JP3422729B2 - 建物の遮音構造 - Google Patents

建物の遮音構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の上階から下
階への音の伝播を抑止するための建物の遮音構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の上階から下階への音の伝播
を抑止する手段として、例えば実公平4−48245号
公報に示される遮音部材が知られている。この部材は、
上方に開口する容器部材の内部にマット状の吸音材が充
填されてなり、床材の下方で根太同士の間に嵌め込まれ
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に示される吸
音部材を設置するだけでは、得られる吸音効果に限りが
ある。特に、上階の床衝撃によって発生した音は、それ
が軽微なものでも下階には伝わりやすく、その遮音を効
果的に行うことが快適性向上のための重要な課題となっ
ている。
【0004】本発明は、かかる課題を合理的な構造によ
って解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、天井の上方に梁が設けられ、
この梁の上に当該梁と交差する複数本の根太が設けら
れ、これらの根太の上に床材が敷設される建物の遮音を
行うための構造であって、上方に開口する容器部材内に
吸音材を充填した吸音部材を前記根太同士の間に嵌め込
み、これら吸音部材の上に、内部に防振材が挟み込まれ
た制振合板を敷設し、この制振合板上に少なくとも表面
が軟性発泡樹脂で構成された網状吸音体を配設して、そ
の上に前記床材を敷設したものである。
【0006】この構成によれば、上階(床材もしくはこ
れよりも上方)で発生した音は、網状吸音体、制振合
板、及び根太間の吸音部材からなる多層遮音構造によっ
て効果的に吸収され、この音が下階に伝わることが確実
に抑止される。
【0007】ここで、前記網状吸音体は、制振合板と床
材との間に介在させるようにしているので、この網状吸
音体を前記制振合板に対する床材の滑りを抑止する滑り
止め部材としても有効に機能させることが可能となって
いる。すなわち、根太間吸音部材は上方に開口する容器
部材内に柔らかい吸音材を充填した構造であるため、も
し仮に、前記根太間吸音部材の上に直接前記網状吸音体
を配置したとすると、この網状吸音体の設置状態が不安
定となり、その遮音機能及び滑り止め機能を有効に発揮
させることが困難となるが、本発明にかかる構造では、
前記根太間吸音部材の上にまず制振合板を設置し、この
制振合板の平坦かつ比較的硬質な上面上に網状吸音体を
配することにより、網状吸音体の吸音効果を有効に発揮
させることが可能となっている。
【0008】すなわち、本発明では、床材の下方におい
て、根太間吸音部材、制振合板、網状吸音体をこれらの
順に積層することにより、各部材の性能を最大限に活か
す理想的な遮音構造の構築を可能にしているのである。
【0009】前記根太間吸音部材を構成する容器部材の
具体的な形状は特に問わないが、その上端に外側方に突
出する耳部を設け、この耳部に防振材を設けるととも
に、この耳部を前記根太と制振合板との間に挟み込むよ
うにすれば、床材から根太への音の伝播をより有効に抑
止することが可能になる。
【0010】また、前記梁に天井を吊設するにあたって
は、その吊設に防振材を含む複数の吊部材を用いること
により、梁から天井への音の伝播も有効に抑止でき、遮
音効果がさらに高まる。
【0011】さらに、前記天井を構成する板材を内部に
防振材が挟み込まれたもので構成することで、前記遮音
効果がより高められる。
【0012】また、前記床材が設けられる階の壁材も、
内部に防振材が挟み込まれた板材で構成することによ
り、上階から下階への音の伝播がさらに有効に抑止され
る。
【0013】前記壁材については、この壁材を当該床材
から上方に離間させることが好ましい。これにより、前
記壁材から床材への音の伝播が確実に遮断される。
【0014】この場合、前記壁材の下部に少なくとも下
端が弾性体で構成されたカバー部材を設け、その弾性体
が前記床材に接触する状態で当該カバー部材により前記
床材と壁材との隙間を覆うようにすれば、このカバー部
材による隙間の被覆で室内の見栄えを高めながら、前記
弾性体の吸音作用によって優れた遮音効果を維持でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0016】図1に示す建物は、複数本の柱10を有
し、これら柱10の中段に互いに平行な複数本の梁12
が掛け渡されている。梁12の中間部上には、これと直
交する方向(図1では奥行き方向)に延びる複数本の根
太14が組まれ、梁12の両端部上には際根太16が組
まれており、その上方に二階用床材18が敷設されるよ
うになっている。この床材18には、フローリング、カ
ーペット、各種マット、畳、いぐさラグなど、一般に床
材として用いられている種々の部材が適用可能である。
【0017】本発明にかかる遮音構造は、前記床材18
と前記根太14及び際根太16との間に構築されてい
