JPS6339282Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6339282Y2 JPS6339282Y2 JP1982004041U JP404182U JPS6339282Y2 JP S6339282 Y2 JPS6339282 Y2 JP S6339282Y2 JP 1982004041 U JP1982004041 U JP 1982004041U JP 404182 U JP404182 U JP 404182U JP S6339282 Y2 JPS6339282 Y2 JP S6339282Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supported body
- supported
- air spring
- support
- seismic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は免震装置に関するものである。
一般に免震装置には被支持体が支持体に対して
水平方向の相対的変位を行うと復元力を与える免
震器と振動を減衰させるため摩擦力を与える制振
器を同時に用いるものがある。このような免震装
置では制振器の摩擦力があるため被支持体が支持
体に対して水平方向に変位しても最初の状態に復
帰する前に静止する。したがつて、制振器からの
摩擦力を取去つて被支持体を最初の状態に復帰さ
せる必要があるが、ネジを回動して被支持体を押
圧していた摩擦部材を緩める等大きい力を要しか
つ作業が容易にできないという難点があつた。
水平方向の相対的変位を行うと復元力を与える免
震器と振動を減衰させるため摩擦力を与える制振
器を同時に用いるものがある。このような免震装
置では制振器の摩擦力があるため被支持体が支持
体に対して水平方向に変位しても最初の状態に復
帰する前に静止する。したがつて、制振器からの
摩擦力を取去つて被支持体を最初の状態に復帰さ
せる必要があるが、ネジを回動して被支持体を押
圧していた摩擦部材を緩める等大きい力を要しか
つ作業が容易にできないという難点があつた。
この考案はこのような点を解消して被支持体が
支持体に対して水平方向に変位して制振器による
摩擦力のため支持体との間にその変位が一部残る
状態で静止した場合簡単に制振器による摩擦力を
なくして最初の状態に復帰できるようにした免震
装置を提供するものである。
支持体に対して水平方向に変位して制振器による
摩擦力のため支持体との間にその変位が一部残る
状態で静止した場合簡単に制振器による摩擦力を
なくして最初の状態に復帰できるようにした免震
装置を提供するものである。
以下図面を参照しながらこの考案の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
図に示すこの考案の一実施例において、10は
支持体である。11は被支持体で、支持体10上
にそれぞれ適当個数の免震器12と制振器13に
よつて支持されている。被支持体11は例えば建
物90内に配置した各種の機器を支持する床板よ
りなり周縁部はゴム91により地震の場合に揺動
可能に周囲の部分に連結されている。免震器12
としては被支持体11が支持体10に対して相対
的に変位すると被支持体11に復元力が作用する
ようにした種々の構成のものを用いることができ
る。図示した免震器12は上下方向に偏平にした
転動体よりなるもので、安定な状態から転動する
にしたがつて被支持体11を除々に持上げるとと
もに被支持体11の重量により転動方向と逆方向
の力のモーメントを受けることにより被支持体1
1に復元力を与えるようになつている。
支持体である。11は被支持体で、支持体10上
にそれぞれ適当個数の免震器12と制振器13に
よつて支持されている。被支持体11は例えば建
物90内に配置した各種の機器を支持する床板よ
りなり周縁部はゴム91により地震の場合に揺動
可能に周囲の部分に連結されている。免震器12
としては被支持体11が支持体10に対して相対
的に変位すると被支持体11に復元力が作用する
ようにした種々の構成のものを用いることができ
る。図示した免震器12は上下方向に偏平にした
転動体よりなるもので、安定な状態から転動する
にしたがつて被支持体11を除々に持上げるとと
もに被支持体11の重量により転動方向と逆方向
の力のモーメントを受けることにより被支持体1
1に復元力を与えるようになつている。
制振器13は支持体10に複数個のボルト16
により取付けた本体15を有しており、この本体
には底面部17及びこの底面部から上方に延びた
円筒形の筒状部18が形成してある。20は本体
15内に配置して上端面を底面部17で閉塞され
かつ上端部は平面形状が円形の押圧部材21によ
つて閉塞された筒状の上下方向に伸縮可能なゴム
よりなる空気ばねで、配管22を通つて内部へ圧
縮空気が供給されている。23は押圧部材21の
表面に取付けたブレーキ等に用いられるものと同
様な摩擦部材で、被支持体11の下面を押圧する
ようになつている。
により取付けた本体15を有しており、この本体
には底面部17及びこの底面部から上方に延びた
円筒形の筒状部18が形成してある。20は本体
15内に配置して上端面を底面部17で閉塞され
かつ上端部は平面形状が円形の押圧部材21によ
つて閉塞された筒状の上下方向に伸縮可能なゴム
よりなる空気ばねで、配管22を通つて内部へ圧
縮空気が供給されている。23は押圧部材21の
表面に取付けたブレーキ等に用いられるものと同
様な摩擦部材で、被支持体11の下面を押圧する
ようになつている。
前述したように構成したものにおいて、地震が
発生すると被支持体11は支持体10に対して免
震器12を介して相対的に振動するが、その振動
数は十分小さくして安全になつており、かつ制振
