JPH0120434Y2 - - Google Patents

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JPH0120434Y2
JPH0120434Y2 JP6116983U JP6116983U JPH0120434Y2 JP H0120434 Y2 JPH0120434 Y2 JP H0120434Y2 JP 6116983 U JP6116983 U JP 6116983U JP 6116983 U JP6116983 U JP 6116983U JP H0120434 Y2 JPH0120434 Y2 JP H0120434Y2
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JP
Japan
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floor panel
vibration
rubber
floor
soundproof
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JP6116983U
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JPS59167238U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防振ゴムを装着した木質防音床パネル
に関するもので、特に戸建住宅二階床の防音床構
造に適したものの提供を目的とする。
従来このような防音床構造としては、梁上の根
太上に下床を貼りこれと上板の間にゴムシート、
コルク、グラスウールなどを全面に敷詰めるか、
あるいは長方形ゴムブロツクを複数個一定ピツチ
で配設したもの等があつた。ところが前者の全面
に敷詰めたタイプのものでは例えば、ゴムシート
の場合単位面積あたりの荷重が低いことによる固
有振動数の増加、また、グラスウールの場合、使
用中徐々に生じるへたりの進行による固有振動数
の増加から防音防振効果の低減がみられたのであ
る。一方、ゴムブロツクを点支持で使用する後者
の場合、上板、ゴムブロツク、下床間の固定が充
分でないこと、及び上板、ゴムブロツク、下床で
構成される空間の空気層のばね作用による共振周
波数で防音防振効果の大幅な低減がみられたので
ある。
本考案はこうした問題点を除くためになされた
ものであつて、その構造は、方形床パネル4と方
形床パネルの少なくとも各角部に設けた透孔7に
嵌合される防振ゴム5からなる防音床パネルにお
いて、この防振ゴム5が中央に上方に穴径が大と
なるように開口した中空の突起状筒部8からなる
透孔嵌合部と、その突起状筒部下方外周に設けら
れ方形床パネル下面に当接する連続的又は間欠的
フランジ部6と、フランジ部下方に設けた下方に
行くに従つて小断面積となる脚部とを一体的に形
成した点に特徴を有している。
以下図面によつて詳細に説明する。
第1図及び第7図は本考案に用いる防振ゴムの
中央縦断面図であり、第2図及び第8図は同底面
図である。第3図は本考案に係る木質防音床パネ
ルの底面図であり、第4図は同端部拡大縦断面図
である。第5図は下床上に本考案品を配設した状
態を示す縦断面図である。第6図は同拡大断面図
である。これらの図にみられるように、本考案の
防音床パネル1は根太2上に敷設された下床3上
に配設して用いる。この防音床パネル1上には必
要に応じて捨貼りとかクツシヨンフロアー貼りが
なされる。この防音床パネル1は木質の方形床パ
ネル4と防振ゴム5とからなる。防振ゴム5は上
方外周にフランジ部6を有し、中央上方には床パ
ネル4に設けられた透孔7に嵌合し、かつ上方に
穴径が大となるよう開口した中空の突起状円筒部
8を有し、下方の下床に接する部分が胴部の断面
積よりも小面積の本体からなるものである。フラ
ンジ部6は第1〜2図に示したものは全周連続で
ある。しかし、第7〜8図にみられるように間欠
的に設けても同様な効果がある。ゴム弾性体の本
体下部は、下方に小面積つまり下方へ行くにつれ
て先細りとなつたもので、断面U字状でもよい
し、断面が逆台形形状でもよい。
木質の方形床パネル4には少なくとも隅部4箇
所に任意間隔で透孔7を設けておき、それぞれの
透孔7に床下面より防振ゴム5の中空円筒部8を
嵌入しフランジ部6で当止めする。床パネル4へ
の固着は防振ゴム5のフランジ部6に釘打ち又は
ビス止めによつてなされる。
一方、下床3への固着は、防振ゴム5の中空円
筒部8に設けられているテーパー穴9へ上方の透
孔7から釘10又はビスを落し、釘打ち又はビス
止めによつておこなわれる。床パネル4あるいは
下床3と防振ゴム5の取付けにおいては接着剤を
併用することもできる。また、この防音床パネル
を敷並べて二重床を形成する際、隣接するパネル
同志あるいは床パネルと建物の壁や建具が直接接
触すると床鳴がするので、これを防ぐために床パ
ネルの木口部分に弾性スペーサー11を取付ける
とよい。
以上のように構成される防音床パネルの下床と
床パネルの間に形成される間隙は15mm以下とする
のが望ましい。これは、この間隙に存在する空気