る。この構造は、図2及び図3にも示すような根太間吸
音部材20と、制振合板30と、網状吸音体28とを備
えている。
【0018】各根太間吸音部材20は、上方に開口する
断面略コ字状の容器部材22を備えている。この容器部
材22は、図例では前後に開放された形状となっている
が、内部空間を四方から囲む完全な容器状であってもよ
い。容器部材22の材質は、比較的弾性変形しやすいも
のがより好ましく、ポリ塩化ビニルをはじめとする合成
樹脂が好適である。
【0019】この容器部材22の内部には、マット状の
吸音材24が充填されている。この吸音材24は、それ
自体で吸音機能をもつものであればよく、グラスウール
をはじめとする繊維材料やポリエチレンテレフタレート
をはじめとする合成樹脂材料、あるいはこれらを適宜積
層した複合材料などが好適である。
【0020】この根太間吸音部材20は、その全体が根
太14同士の間や根太14と際根太16との間に上から
嵌め込み可能な大きさを有しており、その嵌め込み状態
で、各根太間吸音部材20が下方から梁12により支持
されている。
【0021】前記容器部材22の左右両端(上端)で
は、この容器部材22と一体に前後に延びる耳部22a
が左右両外側に突出しており、この耳部22aが根太1
4や際根太16の上に載った状態で各根太間吸音部材2
0の設置がなされている。
【0022】この実施の形態では、耳部22aの裏面に
軟質合成樹脂やゴムなどからなる防振材26が貼着さ
れ、この防振材26が根太14や際根太16の上面に接
触した状態となっている。この防振材26は、耳部22
aの表面(上面)に貼着してもよく、さらに、表裏両面
に貼着すればより効果的となる。
【0023】ただし、容器部材22の形状は、上方に開
口していてその内部に吸音材24を充填できる形状であ
ればよく、その範囲で適宜設計可能である。例えば、耳
部22aも適宜省略が可能である。
【0024】制振合板30は、上面板31と下面板32
との間にゴム等の防振材料からなる防振シート34が挟
み込まれたものであり、例えばプレス成形によって容易
に製造が可能である。この制振合板30は、各根太間吸
音部材20の上に載置されている。すなわち、各根太間
吸音部材20の耳部22aが根太14,16と制振合板
30との間に挟み込まれるように施工されている。
【0025】この制振合板30の具体的な構造も特に問
わず、少なくとも前記防振シート34等の防振材を含有
するものであればよい。例えば、図4に示すように、防
振シート34の上下面にポリエチレンやポリエチレンテ
レフタレート等からなる不織布36を配し、これら不織
布36と上面板31及び下面板32とを接着剤(例えば
特殊変性ビニル共重合樹脂)38で接着するようにして
もよい。
【0026】防振シート34の具体的な材質や構造も特
に問わず、振動吸収機能をもつ弾性体もしくは粘弾性体
からなるもの等が好ましい。具体的には、再生ゴムに無
機充填材を添加した混合物をシート状に圧延し、裏面に
不織布を貼り合わせたものなどが好適である。
【0027】網状吸音体28は、図5に示すようなネッ
ト状をなし、前記制振合板30と床材18との間に介在
している。すなわち、制振合板30の上にまず網状吸音
体28が配され、その上に床材18が設置されている。
【0028】網状吸音体28は、少なくともその表面が
軟質発泡樹脂またはゴムで構成された網状をなすもので
あればよく、具体的には、5〜10mm程度の網目を形成す
る芯糸(例えばポリエステル製ネット)を発泡アクリル
樹脂で被覆したものなどが好適である。
【0029】この実施の形態にかかる壁材(一階壁材及
び二階壁材)40は、前記制振合板30と同様の構成を
有している。すなわち、図3に示すように内壁材41と
外壁材42との間にゴムなどからなる防振シート44を
挟み込んだ板材で構成されている。これらの壁材40
は、柱10との間に下地11を挟み込んだ状態で当該柱
10の内側に施工されている。
【0030】図3に示すように、二階壁材40は、その
下端と床材18との間に空隙46が確保される位置に配
せられている。すなわち、二階壁材40は床材18から
上方に離間している。
【0031】この二階壁材40には、その下縁部に沿っ
てカバー部材48が固定されている。このカバー部材4
8の下端は、撓み変形可能な弾性材(例えば軟質合成樹
脂やゴム)からなる舌片48aとされ、この舌片48a
が前記床材18の上面に接触するようにカバー部材48
が配せられることにより、このカバー部材48が前記空
隙46を室内側から覆う状態となっている。
【0032】前記梁12の下方の一階天井70は、互い
に平行に配せられた複数本の野縁72と、この野縁72
と直交するように当該野縁72上に組まれた野縁受け7
4とを備え、この野縁受け74が複数本の吊部材60を
介して前記梁12に連結されている。すなわち、梁12
に吊部材60を介して一階天井70が吊設されている。
【0033】各吊部材60は、図6(a)(b)に示す
ように、縦方向に延びる本体61と、その上端に連結さ
れる上側取付部材62と、下側取付部材64とを有して
いる。本体61の上端にはねじ孔61aが形成され、上
側取付部材62の下端には前記ねじ孔61aと螺合する
