JPH033729Y2 - - Google Patents

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JPH033729Y2
JPH033729Y2 JP3035985U JP3035985U JPH033729Y2 JP H033729 Y2 JPH033729 Y2 JP H033729Y2 JP 3035985 U JP3035985 U JP 3035985U JP 3035985 U JP3035985 U JP 3035985U JP H033729 Y2 JPH033729 Y2 JP H033729Y2
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rolling element
rolling
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spherical
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JP3035985U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は地震時における建築物の破壊や転
倒、タンク中の液体の溢出、あるいは建築物内の
コンピユーター等の屋内設置物の破損等を防止で
きるように支持する免震支持装置に関するもので
ある。
従来の技術 この考案の考案者は特開昭60−26780号公報に
示してある免震支持装置を提案した。この装置は
被支持物に固定するか又は一体とした連結部材の
連結部であらゆる方向に所定範囲で回動可能に連
結して被支持物を支持体に対して支持するように
した転動体を備え、この転動体は支持体の水平な
支持面上で転動しない基準状態から転動角度が増
加するにしたがつて被支持物を徐々に上昇させる
ようにした形状の転動面を有するものであつた。
この装置には特に減衰装置は図示説明してなかつ
たが、一般に免震支持装置には減衰装置を用いる
ことが望ましいものである。
考案が解決しようとする問題点 この考案は特開昭60−26780号公報に示してあ
るような免震支持装置において被支持体の重量に
ほぼ比例して大きい減衰力が得られるようにした
免震支持装置を提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 この考案は被支持物に固定するか又は一体とし
た連結部材の連結部であらゆる方向に所定範囲で
回動可能に連結して被支持物を支持体に対して支
持するようにした転動体を備え、この転動体は支
持体の水平な支持面上で転動しない基準状態から
転動角度が増加するにしたがつて被支持物を徐々
に上昇させるようにした形状の転動面を有するも
のにおいて、前記連結部材の連結部とこの連結部
に連結する転動体の連結部は互いにいずれか一方
が球面で他方がこの球面と球面接触する球面凹所
になつており、かつこの連結部はいずれか一方に
摩擦係数の大きい摩擦材が設けてあることを特徴
とする免震支持装置を提供するものである。
実施例 以下図面を参照しながらこの考案の実施例につ
いて説明する。
第1図乃至第3図に示すこの考案の一実施例に
おいて、10はこの考案による免震支持装置の全
体を示しており、この免震支持装置は被支持物1
2の下部に固着して下方に延びる連結部材13を
有している。被支持物12は通常3個以上の免震
支持装置10によつて支持される。連結部材13
の上部には被支持物12にあけた孔15を貫通し
てナツト16により固定するようにしたネジ部1
7が設けてある。連結部材13は被支持物12に
固着することなくこれに一体となるように構成し
てあつてもよい。18は連結部材13の下部に形
成した球面よりなる連結部である。
20は転動体で、連結部18の周面に嵌合して
球面接触する球面凹所よりなる連結部21が形成
してあり、かつこの連結部21の内面には例えば
ブレーキ用材料等よりなる摩擦係数の大きい摩擦
材22が設けてあつて環状部材23をボルト25
によつて転動体20に締付けることにより固定し
てある。転動体20の下面は転動面26になつて
いる。27は補強用リブを示す。転動面26は支
持体30の水平な支持面31に支持してあり、か
ついずれの方向にも転動しない基準状態から支持
体30と被支持物12間に水平方向の相対的変位
が生ずると転動体20は摩擦により滑ることなく
転動する。この転動体20は転動角度が増加する
にしたがつて徐々に被支持物12を支持体30に
対して上昇させる形状になつている。
第3図に示すように転動体20が転動すると被
支持物12に作用する重力Wが連結部材13から
下方に作用しかつ支持体30から同一の大きさの
反力Wが上方へ向かつて作用し、この反力は重力
から距離Cだけ離れて作用するため、支持体30
から転動体20に摩擦力が作用し被支持物12に F=C/LW の復元力を与えるようになつている。ここでLは
連結部材13の連結部18の中心と支持面31間
の距離である。又、連結部18と連結部21間の
摩擦係数をμとすると被支持物12に D=R/LWμ の摩擦減衰力を与えるようになつている。ここで
Rは連結部18,21の表面の半径である。この
ような復元力Fと減衰力Dが作用することにより
被支持物12は支持体30に対して減衰振動がで
きるようになつており、その固有振動数は地震の
振動数に比較して十分小さくできるように構成で
き、かつ被支持物12の重量に比例して減衰力を
大きくできるものである。
この考案においては例えば第4図に示すように
連結部材13の連結部18を凹状球面に形成しか
つ転動体20の連結部21をこれに球面接触をす
る球面に形成してもよく、かつ摩擦材22は連結
部18,21のいずれに取付けてあつてもよい。
又、特開昭60−26780号公報に示されるものと同
様に転動体20の転動面26の下面の中央付近を
ほぼ平らにしたすわり面35を形成して微小地震
が風荷重により転動体20ががたついたり転動し
ないようにして被支持物12が揺れることが少く
なるようにしてもよい。
考案の効果 この考案は連結部材13の連結部18と転動体
20の連結部21が互いに球面接触をするように
なつており、かつこの接触部分には摩擦係数の大
きい摩擦材22が設けてあるから、十分低い固有
振動数にできるものにおいて地震の場合被支持物
12の重量に比例した大きい摩擦減衰力が生じて
大きい免震効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図はその平面図、第3図は動作説明図、第4
図はこの考案の他の実施例を示す縦断面図であ
る。 10は免震支持装置、12は被支持物、13は
連結部材、18は連結部、20は転動体、21は
連結部、22は摩擦材、26は転動面、30は支
持体、31は支持面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被支持物に固定するか又は一体とした連結部材
    の連結部であらゆる方向に所定範囲で回動可能に
    連結して被支持物を支持体に対して支持するよう
    にした転動体を備え、この転動体は支持体の水平
    な支持面上で転動しない基準状態から転動角度が
    増加するにしたがつて被支持物を徐々に上昇させ
    るようにした形状の転動面を有するものにおい
    て、前記連結部材の連結部とこの連結部に連結す
    る転動体の連結部は互いにいずれか一方が球面で
    他方がこの球面と球面接触する球面凹所になつて
    おり、かつこの連結部はいずれか一方に摩擦係数
    の大きい摩擦材が設けてあることを特徴とする免
    震支持装置。
JP3035985U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH033729Y2 (ja)

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JP3035985U JPH033729Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JP3035985U JPH033729Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JPS61147865U JPS61147865U (ja) 1986-09-11
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JP3516603B2 (ja) * 1999-01-14 2004-04-05 片山 進三 建物、支柱、道路等上部構造体の免震構造
JP6199632B2 (ja) * 2013-07-04 2017-09-20 オイレス工業株式会社 免震支持装置
JP6199634B2 (ja) * 2013-07-09 2017-09-20 オイレス工業株式会社 免震支持装置
KR20170100504A (ko) * 2014-12-22 2017-09-04 오일레스고교 가부시키가이샤 면진 지지 장치

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