JP2000055117A - 免振装置 - Google Patents
免振装置Info
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
がり支承部材と、水平方向の相対変位に対して減衰力を
与える摩擦ダンパーとを備える免振装置の可及的な小型
化、及び設置作業の軽減化が図れるとともに、設置スペ
ースを縮小でき、一般住宅にも適用可能な免振装置を提
供する。 【解決手段】 免振対象物12と下部構造物14との対
向面間に設けられた支持部材と転がり支承部材32とで
転がり支承機構を構成して免振対象物12を下部構造物
14上に剛に近い状態で支持する。転がり支承機構の外
側部を取り囲んでリング状の摩擦材24とこれを押圧付
勢する皿ばね体16とを設け、対向面に設けられた滑り
板26に摩擦材24を圧接させて摩擦ダンパ機構を構成
し、転がり支承機構と摩擦ダンパ機構とを一体化させた
免振装置とする。皿ばね体16はその弾発力の変動が小
さい非線形ばね領域内で使用する。
Description
下方の下部構造物との間に介在される免振装置に係わ
り、特に、免振対象物を転がり支承部材で支持して水平
方向振動の長周期化を図るとともに、水平方向の移動に
対して摩擦ダンパーで減衰抵抗力を付与するようにした
免振装置に関する。
物の振動を免振する装置として、免振対象の上部構造物
とその下方の下部構造物との間に積層ゴムアイソレータ
を介在させて、それらの相対的な水平変位を許容吸収す
るようにしたものが知られている。ここで、上記積層ゴ
ムアイソレータは薄いゴムシートと鋼板とを交互に積み
重ねて形成したもので、負担荷重に対する鉛直方向変形
が極小さくて耐荷重性能に優れる一方、水平方向への弾
性変形性能に富み、しかも十分な弾性復元力を有する。
構造物へのダメージは、その震動周期が短い方が大きく
なるため、被害を小さくするには、建物の固有振動を長
周期化することが望ましい。
周期は基本的には次式で表される。 T(振動周期)=2π・(m/k)1/2
量mとばね定数kとによって定まり、よって免振対象の
上部構造物の重量を重くし、積層ゴムアイソレータの水
平方向のバネ定数を小さく設定する程、当該上部構造物
の固有振動は長周期化する。
部構造物の荷重を支承するものであるから、そのゴムシ
ートの材質をむやみに柔らかくしてしまうと耐荷重性能
が確保できなくなってしまう。これ故、積層ゴムアイソ
レータの水平方向のバネ定数を小さく設定するには、そ
の負担荷重との関係において制約がある。
化するにしても、その重量は建物の構造形式によってほ
ぼ定まり、かつ構築コストを考えればむやみに重くする
こともできない。そればかりか、重量を増やせば上記バ
ネ定数も高く設定する必要が生じてしまう。
は、上部構造物の固有振動を長周期化させるのに限界が
あり、所望する値まで長周期化させるのが困難であっ
た。特に、一般住宅ではその上部構造物の重量はビル構
造物の場合に比して非常に軽量なものとなるので、当該
積層ゴムアイソレータは一般住宅用の免振装置としては
不向きなものであった。
て、上部構造物と下部構造物との間に多数の小球からな
る転がり支承部材を介在させることが考えられている。
即ち、上部構造物の荷重を転がり支承部材を介して下部
構造物に伝えるようにすれば、上部構造物と下部構造物
との相対移動に対し、水平面内のあらゆる方向への変位
を許容して高い自由度を付与でき、しかもその相対移動
に伴う摩擦力を極めて小さくすることができるので、上
部構造物の振動周期の可及的な長周期化が図れる。
えば実公平3−29674号公報に開示されたものが公
知になっている。
ては、免振方向の自由度が大きく固有振動周期を極長周
期化できるという点で極めて有効である反面、制動機能
を殆ど有していないので、免振装置として採用するにあ
たっては、上部構造物と下部構造物との相対移動に抵抗
を加えて減衰させるダンパー機構を別途に設ける必要が
あり、そのダンパ機構としては、摩擦ダンパの採用が検
討されている。
に敷設された滑り板と、バネ材の弾発力によって所定の
押圧力で上記滑り板に圧接されるとともに上部構造物と
一体となって水平方向に摺動する摩擦材とを有するもの
で、地震等によって上部構造物と下部構造物との間に摩
擦材と滑り板との静摩擦力以上の水平力が作用して、そ
れらに相対移動が生じた場合にのみダンパとして機能
し、その際の摩擦力は摩擦材と滑り板との間の摩擦係数
及び摩擦材を滑り板に圧接させている押圧力とによって
定まり、ダンパとしての減衰力は上記摩擦係数と押圧力
とを任意に設定することで適切な値に調整し得る。