がばねとして作用し、下床および床パネルの質量
との共振現象を生じるためである。この共振周波
は空気層の厚さによつて左右され、通常の木質床
の場合その共振周波数は空気層15mmで400Hz程度、
空気層50mmで160Hz程度となる。実際上、戸建住
宅で問題とされるのは、歩行や子供の飛跳などに
よる低音域の床衝撃音であり、その主な成分は63
Hz帯域と125Hz帯域にある。したがつて空気によ
る共振点は高周波側にもつていつた方が有利であ
る。そこで防振ゴム5の肉厚は使用時に15mm以下
となるのが好ましい。参考迄に第11図に空気層
50mm(第11図中A)と15mm(B)の場合の衝撃音の
解析データを示した。高周波衝撃音はカーペツト
などの表面仕上材によつて容易に低下させること
ができる。また、空気層にグラスウール等の通気
抵抗物質を充填することにより共振現象の影響を
低減させることができる(C)。下床のみの場合は(D)
曲線であるからかなり振動レベルの低下が認めら
れた。この通気抵抗物資は防振ゴムによる防振効
果を損わないように低密度の柔軟なものが望まし
い。また、防振ゴム5の取付けピツチは下床3の
根太2の位置に一致させることが望ましい。
防振ゴム5は接地部分が本体部分よりも小面積
であつて、断面を略U字状に形成すると、その荷
重−たわみ特性は第9図のような非線形特性を示
し、そのため大荷重に対してもたわみ量が抑えら
れるとともに、固有振動数も第10図に示したよ
うに荷重条件にかかわらずほぼ一定の安定した防
振性能を示す。防振ゴム5の材質はブチルゴム等
の高減衰材料が良い性能を示す。
本考案は以上詳述したような構造であるから、 単位面積あたりの荷重が高く、従つて固有振
動の増加がない。
使用中へたりが生じないので安定して防振効
果を発揮する。
空気層のバネ作用による共振周波数を低減さ
せ、防振効果を高めることができる。
荷重条件にかかわらずほぼ一定の安定な防振
性能を発揮する。
防振ゴムを介して床パネルと下床が強固に固
定される。
等の多くの特徴を備えたものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第7図は本考案に用いる防振ゴムの
中央縦断面図であり、第2図及び第8図は同底面
図である。第3図は本考案に係る木質防音床パネ
ルの底面図であり、第4図は同端部拡大縦断面図
である。第5図は下床上に本考案品を配設した状
態を示す縦断面図であ。第6図は同拡大断面図で
ある。第9図は防振ゴムの荷重−たわみ線図であ
り、第10図は荷重−固有振動数を表わす図であ
る。第11図は床衝撃音の解析線図である。 1……防音床パネル、2……根太、3……下
床、4……床パネル、5……防振ゴム、6……フ
ランジ部、7……透孔、8……中空円筒部、9…
…テーパー穴、10……釘、11……弾性スペー
サー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形床パネル4と方形床パネルの少なくとも各
    角部に設けた透孔7に嵌合される防振ゴム5から
    なる防音床パネルにおいて、該防振ゴム5が中央
    に上方に穴径が大となるように開口した中空の突
    起状筒部8からなる透孔嵌合部と、該突起状筒部
    下方外周に設けられ方形床パネル下面に当接する
    連続的又は間欠的フランジ部6と、フランジ部下
    方に設けた下方に行くに従つて小断面積となる脚
    部とを一体的に形成したことを特徴とする防音床
    パネル。
JP6116983U 1983-04-23 1983-04-23 防音床パネル Granted JPS59167238U (ja)

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JP6116983U JPS59167238U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 防音床パネル

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JP6116983U JPS59167238U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 防音床パネル

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Publication Number Publication Date
JPS59167238U JPS59167238U (ja) 1984-11-09
JPH0120434Y2 true JPH0120434Y2 (ja) 1989-06-19

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ID=30191389

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JPS59167238U (ja) 1984-11-09

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