器13からの摩擦力によつて振動が減衰させられ
る。地震の後被支持体11は免震器12による復
元力と制振器13から受ける摩擦力の等しい状態
で静止する。したがつて、配管22から空気ばね
20内の圧縮空気を排出すれば摩擦部材23が被
支持体11に摩擦力を及ぼさなくなり被支持体1
1は免震器12から受ける復元力により最初の状
態に復帰できる。
発生すると被支持体11は支持体10に対して免
震器12を介して相対的に振動するが、その振動
数は十分小さくして安全になつており、かつ制振
器13からの摩擦力によつて振動が減衰させられ
る。地震の後被支持体11は免震器12による復
元力と制振器13から受ける摩擦力の等しい状態
で静止する。したがつて、配管22から空気ばね
20内の圧縮空気を排出すれば摩擦部材23が被
支持体11に摩擦力を及ぼさなくなり被支持体1
1は免震器12から受ける復元力により最初の状
態に復帰できる。
前述したようにこの考案は制振器13が空気ば
ね20を用いて被支持体11と支持体10間の相
対的運動に対して被支持体11に摩擦力を与える
ようになつているから、被支持体11が支持体1
0に対して水平方向に移動した状態で静止した場
合空気ばね20内の圧縮空気を排出することによ
り簡単に被支持体11を最初の状態に復帰できる
ものである。
ね20を用いて被支持体11と支持体10間の相
対的運動に対して被支持体11に摩擦力を与える
ようになつているから、被支持体11が支持体1
0に対して水平方向に移動した状態で静止した場
合空気ばね20内の圧縮空気を排出することによ
り簡単に被支持体11を最初の状態に復帰できる
ものである。
なおこの考案は各種の建築物や橋梁等の免震装
置に用いることができる。
置に用いることができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図はその一部の詳細を示す縦断面図、第3図
はその平面図である。 10は支持体、11は被支持体、12は免震
器、13は制振器、15は本体、18は筒状部、
20は空気ばね、21は押圧部材、23は摩擦部
材。
第2図はその一部の詳細を示す縦断面図、第3図
はその平面図である。 10は支持体、11は被支持体、12は免震
器、13は制振器、15は本体、18は筒状部、
20は空気ばね、21は押圧部材、23は摩擦部
材。
Claims (1)
- 支持体に対して被支持体を支持しかつ被支持体
の水平方向の変位に対して復元力を与える免震器
と、前記支持体と被支持体間の水平方向の運動に
対して摩擦力を与える制振器とを有する免震装置
であつて、前記制振器は上下方向に伸縮可能な筒
状のゴムよりなり内部へ圧縮空気を供給したり排
出できる空気ばねにより摩擦部材に押圧力を与え
る空気ばね制振器であることを特徴とする免震装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP404182U JPS58108002U (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP404182U JPS58108002U (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 免震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58108002U JPS58108002U (ja) | 1983-07-22 |
JPS6339282Y2 true JPS6339282Y2 (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=30016916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP404182U Granted JPS58108002U (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58108002U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3031887B2 (ja) * | 1998-02-13 | 2000-04-10 | 三菱製鋼株式会社 | ラック用免震装置 |
JP6911387B2 (ja) * | 2017-03-02 | 2021-07-28 | 株式会社大林組 | 仮支承 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112052U (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-29 | ||
JPS5726455B2 (ja) * | 1977-03-10 | 1982-06-04 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5726455U (ja) * | 1980-07-16 | 1982-02-10 |
-
1982
- 1982-01-18 JP JP404182U patent/JPS58108002U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112052U (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-29 | ||
JPS5726455B2 (ja) * | 1977-03-10 | 1982-06-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58108002U (ja) | 1983-07-22 |
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