如く転がり支承部材と摩擦ダンパーとを個別に並設して
免振装置を構成するようにすると、それら転がり支承部
材と摩擦ダンパーとを個々に設置するのに手間がかか
り、またそれらの設置スペースを広く確保しなければな
らず、当該設置スペースの面で制約も生じ、特に一般住
宅には適用が困難になるといった問題がある。
たものであり、その目的は、免振対象物の固有振動の長
周期化が図れる転がり支承部材と、水平方向の相対変位
に対して減衰力を与える摩擦ダンパーとを備える免振装
置の可及的な小型化、及び設置作業の軽減化が図れると
ともに、設置スペースを縮小でき、一般住宅にも適用可
能な免振装置を提供することにある。
めにこの出願の請求項1に係る発明では、免振対象物と
その下方の下部構造物との対向面間に介在される免振装
置を、該対向面の一方に設けられる滑り板と、該対向面
の他方に基端部が取り付けられて先端部が該滑り板に向
けて突出する支持部材と、該支持部材の先端部と該滑り
板との間に介在されて該免振対象物の荷重を該下部構造
物に伝える多数の小球からなる転がり支承部材と、該転
がり支承部材の外周囲に設けられて該滑り板に摺接する
リング状の摩擦材と、該支持部材に反力を得て前記摩擦
材を前記滑り板に向けて押圧付勢する付勢手段とを備え
る構成とした。
持して下部構造体に伝える転がり支承部材と支持部材と
からなる転がり支承機構の外周側に、これらを取り囲む
ようにして、リング状の摩擦材とその付勢手段とからな
る摩擦ダンパ機構を配し、これら転がり支承機構と摩擦
ダンパー機構とを一体化させたので、装置全体を可及的
にコンパクトに形成でき、設置スペースの縮小化が図
れ、狭いスペースにも付設することが可能になると共
に、転がり支承機構と摩擦ダンパ機構とを同時に設置で
き、付設作業が簡易に行えるようになる。
材と支持部材とからなる転がり支承機構を介して下部構
造物に剛に支持するため、摩擦ダンパ機構の摩擦材の付
勢力に免振対象物の重量が悪影響を及ぼすことがなく、
もって当該付勢力を常に所望の値に維持し得、このた
め、当該付勢力及び摩擦材と滑り板との間の摩擦係数を
適宜任意に設定することで、摩擦ダンパーによる減衰力
を適切な値に容易に調節して維持することができる。
造体の重量を直接的に支える必要がなく、摩擦材に所望
の摩擦力を生じさせる程度の剛性を有していれば良いか
ら、小型かつ廉価に形成できる。
有振動周期に関与しないから、軽量な一般住宅にも充分
に適用し得るものとなる。
には皿ばねを用い、該皿ばねによる押圧付勢力は、撓み
量変動に対する弾発力の変動が小さい該皿ばねの非線形
ばね領域内に設定するようにしたので、種々の原因によ
って皿ばねの変形量が上記非線形ばね領域内で変化した
場合にあっても、摩擦部材の押圧付勢力の変動はきわめ
て小さく、摩擦減衰力生成部で発生される摩擦抵抗力を
略一定に維持することができ、振動減衰力の変動が防止
されてエネルギー吸収能力の安定性が大幅に改善され、
もって免振性能の向上が図れる。
物と下部構造物との間に、それらの水平方向の相対位置
を基準位置に復帰させる復元手段を設けたので、免振対
象物と下部構造物との相対位置を、初期の基準位置に自
動的に復帰させて保持することができる。
に、前記復元手段には弾性体を用いることができ、この
弾性体には免振対象物の荷重を負担させない、あるいは
その負担荷重を小さくすることにより、該弾性体の水平
方向の弾性係数を可及的に小さく設定できる。このた
め、このような弾性体を介在させることにより免振対象
物が振動系を構成するようになっても、その免振対象物
の固有振動の周期を十分に長周期化させることができ
る。
の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細
に説明する。
構成を示す側断面図である。図示するように免振装置1
0は、免振対象物である建物の上部構造物12と、下部
構造物である基礎構造物14との対向面間に介在されて
設けられる。この免振装置10は、上部構造物12の下
面に対向する基礎構造物14の上面に敷設された滑り板
26と、上部構造物12の下面に基端部が固設されて先
端部が上記滑り板26に向けて下方向に突出する支持部
材30と、この支持部材30の先端部下面と滑り板26
との間に介在されて上部構造物12の荷重を基礎構造物
14に伝える多数の小鋼球28からなる転がり支承部材
32と、転がり支承部材32の外周囲に設けられて滑り
板26に摺接するリング状の摩擦材24と、支持部材3
0に反力を得て摩擦材24を滑り板26に向けて押圧付
勢する付勢手段としての皿ばね体16とから主になる。