ねじ軸62aが形成されており、その螺合によって本体
61と上側取付部材62とが結合されるとともに、これ
ら本体61と上側取付部材62との相対回転によって吊
部材60全長の調節が可能となっている。
【0034】上側取付部材62には、これを厚さ方向に
貫通するボルト挿通孔が設けられ、このボルト挿通孔に
挿通される複数本のボルト63によって上側取付部材6
2が梁12の側面に固定されるようになっている。
【0035】本体61は、合成樹脂などの比較的柔軟な
材料で形成されている。その下半部には中空状の枠部6
1bが形成され、この枠部61bの底壁を貫通する状態
で前記下側取付部材64が相対的に上下動可能となるよ
うに取付けられている。この下側取付部材64の上端に
は他の部分よりも断面積の大きい頭部64aが形成さ
れ、この頭部64aと前記枠部61bの底壁との間にゴ
ムなどからなるブロック状の防振材65が挟み込まれて
いる。
【0036】下側取付部材64の下端にはボルト挿通孔
が設けられており、同挿通孔に挿通される複数本のボル
ト66によって下側取付部材64が野縁受け74の側面
に固定されている。
【0037】なお、本発明において吊部材60への防振
材65の組み込み形態は特に問わない。また、上記ゴム
等の固体に限らず、油などの流体防振材が充填されたも
のであってもよい。
【0038】図7に示すように、前記野縁72の下面に
は水平な天井板76が固定されている。この天井板76
も、前記制振合板30と同様のもの、すなわち、下面板
77と上面板78との間にゴム等からなる防振シート7
9が挟み込まれた板材により構成されている。
【0039】なお、前記防振シート79は、施工前に予
め両板77,78の間に挟み込んでおいてこれらを一体
にした状態で施工現場に搬入するようにしてもよいし、
施工現場で両板77,78間に防振シート79を挟み込
むようにしてもよい。これは、前記制振合板30や壁材
40の防振シート34,44についても同様である。
【0040】以上説明した構造によれば、次のような作
用効果を得ることができる。
【0041】 床材18の下方に、網状吸音体28、
制振合板30、及び根太間吸音部材20からなる多層遮
音構造が構築されているので、床材18上で発生した音
が下階に伝わることが確実に抑止される。
【0042】 前記網状吸音体28が制振合板30と
床材18との間に介在しており、しかも当該網状吸音体
28の表面が発泡合成樹脂やゴムによって構成されてい
るので、前記制振合板30に対する床材18の滑りを網
状吸音体28によって有効に防ぐことができる。
【0043】 制振合板30上に網状吸音体28を配
しているので、この網状吸音体28を安定した状態で設
置することができ、これによって網状吸音体28の遮音
及び滑り止め機能を有効に発揮させることが可能となっ
ている。すなわち、根太間吸音部材20は上方に開口す
る容器部材22内に柔らかい吸音材24を充填した構造
であるため、もし、これら根太間吸音部材20の上に前
記網状吸音体28を直接配置するとなると、網状吸音体
28の設置状態が不安定となり、その機能を有効に発揮
させることが困難となるが、図示のように根太間吸音部
材20上にまず制振合板30を設置し、この制振合板3
0の平坦かつ比較的硬質な上面の上に網状吸音体28を
配する積層構造を採用することにより、各部材の吸音性
能を最大限に活かすことができるのである。
【0044】 前記根太間吸音部材20の容器部材2
2に耳部22aを設け、この耳部22aの裏面に防振材
26を設けた上で、その耳部22aを根太14,16と
制振合板30との間に挟み込むようにしているので、床
材18から根太14,16への音の伝播も有効に抑止で
きる。この効果は、例えば耳部22aの上面に防振材2
6を設けた場合にも同様に奏し得る。
【0045】 梁12に一階天井70を吊設するにあ
たり、防振材65を含む複数の吊部材61を用いたり、
天井板76を制振合板で構成したりしているので、梁1
2から天井70を通じての下階への音の伝播も有効に抑
止できる。
【0046】 二階壁材40を床材18から上方に離
間させて空隙46を確保しているので、壁材40から床
材18への音の伝播を確実に遮断することができる。し
かも、壁材40の下部にカバー部材48を設け、その弾
性体からなる舌片48aが床材18に接触する状態でカ
バー部材48により床材18と壁材40との間の空隙4
6を覆うようにしているので、当該空隙46の被覆によ
って室内の見栄えを高めながら、前記舌片48a自体の
吸音作用や、壁材40の防振シート44がもつ吸音作用
によって優れた遮音効果を維持できる。
【0047】なお、この実施の形態では一階と二階との
間の遮音構造について示したが、本発明はこれに限ら
ず、二階と三階との間や、三階と四階との間など、上下
階の間での遮音に広く適用できるものである。
【0048】
【実施例】前記図1に示した本件実施例構造をもつ住宅
と、遮音設備を持たない在来の木造住宅とについて、二
階床衝撃音の一階への伝播実験を行った。その結果を図
8に示す。なお、同図に示す各遮音レベルL−30,L−3
5,L−40,…の具体的内容は次の表1に示すとおりであ
り、かかるレベルは日本建築学会により定められたもの
