JP2799869B2 - 衝撃吸収支持装置 - Google Patents

衝撃吸収支持装置

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弘明 平栗
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有限会社泰成電機工業
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、衝撃吸収支持装置に関し、主として住宅等
の建築に使用される二重床構造の床衝撃音対策や、防振
性、緩衝性向上のための技術に関する。
〔従来の技術〕
最近、一つの建物内に複数の住宅を構成する集合住宅
が増加し、各階の床が木質仕上げとなる傾向にある。こ
のような木質の床構造では、階上の床衝撃音が階下へ伝
わりやすく、その音のために住宅間のトラブルや苦情が
発生している。この問題を解決するために、各種の床支
持構造や工法が提案され、施工されつつある。
床衝撃音対策工法は、基本的には、床衝撃音を発生す
る衝撃を緩衝する構造として、脚体の一部、特に基台部
にゴムやその他の緩衝材、制振材を使用する構造が採用
されてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記したゴムや緩衝材、制振材は、あくまで
も衝撃を緩衝するためのものであり、その衝撃エネルギ
ーを吸収する効果は低い。
本発明は、そのような衝撃を緩衝すると共に、その衝
撃エネルギーを積極的に吸収する衝撃吸収支持構造(装
置)を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明の一つの態様の衝
撃吸収支持装置は、棒状脚部の下端部にゴム台座が取り
付けられた衝撃吸収支持装置であって、ゴム台座の上面
にあけられた非貫通孔の底部に微細粒状物質が装填さ
れ、棒状脚部はその下端から上方に所定距離離間した位
置にツバ部を有すると共に下端は非平面に形成され、上
記棒状脚部の下端部が上記非貫通孔内に挿嵌されてその
非平面の下端を微細粒状物質に接触又は接近させた状態
で前記ツバ部を介してゴム台座上面に支持されることを
特徴とするものである。
また、本発明の別の態様の衝撃吸収支持装置は、下端
から上方に所定距離離間した位置にツバ部を有する棒状
脚部の下端部が、ゴム台座の上面にあけられた非貫通孔
に挿嵌され、上記ツバ部を介してゴム台座上面に支持さ
れていると共に、柔軟な薄いシートに包まれた微細粒状
物質を、上記ゴム台座の非貫通孔の底部、棒状脚部のツ
バ部とゴム台座の間、棒状脚部の上部、及びゴム台座の
下面から選ばれる少なくとも1箇所に介挿させたことを
特徴としている。さらに好適な態様においては、上記構
成に加えて、上記棒状脚部の上部に支持板が高さ調整自
在に装置された衝撃吸収支持装置において、柔軟な薄い
シートに包まれた微細粒状物質を、上記ゴム台座の非貫
通孔の底部、棒状脚部のツバ部とゴム台座の間、支持板
の上面、ゴム台座の下面から選ばれる少なくとも1箇所
に介挿させたことを特徴としている。
上記いずれの態様においても、上記棒状脚部の下端
は、円錐状またはそれに近い形状に形成することが好ま
しい。
〔作用〕
前記構造によれば、棒状脚部に衝撃による加重が掛か
り、その下端が微細粒状物質に接触すると、衝撃エネル
ギーは粒状物質の粒子間に生じる摩擦抵抗で内部損失を
起して吸収され、それによって床衝撃音が大幅に緩和さ
れることになる。このような作用、すなわち衝撃付加に
よって粒状物質の粒子間に生じる摩擦抵抗による衝撃エ
ネルギーの吸収及びそれによる床衝撃音の大幅な緩和
は、前記棒状脚部とゴム台座の間、棒状脚部の上部、ゴ
ム台座の下など衝撃の加わる部分に、柔軟な薄いシート
に包まれた微細粒状物質を介挿させることによっても得
られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明による衝撃吸収支持装置の一実施例
