JP2646468B2 - 床構造 - Google Patents

床構造

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JP2646468B2
JP2646468B2 JP62107664A JP10766487A JP2646468B2 JP 2646468 B2 JP2646468 B2 JP 2646468B2 JP 62107664 A JP62107664 A JP 62107664A JP 10766487 A JP10766487 A JP 10766487A JP 2646468 B2 JP2646468 B2 JP 2646468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、RC構造のマンション等の集合住宅、体育
館、事務所ビル、教室等の床構造に関し、特にレベル調
整可能な支持脚を備えた床構造に関するものである。
〔従来の技術〕
階上の床衝撃音遮断性が要求される床の構造として
は、置床工法と言われる工法が用いられてきた。これ
は、第9図に示すように、コンクリートスラブ等の床基
盤1の上に支持脚2の弾性体3を載置し、支持脚2が取
付けられたパネル体4を互いに所定の間隔Sをあけて敷
き詰め、これらパネル体4上に捨張材100を隙間なく貼
付したものである。そして、第10図に示すように捨張材
100上に仕上材101を貼付して床構造を構成するものであ
った。
〔解決しようとする問題点〕
従来の床構造では、パネル体4に木質系材料、例えば
パーティクルボード,合板,制振材サンドイッチパネル
等を用いることが多いが、これらの材料は床下空間に溜
まった湿気により反ったり、耐久性が低下する等の不都
合があった。また、床の遮音性能についてみると、床パ
ネルに衝撃力が加わると弾性体3が変形して衝撃力を緩
衝しようとするが、床下にある空気層が密閉されている
ため、これがバネ抵抗となって緩衝効果を低減させてい
た。
そこで、この発明は、床下空間の空気を床上室内側に
速やかに抜くことにより、耐久性、遮音性を向上させる
とともに、床下に湿気を籠もらせず木質系のパネル体を
腐食させることのない床構造を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は、レベル調整
可能かつ下端に弾性体を有する支持脚を備えたパネル体
をコンクリートスラブ等の床基盤上に所定間隔をあけて
敷き詰め、これらパネル体の上に捨張材及び仕上材を貼
付した床構造において、捨張材及び仕上材が通気手段を
備えて床下空気と室内空気との流通を図るように構成
し、捨張材として板状のものを間隔をあけて敷設したも
の、板状のものに多数の孔をあけたもの、木毛セメント
板、エクスパンドメタル、パンチングメタルのいずれか
が使用されるとともに、仕上材自身が通気性を有する材
料から形成されたものである。また、仕上材の一端側に
上がり框を設け、この上がり框に通気手段を設けて床下
空気と室内空気との流通を図るように構成したものであ
る。
〔作用〕
この発明においては、床下の空気や湿気は通気手段を
通じて床上室内側に速やかに抜くことが可能となる。床
下空間に空気が密封されないために遮音効果も向上す
る。
〔実施例〕
以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照にして説
明する。
第1図に示す第一実施例では、レベル調整可能かつ下
端に弾性体3を有する支持脚2を備えたパネル体4とコ
ンクリートスラブ等の床基盤1上に所定間隔をあけて敷
き詰め、これらパネル体4の上に捨張材5を所定の間隔
をあけて貼り付けてある。捨張材5,5の間に形成された
間隙5Aは通気手段を構成する。
第2図に示す第二実施例では、捨張材51は間隔を開け
ずにパネル体4上に貼りつけ、この捨張材51に孔51Aを
形成し、これら孔51Aを通気手段とした。多数の孔51Aの
形成個所はパネル体4同士を離間させて形成した間隙S
の個所に形成する。第3図に示すものは第二実施例の変
形例を示し捨張材51に開けた孔51Aの形成個所を異なら
しめたものである。
第4図に示す第三実施例では、捨張材52としてエクス
パンドメタルを使用したものを示す。エクスパンドメタ
ルの孔が通気手段を構成するものである。エクスパンド
メタルは先に説明した実施例のものに比べ有効開口率が
大きく、空気の抜けもスムースで通気性能の向上が図れ
る。エクスパンドメタルからなるものを使用したものの
上に設ける仕上材としては畳が好ましい。
第5図に示す第四実施例では、パネル体4,4の間に設
けられる間隔Sはパネル体4の長手方向になるようにパ
ネル体4をセットし、捨張材5,5の間の間隙5Aはこの間
隔Sに対し直交方向となるようにしたものである。この
ような構成は学校の教室等の床構造として好適である。
第6図に示す第五実施例では、上述した各実施例の如
くパネル体4を木質系材料で構成したものと異なり、パ
ネル体4を亜鉛引鋼板デッキプレートで構成したもので
