JPH1122779A - 免震装置 - Google Patents
免震装置Info
- Publication number
- JPH1122779A JPH1122779A JP17595297A JP17595297A JPH1122779A JP H1122779 A JPH1122779 A JP H1122779A JP 17595297 A JP17595297 A JP 17595297A JP 17595297 A JP17595297 A JP 17595297A JP H1122779 A JPH1122779 A JP H1122779A
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- JP
- Japan
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- rail
- ball bearing
- isolation device
- seismic isolation
- base isolation
- Prior art date
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- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
を有し、震動時に免震物の水平を保持し、又、免震物の
重量が大幅に変っても固有周期を一定に保てる免震装置
を提供する。 【解決手段】 下面板2に固定され側面にボールベアリ
ング用の溝6を有し、中央が低く両端が高い曲率半径R
をもったXレール1と、そのXレール1の上方で上面板
4に固定されXレールに対し直交する方向で側面ボール
ベアリング用の溝を有し、中央が高く両端が低い円弧状
のYレールと、上部8と下部9に分割されていて、それ
ぞれがXレール1とYレール3を挾み、又、これら上部
8、下部9とXレール1、Yレール3との間にはボール
ベアリング1と及びボールベアリング又はローラー15
を配し、かつ上部と下部が震動時に水平維持可能に結合
されてなる連結ブロックとを備えた免震装置である。
Description
護するための免震装置に関するものである。
22は、基礎21に固定され、その開口部23に構造体
の染24の一部が貫通している(特公平4−65193
号参照)。このような装置は本発明の引抜力の強い、連
結ブロックとしては適さない。又、免震物の全重量物は
設計時に評価した被免震体の重量より極端に軽くなった
場合、地震の卓越した周期成分に近い周期設定となり共
振する可能性がある。逆に被免震体の重量が重くなる
と、設計時に評価した許容変位ではストローク不足とな
る可能性が高いといった問題点がある。
を改善して構造物の重量に耐えられ、かつ強い引抜き力
並びに水平維持能力を有する連結ブロックを備えた免震
装置及び免震物の重量が大幅に変わっても固有周期を一
定に保てる免震装置を提供するものである。
の本発明の構成は、下面板に固定され側面にボールベア
リング用の溝を有し中央が低く両端が高い円弧状のXレ
ールと、前記Xレールの上方で上面板に固定され前記X
レールに対し直交する方向で側面ボールベアリング用の
溝を有し中央が高く両端が低い円弧状のYレールと、上
部と下部に分割されていて下部はXレールを挾みその内
側側面に前記溝に嵌合するボールベアリングを配し、
又、天面にベールベアリング又はローラを配し、上部は
Yレールを挾み、その内側側面に前記Yレールの溝に嵌
合するボールベアリングを配し、又、底面にボールベア
リング又はローラを配してなり、かつ上部と下部が震動
時に水平維持可能に維持されてなる連結ブロックを備え
たことを特徴とする免震装置である。上記連結ブロック
は上部と下部をばね又はゴム等の弾性体にて連結する
か、上部を球凹面とし、下部を球凸面として連結したも
のである。Xレール及びYレール側面に配するボールベ
アリングは2列以上あった方が引抜き力に耐える力が強
くなる。
下記式からなるものがよい。
径 T:設定する周期 G:重力加速度 上記式により免震物の重量に関係なく長周期の設定が可
能である。
ると、図1は平常時の円弧状のXレール1に連結ブロッ
ク5が係合した相対位置を示す側面図である。
径 T:設定する周期 G:重力加速度 なる式により長周期が得られるので免震物はXレール1
に沿って移動する。図中2はXレール1を取付ける下面
板、4はYレール3を取付ける上面板である。5は連結
ブロックで、6はXレール1のボールベアリング溝であ
る。この溝は1列で示してあるが、2列以上あるとなお
良い。
ブロック5が係合した相対位置を示す側面図である。Y
レール3の曲率は上記Xレール1と同一であるので長周
期が得られ免震物はYレール3に沿って移動する。図
中、7はYレール3のボールベアリング溝である。
図3は上部8と下部9の間にばね10を介在させたも
の、図4は同じくゴム(弾性体)11を介在させたも
の、図5は下部9に球面12を設け、上部8にそれに対
応する凹面13を設けて、これらを周縁にクリアランス
を設けて対設したものである。したがって、いずれの場
合でも、X,Yレールの円弧状面に沿って免震物が移動
して傾きが生じても、連結部の中間のばね、ゴム、球面
がその傾きを調節して水平維持する。そしてXレール1
とYレール3の側面と連結部の内側との間に1列又は複
数列のボールベアリングを配したので強い引抜き力を有
し、免震物の重量が大幅に変わっても固有周期を一定に
保てる免震装置である。
基づいてさらに説明する。
アリング溝6を有するXレール1が連結ブロック5の下
部9によって挾まれ、又、上面板4に固定されたYレー
ル3は連結ブロック5の上部8によって挾まれ、上部8
と下部9とは後述する手段によって結合されている。図
2はYレール3の側面図で、Yレール3は上面板4に固
定され、側面にボールベアリング溝7が形成されてい
る。Xレール1とYレール3とは前述の式に基づく曲率
Rをもっている。
を示すもので、連結ブロック5の下部9がXレール1を
挾むように結合して、Yレール3は上部8と結合してい
る状態を示している。Yレール3側にはボールベアリン
グ14とボールベアリング又はローラー15を介して連
結ブロック5の上部8と結合している状態を示してい
る。Xレール1と連結ブロック5の下部9との結合も、
このYレール3と連結ブロック5の上部8との係合状態
と直角方向で対称となっている。ボールベアリング14
は図の例では一列であるが強い引抜き力を有し、ボール
ベアリング14の列を複数列にすれば、より強い引抜き