されて円盤状の取付フランジ部30aに形成され、この
取付フランジ部30aがボルト等によって上部構造体1
2にゴム板などの弾性材31を介して一体的に固設され
ている。ここで、この弾性材31は、支持部材30を取
り付ける部位の上部構造物12側部分に偏荷重等に起因
した撓み変形が生じた場合にも、この撓み変形を吸収し
て支持部材30先端に設けられる転がり支承部材32が
鉛直に滑り板26に当接するように自動的に調節させる
ためのものであり、ゴム板などの弾性材31に代えて、
球面座を採用して撓み変形を吸収させるようにすること
もできる。
の中央部には滑り板26に向けて下方に延びる円柱状の
ロッド部30bが一体形成されており、このロッド部3
0bの先端部は平坦に形成されていて、その下面と滑り
板26との間に多数の小鋼球28からなる転がり支承部
材32が介設されている。即ち、これら支持部材30と
転がり支承部材32とにより転がり支承機構が構成さ
れ、この転がり支承機構により上部構造物12の荷重を
支持して基礎構造物14に伝えるようになっている。
ロッド部30bには、中央に貫通穴を有する多数の皿ば
ね16aが挿通されるとともに、鉛直方向に積層されて
支持部材30を囲む筒状の皿ばね体16が形成されてい
る。この筒状の皿ばね体16の下端には、前記支持部材
30の下端に設けられた転がり支承部材32の鋼球28
の外側を囲むようにリング状の平板に形成された摩擦材
24が設けられている。この摩擦材24は、基礎構造体
14上面の滑り板26に、皿ばね体16の弾発力によっ
て押圧付勢されて圧接し、滑り板26との摩擦力によっ
て減衰力を生じさせるようになっており、皿ばね体16
はその上端部が支持部材30の取付フランジ部30aに
当接してこれより反力を得るようになっていて、支持部
材30と皿ばね体16と摩擦材24とによって摩擦ダン
パ34が構成されている。ここで、上記皿ばね体16に
よる押圧付勢力は、当該皿ばね体16の撓み量変動に対
する弾発力の変動が小さい非線形ばね領域内で設定され
ている。つまり、この転がり支承部材32を囲むように
設けられた摩擦材24は、上部構造物12の重量に関係
なく皿ばね体16の弾発力のみで基礎構造物14上の滑
り板26に押圧されるようになっている。また、摩擦材
24は転がり支承部材32の周囲を囲繞して、小鋼球2
8が外部に転がり出すのを防止する規制部材としての機
能の他に、滑り板26上のごみとかほこりを排除して、
転がり支承部材32の安定した性能を保持する機能も有
している。
機構とからなる基本構成の免振装置では、上部構造物1
2は基礎構造物14との間がその水平方向に関して直接
的に弾性体で繋がれておらず基本的に振動系を構成しな
い。よって上部構造物12の水平方向の固有振動の周期
は無限大となって極限まで長周期化されることになり、
その相対移動は摩擦ダンパーにより制動されて減衰され
ることになる。
ては、上部構造物12と基礎構造物14との間にはさら
に積層ゴム18が介設されており、この積層ゴム18は
地震により生じる水平方向の相対変位を初期状態の基準
位置に復帰させる復元手段としての機能を発揮するよう
になっている。そして、この積層ゴム18には上部構造
物12の荷重は負担させないか、あるいはその負担荷重
は小さくするようにしている。このため、積層ゴム18
の水平方向の弾性係数は可及的に小さく設定でき、これ
故、このような弾性体の積層ゴム18を介在させること
により上部構造物12が振動系を構成するようになって
も、その上部構造物12の固有振動の周期を十分に長周
期化させることができる。
0にあっては、上部構造物12の荷重を支持して基礎構
造物14に伝える転がり支承部材32並びに支持部材3
0とからなる転がり支承機構の外周側に、これらを取り
囲むようにして、リング状の摩擦材24とその付勢手段
の皿ばね体16とからなる摩擦ダンパ機構を配し、これ
ら転がり支承機構と摩擦ダンパ機構とを一体化させたの
で、免振装置10全体を可及的にコンパクトに形成で
き、設置スペースの縮小化が図れ、狭いスペースにも付
設することが可能になると共に、転がり支承機構と摩擦
ダンパ機構とを同時に設置でき、付設作業が簡易に行え
るようになる。
礎構造物14との間に多数の小鋼球28からなる転がり
支承部材32を介在させて、上部構造物12を基礎構造
物14に転がり支承機構を介して支持するようになって
いるので、上部構造物12の重量はそのほとんどがこの
転がり支承機構で受けられて、摩擦ダンパ34の押圧付
勢力には上部構造物12の重量が悪影響を及ぼすことが
