすべり軸受の寸法を設定することができる。
【0030】また、請求項3に係る発明においては、す
べり軸受の長さ寸法を変更することができるため、すべ
り軸受と支持体とが接触する面積を調整でき、面圧依存
性を利用してすべり軸受が支持体上を摺動する際の摺動
摩擦抵抗を調整することができる。
べり軸受の長さ寸法を変更することができるため、すべ
り軸受と支持体とが接触する面積を調整でき、面圧依存
性を利用してすべり軸受が支持体上を摺動する際の摺動
摩擦抵抗を調整することができる。
【0031】更に、請求項4に係る発明においては、摩
擦摩耗特性,耐熱性,機械的強度等に優れたすべり軸受
を形成することができ、すべり軸受を広い温度領域や高
荷重等の過酷な条件下で使用した場合であっても、良好
な摺動特性を維持することができる。
擦摩耗特性,耐熱性,機械的強度等に優れたすべり軸受
を形成することができ、すべり軸受を広い温度領域や高
荷重等の過酷な条件下で使用した場合であっても、良好
な摺動特性を維持することができる。
【図1】基礎と建築物との間に介装される免震装置の側
面図である。
面図である。
【図2】免震装置を構成する摺動体の各実施形態の底面
図である。
図である。
【図3】摺動体の別の実施形態に係るすべり軸受の取り
付け部分の拡大断面図である。
付け部分の拡大断面図である。
【図4】基礎と建築物との間に介装される別の実施形態
に係る免震装置の側面図である。
に係る免震装置の側面図である。
【図5】従来の免震装置の側面図である。
1 免震装置 2 摺動体 3 支持体 7 すべり軸受 9 取付溝 10 すべり軸受取付面 14 摺動面 15 停止壁 20 復帰用ダンパ部材 21 弾性部 22 フランジ部 30 基礎 31 建築物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 隆之 愛知県名古屋市北区猿投町2番地 大同メ タル工業株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA02 BA03 BE13 DA01
Claims (4)
- 【請求項1】 基礎と建築物との間に介装されて該建築
物を水平方向に移動可能に支持する免震装置において、 該免震装置は、前記基礎に固定される支持体と、前記建
築物に固定され且つ前記基礎と前記建築物とが相対的に
変位したときに前記支持体上を摺動する摺動体と、から
構成され、 前記摺動体の径を相対的に大きく形成すると共に、該摺
動体の下面には、前記支持体と当接するすべり軸受がリ
ング状に取り付けられていることを特徴とする免震装
置。 - 【請求項2】 前記すべり軸受は、複数個に分割されて
前記摺動体に取り付けられていることを特徴とする請求
項1記載の免震装置。 - 【請求項3】 前記複数個のすべり軸受は、複数個に分
割され各分割したすべり軸受を所定の間隔を持って前記
摺動体に取り付けられていることを特徴とする請求項2
記載の免震装置。 - 【請求項4】 前記すべり軸受は、鋼裏金の表面に施さ
れた多孔質金属層の孔隙の表面に含浸被覆用組成物を含
浸及び被覆することにより形成されていることを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の免震装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394009A JP2002195345A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394009A JP2002195345A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002195345A true JP2002195345A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18859704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000394009A Pending JP2002195345A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002195345A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169715A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-17 | Kawaguchi Metal Industries Co Ltd | すべり支承 |
WO2006028391A1 (en) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Robinson Seismic Ip Limited | Self centring sliding bearing |
JP2008025153A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | East Japan Railway Co | 建築物及び建築物の施工方法 |
JP2008215042A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | Rc床版2主桁橋の合成方法 |
JP5095015B1 (ja) * | 2012-02-24 | 2012-12-12 | 穆 寺元 | 免震装置 |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000394009A patent/JP2002195345A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169715A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-17 | Kawaguchi Metal Industries Co Ltd | すべり支承 |
WO2006028391A1 (en) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Robinson Seismic Ip Limited | Self centring sliding bearing |
JP2008025153A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | East Japan Railway Co | 建築物及び建築物の施工方法 |
JP2008215042A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | Rc床版2主桁橋の合成方法 |
JP5095015B1 (ja) * | 2012-02-24 | 2012-12-12 | 穆 寺元 | 免震装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050422 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051101 |