である。
【0049】
【表1】 前記図8に示されるように、本件実施例構造を採用する
ことにより、日常耳にする音の周波数領域全域にわたっ
て遮音性能を15〜30dBもアップすることが確認で
きた。従って、本発明にかかる遮音構造によれば、住宅
の快適性の向上に大きく寄与できることになる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数本の根太の
上に床材が敷設される建物において、前記根太同士の間
に嵌め込まれる根太間吸音部材と、防振材を含む制振合
板と、網状吸音体とを下から順に積層し、その上に前記
床材を設置したものであるので、これら根太間吸音部
材、制振合板、及び網状吸音体のもつ防振機能、吸音性
能を最大限活かして高い遮音効果を得ることができると
ともに、前記網状吸音体による制振合板に対する床材の
滑り止め機能も有効に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる建物の断面正面図
である。
【図2】前記建物の根太間に根太間吸音部材を施工する
様子を示す斜視図である。
【図3】前記建物の二階床材と壁材との境界近傍部分を
示す断面正面図である。
【図4】前記根太間吸音部材上に設けられる制振合板の
構造例を示す断面図である。
【図5】前記制振合板とその上に設置される網状吸音体
及び床材を示す断面斜視図である。
【図6】(a)は前記建物の梁と天井との間に配せられ
る吊部材の正面図、(b)は同吊部材の側面図である。
【図7】前記建物の天井板と一階壁材との境界近傍部分
を示す断面正面図である。
【図8】本件実施例構造と従来構造とにおける床衝撃音
の遮断性能実験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
12 梁 14 根太 16 際根太(根太) 18 床材 20 根太間吸音部材 22 容器部材 22a 耳部 24 吸音材 26 耳部に設けられる防振材 28 網状吸音体 30 制振合板 34 防振シート(防振材) 40 壁材 44 防振シート(防振材) 46 床材と壁材との間の空隙 48 カバー部材 48a 舌片(弾性体) 60 吊部材 65 防振材 70 一階天井 76 天井板 79 防振シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/43 E04B 1/62 - 1/99

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井の上方に梁が設けられ、この梁の上
    に当該梁と交差する複数本の根太が設けられ、これらの
    根太の上に床材が敷設される建物の遮音構造であって、
    上方に開口する容器部材内に吸音材を充填した吸音部材
    を前記根太同士の間に嵌め込み、これらの根太間吸音部
    材の上に、内部に防振材が挟み込まれた制振合板を敷設
    し、この制振合板上に少なくとも表面が軟性発泡樹脂ま
    たはゴムで構成された網状吸音体を配設して、その上に
    前記床材を敷設したことを特徴とする建物の遮音構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物の遮音構造におい
    て、前記根太間吸音部材を構成する容器部材の上端に外
    側方に突出する耳部を設け、この耳部に防振材を設ける
    とともに、この耳部を前記根太と制振合板との間に挟み
    込んだことを特徴とする建物の遮音構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の建物の遮音構造
    において、前記梁に、防振材を含む複数の吊部材を介し
    て天井を吊設したことを特徴とする建物の遮音構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建物の遮音構造におい
    て、前記天井を構成する板材を内部に防振材が挟み込ま
    れたもので構成したことを特徴とする建物の遮音構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物の
    遮音構造において、前記床材が設けられる階の壁材を内
    部に防振材が挟み込まれた板材で構成したことを特徴と
    する建物の遮音構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の建物の
    遮音構造において、前記床材が設けられる階の壁材を当
    該床材から上方に離間させたことを特徴とする建物の遮
    音構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の建物の遮音構造におい
    て、前記壁材の下部に少なくとも下端が弾性体で構成さ
    れたカバー部材を設け、その弾性体が前記床材に接触す
    る状態で当該カバー部材により前記床材と壁材との隙間
    を覆ったことを特徴とする建物の遮音構造。
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