ない。よって、当該押圧付勢力を常に所望の値に維持し
得、このため、当該付勢力及び摩擦材24と滑り板26
との間の摩擦係数を適宜任意に設定することで、摩擦ダ
ンパ34による減衰力を適切な値に容易に調節して維持
することができる。
当該皿ばね体16の弾発力の変動が小さい非線形ばね領
域内に設定して押圧付勢力を発生させるようにしたの
で、種々の原因によって皿ばね体16の変形量が上記非
線形ばね領域内で変化した場合にあっても、摩擦減衰力
生成部の摩擦材に与える押圧付勢力の変動はきわめて小
さくすることができる。これ故、摩擦減衰力生成部で発
生させる摩擦抵抗力を略一定に維持することができ、も
って振動減衰能力が変動することを防止して、これまで
難しいとされていたエネルギー吸収能力の安定性を大幅
に改善させて、建物の免振性能の向上が図れる。
とから転がり支承機構は剛性が高く、支持部材30の取
付けフランジ部30aと基礎構造物14上の滑り板26
との間の上下方向の距離は常に一定に保たれるから、摩
擦材24と滑り板26との押圧付勢力は安定し、摩擦ダ
ンパ34の摩擦力も安定して、良好な免振性能が得られ
る。
共に、転がり支承部材32の周囲を囲繞して配設したた
め、転がり支承機構部の周りにほぼ均等の摩擦減衰力が
かかり、上部構造物12と基礎構造物14との間に水平
面内のいかなる方向の相対変位力が作用しても、転がり
支承機構部に対して摩擦減衰力の偏りが生じず、安定し
た免振効果が得られると共に上部構造物12にモーメン
ト等の余分な力がかからず、建物の劣化や損傷等の発生
も可及的に防ぐことができる。
の間に積層ゴム18を介在させ、水平方向の相対位置を
基準位置に復帰させる復元手段としたので、上部構造物
12には、基礎構造体14との相対位置を常に初期状態
に保とうとする復元力が働く。即ち、振動周期を長周期
化するために、上部構造物12を転がり支承部材32で
支え、いかなる方向にも移動し易くしたが、その結果と
して上部構造物12と基礎構造物14との相対位置が一
時的に大きくずれることがあっても、基準位置に戻る復
元力を有しているため常に上下の構造物12,14の相
対位置を初期状態に保つことができる。
形態の概略構成を示す側断面図である。この第2実施形
態の免振装置40にあってもその基本構成は前述した第
1実施形態と同様であり、同一部材には同一の符号を付
して、その詳しい説明は省略し、相違する点について詳
述する。
は、支持部材30のロッド部30bの外周面にネジ部3
0cを形成し、このネジ部30cに螺合させて皿ばね体
16の反力受け部材38を設けている。従って、反力受
け部材38を回転させることによって容易に皿ばね体1
6の押圧付勢力を調整できる。なお、反力受け部材38
の固定位置を確実に保持させるためにはこれをダブルナ
ット構成にするのが望ましい。
部が引っかかるのを防止するために、その内周部には円
筒状のスリーブ42を嵌装させている。そして、このス
リーブ42の下端には径方向外方に延出されたフランジ
部42aを一体形成しており、このフランジ部42aに
摩擦材24を一体的に固定し、皿ばね体16の下端部は
そのフランジ部42aに当接させている。
を設けている。このコイルばね20は少なくとも3本以
上を放射状に配し、一端を支持部材30の取付フランジ
部30aに係止させ、他端部を基礎構造物14に立設し
た支持ポール44に係止させている。
免振装置10,40を建物に適用した例を示したが、本
発明はこれに限らず精密機器類を載置する免振台など、
免振対象物全般に適用可能である。
をケージで保持させてスラスト軸受け様に構成したもの
を採用し、ケージを支持部材30の下端に一体的に固定
するようにしても良い。
かる免振装置によれば次のような優れた効果を奏する。
は、免振対象物の荷重を支持して下部構造体に伝える、
転がり支承部材と支持部材とからなる転がり支承機構の
外周側に、これらを取り囲むようにして、リング状の摩
擦材とその付勢手段とからなる摩擦ダンパ機構を配し、
これら転がり支承機構と摩擦ダンパー機構とを一体化さ
せたので、装置全体を可及的にコンパクトに形成でき、
設置スペースの縮小化が図れ、狭いスペースにも付設す
ることが可能になると共に、転がり支承機構と摩擦ダン
パ機構とを同時に設置でき、付設作業が簡易に行えるよ
うになる。
材と支持部材とからなる転がり支承機構を介して下部構
造物に支持するとともに、摩擦ダンパ機構の摩擦材の付
勢力は支持部材に反力を得るようにしたので、摩擦材の
付勢力に免振対象物の重量が悪影響を及ぼすことがな
く、もって当該付勢力を常に所望の値に維持し得、この
ため、当該付勢力及び摩擦材と滑り板との間の摩擦係数
