JPH0113864Y2 - - Google Patents

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JPH0113864Y2
JPH0113864Y2 JP14228983U JP14228983U JPH0113864Y2 JP H0113864 Y2 JPH0113864 Y2 JP H0113864Y2 JP 14228983 U JP14228983 U JP 14228983U JP 14228983 U JP14228983 U JP 14228983U JP H0113864 Y2 JPH0113864 Y2 JP H0113864Y2
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ball
upper body
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rolling
balls
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JP14228983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、構造体を支持する上部体と、上部体
の下に配置される下部体と、上部体と下部体の対
向する転動面の間に配置された球と、上部体と下
部体の間に放射状に張架された複数個のばねとか
らなり、これらのばねにより上部体が下部体に対
して釣合状態に保持されている免振装置に関す
る。
この種の免振装置が実公昭57−61240号公告公
報から公知である。この免振装置を地盤と構造体
の間に配置し、地盤または構造体の水平振動を効
果的に緩衝することができる。しかしながら、こ
の免振装置の場合、上部体と下部体の間に挿入配
置される球が装置中心に一個しか配置されていな
いので、例えば支持される構造体の各脚が上部体
の支持面積より細い場合に、球の中心と脚の中心
を正確に合わせるのが困難であり、脚の位置が免
振装置の球の中心よりずれて配置されると、脚を
通じて加えられる構造物の荷重により上部体が下
部体に対して容易に傾斜し、その構造体が振動を
発生する機械の場合には、使用中球が装置の中心
から移動して片寄つてしまい、所期の振動減衰効
果が阻害されることになる。
本考案の目的は、上記の欠点を除去して、構造
体の荷重が装置の中心より一定範囲ずれても常に
安定した状態で支持でき、しかも従来の装置以上
の減衰効果を奏する免振装置を提供することであ
る。
上記の目的を達成するには、本考案により、前
記の球を少なくとも三個とし、これらの球を所定
の間隔を置いて球保持器により保持し、その球保
持器を上部体と下部体の間にばねにより釣合状態
に保持すれば良い。
上記の構成によれば、球保持器により間隔をお
いて保持された少なくとも三個の球の中心を結ん
だ直線により包囲される一定範囲内に、構造体の
脚に加わる力の作用点が常に存在する限り、上部
体が下部体に対して傾斜することがないので、各
脚の中心と免振装置の球の中心とを正確に合わせ
る必要がなくなり、免振装置の設置作業が非常に
やりやすくなると共に、装置の許容支持荷重も増
大し、しかも単独でも使用できる。さらに、上部
体と下部体の間に球を所定の間隔で保持する球保
持器をばねにより釣合状態に保持しているので、
従来の装置のように球が使用中装置の中心からず
れて片寄つたりすることもなく、常に免振装置の
所定の位置に保持することができると共に、球保
持器のばねにより、球に作用する加速度を吸収で
きるので、水平振動の減衰効果が増大する。
以下、本考案を実施例について図面により説明
する。
第1図と第2図において、下部体10は、土台
や床に設置される板本体12と、この板本体の上
面中央の凹所に固定された円形の球転動板14と
からなる。板本体12の底面にはゴムシート16
を取りつけることができる。板本体12には、ご
みが入らないようにするために環状の突起12a
がある。
また、下部体の上に配置される上部体20は、
板本体22と、この板本体の下面中央の凹所に固
定された円形の球転動板24と、この球転動板の
周囲を囲むように板本体22に固定されかつ転動
面より若干突出するストツパーリング26とから
なる。板本体22の上面にも同様にゴムシート2
8を接着することができる。また、板本体22も
環状の突起22aを有する。
本考案により、上部体20の球転動板24の転
動面と下部体10の球転動板14の転動面の間に
は、少なくとも三個の鋼球30が周方向に所定の
間隔を置いて球保持器32により保持されてい
る。球保持器32に設けられた三個所の球孔は、
球が自由に回転できる直径を有し、かつ下方に垂
下する円筒部分34を有する。球保持器32と下
部体10の間には、三個の引張ばね38が周方向
に等間隔に張架されていて、球保持器32従つて
三個の球を常に下部体10の中央に維持してい
る。なお、36はばね取付金具である。
球転動板24と14の対向する転動面の輪かく
は第1図のように若干凹んだ球面でも良いし、ま
たは若干凹んだ円錐面でも、あるいは平坦な面で
も良い。また、球転動板24,14の転動面は、
球30が非常に小さい転り摩擦係数で転動できる
ように焼入れ研磨されている。
さらに、上部体20と下部体10にはそれぞれ
八個のばね取付金具40と42が取りつけられて
おり、これらの対向するばね取付金具の間に八個
の引張ばね46が張架されている。
本考案の装置の使用にあたつては、構造体を安
定した状態で支持できるように適宜の位置に適当
な数だけ配置する。
次に、本考案の装置の作用について述べる。
まず、上部体20により支持される構造体が振
動源で、水平方向振動を発生する場合には、上部
体20が下部体10の上を球の転動により振動方
向に移動し、その際振動の加速度が上部体20と
下部体10の間の引張ばね46により吸収され、
同時に転動する球30および球保持器32に作用
する加速度が球保持器の引張ばね46により吸収
されるので、水平振動の二重の減衰効果が得られ
る。
次に、地盤または土台から伝えられる下部体1
0の水平振動を緩衝する場合には、例えば地震等
により惹起された水平方向振動により下部体10
が移動する際に、上部体10により支持された構
造体には慣性によりその静止位置に留まろうとす
る傾向があると共に、球転動板24と14の間の
転り摩擦係数が非常に小さいので、上部体20が
ほぼ静止したまま下部体10の移動と共に球30
が転動する。その際、転動する球30および球保
持器32に作用する加速度が球保持器の引張ばね
46により吸収される。反対方向の振動に対して
も同様に作用する。このようにして、地盤の水平
方向振動が構造体に伝達されないようにほぼ完全
に緩衝される。地盤の振動が止むと、上部体20
と下部体10の間の引張ばね46により、上部体
20が静止した下部体10の中央の位置に復帰す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による免振装置を第2図の線
−に沿つて切断した断面図、第2図は第1図の
線−に沿つて見た免振装置の下部体の平面図
である。 10……下部体、20……上部体、30……
球、32……球保持器、38……球保持器のば
ね、46……上部体と下部体の間のばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造物を支持する上部体と、上部体の下に配置
    される下部体と、上部体と下部体の対向する球転
    動面の間に配置される球と、上部体と下部体の間
    に放射状に張架された複数個のばねとからなり、
    これらのばねにより上部体が下部体に対して釣合
    状態に保持されている免振装置において、前記の
    球を少なくとも三個とし、これらの球を所定の間
    隔を置いて球保持器により保持し、その球保持器
    を上部体と下部体の間にばねにより釣合状態に保
    持したことを特徴とする免振装置。
JP14228983U 1983-09-16 1983-09-16 免振装置 Granted JPS6051334U (ja)

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JP14228983U JPS6051334U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 免振装置

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JPS6051334U JPS6051334U (ja) 1985-04-11
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JPH0661991B2 (ja) * 1990-02-16 1994-08-17 富士通株式会社 インクリボンカートリッジ
JP2893067B2 (ja) * 1996-09-17 1999-05-17 株式会社共栄精工 緩衝装置
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KR102433676B1 (ko) * 2020-08-21 2022-08-18 주식회사 일호산업 면진 테이블 장치

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JPS6051334U (ja) 1985-04-11

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