の施工状態を断面図で示すものであり、図中、符号は第
1の床であるコンクリートスラブであって、これより下
方が階下(10)となる。防振、緩衝性のゴムやクッショ
ンゴムなどから成るゴム台座2は、コンクリートスラブ
1乗に接着剤等を介してしっかりと設置される。
符号4は支持装置の棒状脚部、たとえば支持ボルトで
あり、その下端は円錐状に形成されており、下端から上
方に一定距離離間した位置にツバ部11が一体に形成され
ている。支持ボルト4の下端部をゴム台座2の上面に垂
直方向に形成された非貫通孔3に挿入することにより、
支持ボルト4の円錐状の下端がこの非貫通孔3内に装填
された微細な粒状物質5に対峙し、あるいは一部接触す
る状態に、ツバ部11を支持部としてゴム台座2上面に回
動自在に立設、支持される。支持ボルト4の上部には雄
ネジ部4aが形成されている。
符号6は第2の床(床パネル)であって、これより上
方が階上(9)になる。
符号7は略中央部に貫通孔7aを有する支持板であり、
上記第2の床(床パネル)6を支持するのに供される。
上記支持板7の貫通孔7aには、横方向に拡張された支持
部12aを有するナット12が取り付けられており、このナ
ット12に支持ボルト4の上部ネジ部4aを螺合することに
より、第1図に示すように支持脚(ユニット支持脚)が
組み立てられる。このようにして組み立てられたユニッ
ト支持脚は、支持板7の貫通孔7aの上部より、例えばド
ライバー等の回転用工具の先端を支持ボルト4頂端面に
形成されたマイナス溝やプラス溝等の溝部(図示せず)
に嵌め込み、支持ボルト4を回動させることにより、こ
れに螺合されたナット12と、該ナット12が嵌合、接着等
の公知の手段により一体的に固定された支持板7を上下
動させ、床高さを任意に調整することができる。
第2の床6に荷重が掛かっていない通常の状態では、
第2図に示すように、支持ボルト4の円錐状の下端は粒
状物質5にわずかに接する程度か、あるいは接しても荷
重が掛からない状態であったり、または全く接しないで
ゴム台座2上にツバ部11を介して安定に支持されてい
る。
第2の床6に衝撃が加わって支持ボルト4にその衝撃
が伝わり、支持ボルト4のツバ部11を介してゴム台座2
に衝撃、荷重が伝わると、第3図に示すように、荷重の
加わったゴム台座2は圧縮され、支持ボルト4の円錐状
の下端は粒状物質5の中に押し入っていく。この際、支
持ボルト4の下端は粒状物質5に衝撃エネルギーを伝達
する。粒状物質5に伝達された衝撃エネルギーは、各々
の粒子を移動させ、各粒子間に摩擦を引き起こし、その
摩擦抵抗で衝撃エネルギーは熱エネルギーや粒子移動の
エネルギーに変換される。このエネルギーの変換量は、
ゴム等に比べて大きいものであり、粒状物質移動に伴う
衝撃エネルギーの内部損失(吸収)や振動吸収はかなり
大きなものである。
支持ボルト4の下端を平面とせずに、円錐状またはそ
れに近い形状とする理由は、粒状物質の移動を容易にさ
せ、衝撃の伝わる面積を増大させようとするものであ
る。したがって、第2の床6及び支持板7に加えられる
衝撃は支持ボルト4を介してこの粒状物質5に伝わって
吸収される。このために、衝撃はコンクリートスラブ1
に伝達されない。
仮にこの粒状物質5によって吸収されない衝撃エネル
ギーの部分があっても、防振、緩衝性のゴム台座2によ
り緩衝される。しかしながら、単に全ての衝撃エネルギ
ーを防振、緩衝性のゴム台座2のみで緩衝させるものよ
りは、本発明のように粒状物質に衝撃エネルギーを吸収
させる前記構造の支持装置の方が、確実に床衝撃音を抑
える効果が大きい。
また、このような床支持装置においては、荷重が加わ
っていなければ、もとの通常の状態(第2図の状態)に
戻る。
上記理由により、特に粒状物質は振動に対しての内部
損失(吸収効果)が大きく、また固有の共振点を持つこ
とがないために、第4図に示すように、微細粒状物質5
をゴム、プラスチック、布等の薄くて柔軟な膜やシート
8で包んだものを用意し、衝撃の加わる箇所に配設する
ことによっても、衝撃、振動を吸収する効果がある。
