JPH0437221B2 - - Google Patents

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JPH0437221B2
JPH0437221B2 JP58048381A JP4838183A JPH0437221B2 JP H0437221 B2 JPH0437221 B2 JP H0437221B2 JP 58048381 A JP58048381 A JP 58048381A JP 4838183 A JP4838183 A JP 4838183A JP H0437221 B2 JPH0437221 B2 JP H0437221B2
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JP
Japan
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floor
flooring
vibration absorbing
dynamic vibration
elastic damping
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JP58048381A
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JPS59187967A (ja
Inventor
Michimasa Yamaguchi
Shosuke Suzuki
Kyoshi Koyama
Masanao Yamanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication of JPH0437221B2 publication Critical patent/JPH0437221B2/ja
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【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 この発明は、床スラブ上に適宜空間を保つて床
材を支持する遮音性二重床構造に関するものであ
る。 〔従来技術〕 従来の二重床構造としては、第1図に示すよう
に、床スラブ上に大引材11を平行に配列し、こ
れら大引材11上に根太材12を直交させかつ互
いに平行に配列し、すなわち大引材11と根太材
12とを格子状に組んで床下地基体を構成し、こ
の床下地基体上に床材(第1図では図示せず)を
載置したものや、第2図に示すように、第1図に
示す床下地基体を支持ボルト13で支える構造の
ものが知られていた。さらに、近年は、集合住宅
や体育館等の二重床構造として、第3図に示すよ
うに、所定の大きさのパネル板14に水平レベル
調節可能な支持脚15を取付けたユニツトパネル
16を多数用意し、これらユニツトパネル16を
床スラブ10上に置き、並置されたユニツトパネ
ル16に第4図に示すように捨張り材17を施工
し、さらに仕上げ材18を施工したものが知られ
ている。この置床工法で施工された二重床構造で
は、パネル板14、捨張り材17及び仕上げ材1
8が床材20を構成することとなり、床スラブ1
0上に適宜空間を保つて床材20を支持(支持脚
15により)した構造となる。 第1図ないし第4図に示す従来の床構造は、い
ずれも二重床構造により床衝撃音の階下伝達防止
を図つている。これら従来の床構造中最も床衝撃
音遮断性能に優れているものは、第4図に示す構
造のものであつた。この構造における支持脚15
にクツシヨンゴム19を取付け、捨張り材17と
して厚さ12mmの合板を、仕上げ材18として厚さ
11mmのカーペツトをそれぞれ使用し、床スラブ1
0から仕上げ材18上面までの高さを120mmとし、
120mmの厚さの床スラブ10上に施工したものを
JIS A−1418に定める「建築物の現場における床
衝撃音レベルの測定方法」に準拠して測定した結
果は、次の表1に示す通りであつた。
【表】 また、床衝撃音の遮音等級と生活実感との対応
は、次の表2に示す。
〔発明の目的〕
この発明は、上記事情に鑑みて発明されたもの
であり、二重床構造の遮音機能を向上させ、特に
低周波域の遮音機能を向上させた遮音性二重床構
造を提供することを目的とするものである。 〔発明の構成〕 上記目的を達成するため、この発明は、ポリウ
レタンフオーム等から成る弾力制振材とこの弾力
制振材の片面に貼着された鋼板等から成る拘束付
加質量とにより動吸振材を構成し、この動吸振材
の弾力制振材を床材に固着するとともに、拘束付
加質量を床材に接続せず自由に構成し、床材を床
スラブ上に支持脚で支持して床材の下方に空間を
形成した。 〔発明の実施例〕 以下にこの発明の好適な実施例のいくつかを第
5図以下の図面を参照して説明する。 第5図に示す第1実施例は、第3図及び第4図
に示すユニツトパネル16を使用した床構造にこ
の発明を適用したものである。第5図において、
パネル板14の四隅に受金具21を取付け、これ
ら受金具21に支持脚15のボルト22を取付
け、ボルト22の下部をクツシヨンゴム19の受
金具23に取付け、クツシヨンゴム19を床スラ
ブ10上に載置し、床スラブ10と床材20との
間に支持脚15により適宜空間を形成してある。
床材20を構成するパネル板14、捨張り材1
7、仕上げ材18のうちパネル板14の下面にポ
リウレタンフオームやポリエチレンフオームさら
にはPVCフオーム等の5〜20mmの厚みを有し、
密度が0.1g/cm3以下で低いばね定数を有する材料
から成る弾力制振材31を固着し、この弾力制振
材31の下面に1.0〜4.5mmの厚みを有し、密度が
1.5g/cm3以上の鋼板、鉛シートあるいは塩化ビニ
ルに無機充填剤を加えたシート状のもの、さらに
は5〜20mmの厚みを有するスレート板等から成る
拘束付加質量32を固着した。これら弾力制振材
31と拘束付加質量32とから動吸振材30を構
成している。この動吸振材30を床材20に取付
けるには、これがダイナミツクダンパーとして機
能するようにすることが大事であり、そのため拘
束付加質量32は床材20に接続せず自由である
ことが必要である。 第6図に示す第2実施例では、動吸振材30の
床材20への取付個所を変更した。すなわち、取
付金具24により動吸振材30の弾力制振材31
を床材20(パネル板14)に取付け、これら弾