力を有する。ボールベアリング又はローラー15は連結
ブロック5とXレール1およびYレール3との相対移動
に資する。連結ブロック5の上部8と下部9との間に
は、図3ではばね10、図4ではゴム(弾性体)11を
介挿し、又、図5では下部9の中央部を球面12とし、
上部8の対応する部分を凹面13とし、両者を周縁にク
リアランス16をもって、ボルト17とナット18で対
接している。図3、図4において19は上部フランジ、
20は下部フランジで両者をボルト17、ナット18を
もって連結している。図3ないし図5のいずれの場合
も、震動時に免震物がXレール、Yレールの円弧面に沿
って移動しても、その傾きはばねやゴムの弾性又球面の
傾きによって補正され、免震物を水平に移動させること
ができる。
ルと係合する連結ブロックにばね、ゴム等の弾性体及び
球面を配して震動時でも免震物を水平維持し、連結ブロ
ックの側面に1列又は複数列のボールベアリングを配し
たので強い引抜き力を有することができる。又、X,Y
レールの曲率は R=〔T/(2π)〕2G ただし、R:基礎レールおよび被免震体レールの曲率半
径 T:設定する周期 G:重力加速度 にすることにより免震物の重量が大幅に変わっても設計
時の固有周期に関係なく常に長周期の設定が可能であ
る。
クに係合し、曲線Yレールが連結ブロックに係合してい
る側面図。
クに係合し、曲線Xレールが連結ブロックに係合してい
る側面図。
ばねを配した側面図。
ゴム(弾性体)を配した側面図。
を球面接合した状態の断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 下面板に固定され側面にボールベアリン
グ用の溝を有し中央が低く両端が高い円弧状のXレール
と、前記Xレールの上方で上面板に固定され前記Xレー
ルに対し直交する方向で側面ボールベアリング用の溝を
有し中央が高く両端が低い円弧状のYレールと、上部と
下部に分割されていて、下部はXレールを挾みその内側
側面に前記Xレールの溝に嵌合するボールベアリングを
配し、又、天面にボールベアリング又はローラを配し、
上部はYレールを挾み、その内側の側面にボールベアリ
ングを配し、又、底面にボールベアリング又はローラを
配してなり、かつ上部と下部が震動時に水平維持可能に
結合されてなる連結ブロックとを備えたことを特徴とす
る免震装置。 - 【請求項2】 連結ブロックが上部と下部をばね又はゴ
ムの弾性体にて連結している請求項1記載の免震装置。 - 【請求項3】 連結ブロックが上部を球凹面とし、下部
を球凸面として連結している請求項1記載の免震装置。 - 【請求項4】 Xレール及びYレールの内側面のボール
ベアリングを2列以上配した請求項1〜3記載の免震装
置。 - 【請求項5】 XレールとYレールの円弧状の曲率半径
が下記式からなる請求項1〜3のいずれかに記載の免震
装置。 R=〔T/(2π)〕2G ただし、R:基礎レールおよび被免震体レールの曲率半
径 T:設定する周期 G:重力加速度
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17595297A JPH1122779A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17595297A JPH1122779A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122779A true JPH1122779A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16005130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17595297A Pending JPH1122779A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1122779A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003287079A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Takenaka Komuten Co Ltd | 負の剛性装置とこれを使用した建築構造物 |
KR101850745B1 (ko) * | 2018-02-06 | 2018-04-23 | (주)다우텍 | 스프링의 장력 조절이 가능한 3차원 면진 장치 |
KR101854412B1 (ko) * | 2018-02-08 | 2018-05-04 | (주)다우텍 | 방진고무가 구비되는 3차원 면진 장치 |
CN117001610A (zh) * | 2023-09-27 | 2023-11-07 | 泰州市德邦机电科技有限公司 | 一种六自由度运动平台 |
WO2024068700A1 (en) | 2022-09-29 | 2024-04-04 | Basf Se | Improving adhesion of fibre materials in rubber composites |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP17595297A patent/JPH1122779A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003287079A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Takenaka Komuten Co Ltd | 負の剛性装置とこれを使用した建築構造物 |
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WO2024068700A1 (en) | 2022-09-29 | 2024-04-04 | Basf Se | Improving adhesion of fibre materials in rubber composites |
CN117001610A (zh) * | 2023-09-27 | 2023-11-07 | 泰州市德邦机电科技有限公司 | 一种六自由度运动平台 |
CN117001610B (zh) * | 2023-09-27 | 2023-12-08 | 泰州市德邦机电科技有限公司 | 一种六自由度运动平台 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060110 |