JPH0210353Y2 - - Google Patents

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JPH0210353Y2
JPH0210353Y2 JP1983159010U JP15901083U JPH0210353Y2 JP H0210353 Y2 JPH0210353 Y2 JP H0210353Y2 JP 1983159010 U JP1983159010 U JP 1983159010U JP 15901083 U JP15901083 U JP 15901083U JP H0210353 Y2 JPH0210353 Y2 JP H0210353Y2
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JP
Japan
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vibration damping
hemisphere
damping support
mounting shaft
spring
Prior art date
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JP1983159010U
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JPS6065445U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は機器の振動特性を制御して、防振、耐
震を計ることを目的とする制振サポート用固定具
に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 制振サポートは、機器の振動を抑えて機器の保
護、騒音低減を計るために、機器と基礎、架台な
どの間に設置するものである。
機器が微小変位だけでなく、低周波で大きく変
位する場合には、サポートの取付角度が大きく変
化するために、サポートの取付部は自在継手構造
の固定具としなければならない。
そこで自在継手構造として、実公昭55−35467
号公報に開示された考案の機構を適用することが
考えられる。
しかしながら、この場合、軸方向の力が継手機
構部分および継手機構部分を支持する支持部材に
伝わるため、軸方向のばね定数を非常に大きな値
に設定することが難しいという問題がある。
そして、従来では、がたつきが生じた場合、軸
方向のばね定数が低い、などの問題があり、数
10μm以下の微振動に対しては、固定用具の影響
によつてサポートの制振効果が期待できないだけ
でなくサポートのばね定数を大きくできないなど
の欠点がある。
[考案の目的] 本考案は上記欠点を除去するためになされたも
ので、その目的は制振サポートをがたつきなく取
り付けると共にサポート取付角度が変えられかつ
ばね定数が大きくさらに押え力の設定が容易でし
かも正確にできる制振サポート用固定具を提供す
ることにある。
[考案の概要] 本考案の制振サポート用固定具は、制振サポー
ト用取付軸の下端部に固定された下部半球面体
と、この下部半球面体と対向しかつ前記取付軸に
上下動自在に遊嵌された上部半球面体と、この上
部半球面体と前記下部半球面体との間に介装され
た弾性体と、前記各々の半球面体の球面をそれぞ
れ当接する球座とからなり、がたつきがなく、取
付角度が変えられ、ばね定数が非常に大きいこと
を特徴とする。
[考案の実施例] 以下、本考案に係る制振サポート用固定具の一
実施例を第1図から第3図を参照しながら説明す
る。
第1図は該固定具の平面図で、第2図は第1図
における一部側面で示す縦断面図、第3図は組立
状態を示す側面図である。
図において、符号1は制振サポート用取付軸を
示しており、この取付軸1の下端には半球面状の
下部球面体2が例えばねじ込みとか溶接によつて
固定されている。取付軸1の上端は第3図に示し
たように制振サポート3に接続される。また取付
軸1の側面には上部半球面体4が上下動自在に移
動できるように若干の遊びをもつて嵌挿されてい
る。この上部半球面体4の水平面は下部半球面体
2の水平面と対向して対をなしており、これら半
球面体2,4間には環状調整座5および弾性体た
とえば皿ばね6が介在されている。
このように取付軸1に設けられた下部半球面体
2、調整座5、皿ばね6および上部半球面体4は
底板7を押えボルト8で連結し固定したケース9
内に挿着される。底板7の上面には下部半球面体
2の球面と同様の曲率を有する凹み10が設けら
れており、この凹み10に下部半球面体2の球面
が当接し載置される。またケース9内には上部半
球面体4の球面に当接する曲面11を有する環状
押え板12が着脱自在に設けられている。
このようにして、取付軸1の下方の底板7、上
部半球面体4、押え板12によつて球座が形成さ
れ、これらは同一半径、同一中心の球面を有して
いる。また皿ばね6は押えボルト8の締め付け力
によつて拘束され、その皿ばね6の反力によつて
上部半球面体4はがたつくことなく固定される。
さらに上部および下部半球面体4,2は同一中心
であり、取付軸1は構造によつて定まるある角度
θだけ回転することができ、サポート取付角度を
変えることができる。
また、取付軸1は皿ばね6の反力によつて底板
7に押えられているため、サポート軸方向の引張
力が押えボルト8の締付け力以下であれば取付軸
1と底板7は離反せず、この部分のばね定数は他
の部分と比べて非常に大きくなる。さらに球座の
押え力は、皿ばね6を押えボルト8で押えること
によつて得られるため、皿ばね6のばね定数が分
かつていれば、ケース9の移動量から正確かつ容
易に押え力が求められる。実際の機器への取付け
状態を第3図に示す。
第3図において符号13は上記実施例における
制振サポート用固定具を示しており、この固定具
13の取付軸1は制振サポート3に固定され、一
方の底板7は機器14を接続し、他方の底板7は
基礎または架台15に設置される。
第4図および第5図は本考案の他の実施例を示
したものであり、第2図と同一部分は同一符号で
示し重複する部分の説明を省略する。
第4図は、第2図の皿ばね6の代りにコイルば
ね16を用いたもので、機器の起振力が弱い場合
に用いることができる。
第5図は、第2図の皿ばね6の代りに輪ばね1
7を用いたもので、機器の起振力が非常に大きく
押え力を大きくする必要がある場合に用いること
ができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、ばねに
よる反力をもつ球座を用いたので、制振サポート
をがたつくことなく固定でき、微振動に対しても
制振効果があり、かつ低周波の大きな変位に対し
てはサポート取付角度が変わることができる。
また、ばねを用いたので半球面体の押え力の設
定が容易かつ正確にできる。
さらに、半球面体は離反しない限りばね定数は
大きく、他の部材に比べて無視することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る制振サポート用固定具の
一実施例の平面図、第2図は第1図の一部側面で
示す縦断面図、第3図は使用例の取付け状態を示
す側面図、第4図および第5図はそれぞれ他の実
施例を示す縦断面図である。 1……取付軸、2……下部球面体、3……制振
サポート、4……上部半球面体、5……環状調整
座、6……皿ばね、7……底板、8……押えボル
ト、9……ケース、10……凹み、11……曲
面、12……環状押え板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 制振サポート用取付軸の下端部に固定された
    下部半球面体と、この下部半球面体と対向しか
    つ前記取付軸に上下動自在に遊嵌された上部半
    球面体と、この上部半球面体と前記下部半球面
    体との間に介装された弾性体と、前記各々の半
    球面体の球面をそれぞれ当接する球座とから成
    ることを特徴とする制振サポート用固定具。 (2) 下部半球面体と弾性体との間には調整座が介
    在されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の制振サポート用固定具。 (3) 弾性体は皿ばね、コイルばねまたは輪ばねか
    らなることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の制振サポート用固定具。
JP15901083U 1983-10-14 1983-10-14 制振サポ−ト用固定具 Granted JPS6065445U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15901083U JPS6065445U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 制振サポ−ト用固定具

Applications Claiming Priority (1)

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JP15901083U JPS6065445U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 制振サポ−ト用固定具

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Publication Number Publication Date
JPS6065445U JPS6065445U (ja) 1985-05-09
JPH0210353Y2 true JPH0210353Y2 (ja) 1990-03-14

Family

ID=30350153

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15901083U Granted JPS6065445U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 制振サポ−ト用固定具

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JPS5535467U (ja) * 1978-08-31 1980-03-07

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JPS5535467U (ja) * 1978-08-31 1980-03-07

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JPS6065445U (ja) 1985-05-09

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