JPH0531618B2 - - Google Patents

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JPH0531618B2
JPH0531618B2 JP59137534A JP13753484A JPH0531618B2 JP H0531618 B2 JPH0531618 B2 JP H0531618B2 JP 59137534 A JP59137534 A JP 59137534A JP 13753484 A JP13753484 A JP 13753484A JP H0531618 B2 JPH0531618 B2 JP H0531618B2
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
support plate
joist
impact noise
floor impact
Prior art date
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JP59137534A
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JPS6117664A (ja
Inventor
Michimasa Yamaguchi
Nobuhiro Furuhata
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は戸建住宅の床構造に最適な床衝撃音低
減構造に関する。
[背景技術] 第5図には一般的な戸建住宅の床及び天井構造
が示されている。所定間隔で水平方向に掛け渡さ
れる根太10には床材12が敷設されており、根
太10から吊木14が野縁16、野縁受18を介
して天井材20が吊下げている。また第6図に示
される従来例では根太10が大引22上へ配置さ
れている点が第5図と異つている。
このような床構造を有する住宅では、上階での
子供の飛び跳ね等による床衝撃音が下階へ伝達す
る可能性が多い。特に従来の床構造では、低周波
域(31.5〜125Hz)及び中高周波域(250Hz以上)
については対策がなく、改善が望まれていた。
[発明の目的] 本発明は上記事実を考慮し、低周波域及び中周
波域において特に効果的に床衝撃音を吸収するこ
とが可能な床衝撃音低減構造を得ることが目的で
ある。
[発明の概要] 本発明に係る床衝撃音低減構造は、上階の床部
に吊下された下階の天井部へ伝達される床部の床
衝撃音を低減する床衝撃音低減構造において、前
記床部を支持する根太の下端部へ取付けられる板
材と、隣接する前記板材へフオーム材料からなる
ばね材を介在させて掛け渡される拘束付加質量
と、一端面が前記根太の下端部に固定された第1
の支持板に接着固定され、他端面が前記天井部を
吊下する第2の支持板に溶着されて前記第2の支
持板をせん断方向に弾性的に支持する弾性体と、
を有することを特徴としている。
上記構成によつて、板材にフオーム材料からな
るばね材を介在させて掛け渡される拘束付加質量
が、ばね材と共に振動してダイナミツクダンパー
として機能し、床部に発生する低周波域の振動を
吸振する。また、床衝撃音の一部である中周波域
以上の振動は、第1の支持体から第2の支持板を
介し天井部に伝達するが、この第1の支持体と第
2の支持板との間には、弾性体がせん断方向へ弾
性変形可能に介在されている。従つて、この弾性
体がせん断方向へ弾性変形し、天井部へ中周波域
以上の振動が伝達するのを遮断する。
[発明の実施例] 第1図には本発明の第1実施例に係る床衝撃音
低減構造が示されており、建物本体へ掛け渡され
る複数本の根太24上へ床材26が敷込まれてい
る。この床材26としてはチツプ材を圧縮成形し
たパーテイクルボード等が適用可能である。
根太24の下端部には根太24の幅寸法よりも
大きな幅寸法を有する合板28が固着されてい
る。この合板28には根太24から突出した部分
へフオーム層30が搭載されており、これらのフ
オーム層30上には鉄板32が搭載されている。
この鉄板32は根太24間の全域に渡る幅寸法と
されており、鉄板32とフオーム層30との間及
びフオーム層30と合板28との間は接着材等に
より固着することが好ましい。
フオーム層30としては通常のポリウレタンフ
オーム、ポリ塩化ビニルフオーム、ポリエチレン
フオーム等の発泡体が適用できる。このフオーム
層30はロス(振動エネルギーの損失)が大きく
柔軟な材料を用いることにより、鉄板32の軽量
化が可能である。
鉄板32は拘束付加質量として作用し、フオー
ク層30と共にダイナミツクダンパーを形成して
いる。鉄板32に代えて可撓性シート、合板等の
他の材料も適用可能である。
合板28には根太24の下方に相当する場所に
支持板34の一端が固着されている。この支持板
34は鉄板がL形に屈曲された構成であり、他の
一端には防振ゴム36が加硫接着されている。
防振ゴム36は六面体形状であり、硬さはJIS
硬度40から60度の範囲が好ましい。
この防振ゴム36の支持板34への取付面の反
対側には支持板38の上端部が加硫接着されてい
る。支持板38は支持板34の防振ゴム36への
取付面と平行であり、第1図で示される取付状態
では防振ゴム36の支持板38への取付部が支持
板34への取付部よりも若干上方に配置されて防
振ゴム36が菱形形状となつている。
支持板38の下端部は野縁受40へ固着されて
おり、野縁受40が野縁42を介して天井板44
を保持している。
次に本実施例の作用を説明する。
床材26上における子供の飛び跳ね等による衝
撃音は床材26から根太24へ伝わる。さらに根
太24からフオーム層30へ伝わり、拘束付加質
量である鉄板32と共にフオーム層30が振動