ある。このデッキプレートからなるパネル体4の上に設
けられる捨張材51は第1図や第5図に示す捨張材5であ
っても良い。更には第4図に示す捨張材52であっても差
支えない。パネル体4してデッキプレートを採用したも
のでは、床下空気はデッキプレートの溝部分を通り、孔
51Aを有する捨張材51の全面に流れるため、より一層の
通気を図ることができる。さらには、デッキプレートに
孔をあけたものを用いたり、制振鋼板を用いるとさらに
遮音性能の向上を図ることができる。
第7図に示す実施例では上がり框9の個所に空気が流
通するための通気手段を設けたものである。
なお、捨張材としては、木毛セメント板、パンチング
メタル等を用いることもできる。
第8図に示すグラフはJIS A1418に基づき重量衝撃音
源にて衝撃を加えた場合の遮音測定結果を示すものであ
り、コンクリートスラブは150mmの厚み、点線は第9図
及び第10図に示す従来の床構造、実線は床面に20%の有
効通気面積を確保したこの発明の実施例のデータであ
る。このグラフから明らかなように、通気手段を設けた
ものでは遮音性能が各周波数に亙り3〜8dB向上したの
が判る。更に、床下に発煙筒を入れ通気の様子を確認し
てみたら、床面開口部から煙がでるのがはっきり認めら
れた。
グラフ中遮音等級を示すL−40等は次の通りである。
〔効果〕 以上説明したように、この発明によれば通気手段を設
けたので、床下湿気により床面が反ったり床パネルが腐
ったりすることから床下地を守り、さらには床衝撃音遮
断性を向上させることができる。さらに、仕上材の一端
側に上がり框を設け、この上がり框に通気手段を設けた
ものでは、捨張材及び仕上材が通気性を備えていないも
のであってもよく、使用材料を限定されない。特にこれ
らに木質系材料を用いた場合に反りや腐蝕の心配がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一実施例を示す斜視図、第2図は
第二実施例を示す斜視図、第3図は第二実施例の変形を
示す斜視図、第4図は第三実施例を示す斜視図、第5図
は第四実施例を示す斜視図、第6図は第五実施例を示す
斜視図、第7図は第六実施例を示す断面図、第8図は遮
音性能の比較測定結果を示すグラフ、第9図は従来例を
示す斜視図、第10図は従来例の断面図である。 1……床基盤、2……支持脚、3……緩衝体、 4……パネル体、5,51,52……捨張材、 5A,51A,52A……通気手段、 7……壁、8……仕上材、9……上がり框、 S……間隔。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レベル調整可能かつ下端に弾性体を有する
    支持脚を備えたパネル体をコンクリートスラブ等の床基
    盤上に所定間隔をあけて敷き詰め、これらパネル体の上
    に捨張材及び仕上材を貼付した床構造において、 捨張材及び仕上材が通気手段を備えて床下空気と室内空
    気との流通を図るように構成し、 捨張材として板状のものを間隔をあけて敷設したもの、
    板状のものに多数の孔をあけたもの、木毛セメント板、
    エクスパンドメタル、パンチグメタルのいずれかが使用
    されるとともに、仕上材自身が通気性を有する材料から
    形成されたことを特徴とする床構造。
  2. 【請求項2】パネル体として凹凸が繰り返すデッキプレ
    ートが使用されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の床構造。
  3. 【請求項3】デッキプレートが制振鋼板から形成されて
    いることを特徴とする特許請求範囲第2項に記載の床構
    造。
  4. 【請求項4】レベル調整可能かつ下端に弾性体を有する
    支持脚を備えた木質系のパネル体をコンクリートスラブ
    等の床基盤上に所定間隔をあけて敷き詰め、これらパネ
    ル体の上に捨張材及び仕上材を貼付した床構造におい
    て、 仕上材の一端側に上がり框を設け、 この上がり框に通気手段を設けて床下空気と室内空気と
    の流通を図るように構成した床構造。
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JPS63272853A JPS63272853A (ja) 1988-11-10
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JPS5153753A (ja) * 1974-11-05 1976-05-12 Kajima Corp Yukashitaonpudanbosochi
JPS5429533U (ja) * 1977-07-31 1979-02-26
JPS59187967A (ja) * 1983-03-23 1984-10-25 株式会社ブリヂストン 遮音性二重床構造

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