を適宜任意に設定することで、摩擦ダンパーによる減衰
力を適切な値に容易に調節して維持することができる。
造体の重量を支える必要がなく、摩擦材に所望の摩擦力
を生じさせる程度の剛性を有していれば良いから、小型
かつ廉価に形成できる。
有振動周期に関与しないから、軽量な一般住宅にも充分
に適用し得るものとなる。
は、前記付勢手段には皿ばねを用い、該皿ばねによる押
圧付勢力は、撓み量変動に対する弾発力の変動が小さい
該皿ばねの非線形ばね領域内に設定するようにしたの
で、種々の原因によって皿ばねの変形量が上記非線形ば
ね領域内で変化した場合にあっても、摩擦部材の押圧付
勢力の変動はきわめて小さく、摩擦減衰力生成部で発生
される摩擦抵抗力を略一定に維持することができ、振動
減衰力の変動が防止されてエネルギー吸収能力の安定性
が大幅に改善され、もって免振性能の向上が図れる。
は、前記免振対象物と下部構造物との間に、それらの水
平方向の相対位置を基準位置に復帰させる復元手段を設
けたので、免振対象物と下部構造物との相対位置を、初
期の基準位置に自動的に復帰させて保持することができ
る。
は、前記復元手段には弾性体を用い、かつ該弾性体には
免振対象物の鉛直方向の荷重を負担させないか、あるい
はその鉛直方向の負担荷重を小さくすることで、該弾性
体の水平方向の弾性係数を可及的に小さく設定でき、こ
れ故、このような弾性体を介在させることにより免振対
象物が振動系を構成するようになっても、その免振対象
物の固有振動周期を十分に長周期化させることができ
る。
構成を示す側断面図である。
構成を示す側断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 免振対象物とその下方の下部構造物との
対向面間に介在される免振装置であって、該対向面の一
方に設けられる滑り板と、該対向面の他方に基端部が取
り付けられて先端部が該滑り板に向けて突出する支持部
材と、該支持部材の先端部と該滑り板との間に介在され
て該免振対象物の荷重を該下部構造物に伝える多数の小
球からなる転がり支承部材と、該転がり支承部材の外周
囲に設けられて該滑り板に摺接するリング状の摩擦材
と、該支持部材に反力を得て前記摩擦材を前記滑り板に
向けて押圧付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とす
る免振装置。 - 【請求項2】 前記付勢手段には皿ばねを用い、該皿ば
ねによる押圧付勢力は、撓み量変動に対する弾発力の変
動が小さい該皿ばねの非線形ばね領域内に設定すること
を特徴とする請求項1記載の免振装置。 - 【請求項3】 前記免振対象物と下部構造物との間に、
それらの水平方向の相対位置を基準位置に復帰させる復
元手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のい
ずれかに記載の免振装置。 - 【請求項4】 前記復元手段が弾性体でなることを特徴
とする請求項3記載の免振装置。
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---|---|---|---|
JP22175798A JP3794830B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 免振装置 |
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---|---|---|---|
JP22175798A JP3794830B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 免振装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000055117A true JP2000055117A (ja) | 2000-02-22 |
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ID=16771739
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JP22175798A Expired - Fee Related JP3794830B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 免振装置 |
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