し、ダイナミツクダンパーとして作用する。特に
フオーム層30は従来のダイナミツクダンパーの
ばね材よりも柔軟であるので、31.5Hzから250Hz
の間の比較的広い低周波域において衝撃振動を吸
収することができる。
また衝撃音の一部は支持板34へ伝達される
が、防振ゴム36はこれを遮断して、250Hz以上
の中周波数以上の周波数の振動を下階へ伝えない
ようにしている。
従つて本実施例ではフオーム層30と鉄板32
による振動吸収及び防振ゴム36による防振効果
で広い周波数に渡つて衝撃音を吸収することがで
きる。
第2図には本実施例における実験結果が示され
ており、周波数に対する床衝撃音レベルが第5図
の従来例と比較されている。これによつて広い周
波数に渡つて振動吸収が可能であることが判る。
次に第3図には本発明の第2実施例が示されて
いる。この実施例では前記第6図に示された従来
例に対応するものであり、前記実施例と同様に根
太24へ取付けられた合板28の下面へ支持板3
4が取付けられて防振ゴム36の支持用となつて
いる。この実施例の支持板38は吊木46を介し
て野縁受40へ取付けられている点が前記実施例
と異つている。
第4図にはこの第2実施例の実験結果を示す周
波数に対する床衝撃音レベルが示されており、広
い周波数に渡つて床衝撃音が低減されることが判
る。
なお上記各実施例に用いられる防振ゴム36は
せん断力で天井板を支持する構成であるため、上
下寸法を小さくすることができる。またこの支持
板34、支持板38は高さを調節できる。ボルト
とナツトとの組合わせ等によつて天井板を吊下げ
ることも可能である。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明は、フオーム層と拘束
付加質量とで構成されるダイナミツクダンパー
が、床材自体の低周波域の振動を吸振し、さら
に、支持板の間に介在される防振ゴムが、床衝撃
音の一部である中周波域以上の振動が天井板へ伝
達しないように遮断する。これによつて、広い周
波数域に渡つて床衝撃音を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る床衝撃音低減構造の第1
実施例を示す断面図、第2図は第1実施例の実験
結果を示すオクターブバンド中心周波数に対する
床衝撃音レベルの線図、第3図は本発明の第2実
施例を示す断面図、第4図は第2実施例の結果を
示す第2図に相当する線図、第5図及び第6図は
従来例を示す断面図である。 24……根太、26……床材、30……フオー
ム層、32……鉄板、34……支持板、36……
防振ゴム、38……支持板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上階の床部に吊下された下階の天井部へ伝達
    される床部の床衝撃音を低減する床衝撃音低減構
    造において、前記床部を支持する根太の下端部へ
    取付けられる板材と、隣接する前記板材へフオー
    ム材料からなるばね材を介在させて掛け渡される
    拘束付加質量と、一端面が前記根太の下端部に固
    定された第1の支持板に接着固定され、他端面が
    前記天井部を吊下する第2の支持板に溶着されて
    前記第2の支持板をせん断方向に弾性的に支持す
    る弾性体と、を有することを特徴とする床衝撃音
    低減構造。
JP59137534A 1984-07-03 1984-07-03 床衝撃音低減構造 Granted JPS6117664A (ja)

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JP59137534A JPS6117664A (ja) 1984-07-03 1984-07-03 床衝撃音低減構造

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JP59137534A JPS6117664A (ja) 1984-07-03 1984-07-03 床衝撃音低減構造

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Publication Number Publication Date
JPS6117664A JPS6117664A (ja) 1986-01-25
JPH0531618B2 true JPH0531618B2 (ja) 1993-05-13

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ID=15200928

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JP59137534A Granted JPS6117664A (ja) 1984-07-03 1984-07-03 床衝撃音低減構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2679410B2 (ja) * 1990-12-05 1997-11-19 株式会社ダイフク パレツト装置使用の自動倉庫設備
JP6079457B2 (ja) * 2013-06-10 2017-02-15 積水ハウス株式会社 建築物
JP6222203B2 (ja) * 2015-11-13 2017-11-01 積水ハウス株式会社 ダイナミックダンパー及び天井

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JPS6117664A (ja) 1986-01-25

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