第5図は、柔軟シート8で包んだ粒状物質5をゴム台
座2の非貫通孔3内に入れ、棒状脚部の支持ボルト4の
非平面(略円錐状)の下端を接触させた場合の例を示
す。
第6図は、柔軟シート8で包んだ粒状物質5を棒状脚
部の支持ボルト4のツバ部11とゴム台座2の間に介挿し
た場合の例を示す。この場合、粒状物質5を包んだ柔軟
シート8には貫通孔部を形成しつおく必要がある。
第7図は、支持ボルト4の上部ネジ部にナットを介し
て螺合された支持板7と第2の床(床パネル)6との間
に柔軟シート8で包んだ粒状物質5を介挿した場合の例
を示す。
第8図は、ゴム台座2とコンクリートスラブ1との間
に柔軟シート8で包んだ粒状物質5を介挿した場合の例
を示す。
〔発明の効果〕
以上実施例で示したように、本発明によれば、粒状物
質を棒状脚部(支持ボルト)と防振、緩衝性のゴム台座
との間や、衝撃が加わる箇所に介挿したことにより、加
えられる衝撃を積極的に吸収し、また緩衝し、床衝撃音
を効果的に低減させることを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であって衝撃吸収支持装置
の施工形態を示す断面図である。 第2図および第3図は、第1図における支持ボルトとゴ
ム台座の接触する形態を示す部分断面図であり、第2図
は荷重が掛かっていない状態、第3図は荷重が掛かって
いる状態を示す。 第4図は柔軟シートに粒状物質を包んだ状態を示す断面
図である。 第5図乃至第8図は、本発明の他の実施例であって、柔
軟シートで包まれた粒状物質を利用する場合の幾つかの
例を示す部分断面図である。 1……第1の床(コンクリートスラブ)、2……ゴム台
座、3……非貫通孔、4……支持ボルト、5……粒状物
質、6……第2の床、7……支持板、8……柔軟シー
ト。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状脚部の下端部にゴム台座が取りつけら
    れた衝撃吸収支持装置であって、ゴム台座の上面にあけ
    られた非貫通孔の底部に微細粒状物質が装填され、棒状
    脚部はその下端から上方に所定距離離間した位置にツバ
    部を有するとともに下端は非平面に形成され、上記棒状
    脚部の下端部が上記非貫通孔内に挿嵌されてその非平面
    の下端を微細粒状物質に接触又は接近させた状態で前記
    ツバ部を介してゴム台座上面に支持されることを特徴と
    する衝撃吸収支持装置。
  2. 【請求項2】下端から上方に所定距離離間した位置にツ
    バ部を有する棒状脚部の下端部が、ゴム台座の上面にあ
    けられた非貫通孔に挿嵌され、上記ツバ部を介してゴム
    台座上面に支持されているとともに、柔軟な薄いシート
    に包まれた微細粒状物質を、上記ゴム台座の非貫通孔の
    底部、棒状脚部のツバ部とゴム台座の間、棒状脚部の上
    部、及びゴム台座の下面から選ばれる少なくとも1箇所
    に介挿させたことを特徴とする衝撃吸収支持装置。
  3. 【請求項3】下端から上方に所定距離離間した位置にツ
    バ部を有する棒状脚部の下端部が、ゴム台座の上面にあ
    けられた非貫通孔に挿嵌され、上記ツバ部を介してゴム
    台座上面に支持されているとともに、上記棒状脚部の上
    部に支持板が高さ調整自在に装着された衝撃吸収支持装
    置において、柔軟な薄いシートに包まれた微細粒状物質
    を、上記ゴム台座の非貫通孔の底部、棒状脚部のツバ部
    とゴム台座の間、支持板の上面、及びゴム台座の下面か
    ら選ばれる少なくとも1箇所に介挿させたことを特徴と
    する衝撃吸収支持装置。
  4. 【請求項4】前記棒状脚部の下端は円錐状またはそれに
    近い形状に形成されている請求項1乃至3のいずれか一
    項に記載の衝撃吸収支持装置。
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