力制振材31上に拘束付加質量32を貼着し、い
わば動吸振材30を床材20の下方に取付金具2
4により吊り下げた構造にした。第7図におい
て、左上から右下へ斜に鎖線でハツチングを施し
た部分が拘束付加質量32であり、クロスハツチ
ング部分が弾力吸振材31である。 第8図及び第9図は、大引根太式の二重床構造
に動吸振材30を取付けた第3実施例を示すもの
であり、大引材11と根太材12とを同一レベル
で交叉させ、この交叉部をクロス金具25で受
け、このクロス金具25に支持脚15を取付け、
格子状に組まれた大引材11と根太材12の上面
に床材20を載置し、この床材20の下面にかつ
大引材11と根太材12との格子空間に位置して
動吸振材30を取付けた。動吸振材30の取付け
は、第5図に示す実施例と同様に弾力制振材31
を床材20の下面に固着し、弾力制振材31の下
面に拘束付加質量32を貼着したが、第6図に示
す実施例のように取付金具24で吊り下げても良
い。 第10図に示す第4実施例は、ユニツトパネル
16のパネル板14の上面に動吸振材30を取付
けた例を示す。パネル板14の上面に動吸振材3
0を取付ける場合、動吸振材30に床からの荷重
が直接加えられるとダイナミツクダンパーとして
の機能を失うので、かかる機能を果すためには拘
束付加質量32を床材20から自由にしておかな
ければならない。そのため、パネル板14と板材
27との間に動吸振材30の厚みよりも大きい間
隔を設けるためのスペース材26を介在させ、拘
束付加質量32が規制されないように構成した。 第11図に示す第5実施例では、ユニツトパネ
ル16におけるパネル板14に動吸振材30を内
蔵し、ユニツトパネル16自体を新規な構造とし
た。したがつて、施工現場では、2枚のパネル板
14,14、スペース材26、動吸振材30及び
支持脚15を備えたユニツトパネル16を床スラ
ブ10上に順次並置し、従来の置床工法と同様に
して施工できる。 第12図に示す第6実施例では、捨張り材17
を板材27,27とスペース材26及び動吸振材
30とから構成し、捨張り材17に動吸振材30
を内蔵した。 以上説明した各実施例において、弾力制振材3
1は、密度0.045g/cm3程度で厚さ5〜15mmに変え
た場合のばね定数が4×105N/m/m2ないし11×
105N/m/m2に変えられるような材料が望ましい。
また、密度0.02g/cm3で厚さ10mmのもので10×
105N/m/m2のばね定数を示す材料を50%圧縮する
ことにより、ばね定数を4×105N/m/m2に低下さ
せて使用することもある。また、弾力制振材31
と拘束付加質量32との組合せ条件は、対策すべ
き周波数に応じて設計でき、その基本式は、自由
度の震動系
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、床ス
ラブ上に適宜空間を保つて床材を支持する遮音性
二重床構造において、動吸振材を床材に取付けた
ので、この動吸振材の弾力制振材がばね材として
作用し、この弾力制振材に貼着され床材に接続さ
れず自由に構成された拘束付加質量により動吸振
材がダイナミツクダンパーとして機能し、その結
果第14図や第16図のグラフに示すように低周
波域での遮音性が著しく向上した。また、この発
明によれば、動吸振材が、ポリウレタンフオーム
等から成る弾力制振材とこの弾力制振材の片面に
貼着された鋼板等から成る拘束付加質量とから構
成されているので、床材への施工が容易であり、
階下に対する騒音問題の対策補修を行う場合に床
材上面に追加するだけで良いという利点もある。
勿論、新規施工時にも簡単に行え、あるいはユニ
ツトパネルや捨張り材に動吸振材を内蔵すること
により、現場における施工の手間を従来の置床工
法と同じにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の二重床構造の斜視
図及び正面図であり、第4図は従来のユニツトパ
ネルの一部断面の斜視図、第5図はこの発明の第
1実施例を示す断面図、第6図はこの発明の第2
実施例を示す正面図、第7図は第6図におけるユ
ニツトパネルの平面図、第8図はこの発明の第3
実施例を示す正面図、第9図は第8図における大
引材と根太材との支持手段を示す斜視図、第10
図はこの発明の第4実施例を示す断面図、第11
図はこの発明の第5実施例を示す正面図、第12
図はこの発明の第6実施例を示す正面図、第13
図aないしdは実験サンプルを示す正面図であ
り、b及びdがこの発明の実施例、第14図は第
13図に示す実験サンプルを用いて床衝撃音遮断
性能を測定したグラフ、第15図aないしcは実
験サンプルを示す正面図でありcがこの発明の実
施例、第16図は第15図に示す実験サンプルを
用いて床衝撃音遮断性能を測定したグラフであ
る。 10……床スラブ、20……床材(パネル板、
捨張り材、仕上げ材、板材)、30……動吸振材、
31……弾力制振材、32……拘束付加質量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 床スラブ上に適宜間隔を保つて床材を支持す
    る遮音性二重床構造において、 次の(イ)及び(ロ)から成る動吸振材の(イ)を床材に固
    着するとともに、(ロ)を床材に接続せず自由に構成
    し、床材を床スラブ上に支持脚で支持して床材の
    下方に空間を形成したことを特徴とする遮音性二
    重床構造。 (イ) ポリウレタンフオーム等から成る弾力制振
    材、 (ロ) この弾力制振材の片面に貼着された鋼板等か
    ら成る拘束付加質量。
JP4838183A 1983-03-23 1983-03-23 遮音性二重床構造 Granted JPS59187967A (ja)

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JP4838183A JPS59187967A (ja) 1983-03-23 1983-03-23 遮音性二重床構造

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JP4838183A JPS59187967A (ja) 1983-03-23 1983-03-23 遮音性二重床構造

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